JP2014108158A - 頭皮ケア装置 - Google Patents

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健志 齋藤
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直樹 山崎
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Abstract

【課題】可動施術部が毛髪に阻害されるのを抑えて、頭皮に到達させて頭皮を洗浄することができる。頭皮ケア装置を提供する。
【解決手段】駆動部により所定の駆動方向に駆動されて頭皮上を摺動する可動施術部67を有する。前記可動施術部67は、駆動方向である左右方向において前記可動施術部67の駆動距離以上の離間されるように離間距離L1(間隔)を有して複数設けられる。
【選択図】図14

Description

本発明は、施術子を頭皮に接触させて洗浄する頭皮ケア装置に関するものである。
従来、この種の頭皮ケア装置は、可動施術部(毛髪用ブラシ)を往復駆動部により往復動させて、前記毛髪用ブラシを頭皮上で摺動させることで頭皮や毛髪を洗浄するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−116026号公報
ところで、上記のような頭皮ケア装置では、可動施術部を頭皮に接触させて頭皮上を滑らせると、可動施術部に毛髪が引っ掛かったり、毛髪とかき分けることができずに可動施術部が毛髪上を滑ってしまい可動施術部が頭皮に到達できなかったりする虞がある。このため、頭皮を効率よく洗浄することができない虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、可動施術部が毛髪に阻害されるのを抑えて、頭皮に到達させて頭皮を洗浄することができる頭皮ケア装置を提供することにある。
前記従来の課題を解決するために、本発明の頭皮ケア装置は、駆動部により所定の駆動方向に駆動されて頭皮上を摺動する可動施術部を有し、前記可動施術部は、前記駆動方向に前記可動施術部の駆動距離以上の間隔を有して複数設けられるとしたものである。
これにより、可動施術部の間隔が十分に確保されて、可動施術部間に毛髪を導入することができ、可動施術部が毛髪に阻害されることを抑えて可動施術部を頭皮に到達し易くできる。このため、可動施術部により、より確実に頭皮を洗浄することができる。
本発明の頭皮ケア装置は、可動施術部が毛髪に阻害されるのを抑えて、頭皮に到達させて頭皮を洗浄することができる。
頭皮ケア装置の斜視図である。 頭皮ケア装置の正面図である。 頭皮ケア装置の平面図である。 頭皮ケア装置の4−4断面図である。 頭皮ケア装置の5−5断面図である。 駆動部の斜視図である。 駆動部の側面図である。 駆動部の8−8断面図である。 第1及び第2駆動子とバランス調整物を示す分解斜視図である。 駆動部の規制板とハウジングの固定部との固定方法について説明するための頭皮ケア装置の斜視図である。 施術ヘッド部を取り外した状態の頭皮ケア装置の斜視図である。 可動ヘッドの斜視図である。 可動ヘッドの側面図である。 可動ヘッドの平面図である。 図14とは反対側から見た可動ヘッドの平面図である。 固定ヘッドの斜視図である。 固定ヘッドの平面図である。 固定ヘッドの18−18断面図である。 施術子が頭皮に与える作用について説明するための説明図であり、(a)は施術子が頭皮を摺動する際の作用を説明するための説明図であり、(b)は施術子を強く押し付けた場合の施術子の作用を説明するための説明図であり、(c)は施術子を強く押し付けた場合において圧力抑制部による接触圧力の抑制作用を説明するための説明図である。 別例における固定ヘッドの斜視図である。
第1の発明は、駆動部により所定の駆動方向に駆動されて頭皮上を摺動する可動施術部を有し、前記可動施術部は、前記駆動方向に前記可動施術部の駆動距離以上の間隔を有して複数設けられるとしたものである。
これにより、可動施術部の間隔が十分に確保されて、可動施術部間に毛髪を導入することができ、可動施術部が毛髪に阻害されることを抑えて可動施術部を頭皮に到達し易くできる。このため、可動施術部により、より確実に頭皮を洗浄することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の頭皮ケア装置の複数の前記可動施術部は、前記駆動方向と交差する方向に延出して頭皮と接触可能な施術子を備え、前記施術子は先端が先細形状となるように構成されるとしたものである。
これにより、先細形状の施術子により毛髪を掻き分けることができ、頭皮に可動施術部(施術子)をより効率的に到達させることができるため、頭皮を洗浄する効率を高めることができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の頭皮ケア装置の複数の前記可動施術部は、前記駆動方向と交差する方向に延出して頭皮と接触可能な施術子を備え、施術子を駆動方向に可動施術部の駆動距離未満の間隔を有して複数配置して構成されるとしたものである。
これにより、可動施術部に複数の施術子を備えることで、可動施術部に例えば1つの施術子しか備えない構成と比較して頭皮に接触して洗浄を行う面積を広げることとなり、頭皮の洗浄効果をより高めることができる。
第4の発明は、特に、第2又は第3の発明の頭皮ケア装置の前記施術子を、前記可動施術部に、前記駆動方向と直交する方向に複数備えたとしたものである。
これにより、可動施術部の駆動方向と直交する方向にも複数の施術子を備えることで、施術子と頭皮との接触面積をより大きくすることができるため、可動施術部が洗浄を行う頭皮の面積を広げて、頭皮を洗浄する効率をより高めることができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の頭皮ケア装置を、可動施術部を有する施術ブロックを複数備え、前記複数の施術ブロックは、前記駆動部により駆動される第1施術ブロックと、前記駆動部により該第1施術ブロックとは逆方向に駆動される第2施術ブロックとを備えるとしたものである。
これにより、第1施術ブロックと、第2施術ブロックとが互いに逆方向に駆動されるため、第1施術ブロックと第2施術ブロックとの境界部分において、頭皮上を摺動する速度が第1施術ブロック単体の速度又は第2施術ブロック単体の速度と比較して相対的に速くなる。このため、頭皮を摺動する速度が速くなり、頭皮の擦り洗浄効果をより高めることができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の頭皮ケア装置を、前記可動施術部の周囲に前記可動施術部よりも剛性が高い突起を複数備えるとしたものである。
これにより、可動施術部を頭皮上で滑らせる際に、可動施術部の周囲の前記突起が先に頭髪と当接してこの突起により毛髪の配列を整えることができ、その結果可動施術部が頭皮に到達しやすくなることとなり、より頭皮を洗浄する効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、装置本体の長手方向並びに可動施術部の駆動方向を左右方向X、施術ヘッド部を装置本体に取り付ける方向並びに可動施術部を頭皮に接触させる際の接触方向を上下方向Y、各方向X,Yと直交する方向を前後方向Zとして説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に示すように、頭皮ケア装置20は、一方向(左右方向X)に長い装置本体21と、この装置本体21の一端寄りに設けられる施術ヘッド部61とを備える。
図5に示すように装置本体21は、複数の部材を組み付けてなる中空の本体ハウジング22を備え、その外表面に外部に露出されて使用者が操作可能な操作スイッチ23が設けられる。なお、本実施の形態の本体ハウジング22は、外部に一部でも露出される部材を複数組み付けた構成とする。
操作スイッチ23は、本体ハウジング22内部に収容されるスイッチ回路23aと電気的に接続される。
図5及び図6に示すように、前記本体ハウジング22はその内部に、駆動部31を備える。この駆動部31は、駆動源としてのモータ32と、このモータ32の回転駆動力を往復運動に変換する変換機構33と、この変換機構33により往復運動する第1及び第2駆動子40a,40bとを備える。
図4〜図6に示すように、モータ32は、前記本体ハウジング22内に収容される二次電池RBからの電力供給により駆動される。
この二次電池RBは、前記操作スイッチ23と電気的に接続されるスイッチ回路23aがオン状態とされると、このスイッチ回路23aから出力される駆動信号に基づいて前記モータ32を通電(駆動)させるようになっている。このため、スイッチ回路23aがオフ状態の場合には前記モータ32が非通電状態(非駆動状態)となる。
図6〜図8に示すように、モータ32は、支持台36に垂下された状態で取り付けられる。支持台36は、底壁部36aと、底壁部36aの左右端から一体に起立した固定側壁部36bとを備える。固定側壁部36bには、ねじ孔36c(図5参照)が形成される。このねじ孔36cにねじS1を螺合することで、第1および第2駆動子40a,40bとともに、支持台36が装置本体21の本体ハウジング22に固定される。
図5及び図8に示すように、変換機構33は、モータ32の回転軸32aと一体回転可能に取り付けられる基台33aと、この基台33aに前記回転軸32aから偏心して設けられる第1偏心軸33bとを備える。
前記第1偏心軸33bは、第1偏心軸33bと第1駆動子40aとを連結する第1連結アーム33cと、第1偏心軸33bの前記基台33aとは軸方向反対側の端部に第1偏心軸33bに取付けられる基台33dとを備えている。
さらに、基台33dにモータ32の回転軸32aから偏心して設けられた第2偏心軸33eと、この第2偏心軸33eに取付けられて第2偏心軸33eと第2駆動子40bとを連結する第2連結アーム33fとを備えている。本実施の形態では、第1偏心軸33bと第2偏心軸33eとが、基台33dに、モータ32の回転軸32a回りに180°の位相差で設けられている。
このため、変換機構33は、モータ32の回転運動を第1駆動子40aおよび第2駆動子40bの逆位相の往復運動に変換させている。なお、前述の変換機構33は、特開2012ー16491号公報の変換機構と略同一の機構である。
図8及び図9に示すように、第1及び第2駆動子40a,40bは、施術ヘッド部61の可動ヘッド65が着脱可能に設けられる施術部装着部41,42をそれぞれ備える。
また、第1及び第2駆動子40a,40bは、図9に示すように、各駆動子40a,40bの左右方向両端に配置される固定ブロック43,44と、各固定ブロック43,44の間に配置され施術部装着部41,42を支持する支持フレーム45,46と、を弾性変形可能な一対の弾性脚部47,48で連結することにより形成される。
図9に示すように固定ブロック43,44には、それぞれねじ孔43a,44aが設けられるとともに、固定ブロック43,44同士を係合させる係合部43b,44bが設けられる。
一方の固定ブロック44を他方の固定ブロック43の上方に載置して一方の係合部44bを他方の係合部43bに係合させると、前記ねじ孔43aとねじ孔44aとが重なるような(連通)状態となる。この状態で、前記ねじ孔43a,44aに前記ねじS1(図5参照)を挿通することで、第1及び第2駆動子40a,40bが支持台36(図5参照)を介して本体ハウジング22に固定される。
図9に示すように支持フレーム45,46は、略矩形板状をなすように構成される。支持フレーム45,46は、その上部に施術部装着部41,42がそれぞれ突設されている。
なお、支持フレーム45,46の内の一方の支持フレーム45の幅方向(左右方向X)両端からは、支持フレーム45の面方向と直交する方向に延出する側壁部45aが設けられる。そして側壁部45aは、その先端から前記支持フレーム45の面方向と平行な方向で幅方向外側(左右方向X)に延出する延出壁部45bを備えている。
図9に示すように、弾性脚部47は、前記固定ブロック43の内側上端部と連接される外側壁部47aと、延出壁部45bの外側端部に連結される内側壁部47bと、前記外側壁部47a及び内側壁部47bを連接する連接部47cとを備える。
外側壁部47aと内側壁部47bは前記支持フレーム45の面方向と略直交する方向(上下方向Y)に延出し、外側壁部47a及び内側壁部47bの延出方向が略平行となるように形成される。連接部47cは、略U字状に湾曲されて前記外側壁部47a及び内側壁部47bを連接する。
図9に示すように、弾性脚部48は、前記固定ブロック44の内側上端部と連結される外側壁部48aと、支持フレーム46の外側端部に連結される内側壁部48bと、前記外側壁部48a及び内側壁部48bを連接する連接部48cとを備える。
外側壁部48aと内側壁部48bは前記支持フレーム46の面方向と略直交する方向(上下方向Y)に延出し、外側壁部48a及び内側壁部48bの延出方向が略平行となるように形成される。連接部48cは、略U字状に湾曲されて前記外側壁部48a及び内側壁部48bを連接する。
図9に示すように、本実施の形態の弾性脚部47,48は、前記固定ブロック43,44側の外側壁部47a,48aの厚さが、前記内側壁部47b,48bの厚さよりも薄くなるように構成される。
このため、弾性脚部47,48は、支持フレーム45,46を幅方向(左右方向X)に揺動させさせやすくできる。また、内側壁部47b,48bの厚さが前記外側壁部47a,48aよりも厚いことで、前記施術ヘッド部61側から受ける力による第1及び第2駆動子40a,40bの変形を抑えることができる。
図9に示すように、第1及び第2駆動子40a,40bは、前記駆動方向と直交方向(前後方向Z)に延びる一対のアーム部49,50をそれぞれ備える。
具体的には、第1駆動子40aのアーム部49は、支持フレーム45の延出壁部45bから対向する第2駆動子40b側に向けて2本(一対)のアーム部材が延出する構成とされる。第2駆動子40bのアーム部50は、支持フレーム46から対向する第1駆動子40a側に向けて2本(一対)のアーム部材が延出する構成とされる。
ここで、アーム部49と、アーム部50とは、上下方向Yの位置が異なっている。すなわち、本実施形態では、アーム部49とアーム部50とを上下方向Yの高さが異なるように前後方向Zに沿って延設させている。このように、アーム部49とアーム部50との上下方向Yの高さが異なるように配置することで、第1および第2駆動子40a,40bの小型化を図っている。
図9に示すようにアーム部49,50は、その先端同士が連結部49a,50aにより連結される。この連結部49a,50aには前記アーム部49,50が延出する方向に突出する規制突起49b,50bが設けられている。
この規制突起49b,50bは、前記アーム部49,50と対向する規制板51,52に形成される規制孔部51a,52aに挿通される。規制孔部51a,52aは、前記駆動方向(左右方向X)に沿った長孔形状をなしている。
そして、規制板51,52は、図10に示すように装置本体21のハウジング22に形成される固定部22aにより固定される。
より具体的には、固定部22aは、スリット22bを有し、このスリット22bに前記規制板51,52から幅方向(左右方向X)に延出する突起51b,52bが嵌入されて前後方向Zへの移動が規制される。本実施の形態では規制突起49b,50bと規制板51,52はポリアセタール樹脂にて成形しており、特に規制板51,52は摺動グレードを使用している。
図9に示すように、第1駆動子40a及び第2駆動子40bにはそれぞれが並設する方向である前後方向Zでの回転モーメントを抑制し、振動を低減するためのバランス調整物53、54が、前記連結部49a,50aにねじS2,S3を用いて固定されている。
図11に示すように一対の施術部装着部41,42の間には、駆動方向(左右方向X)と平行に2本のガイドレール55が設けられる。ガイドレール55は強度、腐食性を考慮してステンレス鋼にて形成している。
図1〜図5に示すように、施術ヘッド部61は、180°位相がずれて往復動される2つの可動ヘッド65と、固定ヘッド70とを備える。
図12〜図15に示すように可動ヘッド65は、基台66と、この基台66のそれぞれに複数設けられる可動施術部67とを備える。基台66は、その下面66aに施術部装着部41の嵌合ピン41a,42aと嵌合する嵌合孔部66bと、前記ガイドレール55に対して可動ヘッド65を装着するための装着凹部66cとを備えている。
装着凹部66cは、可動ヘッド65が前記ガイドレール55の長手方向を軸に回転することを防止するために駆動子40a,40bが並設される方向(前後方向Z)においてガイドレール55を挟むように形成される。このとき、基台66は、図4に示すようにその下面66aと前記ガイドレール55と上下方向Yにおいて隙間を有して配設されている。
図14に示すように、基台66は、前記下面66aとは反対側の上面66dには可動施術部67の施術子67eを基台66に対して固定するための植毛穴66eが設けられる。
図12〜図15に示すように可動施術部67は、1つの基台66に対して4つの第1〜第4可動施術部67a〜67dを備えて構成される。第1〜第4可動施術部67a〜67dは、それぞれ複数の施術子67eを有する。
本実施の形態の第1〜第4可動施術部67a〜67dは、それぞれ駆動方向(左右方向X)において2列、駆動方向(左右方向X)及び上下方向Yと直交(交差)する方向である前後方向Zにおいて4列、即ち計8個の施術子67eをそれぞれ備える。
このため、施術子67eは、1つの基台66に対して計32個設けられることとなる。また、或る可動施術部67a〜67dの施術子67eと、この施術部67a〜67dの施術子67eと隣接する他の可動施術部67a〜67dの施術子67eとの前記駆動方向における離間距離L1が、各可動施術部67a〜67dの駆動距離(=第1及び第2駆動子40a,40bの駆動距離)よりも広い距離を有するように構成される。
より具体的には、各可動施術部67a〜67dの駆動距離は約2.5mmであり、前記離間距離L1は約5.5mmである。
図14に示すように可動施術部67a〜67dの施術子67eは、ポリアミド系繊維の細線(直径約0.18mm)を約80本束ねて構成されている。
具体的には、図14に示すように基台66の上面66dに設けられた前記植毛穴66eに前記細線を40本束ねた状態でその長手方向中間部を折り曲げるようにして前記植毛穴66eに挿入されて80本の線束となる。そして、前記折り曲げ部に金属製の平板(図示略)を圧入することで前記施術子67eが前記基台66に固定される。
このとき、前記施術子67eは、その長手方向が基台66の上面66dの面方向と略直交する方向となるように固定される。
図13に示すように、第1及び第4可動施術部67a,67dは、基台66の長手方向(左右方向X)において外側に位置する可動施術部67である。第1及び第4可動施術部67a,67dの施術子67eは、施術子67eの先端から前記基台66上面66dまでの長さH1aが略12mmとなるように構成される。
図13に示すように、第2及び第3可動施術部67b、67cは、基台66の長手方向(左右方向)において内側に位置する可動施術部67である。第2及び第3可動施術部67b、67cの施術子67eは、施術子67eの先端から前記基台66上面66dまでの長さH1bが略11mmとなるように構成される。
図13に示すように施術子67e先端は樹脂材料を束ねた細線により構成されるため、複数の細線の先端が束なり、先端ほど細くなるような傾斜面67f(仮想面)を有する構成とされる。また、前記駆動方向において隣接される各可動施術部67a〜67dの施術子67eは、駆動方向(左右方向X)において近接する側が高く、離間する側が低くなるように前記傾斜面67fを有する。
施術ヘッド部61の固定ヘッド70は、枠部81と、この枠部81と一体成形(二色成形)される圧力抑制部82とを備える。
枠部81は、前記施術ヘッド部61の可動ヘッド65(可動施術部82)の周囲に配設されるものであり、装置本体21に対して着脱可能に構成される。枠部81は、楕円環状をなし、枠部81の内周面のうちの長手方向(左右方向X)において、前記装置本体21の係合部22cと係合する第1係合部81aと、装置本体21に設けられる解除ボタン100の係合部100aと係合する第2係合部81bとを備える。
ここで、解除ボタン100は、付勢ばね101により左右方向Xにおいて装置本体21から離間する方向に付勢されている。つまり、解除ボタン100が離間する方向に付勢されることで、解除ボタン100の係合部100aと第2係合部81bとが係合されるとともに、装置本体21の係合部22cと第1係合部81aとが係合され、固定ヘッド70が装置本体21に取り付けられる。
また、使用者により前記付勢ばね101に抗する方向に解除ボタン100の係合部100aと第2係合部81bとの係合状態が解除され、固定ヘッド70を装置本体21から取り外すことが可能となっている。
図16及び図17に示すように圧力抑制部82は、枠部81の上面81cにおいて、圧力抑制部82は外周に沿うように離間して複数(本実施形態では10個)配設される。
図18に示すように、圧力抑制部82は、略円錐台形状をなし、前記枠部81の上面81cからこの上面81cの面方向と直交する方向(上下方向Y)に突出するように設けられる。
圧力抑制部82は、延出する方向と直交する方向に切った断面での直径が前記施術子67eの直径よりも大きいように構成される。圧力抑制部82は、エラストマーで構成される。
このため、圧力抑制部82は、可動施術部67の施術子67eより、高い剛性を有することとなる。また、圧力抑制部82は図4に示すように、圧力抑制部82の長軸方向の頂点から枠部81上面81cまでの長さH2を8.5mmとなるように構成される。このように、圧力抑制部82が施術子67eに対して高さが低く構成されていることが好ましい。
次に、本実施の形態の頭皮ケア装置20の一動作例(作用)を説明する。
まず、使用者により装置本体21に設けられる操作スイッチ23が押されることで、モータ32が回転駆動し、その駆動力が駆動部31の変換機構33と第1及び第2駆動子40a、40bにより往復直線運動に変換される。そして、第1及び第2駆動子40a,40bの施術部装着部41,42に取り付けられた可動施術部67が往復動される。
そして、使用者が頭皮に可動施術部67を有する可動ヘッド65を押し付けると、図19(a)に示すように往復動される可動施術部67の施術子67eが頭皮th上を摺動することで頭皮th表面の汚れや皮脂が擦り取られ頭皮thを洗浄することができる。なお、図19(a)〜(c)では、施術ヘッドを簡略して示しているため、他の図面とは詳細な形状が異なる。
このとき、図19(b)に示すように、従来構成のように単一種類の施術子67eだけでは、使用者が施術部を頭皮に強く押し付けて可動施術部67の施術子67eが頭皮th上を摺動する際に生じる摩擦力が大きくなると、施術子67eが撓んでしまう虞がある。これにより、施術子67e先端まで往復動作の駆動力が伝達されず、施術子67eが頭皮th上を摺動することができない虞がある。
そこで、本実施の形態の頭皮ケア装置20では、図19(c)に示すように、可動施術部67の施術子67eに対して高い剛性とされ、且つ、前記可動施術部67の施術子67eよりも高さが低い圧力抑制部82が設けられる。
これにより、摩擦力により施術子の先端の摺動が停止してしまう前に圧力抑制部82を頭皮に接触させることで可動施術部67と圧力抑制部82で頭皮に接触する圧力が分散される。このため、可動施術部67の頭皮と接触する圧力が緩和され、施術子67eの先端が頭皮を摺動する際に生じる摩擦力が緩和されることにより、可動施術部67の施術子67eが頭皮を摺動し、洗浄される。
このとき、例えば使用者により前後方向Zに頭皮ケア装置20を動かすと、可動施術部67を頭部(頭皮)に押し付けた状態で前後方向Zに動かすことができる。このとき、毛髪が可動施術部67の周囲に多く存在することから可動施術部67と毛髪が接触し、さらに可動施術部67を往復動されると可動施術部67と毛髪との間に抵抗(摩擦)が生じるため、頭皮を十分に沿わせることが困難となり、頭皮の洗浄効率が低下する。
そこで、本実施形態では、前記駆動方向(左右方向X)における可動施術部67a〜67d(施術子67e)間の離間距離L1が、各可動施術部67a〜67dの駆動距離よりも広い距離を有するように構成される。
すなわち、前記離間距離L1と可動施術部67a〜67dの駆動距離との差分の距離だけ駆動方向である左右方向Xに空間を有することとなる。
このため、可動施術部67を頭部に押し付けた状態で前後方向Zに頭皮ケア装置20を動かすと、可動施術部67と接触する毛髪は、前記空間に移動し、可動施術部67(施術子67e)と毛髪の間に生じる抵抗を防ぐことができる。つまり、頭皮に可動施術部67を当接させて往復動させた状態で前後方向Zに動かすことが容易となる。
図13に示すように可動施術部67の施術子67eは、その先端が先細となるように傾斜面67fを有する。このように、可動施術部67の施術子67eの先端に接触する毛髪に対して、傾斜面67fとなっていることで毛髪が傾斜面67fに沿って可動施術部67から離間する方向(左右方向X)に押し出す作用が得られる。
さらに可動施術部67は、施術子67eを駆動方向(左右方向X)に複数(2つ)有するため、施術子67eによる頭皮との接触面積が大きくなる。
また、可動施術部67は、施術子67eを駆動方向(左右方向X)及び上下方向Yと直交(交差)する方向である前後方向Zにおいて複数(4つ)備えるため、施術子67eによる頭皮との接触面積がさらに大きくなる。
本実施の形態では、施術部装着部41,42に取付けられた可動ヘッド65が一対並設されており、一対の可動ヘッド65が互いに逆方向に往復直線運動をすることにより、頭皮th上における可動ヘッド65の相対速度が略2倍となる。
さらに、可動施術部67の周囲に圧力抑制部82のような剛性の高い突起が複数配置される。これにより、毛髪を導入する方向である前後方向Zに可動施術部67を滑らせる際に、可動施術部67の周囲の前記圧力抑制部82が先に頭髪と当接(接触)することとなり、圧力抑制部82により毛髪の配列が整えられる。
本実施の形態の頭皮ケア装置は、以下の効果を奏する。
(1)可動施術部67間の離間距離L1が十分に確保されて、可動施術部67間に毛髪を導入することができ、可動施術部67が毛髪に阻害されることを抑えて可動施術部67(施術子67e)を頭皮に到達し易くできる。このため、より確実に頭皮を洗浄することができる。
(2)傾斜面67fを有した先細形状の施術子67eにより毛髪を掻き分けることができ、頭皮に可動施術部67(施術子67e)をより効率的に到達させることができるため、頭皮を洗浄する効率を高めることができる。
(3)可動施術部67の駆動方向(左右方向X)において複数の施術子67eを備えることで、1つの可動施術部67に例えば1つの施術子67eしか備えない構成と比較して頭皮に接触して洗浄を行う面積を広げることとなり、頭皮の洗浄効果をより高めることができる。
(4)可動施術部67の駆動方向(左右方向X)、及び上下方向Yと直交(交差)する方向である前後方向Zにおいて複数の施術子67eを備える。これにより、例えば、1つの可動施術部67の前後方向Zに例えば1つの施術子67eしか備えない構成と比較して、頭皮に接触して洗浄を行う面積をさらに広げることとなり、頭皮の洗浄効果をより高めることができる。
(5)第1施術ブロック及び第2施術ブロックとしての一対の可動ヘッド65が互いに逆方向に駆動されるため、各可動ヘッド65の境界部分において、頭皮上を摺動する速度が一方の可動ヘッド65単体の速度と比較して相対的に速くすることができる。このため、頭皮を摺動する速度が速くなり、頭皮の擦り洗浄効果をより高めることができる。
(6)可動施術部67を頭皮上で滑らせる際に、可動施術部67の周囲の突起としての圧力抑制部82が先に頭髪と当接してこの圧力抑制部82により毛髪の配列を整えることができる。そのため、可動施術部67が頭皮に到達しやすくなることとなり、より頭皮を洗浄する効率を高めることができる。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、回転駆動するモータ32を利用したが、これに限らず、直線運動を行うリニアモータを用いる構成を採用してもよい。また、直線運動に限らす可動施術部67を回転運動させる構成を採用してもよい。
・上記実施の形態では、圧力抑制部82を10個設ける構成としたが、これに限らない。
・上記実施の形態では、各可動施術部67a〜67dの駆動方向である左右方向Xにおいて2つの施術子67eを設ける構成としたが、1つ又は3つ以上設ける構成としてもよい。
・上記実施の形態では、各可動施術部67a〜67dの駆動方向と直交(交差)する方向である前後方向Zにおいて4つの施術子67eを設ける構成としたが、1〜3又は5つ以上設ける構成を採用してもよい。
・上記実施の形態では、突起としての圧力抑制部82を設ける構成としたが、省略した構成を採用してもよい。
・上記実施の形態では、一対の可動ヘッド65が互いに逆方向に駆動させる構成としたが、位相差を0として同方向に駆動させる構成としてもよい。
・上記実施の形態では、施術子67eはポリアミド系繊維を使用したが、その他の樹脂系材料による線束としてもよい。さらに、施術子67e樹脂線束に限らず、可塑性部材(ゴム等の弾性材料)を用いてもよい。
・上記実施の形態では圧力抑制部82はエラストマー系材料を使用したが、その他の可塑性部材(弾性材料)を用いてもよい。
・上記実施の形態では圧力抑制部82の形状を略円錐台形状としたが、これに限らない図20に示すように扁平状してもよい。このとき、毛髪を掻き分ける機能を阻害しないために、圧力抑制部83は枠部81の長手方向(駆動方向並びに左右方向Y)の両端部に設ける構成とすることが好ましい。
以上のように、本発明にかかる頭皮ケア装置は、可動施術部を頭皮に当接させた状態で滑らせても、可動施術部が毛髪に阻害されるのを抑えて、頭皮に到達させて頭皮を洗浄することが可能となるので、人の頭皮に限らず犬や猫等の皮膚の洗浄等の用途にも適用できる。
20…頭皮ケア装置
31…駆動部
65…第1及び第2施術ブロックとしての可動ヘッド
67,67a〜67d…可動施術部
67e…施術子
82,83…圧力抑制部(突起)
L1…離間距離(間隔)
th…頭皮。

Claims (6)

  1. 駆動部により所定の駆動方向に駆動されて頭皮上を摺動する可動施術部を有し、
    前記可動施術部は、前記駆動方向に前記可動施術部の駆動距離以上の間隔を有して複数設けられることを特徴とする頭皮ケア装置。
  2. 請求項1に記載の頭皮ケア装置において、
    複数の前記可動施術部は、前記駆動方向と交差する方向に延出して頭皮と接触可能な施術子を備え、
    前記施術子は先端が先細形状となるように構成されることを特徴とする頭皮ケア装置。
  3. 請求項1又は2に記載の頭皮ケア装置において、
    複数の前記可動施術部は、前記駆動方向と交差する方向に延出して頭皮と接触可能な施術子を備え、前記施術子を前記駆動方向に複数配置して構成されることを特徴とする頭皮ケア装置。
  4. 請求項2又は3に記載の頭皮ケア装置において、
    前記可動施術部は、前記施術子を前記駆動方向と直交する方向に複数備えることを特徴とする頭皮ケア装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の頭皮ケア装置において、
    前記可動施術部を有する施術ブロックを複数備え、
    前記複数の施術ブロックは、前記駆動部により駆動される第1施術ブロックと、前記駆動部により該第1施術ブロックとは逆方向に駆動される第2施術ブロックとを備えることを特徴とする頭皮ケア装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の頭皮ケア装置において、
    前記可動施術部の周囲に前記可動施術部よりも剛性が高い突起を複数備えることを特徴とする頭皮ケア装置。
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