JP2013242534A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置100において用紙搬送経路に突き出した定着部材105に帯電した用紙Sが電気的に吸引されることに起因して用紙Sの定着ニップ部Nへの侵入姿勢が悪化することを抑止する。
【解決手段】定着ニップ部NへシートSの搬送を案内する案内手段600が、シート案内方向とほぼ平行な面部を有する接地された導電体による吸着部材601と、絶縁性の材料で構成されシートと接触して用紙を案内するガイド部材602を有する。またガイド部材は、案内手段によるシートの案内方向において、吸着部材よりも定着ニップ部側の位置に延展された先端部に平坦形状を有し、吸着部材の面部をシートに対して露出させる複数の開口を有する。さらに吸着部材は、複数のロールの少なくとも1本の端部よりも定着ニップ部側の位置に延展される。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート上のトナー像を定着する定着装置に関する。この定着装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成手段において用いられ得る。
シートに形成されたトナー像をニップ部にて定着する定着装置において、定着器を構成する定着部材がシートとの摺擦により帯電してしまうことが知られている。このような定着部材の摩擦帯電が無視できなくなると、シートが定着部材に静電的に引き寄せられて、ニップ部へのシートの進入姿勢を乱してしまう恐れがある。このような現象が顕著になると、シートが座屈してしまったり、シートが斜行してしまうなどのシート搬送異常の要因となってしまう。
そこで、特許文献1や特許文献2に記載の装置では、定着器のニップ部に向けてシートをガイドするガイド部材に、シートを静電的に吸着させるようにしている。
具体的には、特許文献1に記載の装置では、ガイド部材を導電性材料により形成し、シートをガイド部材に静電的に吸着する構成を採用している。なお、このようなガイド部材を用いた場合、シートにトナー像を転写する際の転写電流がガイド部材に流れ込んで転写不良を招いてしまう恐れがある。この現象は、高温高湿環境やシートに含まれる水分量が多い場合に顕著となる。
また、特許文献2に記載の装置では、ガイド部材は、電気的に接地された導電性の金属板上に、シート搬送方向に沿って絶縁性の樹脂により形成された多数のリブ部が設けられた構成となっている。この多数のリブ部はシート搬送方向と直交する方向に並んで設けられている。この隣り合うリブ部間には開口部が形成されており、これらの開口部を通じて金属板を露出させることにより、シートを金属板に引き付ける構成としている。
特開2002−278329号公報 特開2010−250094号公報
しかしながら、特許文献2に記載のガイド部材では、ガイド部材のシート搬送方向の最下流部に至るまで金属板によりシートを引き付けるように構成しているため、後述の問題が生じる恐れがある。
具体的には、シートがガイド部材によりガイドされているとき、開口部(金属板)と対向しているシートの部位がリブ部と対向しているシートの部位に比べて、金属板側に落ち込んだ状態となる。つまり、シートがガイド部材によりガイドされているとき、シートには金属板側に落ち込んだ部位とそうではない部位とがシート搬送方向と直交する方向において交互に生じ、シートが波打ったような状態になる。
このようなシートが波打った状態でシートがニップ部に進入すると、定着部材にシートが不均一に接触し、定着不良の要因となってしまう。
本発明の目的は、シートを吸着させつつシートをニップ部に向けて適切にガイドすることができる定着装置を提供することである。
本発明の目的は、添付図面を参照しつつ、以下の詳細な説明を読むことにより明らかにあるであろう。
上記の目的を達成するための本発明に係る定着装置の代表的な構成は、シート上のトナー像をニップ部にて定着する定着器と、シートを前記ニップ部に向けてガイドするガイド部材と、を有する定着装置において、前記ガイド部材は、電気的に接地された導電性の金属板と、前記金属板の一部を覆うように設けられシートと摺動可能な絶縁性の樹脂部材と、を有し、前記樹脂部材は、シート搬送方向と直交する方向の異なる位置にそれぞれ設けられシート搬送方向に沿って前記金属板を露出させる複数の開口部と、シート搬送方向の最下流部に設けられシート搬送領域においてシート搬送方向と直交する方向に亘って延在する実質段差の無い平坦部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シートを吸着させつつシートをニップ部に向けて適切にガイドすることができる定着装置を提供することができる。
実施例の定着装置の概略構成模式図。 ガイド機構部分の拡大横断面図 ガイド機構の斜視図 ガイド機構の分解斜視図 実施例の画像形成装置の断面模式図。 実施例の定着装置の斜視図。 定着装置の横断面模式図。 (a)は定着動作制御フローチャート、(b)は制御系統のブロック図。 (a)は定着ベルト温度制御フローチャート、(b)は制御系統のブロック図。
[実施例]
(1)画像形成装置
図5は本実施例における画像形成装置1の概略構成図であり、シート(以下、シートと記す)Sの搬送方向(シート搬送方向)Dに沿った断面模式図である。この画像形成装置1は、中間転写インライン方式の4色フルカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタと記す)である。このプリンタ1は、プリンタ制御部(以下、CPUと記す)10にインターフェース22を介して接続される外部ホスト装置23から入力する画像データ(電気的な画像情報)に対応した画像をシートSに形成して画像形成物を出力することができる。
CPU10はプリンタ1の動作を統括的に制御する制御手段であり、外部ホスト装置23やプリンタ操作部24と各種の電気的情報信号の授受をする。また、各種のプロセス機器やセンサなどから入力する電気的情報信号の処理、各種のプロセス機器への指令信号の処理、所定のイニシャルシーケンス制御、所定の作像シーケンス制御を司る。外部ホスト装置23は、パーソナルコンピュータ、ネットワーク、イメージリーダ、ファクシミリなどのである。
プリンタ1内には、図面上、左側から右側に第1から第4の4つの画像形成部U(UY、UM、UC、UK)が並設されている。各画像形成部Uはそれぞれの現像器5に収容した現像剤であるトナーの色がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)と異なるだけで、構成は互いに同じ電子写真画像形成機構である。
即ち、各画像形成部Uは、それぞれ、第1の像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)2と、このドラム2に作用するプロセス手段としての帯電ローラ3、レーザスキャナ4、現像器5、一次転写ローラ6などを有する。
各画像形成部Uのドラム2はそれぞれ矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。そして、第1の画像形成部UYのドラム2には形成するフルカラー画像のY色成分像に対応するY色トナー画像が形成される。第2の画像形成部UMのドラム2にはM色成分像に対応するM色トナー画像が形成される。また、第3の画像形成部UCのドラム2にはC色成分像に対応するC色トナー画像が形成される。第4の画像形成部UKのドラム2にはK色成分像に対応するK色トナー画像が形成される。各画像形成部Uのドラム2に対するトナー画像の形成プロセス・原理は公知に属するからその説明は省ほぼする。
各画像形成部Uの下側には中間転写ベルトユニット7が配設されている。このユニット7は、第2の像担持体としての可撓性を有する無端状の中間転写ベルト8を有する。ベルト8は、駆動ローラ11と、テンションローラ12と、二次転写対向ローラ13の3本のローラ間に懸回張設されている。ベルト8は駆動ローラ11が駆動されることで矢印の時計方向にドラム2の回転速度に対応した速度で循環移動される。二次転写対向ローラ13にはベルト8を介して二次転写ローラ14が所定の押圧力で当接している。ベルト8と二次転写ローラ14との当接部が二次転写ニップ部である。
各画像形成部Uの一次転写ローラ6はベルト8の内側に配設されていて、それぞれ、ベルト8を介してドラム2の下面に当接している。各画像形成部Uにおいてドラム2とベルト8との当接部が一次転写ニップ部である。一次転写ローラ6には所定の制御タイミングで所定の一次転写バイアスが印加される。
各画像形成部Uのドラム2にそれぞれ形成されたY色トナー、M色トナー、C色トナー、K色トナーが循環移動するベルト8の表面に各一次転写ニップ部において順次に重畳されて一次転写される。これにより、ベルト8上に4色重ね合わせの未定着のフルカラートナー画像が合成形成されて、二次転写ニップ部に搬送される。
一方、第1または第2のカセット15または16に収容されている用紙などのシート(記録材)Sが給送機構(不図示)の動作により1枚分離給送され、搬送路17を通ってレジストローラ対18に送られる。レジストローラ対18は、シートSを一旦受け止めて、シーSトが斜行している場合、真っ直ぐに直す。そして、レジストローラ対18は、ベルト8上のトナー画像と同期を取って、シートSを二次転写ニップ部に搬送する。
シートSが二次転写ニップ部で挟持搬送される間、二次転写ローラ14には所定の二次転写バイアスが印加される。これにより、シートSに対してベルト8側のフルカラートナー画像が一括して順次に二次転写される。
そして、二次転写ニップ部を出たシートSはベルト8の面から分離され、搬送路19を通って、画像処理装置としての画像定着装置(以下、定着装置と記す)100に導入される。シートSは定着装置100において加熱・加圧されて未定着トナー画像が固着画像として定着される。定着装置100を出たシートSはフルカラー画像形成物として排出ローラ対20によって排出トレイ21へ搬送されて排出される。
(2)定着装置100
図6は本実施例における定着装置100の外観斜視図である。図7は同装置100の要部の横断右側面図であり、下側ベルトアセンブリBの加圧状態時を示している。
ここで、定着装置100又はこれを構成している部材に関して、長手方向(幅方向)やシート幅方向とは、シート搬送路面において、シートSの搬送方向Dに直交する方向に実質平行な方向である。短手方向とはシート搬送路面において、シートSの搬送方向Dに実質平行な方向である。
また、定着装置100について正面とはシート入口側(シート入口側)の面、背面とはシート出口側(シート出口側)の面、左右とは装置を正面から見て左又は右である。本実施例においては左側を手前側、右側を奥側としている。上下とは重力方向において上又は下である。上流または下流とはシートSの搬送方向Dに関して上流又は下流である。
本実施例の画像処理装置としての定着装置100は、ツインベルトニップ方式、電磁誘導加熱(IH)方式、オイルレス定着方式の画像加熱装置である。
この定着装置100は、加熱ユニットとしての上側ベルトアセンブリAと、加圧ユニットとしての下側ベルトアセンブリBを有する。また、上側ベルトアセンブリAにおける定着ベルト105を加熱する加熱手段であるIHヒータ(磁束発生手段)170を有する。また、画像形成部(二次転写ローラ14)側から搬送されてくるシートSを定着装置100の定着ニップ部Nに案内するためのガイド機構600を有する。以下、これらについて順次に説明する。
(2−1)上側ベルトアセンブリAとIHヒータ170
上側ベルトアセンブリAは定着フレーム(定着装置筐体)101の左右の上側板140間に配設されている。このアセンブリAは、表面に離型層を有し、シートSの画像担持面に対向する回転体(加熱回転体:定着部材)としての可撓性を有する無端状の定着ベルト(加熱無端ベルト、加熱エンドレスベルト)105を有する。また、この定着ベルト105を懸架する複数のベルト懸架部材としての、駆動ロール(定着ローラ)131、テンションロール132、パッドステー137を有する。
駆動ロール131は左右の上側板140間においてシート出口側に配設されており、左右の軸部(不図示)が、それぞれ、左右の上側板140間にベアリング(不図示)を介して回転可能に支持されている。
左右の上側板140の外側には、それぞれ、駆動ロール131側からシート入口側に延びているテンションロール支持アーム(不図示)が配設されている。テンションロール132は左右の上側板140間においてシート入口側に配設されており、左右の軸部(不図示)が、それぞれ、上記の左右の支持アームに対して軸受(不図示)を介して回転可能に支持されている。
パッドステー137は例えばステンレス鋼(SUS材)で形成された部材である。このステー137は、定着ベルト105の内側において駆動ロール131とテンションロール132との間の駆動ロール131寄りにパッド受け面を下向きにして、左右両端部が左右の上側板140間に固定されて支持されている。
駆動ロール131、テンションロール132、パッドステー137に掛け渡されている定着ベルト105はテンションバネ(不図示)の付勢力によるテンションロール132のベルトテンション方向への移動により所定のテンション(張力)が掛けられている。本実施例においては200Nのテンションを掛けている。パッドステー137の下向きのパッド受け面に対して定着ベルト105の下行側のベルト部分の内面が接している。
定着ベルト105としては、IHヒータ170により発熱させられるとともに耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えない。例えば厚さ75μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層もしくはステンレス層などの磁性金属層に、例えば厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングし、表層(離型層)にPFAチューブを被覆したものが用いられる。
駆動ロール131は例えば中実ステンレスによって外径がφ18に形成された芯金表層に耐熱シリコンゴム弾性層を一体成型により形成したロールである。駆動ロール131は、定着ベルト105と後述する第2の回転体としての加圧ベルト120とで形成される定着ニップ部Nのニップ域のシート出口側に配設され、後述する加圧ロール121の圧接により弾性層が所定量弾性的に歪ませられるものである。
テンションロール132は例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ロールである。このテンションロール132は定着ベルト105を張架して張りを与える。
駆動ロール131にはロール軸の左端側に駆動入力ギア(不図示)が同軸に固定して配設されている。このギアに対して駆動モータ301(図6)から駆動伝達手段(不図示)を介して駆動入力がなされ、駆動ロール131が図7の矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。
この駆動ロール131の回転によって定着ベルト105が矢印の時計方向に駆動ロール131の速度に対応した速度で循環搬送される。テンションロール132はベルト105の循環搬送に従動して回転する。定着ベルト105の下行側ベルト部分の内面はパッドステー137の下向きのパッド受け面に対して摺動して移動する。シートSを後述する定着ニップ部Nで安定的に搬送するために、定着ベルト105と駆動ロール131間では確実に駆動を伝達している。
定着ベルト105を加熱する加熱手段としてのIHヒータ170は、励磁コイルと磁性体コアとそれらを保持するホルダーなどから構成されている誘導加熱コイルユニットである。上側ベルトアセンブリAの上側に配置されており、定着ベルト105の上面部分とテンションロール132の部分にかけて定着ベルト105に非接触に所定の間隔を存して対向させて、左右の上側板140間に固定して配設されている。
IHヒータ170の励磁コイルは交流電流が供給されることによって交流磁束を発生し、交流磁束は磁性体コアに導かれて誘導発熱体である定着ベルト105の磁性金属層に渦電流を発生させる。その渦電流は誘導発熱体の固有抵抗によってジュール熱を発生させる。CPU10は、定着ベルト105の表層温度を検知するためのサーミスタ(不図示)からの検知温度情報をもとに定着ベルト105の表面温度が140〜200℃程度(目標温度)に温調制御されるように、励磁コイルに供給する交流電流を制御する。
(2−2)下側ベルトアセンブリB
下側ベルトアセンブリBは上側ベルトアセンブリAの下側に配置されている。このアセンブリBは定着装置100のシート出口側において左右の下側板303に固定して設けられたヒンジ軸304を中心に上下方向に回動可能に支持されている下フレーム(加圧フレーム)306に対して組みつけられている。
このアセンブリBは、上側ベルトアセンブリA側の定着ベルト105とニップ部Nを形成する対向部材(加圧回転体:加圧部材)としての可撓性を有する無端状の加圧ベルト(エンドレスベルト)120を有する。また、この加圧ベルト120を懸架する複数のベルト懸架部材としての、加圧ロール(加圧ローラ)121、テンションロール122、加圧パッド125を有する。
加圧ロール121は左右の軸部(不図示)が、それぞれ、下フレーム306の左右の側板間にベアリング(不図示)を介して回転可能に支持されている。テンションロール122は左右の軸部(不図示)が、それぞれ、下フレーム306の左右の側板に軸受(不図示)を介して回転可能に支持されている。軸受は下フレーム306に対してベルトテンション方向にスライド移動可能に支持されていると共にテンションバネ(不図示)により加圧ロール121から遠のく方向に移動付勢されている。
加圧パッド125は例えばシリコンゴムで形成された部材であり、下フレーム306の左右の側板間に左右両端部が固定されて支持されている。
加圧ロール121は下フレーム306の左右の側板間においてシート出口側に位置している。テンションロール122は下フレーム306の左右の側板間においてシート入口側に位置している。加圧パッド125は加圧ベルト120の内側において加圧ロール121とテンションロール122との間の加圧ロール121寄りにパッド面を上向きにして非回転に支持されて配置されている。
加圧ロール121、テンションロール122、加圧パッド125に掛け渡されている加圧ベルト120はテンションバネ(不図示)の付勢力によるテンションロール122のベルトテンション方向への移動により所定のテンション(張力)が掛けられている。本実施例においては200Nのテンションを掛けている。加圧パッド125の上向きのパッド面に対して加圧ベルト120の上行側のベルト部分の内面が接している。
加圧ベルト120としては耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えない。例えば、厚さ50μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層に例えば厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングし、表層(離型層)にPFAチューブを被覆したものが用いられる。加圧ロール121は例えば中実ステンレスによって外径がφ20に形成されたロールである。また、テンションロール122は例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ロールである。
下側ベルトアセンブリBは、加圧ロール121と加圧パッド125とがそれぞれ上側ベルトアセンブリAの駆動ロール131とパッドステー137とに対して加圧ベルト120および定着ベルト105を挟んで加圧機構(不図示)により所定の加圧力で圧接する。
これにより、上側ベルトアセンブリAの定着ベルト105と下側ベルトアセンブリBの加圧ベルト120との間にシートSの搬送方向Dにおいて所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
ここで、駆動ロール131に対する加圧ロール121の圧接により駆動ロール131には加圧ロール121と接する方向と逆側に数百ミクロン程度の反り変形が生じる。この定着ロール131の反り変形は、定着ニップ部Nの長手方向の中央部での圧抜けの要因となる。この圧抜けをなくすために駆動ロール131または駆動ロール131および加圧ロール121はクラウン形状を取ることで、駆動ロール131と加圧ロール121によるニップ形状をほぼストレートに形成している。本実施例では駆動ロール131に300μmの正クラウン形状を設けている。
(2−3)定着動作と温調制御
次に、図8の(a)の制御フローチャートと(b)の制御系統のブロック図により定着装置100の定着動作について説明する。定着装置100の待機状態時において、下フレーム306はヒンジ軸304を中心に下方に持ち下げられている。これにより、下側ベルトアセンブリBは上側ベルトアセンブリBから下方に非接触に移動した離間位置に保持されている。駆動モータ301は駆動が停止されている。IHヒータ170への給電も停止している。
CPU10はプリントジョブ開始信号の入力に基づいて所定の作像シーケンス制御を開始する。定着装置100については所定の制御タイミングにおいてモータドライバ(不図示)を介して加圧モータ302(図6)を駆動する。これにより、加圧機構が加圧動作して下フレーム306がヒンジ軸304を中心に上方に持ち上げられる。これにより、下側ベルトアセンブリBが上側ベルトアセンブリAに対して所定の押圧力で圧接する図7の加圧位置に移動されて、定着ベルト105と加圧ベルト120との間に所定幅の定着ニップ部Nが形成される<S7−001>。
次に、CPU100はモータドライバ301Dを介して駆動モータ301を駆動して駆動入力ギアに駆動を入力する。これにより、上側ベルトアセンブリAの駆動ロール131が前記のように駆動されて定着ベルト105の回転が開始される。
また、駆動入力ギアの回転力が駆動ギア列(不図示)を介して下側ベルトアセンブリBの加圧ロール121にも伝達されて、加圧ロール120が回転駆動される。この加圧ロール121の回転に伴い、また回転する定着ベルト105との摩擦力で加圧ベルト120が矢印の反時計方向に回転を開始する<S7−002>。定着ベルト105と加圧ベルト120の移動方向は定着ニップ部Nにおいて同方向であり移動速度もほぼ同じである。
次に、CPU100はヒータコントローラ170C(図9の(b))、ヒータドライバ170Dを介してIHヒータ170に電力を供給することにより回転する定着ベルト105を電磁誘導加熱して所定の目標温度に立ち上げて温調制御する。即ち、通紙されるシートSの坪量や紙種に応じて定着ベルト105を140度から200度の目標温度(本実施例では150℃程度)に立ち上げて維持する温調制御を開始する<S7−003>。
そして、定着ニップ部Nの形成、定着ベルト105及び加圧ベルト120の回転、定着ベルト105の温度立ち上げと温調がなされた状態において、画像形成部側より、表面に未定着トナー画像t(図7)が形成されているシートSが定着装置100に導入される。シートSは定着装置100のシート入口部に配設されているガイド機構600に案内されて定着ベルト105と加圧ベルト120との圧接部である定着ニップ部Nへ進入する。ガイド機構600にはフォトインタラプタを備えたフラグセンサ624が配置されており、シートSの通過タイミングの検知を行う。
シートSは画像担持面が定着ベルト105に対向し、その反対面が加圧ベルト120に対向して定着ニップ部Nで挟持搬送されていく。そして、未定着トナー画像tが定着ベルト105の熱とニップ圧によりシート面に固着画像として定着される。定着ニップ部Nを通過したシートSは定着ベルト105に表面から分離して定着装置100のシート出口側から出て排出ローラ対20(図5)によって排出トレイ21へと搬送排出される。
そして、所定の1枚または連続複数枚のプリントジョブにおけるシートSの搬送が終了したら、CPU10は定着ベルト105の加熱、温調制御を終了してIHヒータ170への電力供給をOFFにする<S7−004)。また、駆動モータ301をOFFにして定着ベルト105及び加圧ベルト120の回転を停止させる<S7−005>。
また、CPU10はモータドライバを介して加圧モータ302を駆動して加圧機構を加圧解除動作させて下フレーム306をヒンジ軸304を中心に下方に持ち下げ移動する。これにより、下側ベルトアセンブリBが上側ベルトアセンブリAに対して離間位置に移動されて定着ニップ部Nが解除される(S7−006>。この状態において、CPU10は次のプリントジョブ開始信号の入力待ちをする。
図9の(a)の制御フローチャートと(b)の制御系統のブロック図により定着ベルト105の温度制御を説明する。上側ベルトアセンブリAには定着ベルト105の表面温度を検知する温度検知部材としてのサーミスタが配設されている。CPU10はプリントジョブ開始信号の入力に基づいて所定の制御タイミングでヒータコントローラ170C・ヒータドライバ170Dを介してIHヒータ170に電力を印加する<S8−001>。定着ベルト105はIHヒータ170による電磁誘導加熱により昇温する。
その定着ベルト105の温度がサーミスタにより検知されて検知温度情報(温度に関する電気的情報)がCPU10に入力する。CPU10はサーミスタによる検知温度が所定の規定値(目標温度)以上となったらIHヒータ170に対する電力を停止する。その後、CPU10はサーミスタによる検知温度が所定の規定値よりも低くなったら<S8−004>、IHヒータ170に対する電力の印加<S8−001>を再開する。
上記のステップS8−001〜S8−004の繰り返しにより定着ベルト105が所定の目標温度に温調維持される。そして、上記の定着ベルト温調制御が所定の1枚または連続複数枚のプリントジョブの終了<S8−005>まで実行される。
(2−4)ガイド機構600
図1は図7の要部の拡大模式図、図2は図1のガイド機構(ガイド部材)600の部分の拡大断面図、図3はガイド機構600の外観斜視図、図4はガイド機構600の分解斜視図である。
ガイド機構600は、装置に使用可能な最大幅サイズのシート搬送領域X(図3)において、画像形成部側から定着装置100に導入されたシートSを定着ニップ部Nに案内する機能を担っている。ガイド機構600は定着ベルト105と加圧ベルト120との圧接で形成される定着ニップ部Nよりもシート搬送方向Dの上流側において定着ベルト105にも加圧ベルト120にも非接触で位置固定されて配設されている。
本実施例においては、上記の定着ベルト105を含む上側ベルトアセンブリAと加圧ベルト120を含む下側ベルトアセンブリBとがシート上のトナー像をニップ部にて定着する定着器である。そして、図1、図7のようにガイド機構(ガイド部材)600の一部(シート搬送方向下流側)は定着ベルト105と加圧ベルト120により囲まれた空間に位置している。
ガイド機構600は、シート搬送領域X(図3)に延在する、電気的に接地Gされる導電性のシート吸着部材(以下、吸着部材)601を備えている。また、シート搬送領域X(図3)に延在する、シートSの画像担持面側とは反対面側(以下、裏面と記す)と接触してシートSを案内する絶縁性のシートガイド部材602を備えている。シートガイド部材602は、体積抵抗率が1×10〜1×1016Ωcmの絶縁性の樹脂材料にて一体成型されている。
まず、吸着部材601について説明する。本実施例おいては、吸着部材601は、板厚1.0mmのジンコート21(電気亜鉛鍍金鋼鈑)を折り曲げ成形して形成された、定着ニップ部Nの長手方向(左右方向)沿って長い導電性の金属板である。吸着部材601は、ガイド機構600によるシート案内方向(シート案内方向)とほぼ平行なシート吸着面部(シート吸着面部:以下、吸着面部と記す)603を有する。この吸着面部603のガイド機構600によるシート案内方向の下流側は定着ベルト105のシート搬送路面(シート搬送路面)に対する投影像とオーバーラップしている。
吸着部材601は吸着面部603のシート搬送方向下流側(吸着部材601のシート搬送方向Dにおける定着ニップ部側端部)において吸着面部603の長手に沿って吸着面部603から下方(加圧ベルト120側)に折り曲げられた第1曲げ部604を有する。また、吸着面部603のシート搬送方向上流側(吸着部材601の第1曲げ部604側とは反対側端部)において吸着面部603から下方に折り曲げられた第2曲げ部621を有する。また、吸着面部603の長手方向のほぼ中央部に形成された開口部622を有する。
吸着部材601は第2曲げ部621が定着装置筐体である定着フレーム101(図7)に対してビス623で締結される。定着フレーム101はアース経路(不図示)により接地Gされるため、定着フレーム101に対してビス締結により物理的に接触する吸着部材601もアースに接地Gされる。
第1曲げ部604は、定着ベルト105を懸架するテンションロール132に対して、シート搬送方向Dにおける定着ニップ側方向(下流方向)に延展される。即ち、吸着面部603のガイド機構600によるシート案内方向の下流側は定着ベルト105のシート搬送路面に対する投影像とオーバーラップしている。
本実施例では、シートSに未定着トナー像tを静電転写する2次転写部(転写手段14)と定着装置(定着手段)100がほぼ水平方向に配置されるため、吸着面部603と第1曲げ部604は、テンションローラ132の下方まで延展される。一方、転写部と定着部が鉛直方向に配置される場合は、横方向となる。
次に、シートガイド部材(金属板の上に設けられシートと摺動可能な絶縁性の樹脂部材)602について説明する。シートガイド部材602は、吸着部材601の吸着面部603に対して被せられて配設される定着ニップ部Nの長手方向(左右方向)沿って長い板状部材であり、電気的に絶縁性(非導電性:体積抵抗率が1×10〜1×1016Ωcm)の材料の成形部材である。本実施例においては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)とABS樹脂のアロイ材料であるPBT+ABS(体積抵抗率1010Ωcm)により一体成型される。
シートガイド部材602のシート摺動部(シートSの裏面とのシート摺動面:ガイドリブ(リブ部)609の表面)609aは、吸着部材601の吸着面部603の表面とほぼ平行に且つシート搬送方向に実質沿って形成される。シート摺動部609aはシートSの裏面と接触してシートSの搬送方向Dへの移動を案内する。
シートガイド部材602のシート搬送方向Dの最下流側端部(最下流部)には、吸着部材601の曲げ部604よりも更に下流側方向に延展され、かつ平坦形状(実質段差の無い)を有する先端部(平坦部)606が形成されている。この先端部606は、シートガイド部材602の長手方向に沿って、シート搬送領域(図3)の全域に亘り設けられている。また、シートガイド部材602のシート摺動部609aには、複数の開口部であるガイド開口部607と長手方向のほぼ中央部に開口部608を有する。開口部607の長手方向幅(シート案内方向の寸法)は例えば4.7mmから21mmとされる。
ガイド開口部607は、シートガイド部材602が吸着部材601の吸着面部603に被せられている状態において吸着面部603を露出する。また、各ガイド開口部607の長手方向(シート搬送方向)の縁部にガイドリブ609が形成される。即ち複数のガイド開口部607の開口部間にリブ形状部を有する。この各リブ609の表面(上面部)609aがシートガイド部材602のシート摺動部である。
上記のように、シートガイド部材602は、シート搬送方向と直交する方向の異なる位置にそれぞれ設けられ、シート搬送方向に沿って形成された複数のリブ部609を有する。また、隣り合うリブ部の間にそれぞれ設けられ金属板601を露出させる複数の開口部607を有する。また、複数のリブ部609と接続するようにシート搬送方向の最下流部に設けられ、シート搬送領域Xにおいてシート搬送方向と直交する方向に亘って延在する実質段差の無い平坦部606を有する。
開口部608はシートガイド部材602が吸着部材601の吸着面部603に被せられている状態において、吸着面部603側の開口部622に対応位置する。そして、ガイド機構600の内側において定着フレーム101に配設されているフォトインタラプタを備えたフラグセンサ624が開口部622・608を通してガイド機構600の内側から外側に露出している。
開口部608は、吸着面部603側の開口部613の縁部をシートSに対して被覆するとともに、フラグセンサ624の動作を阻害しないように形成される。フラグセンサ624はシートガイド部材602上を移動するシートSにより蹴り倒されることにより、フォトインタラプタとの協同でシートSの通過タイミングの検知を行う。
未定着トナー像tが形成されたシートSは転写手段14において転写バイアスが印加されることで帯電する。帯電したシートSがガイド機構600上を通過する際に、アースに接地Gされた吸着部材601の吸着面部603には、シートSの帯電と逆方向の電荷が励起される。それにより、シートSと吸着面部603との間に静電誘導により吸着力が生じてシートSは吸着面部603に引き寄せられる。引き寄せられたシートSの裏面側はシートガイド部材602のシート摺動部609aに接触し、シートガイド部材602に沿って搬送される。
吸着面部603のシート搬送方向上流側の縁部610は、シートガイド部材602によりシートSに対して被覆される。シートガイド部材602のリブガイド609の表面609aと、シートガイド部材602に対してほぼ平行に配置された吸着部材601の吸着面部603の間のギャップ距離gは、シートSと静電誘導を確実に確保するために3.0mm以下が望ましい。
また、坪量が400gsm以下のシート材において、自重と静電誘導による吸着力によるシートSと吸着面部603の接触を抑止するために、次のようにすることが望ましい。ギャップ距離gは1.0mm以上、かつ、ガイドリブ609の表面(シートSとの接触面)609aとの間の間隔gを3.0mm〜25mmにすることが望ましい。即ち、吸着面部603の表面とガイド部材602におけるシートSとの接触面609aと間の最短距離(最小値)が1.0〜3.0mmであることが望ましい。
本実施例においては、ギャップ距離gを1.6mmとしている。また、ガイドリブ609は、本実施の形態における画像形成装置において使用される代表的な用紙サイズにおける長手方向端部から2.0mmの位置にリブガイド609が配置されるように間隔Wが3.0mm〜25mmとなるように適宜配置している。即ち、前記複数の開口部607が前記シート案内方向と直交する方向に3.0〜25mmの幅Wで形成されている。
これにより、シートSをシートガイド部材602の側に引き寄せつつ、吸着部材601には接触させないで搬送することができる。即ち、非導電性のシートガイド部材602がシートSと導電体である吸着部材601の接触を抑止する。そのため、2次転写部で印加するバイアス電圧による電流がシートSを通じて吸着部材601に流れることにより生じる2次転写部での画像異常を抑止することが可能になる。
開口部607の長手方向幅(シート案内方向の寸法)は例えば4.7mmから21mmとし、開口間にリブ609が設けられる。
吸着部材601の吸着面部603のシート搬送方向Dの下流側は、吸着面部603の長手に沿って吸着面部603から下方(加圧ベルト120側)に折り曲げられた第1曲げ部604を有する。そのため、ガイドリブ609の表面609aと吸着面部603との間の距離gは漸近的に離間する。即ち、吸着面部603の前記シート案内方向の下流側の端部がシートガイド部材602のシート接触部609aから漸近的に離間している。これにより、シートSへの吸着力を漸近的に低下させることが可能になり、シートSをより安定的に定着ニップ部近傍まで搬送することが可能になる。
シートガイド部材602のガイド開口部607は、シート搬送方向における縁部に斜面(傾斜部)612が形成される。この斜面612は、ガイド開口部607とガイド部材601の先端部606をシートSに接近する方向に漸近的に接続することで、シートS先端の引っかかりを抑止する。即ち、シートガイド部材602は、平坦部である先端部606からシート搬送方向とは逆方向に向けて金属板である吸着部材601に徐々に近付くように設けられた傾斜部612を有する。
シートガイド部材601の先端部606は、定着ニップ部側の終端エッジにR形状を有する平坦形状(実質段差の無い)により形成される。そのため、吸着部材601の吸着面部603により吸着されたシートSが、上述のような波打った状態を解消させた状態で、定着ニップ部に進入させることが可能になる。
また、吸着部材601の吸着面部603を定着ベルト105の下まで延展させることで次の効果がある。定着部材である定着ベルト105は表面が強くマイナス帯電するPFAのチューブにより被覆されることが多い、またシートSはポジ帯電しやすい傾向があるため、定着ベルト105にシートSが静電的に吸着されやすい。そこで、定着ベルト下まで吸着部材601の吸着面部603を延ばすことで、定着ベルト105からの吸着力を相殺させることで用紙搬送が安定化する。
従来のガイド面にリブを形成し、その間に導電部材を配置するような構成では、リブ先端において自重によりシートSが撓み波打ち状に変形する場合があった。波打ち状にシートSが変形すると、定着ニップ部内でシートSが座屈することでシートSにしわ状の座屈変形が生じる要因となった。
また従来の構成では、導電部材の縁部がシートSに対して露出することで、電気の流れやすい金属板の入口側のエッジ部(吸着面部603のシート搬送方向最上流側の端部)に電荷が集中して、シートSとの間でコロナ放電が発生する場合があった。コロナ放電が発生すると、未定着トナーを保持する電荷が消失するため、シートS上で未定着トナーが動くことで、尾引き等の画像異常の要因となった。
そこで、本例では、シート搬送領域Xにおいて、金属板の入口側のエッジ部を絶縁性の樹脂にて形成されたシートガイド部材の遮蔽部615(図3)により覆う構成としている。図3に示すように、遮蔽部615は、シート搬送領域の全域に亘り、金属板の入口側のエッジ部を遮蔽するように、延在している。即ち、シートガイド部材602は、シート搬送方向最上流部に設けられ金属板の入口側のエッジ部610(図2)を覆うように設けられた遮蔽部615を有する。
よって、本実施の形態において説明する構成に寄れば、ベルト状の定着部材がシート搬経路上に張り出すような構成を有する画像形成装置においても、下記効果が得ることが可能になる。
即ち、吸着部材601とシートS間に生じる静電誘導により、好適にシートガイド部材602にシートSを近接、あるいは接触して搬送することが可能になる。また、それによる電気的、物理的なストレスによる画像/搬送異常を低減してシートSを搬送することが可能になる。
また、シートSをガイド部材601に押し付ける力が大きいほど本実施例は好適な効果が得られる。特にシートS上に未定着トナー像を転写する転写部と、シートS上の未定着トナーを加熱加圧定着する定着部がほぼ水平方向に配置される画像形成装置に適用する場合に好適である。即ち、ガイド部材601の先端部606の効果によりシートSの自重によるシートSの定着ニップ部への侵入時の姿勢の乱れを低減することが可能になるため好適である。
以上、本発明に係る実施例について詳細に説明したが、本発明の思想の範囲内において種々の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
例えば、実施例では、ベルトを懸架するローラにより加圧されて定着ニップ部を形成する定着装置を用いて説明した。これに限定されず、加圧部材がローラ状の部材(回転可能なローラ体)であっても同様の効果を得ることができる。
また、定着部材105が回転可能なローラ体であり、加圧部材120が回転可能な無端ベルト体であってもよい。また、定着部材105と加圧部材120の両方が回転可能なローラ体であってもよい。また、対向部材としての加圧部材120は定着部材105やシートとの当接面である表面の摩擦係数が小さいパッドや板状部材などの非回転部材の形態にすることもできる。
回転体105や加圧部材120を加熱する場合の加熱機構は電磁誘導加熱に限られない。ハロゲンヒータなどの他の加熱機構を用いることもできる。駆動ロール(定着ローラ)131や加圧ロール(加圧ローラ)121の内部にハロゲンヒータなどの加熱手段を配設した内部加熱方式の装置構成とすることもできる。
ニップ部Nにおける定着処理は画像の加熱加圧処理であってもよいし、加圧処理であってもよい。
画像形成装置の画像形成部は電子写真方式に限られない。静電記録方式や磁気記録方式の画像形成部であってもよい。また、転写方式に限られず、シートに対して直接方式で未定着画像を形成する構成のものであってもよい。
1・・画像形成装置、100・・定着装置(画像処理装置)、105・・定着ベルト(回転体)、120・・加圧ベルト(対向部材)、N・・定着ニップ部、S・・記録材、D・・記録材搬送方向、600・・ガイド機構(記録材案内手段)、601・・記録材吸着部材、602・・記録材ガイド部材、G・・接地、603・・記録材吸着面部、606・・平坦形状を有する先端部、607・・複数の開口部

Claims (14)

  1. シート上のトナー像をニップ部にて定着する定着器と、シートを前記ニップ部に向けてガイドするガイド部材と、を有する定着装置において、
    前記ガイド部材は、電気的に接地された導電性の金属板と、前記金属板の一部を覆うように設けられシートと摺動可能な絶縁性の樹脂部材と、を有し、
    前記樹脂部材は、シート搬送方向と直交する方向の異なる位置にそれぞれ設けられシート搬送方向に沿って前記金属板を露出させる複数の開口部と、シート搬送方向の最下流部に設けられシート搬送領域においてシート搬送方向と直交する方向に亘って延在する実質段差の無い平坦部と、を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記樹脂部材は、前記平坦部からシート搬送方向とは逆方向に向けて前記金属板に徐々に近付くように設けられた傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記樹脂部材は、シート搬送方向最上流部に設けられ前記金属板のエッジ部を覆うように設けられた遮蔽部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記複数の開口部のシート搬送方向と直交する方向における幅は、3.0〜25mmであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. シートの搬送領域において、前記樹脂部材のシート摺動面と前記金属板との間のギャップの最小値が1.0〜3.0mmであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記樹脂部材の体積抵抗率は1×10〜1×1016Ωcmであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記定着器は前記ニップ部を形成する定着ベルトと加圧ベルトを有し、前記ガイド部材の一部は前記定着ベルトと前記加圧ベルトにより囲まれた空間に位置していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. シート上のトナー像をニップ部にて定着する定着器と、シートを前記ニップ部に向けてガイドするガイド部材と、を有する定着装置において、
    前記ガイド部材は、電気的に接地された導電性の金属板と、前記金属板の一部を覆うように設けられシートと摺動可能な絶縁性の樹脂部材と、を有し、
    前記樹脂部材は、シート搬送方向と直交する方向の異なる位置にそれぞれ設けられシート搬送方向に沿って形成された複数のリブ部と、隣り合う前記リブ部の間にそれぞれ設けられ前記金属板を露出させる複数の開口部と、前記複数のリブ部と接続するようにシート搬送方向の最下流部に設けられシート搬送領域においてシート搬送方向と直交する方向に亘って延在する実質段差の無い平坦部と、を有することを特徴とする定着装置。
  9. 前記樹脂部材は、前記平坦部からシート搬送方向とは逆方向に向けて前記金属板に徐々に近付くように設けられた傾斜部を有することを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記樹脂部材はシート搬送方向最上流部に設けられ前記金属板のエッジ部を覆うように設けられた遮蔽部を有することを特徴とする請求項8または9に記載の定着装置。
  11. 前記複数の開口部のシート搬送方向と直交する方向における幅は、3.0〜25mmであることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一項に記載の定着装置。
  12. シートの搬送領域において、前記樹脂部材のシート摺動面と前記金属板との間のギャップの最小値が1.0〜3.0mmであることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか一項に記載の定着装置。
  13. 前記樹脂部材の体積抵抗率は1×10〜1×1016Ωcmであることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか一項に記載の定着装置。
  14. 前記定着器は前記ニップ部を形成する定着ベルトと加圧ベルトを有し、前記ガイド部材の一部は前記定着ベルトと前記加圧ベルトにより囲まれた空間に位置していることを特徴とする請求項8ないし14のいずれか一項に記載の定着装置。
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