JP2013160694A - アラーム装置、アラーム方法及びプログラム - Google Patents

アラーム装置、アラーム方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 第一のアラームと第二のアラームの多重設定時における問題点を解消する。
【解決手段】 アラーム装置(1)は、第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶手段(3)と、第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶手段(4)と、前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定手段(5)と、前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知手段(9、10)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、あらかじめ設定された時刻に所定の報知信号を発生するアラーム装置、アラーム方法及びプログラムに関する。
アラーム(alarm)とは、“所定のイベント”の発生を報知するための信号のことをいう。所定のイベントは用途によって様々であるが、特に所定のイベントを「あらかじめ設定された時刻」とするアラーム装置の典型は目覚まし時計である。
目覚まし時計は簡易なものから高機能なものまでいろいろある。たとえば、高機能なものの一例として、下記の特許文献1には、毎日または曜日指定で繰り返すアラーム(以下、リピートアラームまたは第一のアラームという)と、1回限りの非繰り返しのアラーム(以下、非リピートアラームまたは第二のアラームという)の二種類のアラームを個別に設定できる技術が記載されている。以下、この技術を従来技術ということにする。この従来技術によれば、リピートアラーム(第一のアラーム)を定常イベントに使用することができ、非リピートアラーム(第二のアラーム)を1回限りの突発イベントに使用することができる。
特開2008−278365号公報
しかしながら、従来技術は無駄なアラームが行われたり、あるいは、必要なアラームが行われなかったりするという問題点がある。
今、リピートアラーム(第一のアラーム)を「06:00」に設定した場合を考える。時間の表記は特に断りがない限り明細書全体を通して24時間表記である。この場合、毎日の午前6時にアラームが鳴るので、たとえば、日常の起床(定常イベント)に使用することができる。さて、特定の日だけ早起きをしなければならなくなった場合、たとえば、X年X月X日の「04:00」に起床しなければならなくなった場合は、非リピートアラーム(第二のアラーム)を「X年X月X日」の「04:00」に設定すればよい。設定した日時に非リピートアラームが鳴るので、1回限りの早起き(1回限りの突発イベント)に用いることができる。
このような設定(リピートアラームと非リピートアラームの多重設定)における問題点の第一は、「X年X月X日」に、「04:00」と「06:00」の2回アラームが鳴ってしまう点にある。「06:00」のアラームは起床後のアラームであるから無駄なアラームである。第二は、このような無駄なアラームを回避するためには、リピートアラームの設定を解除すればよいが、そうすると今度は翌日から「06:00」のアラーム(必要なアラーム)が鳴らなくなってしまう点にあり、翌日の寝坊を免れない。このように、第一のアラームと第二のアラームの多重設定によって、無駄なアラームが行われるまたは必要なアラームが行われない等の問題が起きてしまう。
そこで、本発明の目的は、第一のアラームと第二のアラームの多重設定時における問題点の解決を意図したアラーム装置、アラーム方法及びプログラムを提供することにある。
本発明に係るアラーム装置は、第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶手段と、第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶手段と、前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定手段と、前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るアラーム方法は、第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶工程と、第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶工程と、前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定工程と、前記アラーム設定判定工程が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶手段、第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶手段、前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定手段、前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、第一のアラームと第二のアラームの多重設定時における問題点(無駄なアラームが行われるまたは必要なアラームが行われない等)を解決できる。
実施形態に係るアラーム装置の構成図である。 リピートアラーム設定画面の一例を示す図である。 第1記憶部3に記憶保存されるリピートアラームデータの構造図である。 非リピートアラーム設定画面の一例を示す図である。 第2記憶部4に記憶保存される非リピートアラームデータの構造図である。 アラーム制御の動作フローを示す図である。 改善例の登録処理の動作フローを示す図である。 メッセージ画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施形態に係るアラーム装置の構成図である。この図において、アラーム装置1は、たとえば、目覚まし時計(置き時計、壁掛け時計、腕時計、組み込み時計の別は問わない)であってもよく、あるいは、時計機能付きの電子機器一般(携帯電話、フォトフレーム、デジタルカメラ、電子辞書、ゲーム機など)に実装されたものであってもよい。
図示のアラーム装置1は、概略的に、入力部2、第1記憶部3、第2記憶部4、制御部5、表示部6、時計部7、アラーム時刻記憶部8、一致判定部9及び出力部10に分けることができる。
入力部2は、キーボードやタッチパネルまたは押しボタンなどの入力用ユーザインターフェースである。第1記憶部3と第2記憶部4は、それぞれリピートアラームと非リピートアラームのデータを記憶する不揮発性の記憶要素、たとえば、ハードディスク、シリコンディスクまたはフラッシュメモリ等であり、ここでは、第1記憶部3をリピートアラームのデータ記憶用とし、第2記憶部4を非リピートアラームのデータ記憶用とする。なお、この図では、第1記憶部3と第2記憶部4を別々の要素として描いているが、これに限定されない。一つの記憶要素の記憶空間に二つの記憶領域(フォルダやパーティションあるいは仮想ドライブ)を設け、それらの記憶領域を第1記憶部3や第2記憶部4として使用してもよい。この場合、第1記憶部3と第2記憶部4は物理的に一つの記憶要素となる。
制御部5は、典型的にはプログラム制御方式のマイクロコンピュータ(単にコンピュータともいう)であり、不図示のメモリに予め書き込まれている制御プログラムを実行してアラーム装置1に必要な各種動作を統括制御する。動作の一つはリピートアラーム(第一のアラーム)や非リピートアラーム(第二のアラーム)の設定であり、動作の他の一つは設定されたリピートアラームや非リピートアラームの報知である。
表示部6は、制御部5の制御を受け、前記の動作に必要な様々な情報を可視化して表示する、たとえば、液晶ディスプレイパネル等の平面表示デバイスである。
時計部7は、日時情報、詳細には年月日の日付け情報と、月曜から日曜までの曜日情報と、0時から24時までの時間情報とを発生する。この時計部7は、クオーツ振動子などの正確な振動波形に基づいて時を刻むものであってもよく、あるいは、GPS衛星からの電波を利用して正確な時を刻むGPS時計や、長波標準電波を受信して同様に正確な時を刻むいわゆる電波時計であってもよい。正確さの点でGPS時計または電波時計の使用が望ましい。
アラーム時刻記憶部8は、制御部5によって設定されたアラーム時刻を保持する。一致判定部9は、アラーム時刻記憶部8に保持されているアラーム時刻と時計部7から継続的または定期的に出力される日時情報との一致を判定し、一致を判定したときに所定の報知信号Sを出力する。出力部10は、この報知信号Sに応答して所定の報知動作(たとえば、アラーム音の出力または振動もしくは光の明滅など)を行う。
次に作用を説明する。
<リピートアラーム>
図2は、リピートアラーム設定画面の一例を示す図である。この図において、表示部6に表示されるリピートアラーム設定画面11は、1週間の曜日(日曜、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜)列12と、アラーム時刻列13と、アラームオンオフ列14と、メモ列15とを含むリピートアラーム設定表16と、設定ボタン17と、キャンセルボタン18とを有する。
ユーザは、希望する曜日のアラーム時刻列13に任意のアラーム時刻を入力するとともに、そのアラーム時刻を有効にする場合はアラームオンオフ列14に「On」をセットし、あるいは、そのアラーム時刻を無効にする場合はアラームオンオフ列14に「Off」をセットし、さらに、必要に応じてそのアラーム時刻のコメントをメモ列15に入力し、設定ボタン17またはキャンセルボタン18のいずれかを押す。
設定ボタン17を押した場合は、リピートアラーム設定表16の入力情報がリピートアラームデータとして第1記憶部3に記憶保存され、または、キャンセルボタン18を押した場合はリピートアラーム設定表16の入力情報が無視される。
図示の例では、日曜の「10:00」に休日用のアラームが設定されており、且つ、そのアラームは無効(Off)とされている。また、月曜の「07:00」、火曜の「08:30」、水曜の「07:00」、木曜の「07:00」、金曜の「09:30」、土曜の「06:30」に、いずれも平日用のアラームが設定されており、且つ、それら平日用のアラームは有効(On)とされている。さらに、日曜のメモとして“休日”、月曜のメモとして“1時間目”、火曜のメモとして“2時間目”、水曜のメモとして“1時間目”、木曜のメモとして“1時間目”、金曜のメモとして“午後授業”、土曜のメモとして“サークル練習日”などが設定されている。
したがって、これらの設定例から、次のことをいうことができる。まず、ユーザの起床時間は、月曜は「07:00」、火曜は「08:30」、水曜は「07:00」、木曜は「07:00」、金曜は「09:30」、土曜は「06:30」であり、これを曜日ごとに繰り返す。日曜の起床時間は「10:00」であるが、日曜の起床時間は休日のため必要なときにしか適用しない。このような設定は、定常イベント用のリピートアラームである。曜日ごとに繰り返しているからである。なお、図示の設定例において、全ての曜日に同一の時刻を設定すると共に、全ての曜日のアラームオンオフ列14に「On」をセットすれば、曜日ではなく毎日繰り返すリピートアラームとすることができる。
図3は、第1記憶部3に記憶保存されるリピートアラームデータの構造図である。この図において、リピートアラームデータ19は、図2のリピートアラーム設定表16に対応した構造になっており、たとえば、図示の例では、1週間の曜日(日曜、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜)フィールド20と、アラーム時刻フィールド21と、アラームオンオフフィールド22と、メモフィールド23とを含むテーブル構造になっている。
そして、このリピートアラームデータ19には、図2のリピートアラーム設定表16の入力情報と同じデータがセットされている。すなわち、日曜の「10:00」に休日用のアラームがセットされており、且つ、そのアラームが無効(Off)とされているとともに、月曜の「07:00」、火曜の「08:30」、水曜の「07:00」、木曜の「07:00」、金曜の「09:30」、土曜の「06:30」に、いずれも平日用のアラームが設定されており、且つ、それら平日用のアラームが有効(On)になっている。さらに、日曜のメモとして“休日”、月曜のメモとして“1時間目”、火曜のメモとして“2時間目”、水曜のメモとして“1時間目”、木曜のメモとして“1時間目”、金曜のメモとして“午後授業”、土曜のメモとして“サークル練習日”などがセットされている。
<非リピートアラーム>
図4は、非リピートアラーム設定画面の一例を示す図である。この図において、表示部6に表示されるメイン非リピートアラーム設定画面24は、たとえば、1ヶ月分のカレンダー形式になっており、カレンダー内の任意の日付を選択(図ではハッチングを付した11月4日を選択している)すると、メイン非リピートアラーム設定画面24の上に、スケジュール登録用のサブ画面(以下、サブ非リピートアラーム設定画面25という)を重畳表示するようになっている。
サブ非リピートアラーム設定画面25は、日付け入力部26、曜日表示部27、スケジュール開始時刻入力部28、アラーム時刻入力部29、アラームオンオフ設定部30、アラーム抑制設定部31、予定入力部32、登録ボタン33、削除ボタン34、キャンセルボタン35を備える。
日付け入力部26は、メイン非リピートアラーム設定画面24の選択日(図では11月4日)を表示し、曜日表示部27は同選択日の曜日(図では金曜日)を表示する。スケジュール開始時刻入力部28には、ユーザによって、このサブ非リピートアラーム設定画面25に登録するスケジュールの開始時刻が入力され、アラーム時刻入力部29には、同じくユーザによって、当該スケジュールに係わるアラーム時刻が入力される。
また、アラームオンオフ設定部30は、ユーザが当該アラーム時刻を有効(On)とするか、無効(Off)とするかの設定を行うための択一選択コントロールであり、予定入力部32には、ユーザによって、必要に応じて当該スケジュールの内容(メモ書き)が入力される。
三つのボタン(登録ボタン33、削除ボタン34、キャンセルボタン35)は、サブ非リピートアラーム設定画面25への入力情報を第2記憶部4の非リピートアラームデータに新規または追加登録するか、あるいは、該当する入力情報を第2記憶部4の非リピートアラームデータから削除するか、もしくは、サブ非リピートアラーム設定画面25への入力情報を無視するかを選択するためのものである。
すなわち、ユーザによって登録ボタン33が押されると、サブ非リピートアラーム設定画面25の入力情報が第2記憶部4の非リピートアラームデータに新規または追加登録され、あるいは、ユーザによって削除ボタン34が押されると、該当する入力情報が第2記憶部4の非リピートアラームデータから削除され、もしくは、ユーザによってキャンセルボタン35が押されると、サブ非リピートアラーム設定画面25の入力情報が無視され、いずれの場合もそれらの登録、削除または無視の後、サブ非リピートアラーム設定画面25が閉じられる。
ここで、スケジュール開始時刻入力部28に入力されたスケジュールの開始時刻を便宜的に「A」とし、アラーム時刻入力部29に入力された、当該スケジュールに係わるアラーム時刻を便宜的に「B」とすると、一般的に「B」は「A」と同じかまたは「A」よりも早い時刻になる。これは、当該スケジュールに係わるアラーム時刻がそのスケジュールの開始を報知するためのものであるからであり、少なくともスケジュールの開始時刻と同じかそれよりも前に報知を行わなければならないからである。ちなみに、図示の例では、A=「07:30」、B=「6:00」であり、スケジュールの開始時刻(07:30)の1時間30分前の時刻(06:00)にアラーム(報知)を行うように設定されている。
なお、スケジュール開始時刻入力部28への入力情報(スケジュールの開始時刻)と、予定入力部32への入力情報(メモ書き)は必須ではない。必要に応じて入力すればよい。
アラーム抑制設定部31は、実施形態に特有の構成要素である。このアラーム抑制設定部31は、ユーザによって「する」と「しない」の択一選択が可能な、たとえば、チェックボックスコントロールである。コントロールにチェックを入れると「する」を選択したことになり、チェックを外すと「しない」を選択したことになる。このアラーム抑制設定部31のキャプション表記は“抑制する”となっている。このキャプション表記は、同日にリピートアラームと非リピートアラームの二つが多重設定されていた場合に、リピートアラームを抑制する(一時的に無効にする)ことを意味する。したがって、このアラーム抑制設定部31は、同日に設定されたリピートアラームと非リピートアラームの一方を選択させるための選択情報を生成する。詳細は、後述のアラーム抑制処理で説明する。
図5は、第2記憶部4に記憶保存される非リピートアラームデータの構造図である。この図において、非リピートアラームデータ36は、図4のサブ非リピートアラーム設定画面25に対応した構造になっており、たとえば、図示の例では、日付フィールド37と、アラーム時刻フィールド38と、アラームオンオフフィールド39と、メモフィールド40と、抑制フィールド41とを含むテーブル構造になっている。
そして、この非リピートアラームデータ36には、図4のサブ非リピートアラーム設定画面25の入力情報と同じデータがレコード単位にセットされている。すなわち、図示の例では、先頭のレコードの日付けフィールド37に「2011/11/14」、同レコードのアラーム時刻フィールド38に「06:00」、同レコードのアラームオンオフフィールド39に「On」、同レコードのメモフィールド40に「遠足(学校集合)」、同レコードの抑制フィールド41に「する」という選択情報がセットされている。
<アラーム動作の実際>
図6は、アラーム制御の動作フローを示す図である。このアラーム制御は制御部5で実行される制御プログラムの機能であり、したがって、当該アラーム制御の実行主体は制御部5である。
図示のアラーム制御において、まず、第1記憶部3に記憶されているリピートアラームデータ19から翌日のリピートアラーム情報を検索し(ステップS1)、該当するリピートアラーム情報が見つかったか否かを判定する(ステップS2)。
そして、該当するリピートアラーム情報が見つからなければ(ステップS2の判定結果がNOであれば)、第2記憶部4に記憶されている非リピートアラームデータ36から翌日の非リピートアラーム情報を検索する(ステップS3)。次いで、該当する非リピートアラーム情報の有無を判定(ステップS4)し、該当する非リピートアラーム情報も見つからなければ(ステップS4の判定結果もNOであれば)、そのまま処理を終了する。
一方、該当する非リピートアラーム情報が見つかつた場合(ステップS4の判定結果がYESの場合)には、その非リピートアラーム情報のアラームオンオフフィールド39に「On」がセットされているか否かを判定する(ステップS5)。そして、「On」がセットされていなければ、そのまま処理を終了し、「On」がセットされていれば、その非リピートアラーム情報のアラーム時刻フィールド38のデータをアラーム時刻記憶部8にセット(ステップS6)してから処理を終了する。
したがって、この場合には、アラーム時刻記憶部8にセットされたアラーム時刻(非リピートアラーム情報のアラーム時刻)と時計部7から継続的または定期的に出力される日時情報との一致を判定し、この一致判定部9で一致判定がなされた場合に、出力部10で所定の報知動作(1回限りの非リピートアラーム)を行うことができる。
他方、前記のステップS2の判定結果がYESの場合、すなわち、該当するリピートアラーム情報が見つかつた場合には、第2記憶部4に記憶されている非リピートアラームデータ36から翌日の非リピートアラーム情報を検索する(ステップS7)。そして、該当する非リピートアラーム情報の有無を判定(ステップS8)し、該当する非リピートアラーム情報が見つからなければ(ステップS8の判定結果がNOであれば)、先のステップS1で検索しておいたリピートアラーム情報のアラームオンオフフィールド22に「On」がセットされているか否かを判定し(ステップS9)、「On」がセットされていなければ、そのまま処理を終了し、「On」がセットされていれば、そのリピートアラーム情報のアラーム時刻フィールド21のデータをアラーム時刻記憶部8にセット(ステップS10)してから処理を終了する。
したがって、この場合には、アラーム時刻記憶部8にセットされたアラーム時刻(リピートアラーム情報のアラーム時刻)と時計部7から継続的または定期的に出力される日時情報との一致を判定し、この一致判定部9で一致判定がなされた場合に、出力部10で所定の報知動作(毎日または曜日ごとに繰り返されるリピートアラーム)を行うことができる。
以上の説明は、リピートアラームと非リピートアラームのいずれか一方がセットされている場合の動作である。すなわち、ステップS2の判定結果がYESで且つステップS8の判定結果がNOの場合(リピートアラームのみがセットされている場合)、または、ステップS2の判定結果がNOで且つステップS4の判定結果がYESの場合(非リピートアラームのみがセットされている場合)の動作である。いずれの場合も、セットされた時刻にリピートアラームまたは非リピートアラームを支障なく行うことができる。
<アラーム抑制処理>
ここで、実施形態の特徴であるリピートアラームと非リピートアラームの多重設定時の動作について説明する。リピートアラームと非リピートアラームの多重設定とは、同日に、リピートアラームと非リピートアラームの二つのアラーム時刻が設定されていることをいう。このような多重設定時には、冒頭で説明したような問題点を招くことがある。つまり、同日に二つのアラームが行われることとなるため、一方のアラームが無駄になるからであり、あるいは、無駄を回避するために一方のアラームを解除してしまうと、仮にその解除アラームが日常起床用のリピートアラームであった場合には翌日の寝坊を引き起こす可能性があるからである。
実施形態では、かかる多重設定時の問題点を回避するために、抑制判定の処理(ステップS11)を設けている。
すなわち、ステップS2の判定結果がYESで且つステップS8の判定結果もYESの場合には、リピートアラームと非リピートアラームの多重設定が行われていると判断し、その場合には、ステップS11に進み、該当する非リピートアラーム情報の抑制フィールド41に「する」という選択情報が設定されているか否かを判定する。
「する」という選択情報が設定されている場合(ステップS11の判定結果がYESの場合)は、リピートアラーム情報を無視し(いい換えればリピートアラームを抑制し)、非リピートアラーム情報を選択して、その非リピートアラーム情報のアラームオンオフフィールド39に「On」がセットされているか否かを判定する(ステップS5)。そして、「On」がセットされていなければ、そのまま処理を終了し、「On」がセットされていれば、その非リピートアラーム情報のアラーム時刻フィールド38のデータをアラーム時刻記憶部8にセット(ステップS6)してから処理を終了する。
一方、「する」という選択情報が設定されていない場合(ステップS11の判定結果がNOの場合)は、リピートアラーム情報を無視せず(いい換えればリピートアラームを抑制せず)、そのリピートアラーム情報のアラームオンオフフィールド22に「On」がセットされているか否かを判定する(ステップS9)。そして、「On」がセットされていなければ、そのまま処理を終了し、「On」がセットされていれば、そのリピートアラーム情報のアラーム時刻フィールド21のデータをアラーム時刻記憶部8にセット(ステップS10)してから処理を終了する。
したがって、リピートアラームと非リピートアラームの多重設定が行われている場合には、リピートアラームの選択情報(非リピートアラームデータ36の抑制フィールド41の情報)に基づいて、リピートアラームを無視するか(抑制するか)無視しないか(抑制しないか)を選択することができるので、前記の問題点を解決することができる。すなわち、多重設定時の無駄なアラームを回避したり、また、同多重設定時の必要なアラームを行うことができるという特有の利点を奏することができる。
<改善例>
なお、以上の実施形態は、様々な変形や発展が可能なことはもちろんである。たとえば、以下のようにしてもよい。
前記の実施形態では、サブ非リピートアラーム設定画面25に設けたアラーム抑制設定部31を用いて、リピートアラームの抑制を行うか否かをユーザ設定するようにしている。かかる態様でも前記問題点の解決に有効ではあるが、直感的なユーザインターフェースの点で改善の余地がある。アラーム抑制設定部31のキャプション表記(図では“抑制なし”)だけでは、意味が通じにくいからであり、マニュアル等で詳しく説明しなければならないからである。
そこで、直感的で分かりやすいユーザインターフェースを提供するために、以下の改善例を提示する。この改善例の主体は、サブ非リピートアラーム設定画面25の登録ボタン33が押されたときに実行する登録処理である。なお、この改善例では、図4のアラーム抑制設定部31を使用しない。
図7は、改善例の登録処理の動作フローを示す図である。この動作フローの実行主体も制御部5である。この動作フローでは、まず、リピートアラームと非リピートアラームの多重設定が行われているか否かを判定する(ステップS21)。この判定は、第1記憶部3に記憶されているリピートアラームデータ19と第2記憶部4に記憶されている非リピートアラームデータ36との双方に同日のアラーム時刻がセットされているか否かを調べることによって行うことができる。
リピートアラームと非リピートアラームの多重設定が行われていないと判定された場合は、そのまま登録処理(サブ非リピートアラーム設定画面25への入力情報を第2記憶部4の非リピートアラームデータに新規または追加登録する処理:ステップS22)を実行して処理を終了する一方、リピートアラームと非リピートアラームの多重設定が行われていると判定された場合は、表示部6に所要のメッセージ画面を表示し(ステップS23)、そのメッセージ画面に対するユーザ応答(図8のはいボタン45又はいいえボタン45の選択操作)を待ってから(ステップS24のYES判定を待ってから)、メッセージ画面を閉じ、登録処理(ステップS22)を実行して処理を終了する。
図8は、メッセージ画面の一例を示す図である。この図において、メッセージ画面42は、同日にリピートアラームと非リピートアラームの多重設定が行われようとしている旨の適切な告知メッセージを表示する告知メッセージ表示エリア43と、そのリピートアラームの内容とアラーム時刻とを表示するリピートアラーム内容表示エリア44と、当該リピートアラームを抑制するか(つまり一時的に無効とするか)否かを選択するための択一的コントロール(はいボタン45といいえボタン46)とを有している。
ユーザは、告知メッセージ表示エリア43の表示情報と、リピートアラーム内容表示エリア44の表示情報とから当該リピートアラームの抑制を行うか否かを判断し、その判断に従い、択一的コントロール(はいボタン45といいえボタン46)のいずれか一方を選択する(抑制する場合→はいボタン45/抑制しない場合→いいえボタン46)。はいボタン45が選択された場合は非リピートアラームデータ36の抑制フィールド41に「する」が設定され、いいえボタン46が選択された場合は非リピートアラームデータ36の抑制フィールド41に「しない」が設定される。
この改善例によれば、告知メッセージをできるだけ理解しやすい内容にすることにより、直観的で誰でも分かりやすいユーザフレンドリーなインターフェースを提供することができる。
前記の実施形態では同日にリピートアラームと非リピートアラームが設定されているかを判定したが、同日とは限らず、所定の期間内や、同一の時間帯(午前中、午後12時から15時、15時から17時など)にリピートアラームと非リピートアラームが設定されているかを判定してもよい。抑制したいアラームは同じ目的で同じ時間帯の場合が多く、例えば起床時間を変更する場合、午前7時を午前6時に変更したい場合、起床のアラームを抑制し、他の時間帯のアラームを抑制せずに済む。
前記の実施形態では、リピートアラームを抑制するか否かユーザが設定していたが、この構成は必ずしも必要ではなく、同日または同一の時間帯にリピートアラームと非リピートアラームが設定されているかのみを判定し、両方とも設定されていれば、リピートアラームを自動的に抑制してもよい。これにより、ユーザは非リピートアラームを設定するだけでリピートアラームを抑制できる。
<まとめ>
以上のとおりであるから、前記の実施形態またはその改善例によれば、リピートアラームと非リピートアラームの多重設定時における問題点、すなわち、同日に二つのアラームが行われるため、一方のアラームが無駄になる、あるいは、無駄を回避するために一方のアラームを解除してしまうと、仮にその解除アラームが日常起床用のリピートアラームであった場合には翌日の寝坊を引き起こす可能性がある、といった問題点を解決することができることに加え、特に改善例においては、直観性に優れたユーザインターフェースとすることができ、リピートアラームの「抑制」の有無を分かりやすく設定することができる。
なお、以上の説明では、目覚まし時計への適用を例にしたが、これに限定されない。あらかじめ設定された時刻に所定の報知信号を発生するアラーム装置であればよく、たとえば、テレビジョン放送の録画予約や視聴予約を行う装置にも適用できる。この装置も、あらかじめ設定された時刻に所定の報知信号を発生して所定のイベント(録画開始または視聴開始)を実行するからである。さらに、類似の装置としては、たとえば、設定した時間に調理を開始する調理器具(炊飯器等)、設定した時間に冷暖房や給湯を行う器具(冷暖房機や給湯器)、設定した時間に照明を点灯する器具、設定した時間にエンジン等の動力を始動する器具・・・・等々がある。
<付記>
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本件出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
請求項1に係る発明は、
第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶手段と、
第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶手段と、
前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知手段と、
を備えたことを特徴とするアラーム装置である。
(付記2)
請求項2に係る発明は、
前記判定手段は、同日に前記第一のアラームと前記第二のアラームとが設定されているかを判定することを特徴とする請求項1に記載のアラーム装置である。
(付記3)
請求項3に係る発明は、
前記判定手段は、同じ時間帯に前記第一のアラームと前記第二のアラームとが設定されているかを判定することを特徴とする請求項1に記載のアラーム装置である。
(付記4)
請求項4に係る発明は、
前記第二のアラーム記憶手段は、前記第一のアラームの抑制をするか否かを更に記憶し、
前記報知手段は、前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定し、前記第二のアラーム記憶手段に前記第一のアラームを抑制すると記憶された場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のアラーム装置である。
(付記5)
請求項5に係る発明は、
第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶工程と、
第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶工程と、
前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定工程と、
前記アラーム設定判定工程が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知工程と、
を備えたことを特徴とするアラーム方法である。
(付記6)
請求項6に係る発明は、
コンピュータを、
第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶手段、
第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶手段、
前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定手段、
前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知手段、
として機能させるためのプログラムである。
1 アラーム装置
3 第1記憶部(第一のアラーム記憶手段)
4 第2記憶部(第二のアラーム記憶手段)
5 制御部(判定手段、コンピュータ)
9 一致判定部(報知手段)
10 出力部(報知手段)

Claims (6)

  1. 第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶手段と、
    第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶手段と、
    前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知手段と、
    を備えたことを特徴とするアラーム装置。
  2. 前記判定手段は、同日に前記第一のアラームと前記第二のアラームとが設定されているかを判定することを特徴とする請求項1に記載のアラーム装置。
  3. 前記判定手段は、同じ時間帯に前記第一のアラームと前記第二のアラームとが設定されているかを判定することを特徴とする請求項1に記載のアラーム装置。
  4. 前記第二のアラーム記憶手段は、前記第一のアラームの抑制をするか否かを更に記憶し、
    前記報知手段は、前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定し、前記第二のアラーム記憶手段に前記第一のアラームを抑制すると記憶された場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のアラーム装置。
  5. 第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶工程と、
    第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶工程と、
    前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定工程と、
    前記アラーム設定判定工程が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知工程と、
    を備えたことを特徴とするアラーム方法。
  6. コンピュータを、
    第一のアラームの設定を記憶する第一のアラーム記憶手段、
    第二のアラームの設定を記憶する第二のアラーム記憶手段、
    前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されているかを判定する判定手段、
    前記判定手段が前記第一のアラームと前記第二のアラームとが所定の期間内に設定されていると判定した場合、現在時刻と前記第一のアラームが一致したときには報知せず、前記現在時刻と前記第二のアラームが一致したときに所定の報知信号を発生する報知手段、
    として機能させるためのプログラム。
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