JP2013204338A - 建築板 - Google Patents

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義孝 岡本
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Abstract

【課題】隣接する建築板の色違いや接合部分を目立たないようにすることができる建築板を提供する。
【解決手段】基板1の長手方向に連続する複数の凹溝2が基材1の表面に形成されている。前記基板1の表面には前記凹溝2の長手方向に略並行に略連続する多数本の細線4が形成される。前記凹溝2に形成される前記細線4のうちの濃色系細線4aの占める割合が、前記凹溝2以外に形成される前記細線4のうちの前記濃色系細線4aの占める割合よりも多くなっている。且つ前記凹溝2以外に形成される細線4の一部は前記凹溝2に形成された前記濃色系細線4aと同色系の濃色系細線4aで形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の外装材などとして用いられる建築板に関するものである。
従来より、基板の表面に凹凸模様を形成し、この表面にインクジェット塗装などで印刷して着色することにより建築板を形成することが行われている(例えば、特許文献1参照)。また、長手方向に通し目地を有する建築板において、隣接する建築板の通し目地の位置ずれによる違和感を低減することも行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−170014号公報 特開2003−184262号公報
しかし、凹凸模様を有する基板に対して正確な位置に印刷柄を形成することは難しく、凹凸模様に対する印刷柄の位置ずれが建築板毎に発生することがあった。従って、複数枚の建築板を縦横に並べて施工した場合に、隣接する建築板の間で生じる色違いが目立つことがあり、また、隣接する建築板の接合部分も目立つことがあり、建物の外観を損なうことがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、隣接する建築板の色違いや接合部分を目立たないようにすることができる建築板を提供することを目的とするものである。
本発明に係る建築板は、基板の長手方向に連続する複数の凹溝が基材の表面に形成されている建築板であって、前記基板の表面には前記凹溝の長手方向に略並行に略連続する多数本の細線が形成され、前記凹溝に形成される前記細線のうちの濃色系細線の占める割合が、前記凹溝以外に形成される前記細線のうちの前記濃色系細線の占める割合よりも多くなっており、且つ前記凹溝以外に形成される細線の一部は前記凹溝に形成された前記濃色系細線と同色系の濃色系細線で形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明にあっては、前記凹溝に形成される一部の前記細線は、前記凹溝以外に形成される淡色系細線と同色系の淡色系細線で形成されていることが好ましい。
本発明にあっては、前記細線の太さと、隣り合う前記細線の間隔との少なくとも一つが不均一に形成されていることが好ましい。
本発明では、濃色系細線と淡色系細線とを混在させることができ、隣接する建築板の色違いや接合部分を目立たないようにすることができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示す一部の概略の斜視図である。 (a)は同上の概略の正面図、(b)は同上の概略の断面図である。 同上の突き合わせ部分を示す一部の概略の正面図である。 同上の一例を示す写真である。 従来の一例を示す写真である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本実施形態の建築板Aは、図2に示すように、基板1の表面に基板1の長手方向と略平行な方向に長い凹溝2を有して形成されている。基板1は従来から建材として用いられているものであれば、特に限定なく用いることができる。基板1は、例えば、セメント硬化物で形成される窯業系基板、合板などの木質系基板、ステンレス鋼板などの金属系基板などを挙げることができる。基板1は正面視において略長方形に形成されている。
凹溝2は基板1の表面に凹設されている。また、凹溝2は基板1の長手方向と略平行に略全長にわたって形成されている。凹溝2は基板1の長手方向と直交する方向に並ぶようにして複数本設けることができる。この場合、凹溝2は、基板1の少なくとも一方の長手端部1aに沿って設けることができる。また、隣り合う凹溝2、2の間は凸条3として形成されている。従って、基板1の表面には、基板1の長手方向と直交する方向において、凹溝2と凸条3とが交互に並設されている凹凸模様が形成されている。凹溝2は表面開口から底面2bになるに従って徐々に溝幅が狭くなるように形成されている。よって、凹溝2の内側面(凸条3の外側面にもなる)2aは傾斜面として形成されており、凸条3は断面略台形に形成されている。
尚、凹溝2の幅寸法(長手方向と直交する方向の寸法)は3〜50mm、凹溝2の深さ寸法は2〜15mm、隣り合う凹溝2、2の間隔は5〜50mmとすることができるが、これに限定されるものではない。また、本実施例においては、凹凸模様は凸条3が基板1の長手方向の全長にわたって連続する、所謂ボーダー調の凹凸模様に形成されている凹凸模様を示すが、凸条3の長手方向の途中に複数個の溝部(図示せず)を凸条3の短手方向と略平行に設けることによって、凹溝2と溝部とで区切られる複数のブロック状の凸条3が連続するような凹凸模様に形成されていてもよい。
図1に示すように、基板1の上記凹凸模様が形成されて表面には多数本の細線4が形成されている。細線4は凹溝2の長手方向に略連続するように形成されている。従って、細線4は直線であってもよいし、破線であってもよい。また、細線4は基板1の凹凸模様が形成されて表面の全面にわたって設けることができる。従って、細線4は凹溝2の底面2b、凹溝2の内側面2a、凸条3の頂面3aに設けることができる。このように多数本の細線4が基板1の表面全体にわたって設けられることにより、隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分Tと細線4とが区別しにくくなる。
上記細線4は、濃色系に着色された濃色系細線4aと、淡色系に着色された淡色系細線4bとに区別される。本実施の形態において、濃色系細線4aとはマンセル色相系の明度が7.5以下のものを指し、それを超える明度を有する細線4を淡色系細線4bとすることができる。濃色系細線4aとしては、例えば、赤色や黒色などの細線4で形成することができる。淡色系細線4bとしては、ベージュ、ライトブラウン、ペールカラーなどの細線4で形成することができる。濃色系細線4a及び淡色系細線4bはそれぞれ複数種の色を用いることができるが、濃色系細線4a及び淡色系細線4bをそれぞれ一種類の色で形成することもできる。
そして、本実施の形態では、凹溝2の底面2b及び内側面2aには、基板1の表面の凹溝2以外の他の部分、すなわち凸条3の頂面3aに比して、濃色系細線4aの占める割合が淡色系細線4bよりも多くなっている。例えば、頂面3aに形成される細線4の全本数のうち、濃色系細線4aの占める割合を1%とし、淡色系細線4bの占める割合を99%とした場合、底面2b及び内側面2aに形成される細線4はその全本数に対して、濃色系細線4aの占める割合を2%以上とし、淡色系細線4bの占める割合を98%以下とすることができる。好ましくは、頂面3aに形成される細線4の全本数のうち、濃色系細線4aの占める割合を40%未満とし、残りを淡色系細線4bとすることができ、この場合、底面2b及び内側面2aに形成される細線4の全本数のうち、濃色系細線4aの占める割合を頂面3aよりも多い50%以上とし、残りを淡色系細線4bとすることができる。
また、凸条3の頂面3a(凹溝2の底面2b以外の部分と内側面2a以外の部分)に形成される細線4の一部は、凹溝2に形成された濃色系細線4aと同色系の濃色系細線4aで形成されている。例えば、凹溝2に形成された濃色系細線4aが黒色の場合、凸条3の頂面3aに形成される細線4の一部を上記と同じ黒色の濃色系細線4aで形成することができる。ここで、凸条3の頂面3aに形成される細線4の一部とは、凸条3の頂面3aに形成される細線4の全本数のうち、5〜40%のことを指す。
さらに、凹溝2の底面2b及び内側面2aに形成される一部の細線4は、凸条3の頂面3a(凹溝2以外の部分)に形成される淡色系細線4bと同色系の淡色系細線4bで形成されていることが好ましい。例えば、凸条3の頂面3aに形成される淡色系細線4bがベージュの場合、凹溝2に形成された細線4の一部を上記と同じベージュの淡色系細線4bで形成することができる。ここで、凹溝2の底面2b及び内側面2aに形成される細線4の一部とは、凹溝2の底面2b及び内側面2aに形成される細線4の全本数のうち、50〜100%のことを指す。
そして、上記のように形成される建築板Aでは、凹溝2が凸条3の頂面3aに比べて濃色で着色される割合が多くなる。しかも、淡色の占める割合が多い凸条3の頂面3aにも濃色系細線4aが形成される。従って、基板1の表面に濃色部分と淡色部分が混在することになり、凹凸模様に対する細線4の印刷位置が建築板毎に多少ずれたとしても、隣接する建築板の色違いを目立たないようにすることができる。また、濃色の占める割合が多い凹溝2にも淡色系細線4bを形成した場合は、より濃色部分と淡色部分が混在することになり、隣接する建築板の色違いをより目立たないようにすることができる。
細線4の太さ、隣り合う細線4、4の間隔、細線4の連続性(直線か破線か)などの形態は、任意に設定することができる。細線4の太さは、例えば、0.1〜5mm、好ましくは0.3〜3mmに設定することができる。隣り合う細線4,4の間隔は、例えば、0〜20mm、好ましくは0.2〜5mmに設定することができる。細線4を破線で形成する場合、ドットの間隔は、例えば、0.1〜5mm、好ましくは0.3〜1mmに設定することができる。一枚の建築板Aに形成される複数本の細線4は多種多様な形態を採用することができる。つまり、一本の細線4毎に太さを異ならせることもできるし、隣り合う細線4,4の間隔を部分的に広くしたり狭くしたりすることもできる。このように細線4の太さと、隣り合う細線4,4の間隔とのうちの少なくとも一つが不均一に形成されていることにより、隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分Tがより目立たないようにすることができる。
また、細線4の形態を容易に作成したり変更したりすることができるように、細線4はインクジェットプリンタで印刷して形成するのが好ましい。この場合、凸版や凹版などの印刷版を用いて印刷する場合に比べて、色変えや柄変えなどを容易に行うことができる。細線4をインクジェットプリンタで印刷する場合は、細線4の形態のデータをコンピュータなどの制御手段に入力し、このデータに基いて制御手段でインクジェットプリンタを制御して細線4を印刷することができる。
そして、図3に示すように、基板1の長手端部1aと他の基板1の長手端部1bが隣接するようにして上記の建築板Aと他の建築板Aとを配置し、隣接する長手端部1a、1b同士を突き合わせた場合には、突き合わせにより形成される建築板A、Aの境目(目地)と細線4とが区別しにくくなる。従って、隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分Tが細線4により目立ちにくくなって、複数枚の建築板Aを並設して形成される建物の外観が損なわれにくくすることができる。なお、本実施の形態においては、上下に位置する建築板A、Aどうしの突き合わせ部分Tについて説明してきたが、これに限定されることは無く、例えば、上下端面または左右端面に形成される実部により相決り接合される接合部分(突き合わせ部分)においても同様の効果を有するものである。
図4(a)に本実施の形態の建築板の一例を写真で示し、図4(b)に従来の建築板の一例を写真で示す。また、図5(a)に本実施の形態の建築板の一例を写真で示し、図5(b)に従来の建築板の一例を写真で示す。図4の建築板は細線4を茶色系で形成したものであり、図5の建築板は細線4を青色系で形成したものである。
1 基板
2 凹溝
4 細線
4a 濃色系細線
4b 淡色系細線

Claims (3)

  1. 基板の長手方向に連続する複数の凹溝が基材の表面に形成されている建築板であって、前記基板の表面には前記凹溝の長手方向に略並行に略連続する多数本の細線が形成され、前記凹溝に形成される前記細線のうちの濃色系細線の占める割合が、前記凹溝以外に形成される前記細線のうちの前記濃色系細線の占める割合よりも多くなっており、且つ前記凹溝以外に形成される細線の一部は前記凹溝に形成された前記濃色系細線と同色系の濃色系細線で形成されて成ることを特徴とする建築板。
  2. 前記凹溝に形成される一部の前記細線は、前記凹溝以外に形成される淡色系細線と同色系の淡色系細線で形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の建築板。
  3. 前記細線の太さと、隣り合う前記細線の間隔との少なくとも一つが不均一に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築板。
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