JP2013155002A - 移載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産ラインにおける移戴装置や倉庫用スタッカークレーンの移載装置として、大重量物の移載に好適な移載装置を提供する。
【解決手段】支持体9と昇降シリンダ8の間に、昇降フレーム1の撓みを吸収する撓み量と耐荷重を持ったバネ25とそれをガイドするバネガイド26を取り付けており、昇降シリンダ8がバネガイド26とバネ25と支持体9とを介して対象物Pを支持している。
【選択図】図2
【解決手段】支持体9と昇降シリンダ8の間に、昇降フレーム1の撓みを吸収する撓み量と耐荷重を持ったバネ25とそれをガイドするバネガイド26を取り付けており、昇降シリンダ8がバネガイド26とバネ25と支持体9とを介して対象物Pを支持している。
【選択図】図2
Description
本発明は、生産ラインや倉庫用スタッカークレーンの移載装置に関するものである。
倉庫や工場の生産ライン等に対象物(荷)をコンパクトかつ安全に収納保管でき、しかも対象物の出し入れが簡単な保管システムとして、図5に示すようなスタッカークレーンによる自動倉庫システムが利用されている。このシステムは上下昇降および水平移動が可能なスタッカークレーン35の左右両側に多段棚式の倉庫36、36を設けたもので、スタッカークレーン本体37を水平移動せしめるとともに、対象物Pを載せた昇降テーブル1を昇降せしめることにより、これを所定の収納部Aの側方に位置せしめ、対象物Pをこの収納部Aに移載・収納できるようになっている。
従来、対象物Pを収納部Aに移載するための移載装置として、スライドフォーク式の移載装置がある。この装置は、スタッカークレーン35の昇降テーブル1に水平スライドができるように設けられる複数のスライド板を有し、このスライド板に対象物Pを搭載して倉庫側へスライドさせ、スライド板に搭載された対象物Pを収納部Aに移載するようになっている。
しかし、このようなスライドフォーク式の移載装置は、複数のスライド板が片持ち状に保持される構造であるため、対象物Pが軽量物である場合はともかく、対象物Pが重量物である場合にはその強度に問題があり、あえてこのような重量物に適用しようとすると強度を確保するために過大な構造とならざるを得ない。
これに対して、重量物の移載を円滑に行うことができるようにするために、特許文献1においては、図6に示すように、スタッカークレーンの昇降テーブル1上にレール3を介して台車(ドーリ)4を車輪5によって移動可能に設けるとともに、倉庫側の各収納部Aにレール3と連絡して台車4を移動させ得るレール34を設け、台車4に複数の昇降シリンダ8を介して対象物(荷)Pの支持体9を昇降可能に設け、台車4の側部に沿ってラック10(またはチェーン)を固定設置するとともに、昇降テーブル1には台車4の前後位置でラック10(またはチェーン)と噛合すべき複数のピニオン11(またはスプロケットホイール)とその駆動装置とを設けてなる倉庫用スタッカークレーンの移載装置が記載されている。なお、台車(ドーリ)は自走式タイプもあり、その場合は側面方向を台車の車輪ツバ、または、ガイド装置により矯正しながら移載するものである。
これによって、特許文献1においては、支持体9上に対象物Pを搭載した台車4は、昇降テーブル1が倉庫の収納部Aの側部に位置した状態で倉庫側の収納部Aへの移動が可能であり、台車4はラック10およびピニオン11(またはチェーンおよびスプロケットホイール)により駆動され、昇降テーブル1側のレール3上およびこれと連結した収納部A側のレール34上を走行する。最終的に、台車4は収納部A内に位置せしめられ、対象物Pの移載が行われる。対象物Pの移載は、昇降シリンダ8で対象物Pを所定の高さに持ち上げて保持した状態で台車4を収納部Aに移動させ、しかる後、昇降シリンダ8で対象物Pを収納部A内の載置部上に降ろすことにより行われる。
しかしながら、本発明者らが前記特許文献1記載の移載装置について調査したところ、対象物Pが重量の非常に大きい重量物(大重量物)である場合には、昇降シリンダ8で対象物Pを持ち上げた際に、各昇降シリンダ8間で荷重(反力)が大きく異なり、レール架台フレームの撓みの影響、移動時の乗り移りの際の荷重不均衡、対象物Pの下面の窪みなどの影響等も加わって、同一の台車4内でも、台車4の各車輪5に掛かる荷重(輪荷重)が不均一になってしまうという問題があることに気が付いた。このように、昇降シリンダ8や車輪5に掛かる荷重が不均一になって、一部の昇降シリンダ8や車輪5に大きな負荷が掛かることは、設備コストの増大だけでなく装置の安定性や保守管理の点から決して好ましいことではない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、生産ラインにおける移戴装置や倉庫用スタッカークレーンの移載装置として、大重量物の移載に好適な移載装置を提供することを目的とするものである。
本発明者ら、上記のように、大重量物を昇降シリンダで持ち上げた際に、同一の台車内でも昇降シリンダや車輪に掛かる荷重が不均一になる現象について詳しく検討した結果、以下のようなメカニズムで発生することを突き止めた。
すなわち、通常、大重量物は変形し難く剛体と見なせるのに比べて、昇降シリンダや車輪を支持している昇降テーブル(昇降フレーム)は弾性変形し易い弾性体であることから、大重量物を昇降シリンダで持ち上げた際に、昇降フレームが撓み、それによって、昇降シリンダや車輪に掛かる荷重が不均一になってしまうと考えられた。
そこで、本発明者らは、上記問題を解決するために、さらに鋭意検討を行った結果、以下のような着想を得た。
すなわち、対象物と昇降シリンダの間に、昇降フレームの撓みを吸収する鉛直方向の自由度を持たせたクッション(バネ)を取り付けることによって、それぞれの昇降シリンダに掛かる荷重(反力)がほぼ均一になり、それぞれの車輪にほぼ均一に荷重(輪荷重)が掛かるようになることを見出した。
上記のような着想に基づいて、本発明は以下のような特徴を有している。
[1]複数の昇降シリンダを有する移戴装置であって、前記昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して対象物を支持することを特徴とする移戴装置。
[2]走行用の車輪を有する移戴装置であって、台車に対象物を昇降するための複数の昇降シリンダを設け、前記昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して前記対象物を支持することを特徴とする移戴装置。
[3]倉庫用スタッカークレーンの移載装置であって、スタッカークレーンの昇降テーブル上にレールを介して台車を移動可能に設け、倉庫側の各収納部にレールと連絡して台車を移動させ得るレールを設けるとともに、台車に対象物を昇降するための複数の昇降シリンダを設け、前記昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して前記対象物を支持することを特徴とする倉庫用スタッカークレーンの移載装置。
本発明の移載装置は、大重量物を昇降シリンダで持ち上げた際に、同一の台車内において、昇降シリンダや車輪に掛かる荷重が平均化されるため、昇降シリンダの昇降能力を落として設計・製作できるだけでなく、装置の安定性や保守管理の点でも大重量物の移載に好適な移載装置となっている。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における倉庫用スタッカークレーンの移載装置を示すものであり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は正面図である。
この実施形態における移載装置は、基本的な構成は前述の図6に示した移載装置と同様であり、スタッカークレーンの昇降テーブル(昇降フレーム)1上にレール3を介して台車(ドーリ)4を車輪5によって移動可能に設け、倉庫側の各収納部Aにレール3と連絡して台車4を移動させ得るレール34を設けるとともに、台車4に対象物(荷)Pの支持体(受けバー)9を複数の昇降シリンダ(ジャッキ)8によって昇降可能に設けている。ちなみに、図1では、レール3は2列で、昇降シリンダ8を台車4のレール方向(走行方向)に各レールに対して6個、計12個設置するとともに、車輪5は、台車4のレール方向(走行方向)に各レールに対して12個の計24個設置している。
なお、図1には図示していないが、台車4の移動・走行を行うために、台車4の側部に沿ってラックまたはチェーンを固定設置するとともに、昇降テーブル1には台車4の前後位置でラックまたはチェーンと噛合すべき複数のピニオンまたはスプロケットホイールとその駆動装置とを設けている。また、この台車4は自走式とすることもできる。
その上で、従来は、図3に示すように、支持体9と昇降シリンダ8をエンドプレート21とボルト22によって直接連結していたのに対して、この実施形態においては、図2に示すように、支持体9と昇降シリンダ8の間に、支持体9の傾きを吸収する球面座金27a、27bと、昇降フレーム1の撓みを吸収する撓み量と耐荷重を持ったバネ25と、バネ25をガイドするバネガイド(球面座金27aに適合)26と、エンドプレート(球面座金27bに適合)21Aを取り付けており、昇降シリンダ8がバネガイド26とバネ25と支持体9とを介して対象物Pを支持するようになっている。これにより、支持体9の水平方向の自由度が拘束され、移戴時の位置決めを速やかに行うことができる。なお、ここでは、バネ25には皿バネを使用しているが、他のバネ要素を使用してもよい。
これによって、この実施形態においては、大重量物Pを昇降シリンダ8で持ち上げた際に、同一の台車4内において、それぞれの昇降シリンダ8に掛かる荷重(反力)が平均化され、それぞれの車輪9にほぼ均一な荷重(輪荷重)が掛かるようになる。
なお、支持体9は、対象物Pの荷重をバネ25に伝えると共に、バネガイド26と相俟って対象物Pの水平方向の動きを拘束する役割を果たす部材であるが、設計上の都合や対象物Pの下面形状が平らでない場合等において、昇降シリンダ8や車輪5に掛かる荷重の平均化を阻害しない範囲内で複数の支持体9を一体化してもよい。
また、昇降シリンダ8とバネ25の上下位置関係は、上記の実施形態に示す「昇降シリンダ8がバネ25を介して支持体9を支持する」形態のほかに、「バネ25が昇降シリンダ8を介して支持体9を支持する」形態も考えられる。しかしながら、バネと言う剛性が極端に低い機械要素を対象物Pから離せば離すほど、対象物Pを搭載した台車4は全体として水平方向の剛性上不利になり、対象物Pの収納部Aへの移戴・収納工程における位置決め動作に支障を来たすことになる。従って、昇降シリンダ8とバネ25の上下位置関係において後者の形態は好ましくない。
そして、上記の実施形態では、倉庫用スタッカークレーンの移載装置について述べたが、生産ラインの移載装置にも同様にして適用することができる。
すなわち、例えば、走行用の車輪を有する台車に対象物を昇降するための複数の昇降シリンダを設け、それらの昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して対象物を支持するようにした移戴装置とすればよい。
つまり、本発明の基本的構成は、複数の昇降シリンダを有し、それらの昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して対象物を支持する移戴装置とすることである。
本発明の実施例として、図1に示した倉庫用スタッカークレーンの移載装置を用いて、重量が200tonである大重量物Pの移載を行った。
具体的には、図4に示すように、大重量物Pを昇降シリンダ8で持ち上げた際に、3個の昇降シリンダ8に掛かる荷重(反力)P1〜P3と、6個の車輪5に掛かる荷重(輪荷重)W1〜W6を測定した。ちなみに、大重量物Pと台車4は前後方向および左右方向にほぼ対象であるので、3個の昇降シリンダ8の反力P1〜P3と、6個の車輪5の輪荷重W1〜W6で代表することができる。なお、台車4の全長は6500mmである。
その際に、本発明例1〜4として、上述の図2に示したような本発明の一実施形態に基づく構造の移載装置を用いて、大重量物Pを昇降シリンダ8で持ち上げた。
一方、従来例として、上述の図3に示したような従来の構造の移載装置を用いて、大重量物Pを昇降シリンダ8で持ち上げた。
そして、従来例と本発明例1〜4におけるバネ仕様、ドーリフレーム、昇降フレームを表1に示し、各例における反力P1〜P3と輪荷重W1〜W6を表2、表3に示す。
この結果、表2、表3に示すように、従来例では、反力P1〜P3と輪荷重W1〜W6が極端に不均一であるのに対して、本発明例1〜4では反力P1〜P3と輪荷重W1〜W6がほぼ均一になっている。
これによって、本発明の有効性が確認された。
1 昇降テーブル(昇降フレーム)
3 レール(昇降テーブル側のレール)
4 台車(ドーリ)
5 車輪
8 昇降シリンダ(ジャッキ)
9 支持体(受けバー)
10 ラック
11 ピニオン
21 エンドプレート
21A エンドプレート
22 ボルト
25 バネ
26 バネガイド
27a 球面座金
27b 球面座金
32 収納部の底面
34 レール(収納部側のレール)
35 スタッカークレーン
36 倉庫
37 スタッカークレーン本体
A 収納部
P 対象物(荷)
3 レール(昇降テーブル側のレール)
4 台車(ドーリ)
5 車輪
8 昇降シリンダ(ジャッキ)
9 支持体(受けバー)
10 ラック
11 ピニオン
21 エンドプレート
21A エンドプレート
22 ボルト
25 バネ
26 バネガイド
27a 球面座金
27b 球面座金
32 収納部の底面
34 レール(収納部側のレール)
35 スタッカークレーン
36 倉庫
37 スタッカークレーン本体
A 収納部
P 対象物(荷)
Claims (3)
- 複数の昇降シリンダを有する移戴装置であって、前記昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して対象物を支持することを特徴とする移戴装置。
- 走行用の車輪を有する移戴装置であって、台車に対象物を昇降するための複数の昇降シリンダを設け、前記昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して前記対象物を支持することを特徴とする移戴装置。
- 倉庫用スタッカークレーンの移載装置であって、スタッカークレーンの昇降テーブル上にレールを介して台車を移動可能に設け、倉庫側の各収納部にレールと連絡して台車を移動させ得るレールを設けるとともに、台車に対象物を昇降するための複数の昇降シリンダを設け、前記昇降シリンダがバネガイドとバネと支持体とを介して前記対象物を支持することを特徴とする倉庫用スタッカークレーンの移載装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012017414A JP2013155002A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | 移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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|---|---|
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|---|---|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3421393A1 (de) * | 2017-06-27 | 2019-01-02 | MLOG Logistics GmbH | Mobiles lagerfahrzeug |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60228306A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-13 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 倉庫用スタツカ−クレ−ンの移載装置 |
| JPS6143576U (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-22 | 日本車輌製造株式会社 | 移載装置付重量物搬送台車 |
| JP2011089358A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Jfe Steel Corp | 重量物の搬送機構およびそれを用いた重量物の搬送方法 |
-
2012
- 2012-01-31 JP JP2012017414A patent/JP2013155002A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS60228306A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-13 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 倉庫用スタツカ−クレ−ンの移載装置 |
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| EP3421393A1 (de) * | 2017-06-27 | 2019-01-02 | MLOG Logistics GmbH | Mobiles lagerfahrzeug |
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