JP2014007720A - ヘッドホン - Google Patents
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Abstract
【課題】音質調整作業が容易で豊かな低音再生を可能とするヘッドホンを提供する。
【解決手段】音を外部に放出するための放音口(2a)を有するヘッドホンであって、放音口
(2a)に向かって音を放出する第1のスピーカユニット(7)と、放音口(2a)に向かって音を
放出するチューブ(11)を有する第2のスピーカユニット(9)と、を備える。第1のスピーカユニット(7)の放音面とチューブ(11)の放音面とが同一若しくは平行になるように前記第1のスピーカユニットと前記チューブとを支持するホルダと、備える。
【選択図】図2
【解決手段】音を外部に放出するための放音口(2a)を有するヘッドホンであって、放音口
(2a)に向かって音を放出する第1のスピーカユニット(7)と、放音口(2a)に向かって音を
放出するチューブ(11)を有する第2のスピーカユニット(9)と、を備える。第1のスピーカユニット(7)の放音面とチューブ(11)の放音面とが同一若しくは平行になるように前記第1のスピーカユニットと前記チューブとを支持するホルダと、備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、ヘッドホンに係る。
本体部を耳介内に装着して使用する所謂インナーイヤータイプのヘッドホンにおいて、
低音域をより良好に再生するための構造が種々提案されており、例えば、特許文献1に記
載されたバスレフ型のヘッドホンがある。
低音域をより良好に再生するための構造が種々提案されており、例えば、特許文献1に記
載されたバスレフ型のヘッドホンがある。
特許文献1に記載されたヘッドホンは、スピーカユニットの背面側から放出された音声
を、位相反転して正面側に放出された音声と合成させるよう誘導するダクトを有するもの
である。この構造は所謂バスレフ型と称され、比較的小径のスピーカユニットが用いられ
るインナーイヤータイプのヘッドホンにおいて、市場から期待される豊かな低音再生を比
較的容易に実現できる構造、とされている。
この構造においては、スピーカユニットの振動板にかかる背圧がダクトの仕様(ダクト
径や長さ)等により決まるため、音質調整のためにダクトの形状を変えると振動板の振動
に影響が及んで正面側に放出される音声の音質も変化する。
そのため、低音域の増強は比較的容易である反面、ヘッドホンとしての再生音の音質を
定める作業には長い時間を要する。
すなわち、設計工程において、商品の音質を調整して決定する音質調整作業に長時間を
要するため、この音質調整作業が短時間で済むヘッドホンが望まれていた。
を、位相反転して正面側に放出された音声と合成させるよう誘導するダクトを有するもの
である。この構造は所謂バスレフ型と称され、比較的小径のスピーカユニットが用いられ
るインナーイヤータイプのヘッドホンにおいて、市場から期待される豊かな低音再生を比
較的容易に実現できる構造、とされている。
この構造においては、スピーカユニットの振動板にかかる背圧がダクトの仕様(ダクト
径や長さ)等により決まるため、音質調整のためにダクトの形状を変えると振動板の振動
に影響が及んで正面側に放出される音声の音質も変化する。
そのため、低音域の増強は比較的容易である反面、ヘッドホンとしての再生音の音質を
定める作業には長い時間を要する。
すなわち、設計工程において、商品の音質を調整して決定する音質調整作業に長時間を
要するため、この音質調整作業が短時間で済むヘッドホンが望まれていた。
また、特許文献1の図2及び図7に示されるように、ダクトが本体部から外方に大きく
突出する形状になるため、ヘッドホンの使用時に本体部を耳介内に装着し易くするための
コンパクト化が容易ではないという点で改善が望まれていた。
突出する形状になるため、ヘッドホンの使用時に本体部を耳介内に装着し易くするための
コンパクト化が容易ではないという点で改善が望まれていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、音質調整作業が容易で、豊かな低音再生を
可能とするヘッドホンを提供することにある。
可能とするヘッドホンを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の1)〜6)のいずれかの構成を有する。
1) 音を外部に放出するための放音口を有するヘッドホンであって、
前記放音口に向かって音を放出する第1のスピーカユニットと、
前記放音口に向かって音を放出するチューブを有する第2のスピーカユニットと、
前記第1のスピーカユニットの放音面と前記チューブの放音面とが同一若しくは平行になるように前記第1のスピーカユニットと前記チューブとを支持するホルダと、
を有することを特徴とするヘッドホン。
2)チューブは第2のスピーカユニットの周囲に沿うように配置されていることを特徴とする1)に記載のヘッドホンである。
3)第2のスピーカユニットは、チューブの一方端が挿通されたフロントキャビティを有することを特徴とする1)または2)に記載のヘッドホンである。
4)
チューブの少なくとも1部は、弧状又は螺旋状であることを特徴とする1)から3)のいずれか1つに記載のヘッドホンである。
1) 音を外部に放出するための放音口を有するヘッドホンであって、
前記放音口に向かって音を放出する第1のスピーカユニットと、
前記放音口に向かって音を放出するチューブを有する第2のスピーカユニットと、
前記第1のスピーカユニットの放音面と前記チューブの放音面とが同一若しくは平行になるように前記第1のスピーカユニットと前記チューブとを支持するホルダと、
を有することを特徴とするヘッドホン。
2)チューブは第2のスピーカユニットの周囲に沿うように配置されていることを特徴とする1)に記載のヘッドホンである。
3)第2のスピーカユニットは、チューブの一方端が挿通されたフロントキャビティを有することを特徴とする1)または2)に記載のヘッドホンである。
4)
チューブの少なくとも1部は、弧状又は螺旋状であることを特徴とする1)から3)のいずれか1つに記載のヘッドホンである。
本発明によれば、音質調整作業が容易で、豊か低音再生が可能になる、という効果が得
られる。
られる。
本発明の実施の形態におけるヘッドホンを、好ましい実施例及び変形例により図1〜図
23を用いて説明する。
23を用いて説明する。
<実施例1>
図1は、実施例1のヘッドホンHP1の外観を示す斜視図であり、図2は、ヘッドホン
HP1の斜視的分解図である。以下の説明における上下左右前後の各方向は、図1に示さ
れる方向で規定する。
ヘッドホンHP1は、インナーイヤータイプとして分類されるヘッドホンの内の、外耳
道内に挿入するイヤーピースを装着可能とした所謂耳栓型のヘッドホンである。
外観上、ヘッドホンHP1は、本体部1と、本体部1から突出した筒状の音筒部2及び
コードブッシュ3と、コードブッシュ3の先端から外部に引き出されたコード4と、が視
認される。
音筒部2には着脱自在にイヤーピース5が装着されている。イヤーピース5は、柔軟性
を有する低剛性材料(ゴムやエラストマなど)で形成されており、ヘッドホンHP1の使
用時には音筒部2と共に外耳道内に挿入され、柔軟に変形して外耳道の内面にほぼ密着す
るようになっている。
後述するスピーカユニット7〜9から出力された音声は、音筒部2の放音口2aを介し
て外耳道内に供給される。すなわち、音筒部2は放音部として機能する。
図1は、実施例1のヘッドホンHP1の外観を示す斜視図であり、図2は、ヘッドホン
HP1の斜視的分解図である。以下の説明における上下左右前後の各方向は、図1に示さ
れる方向で規定する。
ヘッドホンHP1は、インナーイヤータイプとして分類されるヘッドホンの内の、外耳
道内に挿入するイヤーピースを装着可能とした所謂耳栓型のヘッドホンである。
外観上、ヘッドホンHP1は、本体部1と、本体部1から突出した筒状の音筒部2及び
コードブッシュ3と、コードブッシュ3の先端から外部に引き出されたコード4と、が視
認される。
音筒部2には着脱自在にイヤーピース5が装着されている。イヤーピース5は、柔軟性
を有する低剛性材料(ゴムやエラストマなど)で形成されており、ヘッドホンHP1の使
用時には音筒部2と共に外耳道内に挿入され、柔軟に変形して外耳道の内面にほぼ密着す
るようになっている。
後述するスピーカユニット7〜9から出力された音声は、音筒部2の放音口2aを介し
て外耳道内に供給される。すなわち、音筒部2は放音部として機能する。
本体部1は、左方側と右方側と前方側とに分割された三つのカバーであるLカバー1a
,Rカバー1b,及びFカバー1cが組み合わされて成る。コードブッシュ3は、Lカバ
ー1aとRカバー1bとに挟まれて保持されている。
コードブッシュ3は、ゴムやエラストマなどの低剛性材で形成されている。具体的材料
例はシリコーンゴムである。
音筒部2はFカバー1cに一体的に形成されている。また、Lカバー1aにはリング状
のオーナメント1dが取り付けられている。
Lカバー1a,Rカバー1b,及びFカバー1cは、例えば熱可塑性樹脂で形成されて
いる。使用される熱可塑性樹脂の例として、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレ
ン)、PC(ポリカーボネート)がある。
,Rカバー1b,及びFカバー1cが組み合わされて成る。コードブッシュ3は、Lカバ
ー1aとRカバー1bとに挟まれて保持されている。
コードブッシュ3は、ゴムやエラストマなどの低剛性材で形成されている。具体的材料
例はシリコーンゴムである。
音筒部2はFカバー1cに一体的に形成されている。また、Lカバー1aにはリング状
のオーナメント1dが取り付けられている。
Lカバー1a,Rカバー1b,及びFカバー1cは、例えば熱可塑性樹脂で形成されて
いる。使用される熱可塑性樹脂の例として、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレ
ン)、PC(ポリカーボネート)がある。
Fカバー1cの内側には、ユニットホルダ6が収納されている。ユニットホルダ6は、
例えば金属材(真鍮など)や硬質の樹脂材などで長円体状に形成され、二つのスピーカユ
ニット7、8が、上方側をスピーカユニット7とした上下並列でそれぞれ後方側から収容
される収容孔6a,6bと、後述するチューブ11の端部と接続される貫通孔6cと、を
有している。すなわち、ユニットホルダ6は、二つのスピーカユニット7,8とチューブ
11の端部とを支持している。
スピーカユニット7,8がそれぞれユニットホルダ6の収容孔6a,6bに収容された
状態で、各振動板(図示せず)の駆動軸線CL7,CL8は互いに平行になっている。
例えば金属材(真鍮など)や硬質の樹脂材などで長円体状に形成され、二つのスピーカユ
ニット7、8が、上方側をスピーカユニット7とした上下並列でそれぞれ後方側から収容
される収容孔6a,6bと、後述するチューブ11の端部と接続される貫通孔6cと、を
有している。すなわち、ユニットホルダ6は、二つのスピーカユニット7,8とチューブ
11の端部とを支持している。
スピーカユニット7,8がそれぞれユニットホルダ6の収容孔6a,6bに収容された
状態で、各振動板(図示せず)の駆動軸線CL7,CL8は互いに平行になっている。
二つのスピーカユニット7,8は、この例では同じ仕様のものであり、ケースの外径が
5.8mm、振動板の外径(エッジを含む可動部の外径)が5.55mmのダイナミック
型の電気音響変換器である。
スピーカユニット7,8には、コード4の一端側が電気的に接続され、コード4の他端
側に接続された図示しない再生装置からの音声信号を音声に変換して出力する。図2では
、コード4の両端側の描画を省略してある。
5.8mm、振動板の外径(エッジを含む可動部の外径)が5.55mmのダイナミック
型の電気音響変換器である。
スピーカユニット7,8には、コード4の一端側が電気的に接続され、コード4の他端
側に接続された図示しない再生装置からの音声信号を音声に変換して出力する。図2では
、コード4の両端側の描画を省略してある。
本体部1の後方側、すわわち、音筒部2に対してスピーカユニット7,8よりも離れた
位置には、スピーカユニット9が収容されている。スピーカユニット9は、ケースの外径
が8.8mm、振動板9s(図3参照)の外径Dc(エッジを含む可動部の外径)が7.
8mmのダイナミック型の電気音響変換器である。
スピーカユニット9は、正面となる放音面9aが左方側(図1における紙面手前側)を
向く姿勢で、Rカバー1bとユニットカバー10との間に挟まれるように収容されている
。なお、ユニットカバー10とスピーカユニット9とは密閉状態となっており、振動板方
向から出た音は背面空間すなわち1b側に回りこまないようになっている。
各スピーカユニット7〜9とコード4との電気的接続については後述する。
位置には、スピーカユニット9が収容されている。スピーカユニット9は、ケースの外径
が8.8mm、振動板9s(図3参照)の外径Dc(エッジを含む可動部の外径)が7.
8mmのダイナミック型の電気音響変換器である。
スピーカユニット9は、正面となる放音面9aが左方側(図1における紙面手前側)を
向く姿勢で、Rカバー1bとユニットカバー10との間に挟まれるように収容されている
。なお、ユニットカバー10とスピーカユニット9とは密閉状態となっており、振動板方
向から出た音は背面空間すなわち1b側に回りこまないようになっている。
各スピーカユニット7〜9とコード4との電気的接続については後述する。
図3は、図1におけるS1−S1断面であり、Rカバー1bとユニットカバー10とが
組み合わされた部分を概ね上下左右で規定される平面で切断した状態が示されている。
ユニットカバー10は、上面部10eを有し、下面側の開放部を大径部10d、上面部
10eから立設するリング状の部分を小径部10b、小径部10bの底面からリング状の
部分の段部10aを有する段付き鍋状部材である。ユニットカバー10は、例えばABS
,PCなどの熱可塑性樹脂材、真鍮,アルミニウムなどの金属材で形成される。
組み合わされた部分を概ね上下左右で規定される平面で切断した状態が示されている。
ユニットカバー10は、上面部10eを有し、下面側の開放部を大径部10d、上面部
10eから立設するリング状の部分を小径部10b、小径部10bの底面からリング状の
部分の段部10aを有する段付き鍋状部材である。ユニットカバー10は、例えばABS
,PCなどの熱可塑性樹脂材、真鍮,アルミニウムなどの金属材で形成される。
ユニットカバー10に対し、スピーカユニット9は、放音面9aの周縁が段部10aに
突き当たった位置で、大径部10dの内側にほとんど隙間が無い状態で収容されている。
放音面9aとユニットカバー10とは、両者間に空間としてフロントキャビティV1を
形成している。フロントキャビティV1に面する小径部10bの内面側の面部10b1に
は、一箇所、開口部10cが形成されている。
フロントキャビティV1は、この開口部10cを除きほぼ密閉状態となっている。
スピーカユニット9の背面9b側は、Rカバー1bで覆われると共に背面9bとRカバ
ー1bとにより、両者間に空間としてバックキャビティV2が形成されている。バックキ
ャビティV2は、実質的に密閉状態とされている。
突き当たった位置で、大径部10dの内側にほとんど隙間が無い状態で収容されている。
放音面9aとユニットカバー10とは、両者間に空間としてフロントキャビティV1を
形成している。フロントキャビティV1に面する小径部10bの内面側の面部10b1に
は、一箇所、開口部10cが形成されている。
フロントキャビティV1は、この開口部10cを除きほぼ密閉状態となっている。
スピーカユニット9の背面9b側は、Rカバー1bで覆われると共に背面9bとRカバ
ー1bとにより、両者間に空間としてバックキャビティV2が形成されている。バックキ
ャビティV2は、実質的に密閉状態とされている。
本体部1におけるスピーカユニット9の配置姿勢は、例えば、その駆動軸線CL9が、
スピーカユニット7、8の駆動軸線CL7,8と交差する(例えば直交する)ように設定
されている。
スピーカユニット7、8の駆動軸線CL7,8と交差する(例えば直交する)ように設定
されている。
図4は、本体部1のLカバー1aを不図示とし、ユニットカバー10の外面が露出した
状態にして左後方斜め下側から見た図である。
図5は、本体部1のRカバー1bを不図示とし、ユニットカバー10の内面が露出した
状態にして概ね前後上下で規定される平面で切断した断面図である。
図3〜図5に示されるように、開口部10cには、外側からチューブ11の一方の端部
11a側が挿入されている。
チューブ11は、両端部を連通するチューブ孔11hを有しており、チューブ孔11h
の一方端がフロントキャビティV1と接続され、チューブ孔11hの内部の空間とフロン
トキャビティV1とが連通するように配設されている。
状態にして左後方斜め下側から見た図である。
図5は、本体部1のRカバー1bを不図示とし、ユニットカバー10の内面が露出した
状態にして概ね前後上下で規定される平面で切断した断面図である。
図3〜図5に示されるように、開口部10cには、外側からチューブ11の一方の端部
11a側が挿入されている。
チューブ11は、両端部を連通するチューブ孔11hを有しており、チューブ孔11h
の一方端がフロントキャビティV1と接続され、チューブ孔11hの内部の空間とフロン
トキャビティV1とが連通するように配設されている。
ここでチューブ11について詳述する。
図6は、チューブ11の三面図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は右側面図、
図6(c)は正面図である。
図7は、チューブ11とユニットカバー10及びユニットホルダ6との関係を説明する
ために、Lカバー1a,Rカバー1b,コードブッシュ3,及びコード4を不図示とした
図である。
図6は、チューブ11の三面図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は右側面図、
図6(c)は正面図である。
図7は、チューブ11とユニットカバー10及びユニットホルダ6との関係を説明する
ために、Lカバー1a,Rカバー1b,コードブッシュ3,及びコード4を不図示とした
図である。
チューブ11は、一端と他端との間を連通するチューブ孔11hを有する細管である。
材料は限定されるものではなく、例えば、金属材(鉄、アルミニウム、銅など)や樹脂材
(ポリエチレンなど)を用いて管状に形成されたものを使用することができる。
図6に示されるように、チューブ11は、フロントキャビティV1に挿入される端部1
1a側において概ね直線状に形成された直状部11bと、他方の端部11e側において概
ね直線状に形成された直状部11dと、直状部11bと直状部11dとの間において所定
の内径Daで形成された円弧部11cと、を有している。
この形状は、チューブ11が金属などの高剛性材で形成された場合は、自然状態で維持
されるので、ヘッドホンHP1の組み立て作業時にはその状態で本体部1内に組み付ける
。
また、軟質ポリエチレンなどの低剛性材で形成された場合は、自然状態では維持され難
いので、組み立て作業時において、治具や自動機械によってこの形状にフォーミングして
ユニットカバー10内に組み付ける。
材料は限定されるものではなく、例えば、金属材(鉄、アルミニウム、銅など)や樹脂材
(ポリエチレンなど)を用いて管状に形成されたものを使用することができる。
図6に示されるように、チューブ11は、フロントキャビティV1に挿入される端部1
1a側において概ね直線状に形成された直状部11bと、他方の端部11e側において概
ね直線状に形成された直状部11dと、直状部11bと直状部11dとの間において所定
の内径Daで形成された円弧部11cと、を有している。
この形状は、チューブ11が金属などの高剛性材で形成された場合は、自然状態で維持
されるので、ヘッドホンHP1の組み立て作業時にはその状態で本体部1内に組み付ける
。
また、軟質ポリエチレンなどの低剛性材で形成された場合は、自然状態では維持され難
いので、組み立て作業時において、治具や自動機械によってこの形状にフォーミングして
ユニットカバー10内に組み付ける。
円弧部11cは、その内径Daが、ユニットカバー10の小径部10bの外径Db(図
4及び図7参照)に対して僅かに大きく設定されている。また、チューブ11は、その外
径が、小径部10bと大径部10dとの外径差の半分よりも小さく設定されている。
これにより、図3,図4,及び図7で示されるように、円弧部11cは、ユニットカバ
ー10の小径部10bの外側においてユニットカバー10の最大外形(大径部10dの外
形)から径方向外側にはみ出すことなく、段部10aの段差に丁度収まるように配設され
ている。
4及び図7参照)に対して僅かに大きく設定されている。また、チューブ11は、その外
径が、小径部10bと大径部10dとの外径差の半分よりも小さく設定されている。
これにより、図3,図4,及び図7で示されるように、円弧部11cは、ユニットカバ
ー10の小径部10bの外側においてユニットカバー10の最大外形(大径部10dの外
形)から径方向外側にはみ出すことなく、段部10aの段差に丁度収まるように配設され
ている。
また、チューブ11に円弧部11cを設けることにより、本体部1内の空き空間を有効
に利用して、チューブ孔11hの全長を所望の長さで確保することができている。
また、チューブ11は、その円弧部11cが、スピーカユニット9の駆動軸線CL9の
まわりに弧を描くように配設されている。すなわち、円弧部11cの円弧内に駆動軸線C
L9が位置するように形成されている。例えば、駆動軸線CL9を中心とする円弧である
。これにより、チューブ11の円弧部11cの占有空間において駆動軸線CL9に沿う方
向の寸法が小さくなるので、本体部1を極めてコンパクトなデザインで形成することがで
きる。
すなわち、円弧部11cは、チューブ孔11hの全長(経路)を、コンパクトなLカバ
ー1a,Rカバー1bで形成された占有空間内で、より長く得るための経路延長部として
機能している。
に利用して、チューブ孔11hの全長を所望の長さで確保することができている。
また、チューブ11は、その円弧部11cが、スピーカユニット9の駆動軸線CL9の
まわりに弧を描くように配設されている。すなわち、円弧部11cの円弧内に駆動軸線C
L9が位置するように形成されている。例えば、駆動軸線CL9を中心とする円弧である
。これにより、チューブ11の円弧部11cの占有空間において駆動軸線CL9に沿う方
向の寸法が小さくなるので、本体部1を極めてコンパクトなデザインで形成することがで
きる。
すなわち、円弧部11cは、チューブ孔11hの全長(経路)を、コンパクトなLカバ
ー1a,Rカバー1bで形成された占有空間内で、より長く得るための経路延長部として
機能している。
チューブ11の一方の端部11aが通された開口部10cは、チューブ11との隙間が
ボンド等の封止材BDで封止されている(図4参照)。これにより、フロントキャビティ
V1は、チューブ11のチューブ孔11hでのみ、外部空間と連通した状態になっている
。
一方、チューブ11の直状部11dの先端側は、ユニットホルダ6に設けられた貫通孔
6cに挿入され、チューブ孔11hの他方端がユニットホルダ6の前方空間に開口してい
る。
すなわち、チューブ孔11hは、ユニットホルダ6の前方空間VF(図5参照)とフロ
ントキャビティV1との間を所定の長さで連通する通気路となっている。
ボンド等の封止材BDで封止されている(図4参照)。これにより、フロントキャビティ
V1は、チューブ11のチューブ孔11hでのみ、外部空間と連通した状態になっている
。
一方、チューブ11の直状部11dの先端側は、ユニットホルダ6に設けられた貫通孔
6cに挿入され、チューブ孔11hの他方端がユニットホルダ6の前方空間に開口してい
る。
すなわち、チューブ孔11hは、ユニットホルダ6の前方空間VF(図5参照)とフロ
ントキャビティV1との間を所定の長さで連通する通気路となっている。
図5に示されるように、チューブ11のユニットホルダ6とユニットカバー10とを橋
渡ししている中間部11M、例えば、直状部11dにおける円弧部11c寄りの部位は、
Lカバー1aに形成された溝部1a1に係合して支持されるようになっていてもよい。
この場合、チューブ11が低剛性材で形成されている場合には、チューブ11の姿勢が
安定して良好に保持される。
また、チューブ11が高剛性材で形成される場合には、チューブ11自身の振動が良好
に抑制されるので、ヘッドホンHP1の再生音に影響を与える不要な内部振動の発生が防
止される。
また、チューブ11が高剛性材で形成される場合には、チューブ11は、ユニットカバ
ー10に対し、チューブ11が連結されている開口部10c以外では接触しないように配
設されるとよい。
この場合、図3における部位PTに例示されるように、チューブ11とユニットカバー
10の段部10aとの間に間隙が形成される。
この間隙を形成することにより、チューブ11が振動しても、ユニットカバー10とは
、開口部10c以外での接触(衝突)が起こりにくくなるので、チューブ11とユニット
カバー10とによって叩き音が生じることをより確実に防止することができる。
渡ししている中間部11M、例えば、直状部11dにおける円弧部11c寄りの部位は、
Lカバー1aに形成された溝部1a1に係合して支持されるようになっていてもよい。
この場合、チューブ11が低剛性材で形成されている場合には、チューブ11の姿勢が
安定して良好に保持される。
また、チューブ11が高剛性材で形成される場合には、チューブ11自身の振動が良好
に抑制されるので、ヘッドホンHP1の再生音に影響を与える不要な内部振動の発生が防
止される。
また、チューブ11が高剛性材で形成される場合には、チューブ11は、ユニットカバ
ー10に対し、チューブ11が連結されている開口部10c以外では接触しないように配
設されるとよい。
この場合、図3における部位PTに例示されるように、チューブ11とユニットカバー
10の段部10aとの間に間隙が形成される。
この間隙を形成することにより、チューブ11が振動しても、ユニットカバー10とは
、開口部10c以外での接触(衝突)が起こりにくくなるので、チューブ11とユニット
カバー10とによって叩き音が生じることをより確実に防止することができる。
図8は、図7におけるユニットカバー10を不図示とした図であり、スピーカユニット
9とそれに関連する各部材の位置関係(配置の状態)を説明するための図である。
図8に示されるように、上下方向において、スピーカユニット9の駆動軸線CL9は、
スピーカユニット7の駆動軸線CL7と、スピーカユニット8の駆動軸線CL8と、の間
に位置している。
また、上述のように、駆動軸線CL9は、互いに平行な駆動軸線CL7と駆動軸線CL
8とに対して非平行とされており(交差するようになっており)、この例では直交するよ
うに設定されている。
また、左右方向において、スピーカユニット9の設置位置は、その放音面9aが駆動軸
線CL7及び駆動軸線CL8を含む平面として規定される仮想平面SF上にあるか、又は
その近傍に位置するように設定されている。
図9は、この仮想平面SFの延在方向の後方側から見た断面図であって、スピーカユニ
ット9に交わる位置で切断した模式図である。この図の例では、スピーカユニット9は、
放音面9aが仮想平面SFに対して左方側直近に位置するように配置されている。
また、図9に示されるように、フロントキャビティV1とバックキャビティV2とが、
仮想平面SFを挟んで一方側と他方側とに形成されているとよりよい。
9とそれに関連する各部材の位置関係(配置の状態)を説明するための図である。
図8に示されるように、上下方向において、スピーカユニット9の駆動軸線CL9は、
スピーカユニット7の駆動軸線CL7と、スピーカユニット8の駆動軸線CL8と、の間
に位置している。
また、上述のように、駆動軸線CL9は、互いに平行な駆動軸線CL7と駆動軸線CL
8とに対して非平行とされており(交差するようになっており)、この例では直交するよ
うに設定されている。
また、左右方向において、スピーカユニット9の設置位置は、その放音面9aが駆動軸
線CL7及び駆動軸線CL8を含む平面として規定される仮想平面SF上にあるか、又は
その近傍に位置するように設定されている。
図9は、この仮想平面SFの延在方向の後方側から見た断面図であって、スピーカユニ
ット9に交わる位置で切断した模式図である。この図の例では、スピーカユニット9は、
放音面9aが仮想平面SFに対して左方側直近に位置するように配置されている。
また、図9に示されるように、フロントキャビティV1とバックキャビティV2とが、
仮想平面SFを挟んで一方側と他方側とに形成されているとよりよい。
これらの配置状態により、スピーカユニット7,8に対し、その上下方向及び左右方向
において、スピーカユニット9、並びに、スピーカユニット9に係る構成のフロントキャ
ビティV1及びバックキャビティV2を、概ね均等に振り分けることができる。
従って、ヘッドホンHP1の本体部1の形状を、突出した部分が少なく全体としてコン
パクトにバランスよく形成することができる。
において、スピーカユニット9、並びに、スピーカユニット9に係る構成のフロントキャ
ビティV1及びバックキャビティV2を、概ね均等に振り分けることができる。
従って、ヘッドホンHP1の本体部1の形状を、突出した部分が少なく全体としてコン
パクトにバランスよく形成することができる。
このメリットは、図10に示される例においても明らかである。
図10は、本体部1のFカバー1cを不図示としてユニットホルダ6を露出させた状態
を前方側から見た図である。
この例では、コードブッシュ3を、その中心線が仮想平面SF上に位置するように配置
している。
また、仮想平面SFに対する左側の最大突出部位までの距離(左側突出量)WLと、右
側の最大突出部位までの距離(右側突出量)WRと、が大きく異なることなく外形ライン
が設定されている。また、その外形ラインにおいても、局部的に突出する部分がなく、デ
ザイン上、本体部1は極めてコンパクトになっている。
図10は、本体部1のFカバー1cを不図示としてユニットホルダ6を露出させた状態
を前方側から見た図である。
この例では、コードブッシュ3を、その中心線が仮想平面SF上に位置するように配置
している。
また、仮想平面SFに対する左側の最大突出部位までの距離(左側突出量)WLと、右
側の最大突出部位までの距離(右側突出量)WRと、が大きく異なることなく外形ライン
が設定されている。また、その外形ラインにおいても、局部的に突出する部分がなく、デ
ザイン上、本体部1は極めてコンパクトになっている。
図10において、ユニットホルダ6の前面部6dには、スピーカユニット7と、スピー
カユニット8と、チューブ11のチューブ孔11hと、が開口している。スピーカユニット8とチューブ11は、スピーカユニット8の放音面とチューブ11の放音面とが同一若しくは平行になるようにユニットホルダ6に配置されている。
すなわち、レイアウト上は、前面部6dに三つのスピーカユニットが設けられているの
と等価である。
カユニット8と、チューブ11のチューブ孔11hと、が開口している。スピーカユニット8とチューブ11は、スピーカユニット8の放音面とチューブ11の放音面とが同一若しくは平行になるようにユニットホルダ6に配置されている。
すなわち、レイアウト上は、前面部6dに三つのスピーカユニットが設けられているの
と等価である。
図11は、スピーカユニット7〜9と、チューブ11と、の関係を説明するための模式
図であり、本体部1の左方側から見た状態が示されている。
図11で明らかなように、スピーカユニット7,8からは音筒部2に向けてそれぞれ音
声AD7,AD8(白抜き矢印参照)が出力されると共に、チューブ孔11hからは音筒
部2に向けスピーカユニット9から出力された音声AD9(黒矢印参照)が出力される。
各音声AD7〜AD9は、すべて同一面である前面部6dから同じ方向(前方)に出力
され、ヘッドホンHP1の使用時において音筒部2の先端から使用者の外耳道内に放出さ
れる。
このように、ヘッドホンHP1は、音声AD7,AD8の出力方向と、音声AD7,A
D8に付加する音声AD9の出力方向と、が放音部である音筒部2に向かう同じ方向(互
いに平行な方向)になっていることが好ましい。これにより、音声AD9を音声AD7,
AD8とは異なる方向(交差する方向)から付加させた場合に生じることが懸念される不
要な波形干渉等が発生することはなく、使用者に対してより良好な出力音声を提供するこ
とができる。
図であり、本体部1の左方側から見た状態が示されている。
図11で明らかなように、スピーカユニット7,8からは音筒部2に向けてそれぞれ音
声AD7,AD8(白抜き矢印参照)が出力されると共に、チューブ孔11hからは音筒
部2に向けスピーカユニット9から出力された音声AD9(黒矢印参照)が出力される。
各音声AD7〜AD9は、すべて同一面である前面部6dから同じ方向(前方)に出力
され、ヘッドホンHP1の使用時において音筒部2の先端から使用者の外耳道内に放出さ
れる。
このように、ヘッドホンHP1は、音声AD7,AD8の出力方向と、音声AD7,A
D8に付加する音声AD9の出力方向と、が放音部である音筒部2に向かう同じ方向(互
いに平行な方向)になっていることが好ましい。これにより、音声AD9を音声AD7,
AD8とは異なる方向(交差する方向)から付加させた場合に生じることが懸念される不
要な波形干渉等が発生することはなく、使用者に対してより良好な出力音声を提供するこ
とができる。
図12は、コード4とスピーカユニット7〜9との電気的接続の例を示す結線図である
。例えば、コード4は二芯であり、スピーカユニット7〜9に対して外部からの音声信号
を並列に接続する。この結線に対しては、必要に応じて、インピーダンスを調整するため
のインピーダンス調整部や音質を整えるための音質調整部などの補助回路を付加してよい
。
。例えば、コード4は二芯であり、スピーカユニット7〜9に対して外部からの音声信号
を並列に接続する。この結線に対しては、必要に応じて、インピーダンスを調整するため
のインピーダンス調整部や音質を整えるための音質調整部などの補助回路を付加してよい
。
以上詳述した構成によれば、スピーカユニット7,8から出力される音声AD7,AD
8そのものに影響を及ぼすことなく、使用者の聴取音声においてスピーカユニット9から
出力された音声AD9を付加することができる。
ここで、スピーカユニット9からの音声AD9は、チューブ孔11hを経由して前面部
6dから放出される音声であるから、チューブ孔11hの仕様を、音声AD9が所望の周
波数特性を有するように設定(チューニング)して音声AD7,AD8に付加することが
できる。
例えば、チューブ孔11hをより小径とし、チューブ11の全長をより長くすることで
、音声AD9の周波数特性において、音圧レベルが高い音域を低音側に移行させると共に
、その音圧レベルをより高くすることができる。
8そのものに影響を及ぼすことなく、使用者の聴取音声においてスピーカユニット9から
出力された音声AD9を付加することができる。
ここで、スピーカユニット9からの音声AD9は、チューブ孔11hを経由して前面部
6dから放出される音声であるから、チューブ孔11hの仕様を、音声AD9が所望の周
波数特性を有するように設定(チューニング)して音声AD7,AD8に付加することが
できる。
例えば、チューブ孔11hをより小径とし、チューブ11の全長をより長くすることで
、音声AD9の周波数特性において、音圧レベルが高い音域を低音側に移行させると共に
、その音圧レベルをより高くすることができる。
具体的に説明すると、チューブ11を、チューブ孔11hの内径をp、チューブ11全
体を直線状に展開した状態での全長であるチューブ孔長さをL、としたときに、スピーカ
ユニット9の振動板9sを含む可動部の外径Dcとの関係が次の各式を満たすように設定
されていると、一般的なインナーイヤータイプのヘッドホンにおいて豊かな低音再生が可
能となるので好ましい。
すなわち、3xDc≦L・・・(式1)、かつ、22xp≦Dc・・・(式2)
である。
音声AD9の付加例を図12を参照して説明する。
体を直線状に展開した状態での全長であるチューブ孔長さをL、としたときに、スピーカ
ユニット9の振動板9sを含む可動部の外径Dcとの関係が次の各式を満たすように設定
されていると、一般的なインナーイヤータイプのヘッドホンにおいて豊かな低音再生が可
能となるので好ましい。
すなわち、3xDc≦L・・・(式1)、かつ、22xp≦Dc・・・(式2)
である。
音声AD9の付加例を図12を参照して説明する。
図13は、10kHz以下の周波数特性を示す図であり、横軸が周波数(Hz)であり
縦軸が音圧レベル(dB)である。
この図13の特性を得たヘッドホンHP1は、Dc=7.8mm,p=0.35mm,
L=30mm とされたものである。
特性A(一点鎖線)が、スピーカユニット7,8を駆動させずにスピーカユニット9の
みを駆動させてチューブ孔11hから出力された音声AD9の周波数特性であり、特性B
(破線)が、スピーカユニット9を駆動させずにスピーカユニット7,8のみを駆動させ
て得られた音声AD7と音声AD8とに係る周波数特性である。
また、特性C(実線)は、すべてのスピーカユニット7〜9を駆動させて得られた音声
の特性であり、音声AD7及び音声AD8に音声AD9が付加されたものである。この特
性Cの音声を使用者は聴取する。
縦軸が音圧レベル(dB)である。
この図13の特性を得たヘッドホンHP1は、Dc=7.8mm,p=0.35mm,
L=30mm とされたものである。
特性A(一点鎖線)が、スピーカユニット7,8を駆動させずにスピーカユニット9の
みを駆動させてチューブ孔11hから出力された音声AD9の周波数特性であり、特性B
(破線)が、スピーカユニット9を駆動させずにスピーカユニット7,8のみを駆動させ
て得られた音声AD7と音声AD8とに係る周波数特性である。
また、特性C(実線)は、すべてのスピーカユニット7〜9を駆動させて得られた音声
の特性であり、音声AD7及び音声AD8に音声AD9が付加されたものである。この特
性Cの音声を使用者は聴取する。
特性Aに示されるように、音声AD9は、特に100Hz以下の低音域において音圧レ
ベルが高くなっている。換言するならば、スピーカユニット9から前面部6dに至る音声
経路はローパスフィルタとして機能している。
特性Aに示されるように、音声AD9は、中高音域(概ね100Hzを越える範囲)の
音圧レベルが高くないため、音声AD9が音声AD7及び音声AD8の特性Bに影響を与
えることが少ない。
従って、この中高音域において、特性Cは特性Bと同じになる。
一方、音声AD9は、低音域(概ね100Hz以下の範囲)の音圧レベルが特に高くな
っているので、音声AD9は、音声AD7及び音声AD8の特性Bに影響を及ぼす。
従って、この低音域において、特性Cは特性Bよりも音圧レベルが高くなっている。
ベルが高くなっている。換言するならば、スピーカユニット9から前面部6dに至る音声
経路はローパスフィルタとして機能している。
特性Aに示されるように、音声AD9は、中高音域(概ね100Hzを越える範囲)の
音圧レベルが高くないため、音声AD9が音声AD7及び音声AD8の特性Bに影響を与
えることが少ない。
従って、この中高音域において、特性Cは特性Bと同じになる。
一方、音声AD9は、低音域(概ね100Hz以下の範囲)の音圧レベルが特に高くな
っているので、音声AD9は、音声AD7及び音声AD8の特性Bに影響を及ぼす。
従って、この低音域において、特性Cは特性Bよりも音圧レベルが高くなっている。
このように、ヘッドホンHP1は、スピーカユニット7,8の出力音声そのものには影
響を与えることなく、スピーカユニット9から出力されチューブ孔11hを経た音声経路
のみに依存する音声AD9を付加することができる。
従って、スピーカユニット9及びチューブ11により、音声AD9が所望の特性(例え
ば上述のような低音域のみが増強された特性A)となるよう予め設定(チューニング)し
ておくことで、使用者が聴取するヘッドホンHP1の出力音声を、容易に所望の特性とす
ることができる。
このため、設計工程における音質調整作業が短時間になり、商品開発サイクルが短縮さ
れて早期に市場要望に応えることができ、設計コストの低減ができる。
響を与えることなく、スピーカユニット9から出力されチューブ孔11hを経た音声経路
のみに依存する音声AD9を付加することができる。
従って、スピーカユニット9及びチューブ11により、音声AD9が所望の特性(例え
ば上述のような低音域のみが増強された特性A)となるよう予め設定(チューニング)し
ておくことで、使用者が聴取するヘッドホンHP1の出力音声を、容易に所望の特性とす
ることができる。
このため、設計工程における音質調整作業が短時間になり、商品開発サイクルが短縮さ
れて早期に市場要望に応えることができ、設計コストの低減ができる。
(式1)を満たさない場合、すなわち、チューブ孔11hの全長が短い場合、又は、(
式2)を満たさない場合、すなわち、チューブ孔11hの内径が大きい場合、特性Aは、
中音域である100〜1000Hz付近の音圧レベルも増加したものとなる。従って、特
性Cが低音域のみならず中音域も音圧レベルが増強した特性となって周波数全体の再調整
が必要になる場合がある。
本来、スピーカユニット7,8のみの駆動で、少なくとも中音域及び高音域の音質調整
が良好に図られている調整済みのものにおいて、さらにインナーイヤータイプのヘッドホ
ンの改善点である低音補強を、所望の特性で短時間で実現することが求められているので
、調整済みの中高音域に影響を及ぼすことなく、低音域のみを増強できることが期待され
る。従って、ヘッドホンHP1においては、(式1)及び(式2)を満足するように各寸
法が設定されていることがより望ましい。
式2)を満たさない場合、すなわち、チューブ孔11hの内径が大きい場合、特性Aは、
中音域である100〜1000Hz付近の音圧レベルも増加したものとなる。従って、特
性Cが低音域のみならず中音域も音圧レベルが増強した特性となって周波数全体の再調整
が必要になる場合がある。
本来、スピーカユニット7,8のみの駆動で、少なくとも中音域及び高音域の音質調整
が良好に図られている調整済みのものにおいて、さらにインナーイヤータイプのヘッドホ
ンの改善点である低音補強を、所望の特性で短時間で実現することが求められているので
、調整済みの中高音域に影響を及ぼすことなく、低音域のみを増強できることが期待され
る。従って、ヘッドホンHP1においては、(式1)及び(式2)を満足するように各寸
法が設定されていることがより望ましい。
<実施例2>
上述のヘッドホンHP1は、特性付加用のスピーカユニット9を、基本となる特性(特
性A)を司るスピーカユニット7,8に対して駆動軸線が交差するように(非平行に)配
設したものであった。
これに対し、実施例2のヘッドホンHP2は、各スピーカユニットの駆動軸線が平行と
なるように配設したものである。
上述のヘッドホンHP1は、特性付加用のスピーカユニット9を、基本となる特性(特
性A)を司るスピーカユニット7,8に対して駆動軸線が交差するように(非平行に)配
設したものであった。
これに対し、実施例2のヘッドホンHP2は、各スピーカユニットの駆動軸線が平行と
なるように配設したものである。
図14は、実施例2のヘッドホンHP2の外観を示す斜視図であり、図15は、ヘッド
ホンHP2の斜視的分解図である。以下の説明における上下左右前後の各方向は、図14
に示される方向で規定する。
ヘッドホンHP2は、インナーイヤータイプの内の、外耳道内に挿入するイヤーピース
を装着可能とした所謂耳栓型のヘッドホンである。
外観上、ヘッドホンHP2は、本体部21と、本体部21から突出した筒状の音筒部2
2及びコードブッシュ23と、コードブッシュ23の先端から外部に引き出されたコード
24と、が視認される。
音筒部22には、着脱自在にイヤーピース25が装着されている。イヤーピース25は
、柔軟性を有する材料(ゴムやエラストマなど)で形成されており、ヘッドホンHP2の
使用時には音筒部22と共に外耳道内に挿入され、柔軟に変形して外耳道の内面にほぼ密
着するようになっている。
後述するスピーカユニット27〜29から出力された音声は、音筒部22の放音口22
aを介して外耳道内に供給される。すなわち、音筒部22は放音部として機能する。
ホンHP2の斜視的分解図である。以下の説明における上下左右前後の各方向は、図14
に示される方向で規定する。
ヘッドホンHP2は、インナーイヤータイプの内の、外耳道内に挿入するイヤーピース
を装着可能とした所謂耳栓型のヘッドホンである。
外観上、ヘッドホンHP2は、本体部21と、本体部21から突出した筒状の音筒部2
2及びコードブッシュ23と、コードブッシュ23の先端から外部に引き出されたコード
24と、が視認される。
音筒部22には、着脱自在にイヤーピース25が装着されている。イヤーピース25は
、柔軟性を有する材料(ゴムやエラストマなど)で形成されており、ヘッドホンHP2の
使用時には音筒部22と共に外耳道内に挿入され、柔軟に変形して外耳道の内面にほぼ密
着するようになっている。
後述するスピーカユニット27〜29から出力された音声は、音筒部22の放音口22
aを介して外耳道内に供給される。すなわち、音筒部22は放音部として機能する。
本体部21は、前後方向に分割された四つのカバーである、前カバー21a,中間カバ
ー21b,リングカバー21c,及びバックカバー21dが組み合わされて成る。
音筒部22は、前カバー21aに一体的に形成されている。コードブッシュ23は、リ
ングカバー21cと一体的に形成されている。
前カバー21a,中間カバー21b,及びバックカバー21dは、例えば熱可塑性樹脂
で形成されている。熱可塑性樹脂の例として、ABSやPCがある。
コードブッシュ23が一体化されたリングカバー21cは、例えばエラストマー材で形
成される。
ー21b,リングカバー21c,及びバックカバー21dが組み合わされて成る。
音筒部22は、前カバー21aに一体的に形成されている。コードブッシュ23は、リ
ングカバー21cと一体的に形成されている。
前カバー21a,中間カバー21b,及びバックカバー21dは、例えば熱可塑性樹脂
で形成されている。熱可塑性樹脂の例として、ABSやPCがある。
コードブッシュ23が一体化されたリングカバー21cは、例えばエラストマー材で形
成される。
前カバー21aの内側には、ユニットホルダ26が収納されている。ユニットホルダ2
6は、例えば金属材料(真鍮など)で円盤状に形成され、二つスピーカユニット27,2
8を上方側をスピーカユニット27とした上下並列でそれぞれ前方側から収納可能な収容
孔26a,26bと、後述するチューブ31の一方の端部31aと接続される貫通孔26
cと、を有している。すなわち、ユニットホルダ6は、二つのスピーカユニット27,2
8とチューブ31の端部31a側とを支持している。
スピーカユニット27,28がそれぞれユニットホルダ26の収容孔26a,26bに
収容された状態で、各振動板(図示せず)の駆動軸線CL27,CL28は互いに平行に
なっている。
6は、例えば金属材料(真鍮など)で円盤状に形成され、二つスピーカユニット27,2
8を上方側をスピーカユニット27とした上下並列でそれぞれ前方側から収納可能な収容
孔26a,26bと、後述するチューブ31の一方の端部31aと接続される貫通孔26
cと、を有している。すなわち、ユニットホルダ6は、二つのスピーカユニット27,2
8とチューブ31の端部31a側とを支持している。
スピーカユニット27,28がそれぞれユニットホルダ26の収容孔26a,26bに
収容された状態で、各振動板(図示せず)の駆動軸線CL27,CL28は互いに平行に
なっている。
二つのスピーカユニット27,28は、この例では同じものであり、ケースの外径が5
.8mm、振動板(図示せず)の外径(エッジを含む可動部の外径)が5.55mmのダ
イナミック型の電気音響変換器である。
スピーカユニット27,28には、コード24の一端側が電気的に接続され、コード2
4の他端側に接続された図示しない再生装置からの音声信号を音声に変換して出力する。
図15では、コード24の両端側の描画を省略してある。
.8mm、振動板(図示せず)の外径(エッジを含む可動部の外径)が5.55mmのダ
イナミック型の電気音響変換器である。
スピーカユニット27,28には、コード24の一端側が電気的に接続され、コード2
4の他端側に接続された図示しない再生装置からの音声信号を音声に変換して出力する。
図15では、コード24の両端側の描画を省略してある。
中間カバー21bは、前後方向の中間部分に境壁21b1を有し、境壁21b1の前方
側の円筒状の空間V3内に、チューブ31が収められるようになっている。
また、境壁21b1の後方側には、スピーカユニット29の放音面29aが隙間無く収
容される凹部である収容部21b2と、凹部21b3と、が形成されている。凹部21b
3は、スピーカユニット29のバックキャビティV4(後述)の前方側の部分となる。
スピーカユニット29は、この収容部21b2に収容されている。すわわち、スピーカ
ユニット29は、音筒部22に対してスピーカユニット27,28よりも離れた位置に配
置されている。
境壁21b1における収容部21b2の底部となる部分には、貫通孔21b4が形成さ
れており、チューブ31の他方の端部31bが挿通される。
中間カバー21bの後方側は、リングカバー21cを介してバックカバー21dで塞が
れる。従って、スピーカユニット29の背面29b,リングカバー21c,バックカバー
21d,及び凹部21b3によりスピーカユニット29のバックキャビティV4が形成さ
れる。バックキャビティV4は、実質的に密閉状態とされている。
側の円筒状の空間V3内に、チューブ31が収められるようになっている。
また、境壁21b1の後方側には、スピーカユニット29の放音面29aが隙間無く収
容される凹部である収容部21b2と、凹部21b3と、が形成されている。凹部21b
3は、スピーカユニット29のバックキャビティV4(後述)の前方側の部分となる。
スピーカユニット29は、この収容部21b2に収容されている。すわわち、スピーカ
ユニット29は、音筒部22に対してスピーカユニット27,28よりも離れた位置に配
置されている。
境壁21b1における収容部21b2の底部となる部分には、貫通孔21b4が形成さ
れており、チューブ31の他方の端部31bが挿通される。
中間カバー21bの後方側は、リングカバー21cを介してバックカバー21dで塞が
れる。従って、スピーカユニット29の背面29b,リングカバー21c,バックカバー
21d,及び凹部21b3によりスピーカユニット29のバックキャビティV4が形成さ
れる。バックキャビティV4は、実質的に密閉状態とされている。
図16は、図14において、中間カバー21b,リングカバー21c,及びバックカバ
ー21dを不図示とした状態を示している。
ー21dを不図示とした状態を示している。
チューブ31は、一方の端部31a側の直状部31cと、他方の端部31b側の直状部
31dと、直状部31cと直状部31dとの間を螺旋状に連結する螺旋部31eと、を有
して形成されている。
また、端部31aと端部31bとを連通し、両端部31a,31bで開口するチューブ
孔31hを有している。
螺旋部31eの外形は、ユニットホルダ26の外形よりも内側に位置するように曲率及
び配置位置が決められている。螺旋部31eは駆動軸線CL29を内側とする螺旋状に形
成されている。例えば、駆動軸線CL29がその螺旋の中心とされる。
螺旋部31eは、チューブ孔31hの全長(経路)をコンパクトな占有空間内でより長
く得るための経路延長部として機能している。
ユニットホルダ26の前面部26dには、スピーカユニット27と、スピーカユニット
28と、チューブ孔31hと、が開口している。
すなわち、レイアウト上は、前面部26dに三つのスピーカユニットが設けられている
のと等価である。
ヘッドホンHP2は、音声AD27,AD28の出力方向と、音声AD27,AD28
に付加する音声AD29の出力方向と、が放音部である音筒部22に向かう同じ方向(互
いに平行な方向)になっていることが好ましい。これにより、音声AD29を音声AD2
7,AD28とは異なる方向(交差する方向)から付加させた場合に生じることが懸念さ
れる不要な波形干渉等が発生することはなく、使用者に対してより良好な出力音声を提供
することができる。
31dと、直状部31cと直状部31dとの間を螺旋状に連結する螺旋部31eと、を有
して形成されている。
また、端部31aと端部31bとを連通し、両端部31a,31bで開口するチューブ
孔31hを有している。
螺旋部31eの外形は、ユニットホルダ26の外形よりも内側に位置するように曲率及
び配置位置が決められている。螺旋部31eは駆動軸線CL29を内側とする螺旋状に形
成されている。例えば、駆動軸線CL29がその螺旋の中心とされる。
螺旋部31eは、チューブ孔31hの全長(経路)をコンパクトな占有空間内でより長
く得るための経路延長部として機能している。
ユニットホルダ26の前面部26dには、スピーカユニット27と、スピーカユニット
28と、チューブ孔31hと、が開口している。
すなわち、レイアウト上は、前面部26dに三つのスピーカユニットが設けられている
のと等価である。
ヘッドホンHP2は、音声AD27,AD28の出力方向と、音声AD27,AD28
に付加する音声AD29の出力方向と、が放音部である音筒部22に向かう同じ方向(互
いに平行な方向)になっていることが好ましい。これにより、音声AD29を音声AD2
7,AD28とは異なる方向(交差する方向)から付加させた場合に生じることが懸念さ
れる不要な波形干渉等が発生することはなく、使用者に対してより良好な出力音声を提供
することができる。
このヘッドホンHP2の構成は、実施例1のヘッドホンHP1に対して、スピーカユニ
ット9に相当するスピーカユニット29の姿勢を、駆動軸線CL29が他のスピーカユニ
ット27,28の駆動軸線CL27,CL28と平行になる姿勢とし、駆動軸線CL29
まわりに螺旋状にチューブ31を形成してチューブ31の形状をコンパクトにしつつチュ
ーブ孔31hの全長を確保するものである。
すなわち、螺旋部31eを設けることにより、本体部21内の空間を有効に利用してチ
ューブ孔31hの全長をより長く確保することができている。また、チューブ31は、そ
の螺旋部31eが、スピーカユニット29の駆動軸線CL29のまわりに螺旋を描くよう
に配設されている。例えば駆動軸線CL29を中心とする螺旋である。これにより、チュ
ーブ31の配設空間における駆動軸線CL29に沿う方向の寸法が小さくなるので、本体
部21を極めてコンパクトなデザインで形成することができる。螺旋状は渦巻き状などを
含む。
この構成における音響的効果は、ヘッドホンHP1の場合と同様である。図11には、
ヘッドホンHP2に対応する符号が括弧付きで示されている。
ット9に相当するスピーカユニット29の姿勢を、駆動軸線CL29が他のスピーカユニ
ット27,28の駆動軸線CL27,CL28と平行になる姿勢とし、駆動軸線CL29
まわりに螺旋状にチューブ31を形成してチューブ31の形状をコンパクトにしつつチュ
ーブ孔31hの全長を確保するものである。
すなわち、螺旋部31eを設けることにより、本体部21内の空間を有効に利用してチ
ューブ孔31hの全長をより長く確保することができている。また、チューブ31は、そ
の螺旋部31eが、スピーカユニット29の駆動軸線CL29のまわりに螺旋を描くよう
に配設されている。例えば駆動軸線CL29を中心とする螺旋である。これにより、チュ
ーブ31の配設空間における駆動軸線CL29に沿う方向の寸法が小さくなるので、本体
部21を極めてコンパクトなデザインで形成することができる。螺旋状は渦巻き状などを
含む。
この構成における音響的効果は、ヘッドホンHP1の場合と同様である。図11には、
ヘッドホンHP2に対応する符号が括弧付きで示されている。
ヘッドホンHP2は、本体部21の外形形状をコンパクトにでき、スピーカユニット2
7,28から出力される音声AD27,AD28そのものに影響を及ぼすことなく、使用
者の聴取音声においてスピーカユニット29から出力された音声AD29を付加すること
ができる。
従って、スピーカユニット29及びチューブ31により、所望の特性(例えば低音域の
みが増強された特性)の音声AD29を予め設定しておくことで、ヘッドホンHP2の出
力音声を、容易に所望の特性とすることができる。
このため、設計工程における音質調整作業が短時間になり、商品開発サイクルが短縮さ
れて早期に市場要望に応えることができ、設計コストの低減ができる。
7,28から出力される音声AD27,AD28そのものに影響を及ぼすことなく、使用
者の聴取音声においてスピーカユニット29から出力された音声AD29を付加すること
ができる。
従って、スピーカユニット29及びチューブ31により、所望の特性(例えば低音域の
みが増強された特性)の音声AD29を予め設定しておくことで、ヘッドホンHP2の出
力音声を、容易に所望の特性とすることができる。
このため、設計工程における音質調整作業が短時間になり、商品開発サイクルが短縮さ
れて早期に市場要望に応えることができ、設計コストの低減ができる。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲においてさらに変形例としてもよいのは言うまでもない。
い範囲においてさらに変形例としてもよいのは言うまでもない。
実施例1におけるチューブ11は、ユニットホルダ6とユニットカバー10とによって
両端支持されており、チューブ11におけるユニットホルダ6とユニットカバー10との
間の部分である中間部11Mが、Lカバー1aに係合支持されていてもよいものである。
また、実施例2におけるチューブ31は、ユニットホルダ26の貫通孔26cと中間カ
バー21bの貫通孔21b4とにおいて両端支持されており、チューブ11と同様に中間
部11Mに含まれる例えば螺旋部31eが、中間カバー21bで係合支持されていてもよ
いものである。
両端支持されており、チューブ11におけるユニットホルダ6とユニットカバー10との
間の部分である中間部11Mが、Lカバー1aに係合支持されていてもよいものである。
また、実施例2におけるチューブ31は、ユニットホルダ26の貫通孔26cと中間カ
バー21bの貫通孔21b4とにおいて両端支持されており、チューブ11と同様に中間
部11Mに含まれる例えば螺旋部31eが、中間カバー21bで係合支持されていてもよ
いものである。
この構造におけるチューブ11,31の振動について、実施例1のヘッドホンHP1の
チューブ11を代表として説明する。
チューブ11を代表として説明する。
ヘッドホンHP1では、チューブ11が両端支持されている。
また、スピーカユニット9は、所謂インナーイヤータイプのヘッドホンとしては比較的
大口径の振動板を搭載し、大音量の音声出力が可能である。
チューブ11は、スピーカユニット9から大音量で音声出力がされた際には、チューブ
孔11h内を大振幅の空気振動が伝達されることもあって少なからず振動が誘起される。
また、チューブ11は、チューブ孔11hの内径や長さに応じた共振によっても振動が誘
起され得る。そして、それらの振動の振幅は、チューブ11の中間部11Mの特に中央付
近において特に大きくなる。この中央付近とは、中間部11Mの延在長さの半分(センタ
ー)となる位置付近を意味する。
そのため、チューブ11は、中間部11MがLカバー1aで係合支持されていても、誘
起された振動の振幅が大きい場合にはその支持が緩み、チューブ11によってLカバー1
aが僅かでも叩かれるようになる虞がある。
また、スピーカユニット9は、所謂インナーイヤータイプのヘッドホンとしては比較的
大口径の振動板を搭載し、大音量の音声出力が可能である。
チューブ11は、スピーカユニット9から大音量で音声出力がされた際には、チューブ
孔11h内を大振幅の空気振動が伝達されることもあって少なからず振動が誘起される。
また、チューブ11は、チューブ孔11hの内径や長さに応じた共振によっても振動が誘
起され得る。そして、それらの振動の振幅は、チューブ11の中間部11Mの特に中央付
近において特に大きくなる。この中央付近とは、中間部11Mの延在長さの半分(センタ
ー)となる位置付近を意味する。
そのため、チューブ11は、中間部11MがLカバー1aで係合支持されていても、誘
起された振動の振幅が大きい場合にはその支持が緩み、チューブ11によってLカバー1
aが僅かでも叩かれるようになる虞がある。
ここで、チューブ11が金属などの高剛性材で形成され、Lカバー1aがABSやPC
などの熱可塑性樹脂で形成されていると、その熱可塑性樹脂がゴムやエラストマなどの柔
軟な低剛性材よりは遙かに高剛性であることから、比較的剛性が高い部材同士の係合支持
となる。
この場合の叩きにより発生する叩き音は、音質が中高音域の硬い音となって耳障りな騒
音として聴取され易い。
また、中高音域の硬い叩き音は、僅かな音量の場合でもヘッドホンHP1の再生音に影
響を与え、使用者の感覚として「濁り」や「雑味」と表現される音質低下を招く。
また、中間部11MとLカバー1aとの係合は、一度緩むと元へはもどらないことから
、この叩き現象は、使用時間が長くなるほど発生する可能性が高くなる。
そのため、叩き音の発生がより効果的に抑制され、その抑制が長期的維持される構造に
することは好ましく、以下に説明する変形例がその構造に該当する。
などの熱可塑性樹脂で形成されていると、その熱可塑性樹脂がゴムやエラストマなどの柔
軟な低剛性材よりは遙かに高剛性であることから、比較的剛性が高い部材同士の係合支持
となる。
この場合の叩きにより発生する叩き音は、音質が中高音域の硬い音となって耳障りな騒
音として聴取され易い。
また、中高音域の硬い叩き音は、僅かな音量の場合でもヘッドホンHP1の再生音に影
響を与え、使用者の感覚として「濁り」や「雑味」と表現される音質低下を招く。
また、中間部11MとLカバー1aとの係合は、一度緩むと元へはもどらないことから
、この叩き現象は、使用時間が長くなるほど発生する可能性が高くなる。
そのため、叩き音の発生がより効果的に抑制され、その抑制が長期的維持される構造に
することは好ましく、以下に説明する変形例がその構造に該当する。
変形例のヘッドホンHP71は、実施例1のヘッドホンHP1に対してコードブッシュ
3をコードブッシュ73に置き換えたものである。このヘッドホンHP71について、ま
ず図17〜図19を主に参照して説明する。
図17は、ヘッドホンHP71の縦断面図であり、Fカバー1cとスピーカユニット7
,8とユニットホルダ6とコード4とは省略されている。
図18は、ヘッドホンHP71の、Fカバー1cとスピーカユニット7,8とユニット
ホルダ6とコード4とを外した状態での前面図である。
図19は、コードブッシュ73を示す斜視図である。
3をコードブッシュ73に置き換えたものである。このヘッドホンHP71について、ま
ず図17〜図19を主に参照して説明する。
図17は、ヘッドホンHP71の縦断面図であり、Fカバー1cとスピーカユニット7
,8とユニットホルダ6とコード4とは省略されている。
図18は、ヘッドホンHP71の、Fカバー1cとスピーカユニット7,8とユニット
ホルダ6とコード4とを外した状態での前面図である。
図19は、コードブッシュ73を示す斜視図である。
コードブッシュ73は、本体部1の内部に収容され図18の上下方向を長手とする縦長
環状の基部73kと、基部73kから図18の下方に向け延出し、コード4を挿通する挿
通孔73hを有して本体部1から筒状に突出するコード導出部73aと、を有している。
コードブッシュ73は、柔軟な低剛性材料で形成されている。例えばゴム、エラストマ
であり、具体例はシリコーンゴムである。
環状の基部73kと、基部73kから図18の下方に向け延出し、コード4を挿通する挿
通孔73hを有して本体部1から筒状に突出するコード導出部73aと、を有している。
コードブッシュ73は、柔軟な低剛性材料で形成されている。例えばゴム、エラストマ
であり、具体例はシリコーンゴムである。
基部73kは、並設対向する一対の壁部73kL,73kRと、壁部73kL,73k
Rの図18における上下端側を円弧状に繋ぐ一対の弧状部73kb,73kbと、一対の
壁部73kL,73kRを繋ぐ連結壁部73kcと、を有している。連結壁部73kcの
中央部には、切れ込み73kc1が形成されている。
連結壁部73kcにより、環状の基部73kの内側は、二つの貫通空間SP1,SP2
に仕切られる。二つの貫通空間SP1,SP2は、三つのスピーカユニット7〜9とコー
ド4との間に繋がれるリード線の通り道を区分けし、リード線の引き回しでの収まりを良
好にするために利用される。
Rの図18における上下端側を円弧状に繋ぐ一対の弧状部73kb,73kbと、一対の
壁部73kL,73kRを繋ぐ連結壁部73kcと、を有している。連結壁部73kcの
中央部には、切れ込み73kc1が形成されている。
連結壁部73kcにより、環状の基部73kの内側は、二つの貫通空間SP1,SP2
に仕切られる。二つの貫通空間SP1,SP2は、三つのスピーカユニット7〜9とコー
ド4との間に繋がれるリード線の通り道を区分けし、リード線の引き回しでの収まりを良
好にするために利用される。
一方の壁部73kRには、チューブ11の外形形状に対応した形状に凹んだ凹部73b
が、前後方向に延在する溝として形成されている。
チューブ11が円管の場合、凹部73bは、横断面形状が略円弧状とされ、チューブ1
1の外周面と接触する範囲は、中心角が例えば約90°以上の円弧状に形成される。中心
角の具体例は180°である。
が、前後方向に延在する溝として形成されている。
チューブ11が円管の場合、凹部73bは、横断面形状が略円弧状とされ、チューブ1
1の外周面と接触する範囲は、中心角が例えば約90°以上の円弧状に形成される。中心
角の具体例は180°である。
ヘッドホンHP71を組み立てた状態で、チューブ11は、中間部11Mと凹部73b
とが係合し互いに接触するようになっている。この変形例においては、接触するチューブ
11の中間部11Mは直状部11dである。
ここで、コードブッシュ73は柔軟な低剛性材料で形成されているので、凹部73bを
、その横断面形状の曲率とチューブ11の外周面の曲率とが概ね合致するよう形成するこ
とで、チューブ11を凹部73bに良好に密着させることができる。
また、チューブ11をコードブッシュ73の凹部73bに対し付勢するように配設すれ
ば、両部材間の接触又は密着は、押圧を伴ってより確実なものとなる。この場合、外部か
らの衝撃や誘起された振動で、接触又は密着の度合いが変化することはほとんどない。
とが係合し互いに接触するようになっている。この変形例においては、接触するチューブ
11の中間部11Mは直状部11dである。
ここで、コードブッシュ73は柔軟な低剛性材料で形成されているので、凹部73bを
、その横断面形状の曲率とチューブ11の外周面の曲率とが概ね合致するよう形成するこ
とで、チューブ11を凹部73bに良好に密着させることができる。
また、チューブ11をコードブッシュ73の凹部73bに対し付勢するように配設すれ
ば、両部材間の接触又は密着は、押圧を伴ってより確実なものとなる。この場合、外部か
らの衝撃や誘起された振動で、接触又は密着の度合いが変化することはほとんどない。
このように、ヘッドホンHP71は、チューブ11が、中間部11Mにおいて、チュー
ブ11の材料の剛性よりも低剛性で柔軟な材料で形成された接触部材とのみ接触するよう
になっている。この構造は、模式図として図20に示されている。
図20に示されるように、チューブ11の中間部1Mに接触する接触部材は、例えば上
述のコードブッシュ73であり、また、それ以外では、例えばLカバー1aの内面に貼付
や接着で取り付けた柔軟な低剛性材料からなるクッション部材74である。
ブ11の材料の剛性よりも低剛性で柔軟な材料で形成された接触部材とのみ接触するよう
になっている。この構造は、模式図として図20に示されている。
図20に示されるように、チューブ11の中間部1Mに接触する接触部材は、例えば上
述のコードブッシュ73であり、また、それ以外では、例えばLカバー1aの内面に貼付
や接着で取り付けた柔軟な低剛性材料からなるクッション部材74である。
図21(a)は、コードブッシュ73の凹部73bを説明する部分的斜視図である。凹
部73bの開口側の縁部73b1は、図19に示されるように、なだらとなるようにフィ
レット処理されていてもよく、図21(a)のようにチューブ11の形状に沿った形に形
成されていてもよい。
図21(b)は、コードブッシュ73の壁部73kRに接着剤等で固着されたクッショ
ン部材74を説明するための図であり、図21(a)に対応した部分的斜視図である。ま
た、図22は、クッション部材74が固着されたコードブッシュ73の全体斜視図である
。
クッション部材74は、凹部73bに相当する凹部74bを有している。
クッション部材74を設ける構造の場合、コードブッシュ73とクッション部材74と
の柔軟度合いを異なるものとすることができる。
例えば、コードブッシュ73の材料として、低剛性材料の中でも比較的剛性の高い材料
の指定がある場合に、チューブ11が接触する部分のみをより柔軟な材料で形成した接触
部材にする、などでの最適化が可能となる。
部73bの開口側の縁部73b1は、図19に示されるように、なだらとなるようにフィ
レット処理されていてもよく、図21(a)のようにチューブ11の形状に沿った形に形
成されていてもよい。
図21(b)は、コードブッシュ73の壁部73kRに接着剤等で固着されたクッショ
ン部材74を説明するための図であり、図21(a)に対応した部分的斜視図である。ま
た、図22は、クッション部材74が固着されたコードブッシュ73の全体斜視図である
。
クッション部材74は、凹部73bに相当する凹部74bを有している。
クッション部材74を設ける構造の場合、コードブッシュ73とクッション部材74と
の柔軟度合いを異なるものとすることができる。
例えば、コードブッシュ73の材料として、低剛性材料の中でも比較的剛性の高い材料
の指定がある場合に、チューブ11が接触する部分のみをより柔軟な材料で形成した接触
部材にする、などでの最適化が可能となる。
チューブ11は、低剛性部材と、1箇所のみで接触するものに限定されるものではなく
、複数箇所で接触する構造であってもよい。
また、接触位置は、最大振幅を生じ易い、中間部11Mの少なくとも中央付近を含むよ
うにすると、良好に振動を抑制できるので好ましい。
また、チューブ11は、低剛性部材により概ね全周が接触しつつ覆われるようになって
いてもよい。この場合、接触する低剛性部材には、チューブ11が概ね全周にわたり接触
して挿通されるチューブ挿通孔を形成しておく。チューブ挿通孔は、チューブ11の断面
形状に概ね対応した断面形状を有して形成される。
チューブ挿通孔は周壁により閉じた状態の孔でなくてもよく、周壁の一部に、外部とチ
ューブ挿通孔とを繋ぐ径方向の切れ込みが設けられていてもよい。
、複数箇所で接触する構造であってもよい。
また、接触位置は、最大振幅を生じ易い、中間部11Mの少なくとも中央付近を含むよ
うにすると、良好に振動を抑制できるので好ましい。
また、チューブ11は、低剛性部材により概ね全周が接触しつつ覆われるようになって
いてもよい。この場合、接触する低剛性部材には、チューブ11が概ね全周にわたり接触
して挿通されるチューブ挿通孔を形成しておく。チューブ挿通孔は、チューブ11の断面
形状に概ね対応した断面形状を有して形成される。
チューブ挿通孔は周壁により閉じた状態の孔でなくてもよく、周壁の一部に、外部とチ
ューブ挿通孔とを繋ぐ径方向の切れ込みが設けられていてもよい。
この接触構造とすれば、チューブ11と接触部材(コードブッシュ73,クッション部
材74)との間に叩きが生じても、叩き音が生じ難い。
また、仮にチューブ11の振動が大振幅の場合であっても、生じる叩き音の音量は小さ
いものとなり、かつ、可聴帯域における低音域の柔らかい音となるので、耳障りな騒音と
しては聴取され難い。
また、再生音に混入する低音域の柔らかい音は、聴感上、再生音への影響が少ないので
、再生音の音質低下が抑制される。
また、チューブ11を、その中間部11Mが凹部73bを付勢するように配設すること
で、係合が緩み難くなり、長期の使用においても叩き現象の発生が起こり難くなる。
また、チューブ11の中間部11Mと接触する接触部材を、別部材ではなくコードブッ
シュ73とすれば、部品数及び組み立て工数が少なくなる。
材74)との間に叩きが生じても、叩き音が生じ難い。
また、仮にチューブ11の振動が大振幅の場合であっても、生じる叩き音の音量は小さ
いものとなり、かつ、可聴帯域における低音域の柔らかい音となるので、耳障りな騒音と
しては聴取され難い。
また、再生音に混入する低音域の柔らかい音は、聴感上、再生音への影響が少ないので
、再生音の音質低下が抑制される。
また、チューブ11を、その中間部11Mが凹部73bを付勢するように配設すること
で、係合が緩み難くなり、長期の使用においても叩き現象の発生が起こり難くなる。
また、チューブ11の中間部11Mと接触する接触部材を、別部材ではなくコードブッ
シュ73とすれば、部品数及び組み立て工数が少なくなる。
上述の構造は、実施例2のヘッドホンHP2に適用してももちろんよい。具体的には、
例えば、チューブ31の中間部11M(例えば螺旋部31e)を、中間カバー21bに取
り付けた柔軟な低剛性材料からなるクッション部材と接触させる、又はクッション部材に
押圧させるように構成する。
例えば、チューブ31の中間部11M(例えば螺旋部31e)を、中間カバー21bに取
り付けた柔軟な低剛性材料からなるクッション部材と接触させる、又はクッション部材に
押圧させるように構成する。
他の変形例を以下に説明する。
実施例1のヘッドホンHP1では、特性付加用(低音増強用)のスピーカユニット9以
外の、再生音の基本特性を司るスピーカユニットは、スピーカユニット7,8の二つに限
るものではなく、一つ又は三つ以上としてもよい。また、基本特性を司るスピーカユニッ
トが複数の場合、それぞれが異なる仕様のスピーカユニットであってもよい。実施例2の
ヘッドホンHP2についても同様である。
実施例1のヘッドホンHP1では、特性付加用(低音増強用)のスピーカユニット9以
外の、再生音の基本特性を司るスピーカユニットは、スピーカユニット7,8の二つに限
るものではなく、一つ又は三つ以上としてもよい。また、基本特性を司るスピーカユニッ
トが複数の場合、それぞれが異なる仕様のスピーカユニットであってもよい。実施例2の
ヘッドホンHP2についても同様である。
実施例1,2及び変形例のヘッドホンHP1,HP2,HP71は、耳栓型に限定され
るものではない。イヤーピース5,25を用いることなく本体部1,21を耳介内に装着
して使用するインナーイヤータイプのヘッドホンとしても良好に適用できる。その場合の
放音部は、音筒部ではなく、本体部に形成された通常複数の小さな放音孔からなる放音孔
群が該当する。
るものではない。イヤーピース5,25を用いることなく本体部1,21を耳介内に装着
して使用するインナーイヤータイプのヘッドホンとしても良好に適用できる。その場合の
放音部は、音筒部ではなく、本体部に形成された通常複数の小さな放音孔からなる放音孔
群が該当する。
スピーカユニット9及びチューブ11、並びに、スピーカユニット29及びチューブ3
1の態様は、上述の実施例1及び実施例2に限定されるものではない。
例えば、図23に模式的に示される種々の変形例の態様としても同様の効果を得ること
ができる。
1の態様は、上述の実施例1及び実施例2に限定されるものではない。
例えば、図23に模式的に示される種々の変形例の態様としても同様の効果を得ること
ができる。
図23(a)は、基本特性を司るスピーカユニット51,52を、各駆動軸線CL51
とCL52とが平行となるように配置し、特性付加用のスピーカユニット53を、駆動軸
線CL53がCL51,CL52に対して平行に交差するように配置した例である。
チューブ54は、実施例2と同様に駆動軸線CL53まわりに螺旋状に形成してスピー
カユニット51,52とスピーカユニット53との間に収容し、スピーカユニット51,
52と共に前面部55aに開口させている。ホルダ56にスピーカユニット51,,52とチューブ54が支持され、スピーカユニット51,52の放音面とチューブ54の放音面とが同一若しくは平行になるように配置されている。これにより全体形状をコンパクトにできる。
とCL52とが平行となるように配置し、特性付加用のスピーカユニット53を、駆動軸
線CL53がCL51,CL52に対して平行に交差するように配置した例である。
チューブ54は、実施例2と同様に駆動軸線CL53まわりに螺旋状に形成してスピー
カユニット51,52とスピーカユニット53との間に収容し、スピーカユニット51,
52と共に前面部55aに開口させている。ホルダ56にスピーカユニット51,,52とチューブ54が支持され、スピーカユニット51,52の放音面とチューブ54の放音面とが同一若しくは平行になるように配置されている。これにより全体形状をコンパクトにできる。
図23(b)は、基本特性を司るスピーカユニット51,52を駆動軸線CL51とC
L52とが平行となるように配置し、それらの後方側に特性付加用のスピーカユニット5
3を放音面が前方を向き駆動軸線CL53がCL51,CL52に対して平行となる姿勢
で配置し、チューブ54を、駆動軸線CL53まわりに螺旋状に形成すると共に本体部5
5の外面に沿わせて外部に露出させた例(ヘッドホンHP3)である。
L52とが平行となるように配置し、それらの後方側に特性付加用のスピーカユニット5
3を放音面が前方を向き駆動軸線CL53がCL51,CL52に対して平行となる姿勢
で配置し、チューブ54を、駆動軸線CL53まわりに螺旋状に形成すると共に本体部5
5の外面に沿わせて外部に露出させた例(ヘッドホンHP3)である。
図23(c)は、基本となるスピーカユニット51,52を駆動軸線CL51とCL5
2とが平行となるように配置し、それらの後方側に特性付加用のスピーカユニット53を
放音面が後方を向き駆動軸線CL53がCL51,CL52に対して平行となる姿勢で配
置し、チューブ54を、本体部55の後面側から側面を経て本体部55の中間位置で内部
に埋没させて、スピーカユニット51,52と共に前面部55aに開口させた例(ヘッド
ホンHP4)である。
2とが平行となるように配置し、それらの後方側に特性付加用のスピーカユニット53を
放音面が後方を向き駆動軸線CL53がCL51,CL52に対して平行となる姿勢で配
置し、チューブ54を、本体部55の後面側から側面を経て本体部55の中間位置で内部
に埋没させて、スピーカユニット51,52と共に前面部55aに開口させた例(ヘッド
ホンHP4)である。
ヘッドホンHP3,HP4は、チューブ54が外部から視認可能であり、チューブ54
を有するというこのヘッドホンHP3,HP4の特徴を視覚的にアピールすることができ
る。
チューブ54は、本体部55に一部を埋め込み這わせるように設けることで、例えばそ
の半径分の突出で済む。チューブ54の外径は本体部55の大きさからすれば充分小さい
ので、コンパクト化が可能であることには変わりない。
また、図23(b)と(c)はチューブ54を本体部55に這わせるように設置したが
、もちろんチューブ54は本体部55の内部に設置されてもよい。
を有するというこのヘッドホンHP3,HP4の特徴を視覚的にアピールすることができ
る。
チューブ54は、本体部55に一部を埋め込み這わせるように設けることで、例えばそ
の半径分の突出で済む。チューブ54の外径は本体部55の大きさからすれば充分小さい
ので、コンパクト化が可能であることには変わりない。
また、図23(b)と(c)はチューブ54を本体部55に這わせるように設置したが
、もちろんチューブ54は本体部55の内部に設置されてもよい。
チューブ11,54の材質が低剛性材の場合、不要な振動が生じ難く、また、叩き音や
いわゆる管鳴き現象が生じにいので、音響特性的には高剛性材の場合より良好である。反
面、組み立て作業の容易性については、高剛性材で形成したチューブ11,54の方が良
好である。
従って、チューブ11,54の材質は、作業性と音響特性とを比較し、その優先度に応
じて適宜選択するのが好ましい。
いわゆる管鳴き現象が生じにいので、音響特性的には高剛性材の場合より良好である。反
面、組み立て作業の容易性については、高剛性材で形成したチューブ11,54の方が良
好である。
従って、チューブ11,54の材質は、作業性と音響特性とを比較し、その優先度に応
じて適宜選択するのが好ましい。
特性付加用のスピーカユニット9は、低音増強のために、スピーカユニット7,8に対
して振動板を含む可動部の外径が大きいものを用いるのが好ましい。実施例2及び各変形
例においても同様である。
して振動板を含む可動部の外径が大きいものを用いるのが好ましい。実施例2及び各変形
例においても同様である。
本発明は、低音域の再生音を増強等して改良するものである。
増強すべき低音域は、例えば100Hz以下の領域であり、特性Aは、低音域以外の領
域における音圧レベルが特性Bと比べて充分に小さいため、スピーカユニット7及びスピ
ーカユニット8から出力される音声の位相と、チューブ孔11hから出力されるスピーカ
ユニット9からの音声の位相とが、厳密に制御されている必要はない。例えば、互いに完
全に相殺する位相差(180°)以外のずれは許容されるものである。
増強すべき低音域は、例えば100Hz以下の領域であり、特性Aは、低音域以外の領
域における音圧レベルが特性Bと比べて充分に小さいため、スピーカユニット7及びスピ
ーカユニット8から出力される音声の位相と、チューブ孔11hから出力されるスピーカ
ユニット9からの音声の位相とが、厳密に制御されている必要はない。例えば、互いに完
全に相殺する位相差(180°)以外のずれは許容されるものである。
1, 21,55 本体部
1a Lカバー
1a1 溝部
1b Rカバー、 1c Fカバー、 1d オーナメント
2, 22 音筒部(放音部)
2a,22a 放音口
3,23,73 コードブッシュ
4,24 コード
5,25 イヤーピース
6,26 ユニットホルダ
6a,6b,26a,26b 収容孔、 6c,26c 貫通孔
6d,26d,55a 前面部
7〜9,27〜29,51〜53 スピーカユニット
9a,29a 放音面、 9b,29b 背面、 9s 振動板
10 ユニットカバー
10a 段部
10b 小径部
10b1 面部
10c 開口部、 10d 大径部、 10e 上面部
11,31,54 チューブ(経路延長部)
11a,11e,31a,31b 端部
11b,11d,31c,31d 直状部, 11M,31M 中間部
11c 円弧部、 11h,31h チューブ孔
21a 前カバー
21b 中間カバー
21b1 境壁、 21b2 収容部、 21b3 凹部、 21b4 貫通孔
21c リングカバー、 21d バックカバー、 31e 螺旋部
73a コード導出部
73b 凹部
73b1 縁部
73h 貫通孔
73k 基部
73kb 弧状部
73kc 連結壁部、 73kc1 切れ込み
73kL,73kR 壁部
74 クッション部材
74b 凹部
AD7〜AD9 音声
BD 封止材
CL7〜CL9,CL27〜CL29 駆動軸線
Da 内径、 Db 外径、 Dc (可動部の)外径
HP1〜HP4,HP71 ヘッドホン
L チューブ孔長さ、 p (チューブ孔の)内径
PT 部位、 SF 仮想平面
V1 フロントキャビティ(空間)、 V2,V4 バックキャビティ(空間)
V3 空間、 VF 前方空間
WL 距離(左側突出量)、 WR 距離(右側突出量)
1a Lカバー
1a1 溝部
1b Rカバー、 1c Fカバー、 1d オーナメント
2, 22 音筒部(放音部)
2a,22a 放音口
3,23,73 コードブッシュ
4,24 コード
5,25 イヤーピース
6,26 ユニットホルダ
6a,6b,26a,26b 収容孔、 6c,26c 貫通孔
6d,26d,55a 前面部
7〜9,27〜29,51〜53 スピーカユニット
9a,29a 放音面、 9b,29b 背面、 9s 振動板
10 ユニットカバー
10a 段部
10b 小径部
10b1 面部
10c 開口部、 10d 大径部、 10e 上面部
11,31,54 チューブ(経路延長部)
11a,11e,31a,31b 端部
11b,11d,31c,31d 直状部, 11M,31M 中間部
11c 円弧部、 11h,31h チューブ孔
21a 前カバー
21b 中間カバー
21b1 境壁、 21b2 収容部、 21b3 凹部、 21b4 貫通孔
21c リングカバー、 21d バックカバー、 31e 螺旋部
73a コード導出部
73b 凹部
73b1 縁部
73h 貫通孔
73k 基部
73kb 弧状部
73kc 連結壁部、 73kc1 切れ込み
73kL,73kR 壁部
74 クッション部材
74b 凹部
AD7〜AD9 音声
BD 封止材
CL7〜CL9,CL27〜CL29 駆動軸線
Da 内径、 Db 外径、 Dc (可動部の)外径
HP1〜HP4,HP71 ヘッドホン
L チューブ孔長さ、 p (チューブ孔の)内径
PT 部位、 SF 仮想平面
V1 フロントキャビティ(空間)、 V2,V4 バックキャビティ(空間)
V3 空間、 VF 前方空間
WL 距離(左側突出量)、 WR 距離(右側突出量)
Claims (4)
- 音を外部に放出するための放音口を有するヘッドホンであって、
前記放音口に向かって音を放出する第1のスピーカユニットと、
前記放音口に向かって音を放出するチューブを有する第2のスピーカユニットと、
前記第1のスピーカユニットの放音面と前記チューブの放音面とが同一若しくは平行になるように前記第1のスピーカユニットと前記チューブとを支持するホルダと、
を有することを特徴とするヘッドホン。 - 前記チューブは前記第2のスピーカユニットの周囲に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
- 前記第2のスピーカユニットは、前記チューブの一方端が挿通されたフロントキャビティを有することを特徴とする請求項1または2に記載のヘッドホン。
- 前記チューブの少なくとも一部は、弧状又は螺旋状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドホン。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012216317A JP2014007720A (ja) | 2012-05-29 | 2012-09-28 | ヘッドホン |
| CN201310204128.5A CN103458336B (zh) | 2012-05-29 | 2013-05-28 | 耳机 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012121769 | 2012-05-29 | ||
| JP2012121769 | 2012-05-29 | ||
| JP2012216317A JP2014007720A (ja) | 2012-05-29 | 2012-09-28 | ヘッドホン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014007720A true JP2014007720A (ja) | 2014-01-16 |
Family
ID=50105052
Family Applications (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012213447A Active JP6024340B2 (ja) | 2012-05-29 | 2012-09-27 | ヘッドホン |
| JP2012216316A Pending JP2014007719A (ja) | 2012-05-29 | 2012-09-28 | ヘッドホン |
| JP2012216317A Pending JP2014007720A (ja) | 2012-05-29 | 2012-09-28 | ヘッドホン |
Family Applications Before (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012213447A Active JP6024340B2 (ja) | 2012-05-29 | 2012-09-27 | ヘッドホン |
| JP2012216316A Pending JP2014007719A (ja) | 2012-05-29 | 2012-09-28 | ヘッドホン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (3) | JP6024340B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN105979417B (zh) * | 2016-05-30 | 2019-03-15 | 歌尔股份有限公司 | 一种音质调节耳机 |
| CN107854215B (zh) * | 2017-12-07 | 2025-03-14 | 歌尔科技有限公司 | 一种降噪耳罩 |
| CN114125631B (zh) * | 2021-11-25 | 2025-04-29 | 深圳市豪恩声学股份有限公司 | 一种头戴式耳机支架 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01162995U (ja) * | 1988-04-30 | 1989-11-14 | ||
| US8238596B2 (en) * | 2007-12-10 | 2012-08-07 | Klipsch Group, Inc. | In-ear headphones |
| CN102428714B (zh) * | 2010-03-18 | 2015-08-19 | 松下电器产业株式会社 | 扬声器、助听器、耳机以及便携型终端装置 |
-
2012
- 2012-09-27 JP JP2012213447A patent/JP6024340B2/ja active Active
- 2012-09-28 JP JP2012216316A patent/JP2014007719A/ja active Pending
- 2012-09-28 JP JP2012216317A patent/JP2014007720A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2014007718A (ja) | 2014-01-16 |
| JP2014007719A (ja) | 2014-01-16 |
| JP6024340B2 (ja) | 2016-11-16 |
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