JP2014106988A - ホログラム記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ホログラム記録及び/又は再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ホログラム媒体の傾斜角度を正しく検出し、補正を行うことが出来るホログラム記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
ホログラム媒体に光ビームを出射する光源とホログラム媒体を反射した光ビームを受光する光位置検出部を一組とする少なくとも一対の部位で構成される媒体姿勢検出部を備え、
前記媒体姿勢検出手段を半径方向及び/又は半径方向に直行する接線方向の異なる位置に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、信号光と参照光をホログラム記録媒体に照射して情報の記録及び/又は再生を行うホログラム記録及び/又は再生装に関する。
現在、青紫色半導体レーザを用いた、Blu−ray Disc(TM)規格により、民生用においても50GB程度の記録容量を持つ光ディスクの商品化が可能となってきた。今後は、光ディスクでも100GB〜1TBというHDD(Hard Disk Drive)容量と同程度まで大容量化が望まれる。
しかしながら、このような大容量の光ディスクで実現するためには、短波長化と対物レンズ高NA化による高密度化技術とは異なる新しい方式による高密度化技術が必要である。
次世代のストレージ技術に関する研究が行われる中、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録するホログラム記録技術が注目を集めている。
ホログラム記録技術とは、空間光変調器により2次元的に変調されたページデータの情報を有する信号光を、記録媒体の内部で参照光と重ね合わせ、その時に生じる干渉縞パターンによって記録媒体内に屈折率変調を生じさせることで情報を記録媒体に記録する技術である。
情報の再生時には、記録時に用いた参照光を記録媒体に照射すると、記録媒体中に記録されているホログラムが回折格子のように作用して回折光を生じる。この回折光が記録した信号光と位相情報を含めて同一の光として再生される。
再生された信号光は、CMOSやCCDなどの光検出器を用いて2次元的に高速に検出される。このようにホログラム記録技術は、1つのホログラムによって2次元的な情報を一気に光記録媒体に記録し、さらにこの情報を再生することを可能とするものであり、参照光のホログラム媒体への入射角を変えることによって、多数のホログラムを形成するいわゆる角度多重記録を行うことにより、大容量かつ高速な情報の記録再生を果たすことができる。
着脱可能なホログラム媒体の場合、当該ホログラム媒体が設置される箇所の機械的構成等によりホログラム媒体が傾斜してしまい、再生時にホログラム媒体に入射する参照光の角度が記録時と異なることになり、記録した情報が再生できくなる可能性があった。このため、特開2006 −179080号公報(特許文献1)では、「前記再生用参照ビームに対し非干渉性を有し、且つ、前記ホログラム媒体が基準位置に対して傾斜しているか否かを検出するための傾斜検出用ビームを、当該ホログラム媒体に入射させ、前記傾斜検出用ビームが前記ホログラム媒体に入射された後、当該ホログラム媒体を介して得られる前記傾斜検出用ビームを受光し、受光位置と、前記ホログラム媒体が前記基準位置にあるときの受光位置との差に基づいて、前記ホログラム媒体の傾斜を補正するための信号を出力し、前記信号に基づいて前記ホログラム媒体の位置を補正駆動させる」と記載されている。
特開2006 −179080号公報
ところで、ホログラム媒体に光ビームを照射し、反射光の受光位置によりホログラム媒体の傾斜を検出する方式において、例えばホログラム媒体2が半径方向に傾斜を持っている場合について、図2を用いて説明する。図2はディスク状のホログラム媒体2が傾斜角度αで装着された場合を示している。図2(a)はホログラム媒体2の内周において傾斜を検出する場合であり、ピックアップ10に搭載したレーザ光源LDaから傾斜角度検出用の光ビームをホログラム媒体2に照射し、ホログラム媒体2の半径位置Rで反射し、PSD(Position Sensitive Detector)aの受光面のrの位置で受光している状態である。これに対して、図2(b)はホログラム媒体2の外周で傾斜を検出する場合であり、レーザ光源LDaから出射した光ビームはホログラム媒体2の半径位置R‘で反射し、PSDaの受光面のr’の位置で受光している状態である。半径方向にΔRだけ離れたRとR‘の位置におけるレーザ光源LDaからホログラム媒体2で反射するまでのフォーカス方向の距離の差Δzは

(数1) Δz≒ΔR・tanα

で表される。これにより、ホログラム媒体2の傾斜は内外周で同じ角度αであるが、PSDaに入射する光ビームの位置がrからr‘の位置にずれることになる。したがって、PSDaにおける受光位置から検出したホログラム媒体の傾斜角度は内外周で異なる結果となる。
すなわち、ホログラム媒体に光ビームを照射し、反射光の受光位置によりホログラム媒体の傾斜を検出する方式では、フォーカス方向の距離のずれによって傾斜角度を正しく検出できないという課題がある。
そこで、本発明はホログラム媒体の傾斜角度を正しく検出し、補正を行うことが出来るホログラム記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
上記課題は、例えばセンサを複数利用することにより解決される。
本発明によれば、ホログラム媒体の傾斜角度を正しく検出し、補正を行うことが出来るホログラム記録及び/又は再生装置を提供することができる。
本発明のホログラム記録再生装置の実施例を表すブロック図である。 ホログラム媒体の内周位置で傾斜を検出する動作を説明する図である。 ホログラム媒体の外周位置で傾斜を検出する動作を説明する図である。 ホログラム記録再生装置内のピックアップの構成例を表す図である。 ホログラム記録再生装置内のピックアップの構成例を表す図である。 媒体姿勢検出部の構成の例を表す概略図である。 傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出する方法を説明する図である。 傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出する方法を説明する図である。 傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出する方法を説明する図である。 (Δr+Δr)とフォーカス方向の位置ずれの量zの関係を表す図の例である。 (Δr−Δr)と傾斜角度αrの関係を表す図の例である。 ホログラム媒体が挿入されてから排出するまでの処理を説明するフローチャートの例である。 記録処理を説明するフローチャートの例である。 再生処理を説明するフローチャートの例である。 シーク処理を説明するフローチャートの例である。 基準PSD位置取得処理を説明するフローチャートの例である。 媒体傾斜角度・フォーカス位置補正処理を説明するフローチャートの例である。 媒体姿勢検出部の配置の例を示す図である。 媒体姿勢検出部の配置の例を示す図である。 媒体姿勢検出部の配置の例を示す図である。 媒体姿勢検出部の配置の例を示す図である。 本発明のホログラム記録再生装置の第2の実施例を表すブロック図である。 ホログラム記録再生装置の第2の実施例に対応した基準PSD位置取得処理を説明するフローチャートの例である。 ホログラム記録再生装置の第2の実施例に対応した媒体傾斜角度・フォーカス位置補正処理を説明するフローチャートの例である。 本発明のホログラム記録再生装置の第3の実施例を表すブロック図である。 ホログラム記録再生装置の第3の実施例に対応した基準PSD位置取得処理を説明するフローチャートの例である。 ホログラム記録再生装置の第3の実施例に対応した媒体傾斜角度・フォーカス位置補正処理を説明するフローチャートの例である。 本発明のホログラム記録再生装置の第4の実施例を表すブロック図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本発明の実施形態を添付図面にしたがって説明する。図1はホログラフィを利用してデジタル情報を記録および/または再生するホログラム記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
ホログラム記録再生装置1は、入出力制御部11を介して外部制御装置40と接続されている。記録する場合には、ホログラム記録再生装置1は外部制御装置40から記録する情報信号を入出力制御部11により受信する。再生する場合には、ホログラム記録再生装置1は再生した情報信号を入出力制御部11により40に送信する。
ピックアップ3は、光源駆動部30、記録再生光学系31、再生用参照光光学系32、キュア光学系33、媒体姿勢検出部34で構成される。光源駆動部30からは所定の光源駆動電流が記録再生光学系31、キュア光学系33内の光源に供給され、各々の光源からは所定の光量で光ビームを発光することができる。記録再生光学系31は参照光と信号光をディスク状のホログラム媒体2に照射してホログラフィを利用してデジタル情報を記録する役割を果たす。この際、記録する情報信号はコントローラ10によって信号生成部9を介して記録再生光学系31内の空間光変調器に送られ、信号光は空間光変調器によって変調される。
ホログラム媒体2に記録した情報を再生する場合は、記録再生光学系31から出射された参照光を記録時とは逆の向きにホログラム媒体2に入射させる光波を再生用参照光光学系32にて生成する。再生用参照光によって再生される再生光を記録再生光学系31内の後述する光検出器によって検出し、信号処理部8によって信号を再生する。
ホログラム媒体2に照射する参照光と信号光の照射時間は、記録再生光学系31内のシャッタの開閉時間をコントローラ10によってシャッタ制御部7を介して制御することで調整できる。
媒体姿勢検出部34は半径方向の異なる位置に配置された34a,34bの一対で構成され、ホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出するための姿勢検出信号をコントローラ10に出力する。コントローラ10では姿勢検出信号に基づいてホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度及びフォーカス位置を検出し、半径方向チルト制御部16に半径方向チルト制御指令信号を、フォーカス制御部17にフォーカス制御指令信号を出力する。半径方向チルト制御部16では半径方向チルト制御指令信号に基づいて半径方向チルト駆動部13を制御することによりホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度を変更することが出来る。また、フォーカス制御部17ではフォーカス制御指令信号に基づいてフォーカス駆動部14を制御することによりホログラム媒体2のフォーカス方向の位置を変更することが出来る。また、コントローラ10にはメモリ20が接続されており、種々の調整や学習の結果を記憶あるいは読み出すことが可能となっている。
媒体回転駆動部4、回転角度検出部5、半径方向チルト駆動部13、フォーカス駆動部14は、ディスク状のホログラム媒体2の半径方向に位置をスライドできる半径方向移送駆動部15に搭載されており、アクセス制御部12を介して半径方向移送駆動部15を制御することによりホログラム媒体2を半径方向に所定の量だけ移動させ、ホログラムを記録再生する半径方向位置を変更することが出来る。
回転角度検出部5は、ホログラム媒体2の回転角度を検出するために用いられる。ホログラム媒体2を所定の回転角度に位置付ける場合は、回転角度検出部5によってホログラム媒体2の回転角度に応じた回転角度検出信号を出力し、コントローラ10では回転角度検出信号を用いて媒体回転制御部6を介して媒体回転駆動部4を制御する。これにより、ホログラム媒体2を所定の角度だけ回転させ、ホログラムを記録再生する回転方向位置を変更することが出来る。
キュア光学系33は、ホログラム媒体2のプリキュアおよびポストキュアに用いる光ビームを生成する役割を果たす。プリキュアとは、ホログラム媒体2内の所望の位置に情報を記録する際、所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程である。ポストキュアとは、ホログラム媒体2内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程である。
図3は、ホログラム記録再生装置1におけるピックアップ3の基本的な光学系構成の一例における記録原理を示したものである。レーザ光源301を出射した光ビームはコリメートレンズ302を透過し、シャッタ303に入射する。シャッタ303が開いている時は、光ビームはシャッタ303を通過した後、例えば2分の1波長板などで構成される光学素子304によってp偏光とs偏光の光量比が所望の比になるようになど偏光方向が制御された後、PBS(Polarization Beam Splitter)プリズム305に入射する。
PBSプリズム305を透過した光ビームは、信号光306として働き、ビームエキスパンダ308によって光ビーム径が拡大された後、位相マスク309、リレーレンズ310、PBSプリズム311を透過して空間光変調器312に入射する。
空間光変調器312によって情報が付加された信号光は、PBSプリズム311を反射し、リレーレンズ313ならびに空間フィルタ314を伝播する。その後、信号光は対物レンズ315によってホログラム媒体2に集光する。
一方、PBSプリズム305を反射した光ビームは参照光307として働き、偏光方向変換素子316によって記録時または再生時に応じて所定の偏光方向に設定された後、ミラー317ならびにミラー318を経由してガルバノミラー319に入射する。ガルバノミラー319はアクチュエータ320によって角度を調整可能のため、レンズ321とレンズ322を通過した後にホログラム媒体2に入射する参照光の入射角度を、所望の角度に設定することができる。なお、参照光の入射角度を設定するために、ガルバノミラーに代えて、参照光の波面を変換する素子を用いても構わない。
このように信号光と参照光とをホログラム媒体2において、互いに重ね合うように入射させることで、記録媒体内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを記録媒体に書き込むことで情報を記録する。また、ガルバノミラー319によってホログラム媒体2に入射する参照光の入射角度を変化させることができるため、角度多重による記録が可能である。
以降、同じ領域に参照光角度を変えて記録されたホログラムにおいて、1つ1つの参照光角度に対応したホログラムをページと呼び、同領域に角度多重されたページの集合をブックと呼ぶことにする。
図4は、ホログラム記録再生装置1におけるピックアップ3の基本的な光学系構成の一例における再生原理を示したものである。記録した情報を再生する場合は、前述したように参照光をホログラム媒体2に入射し、ホログラム媒体2を透過した光ビームを、アクチュエータ323によって角度調整可能なガルバノミラー324にて反射させることで、その再生用参照光を生成する。
この再生用参照光によって再生された再生光は、対物レンズ315、リレーレンズ313ならびに空間フィルタ314を伝播する。その後、再生光はPBSプリズム311を透過して光検出器325に入射し、記録した信号を再生することができる。光検出器325としては例えばCMOSイメージセンサーやCCDイメージセンサーなどの撮像素子を用いることができるが、ページデータを再生可能であれば、どのような素子であっても構わない。
図5は媒体姿勢検出部34の構成例を示したものであり、光ビームを出射するレーザ光源とホログラム媒体2を反射した光ビームを受光する光位置検出素子を一組とする一対の部位34a、34bで構成される。レーザ光源としては、ホログラムの記録又は再生に影響を与えないように信号光及び参照光と波長の異なるものとする。光位置検出素子としては、例えばPSD(Position Sensitive Detector)を用いる。媒体姿勢検出部34aのレーザ光源LDaを出射した光ビームLBaはホログラム媒体2のRaの位置で反射し、媒体姿勢検出部34bの光位置検出素子PSDbに入射する。一方、媒体姿勢検出部34bのレーザ光源LDbを出射した光ビームLBbはホログラム媒体2のRbの位置で反射し、媒体姿勢検出部34aの光位置検出素子PSDaに入射する。PSDa,PSDbはそれぞれ入射した光ビームの位置に応じた電気信号を姿勢検出信号として出力する。
図6を用いて媒体姿勢検出部34によるホログラム媒体2の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出する方法について説明する。
図6(a)はホログラム媒体2が傾斜していない状態を示している。媒体姿勢検出部34のレーザ光源LDa、LDbの発光位置La,Lbから出射した光ビームLBa、LBbはホログラム媒体2の半径位置Ra、Rbで反射し、光位置検出素子PSDa、PSDbの受光位置Pa、Pbに入射する。ここでは説明を簡便とするために、媒体姿勢検出部34a、34bからホログラム媒体2までのフォーカス方向の距離はほぼ同じ距離dであり、レーザ光源LDa、LDbからホログラム媒体2に出射する角度はほぼ同じ角度θrとする。また、Δrは光ビームLBa、LBbがホログラム媒体2で反射する位置Ra、Rbの間の距離を示す。このとき、発光位置La,Lbから受光位置Pa、Pbまでの半径方向の距離r、rは次式(2)で表される。

(数2)
=r=2・d/tan(θr)

次に、ホログラム媒体2が角度αrだけ傾斜し、フォーカス方向にzだけ変位した場合について、図6(b)、図6(c)を用いて説明する。媒体姿勢検出部34のレーザ光源LDa、LDbの発光位置La,Lbから出射した光ビームLBa、LBbはホログラム媒体2の半径位置Ra’、Rb’で反射し、光位置検出素子PSDa、PSDbの受光位置Pa’、Pb’に入射する。レーザ光源LDa、LDbから出射する角度は図6(a)の場合と同じ角度θrである。
図6(c)は図6(b)において光ビームがホログラム媒体2で反射する部分を拡大したものである。
ホログラム媒体2が角度αrだけ傾斜し、フォーカス方向にzだけ変位することにより、光ビームLBaが反射する位置Ra’はフォーカス方向にzだけずれ、光ビームLBbが反射する位置Rb’はフォーカス方向にzだけずれる。このずれの量z、zは次式(3)、(4)で表される。

(数3)
={z+Δr・ tan(αr)/2 }/{1−tan(αr)/tan(θr)}
(数4)
={z−Δr・ tan(αr)/2}/{1+tan(αr)/tan(θr)}

ここで、ホログラム媒体2の傾斜角度αrが小さい場合はtan(αr)≒αrと近似でき(ただし、αrの単位はラジアンとする)、式(3)、(4)は次式で近似される。

(数5)
≒(z+Δr・αr/2)・{1+αr/tan(θr)}
(数6)
≒(z−Δr・αr/2)・{1−αr/tan(θr)}

また、発光位置La,Lbから受光位置Pa’、Pb’までの半径方向の距離r’、r’は次式(7)、(8)で表される。

(数7)
’=r/2+(d+z)/tan(θr−2αr)+z/tan(θr)
(数8)
’=r/2+(d+z)/tan(θr+2αr)+z/tan(θr)

ホログラム媒体2が図6(a)の状態から図6(b)のように角度αrだけ傾斜し、フォーカス方向にzだけ変位したときの受光位置のずれの量Δr、Δrは次式(9)、(10)で表される。

(数9)
Δr=r‘−r
(数10)
Δr=r‘−r

以上の数式を用いて、(Δr+Δr)及び(Δr−Δr)の演算を行う。
(数11)
Δr+Δr=(d+z)/tan(θr−2αr)+z/tan(θr)
+(d+z)/tan(θr+2αr)+z/tan(θr)−r
(数12)
Δr−Δr=(d+z)/tan(θr−2αr)+z/tan(θr)
−(d+z)/tan(θr+2αr)+z/tan(θr)

式(11)、(12)に式(5)、(6)のz,zを代入し、ホログラム媒体の傾斜角度αrが小さいこと及びフォーカス方向の位置ずれzは媒体姿勢検出部34a、34bからホログラム媒体2までのフォーカス方向の距離dに対して十分小さいことを考慮して、近似式(13)、(14)が得られる。
(数13)
Δr1 +Δr2 ≒4z/tan(θr)
=K・z
(数14)
Δr1 −Δr2 ≒4αr[d +{d+tan(θr)・Δr/2}/tan(θr)]
=L・αr

式(13)(14)より(Δr+Δr)がフォーカス方向の位置ずれの量zに比例し、(Δr1 −Δr2)が傾斜角度αrに比例することがわかる。式(13)、(14)における比例係数K,Lは、例えばレーザ光源LDa、LDbからホログラム媒体2に出射する角度θr、媒体姿勢検出部34a、34bからホログラム媒体2までのフォーカス方向の距離d、光ビームLBa、LBbがホログラム媒体2で反射する位置Ra、RbのずれΔrは設計時において既知であり、予め求めることができる。
図7は(Δr+Δr)及び(Δr1 −Δr2)について、近似式を用いずに計算した場合と、式(13)、(14)の近似式を用いて計算した場合を比較したものである。ここでは、レーザ光源LDa、LDbからホログラム媒体2に出射する角度θr=20°、媒体姿勢検出部34a、34bからホログラム媒体2までのフォーカス方向の距離d=15mm、光ビームLBa、LBbがホログラム媒体2で反射する位置Ra、Rbの距離Δr=5mmとして計算を行った。
図7(a)はホログラム媒体2の傾斜角度αrをパラメータとして変えた時のフォーカス方向のずれzと(Δr+Δr)の関係を計算した結果である。フォーカス方向の位置ずれzと(Δr+Δr)が比例しており、傾斜角度αrを0°、0.05°、0.1°と変えた場合にも、実線で示す近似式を使わない場合と、点線で示す近似式を使った場合はほとんど重なっており、式(13)の近似式で十分な精度で計算が可能であることがわかる。
図7(b)はフォーカス方向の位置ずれzをパラメータとして変えた時のホログラム媒体2の傾斜角度αrと(Δr−Δr)の関係を計算した結果である。ホログラム媒体2の傾斜角度αrと(Δr−Δr)が比例しており、フォーカス方向の位置ずれzを0μm、10μm、20μmと変えた場合にも、実線で示す近似式を使わない場合と、点線で示す近似式を使った場合はほとんど重なっており、式(14)の近似式で十分な精度で計算が可能であることがわかる。
以上説明したように、媒体姿勢検出部34に搭載された光位置検出素子PSDa,PSDbの出力を姿勢検出信号としてコントローラ10に出力し、コントローラ10において式(13)(14)に基づいてフォーカス方向の位置ずれの量zおよび傾斜角度αrを検出することが出来る。
なお、光ビームLBa、LBbがホログラム媒体2で反射する位置Ra、Rbの間の距離Δrはなるべく小さくし、ホログラムを記録又は再生するための信号光及び参照光が入射する位置と略同じ位置となるようにする。これにより、信号光及び参照光がホログラム媒体2に入射する位置のフォーカス方向の位置ずれの量zおよび傾斜角度αrを検出することが出来る。
図8(a)にホログラム記録再生装置1にホログラム媒体2が挿入されてから排出するまでの処理のフローチャートの一例を、図8(b)に記録処理のフローチャートの一例を、図8(c)に再生処理のフローチャートの一例を示す。
図8(a)において、ホログラム記録再生装置1にホログラム媒体2が装着されると、コントローラ10は装着された媒体が記録済か未記録であるかを判別する(S801)。次に媒体姿勢検出のための基準となるPSDの位置を取得する(S802)。この処理により、式(2)のr及びrに対応する位置情報を取得する。次に学習調整処理(S803)において、例えばホログラム媒体の感度に合わせた記録条件の学習や再生時において光検出器325に入射する再生光が所定の光量を満足するようにレーザ光源301から出射する参照光のパワーの調整などを行う。S804では外部制御装置40からホログラム記録再生装置1に記録あるいは再生を要求するコマンドが入出力制御部11を介して入力されているかを判断し、分岐処理を行う。記録あるいは再生を要求するコマンドが入力されている場合(Yes)にはS805で記録を要求するコマンドが入力されているかを判断し、分岐処理を行う。記録を要求するコマンドが入力されている場合(Yes)にはS806において記録処理を行い、再度記録あるいは再生を要求するコマンドが入力されているかを判断する処理S804に戻る。分岐処理S805において再生を要求するコマンドが入力されている場合(No)にはS807において再生処理を行い、再度記録あるいは再生を要求するコマンドが入力されているかを判断する処理S804に戻る。S804において記録あるいは再生を要求するコマンドが入力されていない場合(No)には、S808においてホログラム媒体2の排出を要求するコマンドが外部制御装置40から入力されていないかを判断し、分岐処理を行う。排出要求コマンドが入力されていない場合(No)には記録あるいは再生を要求するコマンドが入力されているかを判断する処理S804に戻る。排出要求コマンドが入力されている場合(Yes)には、S809においてホログラム媒体2をホログラム記録再生装置1から排出する処理を行い、処理を終了する。
図8(b)に示す記録処理のフローチャートにおいて、まず外部制御装置40から入出力制御部11を介して、記録するデータを受信する(S811)。次に、シーク処理(S812)ではアクセス制御回路12を介して半径方向移送駆動部15を制御し、媒体回転制御部6を介して媒体回転駆動部4を制御することによりホログラムを記録する位置にホログラム媒体2を移動させる。その後、キュア光学系33から出射する光ビームを用いて所定の領域をプリキュアし(S813)、記録再生光学系31から出射する参照光と信号光を用いてデータを記録する(S814)。データを記録した後は、キュア光学系33から出射する光ビームを用いてポストキュアを行い(S815)、処理を終了する。
図8(c)に示す再生処理のフローチャートにおいて、まずシーク処理(S821)で、アクセス制御回路12を介して半径方向移送駆動部15を制御し、媒体回転制御部6を介して媒体回転駆動部4を制御することにより再生するホログラムが記録されている位置にホログラム媒体2を移動させる。次に記録再生光学系31から参照光を出射し、ホログラム媒体2に記録された情報を読み出し(S822)、入出力制御部11を介して外部制御装置40に再生データを送信し(S823)、処理を終了する。
次にS812及びS821におけるシーク処理の例を図11のフローチャートを用いて説明する。シーク処理では、まず記録あるいは再生するホログラムの位置までの半径方向移動量Rm及び回転方向移動量θmを計算する(S901)。分岐処理S902において、半径方向移動量Rmが0ではない場合(Yes)にはアクセス制御部12を介して半径方向移送駆動部15を制御し、Rmだけホログラム媒体2を半径方向に移動させる(S903)。分岐処理S902で半径方向移動量Rmが0(No)の場合およびS903の半径方向移動処理後、分岐処理S904において、回転方向移動量θmが0ではない場合(Yes)には媒体回転制御部6を介して媒体回転駆動部4を制御し、θmだけホログラム媒体2を回転方向に移動させる(S905)。S904の分岐処理で回転方向移動量θmが0(No)の場合およびS905の回転方向移動処理後、分岐処理S906において基準PSD位置取得処理(S802)が行われているかを判断し、行われていない場合(No)にはシーク処理を終了する。分岐処理S906において基準PSD位置取得処理が行われている場合(Yes)には媒体傾斜角度・フォーカス位置補正処理を行う(S907)。次に、分岐処理S908において再生処理におけるシーク処理であるかを判断し、再生処理におけるシーク処理の場合(Yes)には記録されているホログラムからアドレス情報を取得し(S909)、シーク処理を終了する。分岐処理S908において記録処理におけるシーク処理の場合(No)には、シーク処理を終了する。
次に図8(a)における基準PSD位置取得処理S802のフローチャートの例を図10に示す。
図10において、まず所定の基準位置にシークを行う(S1001)。基準位置としては、例えば新品のホログラム媒体に最初のホログラムを記録するページの位置でもよく、データが記録された媒体上の位置等の媒体管理情報が記録された位置でもよい。要は予め決められた位置であればよく、ディスク状のホログラム媒体2の反り等による媒体傾きやフォーカス方向の高さ位置のずれの影響が少ない内周半径位置が望ましい。次に半径方向チルト制御部16及びフォーカス制御部17を介して、半径方向チルト駆動部13、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の半径方向の媒体傾き及びフォーカス方向の高さを所定の初期位置に設定する。S1003では図8aで示した媒体挿入時のS801の処理に基づいて分岐処理を行い、ホログラム媒体2が未記録の場合(Yes)にはS1005において媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報として式(2)のr及びrを取得し、メモリ20に記憶して処理を終了する。分岐処理S1003でホログラム媒体2が記録済みの場合(No)、再生信号の最適化のため、例えば光検出器325で受光する光量が最大になるように半径方向チルト駆動部13、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2のフォーカス方向の高さ及び半径方向の媒体傾きを調整する(S1004)。フォーカス方向の高さ及び半径方向の媒体傾きを調整した後、S1005で媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報として式(2)のr及びrを取得し、メモリ20に記憶して処理を終了する。以上の処理により、ホログラム媒体2が未記録の場合には所定の初期位置における媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報r、rを取得し、記録済みの場合には再生信号が最適な状態における媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報r、rを取得し、メモリ20に記憶する。
図9のシーク処理における媒体傾斜角度・フォーカス位置補正処理S907について、図11を用いて説明する。図11において、まず媒体姿勢検出部34の出力からPSD位置情報r’、r’を取得する(S1101)。次に、基準PSD位置取得処理でメモリ20に記憶した基準PSD位置情報r、rとの差分Δr、Δrを求める(S1102)。S1103では式(13)(14)に基づいて媒体傾斜角度αr及びフォーカス高さzを検出する。コントローラ10では半径方向チルト制御部16及びフォーカス制御部17を介して、検出した媒体傾斜角度αr及びフォーカス高さzを打ち消す方向に半径方向チルト駆動部13、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度及びフォーカス高さを設定し(S1104)、処理を終了する。
以上の実施例では、図12(a)に示すように媒体姿勢検出部34を半径方向の異なる位置に配置した34a,34bの一対で構成することで、半径方向の媒体傾きの角度及びフォーカス方向の高さを検出することが可能である。
同様にして図12(b)に示すように媒体姿勢検出部34を半径方向と直交する方向(接線方向)の異なる位置に配置した34c,34dの一対で構成することで、接線方向の媒体傾きの角度及びフォーカス方向の高さを検出することが可能である。
図13に図12(b)に対応したホログラム記録再生装置の構成例のブロック図を示す。図1のブロック図と同じ部位については同じ番号を付し、説明を省略する。図13において、図1の半径方向の異なる位置に配置した媒体姿勢検出部34a,34bに対して、図12(b)に示すように媒体姿勢検出部34を接線方向の異なる位置に配置した34c,34dの一対で構成するようにしている(記載の都合上、図1と同じ配置の図としている)。また、図1の半径方向チルト駆動部13及び半径方向チルト制御部16に対して、接線方向チルト駆動部18及び接線方向チルト制御部19を設けている。
接線方向の異なる位置に配置された34c,34dの一対で構成された媒体姿勢検出部からホログラム媒体2の接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出するための姿勢検出信号をコントローラ10に出力する。コントローラ10では姿勢検出信号に基づいてホログラム媒体2の接線方向の傾斜角度及びフォーカス位置を検出し、接線方向チルト制御部19に接線方向チルト制御指令信号を、フォーカス制御部17にフォーカス制御指令信号を出力する。接線方向チルト制御部19では接線方向チルト制御指令信号に基づいて接線方向チルト駆動部18を制御することによりホログラム媒体2の接線方向の傾斜角度を変更することが出来る。また、フォーカス制御部17ではフォーカス制御指令信号に基づいてフォーカス駆動部14を制御することによりホログラム媒体2のフォーカス方向の位置を変更することが出来る。
図13のホログラム記録再生装置に対応した基準PSD位置取得処理S802のフローチャートの一例を図14に示す。図14において、まず所定の基準位置にシークを行う(S1401)。基準位置としては、図10の基準位置シーク処理(S1001)と同様の位置とする。次に接線方向チルト制御部19及びフォーカス制御部17を介して、接線方向チルト駆動部18、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の接線方向の媒体傾斜角度及びフォーカス方向の高さを所定の初期位置に設定する。S1403では図8aで示した媒体挿入時のS801の処理に基づいて分岐処理を行い、ホログラム媒体2が未記録の場合(Yes)にはS1405において媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報として式(15)のt及びtを取得し、メモリ20に記憶して処理を終了する。

(数15)
=t=2・d/tan(θt)

ここで、dは媒体姿勢検出部34c、34dからホログラム媒体2までのフォーカス方向の距離、θtは媒体姿勢検出部34c、34dのレーザ光源からホログラム媒体2に出射する角度を示している。
分岐処理S1403でホログラム媒体2が記録済みの場合(No)、再生信号の最適化のため、例えば光検出器325で受光する光量が最大になるように接線方向チルト駆動部18、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを調整する(S1404)。接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを調整した後、S1405で媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報として式(15)のt及びtを取得し、メモリ20に記憶して処理を終了する。以上の処理により、ホログラム媒体2が未記録の場合には所定の初期位置における媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報t、tを取得し、記録済みの場合には再生信号が最適な状態における媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報t、tを取得し、メモリ20に記憶する。
図13のホログラム記録再生装置に対応したシーク処理における媒体傾斜角度・フォーカス位置補正処理S907について、図15を用いて説明する。図15において、まず媒体姿勢検出部34の出力からPSD位置情報t’、t’を取得する(S1501)。次に、基準PSD位置取得処理でメモリ20に記憶した基準PSD位置情報t、tとの差分Δt、Δtを求める(S1502)。S1503では式(16)(17)に基づいて媒体傾斜角度αt及びフォーカス高さzを検出する。
(数16)
Δt1 +Δt2 ≒4z/tan(θt)
=P・z
(数17)
Δt1 −Δt2 ≒4αt[d +{d+tan(θt)・Δt/2}/tan(θt)]
=N・αt

式(16)、(17)における比例係数P,Nは、例えば媒体姿勢検出部34c、34dのレーザ光源からホログラム媒体2に出射する角度θt、媒体姿勢検出部34c、34dからホログラム媒体2までのフォーカス方向の距離d、媒体姿勢検出部34c、34dのレーザ光源から出射した光ビームがホログラム媒体2で反射する位置のずれΔtは設計時において既知であり、予め求めることができる。
コントローラ10では接線方向チルト制御部19及びフォーカス制御部17を介して、検出した媒体傾斜角度αt及びフォーカス高さzを打ち消す方向に接線方向チルト駆動部18、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の接線方向の傾斜角度及びフォーカス高さを設定し(S1504)、処理を終了する。
以上の実施例では、図12(b)に示すように媒体姿勢検出部34を接線方向の異なる位置に配置した34c,34dの一対で構成することで、ホログラム媒体2の接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを検出することが可能である。
図12(c)は媒体姿勢検出部34を半径方向に対して斜めに配置した34e、34fの一対で構成することで、ホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度と接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを検出するものである。図12(a),図12(b)では、少なくとも1次元方向の位置が検出可能な素子を媒体姿勢検出部34の光位置検出素子として用いることでフォーカス方向の高さと半径方向又は接線方向の一方向の傾きを検出するようにしている。これに対して、図12(c)では2次元方向の位置が検出可能な素子を媒体姿勢検出部34の光位置検出素子として用い、フォーカス方向の高さと半径方向及び接線方向の傾きを検出するようにしている。
図16に図12(c)に対応したホログラム記録再生装置の構成例のブロック図を示す。図1のブロック図と同じ部位については同じ番号を付し、説明を省略する。図16において、図1の半径方向の異なる位置に配置した媒体姿勢検出部34a,34bに対して、図12(c)に示すように媒体姿勢検出部34を半径方向に斜めに配置した34e,34fの一対で構成するようにしている(記載の都合上、図1と同じ配置の図としている)。また、図1の半径方向チルト駆動部13及び半径方向チルト制御部16に加えて接線方向チルト駆動部18及び接線方向チルト制御部19を設けている。
半径方向に斜めに配置した34e,34fの一対で構成された媒体姿勢検出部からホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度、接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出するための姿勢検出信号をコントローラ10に出力する。コントローラ10では姿勢検出信号に基づいてホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度、接線方向の傾斜角度及びフォーカス位置を検出し、半径方向チルト制御部16に半径方向チルト制御指令信号を、接線方向チルト制御部19に接線方向チルト制御指令信号を、フォーカス制御部17にフォーカス制御指令信号を出力する。半径方向チルト制御部16では半径方向チルト制御指令信号に基づいて半径方向チルト駆動部13を制御することによりホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度を変更することが出来る。接線方向チルト制御部19では接線方向チルト制御指令信号に基づいて接線方向チルト駆動部18を制御することによりホログラム媒体2の接線方向の傾斜角度を変更することが出来る。また、フォーカス制御部17ではフォーカス制御指令信号に基づいてフォーカス駆動部14を制御することによりホログラム媒体2のフォーカス方向の位置を変更することが出来る。
図16のホログラム記録再生装置に対応した基準PSD位置取得処理S802のフローチャートの一例を図17に示す。図17において、まず所定の基準位置にシークを行う(S1701)。基準位置としては、図10の基準位置シーク処理(S1001)と同様の位置とする。次に半径方向チルト制御部16、接線方向チルト制御部19及びフォーカス制御部17を介して、半径方向チルト駆動部13、接線方向チルト駆動部18、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の半径方向の媒体傾斜角度、接線方向の媒体傾斜角度及びフォーカス方向の高さを所定の初期位置に設定する。S1703では図8aで示した媒体挿入時のS801の処理に基づいて分岐処理を行い、ホログラム媒体2が未記録の場合(Yes)にはS1705において媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報として式(2)のr及びr及び式(15)のt及びtを取得し、メモリ20に記憶して処理を終了する。分岐処理S1703でホログラム媒体2が記録済みの場合(No)、再生信号の最適化のため、例えば光検出器325で受光する光量が最大になるように半径方向チルト駆動部13、接線方向チルト駆動部18、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度、接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを調整する(S1704)。半径方向の傾斜角度、接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを調整した後、S1705で媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報として式(2)のr、r及び式(15)のt、tを取得し、メモリ20に記憶して処理を終了する。以上の処理により、ホログラム媒体2が未記録の場合には所定の初期位置における媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報r、r、t、tを取得し、記録済みの場合には再生信号が最適な状態における媒体姿勢検出部34の出力から基準PSD位置情報r、r、t、tを取得し、メモリ20に記憶する。
図16のホログラム記録再生装置に対応したシーク処理における媒体傾斜角度・フォーカス位置補正処理S907について、図18を用いて説明する。図18において、まず媒体姿勢検出部34の出力からPSD位置情報r’、r’、t’、t’を取得する(S1801)。次に、基準PSD位置取得処理でメモリ20に記憶した基準PSD位置情報r、r、t、tとの差分Δr、Δr、Δt、Δtを求める(S1802)。S1803では式(13)(14)(17)に基づいて半径方向傾斜角度αr、接線方向傾斜角度αt及びフォーカス高さzを検出する。コントローラ10では半径方向チルト制御部16、接線方向チルト制御部19及びフォーカス制御部17を介して、検出した半径方向傾斜角度αr、接線方向傾斜角度αt及びフォーカス高さzを打ち消す方向に半径方向チルト駆動部13、接線方向チルト駆動部18、フォーカス駆動部14を制御し、ホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度、接線方向の傾斜角度及びフォーカス高さを設定し(S1804)、処理を終了する。
図16の実施例では、図12(c)に示すように媒体姿勢検出部34を半径方向に斜めの異なる位置に配置した34e,34fの一対で構成することで、ホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度、接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを検出することが可能である。ホログラム媒体2の半径方向の傾斜角度、接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを検出する方法としては、1次元方向の位置が検出可能な光位置検出素子を用い、図12(d)に示すように媒体姿勢検出部34を半径方向及び接線方向に位置が異なる2対で構成するようにしてもよい。
以上の実施例では媒体回転駆動部4及び回転角度検出部5を半径方向チルト駆動部13及び/又は接線方向チルト駆動部19、フォーカス駆動部14に搭載することでホログラム媒体2のピックアップ3に対する相対的な半径方向傾斜角度及び/又は接線方向傾斜角度、フォーカス高さを変えられるようにしている。これに対して、図17に示すようにピックアップ3を半径方向チルト駆動部13及び/又は接線方向チルト駆動部19、フォーカス駆動部14に搭載することでホログラム媒体2に対するピックアップ3の相対的な半径方向傾斜角度及び/又は接線方向傾斜角度、フォーカス高さを変えられるようにしてもよい。
図19において、図1のブロック図と同じ部位については同じ番号を付し、説明を省略する。半径方向の異なる位置に配置された34a,34bの一対で構成された媒体姿勢検出部からピックアップ3のホログラム媒体2に対する相対的な半径方向の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出するための姿勢検出信号をコントローラ10に出力する。コントローラ10では姿勢検出信号に基づいてピックアップ3のホログラム媒体2に対する相対的な半径方向の傾斜角度及びフォーカス位置を検出し、半径方向チルト制御部16に半径方向チルト制御指令信号を、フォーカス制御部17にフォーカス制御指令信号を出力する。半径方向チルト制御部16では半径方向チルト制御指令信号に基づいて半径方向チルト駆動部13を制御することによりピックアップ3の半径方向の傾斜角度を変更することが出来る。また、フォーカス制御部17ではフォーカス制御指令信号に基づいてフォーカス駆動部14を制御することによりピックアップ3のフォーカス方向の位置を変更することが出来る。
図19のホログラム記録再生装置に対応した基準PSD位置取得処理及びシーク処理は、図10のフローチャート及び図11のフローチャートと同様の処理により半径方向チルト駆動部13、フォーカス駆動部14を制御し、ピックアップ3のホログラム媒体2に対する相対的な半径方向の傾斜角度及びフォーカス方向の高さを設定することで達成することができる。
以上の実施例で説明したように、本発明ではレーザ光源と光位置検出素子を一組とする媒体姿勢検出部を半径方向又は接線方向に離れた位置に少なくとも一対備えることで、ホログラム媒体の傾斜角度と共にフォーカス方向の位置を正しく検出し、ホログラム媒体の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を補正することが可能となる。
なお、以上の実施例においてフォーカス駆動部14の上に半径方向チルト駆動部13及び/又は接線方向チルト駆動部18を配置する構成としているが、これに限定されることはなく、回転駆動部4を半径方向及び/又は接線方向に傾けるとともにフォーカス方向の位置が変えられる構成であればよい。
また、以上の説明において、ホログラム媒体は円盤状としているが、これに限ることなく四角い板状の媒体でもよく、レーザ光源と光位置検出素子を一組とする媒体姿勢検出部を傾斜を補正する方向に離れた位置に少なくとも一対備えることで、ホログラム媒体の傾斜角度と共にフォーカス方向の位置を正しく検出し、ホログラム媒体の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を補正することが可能となる。
さらに、上記の実施例ではホログラムを記録及び再生が可能なホログラム記録再生装置について説明したが、これに限ることはなく予め記録されたホログラム媒体を再生する機能のみを有するホログラム再生装置、或いは未記録のホログラム媒体に記録のみを行うホログラム記録装置についても同様に本発明を適用することが出来る。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1・・・ホログラム記録再生装置、2・・・ホログラム媒体、3・・・ピックアップ、30・・・光源駆動回路、
31・・・記録再生光学系、32・・・再生用参照光光学系、33・・・キュア光学系、
34・・・媒体姿勢検出部、4・・・媒体回転駆動部、5・・・回転角度検出部、6・・・媒体回転制御部、10・・・コントローラ、11…入出力制御部、12・・・アクセス制御部、
13・・・半径方向チルト駆動部、14・・・フォーカス駆動部、15・・・半径方向移送駆動部、
16・・・半径方向チルト制御部、17…フォーカス制御部、18・・・接線方向チルト駆動部、
19・・・接線方向チルト制御部、20・・・メモリ、40・・・外部制御装置

Claims (6)

  1. 信号光と参照光をホログラム記録媒体に照射して情報の記録または再生を行うホログラム記録及び/又は再生装置であって、
    ホログラム記録媒体に光ビームを出射する光源とホログラム記録媒体を反射した光ビームを受光する光位置検出部を一組とする少なくとも一対の部位で構成される媒体姿勢検出部を備え、
    前記媒体姿勢検出部を半径方向及び/又は半径方向に直行する接線方向の異なる位置に配置するようにしたことを特徴とするホログラム記録及び/又は再生装置。
  2. 請求項1に記載のホログラム記録及び/又は再生装置であって、
    前記ホログラム記録媒体を回転させる回転駆動部と、
    前記回転駆動部を半径方向及び/または半径方向に直行する接線方向の傾斜角度を変えるチルト駆動部と、前記回転駆動部をフォーカス方向に移動させるフォーカス駆動部とを備え、
    前記媒体姿勢検出部の出力に基づいて前記ホログラム媒体の半径方向及び/又は半径方向に直行する接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出し、補正するための信号を出力するコントローラ部を設けたことを特徴とするホログラム記録及び/又は再生装置。
  3. 請求項1に記載のホログラム記録及び/又は再生装置であって、
    基準位置における前記一対の部位で構成される媒体姿勢検出部の前記光位置検出部の出力から得られる第一及び第二の位置検出結果r、rと、ホログラムを記録又は再生する位置における前記光位置検出部の出力から得られる第三及び第四の位置検出結果r‘、r’との差分をΔr=r‘−r、Δr2=r’−r、とし、Δr―Δrより前記ホログラム媒体の半径方向及び/又は半径方向に直行する接線方向の傾斜角度を検出し、Δr+Δrより前記ホログラム記録媒体のフォーカス方向の位置を検出するようにしたことを特徴とするホログラム記録及び/又は再生装置
  4. 請求項1に記載のホログラム記録及び/又は再生装置であって、
    前記ホログラム記録媒体に信号光と参照光を照射するピックアップと、
    前記ピックアップを半径方向及び/または半径方向に直行する接線方向の傾斜角度を変えるチルト駆動部と、前記ピックアップをフォーカス方向に移動させるフォーカス駆動部とを備え、
    前記媒体姿勢検出部の出力に基づいて前記ピックアップの半径方向及び/又は半径方向に直行する接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出し、補正するための信号を出力するコントローラ部を設けたことを特徴とするホログラム記録及び/又は再生装置。
  5. 信号光と参照光をホログラム記録媒体に照射して情報の記録または再生を行うホログラム記録及び/又は再生装置であって、
    ホログラム記録媒体に光ビームを出射する光源と、ホログラム記録媒体を反射した光ビームを受光して2次元の位置を検出する光位置検出部を一組とする一対の部位で構成される媒体姿勢検出部を備え、
    前記媒体姿勢検出部を半径方向に斜めの方向の異なる位置に配置するようにしたことを特徴とするホログラム記録及び/又は再生装置。
  6. 請求項5に記載のホログラム記録再生及び/又は装置であって、
    前記ホログラム記録媒体を回転させる回転駆動部と、
    前記回転駆動部を半径方向及び半径方向に直行する接線方向の傾斜角度を変えるチルト駆動部と、前記回転駆動部をフォーカス方向に移動させるフォーカス駆動部と、
    前記媒体姿勢検出部に基づいて前記ホログラム記録媒体の半径方向及び半径方向に直行する接線方向の傾斜角度及びフォーカス方向の位置を検出し、補正するための信号を出力するコントローラ部を設けたことを特徴とするホログラム記録及び/又は再生装置。
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