JP2013195909A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストと手間をかけずに箔を用いた画像形成ができるようにする。
【解決手段】 未定着のトナーによるトナー像が形成された用紙Pを通過させ、その用紙Pに未定着のトナーを定着させる定着部150を備えた画像形成装置において、用紙Pと接着せずトナーと接着するホットスタンプ箔Sを給紙搬送する箔給紙トレイ140、箔給紙ローラ141、及び箔搬送路の複数の搬送ローラと、ホットスタンプ箔Sを、定着部150よりも上流で未定着のトナー像が形成された用紙Pに重ね合わせ、かつホットスタンプ箔Sと用紙Pとが重ね合わさった状態で定着部150に送り出す重ね合せローラ142とを備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、デジタル複合機、ファクシミリ(FAX)装置、プリンタ等の画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式で画像形成を行うデジタル複合機(MFP)等の画像形成装置において、高付加価値画像が印刷されるようになってきている。
この高付加価値画像とは、電子写真方式のプロセスカラーである4色のCMYKトナー以外の特色トナーを用いて上記4色とは異なる特色の画像形成をした画像のことである。
この特色トナーを用いた技術としては、例えば透明トナーを用いて従来とは異なる光沢性を持つ画像を形成する技術、あるいはレッド、ブルー、グリーン及びオレンジ等のトナーを用いて画像を形成することにより、従来よりも色再現範囲が広い画像を形成する技術などが知られている。また、金色や銀色トナーを用いてメタリックな画像を形成する技術も知られている。
このようにプロセスカラーであるCMYKトナー以外の特色トナーを用いることにより、従来とは異なる価値を画像に付加する技術が多数知られている。
ここで、特色トナーを用いずに特色を再現する手法として、ホットスタンプという手法が知られている。この手法は、トナーに付着する接着層上にメタリックや金銀色の塗装層を重ねたシートであるホットスタンプ箔を、トナー定着後の記録媒体である用紙の上に重ねて電気アイロンなどで加熱することにより、用紙のトナー部分にメタリックや金銀色の塗装面を付着させて特色を再現する手法である。
このようなホットスタンプの手法を用いた技術としては、特許文献1があげられる。この特許文献1では、ホットスタンプ箔を用いて本の表紙を作成するために、本の表紙となる用紙上にトナーによる文字を印刷する文字印刷装置と、その文字を印刷した用紙上にトナーとの接着性に優れたホットスタンプ箔を重ねてこれらを加熱加圧する箔接着装置とが開示されている。
なお、ホットスタンプの手法とは関係はないが、特許文献2には、用紙とトナーをリサイクルできるような他の技術も開示されている。
ところで、上記特色トナーを用いて高付加価値画像を形成する場合、特色を表現するための色毎にトナーを設計及び作製しなければならず、高コスト化してしまう。また、画像形成装置内に特色トナー用のステーションを追加しなければならず、追加する特色トナーが多ければ多い程画像形成装置が大型化してしまう。この点について、特色トナーを用いないホットスタンプの手法によれば、特色トナー毎の設計作製やステーションの追加に伴う大型化といったことは問題にならない。
しかしながら、ホットスタンプの手法を用いた場合、トナーが定着された用紙にホットスタンプ箔をユーザが重ねた上で、さらにアイロン等により加熱加圧しなければならず手間がかかるという問題があった。
また、上記特許文献1の技術では、文字印刷装置により、未定着トナーに対して加熱加圧をして用紙にトナーを定着させて印刷出力した後に、ユーザがその用紙に対してホットスタンプ箔を重ね、再度箔接着装置により加熱加圧を行うという作業を行わなくてはならず、手間がかかるという問題があった。また、用紙に2回加熱加圧を行わなければならず電力コストがかかってしまうという問題もあった。
この発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置において、コストと手間をかけずに箔を用いた画像形成ができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明による画像形成装置は、未定着のトナーによるトナー像が形成された記録媒体を通過させ、その記録媒体に上記未定着のトナーを定着させる定着手段を備えた画像形成装置であって、上記記憶媒体と接着せず上記トナーと接着する箔を搬送する搬送手段と、上記箔を、上記定着手段よりも上流で上記未定着のトナーによるトナー像が形成された記録媒体に重ね合わせる重ね合せ手段と、その重ね合せ手段により上記箔が上記記録媒体に重ね合わさった状態で上記定着手段に送り出す送出し手段とを備えたものである。
以上のようなこの発明による画像形成装置によれば、コストと手間をかけずに箔を用いた画像形成ができる。
この発明の一実施形態である画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1に示した画像形成装置が備えるコントローラのハードウェア構成のブロック図である。 図1に示した画像形成装置が備える重ね合せローラ付近の詳細な構成を示す拡大図である。 プレビュー表示するRGB形式の画像データの一例を示した図である。 ユーザからホットスタンプ箔Sを用いた画像形成の開始の指示を受け付けた際に、CPU102が行う処理のフローチャートである。 図1に示した画像形成装置の変形例を示した図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の実施形態である画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。
この画像形成装置は、画像形成装置本体100(以下、「本体100」という)と操作部200とスキャナ300とを備えている。
本体100は、コントローラ101、レーザ書き込み部110、画像形成部120、給紙トレイ130、給紙ローラ131、箔給紙トレイ140、箔給紙ローラ141、重ね合せローラ142、定着部150、排紙ローラ151、排紙トレイ152を備えている。
このうち、コントローラ101は、この画像形成装置を制御するものである。このコントローラ101について、図2を参照しながら説明する。図2は、このコントローラ101のハードウェア構成のブロック図である。
図2に示すように、コントローラ101は、CPU102、ROM103、RAM104、通信I/F105、HDD106及びエンジンI/F107を備えている。
CPU102は、この画像形成装置全体を管理および制御する中央処理装置である。
ROM103は、CPU102が実行するプログラムを格納している読み出し専用の記憶手段である。
RAM104は、CPU102が実行するプログラムを展開し、各種処理を行う際の作業領域として使用する読み書き可能な記憶手段である。
通信I/F105は、この画像形成装置が、後述するパーソナルコンピュータ400等の外部装置とネットワークを介して通信を行うためのインタフェースである。
HDD106は、各種データを記憶する大容量記憶手段である。この各種データには、後述する色変換用のルックアップテーブルが含まれる。
また、エンジンI/F107は、画像形成装置の画像形成に関わる図1に示す各種ハードウェアを含むエンジン部をCPU101が制御できるようにするためのインタフェースである。
上記CPU102は、ROM103内の各種プログラムを読み出しRAM104に展開した後、その各種プログラムに従って動作することで、図1に示した画像形成装置が備える各種部材及び各種ローラ等を制御して、記録媒体である用紙P上への画像形成及び用紙Pの給紙、搬送、転写、定着、排紙などの一連の処理を実行する。
次に、レーザ書き込み部110は、画像情報に応じたレーザ光を、画像形成部120の帯電した各感光体ドラム122Y〜K表面に照射して露光し、これによって各感光体ドラム121Y〜K表面に静電潜像を形成するレーザ走査機構である。
具体的には、レーザ書き込み部110は図示しない光源、ポリゴンミラー、反射ミラー、fθレンズ等を備え、光源から発行したレーザ光を、回転するポリゴンミラーによって走査し、その走査された走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより各感光体ドラム122Y〜Kの母線上に集光して走査露光する。
次に、画像形成部120は、画像形成ユニット121Y〜K、中間転写ベルト125及び転写部126を備えている。
このうち、画像形成ユニット121Y〜Kは、感光体ドラム122Y〜K、レーザ書き込み部110により形成された静電潜像に対してトナー像を現像する現像器123Y〜K、
感光体ドラム122Y〜K表面を所定の極性と電位に帯電するための帯電器124Y〜K及び図示しないドラムクリーナなどを一体として備えたものである。
なお、画像形成ユニット121Y〜Kの符号の後の添え字Y〜Kはそれぞれ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)を示している。また、画像形成ユニット121Y〜Kの構成は同じなので、特段各色を識別する必要がない場合は、便宜上添え字を省略して以下説明する。
ここで、現像に用いられるトナーは磁性キャリア粒子が混合されたものであり、現像器123Y〜Kには、それぞれ磁性キャリア粒子が混合されたYMCK各色のトナーが収容されている。そして、現像器123Y〜Kに収容された各色のトナーの濃度が所定の濃度に保たれるように図示しない供給装置から各色のトナーが補充制御されている。
また、画像形成ユニット121は、中間転写ベルト125上に色毎に4つ横に並べて配置されており、これら4つの画像形成ユニット121により中間転写ベルト125上に順次トナー像を転写していき合成されたカラーのトナー像を形成することができる。
次に、中間転写ベルト125は、本体100の中央付近において複数のローラにより掛け回された、時計回りに回転可能な無端ベルトであって、画像形成ユニット121により1次転写されたトナー像を担持して搬送する像担持体である。
また、転写部126は、転写ローラと対向ローラとを備え、ニップ部分で用紙Pを押し当てることにより中間転写ベルト125上のトナー像を用紙Pに転写して、用紙P上にトナー像を形成するためのものである。
次に、給紙トレイ130は、用紙Pを載置して収容しておくためのものである。
給紙ローラ131は、給紙トレイ130に積載された用紙のうち最も上の用紙Pを用紙搬送路に繰り出すためのものである。
箔給紙トレイ140は、ホットスタンプ箔を載置しておくためのものである。ここで用いるホットスタンプ箔は、用紙Pと接着せず一部の色のトナーと接着する接着層上にメタリックや金銀色等の塗装層を重ねたシートである。一例として吉田金糸店の『スタンピングリーフ(148×100mm)』の金色のホットスタンプ箔Sを用いることが考えられる。また、この実施形態において用紙Pは、このホットスタンプ箔Sのサイズと同じサイズの用紙を用いるものとする。
ここでホットスタンプ箔Sは、複数色あるトナーのうちカーボンが含まれるKトナーに接着する。そして、CPU102は、用紙P上でホットスタンプ箔Sを接着させたい領域にKトナーを転写するように制御を行う。なお、この実施形態では、金色のホットスタンプ箔Sを用いているが、色は他の色でも構わない。また色ではなくホログラムや幾何学模様などの柄をもつホットスタンプ箔でも構わない。
次に、箔給紙ローラ141は、箔給紙トレイ140のホットスタンプ箔Sを箔搬送路に繰り出すためのものである。
重ね合せローラ142は、未定着のトナー像が形成された用紙Pとホットスタンプ箔Sとが合流する地点にあるローラである。ここで、図3を参照しながら重ね合せローラ142の詳細について説明する。図3は、重ね合せローラ付近の詳細な構成を示す拡大図である。なお、図中矢印Aは用紙Pの搬送方向を、矢印Bはホットスタンプ箔Sの搬送方向をそれぞれ示している。
図3に示すように、箔搬送路には、箔給紙ローラ141から給紙されたホットスタンプ箔Sを重ね合せローラ142に導くために箔ガイド板143が設けられている。
重ね合せローラ142は、定着部150よりも上流でホットスタンプ箔Sを、未定着のトナー像が形成された用紙Pに位置合わせして重ね合わせる。そして、ホットスタンプ箔Sが用紙Pに重ね合わさった状態で定着部150に送り出す。なお、この重ね合せローラ142が重ね合せ手段と送出し手段に対応し、箔給紙トレイ140と箔給紙ローラ141と箔搬送路に設けられた複数の搬送ローラが給紙搬送手段に対応する。
定着部150は、加熱ローラと加圧ローラとを備え、加熱ローラと加圧ローラのニップ部分に未定着のトナーによるトナー像が形成された用紙Pを加熱加圧しながら通過させ、その用紙Pにトナーを定着させる定着手段である。この実施形態においては、定着部150の上流にある重ね合せローラ142が、ホットスタンプ箔Sを用紙Pに重ね合わせて送り出すため、定着部150は、ホットスタンプ箔Sと用紙Pとを同時に加熱加圧することになる。これにより、用紙P上のKトナーに対してホットスタンプ箔Sの接着層が接着する。
排紙ローラ151は、定着後の用紙Pを排紙トレイ152に排紙するためのものである。用紙Pとホットスタンプ箔Sが重なっている状態の場合は、その状態のまま排紙トレイ152に排紙する。
排紙トレイ152は、排紙された用紙Pを積載保持するためのものである。排紙された用紙Pにホットスタンプ箔Sが重なっている状態の場合は、その状態のまま積載保持する。
次に、図1の操作部200は、液晶ディスプレイにユーザからのタッチ操作を受け付けるタッチセンサを積層したタッチパネル及びハードウェアのボタン等を備えたものであり、画像形成装置の状態をユーザに画面表示で通知したり、あるいはユーザからのタッチ操作を受け付けたりするものである。なお、この操作部200が受付手段に対応する。
スキャナ300は、用紙押さえ310とコンタクトガラス320と図示しない読取部とを備え、コンタクトガラス320上に載置された原稿を読取部によって光学的に走査して、RGBの3色に色分解されたRGB形式の画像データを得るためのものである。
パーソナルコンピュータ(PC)400は、コントローラ101の通信I/F105とネットワークを介して接続された外部ホスト装置である。このPC400は、例えばユーザの操作に従ってRGB形式の画像データを画像形成装置に送信したりする。
なお、スキャナ300で読み取って得たRGB形式の画像データ及びPC400から受信したRGB形式の画像データは、CPU102により、画像形成可能な形式であるYMCK形式の画像データに色変換される。この変換の具体的な手法については後述する。
以上図1乃至図3を参照しながら説明した画像形成装置は、ホットスタンプ箔Sを用いた画像形成を行う場合、CPU102及び不図示の制御回路の制御に基づき以下の動作を行う。まず、画像形成ユニット121Y〜Kを所定の制御タイミングに合わせて順次駆動し、感光体ドラム122Y〜Kを反時計回りに回転させるとともに、帯電器124Y〜Kにより感光体ドラム122Y〜Kを帯電させる。
また、中間転写ベルト125を時計回りに回転させるとともに、レーザ書き込み部110を制御して、上記の色変換で得たYMCK形式の画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム122Y〜K表面に形成し、現像器123Y〜Kによりイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの単色のトナー像を感光体ドラム122Y〜K表面に現像していく。
そして、中間転写ベルト125の搬送とともに、上記単色のトナー像を順次中間転写ベルト125上に転写していき合成されたトナー像を形成する。
また、給紙トレイ130の給紙ローラ131を回転させて用紙Pを用紙搬送路に繰り出し、中間転写ベルト125上の合成されたトナー像を転写部126にて一括して用紙Pに転写を行い用紙P上にトナー像を形成する。
一方、適当なタイミングで、箔給紙トレイ140の箔給紙ローラ141を回転させ、ホットスタンプ箔Sを箔搬送路に繰り出す。
そして、レジストローラ等の適宜な手法により位置合わせを行い重ね合せローラ142にてホットスタンプ箔Sとトナー像が形成された用紙Pとが重なるようにする。そして、重ね合せローラ142を回転してホットスタンプ箔Sが重なった用紙Pを定着部150に送り出し、定着部150で同時に加熱加圧した後、排紙ローラ151によりホットスタンプ箔Sが重なった用紙Pを機外へ排紙して排紙トレイ152上にスタックする。
その後ユーザが、ホットスタンプ箔Sが重なった用紙Pからホットスタンプ箔Sをはがすと、Kトナーにより形成したトナー像部分が金色になった用紙Pを得ることができる。
次に、ユーザから、ホットスタンプ箔Sにより用紙P上に形成される金色のホットスタンプ像の形成領域の指定を受け付けるための画像形成装置の構成について説明する。なお、ホットスタンプ像の形成領域は、便宜上スタンプ像形成領域と称して以下説明する。
この実施形態においては、スキャナ300で読み取って得たRGB形式の画像データあるいはPC400から受信したRGB形式の画像データを、CPU102が操作部200のタッチパネルにプレビュー表示して、ユーザからスタンプ像形成領域を受け付けるようにしている。ここで、図4に、プレビュー表示するRGB形式の画像データの一例を示す。
図4では、RGB形式の画像データとして赤色のベタ文字で「RICOH(登録商標)」をタッチパネルに表示している。ここでユーザが例えばタッチパネル上で「R」が表示された部分をなぞったとすると、CPU102は「R」部分をスタンプ像形成領域として受け付ける。具体的には画像輪郭抽出といった画像処理の手法を用いて、例えばユーザがなぞった「R」の画像のエッジを抽出してスタンプ像形成領域を受け付けることが考えられる。
その後、CPU102は、受け付けたスタンプ像形成領域に「1」をラベリングし、スタンプ像形成領域以外には「0」をラベリングして、RGB形式の画像データにおけるスタンプ像形成領域とスタンプ像形成領域以外の領域とをラベリング情報により区別するようにする。
なお、スタンプ像形成領域が示す「1」のラベリングは、図4の例では文字の画像を形成する部分に設定する。ユーザからの領域指定は、座標等を用いた範囲指定で受け付けることもできるが、その場合でも、指定された範囲の中で文字の画像の部分に「1」のラベリングを行う。ただし、逆に文字以外の背景等の部分にラベリングを行うようにしたり、模様の特定の部分にのみラベリングを行うようにする等、他の手法を採ることを妨げるものではない。
また、CPU102は、スタンプ像形成領域の指定と共に、ホットスタンプ箔Sを用いた画像形成の開始指示を受け付ける。この指示は、例えばタッチパネルに表示されたボタンあるいは操作部200のハードウェアのボタン等により受け付けることができる。
ここで、ユーザからホットスタンプ箔Sを用いた画像形成の開始の指示を受け付けた際に、CPU102が行う処理のフローチャートについて、図5を参照しながら説明する。なお、CPU102は、上記指示の前にユーザからスタンプ像形成領域の指定を受け付け、RGB形式の画像データのラベリング情報を生成しているものとする。
まずCPU102は、RGB形式の画像データをYMC形式(基本的に、YMCK色空間を用いて色を表現するが従来のようにKを用いないという意味でこのように呼ぶ)の画像データに変換する(S11)。ここで、この実施形態においてホットスタンプ箔SはKトナーに接着するため、スタンプ像形成領域はKトナーによりトナー像を形成しなければならない。このためスタンプ像形成領域以外の領域における画像の色は、YMCの3色のトナーにより再現する必要がある。すなわち、スタンプ像形成領域以外の領域の黒色はKトナーを用いずYMCトナーの混色により再現する必要がある。
ここで、上記ステップS11においてCPU102は、RGB色空間からYMC色空間に色変換するためのルックアップテーブルを参照して、RGB形式の画像データをYMC形式の画像データに変換する。このYMC形式の画像データには、YMCの3色の色成分が含まれる。この色成分はトナーの階調値(0%〜100%)を示したものであり、このトナーの階調値は用紙Pにトナーを転写するときの単位面積当たりのトナー付着量に相当する。CPU102は、YMC3色のトナーの階調値を、例えばRGB色空間の色を再現するようなルックアップテーブルを参照して決定することができる。
ステップS11の後にCPU102は、ラベリング情報を参照して、YMC形式の画像データにおけるスタンプ像形成領域に相当する領域を特定する(S12)。ここでは、CPU102は、RGB形式の画像データにおいて「1」にラベリングした領域に相当する領域をYMC形式の画像データから特定するようにする。
ステップS12の後にCPU102は、YMC形式の画像データのうちステップS12で特定したスタンプ像形成領域に相当する領域をKの画像データに置換してYMCK形式の画像データを生成する(S13)。ここでは、例えばYMC形式の画像データのうちスタンプ像形成領域に相当する領域の色情報をK1色の階調値100%に置換すればよい。このことにより、スタンプ像形成領域にはKトナー網点面積率100%のベタでKトナー像が形成されることになる。
このステップS13の処理により、ユーザが指定したスタンプ像形成領域についてはKトナーを用い、スタンプ像形成領域以外の領域についてはYMCトナーを用いて画像形成を行うためのYMCK形式の画像データを得ることができる。
そして、CPU102は、ステップS13の後にホットスタンプ箔Sを用いた画像形成を開始する。これは、ステップS13で生成したYMCK画像データに基づいて行われる。
ここで、図4のRGB形式の画像データを例にとって図5のフローチャートを説明すると、CPU102は、「RICOH」の赤色のベタ文字をYMC形式の画像データに変換し(S11)、ラベリング情報を参照して、ユーザが設定したスタンプ像形成領域(ここでは文字「R」の領域とする)を特定し(S12)、その領域をK1色の階調値100%に置換してYMCK形式の画像データを生成する(S13)。そして、そのYMCK形式の画像データに基づいて、ホットスタンプ箔Sを用いた画像形成を開始する。
ここでは、CPU102及び不図示の制御回路が上述したように用紙P及びホットスタンプ箔Sの給紙搬送を制御しながらYMCK形式の画像データに応じたトナー像を画像形成ユニット121Y〜Kを制御して中間転写ベルト125上に形成する。これにより、「R」の文字のトナー像がKトナーにより形成され、「ICOH」の文字のトナー像がYMCトナーにより形成される。その後、その形成したトナー像を用紙Pに転写した後にホットスタンプ箔Sと重ね合わせて定着部150で同時に加熱加圧して排紙する。
この状態では、Kトナーを用いて画像形成した「R」の文字の部分にのみホットスタンプ箔Sが接着し、他の色のトナー像を形成した部分やトナー像を形成していない部分には接着しない。
そして、ユーザが排紙トレイからホットスタンプ箔Sが重なった用紙Pを取り出して、そのホットスタンプ箔Sをはがすと「R」の部分のみホットスタンプ箔Sが残り、その部分のみが金色で「ICOH」の部分が赤の高付加価値画像が形成された用紙Pを得ることができる。
以上説明した画像形成装置においては、ホットスタンプ箔Sを給紙して搬送するための箔給紙トレイ140、箔給紙ローラ141及び箔搬送路の複数の搬送ローラを備え、かつホットスタンプ箔Sを、定着部150よりも上流で未定着のトナー像が形成された用紙Pに重ね合わせるとともに、そのホットスタンプ箔Sが用紙Pに重ね合わさった状態で定着部150に送り出す重ね合せローラ142を備えている。
このことにより、ユーザが、トナーが定着された用紙にホットスタンプ箔を重ねた上でアイロン等により加熱加圧しなくて済む。また、ホットスタンプ箔Sが用紙Pに重ね合わさった状態で定着部150に送り出されるので定着部150による加熱加圧が1回で済む。このため、未定着トナーに対して加熱加圧をして用紙にトナーを定着させて印刷出力した後に、ユーザがその用紙に対してホットスタンプ箔を重ね再度加熱加圧する作業を行う手間が省けるだけでなく用紙を2回加熱加圧しなくてよいので電力コストを抑えることができる。従って、コストと手間をかけずにホットスタンプ箔を用いた画像形成を行うことができる。
また、ホットスタンプ箔Sは、カーボンが含まれたKトナー(特定の色のトナー)に接着し、他の色のトナーには接着しないので、複数色あるトナーのうち特定の色のトナーに選択的にホットスタンプ箔Sを接着させることができる。このため、用紙P上にホットスタンプ箔Sによるホットスタンプ像とCMYトナーによるフルカラー画像とが混在する高付加価値画像を形成することができる。
また、この実施形態における画像形成装置では、ユーザから、ホットスタンプ箔Sにより用紙P上に形成されるホットスタンプ像のスタンプ像形成領域の指定を受け付けるようにしている。このことにより、ユーザがタッチパネルにプレビュー表示されたRGB形式の画像データを見ながら容易にホットスタンプ像を形成したいスタンプ像形成領域を指定することができる。
また、この実施形態においては、ホットスタンプ箔Sを用いた画像形成について説明したが、ホットスタンプ箔Sを用いない画像形成も可能である。この場合、例えばユーザからホットスタンプ箔Sにより用紙P上にホットスタンプ像の形成を行うか否かの指示を受け付けるようにし、ユーザからホットスタンプ像の形成を行わない指示を受け付けた場合は、ホットスタンプ箔Sの給紙搬送を行わないようにすることが考えられる。
この場合、ホットスタンプ箔Sの接着を考慮せずにCMYKトナーを用いたフルカラー画像を用紙Pに形成してよいことはもちろんである。なお、ホットスタンプ像の形成を行うか否かの指示は、例えばCPU102がホットスタンプ像の形成を行うか否か選択するための画面をタッチパネルに表示して、ユーザからの選択を受け付けるようにする等の手法が考えられる。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、画像形成装置の具体的な構成が、上述した実施形態の内容に限られないことはもちろんである。
例えば、画像形成装置の変形例として図6に示すような画像形成装置が考えられる。図6は、画像形成装置の変形例を示したものであって、説明の便宜上変形箇所を中心に示したものである。
ここで、ホットスタンプ箔は市販されているものだけでも様々な種類の色や柄などがある。そこで、変形例に係る画像形成装置においては、様々な種類のホットスタンプ箔をユーザが予め同時にセットできるように複数の箔給紙トレイを備えるようにしており、この点が図1に示した画像形成装置と異なるので、この異なる点を中心に説明する。
図6に示すように、変形例に係る画像形成装置では箔給紙トレイ160A乃至Cを備えており、これら箔給紙トレイ160A乃至Cに色や柄が異なるホットスタンプ箔SA乃至SCがそれぞれセットされている。
CPU102は、RGB形式の画像データをタッチパネルに表示し、ユーザからスタンプ像形成領域の指定を受け付けた後、箔給紙トレイ160A乃至Cの何れか1つを選択させるための選択画面をタッチパネルに表示する。
そして、CPU102は、ユーザから箔給紙トレイ160A乃至Cの何れか1つの選択を受け付ける。その後、CPU102は、ユーザからホットスタンプ箔を用いた画像形成の開始の指示を受け付けると、図5のフローチャートに示した処理を順に行い、ホットスタンプ箔を用いた画像形成を開始する。
この際、CPU102はユーザから選択を受け付けた箔給紙トレイの箔給紙ローラを回転させる。例えば、CPU102が、ユーザから箔給紙トレイ160Bの選択を受け付けていた場合は、箔給紙ローラ161Bを回転させてホットスタンプ箔SBを箔搬送路に繰り出す。
そして、CPU102が、箔搬送路及び用紙搬送路の搬送ローラの回転速度を適宜制御して重ね合せローラ142にて用紙Pにホットスタンプ箔SBを重ね合せて、定着部150で同時に加熱加圧して排紙トレイ152に排紙する。
なお、ユーザが箔給紙トレイA乃至Cとセットしたホットスタンプ箔SA乃至SCとの対応関係を予めタッチパネル上で設定しておくこともできる。このことにより、CPU102は、上記設定を受け付けると、箔給紙トレイ160A乃至Cの何れか1つを選択させるための選択画面に代えて、ホットスタンプ箔SA乃至SCの選択を受け付けるための画面をタッチパネルに表示して、ユーザから選択を受け付けることができる。
以上説明した変形例に係る画像形成装置においては、箔給紙トレイを複数備え、ユーザから選択された箔給紙トレイにセットされたホットスタンプ箔を給紙するようにしている。上述した図1の画像形成装置では箔給紙トレイ140が1つだったため、ホットスタンプ箔Sと異なる種類のホットスタンプ箔を用いて画像形成する場合はユーザが入れ替えを行わなければならなかったが、変形例に係る画像形成装置においてはユーザが市販されている様々な種類のホットスタンプ箔を同時に複数の箔給紙トレイにセットして所望のホットスタンプ箔を用いた画像形成を行うことができるので入れ替えの手間を省くことができる。
また、図1では画像形成装置の通信I/F105とネットワークを介して接続されるのはPC400として説明したが、ファクシミリ(FAX)装置でもよい。例えば、画像形成装置のCPU102は、FAX装置から受信したRGB形式の画像データをタッチパネルにプレビュー表示してスタンプ像形成領域の指定を受け付けた後にFAX出力するようにしてもよい。
また、CPU102は、PC400から受信したRGB形式の画像データを操作部200のタッチパネルにプレビュー表示して、ユーザからスタンプ像形成領域を受け付けるようにしたがこれに限らない。例えば、PC400の図示しないCPUが、PC400にインストールされているプリンタドライバに係るプログラムを実行して、RGB形式の画像データをPC400の図示しないディスプレイに表示し、ユーザからマウス等により指定された領域をスタンプ像形成領域として受け付けるようにしてもよい。
また、上述した図1の実施形態においては、ホットスタンプ箔Sと用紙Pとは同じサイズであることを前提に説明したが、異なるサイズであってもよい。例えば、ホットスタンプ箔より用紙の方が大きい場合は、CPU102はユーザの指定したスタンプ像形成領域が用紙の搬送方向先端から何センチずれているかを算出し、その算出したずれに応じてホットスタンプ箔の給紙タイミングや搬送速度を制御して、重ね合せローラ142にて用紙のスタンプ像形成領域にホットスタンプ箔が重なるようにする等の手法が考えられる。
また、上述の実施形態及び変形例では、中間転写ベルト125を用いた画像形成装置を例にとって説明したが、中間転写ベルト125を用いずに1つの感光体ドラム上に合成トナー像を形成して転写を行うタイプの画像形成装置にこの発明を適用しても構わない。
また、用いるトナーの色はYMCKの4色に限られないし、箔の用紙への固定もホットスタンプ方式には限られない。
また、以上説明してきた実施形態と変形例は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることはもちろんである。
100:画像形成装置本体 101:コントローラ 102:CPU
103:ROM 104:RAM 105:通信I/F
106:HDD 110:レーザ書き込み部 120:画像形成部
121Y〜K:画像形成ユニット 122Y〜K:感光体ドラム
123Y〜K:現像器 124Y〜K:帯電器 125:中間転写ベルト
126:転写部 130:給紙トレイ 131:給紙ローラ
140,160A〜C:箔給紙トレイ 141,161A〜C:箔給紙ローラ
142:重ね合せローラ 143:箔ガイド板 150:定着部
151:排紙ローラ 152:排紙トレイ 200:操作部
300:スキャナ 310:用紙押さえ 320:コンタクトガラス
400:パーソナルコンピュータ
特開平8−2098号公報 特開2011−107629号公報

Claims (5)

  1. 未定着のトナーによるトナー像が形成された記録媒体を通過させ、該記録媒体に前記未定着のトナーを定着させる定着手段を備えた画像形成装置であって、
    前記記憶媒体と接着せず前記トナーと接着する箔を搬送する搬送手段と、
    前記箔を、前記定着手段よりも上流で前記未定着のトナーによるトナー像が形成された記録媒体に重ね合わせる重ね合せ手段と、
    該重ね合せ手段により前記箔が前記記録媒体に重ね合わさった状態で前記定着手段に送り出す送出し手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記箔は、複数色あるトナーのうち特定色のトナーに接着するものであり、
    前記記録媒体上に前記トナーによるトナー像を形成する際に、前記箔を接着する領域については前記特定色のトナーにより前記トナー像を形成する画像形成手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    ユーザから、前記箔により前記記録媒体上に形成されるホットスタンプ像の形成領域を示すスタンプ像形成領域の指定を受け付ける受付手段を備え、
    前記画像形成手段は、前記記録媒体に対して、前記受付手段が受け付けた前記スタンプ像形成領域に基づいて決定される前記箔を接着する領域に前記特定のトナーによるトナー像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記箔の種類毎に前記搬送手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置であって、
    ユーザから前記記録媒体上に箔を用いた像の形成を行うか否かの指示を受け付ける受付手段を備え、
    前記受付手段が前記箔を用いた像の形成を行わない指示を受け付けた場合は、前記搬送手段による前記箔の搬送を行わないことを特徴とする画像形成装置。
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