JP2014001091A - アルカリ金属硫化物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造方法であって、反応系に量論比よりも多い量を供給する必要がある原料を用い、第1の純度を有するアルカリ金属硫化物の製造に用いて一部が消費された前記原料を、前記第1の純度より低い第2の純度を有するアルカリ金属硫化物の製造に用いることを特徴とするアルカリ金属硫化物の製造方法。
【選択図】図1
Description
しかし、特許文献1に記載の製造方法によって高純度のアルカリ金属硫化物を得るためには、高純度の気体原料を多く使用する必要があった。
1.アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造方法であって、
反応系に量論比よりも多い量を供給する必要がある原料を用い、
第1の純度を有するアルカリ金属硫化物の製造に用いて一部が消費された前記原料を、前記第1の純度より低い第2の純度を有するアルカリ金属硫化物の製造に用いることを特徴とするアルカリ金属硫化物の製造方法。
2.前記反応系に量論比よりも多い量を供給する必要がある原料が硫化水素である1に記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
3.気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料を溶媒中で反応させて、アルカリ金属硫化物を製造する第1の工程と、
気体の硫黄含有原料を用いて、前記第1の工程で得られたアルカリ金属硫化物の純度を高くする第2の工程とを含み、
前記第2の工程で用いて一部が消費された、前記第2の工程で用いた硫黄含有原料より純度が低い硫黄含有原料を前記第1の工程に用いるアルカリ金属硫化物の製造方法。
4.硫黄含有原料とアルカリ金属含有原料を溶媒中で反応してアルカリ金属硫化物を製造する第1の工程と、
前記第1の工程により製造されたアルカリ金属硫化物の純度を高くする第2の工程とを含み、
前記第1の工程は0.15MPa未満の圧力下で行い、前記第2の工程は0.15MPa以上の圧力下で行うアルカリ金属硫化物の製造方法。
5.前記第2の工程で製造されたアルカリ金属硫化物の純度をさらに高くする1又は2以上の工程を含み、最もアルカリ金属硫化物の純度を高くする工程を0.15MPa以上の圧力下で行う4に記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
6.前記アルカリ金属含有原料が水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水硫化リチウム及び水硫化ナトリウムから選択される少なくとも1つであり、前記硫黄含有原料が硫化水素である3〜5のいずれかに記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
7.前記溶媒が炭化水素系有機溶媒である1〜6のいずれかに記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
8.アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造装置であって、
気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料からアルカリ金属硫化物を製造する第1の容器と、
前記第1の容器で製造したアルカリ金属硫化物の純度を高める第2の容器と、
前記第2の容器で使用して一部が消費された、前記第2の容器で用いた硫黄含有原料より純度が低い硫黄含有原料を前記第1の容器に搬送するための搬送手段と
を備えるアルカリ金属硫化物の製造装置。
9.アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造装置であって、
気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料からアルカリ金属硫化物を製造する第1の容器と、
前記第1の容器で製造したアルカリ金属硫化物の純度を高める第2の容器と、
前記第2の容器の圧力を0.15MPa以上にすることができる加圧手段と
を備えるアルカリ金属硫化物の製造装置。
10.さらに、前記第2の容器で製造したアルカリ金属硫化物よりも高純度のアルカリ金属硫化物を製造する1又は2以上の容器を備え、
最も純度を高くする容器は、容器内の圧力を0.15MPa以上にすることができる9に記載の製造装置。
本発明の第1のアルカリ金属硫化物の製造方法は、アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造方法において、反応系に量論比よりも多い量を供給する必要がある原料(第1の原料)を用い、第1の純度を有するアルカリ金属硫化物(高純度アルカリ金属硫化物)の製造に用いて一部が消費された前記原料を、前記第1の純度より低い第2の純度を有するアルカリ金属硫化物(低純度アルカリ金属硫化物)の製造に、用いることを特徴とする。
MaS・・・(1)
式中、Mはアルカリ金属元素であり、aは0.5以上2以下である。
Mとしては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム又はセシウムが挙げられ、好ましくはリチウム、ナトリウム又はカリウムであり、より好ましくはリチウム又はナトリウムであり、最も好ましくはリチウムである。
aは好ましくは1以上2以下、より好ましくは2である。Sは硫黄を意味する。
MbOH・・・(2)
McSH・・・(3)
式中、Mは上記と同様である。bは0.3以上1以下であり、好ましくは0.5以上1以下であり、さらに好ましくは1である。cは0.3以上1以下であり、好ましくは0.5以上1以下であり、さらに好ましくは1である。
含水を除いた純度が高いことが好ましく、純度が90重量%以上であるとより好ましく、95重量%以上であるとさらに好ましい。
また、炭化水素系有機溶媒は、強アルカリである水酸化リチウムや、酸である硫化水素との反応性が低く、不純物をほとんど生成しない。そのため、不純物を除去するための精製工程が不要となり、大幅な製造プロセスの簡素化が図れる。
尚、有機硫黄化合物とは、硫黄を含む有機化合物を意味する。
非プロトン性有機溶媒の中でも、好ましいのはN−アルキルカプロラクタム及びN−アルキルピロリドンであり、特に好ましいのはN−メチル−2−ピロリドンである。
本発明の第2のアルカリ金属硫化物の製造方法は、気体の硫黄含有原料とアルカリ金属含有原料を溶媒中で反応させて、アルカリ金属硫化物を製造する第1の工程と、気体の硫黄含有原料を用いて、第1の工程で得られたアルカリ金属硫化物の純度を高くする第2の工程とを含み、第2の工程で用いて一部が消費された、第2の工程で用いた硫黄含有原料より純度が低い硫黄含有原料を第1の工程に用いる。好ましくは、第1の工程と第2の工程を繰り返す。
ここで、気体の硫黄含有原料とは、常温、常圧で気体であり硫黄を含む化合物である。ここで、気体の硫黄含有原料はSH基を有するものが好ましい。気体の硫黄含有原料の例として、アルキルチオール又は硫化水素が挙げられ、好ましくは硫化水素である。
また、アルカリ金属含有原料とは、アルカリ金属を含む化合物であり、下記式(2)又は(3)で表される化合物が好ましく、式(2)で表される化合物がより好ましい。
MbOH・・・(2)
McSH・・・(3)
式中、Mは上記と同様である。bは0.3以上1以下であり、好ましくは0.5以上1以下であり、さらに好ましくは1である。cは0.3以上1以下であり、好ましくは0.5以上1以下であり、さらに好ましくは1である。
式(2)で表される化合物を用いる場合、含水物を用いることも可能である。この場合、含水量は少ないことが好ましく、具体的には60重量%以下、好ましくは50重量%以下である。尚、含まれている水は、通常、反応中に除去される。
含水を除いた純度が高いことが好ましく、純度が90重量%以上であるとより好ましく、95重量%以上であるとさらに好ましい。
特に、二酸化炭素やアンモニアガス等の不純物の含有量が少ない硫黄含有原料を使用することが好ましい。
第1の工程で使用する硫黄含有原料の純度を高くするためには、第2の工程で使用する硫黄含有原料の量を増やす必要がある。しかしながら、第2の工程での使用量を多くすると、単位硫黄含有原料当たりのアルカリ金属硫化物の生産性が低下し、さらにリアクターの安定性や保温性が低下するため、使用量には最適値が存在する。この最適値は、原料であるアルカリ金属水酸化物の量、溶媒量、リアクターサイズや除熱能力により変化する。
硫黄含有原料の吹き込み速度は、反応系の規模や反応条件等により適宜調整すればよい。例えば、反応容器が1L、スラリー溶液が500g、10wt%である場合、硫黄含有原料は、反応容積(1L)が、0.1分〜100分で入れ替わる吹き込み速度とすることが好ましい。具体的には、0.01N−L/分〜10N−L/分で制御することが好ましい。
また、圧力制御として、消費された原料の気体を圧力低下分のみ供給する手法を用いることもできる。
具体的には、2段目以降の反応を0.15MPa以上、好ましくは、0.18MPa以上、より好ましくは0.9MPa以上の加圧条件とすることが好ましい。1段目は、未反応物が多いことから、制約の少ない常圧で行うことが好ましい。
反応時の温度は、用いる炭化水素系有機溶媒の沸点と硫化水素の溶解度、反応時の圧力により異なるが、炭化水素系有機溶媒が水と共沸する温度以上で、反応時の圧力下における炭化水素系有機溶媒の沸点以下であることが好ましい。
反応温度としては、例えば70℃〜300℃が好ましい。加熱下で反応させることにより、反応により生じた水をスラリー内から除去することができる。特に、上述した水と共沸組成を形成する溶媒を使用することにより、スラリー内から水を効率よく除去することができる。反応系から速やかに水分を除去することにより、反応系に水分が実質的に存在しない状態とすることができるため、硫化リチウムの結晶成長が進まず、比表面積の大きい硫化リチウムを得ることができる。
例えば、硫化水素と水酸化リチウムを反応させると水が副生される。副生された水は反応系から蒸発した共沸ガスをコンデンサ等で凝縮することで系外に除去できる。この際、溶媒(例えば、炭化水素系有機溶媒)も除去されるが、除去された量を反応系に新たに追加してもよい。これにより、スラリー濃度等を調整できる。尚、コンデンサーは、通常、各リアクターにそれぞれ付与する必要があり、共通化することはできない。
本発明の第3のアルカリ金属硫化物の製造方法は、硫黄含有原料とアルカリ金属含有原料を溶媒中で反応してアルカリ金属硫化物を製造する第1の工程と、第1の工程により製造されたアルカリ金属硫化物の純度を高くする第2の工程とを含み、第1の工程は0.15MPa未満の圧力下で行い、第2の工程は0.15MPa以上の圧力下で行う。
また、好ましくは、第1の工程は常圧下で行い、第2の工程は0.15MPa以上の圧力下で行う。より好ましくは、第1の工程は常圧下で行い、第2の工程は0.18MPa以上の圧力下で行う。さらに好ましくは、第1の工程は常圧下で行い、第2の工程は0.19MPa以上の圧力下で行う。
本発明の第1のアルカリ金属硫化物の製造装置は、硫黄含有原料とアルカリ金属含有原料からアルカリ金属硫化物を有機溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造装置であって、気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料からアルカリ金属硫化物を製造する第1の容器と、第1の容器で製造したアルカリ金属硫化物の純度を高める第2の容器と、第2の容器で使用して一部が消費された、第2の容器で用いた硫黄含有原料より純度が低い硫黄含有原料を第1の容器に搬送するための搬送手段とを備える。
第1のアルカリ金属硫化物の製造装置1は、第1の容器10及び第2の容器110を有する。第1の容器10には、冷却管(コンデンサー)40及びモーター22によって駆動される撹拌翼20が設けられ、第2の容器110には冷却管140及びモーター122によって駆動される撹拌翼120が設けられている。
バルブ30及びバルブ130を調節することにより、生成したアルカリ金属硫化物は、生成物搬送手段160を経て第2の容器110へ搬入される。
図2に、第3の容器210を備える第1のアルカリ金属硫化物の製造装置1’を示す。
また、第2の容器110及び第3の容器210は生成物搬送手段260によって連結されている。生成物搬送手段260の第2の容器110側にはバルブ132が設けられ、第3の容器210側にはバルブ140が設けられている。
また、第2の容器110及び第3の容器210は気体原料搬送手段250によって連結されている。気体原料搬送手段250は冷却管240を介して第3の容器210と連結されている。また、気体原料搬送手段250には圧力制御弁252が設けられている。
第3の容器210においては、攪拌翼220によって撹拌しながら気体原料を流入し、さらに反応を続行させて、アルカリ金属硫化物の純度を高める。反応に用いられなかった(一部が消費された)硫黄含有原料は冷却管240、気体原料搬送手段250を介して第2の容器110、第1の容器10へ搬入され、アルカリ金属硫化物の生成、高純度化に用いられる。
リアクター(容器)サイズは、1段目と2段目を同じサイズにする必要はなく、反応率や硫化水素の使用量等から任意のサイズ比に変更可能である。具体的には、1段目/2段目の容積比は、通常0.1倍〜10倍、好ましくは0.2倍〜5倍である。
第3以降の容器を用いる場合も同様である。
尚、冷却しすぎると循環する硫黄含有原料の潜熱が低下し、熱エネルギーを損失するため、低温であるほど良好であるというわけではない。
2段目以降の反応容器を加圧下とする場合、反応物のスラリー溶液移送は、加圧系への移送となるため、逆流防止のため、加圧ポンプを使用する必要がある。移送は、連続的又は間欠的に行うことができる。
本願において、「水の発生が止まる」とは、反応系から蒸発する水分が観測されなくなった状態を意味する。
尚、比表面積はBET法により例えばAUTOSORB6を用いて測定する。
本発明の第2のアルカリ金属硫化物の製造装置は、アルカリ金属硫化物を有機溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造装置であって、気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料からアルカリ金属硫化物を製造する第1の容器と、第1の容器で製造したアルカリ金属硫化物の純度を高める第2の容器と、第2の容器の圧力を0.15MPa以上にすることができる加圧手段とを備える。
アルカリ金属硫化物の製造装置2は、第1の容器510及び第2の容器610を有する。第1の容器510には、冷却管(コンデンサー)540及びモーター522によって駆動される撹拌翼520が設けられ、第2の容器610には冷却管640及びモーター622によって駆動される撹拌翼620が設けられている。また、第2の容器610には加圧手段650が設けられている。
バルブ30及びバルブ130を調節することにより、生成したアルカリ金属硫化物は、生成物搬送手段550を経て第2の容器610へ搬入される。
反応に用いられなかった硫黄含有原料は外部へ排出され、硫黄含有原料と共に水が排出された場合、冷却管640で凝縮される。
[硫化リチウムの製造(第1の工程)]
図3に示す装置を用いて、硫化リチウムを製造した。具体的には、窒素気流下、非極性溶媒としてトルエン270gを600mlセパラブルフラスコ510に加え、無水水酸化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)30gを投入し、フルゾーン撹拌翼520により300rpmで撹拌しながら95℃に保持した。スラリー中に硫化水素ガス(99.9体積%、株式会社巴商会製)を200ml/分の供給速度で吹き込みながら104℃まで昇温した。セパラブルフラスコ510からは、水とトルエンの共沸ガスがコンデンサー540に凝縮した。分離した水分はコンデンサー下部において除去した。尚、反応は常圧(約0.005MPa)で行った。
また、X線回折測定したところ、硫化リチウムの結晶パターン以外のピークが検出されないことを確認した。
上記で得られた硫化リチウムトルエンスラリー溶液80gを、コンデンサー640及び撹拌翼620付オートクレーブ0.5L容器610に窒素下で封入し、脱水トルエン170mlを加えた。このスラリー中に硫化水素(99.9体積%、株式会社巴商会製)を200ml/分の供給速度で吹き込みながら内温150℃(約0.2MPa)まで昇温した。
実施例1の[硫化リチウムの製造]で製造した硫化リチウムトルエンスラリー溶液80gを、図3の装置におけるコンデンサー640及び撹拌翼620付オートクレーブ0.5L容器610に窒素下で封入し、脱水トルエン170mlを加えた。このスラリー中に硫化水素(99.9体積%、株式会社巴商会製)を200ml/分の供給速度で吹き込みながら内温209℃(約0.85MPa)まで昇温した。
[硫化リチウムの製造]
図3に示す装置を用いて、硫化リチウムを製造した。具体的には、窒素気流下で非極性溶媒としてトルエン270gを600mlセパラブルフラスコ510に加え、無水水酸化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)30gを投入し、フルゾーン撹拌翼520により300rpmで撹拌しながら、95℃に保持した。スラリー中に硫化水素(99.9体積%、株式会社巴商会製)を200ml/分、窒素ガスを200ml/分の供給速度で吹き込みながら104℃まで昇温した(即ち、硫化水素と窒素ガスの混合気体を吹き込んでおり、硫化水素の純度は50体積%である)。セパラブルフラスコ510からは、水とトルエンの共沸ガスがコンデンサー540に凝縮した。分離した水分はコンデンサー下部において除去した。尚、反応は常圧で行った。
得られた硫化リチウムの比表面積、細孔容積を窒素ガスによるBET法でAUTOSORB6を用いて測定したところ、比表面積は13.1m2/g、細孔容積は0.10ml/gであった。
上記で得られた硫化リチウムトルエンスラリー溶液80gをコンデンサー640及び撹拌翼620付オートクレーブ0.5L容器610に窒素下で封入し、脱水トルエン170mlを加えた。このスラリー中に硫化水素(99.9体積%、株式会社巴商会製)を200ml/分の供給速度で吹き込みながら内温150℃(約0.2MPa)まで昇温した。
また、実施例3から第2の工程のみ高純度の硫化水素を用いれば、高純度の硫化リチウムが得られることが分かる。即ち、第1の工程で用いる硫化水素は純度が低くてもよいので、第2の工程で一部が消費された硫化水素を第1の工程に用いること(循環)ができることが分かる。
実施例1において、[硫化リチウムの製造]の工程のみを行い、[硫化リチウムの高純度化]の工程を行わなかった以外は実施例1と同様に硫化リチウムを製造した。
実施例3において、[硫化リチウムの製造]の工程のみを行い、[硫化リチウムの高純度化]の工程を行わなかったこと以外は実施例3と同様に硫化リチウムを製造した。
10、510 第1の容器
20、120、220、520、620 撹拌翼
22、122、222、522、622 モーター
30、130、132、140、530、630 バルブ
40、140、240、540、640 冷却管(コンデンサー)
110、610 第2の容器
150、250 気体原料搬送手段
152、252 圧力制御弁
160、550 生成物搬送手段
210 第3の容器
260 生成物搬送手段
650 加圧手段
Claims (10)
- アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造方法であって、
反応系に量論比よりも多い量を供給する必要がある原料を用い、
第1の純度を有するアルカリ金属硫化物の製造に用いて一部が消費された前記原料を、前記第1の純度より低い第2の純度を有するアルカリ金属硫化物の製造に用いることを特徴とするアルカリ金属硫化物の製造方法。 - 前記反応系に量論比よりも多い量を供給する必要がある原料が硫化水素である請求項1に記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
- 気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料を溶媒中で反応させて、アルカリ金属硫化物を製造する第1の工程と、
気体の硫黄含有原料を用いて、前記第1の工程で得られたアルカリ金属硫化物の純度を高くする第2の工程とを含み、
前記第2の工程で用いて一部が消費された、前記第2の工程で用いた硫黄含有原料より純度が低い硫黄含有原料を前記第1の工程に用いるアルカリ金属硫化物の製造方法。 - 硫黄含有原料とアルカリ金属含有原料を溶媒中で反応してアルカリ金属硫化物を製造する第1の工程と、
前記第1の工程により製造されたアルカリ金属硫化物の純度を高くする第2の工程とを含み、
前記第1の工程は0.15MPa未満の圧力下で行い、前記第2の工程は0.15MPa以上の圧力下で行うアルカリ金属硫化物の製造方法。 - 前記第2の工程で製造されたアルカリ金属硫化物の純度をさらに高くする1又は2以上の工程を含み、最もアルカリ金属硫化物の純度を高くする工程を0.15MPa以上の圧力下で行う請求項4に記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
- 前記アルカリ金属含有原料が水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水硫化リチウム及び水硫化ナトリウムから選択される少なくとも1つであり、前記硫黄含有原料が硫化水素である請求項3〜5のいずれかに記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
- 前記溶媒が炭化水素系有機溶媒である請求項1〜6のいずれかに記載のアルカリ金属硫化物の製造方法。
- アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造装置であって、
気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料からアルカリ金属硫化物を製造する第1の容器と、
前記第1の容器で製造したアルカリ金属硫化物の純度を高める第2の容器と、
前記第2の容器で使用して一部が消費された、前記第2の容器で用いた硫黄含有原料より純度が低い硫黄含有原料を前記第1の容器に搬送するための搬送手段と
を備えるアルカリ金属硫化物の製造装置。 - アルカリ金属硫化物を溶媒中で製造するアルカリ金属硫化物の製造装置であって、
気体の硫黄含有原料と、アルカリ金属含有原料からアルカリ金属硫化物を製造する第1の容器と、
前記第1の容器で製造したアルカリ金属硫化物の純度を高める第2の容器と、
前記第2の容器の圧力を0.15MPa以上にすることができる加圧手段と
を備えるアルカリ金属硫化物の製造装置。 - さらに、前記第2の容器で製造したアルカリ金属硫化物よりも高純度のアルカリ金属硫化物を製造する1又は2以上の容器を備え、
最も純度を高くする容器は、容器内の圧力を0.15MPa以上にすることができる請求項9に記載の製造装置。
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