JP2013253012A - シリサイドを複合化したシリコン材料及びそれを用いた非水電解質二次電池 - Google Patents
シリサイドを複合化したシリコン材料及びそれを用いた非水電解質二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013253012A JP2013253012A JP2013096122A JP2013096122A JP2013253012A JP 2013253012 A JP2013253012 A JP 2013253012A JP 2013096122 A JP2013096122 A JP 2013096122A JP 2013096122 A JP2013096122 A JP 2013096122A JP 2013253012 A JP2013253012 A JP 2013253012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon
- silicide
- phase
- silicon material
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
【課題】高容量で、良好なサイクル特性を有する非水電解質二次電池用の負極を得る。
【解決手段】結晶性のシリコン相3と結晶性のシリサイド相5を含み、シリサイド相5は、シリコンと、Fe、Co、Niからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素の元素Dとの化合物を含み、シリコン相3の少なくとも一つの結晶面と、シリサイド相5の結晶面との間に格子整合面が存在しており、格子整合面を介して、結晶性のシリコン相3の少なくとも一つの結晶面と結晶性のシリサイド相5が結合していることを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料を用いる。
【選択図】図1
【解決手段】結晶性のシリコン相3と結晶性のシリサイド相5を含み、シリサイド相5は、シリコンと、Fe、Co、Niからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素の元素Dとの化合物を含み、シリコン相3の少なくとも一つの結晶面と、シリサイド相5の結晶面との間に格子整合面が存在しており、格子整合面を介して、結晶性のシリコン相3の少なくとも一つの結晶面と結晶性のシリサイド相5が結合していることを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料を用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は、非水電解質二次電池用の負極に用いられるシリサイドを複合化したシリコン材料に関するものであり、特に、高容量かつ長寿命の非水電解質二次電池用の負極に用いられるシリサイドを複合化したシリコン材料に関する。
従来、負極活物質としてグラファイトを用いた非水電解質二次電池(リチウムイオン二次電池)が実用化されている。これらの非水電解質二次電池においては、活物質粒子と、結着剤と、カーボンブラック等の導電助剤とを混練したスラリーを集電体の上に塗布・乾燥して活物質層を形成した非水電解質二次電池用負極が用いられていた。
一方、高容量化を目指し、理論容量が372mAh/gであるグラファイトに比べて、10倍以上も理論容量の大きな、理論容量が4200mAh/gであるシリコンを負極活物質として用いる非水電解質二次電池用の負極が開発されている。(特許文献1を参照)。
しかしながら、リチウムイオンを吸蔵したシリコン(Li4.4Si)は、吸蔵前のシリコンに対して約4倍まで体積が膨張するため、シリコンを負極活物質として用いた負極は、充放電時に膨張と収縮を繰り返す。膨張と収縮を繰り返しているうちに、負極活物質の微粉化、負極活物質の集電体からの剥離などが発生するため、従来のグラファイト電極と比較して、寿命が極めて短いという問題点があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、高容量で、良好なサイクル特性とレート特性を有する非水電解質二次電池用の負極を得ることである。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、リチウムを吸蔵する高容量のシリコン相に、界面を介して、リチウムを吸蔵するが容量が極めて小さいシリサイド相を接合させると、シリコン相がリチウムを吸蔵して膨張する際に、シリサイド相が膨張しにくいため、シリサイド相に接するシリコン相の膨張が抑制されるとともに、シリサイドを複合化したシリコン材料の充放電時の微細化を防止できることを見出した。シリコンは理論容量が4200mAh/gと高容量であるが、充放電に伴う体積変化が最大4倍にもなり、活物質と集電体との剥離等が生じてサイクル特性に劣る。シリサイドに関して、FeはFeSi2として60mAh/g、NiはNiSi2として198mAh/g、CoはCoSi2として58mAh/gの放電容量を有し、シリコンに比べると容量が極めて小さい。そのため、シリサイドの体積変化は無視できるため、シリサイドを複合化したシリコン材料は充放電に伴う体積変化の影響が緩和され、サイクル特性が向上する。また、シリサイドがリチウムと反応することは、リチウムがシリサイド相をすり抜け可能であることを意味しており、シリコン相の利用率向上に寄与する。さらに、シリサイドの導電性は、シリコンの10の8乗から10乗倍、黒鉛の50から100倍程度高いため、シリサイドを複合化したシリコン材料は電子伝導性に優れ、レート特性に優れる。本発明は、この知見に基づきなされたものである。
すなわち本発明は、以下のシリサイドを複合化したシリコン材料などを提供するものである。
(1)結晶性のシリコン相と結晶性のシリサイド相を含み、前記シリサイド相は、Fe、Co、Niからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Dと、シリコンとの化合物を含み、前記シリコン相の少なくとも一つの結晶面と、前記シリサイド相の結晶面との間に格子整合面が存在しており、前記格子整合面を介して、結晶性のシリコン相の少なくとも一つの結晶面と結晶性のシリサイド相が結合していることを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料。
(2)前記シリサイド相が、FeSi2のα相であり、前記シリコン相のシリコン(110)面またはこれと結晶学的に等価な(101)面、(011)面と、前記シリサイド相のFeSi2(001)面とが格子整合することを特徴とする(1)に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(3)前記シリサイド相が、CoSi2またはNiSi2であり、前記シリコン相と、CoSi2またはNiSi2とが、任意の結晶面で格子整合することを特徴とする(1)に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(4)平均粒径または平均結晶粒径が2〜4000nmであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(5)シリコンと前記元素Dの合計に占める前記元素Dの原子組成百分率が0.01〜25at%であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(6)前記シリサイドを複合化したシリコン材料の表面が、厚さ0.5〜15nmのアモルファス層で覆われていることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(7)前記シリコン材料にシリコンと金属M(Cu、Al、Sn、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、La、Ce、Nd、Y、Zr、Mo、Ru、Rh、Se、Pr、Sm、Dy、Hf、Ta、W、Nb及びBaより選ばれた少なくとも1種類の元素)を含む化合物が、更に含まれることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(8)少なくともシリコンと、Fe、Ni、Coからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Dと、を含む原料を溶融状態にする工程と、シリコンと元素Dとを含む溶融状態の液滴または溶湯を、100K/秒以上の速度で冷却する工程と、を含むことを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法。
(9)前記冷却する工程は、熱プラズマ法、プラズマスプレー法、単ロール法、ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、より選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする(8)に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法。
(10)集電体上に活物質層を有する非水電解質二次電池用負極であって、前記活物質層は、(1)〜(7)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料と、結着剤とを含むことを特徴とする非水電解質二次電池用負極。
(11)リチウムイオンを吸蔵および放出可能な正極と、(10)に記載の負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータとを有し、リチウムイオン伝導性を有する電解質中に、前記正極と前記負極と前記セパレータとを設けたことを特徴とする非水電解質二次電池。
(1)結晶性のシリコン相と結晶性のシリサイド相を含み、前記シリサイド相は、Fe、Co、Niからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Dと、シリコンとの化合物を含み、前記シリコン相の少なくとも一つの結晶面と、前記シリサイド相の結晶面との間に格子整合面が存在しており、前記格子整合面を介して、結晶性のシリコン相の少なくとも一つの結晶面と結晶性のシリサイド相が結合していることを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料。
(2)前記シリサイド相が、FeSi2のα相であり、前記シリコン相のシリコン(110)面またはこれと結晶学的に等価な(101)面、(011)面と、前記シリサイド相のFeSi2(001)面とが格子整合することを特徴とする(1)に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(3)前記シリサイド相が、CoSi2またはNiSi2であり、前記シリコン相と、CoSi2またはNiSi2とが、任意の結晶面で格子整合することを特徴とする(1)に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(4)平均粒径または平均結晶粒径が2〜4000nmであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(5)シリコンと前記元素Dの合計に占める前記元素Dの原子組成百分率が0.01〜25at%であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(6)前記シリサイドを複合化したシリコン材料の表面が、厚さ0.5〜15nmのアモルファス層で覆われていることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(7)前記シリコン材料にシリコンと金属M(Cu、Al、Sn、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、La、Ce、Nd、Y、Zr、Mo、Ru、Rh、Se、Pr、Sm、Dy、Hf、Ta、W、Nb及びBaより選ばれた少なくとも1種類の元素)を含む化合物が、更に含まれることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
(8)少なくともシリコンと、Fe、Ni、Coからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Dと、を含む原料を溶融状態にする工程と、シリコンと元素Dとを含む溶融状態の液滴または溶湯を、100K/秒以上の速度で冷却する工程と、を含むことを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法。
(9)前記冷却する工程は、熱プラズマ法、プラズマスプレー法、単ロール法、ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、より選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする(8)に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法。
(10)集電体上に活物質層を有する非水電解質二次電池用負極であって、前記活物質層は、(1)〜(7)のいずれかに記載のシリサイドを複合化したシリコン材料と、結着剤とを含むことを特徴とする非水電解質二次電池用負極。
(11)リチウムイオンを吸蔵および放出可能な正極と、(10)に記載の負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータとを有し、リチウムイオン伝導性を有する電解質中に、前記正極と前記負極と前記セパレータとを設けたことを特徴とする非水電解質二次電池。
本発明により、高容量で、良好なサイクル特性とレート特性を有する非水電解質二次電池用の負極を得ることができる。
(1.シリサイドを複合化したシリコン材料1)
(1−1.シリサイドを複合化したシリコン材料1の構成)
本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料1について説明する。
シリサイドを複合化したシリコン材料1としては、以下に説明するナノ粒子の形状の他に、ミクロンサイズの粒子、二次凝集体を含めてもよい。さらに、形状も、以下に説明するナノ粒子のような略球形の他に、多角形、鱗片形などあらゆる形状を含む。
(1−1.シリサイドを複合化したシリコン材料1の構成)
本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料1について説明する。
シリサイドを複合化したシリコン材料1としては、以下に説明するナノ粒子の形状の他に、ミクロンサイズの粒子、二次凝集体を含めてもよい。さらに、形状も、以下に説明するナノ粒子のような略球形の他に、多角形、鱗片形などあらゆる形状を含む。
図1は、ナノ粒子形状のシリサイドを複合化したシリコン材料1を示す概略断面図である。シリサイドを複合化したシリコン材料1は、結晶性のシリコン相3と結晶性のシリサイド相5を有しており、略球状のシリコン相3の表面に、シリサイド相5が接合している。また、シリコン相3の少なくとも一つの結晶面と、シリサイド相5の結晶面との間に格子整合面が存在する。また、シリコン相3とシリサイド相5は、両方ともシリサイドを複合化したシリコン材料1の外表面に露出している。
シリコン相3は、結晶性シリコンを含み、略球状などの粒状が望ましい。シリコン相3はリチウムを吸蔵および脱離可能である。シリコン相3は一度リチウムを吸蔵して合金化した後、リチウムを脱離して脱合金化すると非晶質となる。
シリコン相3が略球状であるとは、シリコン相3の形状が、一部の表面に平坦な面があっても良いが、界面以外の表面がおおむね滑らかな曲面で構成され、おおむね球形や楕円体形であることを意味する。ただし、粉砕法により形成される粉体のような、表面に角を有する形状とは異なる形状であることが望ましいが、粉砕法により形成される多角形状の粒子も使用できる。
シリサイド相5は、シリコンと元素Dとの化合物を含み、結晶質である。元素Dとしては、Fe、Ni、Coからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素であることが好ましい。元素Dは、リチウムを吸蔵しにくい元素であり、シリコンとFeSi2やNiSi2、CoSi2を形成可能である。シリサイド相5は、リチウムをほとんど吸蔵しないか、または、吸蔵しても体積変化が無視できる程度に僅かである。
シリコン相3とシリサイド相5とは界面に格子整合面を有しており、界面においてシリコン相3の結晶格子とシリサイド相5の結晶格子とが連続し結合している。元素Dが鉄の場合、シリサイド相5がFeSi2のα相であり、シリコン相3のシリコン(110)面(なお、(101)面、(011)面も等価な面である)と、シリサイド相5のFeSi2(001)面とが格子整合している。
シリコンと、FeSi2のα相と、FeSi2のβ相の抵抗率の差は、表1のとおりであり、FeSi2のα相は、シリコンやFeSi2のβ相に比べて、明らかに電気抵抗率が低い。本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料は、シリサイド相がFeSi2のα相であるため、α相の格子定数は、A軸方向が2.69Å、C軸方向が5.14Åであり、C軸を法線方向とする界面でSiと格子整合面を形成すると同時に、α相とβ相が混じった粒子に比べて、電気伝導性が高いと考えられる。本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料は、電気伝導性が高いため、ハイレートでの充放電が可能である。また、電子が移動する際、余分な熱がβ相に比べてα相のほうが生じにくいため、電池内の有機材料を劣化させにくいと考えられる。
シリコンと、CoSi2とNiSi2の結晶構造を表2にまとめた。CoSi2とNiSi2の結晶構造はほぼ同じであり、Si−NiSi2粒子で形成されている構造は、Si−CoSi2粒子を製造した場合でも同じ構造をとると考えられる。また、シリコンとCoSi2、シリコンとNiSi2は、それぞれ格子定数が近いため、界面で、任意の結晶面で格子整合して接合することが可能である。
CoSi2、NiSi2の電気抵抗率を表3に示す。CoSi2、NiSi2とも電気抵抗率は低いので、FeSi2(α)と同様に、電気伝導性に優れるシリサイドを複合化したシリコン材料を得ることができる。これらを活物質とした電極はSi及びFeSi2のβ相に比べて電気伝導性が高いため、大電流における充放電特性(レート特性)に優れる。
また、シリコンと元素Dとの化合物の一部が、シリコン相3中に存在していてもよい。
また、シリサイド相5の形状は、図1に示すシリサイド相5のように、表面がおおむね滑らかな略球面状であることが多いが、多面体形状となってもよい。シリコンと元素Dの化合物の結晶の安定性等の影響により、シリサイド相5が多面体形状となる場合もあるからである。
また、図1(b)のように、一つのシリサイドを複合化したシリコン材料7の表面に、シリサイド相5を複数有してもよい。例えば、元素Dの割合が少なく、ガス状態や液体状態における元素D同士の衝突頻度が少なくなる場合や、シリコン相3およびシリサイド相5の融点の関係や濡れ性、さらに冷却速度の影響等により、シリサイド相5が、シリコン相3の表面に分散して接合する場合もある。
シリコン相3上に複数のシリサイド相5を有する場合、シリコン相3とシリサイド相5との界面の面積が広くなり、シリコン相3の膨張収縮をさらに抑えることができる。また、シリサイド相5は、シリコン相3よりも電気導電率が高いため、それぞれのシリサイドを複合化したシリコン材料7に複数の集電スポットを有することとなる。よって、シリコン相3上に複数のシリサイド相5を有するシリサイドを複合化したシリコン材料7は高い粉体導電率を有する負極材料となり、導電助剤を減らすことが可能となり、高容量の負極を形成することが出来る。さらに、ハイレート特性に優れる負極が得られる。
元素Dとして、元素Dを選ぶことのできる群より選ばれた2種以上の元素が含まれる場合、ある一つの元素Dとシリコンの化合物であるシリサイド相5に、別の他の元素Dが、固溶体または化合物として含有されることがある。例えば、シリコンがSi、一つの元素DがNi、他の元素DがFeの場合、FeはNiSi2に固溶体として存在することがある。また、EDSで観察した場合、Niの分布とFeの分布がほぼ同じ場合もあれば、異なる場合が有り、別の他の元素Dが、シリサイド相5に均一に含有されることもあれば、部分的に含有されることもある。
また、シリサイドを複合化したシリコン材料は、元素Dに加えて、元素D´を含んでも良い。元素D´は、元素Dを選ぶことができる群より選ばれた元素であり、元素Dと元素D´は種類の異なる元素である。図1(c)に示すシリサイドを複合化したシリコン材料9は、元素Dと元素D´を含み、シリコンと元素Dの化合物であるシリサイド相5に加えて、シリコンと元素D´の化合物であるシリサイド相5aを有する。例えば、シリコン相3の表面に、鉄シリサイドのシリサイド相5と、ニッケルシリサイドのシリサイド相5aが形成されたシリサイドを複合化したシリコン材料9が挙げられる。
これらのシリサイドを複合化したシリコン材料の平均粒径は、好ましくは2〜4000nmであり、より好ましくは20〜1000nmであり、特に好ましくは50〜500nmである。粒子が多数の結晶を含み、多数の結晶が亜結晶粒あるいは結晶粒からなる場合は、ホールペッチの法則により、結晶粒径が小さいと、降伏応力が高まるため、シリサイドを複合化したシリコン材料の平均粒径が2〜500nmであれば、結晶粒径が十分小さく、降伏応力が十分大きく、充放電により微粉化しにくい。なお、平均粒径が2nmより小さいと、シリサイドを複合化したシリコン材料の合成後の取扱いが困難となり、平均粒径が1000nmより大きいと、降伏応力が若干低下し、さらに4000nmより大きいと結晶粒径が大きくなってしまい、降伏応力が十分でない。なお、粒子自体が巨大であったとしても、粒子内に含まれるシリコン相の平均結晶粒径が2〜4000nmであれば、シリコン相の充放電時の微粉化の程度を抑えることができる。
シリコンと元素Dの合計に対する元素Dの原子比率が0.01〜25%であることが好ましい。この原子比率が0.01〜25%であると、シリサイドを複合化したシリコン材料1をリチウムイオン二次電池の負極材料に用いた際に、サイクル特性と高容量を両立できる。一方、0.01%を下回ると、シリサイドを複合化したシリコン材料1のリチウム吸蔵時の体積膨張を抑制できず、25%を超えると、元素Dと化合するシリコンの量が多くなり、リチウムの吸蔵可能なシリコンのサイトが少なくなり、高容量であるメリットが特になくなってしまう。なお、シリサイドを複合化したシリコン材料が元素D´を含む場合は、シリコンと元素Dと元素D´の合計に対する、元素Dと元素D´の合計の原子比率が0.01〜25%であることが好ましい。
また、シリコン相がリンまたはホウ素を添加したシリコンで構成されてもよい。リンまたはホウ素を添加することでシリコンの導電性を高めることができる。なお、リンの代わりに、インジウムやガリウムを用いることができ、ホウ素の代わりにヒ素を用いることも可能である。シリコン相の導電性を高めることで、このようなシリサイドを複合化したシリコン材料を用いた負極は、内部抵抗が小さくなり、大電流を流すことが可能となり、良好なハイレート特性を有する。
さらに、シリコン相Siに酸素を添加することでLiと結合するSiサイトを抑制し、Li吸蔵に伴う体積膨張を抑制することで良好な寿命特性を得ることができる。なお、酸素の添加量yは、SiOy[0≦y<0.9]の範囲が好ましい。yが0.9以上の条件では、Li吸蔵可能なSiサイトが減少し、容量低下を招く。
なお、微粒子は通常は凝集して存在しているので、シリサイドを複合化したシリコン材料の平均粒径は、ここでは一次粒子の平均粒径を指す。平均粒径の計測は、画像イメージング法、動的光散乱法またはレーザ回折・散乱法を併用する。画像イメージング法では、透過型電子顕微鏡(TEM)あるいは電子顕微鏡(SEM)の画像情報を用いることにより、2nm程度の超微粒子から100μm程度の粒子まで幅広く計測可能である。例えば平均粒径は、SEM画像によりあらかじめ粒子形状を確認し、画像解析ソフトウェア(例えば、旭化成エンジニアリング製「A像くん」(登録商標))で粒径を求めることが出来る。画像情報を用いる利点は、一次粒子の粒径の他に、多結晶等の合金粒子の断面をSEM画像で観察することにより、平均結晶粒径あるいは平均結晶子サイズを求めることが出来る点である。動的光散乱法(DLS)では、1nm程度の超微粒子から数μm程度の微粒子を対象に溶液に分散して測定し、ストークス・アインシュタイン式を利用して粒径を求めることが出来る。粒子を溶媒に分散してDLS(例えば、大塚電子製DLS−8000)により測定したりすることが可能である。また、比較的簡便な測定法として、光の回折・散乱強度分布を解析して粒径を計測するレーザ回折・散乱法を用いることが出来る。微粒子が十分に分散しており、凝集していなければ、SEMとDLSでほぼ同じ測定結果が得られる。また、シリサイドを複合化したシリコン材料の形状が、アセチレンブラックのような高度に発達したストラクチャー形状である場合にも、ここでは一次粒径で平均粒径を定義し、SEM写真の画像解析で平均粒径を求めることができる。さらに、平均粒径はBET法等により比表面積を測定し、球形粒子と仮定して求めることもできる。この方法は、SEM観察やTEM観察により、あらかじめシリサイドを複合化したシリコン材料が多孔質でない、中実な粒子であることを確認して適用することが必要である。
なお、シリサイドを複合化したシリコン材料1の最表面に酸素が結合しても良い。空気中にシリサイドを複合化したシリコン材料1を取り出すと、空気中の酸素がシリサイドを複合化したシリコン材料1の表面の元素と反応するからである。つまり、シリサイドを複合化したシリコン材料1の最表面は、厚さ0.5〜15nmのアモルファス層を有してもよく、特に、シリコンの酸化膜を有していてもよい。アモルファス層で覆われることで、空気中で安定する上、スラリーの溶媒として水系を利用することができ、工業的利用価値が大きい。
(1−2.シリサイドを複合化したシリコン材料の効果)
図2(a)に示すように、シリサイドを複合化したシリコン材料1のシリコン相3がリチウムを吸蔵しやすいが、シリサイド相5は、リチウムを吸蔵し難いため、図2(b)に示すように、シリサイド相5との界面付近のシリコン相3の体積膨張は、抑えられる。つまり、シリコン相3がリチウムを吸蔵して体積膨張をしようとしても、シリサイド相5が膨張しにくいため、シリコン相3とシリサイド相5とは界面で格子整合しているため界面は滑りにくく、シリサイド相5がくさびやピンのような効果を発揮し、シリコン相3とシリサイド相5の界面近傍付近のシリコン相3の膨張を抑制する。そのため、シリサイド相5を有しない粒子に比べて、シリサイド相5を有するシリサイドを複合化したシリコン材料1は、リチウムを吸蔵する際に膨張しにくく、リチウム放出時には復元力が働いて元の形状に戻りやすくなる。そのため、本発明によれば、シリサイドを複合化したシリコン材料1は、リチウムを吸蔵させても、体積膨張に伴う歪が緩和され、繰返し充放電時の放電容量の低下が抑制される。
図2(a)に示すように、シリサイドを複合化したシリコン材料1のシリコン相3がリチウムを吸蔵しやすいが、シリサイド相5は、リチウムを吸蔵し難いため、図2(b)に示すように、シリサイド相5との界面付近のシリコン相3の体積膨張は、抑えられる。つまり、シリコン相3がリチウムを吸蔵して体積膨張をしようとしても、シリサイド相5が膨張しにくいため、シリコン相3とシリサイド相5とは界面で格子整合しているため界面は滑りにくく、シリサイド相5がくさびやピンのような効果を発揮し、シリコン相3とシリサイド相5の界面近傍付近のシリコン相3の膨張を抑制する。そのため、シリサイド相5を有しない粒子に比べて、シリサイド相5を有するシリサイドを複合化したシリコン材料1は、リチウムを吸蔵する際に膨張しにくく、リチウム放出時には復元力が働いて元の形状に戻りやすくなる。そのため、本発明によれば、シリサイドを複合化したシリコン材料1は、リチウムを吸蔵させても、体積膨張に伴う歪が緩和され、繰返し充放電時の放電容量の低下が抑制される。
また、前述のとおり、シリサイドを複合化したシリコン材料1は、膨張しにくいため、シリサイドを複合化したシリコン材料1を、大気中に出したとしても、大気中の酸素と反応しにくい。シリサイド相5を有しないシリサイドを複合化したシリコン材料は、表面保護せずに大気中に放置すると、表面から酸素と反応し、表面から粒子内部へと酸化が進行するため、シリサイドを複合化したシリコン材料全体が酸化する。しかしながら、本発明のシリサイドを複合化したシリコン材料1を大気中に放置した場合、粒子の最表面は酸素と反応するが、全体としてシリサイドを複合化したシリコン材料が膨張しにくいため、酸素が内部に侵入しにくく、シリサイドを複合化したシリコン材料1の中心部まで酸化が及びにくくなる。従って、通常の金属ナノ粒子は比表面積が大きく、酸化して発熱や体積膨張が生じやすいが、本発明のシリサイドを複合化したシリコン材料1は有機物や金属酸化物で特別な表面コートを行う必要が無く、大気中で粉体のまま扱うことが出来、工業的利用価値が大きい。
また、本発明によれば、シリサイド相5は元素Dを含むため導電性が高く、シリサイドを複合化したシリコン材料1全体としての電気導電率が飛躍的に上昇する。そのため、シリサイドを複合化したシリコン材料1は、それぞれのシリサイドを複合化したシリコン材料1にナノレベルの集電スポットを有することになり、導電助剤が少なくても導電性を有する負極材料となり、高容量の電極を形成することが可能となり、また、ハイレート特性に優れる負極が得られる。
また、シリコン相3中にシリサイドを含むシリサイドを複合化したシリコン材料は、シリコン相3の多くの部分が、リチウムを極少量吸蔵し体積変化のほとんど無い相と接することになり、シリコン相3の膨張がより効果的に抑えられる。シリコンは理論容量が4200mAh/gと高容量であるが、シリサイドに関して、FeはFeSi2として60mAh/g、NiはNiSi2として198mAh/g、CoはCoSi2として58mAh/g、の放電容量を有し、シリコンに比べると容量が極めて小さい。そのため、シリサイドの体積変化は無視できる。また、シリサイドがリチウムと反応することは、リチウムがシリサイド相をすり抜け可能であることを意味しており、シリコン相の利用率向上に寄与する。その結果、シリコン相3中にシリサイドを含むシリサイドを複合化したシリコン材料は、少ない量の元素Dで体積膨張を抑制する効果を発揮することが可能となり、リチウム吸蔵可能なシリコンを増やすことができ、高容量かつサイクル特性が向上する。さらに、シリコン相の利用率と集電性が向上し、レート特性が向上する。
シリサイド相5を複数備えるシリサイドを複合化したシリコン材料7と、シリサイド相5とシリサイド相5aの両方を備えるシリサイドを複合化したシリコン材料9は、シリサイドを複合化したシリコン材料1と同様の効果を有するうえ、ナノレベルの集電スポットが増加し、集電性能が効果的に向上する。2種以上の元素Dを添加すると、2種以上の化合物が生成し、これらの化合物は相互に分離しやすいため、集電スポットが増加しやすく、より好ましい。
(1−3.シリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法)
本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法を説明する。これらのシリサイドを複合化したシリコン材料は、シリコンと、シリサイドを形成可能な元素Dとを含む溶融状態の液滴または溶湯を、100K/s以上の速度で急速に冷却することにより得られる。特に、原料粉末を、プラズマ化し、1万K相当にまで加熱し、その後冷却する熱プラズマ法により、これらのシリサイドを複合化したシリコン材料を製造可能である。プラズマの発生方法には、(1)高周波電磁場を利用して誘導的に気体を加熱する方法、(2)電極間のアーク放電を利用する方法、(3)マイクロ波により気体を加熱する方法等があり、いずれも使用可能である。
本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法を説明する。これらのシリサイドを複合化したシリコン材料は、シリコンと、シリサイドを形成可能な元素Dとを含む溶融状態の液滴または溶湯を、100K/s以上の速度で急速に冷却することにより得られる。特に、原料粉末を、プラズマ化し、1万K相当にまで加熱し、その後冷却する熱プラズマ法により、これらのシリサイドを複合化したシリコン材料を製造可能である。プラズマの発生方法には、(1)高周波電磁場を利用して誘導的に気体を加熱する方法、(2)電極間のアーク放電を利用する方法、(3)マイクロ波により気体を加熱する方法等があり、いずれも使用可能である。
シリサイドを複合化したシリコン材料の製造に用いられる製造装置の一具体例として、(1)高周波電磁場を利用して誘導的に気体を加熱する方法に関して、図3に基づいて説明する。図3に示す粒子製造装置31において、反応チャンバー45の上部外壁には、プラズマ発生用の高周波コイル47が巻き付けてある。高周波コイル47には、高周波電源49より、数MHzの交流電圧が印加される。好ましい周波数は4MHzである。なお、高周波コイル47を巻きつける上部外壁は石英ガラスなどで構成された円筒形の2重管となっており、その隙間に冷却水を流してプラズマによる石英ガラスの溶融を防止している。
また、反応チャンバー45の上部には、原料粉末供給口35と共に、シースガス供給口39が設けてある。原料粉末フィーダーから供給される原料粉末37は、キャリアガス43(ヘリウム、アルゴンなどの希ガス)とともに原料粉末供給口35を通してプラズマ51中に供給される。また、シースガス41はシースガス供給口39を通して反応チャンバー45に供給される。シースガス41は、アルゴンガスと酸素ガスの混合ガスなどである。なお、原料粉末供給口35は、必ずしも図3のようにプラズマ51の上部に設置する必要はなく、プラズマ51の横方向にノズルを設置することもできる。また、原料粉末供給口35を冷却水により水冷してもよい。なお、プラズマに供給するシリサイドを複合化したシリコン材料の原料の性状は、粉末だけに限られず、原料粉末のスラリーやガス状の原料を供給しても良い。
反応チャンバー45は、プラズマ反応部の圧力の保持や、製造された微粉末の分散を抑制する役割を果たす。反応チャンバー45も、プラズマによる損傷を防ぐため、水冷されている。また、反応チャンバー45の側部には、吸引管が接続してあり、その吸引管の途中には合成された微粉末を捕集するためのフィルター53が設置してある。反応チャンバー45からフィルター53を連結する吸引管も、冷却水により水冷されている。反応チャンバー45内の圧力は、フィルター53の下流側に設置されている真空ポンプ(VP)の吸引能力によって調整する。
シリサイドを複合化したシリコン材料1の製造方法は、プラズマから気体、液体を経由して固体となりシリサイドを複合化したシリコン材料1を析出させるボトムアップの手法なので、液滴の段階で球形状となり、シリサイドを複合化したシリコン材料1は球形状となる。一方、破砕法やメカノケミカル法などの大きな粒子を小さくするトップダウンの手法では、粒子の形状はいびつでごつごつしたものとなり、シリサイドを複合化したシリコン材料1の球形状の形状とは大きく異なる。
なお、原料粉末にシリコンの粉末と元素Dの粉末の混合粉末を用いると、シリサイドを複合化したシリコン材料1、7が得られる。また、原料粉末にシリコンと元素Dと元素D´のそれぞれの粉末の混合粉末を用いると、シリサイドを複合化したシリコン材料9が得られる。さらに、シリコン相3に酸素を導入するときは、例えば、SiとSiO2のようにシリコンとその酸化物等を粉末として導入することで簡単に組成比率を制御することができる。
また、熱プラズマ法におけるプラズマを、基板に吹き付けて急冷してシリサイドを複合化したシリコン材料を得る、プラズマスプレー法(プラズマ溶射法)を用いてもよい。
本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法の別の例として、ガスアトマイズ法や単ロール法などが挙げられる。図4に示すガスアトマイズ装置101は、ガスアトマイズ法によりシリサイドを複合化したシリコン材料113を形成できる装置である。シリコンと元素Dを含む合金溶湯110をノズル105から滴下すると同時に、不活性ガスや空気などの噴出ガス107が供給されたガス噴射機109からのガスジェット流111を吹き付けて、合金溶湯110を粉砕して、液滴として凝固させて粉末状のシリサイドを複合化したシリコン材料113を形成する。シリサイドを複合化したシリコン材料113は、ガスアトマイズ装置101に接続したサイクロンやフィルターを通して、連続して所望の粒子サイズに分級することが可能である。噴出ガス107の代わりに水を供給し、ガスジェット流111の代わりに高圧の水を吹き付けると水アトマイズ法となる。
図5に示す単ロール急冷装置121は、単ロール法によるシリサイドを複合化したシリコン材料の製造に用いられる装置であり、るつぼ125内のシリコンと元素Dを含む合金溶湯123を、高速回転する単ロール127に向かって射出し、合金溶湯123を急速に冷却することで、リボン状またはフレーク状のシリサイドを複合化したシリコン材料129を得る装置である。必要に応じて粉砕することで、所望の一次粒子の粒径のシリサイドシリコン複合材料を得ることができる。
(1−4.3相以上で構成されるシリコン材料)
シリサイドを複合化したシリコン材料に、シリコンと金属M(Cu、Al、Sn、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、La、Ce、Nd、Y、Zr、Mo、Ru、Rh、Se、Pr、Sm、Dy、Hf、Ta、W、Nb及びBaより選ばれた少なくとも1種類の元素)を含む化合物が、更に含まれていてもよい。すなわち、シリコン材料は、シリコン相3とシリサイド相5に加えて、シリコンと金属Mの二元系化合物の相や、シリコンと元素Dと金属Mの三元系化合物の相のいずれかまたは両方を含んでよい。前述のとおり、元素Dとしては、Fe、Ni、Coからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。
シリサイドを複合化したシリコン材料に、シリコンと金属M(Cu、Al、Sn、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、La、Ce、Nd、Y、Zr、Mo、Ru、Rh、Se、Pr、Sm、Dy、Hf、Ta、W、Nb及びBaより選ばれた少なくとも1種類の元素)を含む化合物が、更に含まれていてもよい。すなわち、シリコン材料は、シリコン相3とシリサイド相5に加えて、シリコンと金属Mの二元系化合物の相や、シリコンと元素Dと金属Mの三元系化合物の相のいずれかまたは両方を含んでよい。前述のとおり、元素Dとしては、Fe、Ni、Coからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。
金属Mを含み、シリサイドを複合化したシリコン材料は、シリコンと、元素Dと金属Mとを含む溶融状態の液滴または溶湯を、100K/s以上の速度で急速に冷却することにより得られる。具体的な製造方法は、シリコンと元素Dから、シリサイドを複合化したシリコン材料を製造するために用いられる製造方法と製造装置を用いることができる。
シリコンと金属Mの化合物や、シリコンと元素Dと金属Mの化合物は、シリコンに比べて導電性が高いため、これらの相を有するシリコン材料は導電性に優れる。また、三元系の溶湯は二元系に比べて低い融点を持つため、低い温度でシリコン材料を製造可能である。
(2−1.非水電解質二次電池用負極の構成)
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図6は、本発明に係る非水電解質二次電池用負極61を示す概略断面図である。
非水電解質二次電池用負極61は、集電体63上に活物質層65を有する。活物質層65は、シリサイドを複合化したシリコン材料1と、結着剤67とを含む。シリサイドを複合化したシリコン材料1は、結着剤67の樹脂マトリクスに分散された状態になっている。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図6は、本発明に係る非水電解質二次電池用負極61を示す概略断面図である。
非水電解質二次電池用負極61は、集電体63上に活物質層65を有する。活物質層65は、シリサイドを複合化したシリコン材料1と、結着剤67とを含む。シリサイドを複合化したシリコン材料1は、結着剤67の樹脂マトリクスに分散された状態になっている。
集電体63は、銅、ニッケル、ステンレスからなる群より選ばれた少なくとも1種の金属からなる箔である。それぞれを単独で用いてもよいし、それぞれの合金でもよい。厚さは4μm〜35μmが好ましく、さらに6μm〜18μmがより好ましい。
結着剤67は、ポリイミド(PI)、ポリベンゾイミダゾール(PBI)、ポリアミドイミド、ポリアミド、スチレン・ブタジエン・ゴム(SBR)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、カルボキシルメチルセルロース(CMC)、ポリアクリル酸からなる群より選ばれた1種以上である。
結着剤67は、溶媒に溶解した状態や、エマルションとして分散した状態でスラリーに添加される。スラリー塗布後に、結着剤67がシリサイドを複合化したシリコン材料1を集電体63の上に結着する。
また、導電助剤を活物質層65中に加えてもよい。導電助剤を添加することで、負極61の活物質層65の導電性が良くなり、充放電が行いやすくなる。
導電助剤は、炭素、銅、スズ、亜鉛、ニッケル、銀などからなる群より選ばれた少なくとも1種の導電性物質からなる粉末である。炭素、銅、スズ、亜鉛、ニッケル、銀の単体の粉末でもよいし、それぞれの合金の粉末でもよい。例えば、ファーネスブラックやアセチレンブラックなどの一般的なカーボンブラックを使用できる。特に、シリサイドを複合化したシリコン材料1の表面には、シリコンが露出することとなり、導電性が低くなるため、カーボンナノホーンを導電助剤として加えることが好ましい。ここで、カーボンナノホーン(CNH)とは、グラフェンシートを円錐形に丸めた構造をしており、実際の形態は多数のCNHが頂点を外側に向けて、放射状のウニの様な形態の集合体として存在する。CNHのウニ様集合体の外径は50nm〜250nm程度である。特に、平均粒径80nm〜150nm程度のCNHが好ましい。
導電助剤の平均粒径は一次粒子の平均粒径を指す。アセチレンブラック(AB)のような高度にストラクチャー形状が発達している場合にも、ここでは一次粒径で平均粒径を定義し、SEM写真の画像解析で平均粒径を求めることができる。
また、粒子状の導電助剤とワイヤー形状の導電助剤の両方を用いても良い。ワイヤー形状の導電助剤は導電性物質のワイヤーであり、粒子状の導電助剤に挙げられた導電性物質を用いることができる。ワイヤー形状の導電助剤は、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ、銅ナノワイヤー、ニッケルナノワイヤーなどの外径が300nm以下の線状体を用いることができる。ワイヤー形状の導電助剤を用いることで、負極活物質や集電体などと電気的接続が保持しやすくなり集電性能が向上するとともに、ポーラス膜状の負極に繊維状物質が増え、負極にクラックが生じにくくなる。例えば粒子状の導電助剤としてABや銅粉末を用い、ワイヤー形状の導電助剤として気相成長炭素繊維(VGCF:Vapor Grown Carbon Fiber)を用いることが考えられる。なお、粒子状の導電助剤を加えずに、ワイヤー形状の導電助剤のみを用いても良い。
ワイヤー形状の導電助剤の長さは、好ましくは0.1μm〜2mmである。導電助剤の外径は、好ましくは2nm〜500nmであり、より好ましくは10nm〜200nmである。導電助剤の長さが0.1μm以上であれば、導電助剤の生産性を上げるのには十分な長さであり、長さが2mm以下であれば、スラリーの塗布が容易である。また、導電助剤の外径が2nmより太い場合、合成が容易であり、外径が500nmより細い場合、スラリーの混練が容易である。導電物質の外径と長さの測定方法は、SEMによる画像解析により行った。
(2−2.非水電解質二次電池用負極の製造方法)
まず、ミキサーに、スラリー原料を投入し、混練してスラリーを形成する。スラリー原料は、本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料1、導電助剤、結着剤67、増粘剤、溶媒などである。
まず、ミキサーに、スラリー原料を投入し、混練してスラリーを形成する。スラリー原料は、本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料1、導電助剤、結着剤67、増粘剤、溶媒などである。
スラリー中の固形分において、シリサイドを複合化したシリコン材料25〜95重量%、導電助剤0〜70重量%、結着剤1〜30重量%、増粘剤0〜25重量%を含む。好ましくは、固形分で、シリサイドを複合化したシリコン材料50〜90質量%。導電助剤5〜30質量%、結着剤5〜25質量%の割合である。結着剤が少なすぎると接着性が低下して、造粒体および電極の形状を維持するのが困難である。また、結着剤が多すぎると導電性が下がってしまい充放電が難しくなる。
ミキサーは、スラリーの調製に用いられる一般的な混練機を用いることができ、ニーダー、撹拌機、分散機、混合機などと呼ばれるスラリーを調製可能な装置を用いてもよい。溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンを用いることができる。
次に、例えば、コーターを用いて、集電体63の片面に、スラリーを塗布する。コーターは、スラリーを集電体に塗布可能な一般的な塗工装置を用いることができ、例えばロールコーターやドクターブレードによるコーター、コンマコーター、ダイコーターなどである。
調製したスラリーを集電体に均一に塗布し、その後、50〜150℃程度で乾燥し、厚みを調整するため、ロールプレスを通す。そして、ポリイミドを結着剤に使用する場合など、必要に応じて150℃〜350℃で焼成して、非水電解質二次電池用負極61を得る。必要に応じて、活物質層65を集電体63の両面に形成しても良い。
(3.非水電解質二次電池の作製)
(3−1.非水電解質二次電池用負極の作製)
負極としては、本発明の実施形態に係る非水電解質二次電池用負極を用いる。
(3−1.非水電解質二次電池用負極の作製)
負極としては、本発明の実施形態に係る非水電解質二次電池用負極を用いる。
(3−2.非水電解質二次電池用正極の作製)
まず、正極活物質、導電助剤、結着剤および溶媒を混合して正極活物質の組成物を準備する。前記正極活物質の組成物をアルミ箔などの金属集電体上に直接塗布・乾燥し、正極を準備する。
まず、正極活物質、導電助剤、結着剤および溶媒を混合して正極活物質の組成物を準備する。前記正極活物質の組成物をアルミ箔などの金属集電体上に直接塗布・乾燥し、正極を準備する。
前記正極活物質としては、一般的に使われるものであればいずれも使用可能であり、例えばLiCoO2、LiMn2O4、LiMnO2、LiNiO2、LiCo1/3Ni1/3Mn1/3O2、LiFePO4などの化合物である。
導電助剤としては、例えばカーボンブラックを使用し、結着剤としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、水溶性アクリル系バインダーを使用し、溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、水などを使用する。このとき、正極活物質、導電助剤、結着剤および溶媒の含量は、非水電解質二次電池で通常的に使用するレベルである。
(3−3.セパレータ)
セパレータとしては、正極と負極の電子伝導を絶縁する機能を有し、非水電解質二次電池で通常的に使われるものであればいずれも使用可能である。例えば、微多孔性のポリオレフィンフィルム、多孔質のアラミド樹脂フィルム、多孔質のセラミックス、不織布などを使用できる。
セパレータとしては、正極と負極の電子伝導を絶縁する機能を有し、非水電解質二次電池で通常的に使われるものであればいずれも使用可能である。例えば、微多孔性のポリオレフィンフィルム、多孔質のアラミド樹脂フィルム、多孔質のセラミックス、不織布などを使用できる。
(3−4.電解液・電解質)
非水電解質二次電池、Liポリマー電池などにおける電解液および電解質には、有機電解液(非水系電解液)、無機固体電解質、高分子固体電解質等が使用できる。
有機電解液の溶媒の具体例として、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等のカーボネート;ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル;ベンゾニトリル、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、γ―ブチロラクトン、ジオキソラン、4−メチルジオキソラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の非プロトン性溶媒、あるいはこれらの溶媒のうちの2種以上を混合した混合溶媒が挙げられる。
非水電解質二次電池、Liポリマー電池などにおける電解液および電解質には、有機電解液(非水系電解液)、無機固体電解質、高分子固体電解質等が使用できる。
有機電解液の溶媒の具体例として、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等のカーボネート;ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル;ベンゾニトリル、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、γ―ブチロラクトン、ジオキソラン、4−メチルジオキソラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の非プロトン性溶媒、あるいはこれらの溶媒のうちの2種以上を混合した混合溶媒が挙げられる。
有機電解液の電解質には、LiPF6、LiClO4、LiBF4、LiAlO4、LiAlCl4、LiSbF6、LiSCN、LiCl、LiCF3SO3、LiCF3CO3、LiC4F9SO3、LiN(CF3SO2)2等のリチウム塩からなる電解質の1種または2種以上を混合させたものを用いることができる。
有機電解液の添加剤として、負極活物質の表面に有効な固体電解質界面被膜を形成できる化合物を添加することが望ましい。例えば、分子内に不飽和結合を有し、充電時に還元重合できる物質、例えばビニレンカーボネート(VC)などを添加する。
また、上記の有機電解液に代えて固体状のリチウムイオン伝導体を用いることができる。たとえばポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリエチレンイミン等からなるポリマーに前記リチウム塩を混合した固体高分子電解質や、高分子材料に電解液を含浸させゲル状に加工した高分子ゲル電解質を用いることができる。
さらに、リチウム窒化物、リチウムハロゲン化物、リチウム酸素酸塩、Li4SiO4、Li4SiO4−LiI−LiOH、Li3PO4−Li4SiO4、Li2SiS3、Li3PO4−Li2S−SiS2、硫化リン化合物などの無機材料を無機固体電解質として用いてもよい。
(3−5.非水電解質二次電池の組立て)
前述したような正極と負極との間にセパレータを配置して、電池素子を形成する。このような電池素子を巻回、または積層して円筒形の電池ケースや角形の電池ケースに入れた後、電解液を注入して、非水電解質二次電池とする。
前述したような正極と負極との間にセパレータを配置して、電池素子を形成する。このような電池素子を巻回、または積層して円筒形の電池ケースや角形の電池ケースに入れた後、電解液を注入して、非水電解質二次電池とする。
本発明の非水電解質二次電池の一例(断面図)を図7に示す。非水電解質二次電池71は、正極73、負極75を、セパレータ77を介して、セパレータ―正極―セパレータ―負極の順に積層配置し、正極73が内側になるように巻回して極板群を構成し、これを電池缶79内に挿入する。そして正極73は正極リード81を介して正極端子83に、負極75は負極リード85を介して電池缶79にそれぞれ接続し、非水電解質二次電池71内部で生じた化学エネルギーを電気エネルギーとして外部に取り出し得るようにする。次いで、電池缶79内に電解質87を極板群を覆うように充填した後、電池缶79の上端(開口部)に、円形蓋板とその上部の正極端子83からなり、その内部に安全弁機構を内蔵した封口体89を、環状の絶縁ガスケットを介して取り付けて、本発明の非水電解質二次電池71を製造することができる。
(3−6.本発明の実施形態に係る非水電解質二次電池の効果)
本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料を負極材料として用いる非水電解質二次電池は、本発明に係るシリサイドを複合化したシリコン材料が炭素よりも単位体積、および単位重量あたりの容量の高いシリコンを有するため、従来の非水電解質二次電池よりも容量が大きい。
本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料を負極材料として用いる非水電解質二次電池は、本発明に係るシリサイドを複合化したシリコン材料が炭素よりも単位体積、および単位重量あたりの容量の高いシリコンを有するため、従来の非水電解質二次電池よりも容量が大きい。
また、本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料は、シリコン相にはシリサイド層が接合した構成であるため、シリコン相の膨張収縮が抑制され、本発明の実施形態に係るシリサイドを複合化したシリコン材料を用いた非水電解質二次電池は、長寿命である。
以下、本発明について実施例および比較例を用いて具体的に説明する。なお、シリサイドを複合化したシリコン材料の一例として、シリコンとシリサイドが接合したナノ粒子を用いた。
[実施例1]
(ナノ粒子の作製)
シリコン粉末と鉄粉末とをモル比でSi:Fe=38:1になるように混合し、乾燥させた混合粉末を原料粉末として、図3の装置を用い、反応チャンバー内に発生させたAr-H2混合ガスのプラズマ中にキャリアガスで連続的に供給することにより、シリコンと鉄シリサイドのナノ粒子を作製した。
[実施例1]
(ナノ粒子の作製)
シリコン粉末と鉄粉末とをモル比でSi:Fe=38:1になるように混合し、乾燥させた混合粉末を原料粉末として、図3の装置を用い、反応チャンバー内に発生させたAr-H2混合ガスのプラズマ中にキャリアガスで連続的に供給することにより、シリコンと鉄シリサイドのナノ粒子を作製した。
さらに詳細には、下記の通りの方法で製造した。反応チャンバー内を真空ポンプで排気した後、Arガスを導入して大気圧とした。この排気とArガス導入を3回繰り返して、反応容器内の残留空気を排気した。その後、反応容器内にAr-H2混合ガスを13L/minの流量で導入し、高周波コイルに交流電圧をかけて、高周波電磁場(周波数4MHz)により高周波プラズマを発生させた。この時のプレート電力は、20kWとした。原料粉末を供給するキャリアガスは、1.0L/minの流速のArガスを用いた。得られた微粉末をフィルターで回収した。
[実施例2〜4]
シリコン粉末と鉄粉末とをモル比でSi:Fe=23:2、6:1、3:1となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、シリコンと鉄の比率を変更したナノ粒子を作製した。
シリコン粉末と鉄粉末とをモル比でSi:Fe=23:2、6:1、3:1となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、シリコンと鉄の比率を変更したナノ粒子を作製した。
(ナノ粒子の構成の評価)
実施例1〜4に係るナノ粒子について、SPring−8のビームライン(BL19B2)にて、X線回折(XRD)測定を行った。入射X線の波長は0.5Åであり、測定範囲は2θ=0〜80°である。図8に実施例1〜4のナノ粒子のXRD測定結果を示す。図8(a)は、2θ=5〜30°付近を示し、図8(b)は、2θ=4〜20°付近を示す。全ての実施例において、結晶質な物質はSiとFeSi2であり、FeSi2は高温で安定なα相である。また、Feは全てシリサイドFeSi2のα相として存在し、元素単体(価数0)としてのFeの結晶や、FeSi2のβ相由来のピークは存在しないことが分かった。
実施例1〜4に係るナノ粒子について、SPring−8のビームライン(BL19B2)にて、X線回折(XRD)測定を行った。入射X線の波長は0.5Åであり、測定範囲は2θ=0〜80°である。図8に実施例1〜4のナノ粒子のXRD測定結果を示す。図8(a)は、2θ=5〜30°付近を示し、図8(b)は、2θ=4〜20°付近を示す。全ての実施例において、結晶質な物質はSiとFeSi2であり、FeSi2は高温で安定なα相である。また、Feは全てシリサイドFeSi2のα相として存在し、元素単体(価数0)としてのFeの結晶や、FeSi2のβ相由来のピークは存在しないことが分かった。
また、図8(b)より、また、FeSi2のXRDの強度比が、文献値の結晶構造からシミュレーションした値と異なることがわかった。文献値の結晶構造では、FeSi2の最も回折強度の高いピークは(101)である。これに対して(102)もほぼ同じ値を示す。しかしながら、測定を行った4試料は全てにおいて(101)のピーク強度に比べて(102)のピーク強度は約1.5倍程度であった。これはFeSi2の粒子形状が球状ではなく板状(台形)に近い形状であることによる影響と考えられる。後述する電子線回折の結果からも判るように、(001)面に格子整合して成長したFeSi2粒子の形状の影響により、見かけ上(102)面方向のXRDの強度が強く現れたものと考えられる。
実施例2に係るナノ粒子(Si:Fe=23:2)の粒子形状の観察と組成分析を、走査透過型電子顕微鏡(日本電子製、JEM 3100FEF)を用いて、HAADF−STEMによる粒子形状の観察と、EDX(Energy Dispersive X−ray spectroscopy:エネルギー分散型X線分析)分析を行った。図9(a)は、特性X線のエネルギーに対する強度であり、図9(b)は、ナノ粒子のHAADF−STEM像であり、図9(c)は、同一の観察箇所におけるシリコン原子のEDXマップであり、図9(d)は、同一の観察箇所における鉄原子のEDXマップであり、図9(e)は、同一の観察個所における鉄とシリコンのEDXマップである。
図9(a)によれば、実施例2に係るナノ粒子が含有している元素はSiとFeで、原料と一致する。なお、CuのKα線、Kβ線は測定時に使用した銅メッシュ由来である。図9(b)〜(e)によれば、Siは粒子全体から検出され、Feは粒子の一部から検出され、一つのナノ粒子がSiとFeSi2が接合した構造を有することが分かる。
図10に実施例1〜4のナノ粒子のHAADF−STEM像を示す。各実施例において、略球形状のシリコン相に、半球状のシリサイド相が接合した、粒径約50〜250nm程度のナノ粒子が存在した。各実施例に係るナノ粒子とも、コントラストの強い部分と弱い部分が存在している。コントラストの強い部分はFeSi2で、コントラストの弱い部分はSiである。モル比と対応して、一つのナノ粒子中のSiとFeSi2の割合が変化していることがわかる。
ナノ粒子のSiとFeSi2の界面を観察するために、高解像度透過型電子顕微鏡(HR−TEM)観察を行った。図11(a)はmol比Si:Fe=23:2の実施例2に係るナノ粒子のHR−TEM像である。シリコン相と鉄シリサイド相の界面が明確に確認できる。また、表面に厚さ1〜2nm程度のアモルファス層が観察される。更に四角で囲った部分を拡大してみると、図11(b)の様にシリコン相には綺麗な格子像と鉄シリサイド相には格子縞が確認でき、格子整合を確認できる。それぞれの部分を高速フーリエ変換(FFT)すると、Siは(111)面、FeSi2は(110)面と思われる電子線回折像(図11(c)、(d))が得られた。Siにおける(202)面の面間隔がd=1.922Åに対して、FeSi2における(110)面の面間隔がd=1.913Åであり、その差は0.5%弱であるため、図11(e)に示すように、SiとFeSi2が格子整合している。
ナノ粒子の形成過程を考察する。図12の左部分は、鉄とシリコンの2元系状態図であり、図12の右部分は、ナノ粒子の形成過程を示す図である。高周波コイルにより生成したプラズマは、1万K相当となるので、状態図の温度範囲をはるかに超え、鉄原子とシリコン原子が均一に混合したプラズマが得られる。プラズマが冷却すると、プラズマから気体へ、気体から液体へと変化する過程で球状の液滴が成長する。Si:Fe=38:1の場合は1400℃程度にまで、Si:Fe=3:1の場合は1240℃程度にまで、この液滴が冷却すると、Siが析出し、液体とSi固体の混合相となる。さらに冷却が進むとSiの結晶は成長し、1200℃程度まで冷却すると、FeSi2が析出する。FeSi2はSiの結晶面上に成長するので、Siの原子配列の影響を受けると考えられる。前述の電線線回折の格子像の面間隔の結果から判断すると、FeSi2の格子整合面は、はSiの(110)面に対して、直交する方向の面であることから、FeSi2の格子整合面は(001)面(C軸方向)になる。この結果とXRDの結果から、この他の粒子においても同様な構造をとっていると考えられる。
[実施例5]
シリコン粉末とNi粉末とをモル比でSi:Ni=12:1となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。
その結果を、図14〜図18に示す。
シリコン粉末とNi粉末とをモル比でSi:Ni=12:1となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。
その結果を、図14〜図18に示す。
図14は、実施例5に係るナノ粒子のXRD回折パターン(X線:CuKα線)である。実施例5に係るナノ粒子はSiとNiSi2の2成分で構成されることが分かった。また、Niは全てシリサイドNiSi2として存在し、元素単体(価数0)としてのNiはほとんど存在しないことが分かった。
図15は、実施例5に係るナノ粒子をSPring−8のビームライン(BL19B2)にて、X線回折(XRD)測定を行った結果である。不純物由来のピークは観察されなかった。また、得られたX線パターンを拡大すると、SiとNiSi2由来のピークが重なっているパターンであると分かった。
図16(a)は、実施例5に係るナノ粒子のHAADF−STEM像であり、図16(b)は、同一の観察箇所における鉄原子とニッケル原子のEDXマップであり、図16(c)は、同一の観察箇所におけるニッケル原子のEDXマップであり、図16(d)は、同一の観察個所におけるシリコン原子のEDXマップである。図16(a)によれば、50〜100nm程度の粒径のナノ粒子が観察された。また、図16(b)〜(d)によれば、Siは粒子全体から検出され、Niは粒子の一部から検出され、一つのナノ粒子がSiとNiSi2が接合した構造を有することが分かる。
図17(a)は、実施例5に係るナノ粒子の高解像度TEM像である。Si相にNiSi2相が界面にて格子整合して接合している様子が確認できる。また、粒子の表面に厚さ1〜2nmのアモルファス層が観察される。さらに、四角で囲った部分を拡大してみると、図17(b)のようにシリコン相には格子縞が確認でき、高速フーリエ変換(FFT)すると、Siは(110)面と思われる電子線回折像(図17(c))が得られた。よって、SiとNiSi2の界面は(111)面であると考えられる。
[実施例6]
同様の結果は、シリコン粉末とCo粉末とをモル比でSi:Co=12:1となるように混合した以外は、実施例1と同様にしてナノ粒子を作製した。TEM観察結果(図示せず)および、XRD測定結果(図示せず)より、結晶相はSiとCoSi2の2成分であった。金属単体のCoは観察されなかった。
同様の結果は、シリコン粉末とCo粉末とをモル比でSi:Co=12:1となるように混合した以外は、実施例1と同様にしてナノ粒子を作製した。TEM観察結果(図示せず)および、XRD測定結果(図示せず)より、結晶相はSiとCoSi2の2成分であった。金属単体のCoは観察されなかった。
(非水電解質二次電池用負極の作製)
(i)負極スラリーの調製
ナノ粒子64質量部とアセチレンブラック(平均粒径35nm、電気化学工業株式会社製、粉状品)16質量部の比率でミキサーに投入した。さらに結着剤としてスチレン・ブタジエン・ゴム(SBR、日本ゼオン株式会社製、BM400B)固形分換算で5質量部、増粘剤としてカルボキシルメチルセルロースナトリウム(CMC−Na、日本製紙ケミカル株式会社製)固形分換算で15質量部の割合で混合してスラリーを作製した。
(ii)負極の作製
調製したスラリーを自動塗工装置のドクターブレードを用いて、厚さ10μmの集電体用電解銅箔(古河電気工業(株)製、NC−WS)上に15μmの厚みで塗布し、100℃で乾燥させた後、プレスによる調厚工程を経た後、330℃で2時間の熱処理工程を経て、非水電解質二次電池用負極を製造した。
(i)負極スラリーの調製
ナノ粒子64質量部とアセチレンブラック(平均粒径35nm、電気化学工業株式会社製、粉状品)16質量部の比率でミキサーに投入した。さらに結着剤としてスチレン・ブタジエン・ゴム(SBR、日本ゼオン株式会社製、BM400B)固形分換算で5質量部、増粘剤としてカルボキシルメチルセルロースナトリウム(CMC−Na、日本製紙ケミカル株式会社製)固形分換算で15質量部の割合で混合してスラリーを作製した。
(ii)負極の作製
調製したスラリーを自動塗工装置のドクターブレードを用いて、厚さ10μmの集電体用電解銅箔(古河電気工業(株)製、NC−WS)上に15μmの厚みで塗布し、100℃で乾燥させた後、プレスによる調厚工程を経た後、330℃で2時間の熱処理工程を経て、非水電解質二次電池用負極を製造した。
(サイクル特性の評価)
非水電解質二次電池用負極と、1.3mol/LのLiPF6を含むエチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートの混合溶液にビニレンカーボネートを添加した電解液と、金属Li箔対極を用いて3つの異なるリチウム二次電池を構成し、充放電特性を調べた。特性の評価は、初回の放電容量および1〜50サイクルの充電・放電後の放電容量を測定し、放電容量の維持率を算出することによって行った。放電容量は、シリサイドと、リチウムの吸蔵・放出に有効な活物質Siの総重量を基準として算出した。
非水電解質二次電池用負極と、1.3mol/LのLiPF6を含むエチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートの混合溶液にビニレンカーボネートを添加した電解液と、金属Li箔対極を用いて3つの異なるリチウム二次電池を構成し、充放電特性を調べた。特性の評価は、初回の放電容量および1〜50サイクルの充電・放電後の放電容量を測定し、放電容量の維持率を算出することによって行った。放電容量は、シリサイドと、リチウムの吸蔵・放出に有効な活物質Siの総重量を基準として算出した。
まず、25℃環境下において、電流値を0.1C、電圧値を0.02Vまで定電流定電圧条件で充電を行い、電流値が0.05Cに低下した時点で充電を停止した。次いで、電流値0.1Cの条件で、金属Liに対する電圧が1.5Vとなるまで放電を行い、0.1C初期放電容量を測定した。なお、1Cとは、1時間で満充電できる電流値である。また、充電と放電はともに25℃環境下において行った。次いで、0.1Cでの充放電速度で上記充放電を50サイクル繰り返した。
(レート特性の評価)
放電時のレートを、0.2C、1.0C、5.0C(1Cとは1時間でフル充電できる電流量)と変化させ、0.2Cで放電した場合を100%として、各放電レートでの放電容量の比率を1.0C/0.2C、5.0C/0.2C、を比較した。
放電時のレートを、0.2C、1.0C、5.0C(1Cとは1時間でフル充電できる電流量)と変化させ、0.2Cで放電した場合を100%として、各放電レートでの放電容量の比率を1.0C/0.2C、5.0C/0.2C、を比較した。
[比較例1]
平均粒子径100nmのナノサイズの純シリコン粒子64質量部とアセチレンブラック(平均粒子35nm、電気化学工業株式会社、粉状品)16質量部の比率でミキサーに投入した。さらに結着剤としてスチレン・ブタジエン・ゴム(SBR、日本ゼオン株式会社製、BM400B)固形分換算で5質量部、増粘剤としてカルボキシルメチルセルロースナトリウム(CMC−Na、日本製紙ケミカル株式会社製)固形分換算で15質量部の割合で混合してスラリーを作製した以外は、実施例と同様にサイクル特性の評価を行った。
平均粒子径100nmのナノサイズの純シリコン粒子64質量部とアセチレンブラック(平均粒子35nm、電気化学工業株式会社、粉状品)16質量部の比率でミキサーに投入した。さらに結着剤としてスチレン・ブタジエン・ゴム(SBR、日本ゼオン株式会社製、BM400B)固形分換算で5質量部、増粘剤としてカルボキシルメチルセルロースナトリウム(CMC−Na、日本製紙ケミカル株式会社製)固形分換算で15質量部の割合で混合してスラリーを作製した以外は、実施例と同様にサイクル特性の評価を行った。
図13は、実施例2に係るナノ粒子を用いた非水電解質二次電池のサイクル特性と、比較例1に係るシリコン粒子を用いた非水電解質二次電池のサイクル特性を示すグラフである。実施例2の初回の放電容量は、シリコン単体の比較例1に比べて低いが、サイクル特性はシリコン単体に比べてはるかに良い。一方で、比較例1では、十数サイクルで放電容量がなくなっている。これは、比較例1のシリコン単体のシリコン粒子は、充放電時の体積の膨張収縮によるクラックや剥離が生じるのに対し、実施例2に係るナノ粒子は、FeSi2がLiに対してほぼ不活性であるため、FeSi2の体積膨張はほとんどない。よって、実施例2に係るナノ粒子はSiとFeSi2の界面以外の部分にLiイオンが出入りして体積膨張するため、比較例1のような負極に起こる問題が起こりにくいと考えられる。
図18は、実施例5に係るナノ粒子を用いた非水電解質二次電池のサイクル特性と、比較例1に係るシリコン粒子を用いた非水電解質二次電池のサイクル特性を示すグラフである。実施例5のサイクル特性はシリコン単体の比較例1に比べてはるかに良い。一方で、比較例1では、十数サイクルで放電容量がなくなっている。これは、比較例1のシリコン単体のシリコン粒子は、充放電時の体積の膨張収縮により、クラックや剥離が生じるのに対し、実施例5に係るナノ粒子は、NiSi2の容量が198mAh/gとわずかであるため、NiSi2の体積膨張はほとんどない。よって、実施例5に係るナノ粒子はSiの部分にLiイオンが出入りして体積膨張しても、体積膨張しにくいNiSi2があるため、NiSi2が膨張収縮時のナノ粒子の形状記憶の役割を果たしており、比較例1のような負極に起こる問題が起こりにくいと考えられる。
同様のサイクル特性は、実施例6でも確認され、実施例6に係るナノ粒子は、比較例1に比べてサイクル特性に優れていた。
さらに、レート特性の評価を行った結果、実施例2に係るナノ粒子(Si:Fe=23:2)、実施例5に係るナノ粒子(Si:Ni=12:1)、実施例6に係るナノ粒子(Si:Co=12:1)、比較例1の純Siに関して、放電容量の比率を、1.0C/0.2C、5.0C/0.2Cとしたレート特性(%)は以下の表4のようになった。比較例1に比べて、各実施例では、レート特性が優れるという結果となった。
[実施例7]
金属Mを含む化合物相を有するナノ粒子を得るため、シリコン粉末とTi粉末とNi粉末を質量比でSi:Ti:Ni=52.8:21.2:26となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。元素DとしてNiを用い、金属MとしてTiを用いた。
図19は、実施例7に係るナノ粒子のXRD回折パターン(X線:CuKα線)である。実施例7に係るナノ粒子はSiとNiSi2とTiSi2とNi4Si7Ti4の4相で構成されることが分かった。
金属Mを含む化合物相を有するナノ粒子を得るため、シリコン粉末とTi粉末とNi粉末を質量比でSi:Ti:Ni=52.8:21.2:26となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。元素DとしてNiを用い、金属MとしてTiを用いた。
図19は、実施例7に係るナノ粒子のXRD回折パターン(X線:CuKα線)である。実施例7に係るナノ粒子はSiとNiSi2とTiSi2とNi4Si7Ti4の4相で構成されることが分かった。
[実施例8]
金属Mを含む化合物相を有するナノ粒子を得るため、シリコン粉末とFe粉末とAl粉末を質量比でSi:Fe:Al=63.8:21.5:14.7となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。元素DとしてFeを用い、金属MとしてAlを用いた。
図20は、実施例8に係るナノ粒子のXRD回折パターン(X線:CuKα線)である。実施例8に係るナノ粒子はSiとFeSi2とFeAl3Si2の3相で構成されることが分かった。
金属Mを含む化合物相を有するナノ粒子を得るため、シリコン粉末とFe粉末とAl粉末を質量比でSi:Fe:Al=63.8:21.5:14.7となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。元素DとしてFeを用い、金属MとしてAlを用いた。
図20は、実施例8に係るナノ粒子のXRD回折パターン(X線:CuKα線)である。実施例8に係るナノ粒子はSiとFeSi2とFeAl3Si2の3相で構成されることが分かった。
[実施例9]
金属Mを含む化合物相を有するナノ粒子を得るため、シリコン粉末とFe粉末とZr粉末を質量比でSi:Fe:Zr=64.1:13.6:22.2となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。元素DとしてFeを用い、金属MとしてZrを用いた。
図21は、実施例9に係るナノ粒子のXRD回折パターン(X線:CuKα線)である。実施例9に係るナノ粒子は、主にSiとFeSi2とZrSi2の3相で構成され、わずかに金属Zrが析出していることが分かった。SiとFeとZrの三元系化合物は形成されなかった。
金属Mを含む化合物相を有するナノ粒子を得るため、シリコン粉末とFe粉末とZr粉末を質量比でSi:Fe:Zr=64.1:13.6:22.2となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、ナノ粒子を作製した。元素DとしてFeを用い、金属MとしてZrを用いた。
図21は、実施例9に係るナノ粒子のXRD回折パターン(X線:CuKα線)である。実施例9に係るナノ粒子は、主にSiとFeSi2とZrSi2の3相で構成され、わずかに金属Zrが析出していることが分かった。SiとFeとZrの三元系化合物は形成されなかった。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しえることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………シリサイドを複合化したシリコン材料
1a………充電後のシリサイドを複合化したシリコン材料
3………シリコン相
3a………充電後のシリコン相
5、5a………シリサイド相
7………シリサイドを複合化したシリコン材料
9………シリサイドを複合化したシリコン材料
31………粒子製造装置
35………原料粉末供給口
37………原料粉末
39………シースガス供給口
41………シースガス
43………キャリアガス
45………反応チャンバー
47………高周波コイル
49………高周波電源
51………プラズマ
53………フィルター
61………非水電解質二次電池用負極
63………集電体
65………活物質層
67………結着材
71………非水電解質二次電池
73………正極
75………負極
77………セパレータ
79………電池缶
81………正極リード
83………正極端子
85………負極リード
87………電解質
89………封口体
101………ガスアトマイズ装置
103………るつぼ
105………ノズル
107………噴出ガス
109………ガス噴射機
110………合金溶湯
111………ガスジェット流
113………シリサイドを複合化したシリコン材料
121………単ロール冷却装置
123………合金溶湯
125………るつぼ
127………単ロール
129………シリサイドを複合化したシリコン材料
1a………充電後のシリサイドを複合化したシリコン材料
3………シリコン相
3a………充電後のシリコン相
5、5a………シリサイド相
7………シリサイドを複合化したシリコン材料
9………シリサイドを複合化したシリコン材料
31………粒子製造装置
35………原料粉末供給口
37………原料粉末
39………シースガス供給口
41………シースガス
43………キャリアガス
45………反応チャンバー
47………高周波コイル
49………高周波電源
51………プラズマ
53………フィルター
61………非水電解質二次電池用負極
63………集電体
65………活物質層
67………結着材
71………非水電解質二次電池
73………正極
75………負極
77………セパレータ
79………電池缶
81………正極リード
83………正極端子
85………負極リード
87………電解質
89………封口体
101………ガスアトマイズ装置
103………るつぼ
105………ノズル
107………噴出ガス
109………ガス噴射機
110………合金溶湯
111………ガスジェット流
113………シリサイドを複合化したシリコン材料
121………単ロール冷却装置
123………合金溶湯
125………るつぼ
127………単ロール
129………シリサイドを複合化したシリコン材料
Claims (11)
- 結晶性のシリコン相と結晶性のシリサイド相を含み、
前記シリサイド相は、Fe、Co、Niからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Dと、シリコンとの化合物を含み、
前記シリコン相の少なくとも一つの結晶面と、前記シリサイド相の結晶面との間に格子整合面が存在しており、前記格子整合面を介して、結晶性のシリコン相の少なくとも一つの結晶面と結晶性のシリサイド相が結合していることを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料。 - 前記シリサイド相が、FeSi2のα相であり、
前記シリコン相のシリコン(110)面またはこれと結晶学的に等価な(101)面、(011)面と、前記シリサイド相のFeSi2(001)面とが格子整合することを特徴とする請求項1に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。 - 前記シリサイド相が、CoSi2またはNiSi2であり、
前記シリコン相と、CoSi2またはNiSi2とが、任意の結晶面で格子整合することを特徴とする請求項1に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。 - 平均粒径または平均結晶粒径が2〜4000nmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
- シリコンと前記元素Dの合計に占める前記元素Dの原子組成百分率が0.01〜25at%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
- 前記シリサイドを複合化したシリコン材料の表面が、厚さ0.5〜15nmのアモルファス層で覆われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
- 前記シリコン材料にシリコンと金属M(Cu、Al、Sn、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Sr、La、Ce、Nd、Y、Zr、Mo、Ru、Rh、Se、Pr、Sm、Dy、Hf、Ta、W、Nb及びBaより選ばれた少なくとも1種類の元素)を含む化合物が、更に含まれることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料。
- 少なくともシリコンと、Fe、Ni、Coからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素Dと、を含む原料を溶融状態にする工程と、
シリコンと元素Dとを含む溶融状態の液滴または溶湯を、100K/秒以上の速度で冷却する工程と、
を含むことを特徴とするシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法。 - 前記冷却する工程は、熱プラズマ法、プラズマスプレー法、単ロール法、ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、より選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項8に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料の製造方法。
- 集電体上に活物質層を有する非水電解質二次電池用負極であって、
前記活物質層は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシリサイドを複合化したシリコン材料と、結着剤とを含むことを特徴とする非水電解質二次電池用負極。 - リチウムイオンを吸蔵および放出可能な正極と、
請求項10に記載の負極と、
前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータとを有し、
リチウムイオン伝導性を有する電解質中に、前記正極と前記負極と前記セパレータとを設けたことを特徴とする非水電解質二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013096122A JP2013253012A (ja) | 2012-05-07 | 2013-05-01 | シリサイドを複合化したシリコン材料及びそれを用いた非水電解質二次電池 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012106350 | 2012-05-07 | ||
| JP2012106350 | 2012-05-07 | ||
| JP2013096122A JP2013253012A (ja) | 2012-05-07 | 2013-05-01 | シリサイドを複合化したシリコン材料及びそれを用いた非水電解質二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2013253012A true JP2013253012A (ja) | 2013-12-19 |
Family
ID=49950872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013096122A Pending JP2013253012A (ja) | 2012-05-07 | 2013-05-01 | シリサイドを複合化したシリコン材料及びそれを用いた非水電解質二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2013253012A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014116297A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-06-26 | Santoku Corp | リチウムイオン二次電池用負極活物質 |
| JP2015131746A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 国立大学法人 東京大学 | 複合粒子、その製造方法、及び複合粒子を用いたリチウムイオン2次電池用負極材料 |
| WO2016208882A1 (en) * | 2015-06-22 | 2016-12-29 | Iljin Electric | Negative electrode active material for secondary battery and preparing method thereof |
| KR20160150576A (ko) * | 2015-06-22 | 2016-12-30 | 일진전기 주식회사 | 이차전지용 음극활물질 및 그의 제조방법 |
| KR20170039924A (ko) * | 2015-10-02 | 2017-04-12 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극 활물질 및 이를 채용한 음극 및 리튬 전지 |
| WO2017195071A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 蓄電装置用負極、蓄電装置、および電気機器 |
| CN108011093A (zh) * | 2016-10-31 | 2018-05-08 | 捷恩智株式会社 | 锂吸留释放材料、电极、锂离子二次电池以及锂吸留释放材料的制造方法 |
| JP2018518818A (ja) * | 2015-06-22 | 2018-07-12 | イルジン エレクトリック カンパニー リミテッド | 二次電池用活物質およびこれを含んだ二次電池 |
| CN110121802A (zh) * | 2016-12-21 | 2019-08-13 | 日进电气有限公司 | 用于二次电池的负极活性材料和包括该材料的二次电池 |
| WO2020166655A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 三井金属鉱業株式会社 | 活物質 |
| WO2020166658A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 三井金属鉱業株式会社 | 活物質 |
| JP2021144897A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-24 | Fdk株式会社 | 固体電池及び固体電池の製造方法 |
| CN114122341A (zh) * | 2020-08-31 | 2022-03-01 | 贝特瑞新材料集团股份有限公司 | 硅基复合材料、其制备方法及锂离子电池 |
| WO2022045129A1 (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 二次電池用負極活物質および二次電池 |
| CN115504475A (zh) * | 2021-06-22 | 2022-12-23 | 丰田自动车株式会社 | 多孔质硅材料的制造方法、多孔质硅材料及蓄电器件 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011034839A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 |
| JP2011032541A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 |
| JP2012101301A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 |
-
2013
- 2013-05-01 JP JP2013096122A patent/JP2013253012A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011034839A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 |
| JP2011032541A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 |
| JP2012101301A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 |
Cited By (34)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014116297A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-06-26 | Santoku Corp | リチウムイオン二次電池用負極活物質 |
| JP2015131746A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 国立大学法人 東京大学 | 複合粒子、その製造方法、及び複合粒子を用いたリチウムイオン2次電池用負極材料 |
| JP2018518818A (ja) * | 2015-06-22 | 2018-07-12 | イルジン エレクトリック カンパニー リミテッド | 二次電池用活物質およびこれを含んだ二次電池 |
| KR20160150576A (ko) * | 2015-06-22 | 2016-12-30 | 일진전기 주식회사 | 이차전지용 음극활물질 및 그의 제조방법 |
| CN108140814A (zh) * | 2015-06-22 | 2018-06-08 | 日造电气有限公司 | 用于二次电池的负电极活性材料及其制备方法 |
| JP2018518819A (ja) * | 2015-06-22 | 2018-07-12 | イルジン エレクトリック カンパニー リミテッド | 二次電池用負極活物質およびその製造方法 |
| US10892478B2 (en) | 2015-06-22 | 2021-01-12 | Iljin Electric Co., Ltd. | Negative electrode active material for secondary battery and preparing method thereof |
| US10734644B2 (en) | 2015-06-22 | 2020-08-04 | Iljin Electric Co., Ltd. | Negative electrode active material for secondary battery and secondary battery including the same |
| KR102727435B1 (ko) * | 2015-06-22 | 2024-11-07 | 일진전기 주식회사 | 이차전지용 음극활물질 및 그의 제조방법 |
| WO2016208882A1 (en) * | 2015-06-22 | 2016-12-29 | Iljin Electric | Negative electrode active material for secondary battery and preparing method thereof |
| KR20170039924A (ko) * | 2015-10-02 | 2017-04-12 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극 활물질 및 이를 채용한 음극 및 리튬 전지 |
| KR102448293B1 (ko) | 2015-10-02 | 2022-09-28 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극 활물질 및 이를 채용한 음극 및 리튬 전지 |
| WO2017195071A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 蓄電装置用負極、蓄電装置、および電気機器 |
| CN108011093A (zh) * | 2016-10-31 | 2018-05-08 | 捷恩智株式会社 | 锂吸留释放材料、电极、锂离子二次电池以及锂吸留释放材料的制造方法 |
| CN110121802A (zh) * | 2016-12-21 | 2019-08-13 | 日进电气有限公司 | 用于二次电池的负极活性材料和包括该材料的二次电池 |
| CN113424339A (zh) * | 2019-02-13 | 2021-09-21 | 三井金属矿业株式会社 | 活性物质 |
| WO2020166658A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 三井金属鉱業株式会社 | 活物質 |
| JPWO2020166658A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2021-12-09 | 三井金属鉱業株式会社 | 活物質 |
| JPWO2020166655A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2021-12-09 | 三井金属鉱業株式会社 | 活物質 |
| WO2020166655A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 三井金属鉱業株式会社 | 活物質 |
| JP2021144897A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-24 | Fdk株式会社 | 固体電池及び固体電池の製造方法 |
| JP7372183B2 (ja) | 2020-03-13 | 2023-10-31 | Fdk株式会社 | 固体電池及び固体電池の製造方法 |
| CN114122341B (zh) * | 2020-08-31 | 2024-08-16 | 贝特瑞新材料集团股份有限公司 | 硅基复合材料、其制备方法及锂离子电池 |
| JP2022549748A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-11-29 | 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司 | シリコン系複合材料、負極及びリチウムイオン電池並びに製造方法 |
| CN115996805A (zh) * | 2020-08-31 | 2023-04-21 | 松下知识产权经营株式会社 | 二次电池用负极活性物质及二次电池 |
| WO2022045129A1 (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 二次電池用負極活物質および二次電池 |
| EP4205885A4 (en) * | 2020-08-31 | 2024-03-06 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | NEGATIVE ELECTRODE ACTIVE MATERIAL FOR SECONDARY BATTERIES AND SECONDARY BATTERY |
| JP7455870B2 (ja) | 2020-08-31 | 2024-03-26 | 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司 | シリコン系複合材料、負極及びリチウムイオン電池並びに製造方法 |
| JPWO2022045129A1 (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-03 | ||
| CN114122341A (zh) * | 2020-08-31 | 2022-03-01 | 贝特瑞新材料集团股份有限公司 | 硅基复合材料、其制备方法及锂离子电池 |
| US12288874B2 (en) | 2020-08-31 | 2025-04-29 | Btr New Material Group Co., Ltd. | Silicon-based composite material, lithium ion battery, and preparation method thereof |
| JP7796357B2 (ja) | 2020-08-31 | 2026-01-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 二次電池用負極活物質および二次電池 |
| CN115504475A (zh) * | 2021-06-22 | 2022-12-23 | 丰田自动车株式会社 | 多孔质硅材料的制造方法、多孔质硅材料及蓄电器件 |
| CN115504475B (zh) * | 2021-06-22 | 2024-06-07 | 丰田自动车株式会社 | 多孔质硅材料的制造方法、多孔质硅材料及蓄电器件 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2013253012A (ja) | シリサイドを複合化したシリコン材料及びそれを用いた非水電解質二次電池 | |
| JP5525003B2 (ja) | 非水電解質二次電池用負極及びそれを用いた非水電解質二次電池 | |
| JP5520538B2 (ja) | ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池 | |
| CN103201060B (zh) | 锂离子二次电池用负极中所用的纳米尺寸粒子及其制造方法 | |
| JP5598836B2 (ja) | ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池 | |
| JP2014103052A (ja) | 非水電解質二次電池用負極及びそれを用いた非水電解質二次電池並びにその製造方法 | |
| JP2013235682A (ja) | リチウムイオン二次電池用負極材料およびその製造方法、並びにそれを用いたリチウムイオン二次電池 | |
| JP5484816B2 (ja) | ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池 | |
| JP2014107132A (ja) | リチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、およびリチウムイオン二次電池用負極材料の製造方法 | |
| WO2013146658A1 (ja) | リチウムイオン二次電池用負極材料及びその製造方法、並びにそれを用いたリチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 | |
| WO2015064633A1 (ja) | 負極活物質及びその製造方法並びにそれを用いた負極及び非水電解質二次電池 | |
| KR101520557B1 (ko) | 비수 전해질 2차 전지 | |
| JP2013235685A (ja) | リチウムイオン二次電池用負極材料およびそれを用いたリチウムイオン二次電池用負極、並びにそれを用いたリチウムイオン二次電池 | |
| CN113825725B (zh) | 非水电解质二次电池用正极活性物质及非水电解质二次电池用正极 | |
| JP2012102354A (ja) | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 | |
| JP2018035057A (ja) | リチウム金属複合酸化物粉末の製造方法及びリチウム金属複合酸化物粉末 | |
| JP5656570B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用負極材料の製造方法 | |
| JP2012101958A (ja) | ナノサイズ粒子、ナノサイズ粒子を含むリチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、ナノサイズ粒子の製造方法 | |
| JP6604451B1 (ja) | リチウムイオン二次電池用正極材料、リチウムイオン二次電池用正極、リチウムイオン二次電池 | |
| JP6443675B2 (ja) | スピネル型結晶構造のLiaMxMnyO4粉末を含む正極及びリチウムイオン二次電池、並びにこれらの製造方法 | |
| JP2015125794A (ja) | 複合体粒子及びその製造方法並びにそれを用いた負極及び非水電解質二次電池 | |
| JP2013235683A (ja) | 非水電解質二次電池用負極及びそれを用いた非水電解質二次電池 | |
| JP2014197497A (ja) | 非水電解質二次電池用負極および非水電解質二次電池 | |
| JP7337580B2 (ja) | 多元系シリサイドおよびケイ素を含むリチウムイオン電池用負極材料 | |
| JP2014157827A (ja) | 非水電解質二次電池用負極及びそれを用いた非水電解質二次電池 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140903 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150415 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150602 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20151013 |