JP2014015010A - 折り畳み情報記録シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紙面に文字、図柄、記号の少なくともいずれかからなる情報が記録された、展開状態S1の耐水性の合成紙を複数の折り辺Fで山/谷折りすることによって、折り畳み状態S2にされてなる折り畳み情報シートであって、各折り辺Fには、折り辺長の全体に亘ってミシン罫を形成しなり、各ミシン罫は、折り辺上に断続線状に切断形成された複数のミシンカット部Mで構成され、各折り辺の複数のミシンカット部Mの少なくともいずれかは、紙厚さ方向に未切断部を残して部分切断されたハーフカット構造HMからなる。
【選択図】 図5
Description
(1)本発明の折り畳み情報記録シートは、紙面に文字、図柄、記号の少なくともいずれかからなる情報が記録された、展開状態S1の耐水性の合成紙を複数の折り辺Fで山/谷折りすることによって、折り畳み状態S2にされてなる折り畳み情報シートであって、
各折り辺Fには、折り辺長の全体に亘ってミシン罫を形成しなり、
このミシン罫は、折り辺上に断続線状に切断形成された複数のミシンカット部Mで構成され、各折り辺の複数のミシンカット部Mの少なくともいずれかは、紙厚さ方向に未切断部を残して部分切断されたハーフカット構造HMからなることを特徴とする。
(2)前記いずれか記載の折り畳み情報記録シートにおいて、前記ミシン罫の形成面と反対の紙面に記録された情報は、折り辺Fをまたいで連続表示され、展開状態で確認することのできる展開時確認情報I1からなることが好ましい。
(3)前記いずれか記載の折り畳み情報記録シートにおいて、展開状態の紙面を二つ折りする中央折り辺F1の両端を除く中央部分に直線状の中央カット部C1が形成され、この中央カット部に直交して複数本の交差折り辺F2が形成され、
各折り辺F1,F2で山/谷折りすることによって、行燈折りの折り畳み状態S2にされてなる折り畳みシートであって、
中央カット部の両カット端は、展開状態S1で中央折り辺F1と交差折り辺F2の交差部分よりも外側又は内側にずらして配置され、
この、ずらして配置された中央カット部の両カット端のそれぞれであって、中央折り辺F1と交差折り辺F2の交差部分からずれた近傍位置に、中央カット部に連なって曲線状に刳り抜かれた曲線孔Rが形成されることが好ましい。
(4)前記いずれか記載の折り畳み情報記録シートにおいて、各折り辺Fのミシン罫を構成するミシンカット部Mは、厚さ方向に未切断部を残して部分切断されたハーフカット構造HMと、厚さ方向に貫通して切断されたオールカット構造AMとが、折り辺に沿って交互に形成されることが好ましい。
(5)前記いずれか記載の折り畳み情報記録シートにおいて、各折り辺Fのミシン罫を構成するミシンカット部Mには、互いに異なる深さの未切断部を残して部分切断された、第一ハーフカット構造HM1、及び第二ハーフカット構造HM2のそれぞれが、複数個ずつ含まれることが好ましい。
本発明の情報シート1は、合成樹脂製層を含む多層の積層体であって、少なくとも片面に情報が記録されたものからなる。たとえば、基材層の少なくとも片面に、塗工層と、合成樹脂製の記録層とを積層して一体化した合成シートが含まれ、合成シート全体で、10分前後の水への浸漬によっても記録情報が保持され、かつ、シートの形態が破壊されないだけの耐水性を有するものが含まれる。基材層としては例えば、耐水加工紙(耐水加工したパルプ紙のほか、ジアゾ原紙や印画紙原紙を含む)やポリオレフィン系フィルムを使用することができる。ポリオレフィン系フィルムとして例えば、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、あるいはこれら2種以上の混合剤を主剤として使用するか、これらの共重合体を主剤として、単層形成又は複層形成したものを使用することができる。またポリオレフィン系フィルムには、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等からなる微小の粉末を含有するものとしてもよい。未延伸、一軸延伸、二軸延伸のいずれでもよい。
紙面に文字、図柄、記号の少なくともいずれかからなる情報を片面のみに記録するものでも、両面に記録するものでもよい。記録情報は、折り辺Fをまたいで複数の折り畳み面上に連続表示され、展開状態S1あるいは一部展開状態で確認することのできる展開時確認情報I1と、折り畳み状態S2で表れる最小単位の折り畳み面内に収まる折り畳み時確認情報I2と、に分類される。このうちミシン罫の形成面と反対の紙面に記録された情報は、展開時確認情報I1であることが好ましい。
情報記録シートの展開状態S1の面内を横切るようにして形成された複数の折り辺で折り畳んだ状態が折り畳み状態である。本発明では複数の折り辺の少なくともいずれかは辺全体にミシン罫を形成してなり、かつ、このミシン罫はハーフカット構造を少なくとも一部のミシンカット部に含むものとしている。なお、折り畳み方向のうち、ミシン罫の形成面(カット面)の多くを谷折り面とするか、ミシン罫の形成面(カット面)のすべてを谷折り面として、山折り面にミシン罫の形成面を配さないようにすることで、ミシン罫のミシンカット部の外折れによる毛羽立ちを防ぐことができる。
本発明に言う、折り畳み用のミシン罫のハーフカット構造は、紙厚さ方向に未切断部を残して部分切断された、ミシン罫のミシンカット長さのハーフカット構造HMのことを言う(図4)。ミシン罫の打ち抜き刃の高さ調節(打ち抜き刃自体の微細な刃長調節、又は打ち抜き刃のセット高さの可変調節)や、或いはミシン罫形成時の裏当て材の硬さ調節によって、シートの厚さ方向を全切断しない、部分厚カットのミシン罫を施すことができる。未切断部を残してさえいれば切断深さ、部分切断後の未切断部の厚さないし状態を問うものではない。なお、完全に切断されていない、いわゆる不完全切断状態の部分と同じカット形態となる。ミシンカット部をハーフカット構造HMとすることにより、シートの引裂強度を確保することができる。またハーフカットの切断刃の中途挿入によって、折り加工時の情報紙の余分な重なり代が切除されると共に、残りの未切断部が、加工面と反対の面側にわずかに膨らんだ膨出状態2となって、折り辺Fでの折り筋が形成される。これによって折り辺での折り加工性が容易となり、連続的な機械折り加工が可能となる。
ハーフカット構造を含むミシン罫とは具体的には、折り辺上に断続線状に切断形成された複数のミシンカット部Mのうち、各折り面を構成する折り辺単位を基準として、折り辺単位ごとに、前記ハーフカット構造HMのミシンカット部を少なくとも一個、好ましくは複数個形成したものをいう。各折り辺単位において、ミシンカット部の全部がハーフミシンカット構造からなるものでもよく、全ミシンカット部のうち、複数個のみがハーフミシンカット構造であって残りすべてが全厚さにカットされたオールカット構造であってもよい。この場合、複数個のハーフミシンカット構造は隣り合わずにオールカット構造を少なくとも一個以上挟んで並ぶことで、より均等な折り曲げ適性(折り癖の安定性)や折り曲げ耐性(引き裂き強度、破断強度、耐久性、毛羽立ち耐性)を有することができる。
図1に示すように各折り辺F1,F2で山/谷折りすることによって、行燈折りの折り畳み状態S2にされる。行燈折りの状態においては、図1に頁展開として示すように、複数ページがのど部であわさった略冊子状の形態となり、各折り畳み頁を順に閲覧できるようになる。この折り畳み状態S2において、各折り畳み頁の上端辺は、ミシン罫が上面形成された中央折り辺F1か、中央カット部C1かのいずれかによって構成される。また折り畳み状態S2において、各折り畳み頁の解放辺のいくつかは、中央カット部C1の中央で交差する中央の交差折り辺F2によって構成される。そしてまた、折り畳み状態S2において、各折り畳み頁があわさったのど辺のいくつかは、中央カット部C1の両端付近で交差する左右の交差折り辺F2によって構成される。
中央折り辺F1や中央の交差折り辺F2に沿ってミシン罫を上面(図2に示す、冊子情報の掲載された行燈折り表面)に形成することで、これらミシン罫が山折りされ、頁の折り癖を確実につけることができる。また、左右の交差折り辺F2に沿ってミシン罫を上面(図2に示す、冊子情報の掲載された行燈折り表面)に形成することで、これらミシン罫が谷折りされ、隣接頁ののど辺同士が折り重なったときに余分な重なり代が切除されることで、コンパクトで嵩張らない冊子状の折り畳み状態を保持することができる。しかも本発明においては、これらミシン罫形成辺の少なくともいずれか(本実施例ではすべて)を、ハーフカット構造HMを含むミシンカット部Mで構成することで、引裂強度性や毛羽立ちの発生抑止性を確保したものとなっている。なお、これらミシン罫の形成部分は冊子のページ端に位置するため、ミシン罫の形成によって面上が部分的に分断されても、掲載された折り畳み時情報I2に影響を与えることはない。
中央カット部C1は、短辺を二等分する中央折り片F1上の中央部分のうち、複数本の交差折り辺F2すべてと交わる長さに形成された、打ち抜き切断部である。中央カット部の両カット端は、展開状態S1で中央折り辺F1と交差折り辺F2の交差部分よりも外側にずらした延伸位置に配置され、この、延伸位置にずらし配置された中央カット部の両カット端のそれぞれであって、中央折り辺F1と交差折り辺F2の交差部分(交点)からずれた近傍位置に、中央カット部に連なって曲線状に刳り抜かれた曲線孔R(ラウンドカット)が連続形成されてなる(図3)。中央カット部C1のカット端を、交差折り辺F2と中央折り辺F1の交点から外側にずらして配置することで、交点を中央カット部で分離構成するようにし、折り畳み状態のコンパクト性を確保している。また、図3及び図1に示すように、当該交差部を交差折り辺F2によって2つずつ谷折り構成することで、当該交差部への外荷重がかかったときの変形代を形成し、外力を交差部の端部から逃がすようにしている。
ハーフカット構造のミシン深さ、或いはミシンカット部全体のミシン深さは、一つのミシンカット部において可変させてもよい。たとえばすべてのミシンカット部を、一端又は中央部のみが深くかつ残りの部分が浅いというような、刃の深さが部分可変したミシンカット部とすることで、ミシンカットによる引裂強度の低下を抑制することができる。また、ハーフカット部のミシン深さのみを、一ミシンカット区間において、一端又は中央部のみが深くかつ残りの部分が浅いというような、刃の深さが部分可変したミシンカット部とすることも可能である。ハーフミシン部は数mm長であるため、可変量はわずかになるが、複数層が一体形成された合成紙に適用することで、表面層一層の連結部と二層以上の連結部とが混在することとなり、引裂強度を飛躍的に向上させることができる。
C1 中央カット部
D1 第一ミシン深さ
D2 第二ミシン深さ
EA1 延伸領域
F1 中央折り線
F2 交差折り線
HM ハーフミシン部
HM1 第一ハーフミシン構造
HM2 第二ハーフミシン構造
I1 展開時情報
I2 折り畳み時情報
M ミシン部
R 丸孔
S1 展開状態
S2 折り畳み状態
Claims (5)
- 紙面に文字、図柄、記号の少なくともいずれかからなる情報が記録された、耐水性の合成紙を複数の折り辺で山/谷折りすることによって、折り畳み状態になし得る折り畳み情報シートであって、
各折り辺には、折り辺長の全体に亘ってミシン罫を形成しなり、このミシン罫は、折り辺上に断続線状に切断形成された複数のミシンカット部で構成され、各折り辺の複数のミシンカット部の少なくともいずれかは、紙厚さ方向に未切断部を残して部分切断されたハーフカット構造からなることを特徴とする折り畳み情報記録シート。 - 前記ミシン罫の形成面と反対の紙面に記録された情報は、折り辺をまたいで連続表示され、展開状態で確認することのできる展開時確認情報からなる請求項1記載の折り畳み情報記録シート。
- 展開状態の紙面を二つ折りする中央折り辺の両端を除く中央部分に直線状の中央カット部が形成され、この中央カット部に直交して複数本の交差折り辺2が形成され、
各折り辺で山/谷折りすることによって、行燈折りの折り畳み状態にされてなる折り畳みシートであって、
中央カット部の両端は、展開状態で中央折り辺と交差折り辺2の交差部分よりも外側に延伸され、この延伸された中央カット部の両端のそれぞれであって、中央折り辺と交差折り辺の交差部分からずれた近傍位置に、中央カット部に連なって曲線状に刳り抜かれた曲線孔が形成される請求項1または2記載の折り畳み情報記録シート。 - 各折り辺のミシン罫を構成するミシンカット部は、厚さ方向に未切断部を残して部分切断されたハーフカット構造と、厚さ方向に貫通して切断されたオールカット構造とが、折り辺に沿って交互に形成される請求項1ないし4のいずれか記載の折り畳み情報記録シート。
- 各折り辺のミシン罫を構成するミシンカット部には、互いに異なる深さの未切断部を残して部分切断された、第一ハーフカット構造及び第二ハーフカット構造が、それぞれ複数個ずつ含まれる請求項1ないし4のいずれか記載の折り畳み情報記録シート。
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