JP2012508537A - 移動電話通信ネットワークの基地局の構成の判定 - Google Patents

移動電話通信ネットワークの基地局の構成の判定 Download PDF

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Abstract

移動電話通信ネットワークで使用される基地局は、複数のビームを生成する送受信構成に結合されたアンテナ構成を含む。基地局をテストする方法は、送受信構成において、ビームを介して受信したテスト信号の信号強度を検出し、送受信構成で検出された信号強度を比較し及び/又は相互に関連付け、アンテナ構成及び送受信構成の構成を判定するため及び/又は欠陥を検出するために、比較及び/又は相互の関連付けの結果を使用することを有する。平均信号強度の比較は、ケーブルの欠陥及びビームの誤りを検出するために使用されてもよい。平均化されていない信号強度の相互の関連付けは、どのビームが同じ偏波を有するかを判定するために使用されてもよい。ビーム指示方向及びセクタへのアンテナの割り当ては、セルの間を移動する移動体のハンドオーバを監視することにより判定されてもよい。周波数は、周波数繰り返し方式に従ってセクタに割り当てられてもよい。

Description

本発明は、移動電話通信に関する。本発明の実施例は、移動電話通信ネットワークの基地局のテストに関し、移動電話通信ネットワークで使用される基地局の構成の判定に関する。
移動電話通信ネットワークは周知である。移動電話通信システムでは、移動ハンドセットのようなユーザ装置は、無線リンクを介して電気通信ネットワークに接続された基地局のネットワークに接続する。移動電話通信システムは、複数の世代を通じて急速な発展を経験している。アナログ変調を使用したシステムの初期の配置は、第2世代のデジタルシステムにより取って代わられ、現在では、第2世代のデジタルシステムは、UMTS及びCDMAのような第3世代のデジタルシステムにより取って代わられている。第3世代の標準は、第2世代のシステムにより提供されるものより大きいデータスループットを提供する。この傾向は、いわゆるLong Term Evolutionシステム(しばしばLTEと呼ばれる)のThird Generation Partnership Projectによる提案でも継続している。LTEシステムは、広い周波数帯域とスペクトル効率の良い変調技術とを使用し、また、容量を増加させるための空間的に異なる伝搬パスの利用(Multiple In Multiple Out)を場合によって使用することにより、依然として潜在的に大きい容量を提供する。典型的には、このようなセルラ無線システムは、移動電話通信ハンドセット又は無線端末のようなユーザ装置と、アクセスリンクと呼ばれるものでセルとして知られるカバレッジエリアに存在する多数のユーザ装置とそれぞれ潜在的に通信する複数の基地局と、各基地局とPSTNのような電気通信ネットワークとの間のバックホールとして知られる双方向接続とを有する。
典型的には、基地局は、アンテナを支持するタワーを有する。アンテナは、ケーブルにより信号プロセッサに接続される。各信号プロセッサは、無線送受信機と、他の信号処理装置とを含む。典型的には、信号プロセッサは、地上の筐体又は他の収納容器に収容される。典型的には、アンテナは、タワーの周辺の各セクタに割り当てられ、典型的には、セクタ毎に1つより多くのアンテナが提供される。例えば、セルに対応して120度の分離角で3つの対のアンテナと3つのセクタとが存在し、その結果、1つのタワーが3つのセクタをサービス提供してもよい。典型的には、複数のアンテナは同じ放射パターンを有しており、同じエリアのユーザ端末のカバレッジを提供する。基地局とユーザ端末との間で複数の無線伝搬パスの独立性を提供するために、アンテナは横並びに間隔を空けて配置されてもよく、及び/又は異なる放射信号偏波が使用されてもよい。1つの物理アンテナは2つの偏波のチャネルを提供してもよい。典型的には、基地局セクタは、異なる偏波(しばしば+45°及び-45°)を備えており、更に、空間ダイバーシチが第2の2極アンテナ(dual-polar antenna)により提供されてもよい。複数のアンテナチャネルの使用から生じるダイバーシチ利得は、無線伝搬パスにおける複数の反射信号の重ね合わせ又は相殺の差によるものである。無線伝搬パスにおける複数の反射信号は、局所的なフェージング効果を生じる。このフェージングは、空間的分離又は異なる放射偏波の使用のため、複数のアンテナチャネルと独立して変化する。時間で平均化された場合、又はユーザ端末の位置の小さい変化で平均化された場合、ユーザ端末から受信した中間の信号強度が一般的になる。基地局セクタに対するユーザの一般的な方位角及びユーザ端末に対する一般的なパスロスでは、中間の受信信号強度の何らかの差は、基地局の受信機ハードウェアの挿入損失の差によるもの、又はアンテナ利得パターンの差によるものと考えられ得る。
いくつかの以前に提案された基地局では、ダイバーシチの対(diversity pair)に接続された信号プロセッサが関連付けられる。例えば、ダイバーシチの対に接続された信号プロセッサの対は、同じ周波数で動作し、局部発振器を共有する。
移動電話通信ネットワークの一例では、3つの異なる無線周波数が基地局セルの3つのセクタに割り当てられる。ネットワークの全てのセルに適用されるこのような周波数繰り返し(frequency re-use)方式は、2つの隣接するセクタが同じ無線周波数で動作しないことを確保する。このようなネットワークは、3つの繰り返しを有するものとして記述される。単一周波数のネットワークも知られている。LTEシステムは、単一周波数のネットワークとして配置されてもよく、3つの繰り返しで配置されてもよい。
基地局の構成が正確であることが基地局の機能にとって重要である。例えば、アンテナのビーム指示方向及びアンテナの放射パターンは、正確であるべきである。ダイバーシチの対は、同じ方向を示すべきである。隣接するダイバーシチの対のビームは、所定の程度まで及び所定の位置でのみ重なるべきである。更に、ダイバーシチの対は、同じ周波数で動作する信号プロセッサの関連する対に接続されるべきである。ビーム指示方向の誤りは生じる可能性があり、或いは、これらに接続されたアンテナ又は送受信機における欠陥が存在する可能性がある。更に、基地局を構成するときに、正確にアンテナを信号プロセッサに接続することは容易ではない。アンテナは、信号プロセッサの収納容器より高いところにあり、これらを接続するケーブルは重くて扱うのが困難である。タワーの高さは、悪天候の場合には特に、ケーブルの扱いを潜在的に危険にする。不正確にケーブルをアンテナ及び信号プロセッサに接続することは容易である。従って、基地局の構成に欠陥が存在するか否かを判定するため及び/又はその構成を判定するために、少なくとも基地局をテストする必要がある。
本発明の一態様によれば、移動電話通信ネットワークで使用される基地局を構成する方法が提供され、基地局は、信号プロセッサに結合されたアンテナを含み、この方法は、
信号プロセッサにおいて、アンテナを介して受信したテスト信号の信号強度を検出し、
信号プロセッサで検出された信号強度を比較し及び/又は相互に関連付け、
アンテナの構成及び/又は信号プロセッサへのアンテナの接続の構成及び/又は構成における欠陥を判定するために、比較及び/又は相互の関連付けの結果を使用することを有する。
本発明はまた、移動電話通信ネットワークの基地局で使用されるテスト装置を提供し、基地局は、各アンテナにケーブルにより接続するための各ポートを有する複数の信号プロセッサを有し、このテスト装置は、
アンテナを介して信号プロセッサで受信したテスト信号の信号強度を検出し、
信号プロセッサで検出された信号強度を比較し及び/又は相互に関連付け、
アンテナの構成及び/又は信号プロセッサへのアンテナの接続の構成及び/又は構成における欠陥を判定するために、比較及び/又は相互の関連付けの結果を使用するように動作可能である。
信号プロセッサにより受信された信号の信号強度を比較することにより、どの信号プロセッサが同じダイバーシチの対に接続されているかを判定することが可能になる。この理由は、これらの信号が同じ信号強度を有するからである。
隣接するアンテナの放射パターンの尖点(先端)で受信した信号又はダイバーシチの対により受信された信号の信号強度を比較することにより(これらは等しくなるべきであるため)、欠陥(例えば、ビーム指示方向の誤り又はビームパターンの誤り)が存在するか否かを判定することが可能になる。
信号プロセッサで検出された信号の信号強度を相互に関連付けることにより、どの信号プロセッサが同じ偏波のチャネルに接続されているかを判定することが可能になる。
本発明の他の態様によれば、移動電話通信ネットワークで使用される基地局の構成を判定する方法が提供され、基地局は、複数のダイバーシチの対のアンテナと、各信号伝送ケーブルによりアンテナのそれぞれに接続された各ポートを有する信号プロセッサとを有し、この方法は、
a)1つの信号プロセッサにより受信されたテスト信号の信号強度を測定し、
b)他の信号プロセッサにより受信されたテスト信号の信号強度を測定し、
c)この1つのプロセッサ及び他のプロセッサにより受信された信号強度を比較し、
d)比較された信号強度が等しい場合、この1つの信号プロセッサ及び他の信号プロセッサを、ダイバーシチの対のアンテナに接続されているものとして指定することを有する方法。
本発明の他の態様は、移動電話通信ネットワークで使用される基地局の構成を判定するテスト装置を提供し、基地局は、複数のダイバーシチの対のアンテナと、各信号伝送ケーブルによりアンテナのそれぞれに接続された各ポートを有する信号プロセッサとを有し、このテスト装置は、
a)1つの信号プロセッサにより受信されたテスト信号の信号強度を測定し、
b)他の信号プロセッサにより受信されたテスト信号の信号強度を測定し、
c)この1つのプロセッサ及び他のプロセッサにより受信された信号強度を比較し、
d)比較された信号強度が等しい場合、この1つの信号プロセッサ及び他の信号プロセッサを、ダイバーシチの対のアンテナに接続されているものとして指定するように動作可能である。
従って、テスト方法及び装置は、どのようにアンテナが信号プロセッサに接続されているかをテストし、どの信号プロセッサがダイバーシチの対のアンテナに接続されているかを示す。これが分かると、本発明の一例では、接続に対するいずれかの接続が実施される。本発明の他の例では、信号プロセッサの動作周波数は、個々に調整可能である。従って、信号プロセッサがダイバーシチの対に関連付けられると、信号プロセッサの周波数は、例えばネットワークの周波数繰り返し方式に従って設定される。
ダイバーシチの対が指示される方向は分からなくてもよいため、セクタで使用される周波数は判定される必要はない。本発明の一例では、周波数は、セクタの1つを選択し、隣接する基地局の連続したセクタの動作周波数を検出し、ネットワークの周波数繰り返し計画に従ってセクタの周波数を設定することにより設定され、これにより、共通の周波数チャネルでの重複するカバレッジを最小化する。
本発明の実装では、信号強度は、所定の期間で平均化された信号強度であり、例えば、ダイバーシチの対の異なる偏波が等しい平均信号強度を生成することを可能にする。“等しい”とは、所定の許容範囲内で等しいことを意味する。平均期間及び許容範囲は、ネットワークオペレータ又は基地局の設計者による選択事項である。
移動電話通信ネットワークの基地局の概略図 本発明による装置の一例を有する基地局の例の概略ブロック図 本発明による図2の装置の動作方法の例を示すフローチャート 本発明による図2の装置の動作方法の例を示すフローチャート 本発明による図2の装置の動作方法の例を示すフローチャート 図3Cで参照される例示的な行列 図2の装置の他の動作方法を示すフローチャート 移動電話通信ネットワークでの既知の周波数繰り返し方式の例 本発明に従って基地局の周辺のセクタの周波数を設定する方法の例を示すフローチャート 本発明に従って基地局の周辺のセクタの周波数を設定する方法の例を示すフローチャート アンテナが隣接するか否かを検出する方法を示す概略図 本発明に従って送受信機の対が局部発振器を共有する装置の他の例の概略ブロック図 本発明による装置の更に他の例の1つのセクタの概略ブロック図 同じ偏波のアンテナチャネルが識別された図10の装置の動作方法を示すフローチャート 同じ偏波のアンテナチャネルが識別された図10の装置の動作方法を示すフローチャート
本発明の更なる特徴及び利点は、一例のみとして与えられる本発明の例示的な実施例の以下の説明から明らかになる。本発明の例示的な実施例の説明は、添付図面を参照して行われる。
説明を容易にするために、図1〜8の例示的な説明は、基地局が3つのセクタを有しており、各セクタが偏波ダイバーシチの対(polarisation diversity pair)を形成する2つの物理アンテナを有しており、各アンテナが固定指示方向を備えた単一の主ビームを有することを仮定する。しかし、本発明はこれに限定されず、説明するように、多数の他の構成も本発明の範囲内で可能である。
<ケーブル構成の判定>
図1を参照すると、通常の基地局の例は、3つのダイバーシチの対のアンテナ(A11,A12、A21,A22及びA31,A32)を支持する高いタワーを有する。各対のアンテナは、例えば+45°及び-45°の直交偏波で偏波される。6個のアンテナは、各ケーブルにより、地上の筐体又は他の収納容器Hに収容される装置のポートP1〜P6に接続される。各ポートは、無線送受信機と他の信号処理回路とを含む信号プロセッサに接続される。図1の基地局では、アンテナは、所定の方法でポートに接続される。例えば、ダイバーシチの対A31,A32がポートP1及びP2に接続されており、従って、この例では送受信機が同じ局部発振器を共有するため、同じ周波数で動作する信号プロセッサの対に接続されていることが予め判定される。同じ周波数は、ダイバーシチの対A31,A32に関連するセクタについてネットワークの周波数繰り返し計画に従って選択された周波数である。図2は、点線により示されたセクタのダイバーシチの対を示している。点線はまた、隣接するセルの間の境界を示している。以下に詳細に説明するように、基地局は、他の数及び構成のアンテナ及びセクタを有してもよい。
実際には、新しい基地局が設置されると、全てのアンテナが所定の方法でポートに接続されているとは限らないような、ケーブル接続における誤りが生じ得る。
図2を参照すると、基地局が移動電話通信ネットワークに新たに設置される。基地局は、ダイバーシチの対A11,A12、A21,A22及びA31,A32を有する。この例では、ダイバーシチの対は、各送受信機4のポートP1〜P6にランダムに接続される。このことは、設置者が故意に所定の計画に従ってダイバーシチの対をポートに接続することを試みないという意味で、又は計画に従って接続しようとしたが誤っているという意味で行われてもよい。送受信機4は、信号プロセッサ及び他の処理回路を有し、通常通りに、プロセッサにより受信された信号の強度を示す信号RSSIを生成する。RSSIは、受信信号強度インジケータ(Received Signal Strength Indicator)を意味する。この例での各送受信機は、他の送受信機と独立している。例えば、どれも局部発振器を共有しない。各送受信機は独立して調整可能である。
送受信機は、送受信機の対に提供されるデータ及び送受信機の対から提供されるデータを変調及び復調するモデム5に接続される。
本発明の実施例では、モデム5は、送受信機の各対及び如何なる対に対して任意にデータをルーティングし、MIMO無線機能を提供するためにこれらを併せて使用することができる。
RSSI信号は、基地局の構成を判定するテストプロセッサ6に提供される。すなわち、テストプロセッサ6は、アンテナが信号プロセッサ4に接続されたオーダー(order)を判定する。プロセッサ6は、遠隔(例えばネットワーク制御センタ)に配置されてもよいディスプレイ61を有し、ディスプレイ61上に、構成の誤りがオペレータに示されてもよい。
この例では、テストプロセッサは、図3A、3B及び3Cのフローチャートに従って動作する。図3Aを参照すると、ステップS2において、基地局は、単一周波数で動作するように起動される。すなわち、全ての送受信機が単一周波数のネットワークであるかのように同じ周波数で動作する。全ての送受信機4は、少なくとも図2の源2のようなテスト信号源からテスト信号を受信するように動作する。この例では、テスト信号源は、テスト移動体であるが、他の信号源が使用されてもよい。テスト信号源は、移動電話通信ネットワーク内で動作するユーザ端末(例えば、移動電話)でもよい。テスト移動体は、単に基地局を構成する目的で動作してもよく、構成される基地局の範囲内で他の基地局との通信に関与するユーザ移動体でもよい。テスト移動体は、構成される基地局との通信に関与するユーザ移動体でもよい。基地局は、動作開始モードでS2を動作し、この場合、1つのみのセクタが同時に動作可能であり、1つのみのアンテナチャネルが動作中になる。
ステップS4において、ポートP1〜P6のいずれか1つが選択され、ステップS6において、テスト信号が受信され、その平均信号強度が所定の期間で測定される。平均信号強度は、ポートを識別する識別子(ID)と共に格納される。ステップS12及びS14では、他のポートが選択され、テスト信号が受信され、その平均信号強度が所定の期間で測定される。平均信号強度は、他のポートを識別する識別子(ID)と共に格納される。全てのポートがテストされるまで、従って、送受信機のそれぞれの平均信号強度を測定及び記録するまで、この処理が繰り返される(S18)。しかし、ダイバーシチの対A11〜A32へのポートP1〜P6の接続は依然として分からない。
以下の説明では、ポートが選択され、図2に示すように、テスト信号源は、必ずしも選択されたポートに接続されたアンテナの主ビームと整列されているとは限らない。従って、テスト源からの信号は、基地局のアンテナのサイドローブ(side lobe)を介して受信されることが考えられる。従って、どのアンテナが対になっているかを判定することは簡単ではない。図3Bを参照すると、全ての信号強度が全ての他の信号強度と比較され、アンテナの対は、所定の比較基準に基づいて識別される。図3Cを参照すると、対の識別は、更に又は任意選択で、多くの異なる位置の多くのテスト源からのデータを或る時間で蓄積することにより、更に正確にされてもよい。
図3Bを参照すると、ステップS20において、図3Aの処理により生成された信号強度及びポートIDのデータを使用して、まず、全てのポートは未選択として印を付けられる。ステップS22及びS24において、最大信号強度を有するポートを見つけるために全てのポートの信号強度が相互に比較され、そのポートが選択された最大ポートとして選択済として印を付けられる。ステップS26及びS28において、残りのポートの信号強度が選択されたポートのものと比較され、どれが選択された最大ポートの信号強度から最小の差を有するかを判定する。ステップS30において、これらの2つのポートは対として指定される。全てのポートの対が識別されるまで残りの未選択のポートの全てについて、ステップS22〜S30の処理は、ステップS32及びS34において繰り返される。
図3A及び3Bの処理は、基地局のアンテナの対を識別する唯一のテストとして使用されてもよい。しかし、この処理は、図3Cの処理により補われてもよい。図3Cは、テスト源2の多くの異なる位置について、時間と共に図3A及びBの処理を継続する。この処理は、何個のダイバーシチの対が基地局に存在するべきかを基地局に示すネットワーク管理機能を含んでもよい。
ステップS36において、図3Bの処理により識別されたポートの対毎に、これらの2つのポートに関連する信号強度(又は電力)の合計が計算され、ステップS38において、これらのポートに関連する全ての信号強度(又は電力)の合計が計算される。ステップS40において、ポートの対毎に、全ての電力の合計に対する対の電力の合計の比が計算され、ポートの対に対する信頼度の重みとして指定される。
一例として図4に示す行列が使用される。行列は、複数の行及び列を有しており、それぞれポートの数に等しい。図2に対応する例では、6つのポートがあるため、行列は6×6である。行及び列の交わりは、ポートの対に対応する。ステップS36〜S40において生成された重み係数は、行列の適切な位置において行列に格納される。従って、ポートP1及びP2の対では、重み係数W12がセルP1P2に格納される。ポートP2及びP1の重み係数W21は同じであると考えられるが、これもセルP1P2に格納される。この結果、Xで示される行列の半分が必要なくなる。図4は、代表的なセルでの他の可能な重みも示している。
行列の内容は、信号強度(又は電力)の測定期間で保持され、図3A及びBの処理により収集及び処理され、ステップS36〜S40により処理され、重みは、行列の蓄積された重みと共に蓄積(すなわち、加算)される。
ステップS44において、行列の全ての行及び列が未選択であると印を付けられる。最大の重みを含むセルは、ステップS46で見つけられ、セルの行及び列により識別されるポートの対のIDが格納され、行及び列が選択済として印を付けられる。ステップS50及び52により示すように、この処理は、残りの行及び列について繰り返される。
行列の使用は、アンテナの対の選択が必要に応じて更に正確にされて変更され得る信頼度の評価を提供する。
従って、図3A〜3Cの例では、選択されたポートの対の信頼度の指標を提供するために、重み付け処理が使用される。重みの値は、1つの移動体の複数のテスト位置及び/又は複数のテスト移動体について、テスト移動体の繰り返しの測定で蓄積されてもよい。
セクタ毎に2つより多くのアンテナが存在する場合、アンテナのセットの選択は、まず、最高の重みを有するポートの対の識別で始まってもよい。この処理は、いずれかの未選択のポートと2つの最初に選択されたポートのうちいずれかとの間の最高の重みを有する合致を選択することにより、セットの更なるポートを選択してもよい。
図3A及びB(並びに任意選択で図3C)の処理の終了に到達すると、どのポート及び送受信機が同じダイバーシチの対のアンテナに接続されているかが分かる。例えば、図2を参照すると、ポートP5及びP3が同じダイバーシチの対のアンテナに接続されていることが分かるが、ダイバーシチの対が属する地理的カバレッジのセクタ及び実際の指示方向角度は分からない。指示方向を判定する方法は、以下に説明する。
<代替例(図5)>
図1及び2を参照して前述した構成について検討する。それぞれダイバーシチの対のアンテナを有する3つのセクタが存在する。構成を判定する代替の方法は以下の通りである。
ステップS52において他のポートと対になっていない識別されたポートであるポートを選択する。ステップS54において、基地局の近くのいずれかの移動体との双方向通信のために、そのポートを作動させる(切り替える)。ステップS56において、移動体との双方向トラヒック呼を設定する。これを行うことは、移動体を識別することを含む。基地局がMIMO送信ダイバーシチをサポートする場合、通信は、まず、単一の送信チャネルのみで可能になる。ステップS58において、単一周波数の動作モードにおいて受信のみのモードで全ての他のポートを作動させる。全てのポートは、移動体から受信するように動作可能であるが、元々選択されたポートは、移動体との双方向通信において動作中のままである。ステップS60において、(送信し得る他の移動体から受信された信号を無視して)各ポートにおいて識別された移動体からの信号のRSSIが測定され、ポートの識別子と共に格納される。次にステップS62において、図3Bの処理のステップS20〜S30が実行され、図3Bを参照して前述したように、最高のRSSIを有するポートと最高のRSSIからの最小の差を有するポートとの対を識別する。識別された対は、ステップS68で起動され、完全に動作中になる。これは、完全なMIMO動作を可能にすることを含んでもよい。識別された対は、移動体と双方向で通信する元々選択されたポートを含んでもよく、含まなくてもよい。
全てのポートの対が見つからなかった場合(ステップS64)、他の対になっていないポートが選択され、ステップS52〜S62が、場合によっては異なる識別された移動体との全ての対になっていないポートについて単一周波数の動作で再び繰り返される。
ステップS64は、何個のダイバーシチの対が基地局に存在するべきかを基地局に示すネットワーク管理機能を含んでもよい。
説明を容易にするために、ステップS54及びS58は、別々の順序のあるステップとして示されているが、同時に実行されてもよい。
ステップS70に示すように、全ての対が識別された場合、図3Cの処理が実行されてもよく、点線で示すように、対を識別する処理は、図3Cの処理を含んでもよい。単一周波数の動作で対が識別された場合、図6及び7を参照して以下に説明するように、周波数は、ネットワークの周波数繰り返し方式に従って対に割り当てられてもよい。また、セクタが指示する方向が以下のように判定されてもよい。
<指示方向の判定>
ポート及び送受信機が接続されたダイバーシチの対の指示方向角度を判定する方法の例について、以下に説明する。地理的位置が知られているテスト移動体が存在することが想定され得る。テスト移動体は、地理的位置を判定するためのシステムが設置された際のユーザ端末でもよい。この場合、テスト移動体は、その位置を基地局に送信してもよい。或いは、テスト移動体の位置は、複数の基地局への伝搬遅延の三角測量により判定されてもよい。
テスト移動体はまた、位置が分かるテスト信号を故意に提供されてもよい。基地局の各アンテナによりサポートされて、テスト移動体の位置の方位(bearing)のリストが記録される。地理的なアンテナの指示角度は、角度範囲の中心として近似される。一例の方法では、セクタによりサービス提供されるテスト移動体の方位のセットは、ヒストグラムにグループ化され、この分布は、テスト移動体の所定の比を組み込んだ範囲に制限される。これは、方位のセットから離れた方位を除去する。選択された間隔の正及び負の極限値の間の中間範囲は、アンテナ指示角度として記録される。
図6を参照すると、ビーム方向を判定する処理の更に他の例が示されている。ネットワークは多数のセル12を有する。図6の例では、周波数は、3つの周波数F1、F2及びF3を有する周波数繰り返し方式に従ってセルに割り当てられる。周波数は、隣接するセルが異なる周波数で動作するようにセルに割り当てられる。図6では、セルは、3つのグループに更にグループ化される。3つの各グループは、3つのセルの交わりに位置する1つの基地局によりサービス提供される。各セルは、基地局によりサービス提供される1つのセクタに対応する。図6では、2つの基地局8及び10が示されている。基地局8は、図2の基地局である。基地局10は隣接する局である。図6に図示しない他のものも存在する。基地局8は、3つのセルA、B及びCをサービス提供する。
図3A及び3B(又は図5)の処理が成功して終了し、このため、ダイバーシチの対のアンテナ毎に、どのポート及び信号プロセッサが同じダイバーシチの対のアンテナに接続されているかがわかるが、ダイバーシチの対が属するセクタ及びアンテナの対の識別情報が分からないことを仮定する。
<セクタと周波数との関連付け>
基地局8のポートの対とネットワークのセクタ(すなわち、セル)とを関連付ける方法の例について、図7A及び7Bのフローチャートを参照して説明する。
まず、基地局8の全ての送受信機は、同じ単一周波数で動作する。ステップS80において、いずれかのダイバーシチの対及びこれに関連する送受信機の対が選択される。従って、セクタを選択するが、どのセクタが選択されたかは分からない。隣接するセクタの移動体からの信号が、セクタの送受信機4及びテストプロセッサ6により受信されて監視される。ユーザ端末が1つのセクタから他のセクタに移動すると、基地局8の全てのセクタで最初に使用された同じ周波数に留まる。ユーザ端末が基地局8のセクタへ若しくはセクタから、又は隣接する基地局10のセクタへ若しくはセクタから移動すると、その動作周波数を変更してもよい。隣接する基地局10のセクタにより使用される周波数は、ここではハンドオーバ周波数と呼ばれる。ステップS84において、隣接するセルでの移動体のハンドオーバ周波数が検出され、セクタIDと共に格納される。ステップS86において、他のセクタが選択され、隣接するセクタでの移動体のハンドオーバ周波数が検出され、その選択されたセクタについて格納される。ステップS90において、全てのセクタについて、これが繰り返される。全てのセクタが選択され、その結果が、基地局8のセクタにより並べられたハンドオーバ周波数の分布になる。
図7Bの処理は、ネットワークの繰り返し方式に従ってセクタに周波数を割り当てる。この処理は、ステップS80で始まり、いずれか1つのセクタを選択する。そのセクタに関連するハンドオーバ周波数の分布から、セクタに割り当てられる周波数が隣接するセクタの周波数と異ならなければならないことに基づいて、隣接するセクタのハンドオーバ周波数と異なる周波数を判定する。この理由は、このことが繰り返し方式により要求されるからである。例えば、割り当てられた周波数が同じ周波数で最小の数のハンドオーバを生じることになる組み合わせを見つけるために、基地局8での全ての可能な周波数割り当てが検査されてもよい。このことは、基地局8の2つのセクタが同じ周波数で動作しないことを確保する。ステップS88及びS90において、周波数が全てのセクタに割り当てられるまで(S92)、この処理が全てのセクタについて繰り返される。テストプロセッサは、信号プロセッサ6の送受信機の局部発振器の周波数を制御してもよい。
信号プロセッサへのアンテナの接続が分かると、一例では、テストプロセッサ6は、接続のマップをディスプレイ61に表示する。このディスプレイは、ネットワーク制御センタのソフトウェア管理機能を表してもよい。ネットワーク制御センタでは、人間のオペレータ又はソフトウェア制御機能がセルラネットワークを管理してもよい。一例では、オペレータは、接続に必要な何らかの変更を行うために、マップを使用してもよい。例えば、オペレータは、接続が不正確なものと考え、アンテナを信号プロセッサに再接続してもよい。他の例では、信号プロセッサ4は、個々に調整可能である。従って、図6及び7を参照して説明するように、信号プロセッサ4の周波数が設定されてもよい。
<欠陥の検出>
図3A及び3Bの処理の終了時に利用可能な情報は、信号プロセッサにより受信された平均信号強度と、これらの信号強度の比較とを含む。この情報は、どの信号プロセッサがダイバーシチの対に接続されるかの判定以外の目的及び/又はこの判定に追加した目的に使用されてもよい。例えば、この情報は、欠陥を検出するために使用されてもよい。例えば、関連する平均信号強度が所定の制限内に他の信号強度と合致しないため、ポートが他のポートと対にできない場合、欠陥が存在し得る。欠陥は、接続上の欠陥でもよい。例えば、ケーブルが誤って接続されてもよい。テストプロセッサ6は、ディスプレイ61に警告状況を表示し、警告状況に関連するポートを識別するように構成されてもよい。
以下に詳細に説明するように、或る基地局は他のアンテナ構成を有してもよく、平均信号強度の比較は、どのアンテナが隣接しているかを判定するため、欠陥(例えばビーム指示方向の誤り)を検出するため、放射パターンの違いを検出するため、及びRF構成要素の欠陥を検出するために使用されてもよい。これらのRF構成要素は、放射アンテナ素子のアンテナから複数の放射パターンのビームを生成するために使用されるButler行列コンバイナ(Butler matrix combiner)のようなビームフォーミング(beam-forming)ネットワークを含んでもよい。
1つのダイバーシチの対をそれぞれ含む3つのセクタを有する基地局を概略的に示す図8を検討する。セクタの境界は、矢印Cpで示されている。それぞれのダイバーシチの対は、その2つの周辺のパターン12a及び12bと重なる放射パターン又はビーム12を生成する。パターンは、セクタ間の境界Cpにある尖点(cusp)で交わる。図8の基地局は、空間分割多重(SDMA:space division multiplexing)で動作する。ビームの対12は、ユーザ移動体が1つのセクタから隣接するセクタにハンドオーバする必要があることが検出された場合、隣接していると考えられてもよい。或いは、尖点でテスト信号を生成するために、オペレータは、2つのセクタの間の境界にテストユーザ端末を物理的に配置してもよい。或いは、テスト信号は、2つの隣接するダイバーシチの対のアンテナに接続された4つの信号プロセッサにおいて等しい平均信号強度で受信された場合、尖点にあると検出されてもよい。
尖点でのテスト信号を使用して、隣接するセクタのダイバーシチの対の4つの信号プロセッサにより受信された平均信号強度の変化を示す分布が形成されてもよい。この分布は、アンテナの放射パターンの違いと、ビームフォーマにおける潜在的な欠陥とを検出するために使用されてもよい。信号プロセッサの対がダイバーシチの対のアンテナに接続されていることを判定した場合、尖点において2つの信号プロセッサにより受信された平均信号強度の比較は、ダイバーシチの対のアンテナの潜在的なビーム指示方向の誤りを検出するために使用されてもよい。アンテナがずれている場合(すなわち、ビーム指示方向の誤りが存在する場合)、平均信号強度は異なる。
また、同じセクタをカバーする複数のアンテナの間の受信信号の差を検出するために、同様の技術が使用されてもよい。1つのチャネルの平均信号強度が他の平均信号強度より低い場合、これは、RF接続の欠陥、低減した増幅利得、又はアンテナの欠陥を示してもよい。1つのセクタへのハンドオーバの際に1つのポートが関連する対より高い信号を受信した場合、且つ、他のセクタへのハンドオーバの際に信号強度の差が逆になっている場合、これは、指示方向の違いを示してもよい。アンテナが2つの偏波を備えた単一のユニットである場合、物理的な指示方向は等しい。従って、ハンドオーバの尖点での相対信号強度の差は、意図した放射パターンが実際には形成されていないようなアンテナ内の欠陥を示してもよい。
<平均信号強度>
前述では“平均信号強度”という用語が使用されているが、“電力”とも呼ばれる。信号強度は、ネットワークオペレータにより選択された期間で平均化される。ダイバーシチの対のアンテナは、異なる偏波を有するが、テスト源からの信号は、複数の反射及び複数の異なる信号パスのため、時間と共に変化する偏波を有する。1つの源からの信号強度を適切な期間で平均化することにより、ダイバーシチの対のアンテナは、等しい信号強度を受信する。平均信号強度が比較され、所定の許容範囲内で等しい場合には等しいと考えられる。
セクタ毎にアンテナの対が識別され得るようにテスト測定を提供するために、図3Cを参照して説明したように、複数のテスト移動体の位置が必要になってもよい。
<他の実施例>
前述の実施例は、本発明の例であることが分かる。本発明の更なる実施例が考えられる。
<送受信機の対が局部発振器を共有する例>
次に図9を参照すると、図9の基地局は、アンテナのダイバーシチの対のそれぞれに関連するように対10、12、14で構成された送受信機を有する。送受信機10、12、14のそれぞれの対は、同じ局部発振器を共有し、従って、対の送受信機は、同じダイバーシチの対のアンテナに接続されなければならない。対は、制御プロセッサ16の制御で個々に調整可能である。
スイッチ8は、ポートP1〜P6のいずれか1つを送受信機の入力111〜131のいずれか1つに接続するように動作可能である。スイッチ8は、相当の雑音、歪み又は減衰を受信信号に導入しないスイッチである必要がある。図2に示すのと同じランダムなパターンで、アンテナがポートP1〜P6に接続されることを仮定する。しかし、図9の例では、ダイバーシチの対のアンテナ(例えばA11,A12)は、一例としてA11及びA12として図9に示すように、関連する送受信機10の対に接続されなければならない。図9は、ダイバーシチの対A1、A2及びA3に接続された信号プロセッサの対10、12及び14を示しているが、これらの対はプロセッサ16の制御で調整可能であるため、他の方法で接続されてもよい。
送受信機の動作周波数は、制御プロセッサ6により制御される。送受信機の対へのポートの対の判定は、図3の処理を使用して行われてもよい。この場合、まず、全ての送受信機が同じ周波数で動作する。スイッチがランダムにポートを送受信機に接続することを仮定する。図3の処理は、アンテナの対と、接続される各送受信機とを識別する。この情報は、スイッチの構成を確立するために使用される。スイッチは、アンテナを対になった送受信機に正確に接続するために再構成されてもよい。
送受信機が独立して調整可能ではない(例えば、対が共通の局部発振器を共有する(図9))が、ハードウェアが図2に示される(すなわち、アンテナと送受信機との間のRFスイッチ8がない)ような他の実施例では、前述の図3のアルゴリズムは、まず単一周波数で動作する基地局で使用され、ケーブル接続に基づいてアンテナの対を判定してもよい。送受信機の2つのチャネルが異なる周波数で動作する必要があるように対が接続されていることが検出された場合、警告が生成され、ネットワーク制御センタに転送される。基地局は、ケーブルが不正確に接続されたセクタのセクタ毎に、単一のアンテナポートで動作し続けてもよい。
<同じ偏波のアンテナの識別(図10、11及び12)>
図10を参照すると、少なくとも1つの他のセクタを有してもよい基地局の1つのセクタが示されている。図示のセクタは、MIMOセクタとして動作する。離れた2つの対のアンテナAP11及びAP12を有する。それぞれのアンテナの対は、直交偏波PA及びPB(例えば、垂直及び水平又は+45°及び-45°)の2つのアンテナを有する。4つのアンテナは、4つのケーブルCにより4つのポートP1A、P1B、P2A及びP2Bにそれぞれ接続される。ポートは、例えば図2に示すようなモデム5に結合された送受信機4のポートである。モデムは、各ポートで受信した信号強度を示す出力信号RSSIを出力する。テストプロセッサ6は、RSSIを受信して処理する。
アンテナの対へのポートの対の判定及びアンテナの指示方向は、平均RSSIを測定し、例えば図3を参照して前述したように処理することにより、判定されてもよい。
MIMO動作は、複数の異なる伝搬チャネルを提供するために、アンテナの空間分離及び異なる偏波を利用する。この場合、どのアンテナが同じセクタをカバーするかを識別することで十分であるが、どのアンテナが空間的に分離しているか又は異なる偏波を使用しているかを区別することは必要ない。しかし、空間多重、適応ビームフォーミング又は指向性ビームパターンが形成される他の技術の場合、デジタル重みのセットがセクタ毎の複数のアンテナチャネルに適用されてもよい。この場合、共通の偏波に対応するアンテナポートが、複数の横並びの列のような近い間隔の素子のアレイに接続することが想定され、未だ分かっていない場合には、同じ偏波を有するセクタの全てのアンテナを識別する必要がある。これを行うために、テスト源からの平均RSSIを測定する代わりに、本発明の実施例は、ポートのそれぞれでRSSIの変化を測定し、どの信号が相互に関連するか(相関するか)を判定することにより、どのアンテナが同じ偏波を有するかを判定する。
図11を参照すると、図10に示す唯一のセクタにおいて、ステップS152は、偏波を判定する目的で、他のポートに関連していない識別されたポートであるポートを選択する。ステップS154において、基地局の近くのいずれかの移動体との双方向通信のために、そのポートが作動する。ステップS156において、移動体との双方向トラヒック呼が設定される。これを行うことは、移動体を識別することを含む。ステップS158において、1つのセクタの全ての他のポートは、単一周波数の動作モードにおいて受信のみのモードで作動する。全てのポートは、移動体から受信するように動作可能であるが、元々選択されたポートは、移動体との双方向通信において動作中のままである。ステップS160において、(送信し得る他の移動体から受信された信号を無視して)各ポートにおいて識別された移動体からの信号の平均化されていないRSSIが期間(ウィンドウと呼ばれる)の間に測定され、ポートの識別子と共に格納される。平均化されていないRSSは、通常の動作ではその期間に変化する。次にステップS162において、図12の処理が実行され、ウィンドウ内でRSSにおける最高の相互に関連する変化を有するポートのセットを識別する。識別されたセットは、ステップS168で起動され、完全に動作中になる。
ポートの偏波が所要の信頼度係数で見つからなかった場合(ステップS164)、更なるポートが選択され、場合によって異なる識別された移動体を用いて、単一周波数の動作でステップS152〜S162が再び繰り返される。
説明を容易にするために、ステップS154及びS158は、別々の順序のあるステップとして示されているが、同時に実行されてもよい。
図12を参照すると、ステップS120において、図11の処理により生成された信号強度の変化及びポートIDのデータを使用して、まず、1つのセクタの全てのポートは未選択として印を付けられる。この処理では、ポートは既にセクタに割り当てられており、この処理は、テスト移動体の位置に対応するセクタ内で適用されることを仮定する(すなわち、テスト移動体は、アルゴリズムが適用されるセクタでは最強の平均RSSIを有する)。ステップS122及びS124において、セクタに割り当てられたNのポートが存在し、2つの偏波のそれぞれに接続されたN/2のポートが存在することを仮定する。ステップS120において、Nのポートの間で相関行列が形成され、N×Nの上部の対角行列を生じる(先頭の対角(leading diagonal)を除く)。ステップS122において、アルゴリズムは、2つの偏波へのNのポートの割り当ての全ての可能な並び替え(permutation)を生成する。ステップS124において、N/2のポートの双方のセット内での全ての対の間の相関が加算される。ステップS126において、これらの相関の最高の合計を有する並び替えが識別され、この識別が、偏波へのポートの割り当てとして推奨される。相関の合計は、ポート割り当ての信頼性を判定する際の信頼度係数として使用される。
前述の説明は、信号強度の相互に関連する変化が同じ偏波のポートを示すために使用されることを仮定する。しかし、複雑な相関関数の法(modulus)が使用されてもよい。この場合、複雑な信号サンプルが比較される。
前述のようにポートを2つの偏波に割り当てると、この処理を、共通の偏波の隣接するポートの対を判定するために拡張することが可能である。相互の関連(相関)は、アンテナ素子の隣接する対に接続されたポートの間で最高になり、アンテナ素子の間の物理的な間隔が増加すると減少することが想定され得る。
<ビーム指示方向>
移動体の識別子は、基地局に知られてもよく、セルにおける移動体の概略の位置は、基地局及び隣接する基地局の既知の座標と、隣接する基地局から移動体の近似の距離を示すタイミングアドバンス(timing advance)パラメータとを使用して、三角測量により判定されてもよい。識別された移動体をトラッキングすることにより、ビームの対のコンパス方位と基地局の周辺のビームの対のシーケンスとを判定するために、基地局での各ビームの対によりサービス提供される方位角の範囲を判定するための情報が生成されてもよい。
<ビーム及びアンテナ>
“アンテナ”は、通常の1つの偏波又は2つの直交偏波と、1つ又は2つのRFコネクタポートとを備えた物理アンテナを示す。アンテナはまた、複数の放射構造が一緒に配置された単一の収納容器でもよい。アンテナはまた、単一の放射開口が複数の放射ビームを生成するビームフォーミングコンバイナ回路に接続された放射素子のアレイでもよい。ビームはまた、無線装置又はモデムにより各送受信ポートの信号に適用されるデジタル又はRFの位相及び振幅の重みを使用して生成されてもよい。この場合、セクタのアンテナから受信した信号は、物理的なRFコネクタの選択ではなく、適切な位相及び振幅の重みの割り当てにより選択される。前述のように、アンテナは、放射アンテナ素子のアレイを有してもよい。アンテナは、ビームフォーマを有する単一のアンテナから複数の放射パターンのビームを生成するために使用されるButler行列コンバイナのようなビームフォーミングネットワークを含んでもよい。
<基地局及びセクタ>
基地局は3つより多くのセクタを有してもよい。セクタは、等しくない方位角を有してもよい。
セクタは、例えば前述のようなMIMO(multiple in multiple out)構成をそれぞれ有してもよいが、他の構成も可能である。単一の無指向性送信機は、異なるセクタをカバーする複数の指向性受信機を備えてもよい(MISO(multiple in, single out)として知られる)。更に他の構成も知られており、本発明で使用されてもよい。
セクタ毎にアンテナチャネルの2つより多くの対が存在してもよい。また、複数の搬送周波数がそれぞれ独立したアンテナで同じセクタに提供可能になるように、複数のチャネルが提供されてもよい。この目的はダイバーシチではなく、RFコンバイナの使用に対して信号合成を‘無線(in the air)’で提供することである。
<テスト信号源>
テスト信号源は、テスト移動体、テストユーザ端末、他の周辺の基地局、ユーザの移動電話、又は他のユーザ端末でもよい。
<ユーザ端末>
ユーザ端末は、移動電話又はネットワークで動作可能な他の電気通信装置でもよい。
<テストプロセッサ及びコンピュータプログラム>
図2又は4のテストプロセッサは、基地局の他の装置とは異なるプロセッサ6として記載されている。このプロセッサは、本発明を実行するソフトウェアを含む適切なプログラム可能プロセッサでもよい。基地局は、その通常の装置の一部として適切なプロセッサを有してもよい。このようなプロセッサは、本発明に従って前述した方法を実行するようにプログラムされてもよい。
本発明はまた、適切なプロセッサで実行されたときに、本発明の方法を実行するように動作可能であるコンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは、担体(例えば信号)で伝達されてもよく、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、テープ、磁気メモリ装置(例えば、フラッシュメモリ)又は他の適切なメモリを含み、如何なる適切なコンピュータ可読媒体に格納されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータネットワークのサーバに格納され、例えばバックホールネットワークを介して基地局にダウンロードされてもよい。
いずれか1つの実施例に関して説明したいずれかの特徴は、単独で使用されてもよく、記載した他の特徴と組み合わせて使用されてもよく、他の実施例の1つ以上の特徴と組み合わせて使用されてもよく、他の実施例のいずれかの組み合わせで使用されてもよいことがわかる。更に、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲を逸脱することなく、前述しない変更及び変形が使用されてもよい。

Claims (41)

  1. 移動電話通信ネットワークで使用される基地局を構成する方法であり、前記基地局は、複数のビームを生成する送受信構成に結合されたアンテナ構成を含む方法であって、
    前記送受信構成において、前記ビームを介して受信したテスト信号の信号強度を検出し、
    前記送受信構成で検出された前記信号強度を比較し及び/又は相互に関連付け、
    前記アンテナ構成及び送受信構成の構成を判定するため及び/又は欠陥を検出するために、前記比較及び/又は相互の関連付けの結果を使用することを有する方法。
  2. 各ビームに関連する信号強度と、他のビームに関連する全ての他の信号強度とを比較し、
    所定の基準を前記比較に適用することにより、隣接するビームを識別することを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基準は、隣接するものとして以前に識別されていないビームの対では、一方が、隣接するものとして以前に識別されていない全ての他のビームより大きい信号強度を有し、他方が、隣接するものとして以前に識別されていない全ての他のビームと比較して最小量だけ異なるものである、請求項2に記載の方法。
  4. 信頼度の重みを隣接するビームの識別情報に適用することを有する、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記信頼度の重みは、隣接するビームの対に適用され、
    ビームの対の信頼度の重みは、全てのビームにより受信した全てのテスト信号の信号強度の合計に対する対のビームを介して受信した前記テスト信号の信号強度の比である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記テスト信号の複数の異なる位置について或る期間に信号強度の比較を繰り返し実行し、
    前記識別されたビームに関連して前記重みを蓄積することを有し、
    前記蓄積された重みは、隣接するビームの識別の信頼度を示す、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 欠陥を識別するために前記蓄積された重みを使用することを有する、請求項6に記載の方法。
  8. 平均信号強度が比較される、請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記信号強度は、前記基地局の構成を判定するために相互に関連付けられる、請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載の方法。
  10. 移動電話通信ネットワークで使用される基地局の構成を判定する方法であり、前記基地局は、ケーブルにより送受信機に接続された複数のアンテナを有し、前記アンテナは、関連するビームのセットを生成する方法であって、
    前記送受信機において、前記アンテナを介して受信した1つ以上のテスト信号の信号強度を検出し、送受信機毎に、受信したテスト信号の信号強度を比較することにより、全ての他の送受信機により受信した信号強度と比較し、
    前記比較から、前記アンテナへの送受信機のケーブルによる接続を識別することを有する方法。
  11. 前記検出するステップは、全ての送受信機と同じ動作周波数で行われる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記送受信機は、独立して調整可能であり、
    前記接続を識別した後に前記送受信機を再調整するステップを有する、請求項11に記載の方法。
  13. それぞれの送受信機の対は、局部発振器を共有し、
    ケーブルの誤りのため、送受信機が他方の送受信機と同じビームのセットに関連するアンテナに接続されていない場合、対の送受信機の1つを動作停止にすることを有する、請求項10に記載の方法。
  14. 前記関連するビームのセットは、各セクタに関連付けられ、
    セクタの方位を識別することを更に有する、請求項10ないし13のうちいずれか1項に記載の方法。
  15. 既知の方位のテスト信号源から前記セクタでテスト信号を受信することにより、前記セクタの方位を識別することを有する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記テスト信号源は、その位置を識別するデータを前記基地局に送信する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ビームのセットは、各セクタに関連付けられ、
    前記基地局は、他の基地局及び所定の周波数繰り返し方式を有する移動電話通信ネットワークにあり、
    前記方法は、前記アンテナへの送受信機の接続が識別された場合、前記繰り返し方式に従って前記セクタに周波数を割り当てることを更に有する、請求項10に記載の方法。
  18. 前記ビームのセットは、各セクタに関連付けられ、
    前記基地局は、他の基地局及び所定の周波数繰り返し方式を有する移動電話通信ネットワークにあり、
    前記方法は、1つ以上の隣接する基地局の隣接するセクタから前記基地局のセクタに入るユーザ端末のハンドオーバ周波数を検出し、前記繰り返し方式に従って前記検出されたハンドオーバ周波数に補完的な周波数を前記基地局のセクタに割り当てることを更に有する、請求項10に記載の方法。
  19. 各ビームに関連する信号強度と、他のビームに関連する全ての他の信号強度とを比較し、
    所定の基準を前記比較に適用することにより、隣接するビームを識別することを有する、請求項10に記載の方法。
  20. 前記基準は、隣接するものとして以前に識別されていないビームの対では、一方が、隣接するものとして以前に識別されていない全ての他のビームより大きい信号強度を有し、他方が、隣接するものとして以前に識別されていない全ての他のビームと比較して最小量だけ異なるものである、請求項19に記載の方法。
  21. 信頼度の重みを隣接するビームの識別情報に適用することを有する、請求項19又は20に記載の方法。
  22. 前記信頼度の重みは、隣接するビームの対に適用され、
    ビームの対の信頼度の重みは、全てのビームにより受信した全てのテスト信号の信号強度の合計に対する対のビームを介して受信した前記テスト信号の信号強度の比である、請求項21に記載の方法。
  23. 前記テスト信号の複数の異なる位置について或る期間に信号強度の比較を繰り返し実行し、
    前記識別されたビームに関連して前記重みを蓄積することを有し、
    前記蓄積された重みは、隣接するビームの識別の信頼度を示す、請求項21又は22に記載の方法。
  24. 欠陥を識別するために前記蓄積された重みを使用することを有する、請求項23に記載の方法。
  25. 移動電話通信ネットワークで使用される基地局をテストする方法であり、前記基地局は、3つより多くのセクタを有し、各セクタは、各方位の放射パターンを有する複数のビームを生成するために、送受信構成に結合されたアンテナ構成を含み、隣接するビームは、尖点で一致するパターンを有する方法であって、
    隣接するセクタの方位の放射パターンの尖点に位置するテスト信号源から前記送受信構成で受信したテスト信号の平均信号強度を検出し、
    前記検出された平均信号強度を比較し、
    前記ビームの構成及び/又は何らかの欠陥の状況を判定するために、前記比較の結果を使用することを有する方法。
  26. 等しい平均信号強度を見つけ、対応するビームを隣接するビームとして指定することを有する、請求項25に記載の方法。
  27. 前記セクタは、ダイバーシチの対のビームを有し、
    隣接するセクタの方位の放射パターンの尖点に位置するテスト信号源から前記ダイバーシチの対のビームにより受信した平均信号強度を検出し、
    前記受信した平均信号強度を比較し、
    受信した平均信号強度が実質的に異なる場合、欠陥を指示することを有する、請求項26に記載の方法。
  28. 基地局をテストする方法であり、前記基地局は、複数のアンテナの対を有し、各対のアンテナは、直交偏波を有する方法であって、
    前記アンテナを介して受信した信号の信号強度を検出し、
    前記信号を相互に関連付け、
    前記相互の関連付けから、どのアンテナが同じ偏波を有するかを判定することを有する方法。
  29. 移動電話通信ネットワークの基地局で使用されるテスト装置であり、前記基地局は、アンテナ構成に結合された送受信構成を有するテスト装置であって、
    前記送受信構成において、前記ビームを介して受信したテスト信号の信号強度を検出し、
    前記送受信構成で検出された前記信号強度を比較し及び/又は相互に関連付け、
    前記アンテナ構成及び送受信構成の構成を判定するため及び/又は欠陥を検出するために、前記比較及び/又は相互の関連付けの結果を使用するように動作可能であるテスト装置。
  30. 各ビームに関連する信号強度と、他のビームに関連する全ての他の信号強度とを比較し、
    所定の基準を前記比較に適用することにより、隣接するビームを識別するように動作可能である、請求項29に記載のテスト装置。
  31. 前記基準は、隣接するものとして以前に識別されていないビームの対では、一方が、隣接するものとして以前に識別されていない全ての他のビームより大きい信号強度を有し、他方が、隣接するものとして以前に識別されていない全ての他のビームと比較して最小量だけ異なるものである、請求項30に記載のテスト装置。
  32. 信頼度の重みを隣接するビームの識別情報に適用するように動作可能である、請求項30又は31に記載のテスト装置。
  33. 前記信頼度の重みを隣接するビームの対に適用するように動作可能であり、
    ビームの対の信頼度の重みは、全てのビームにより受信した全てのテスト信号の信号強度の合計に対する対のビームを介して受信した前記テスト信号の信号強度の比である、請求項32に記載のテスト装置。
  34. 前記テスト信号の複数の異なる位置について或る期間に信号強度の比較を繰り返し実行し、
    前記識別されたビームに関連して前記重みを蓄積することを有し、
    前記蓄積された重みは、隣接するビームの識別の信頼度を示す、請求項32又は33に記載のテスト装置。
  35. 欠陥を識別するために前記蓄積された重みを使用することを有する、請求項34に記載のテスト装置。
  36. 信号強度を相互に関連付けるように動作可能である、請求項29に記載のテスト装置。
  37. 基地局で使用するため、
    前記ビームのセットは、各セクタに関連付けられ、
    前記基地局は、他の基地局及び所定の周波数繰り返し方式を有する移動電話通信ネットワークにあり、
    前記テスト装置は、前記アンテナへの送受信機の接続が識別された場合、前記繰り返し方式に従って前記セクタに周波数を割り当てるように動作可能である、請求項29に記載のテスト装置。
  38. 基地局で使用するため、
    前記ビームのセットは、各セクタに関連付けられ、
    前記基地局は、他の基地局及び所定の周波数繰り返し方式を有する移動電話通信ネットワークにあり、
    前記テスト装置は、1つ以上の隣接する基地局の隣接するセクタから前記基地局のセクタに入るユーザ端末のハンドオーバ周波数を検出し、前記繰り返し方式に従って前記検出されたハンドオーバ周波数に補完的な周波数を前記基地局のセクタに割り当てるように動作可能である、請求項29に記載のテスト装置。
  39. 請求項29ないし38のうちいずれか1項に記載のテスト装置を有する基地局。
  40. 移動電話通信ネットワークで使用される基地局をテストする装置であり、前記基地局は、3つより多くのセクタを有し、各セクタは、信号プロセッサに結合された少なくとも1つのアンテナを含み、前記アンテナは、各方位の放射パターンを有し、隣接するアンテナは、尖点で一致するパターンを有するテスト装置であって、
    前記信号プロセッサにおいて、隣接するセクタの方位の放射パターンの尖点に位置するテスト移動体から平均信号強度を検出し、
    前記信号プロセッサで検出された平均信号強度を比較し、
    前記アンテナの構成及び/又は欠陥を判定するために、前記比較の結果を使用するように動作可能な装置。
  41. 基地局をテストするテスト装置であり、前記基地局は、複数のアンテナの対を有し、各対のアンテナは、直交偏波を有するテスト装置であって、
    前記アンテナを介して受信した信号の信号強度を検出し、
    前記信号を相互に関連付け、
    前記相互の関連付けから、どのアンテナが同じ偏波を有するかを判定するように構成されたテスト装置。
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