JP2014145404A - ホック装置 - Google Patents

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今村トミ子
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Abstract

【課題】力が狭い範囲に集中し難いずれ止め手段で、シートを面方向に強固にずれ止めする。
【解決手段】ホック10及び挟着部材20のうちの一方の中間径部に、他方側に突出し且つ周方向に延びる複数の突条26を周方向に間隔をおいて並設し、突条26の頂部に周方向に延びる頂線tを形成し、頂線tの両端に角pを形成する。そして、ホック10及び挟着部材20のうちの他方の突条26よりも内周側の部位に、一方側に突出する内周側突起17を設け、他方の突条26よりも外周側の部位に、一方側に突出する外周側突起18を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、ビニールハウスや、衣服や、カバー等を構成する各種シートに取り付けられるホック装置に関する。
ホック装置としては、図7及び図8に示す従来例のホック装置90のように、円盤状のオス型のホック91(91y)と円盤状の挟着部材96との間に一方のシート6を挟着し、円盤状のメス型のホック91(91x)と円盤状の別の挟着部材96との間に他方のシート6を挟着し、オス型及びメス型の2つのホック91,91(91y,91x)を係脱可能に係合させるものが一般的である。
ここで、オス型又はメス型の各ホック91と挟着部材96との間にシート6を挟着する際には、図8(a)に示すように、ホック91と挟着部材96との間にシート6を挟みつつ、図8(b)に示すように、挟着部材96の中心部から突出した止めピン97を、シート6に貫通させるとともにホック91の中心部に貫設された止め穴92に挿通させる。その後、図8(c)に示すように、止めピン97の先端部を専用の機械で潰してカシメ止めを行う。これにより、止めピン97の先端部が止め穴92の開口縁に係合する。このとき、止めピン97の潰された先端部が止め穴92の開口縁を挟着部材96側に押圧することにより、ホック91が挟着部材96側に押圧されて、ホック91の裏面と挟着部材96の表面との間にシート6が挟持される。なお、このようなカシメ止めについて記載する文献としては、次に示す特許文献1等がある。
特開平10−99106号公報 意匠登録1105362号公報
しかしながら、上記の従来例においては、次に示す課題がある。すなわち、止めピン97の先端部を専用の機械で潰してカシメ止めを行うので、その先端部を潰す作業が面倒である。また、特に、工場内ではなく、例えば、農場などの現場でビニールハウスなどを構成するシート6(ビニールフィルム)にホック装置90を取り付けようとした場合には、カシメ止めをする専用の機械を現場に持ち出すことが困難なため、できない場合や作業が困難になる場合が多い。また、家庭内でバッグ等を構成するシート6にホック装置90を取り付けようとした場合には、カシメ止めを行う専用の機械をその家庭内で購入する必要があり、1組や2組のホック装置を取り付けるのに要するコストが高くなってしまう。
そこで、本発明者は、図9に示す参考例1のホック装置100を考えた。すなわち、挟着部材96の中心部に上記の止めピン97の代わりにそれよりも短い止めピン102を突設するとともに、その止めピン102の先端部外周の180度離れた2箇所に外側方へ突出する膨径部103,103を形成し、止めピン102の先端面から2つの膨径部103,103の間へ切り込まれたスリット104を形成する。
上記の参考例1のホック装置100によれば、図9(a)〜(c)に示すように、ホック91の止め穴92に挟着部材96の止めピン102を差込むと、止めピン102がスリット104により縮径してから復径することにより、膨径部103,103が止め穴92を通り抜けてから止め穴92の開口縁に係合するため、従来例のように専用の機械で止めピン97の先端部を潰してカシメ止めを行わなくても、手で挟着部材96の止めピン102の先端部をホック91の止め穴92の開口縁に係合させることができる。
しかしながら、上記の参考例1では、従来例のようにカシメ止めを行う場合に比べて、止めピン102の先端部が止め穴92の開口縁を挟着部材96側に押圧する押圧力が弱い。そのため、ホック91の裏面と挟着部材96の表面との間にシート6を挟着する挟着力が弱く、よって、シート6が面方向に引っ張られた際にはその引張方向にずれ易い。
そこで、本発明者は、図10(a)に示す参考例2のように、挟着部材96の中間径部の表面に周方向に延びる環状の突条110を設けることや、図10(b)に示す参考例3のように、挟着部材96の中間径部の表面に複数の鋲状の突起120,120・・を周方向に等間隔に並設すること(特許文献2参照)を考えた。
しかしながら、図10(a)に示す参考例2においては、突条110が環状に周方向に連続しているためシートが周方向に引っ掛かり難く、よって、強固にシートをずれ止めすることができない。また、図10(b)に示す参考例3においては、鋲状の突起120,120・・にシートが引っ掛かり易く、よって、強固にシートをずれ止めすることができるが、このような鋲状の突起120,120・・のみでずれ止めをしたのでは、力が鋲状の突起120,120・・の先端の狭い範囲に集中し易くシートが傷み易い。
そこで、力が狭い範囲に集中し難いずれ止め手段で、シートを面方向に強固にずれ止めすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のホック装置は、中心部に被係合部を備えた盤状のホックと、中心部に被係合部と係合する係合部を備えた盤状の挟着部材との間にシートを挟着し、2つのホックを係脱可能に係合させるホック装置において、ホック及び挟着部材のうちの一方の中間径部に、他方側に突出し且つ周方向に延びる複数の突条を周方向に間隔をおいて並設し、突条の頂部に周方向に延びる頂線を形成し、頂線の両端に角を形成したことを特徴とする。
突条よりも内周側及び外周側は、特に限定されないが、ホック及び挟着部材のうちの他方の突条よりも内周側の部位に、一方側に突出する内周側突起を設け、前記他方の突条よりも外周側の部位に、一方側に突出する外周側突起を設けていることが好ましい。内周側突起と外周側突起とにより径方向の両側からシートを突条側に押圧することで、シートが突条の頂線及びその両端の角に引っ掛かり易くなるからである。
突条の数は、特に限定されないが、4〜16本であることが好ましい。4本以下だと角の数が不足してシートを十分にずれ止めできないおそれがある一方、16本以上だと各突条が短くなりすぎて狭い範囲に力が集中し易くなるおそれがあるからである。
突条どうしの間の周方向の間隔は、特に限定されないが、0.3〜2.0mmであることが好ましい。0.3mm以下だと突条どうしの間にシートが入り込み難くなってシートが突条の頂線の角に引っ掛かり難くなるおそれがある一方、2.0mm以上だと、該間隔によって突条の頂線が短くなり過ぎて、狭い範囲に力が集中し易くなるおそれがあるからである。
前記係合部及び被係合部は、特に限定されないが、被係合部は、ホックの中心部に貫設された止め穴であり、係合部は、挟着部材の中心部に突設された止めピンであって、止めピンの先端部外周の180度離れた2箇所に外側方へ突出する膨径部を形成し、止めピンにその先端面から2つの膨径部の間へ切り込まれたスリットを形成し、ホックと挟着部材とでシートを挟んで止め穴に止めピンを差し込むと、止めピンがスリットにより縮径してから復径することにより、膨径部が止め穴を通り抜けてから止め穴の開口縁に係合し、もってシートを挟着するように構成していることが好ましい。専用の機械で止めピンの先端部を潰してカシメ止めを行わなくても、止めピンの先端部を止め穴の開口縁に係合させることができるからである。
本発明によれば、シートがその面方向に引っ張られた際には、シートが突条の頂線(主に引張方向に直交する方向等を向いた突条の頂線)に引っ掛かるのに加え、突条の角(主に引張方向等を向いた突条の引張方向後端の角)にも引っ掛かる。そのため、参考例1のような角のない環状の突条でずれ止めする場合に比べてシートがずれ難い。また、周方向に延びる突条でシートをずれ止めするので、参考例2のような鋲状の突起でシートをずれ止めする場合に比べて、力が狭い範囲に集中し難い。
(a)は実施例1のホック装置を示す側面断面図、(b)はそのホック装置のオス型ホックとメス型ホックとを係合させたときを示す側面断面図である。 (a)は実施例1のホック装置のオス型ホックとメス型ホックとの係合を外すときを示す側面断面図、(b)はその係合を外したときを示す側面断面図である。 (a)は実施例1のホック装置のオス型ホックを示す正面図、(b)はメス型ホックを示す正面図である。 (a)は実施例1のホック装置の挟着部材を示す側面図、(b)は斜視図、(c)は正面図である。 実施例1のホック装置のオス型ホックと挟着部材との間にシートを挟着する際の手順を(a)〜(c)に示す側面断面図である。 実施例1のホック装置のメス型ホックと挟着部材との間にシートを挟着する際の手順を(a)〜(c)に示す側面断面図である。 (a)は従来例のホック装置を示す側面断面図、(b)はそのホック装置のオス型ホックとメス型ホックとを係合させたときを示す側面断面図である。 従来例のホック装置のオス型ホックと挟着部材との間にシートを挟着する際の手順を(a)〜(c)に示す側面断面図である。 参考例1のホック装置のオス型ホックと挟着部材との間にシートを挟着する際の手順を(a)〜(c)に示す側面断面図である。 (a)は参考例2の挟着部材を示す斜視図、(b)は参考例3の挟着部材を示す斜視図である。
膨径部の形状は、特に限定されないが、止めピンの先端部と2つの膨径部とが、止めピンの先端面に対峙して見て、楕円形又は長円形をなすことが好ましい。また、この場合、楕円形又は長円形の長軸の長さは、特に限定されないが、短軸の長さの1.03〜1.15倍であることが好ましい。1.03倍以下だと膨径部の突出長さが小さくなりすぎて、ホック装置の用途等によっては、止め穴の開口縁に対する膨径部の係合力が不足するおそれがある一方、1.15倍以上だと膨径部の突出長さが大きくなりすぎて、スリット幅が小さい場合等に、止めピンを止め穴に入るまで十分に縮径し難くなるおそれがあるからである。
スリットの幅は、特に限定されないが、長軸の長さの10〜30%であることが好ましい。10%以下だと、膨径部の突出長さが大きい場合等に、止めピンを止め穴に入るまで十分に縮径し難くなるおそれがある一方、30%以上だと、止めピンの素材又は太さやホック装置の用途等によっては、止めピンの強度が不足してしまうおそれがあるからである。
ホックの止め穴の内径と挟着部材の止めピンの外径とは、特に限定されないが、止め穴の内周面と止めピンの外周面との間にシートが食い込むように、止め穴の内径と止めピンの外径とを設定することが好ましい。シートをより確実にその面方向にずれ止めすることができるからである。
ホック及び挟着部材の材質は、特に限定されないが、樹脂、金属等を例示する。
シートは、特に限定されないが、形態で分類するなら、孔のないシート、織布(寒冷紗を含む。)、不織布、レース、ネット、紙等を例示する。また、素材で分類するなら、樹脂シート、植物繊維シート、動物繊維シート、皮革シート等を例示する。また、用途で分類するなら、農業用ビニールハウス用シート、保管タイヤハウス用シート、泥ボックス用シート、カバー用シート、防草シート、防獣・防鳥シート、衣類用シート、種籾ネット、防虫ネット等を例示する。
図1〜図6に示す本実施例のホック装置9は、樹脂製のホック装置であって、次に示すオス型及びメス型の2つのホック10,10(10y,10x)と、該2つのホック10,10にシート6,6を挟んで係脱可能に係合する2つの挟着部材20,20とを含み構成されている。
[オス型のホック10]
オス型のホック10(10y)は、円盤状のホック本体11と、ホック本体11の中心部に貫設された止め穴12と、ホック本体11の表面の止め穴12よりも外周側に突設された環状の嵌合凸部13yと、ホック本体11の裏面の中間径部に凹設された周方向に延びる環状の溝16と、ホック本体11の裏面の溝16よりも内周側に周方向に等間隔に並設された複数の鋲状の内周側突起15,15・・と、溝16が凹設されたことにより相対的にホック本体11の裏面の外縁部から裏側に突出した周方向に延びる環状の外周側突起18とを含み構成されている。そして、嵌合凸部13yの先端部の外周面には、外方に突出した返し部14y,14y・・が設けられている。また、溝16の底面には、径方向に延びる複数の橋桁状の突部17,17・・が周方向に等間隔に並設されている。
このオス型のホック10(10y)の各部の寸法は、特に限定されないが、本実施例では次のようになっている。すなわち、ホック本体11の寸法は、直径が13mm程度で、厚さが2mm程度となっている。また、環状の嵌合凸部13yの寸法は、突出長が1mm程度で、外径が返し部14yが無い部分で5.9mm程度で、内径が5.4mm程度となっている。また、止め穴12の寸法は、直径が2.75mm程度となっている。また、複数の鋲状の内周側突起15,15・・は、その先端がホック本体11の中心を中心とした直径8mm程度の同一円周上にくるように配置されている。また、溝16の寸法は、その幅方向の中央部がホック本体11の中心を中心とした直径10mm程度の円周上にくるように配置されており、径方向の幅が1.8mm程度で、深さが1mm程度となっている。
[メス型のホック10]
メス型のホック10(10x)の構成は、オス型のホック10(10y)の構成と比較して、嵌合凸部13yを備えず代わりに嵌合凹部13xを備える点で相違し、その他の点で同様である。その嵌合凹部13xは、ホック本体11の表面中心部の止め穴12を含む部位に凹設されている。そして、嵌合凹部13xの開口部の内周面には、内方に突出した返し部14x,14x・・が設けられている。
このメス型のホック10(10x)の各部の寸法は、特に限定されないが、本実施例では次のようになっている。すなわち、ホック本体11の寸法は、直径が13mm程度で、厚さが3mm程度となっている。また、嵌合凹部13xの寸法は、返し部14xが無い部分での内径が6mm程度で、深さが1.5mm程度となっている。そして、その他の部分の寸法については、オス型のホック10(10y)と同様である。
[挟着部材20]
挟着部材20は、円盤状の挟着部材本体21と、該挟着部材本体21の表面中心部に突設された止めピン22と、挟着部材本体21の表面の中間径部に周方向に間隔をおいて並設された8本の突条26,26・・とを含み構成されている。止めピン22の先端部は、それよりも基端側の部分よりも直径が大きくなっており、更に、止めピン22の先端部外周の180度離れた2箇所には、外方へ突出する膨径部23,23が形成されている。それによって、止めピン22の先端部と2つの膨径部23,23とが、止めピン22の先端面に対峙して見て、楕円形又は長円形をなしている。その膨径部23の外周面は、止め穴12に差し込み易いように曲面となっている。また、この止めピン22には、その先端面から2つの膨径部23,23の間へ切り込まれたスリット24が形成されている。各突条26は、ホック10側に突出し且つ周方向に延びている。また、各突条26の頂部には周方向に延びる頂線tが形成され、各頂線tの両端には尖った角p,pが形成されている。
この挟着部材20の各部の寸法は、特に限定されないが、本実施例では次のようになっている。すなわち、挟着部材本体21の寸法は、直径が13mm程度で、厚さが外周縁で1.2mm程度となっている。また、止めピン22の寸法は、突出長が3.7mm程度で、基端側の部分の外径が止め穴12の内径よりも0.1mm程度小さい2.65mm程度で、先端部の外径がその基端側の部分の外径よりも、0.35mm程度大きい3mm程度となっている。また、膨径部23の寸法は、外方への突出長が止めピン22の円形の先端部(直径3mm程度)から0.2mm程度となっている。また、スリット24の寸法は、幅が0.5mm程度で、深さが2.5mm程度となっている。また、8本の突条26,26・・は、それらの頂線t,t・・が挟着部材本体21の中心を中心とした直径10mm程度の同一円周上にくるように配置されている。各突条26の寸法は、径方向の幅が0.5mm程度で、突出長が0.5mm程度となっている。また、隣接する各2つの突条26,26どうしの周方向の間隔は、1.0mm程度となっている。
次に、[1]オス型のホック10(10y)と挟着部材20との間にシート6を挟着する手順と、[2]メス型のホック10(10x)と挟着部材20との間にシート6を挟着する手順とについて説明する。なお、これらの作業は、工場内で行う場合には機械で行ってもよいが、農場等の現場で行う場合や家庭内で行う場合には手作業で行うこともできる。
[1]オス型のホック10(10y)と挟着部材20との間にシート6を挟着する際には、まず、図5(a)に示すように、シート6の所望箇所の表面にオス型のホック10(10y)の裏面を当て、その所望箇所の裏面に挟着部材20の表面を当てる。次に、ホック10(10y)と挟着部材20との間にシート6を挟みつつ、図5(b)に示すように、ホック10(10y)の止め穴12に挟着部材20の止めピン22を差し込む。このとき、止めピン22はスリット24の内側に撓んで縮径する。その状態から、図5(c)に示すように、膨径部23,23が止め穴12を通り抜けて復径すると、膨径部23,23が止め穴12の開口縁に係合する。それによって、オス型のホック10(10y)と挟着部材20との間にシート6が挟着される。このとき、挟着部材20の表面の突条26,26・・に押圧されたシート6は、ホック10(10y)の裏面の溝16に入り込む。なお、このとき、止めピン22は、図5(c)に示すように、シート6を突き破ってもよいし、突き破らなくてもよい。
[2]メス型のホック10(10x)と挟着部材20との間にシート6を挟着する際の手順は、上記の[1]の場合と「オス型」を「メス型」に読み替え、「10y」を「10x」に読み替え、「図5」を「図6」に読み替えて同様である。
本実施例によれば、次の[A]〜[F]の効果を得ることができる。
[A]ホック10の止め穴12に挟着部材20の止めピン22を差し込むと、止めピン22がスリット24により縮径してから復径することにより、膨径部23が止め穴12を通り抜けてから止め穴12の開口縁に係合するため、専用の機械で止めピン22の先端部を潰してカシメ止めを行わなくても、止めピン22の先端部を止め穴12の開口縁に手作業で又は差し込むだけの機械で簡単に係合させることができる。
[B]シート6がその面方向に引っ張られた際には、シート6が突条26,26・・の頂線t,t・・(主に引張方向に直交する方向等を向いた突条26,26・・の頂線t,t・・)に引っ掛かりホック10の径方向にずれ止めされるのに加え、突条26,26・・の角(主に引張方向等を向いた突条26,26・・の引張方向後端の角p,p・・)にも引っ掛かりホック10の周方向にもずれ止めされる。そのため、参考例1のような角のない環状の突条110でずれ止めする場合に比べてシートがずれ難い。そのため、本実施例のようにカシメ止めを行わず、よって、止めピン22の先端部が止め穴12の外周縁を押圧する押圧力(挟着力)が弱い場合においても、シート6を十分にずれ難くすることができる。
[C]周方向に延びる突条26,26・・でシート6をずれ止めするので、参考例2のような鋲状の突起120,120・・のみでシート6をずれ止めする場合に比べて、力が狭い範囲に集中し難く、シート6が傷み難い。
[D]内周側突起15,15・・と外周側突起18とが径方向の両側からシート6を突条26,26・・側に押圧するため、シート6が突条26の頂線tとその両端の角p,pとに引っ掛かり易い。
[E]図2(a)に示すようにホック10,10(10x,10y)を外すとき等、シート6の一部(図では上側)にホック10の裏面から離間する方向の力が加わったときには、そのシート6の一部により挟着部材20の表面が該離間する方向に押圧されることで、その径方向の反対側(図では下側)では反対に挟着部材20の表面がシート6を挟んでホック10の裏面の外周側突起18に押圧される。そのため、ホック10,10(10x,10y)を外すとき等には、ホック10及び挟着部材20に対するシート6の挟着が強くなり、シート6がその面方向にずれ難くなる。
[F]中間径部で突条26,26・・等によりシート6がその面方向にずれ止めされるのに加え、中心部でも、ホック10の止め穴12の内周面と挟着部材20の止めピン22の外周面との間にシート6が食い込むことによって、シート6がその面方向にずれ止めされるため、シート6がより面方向にずれ難くなり、より破れ難くなる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、次の変更例1〜3のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
[変更例1]ホック10の裏面に鋲状の内周側突起15,15・・を設ける代わりに、突条26,26・・と同様の突条を設けてもよい。
[変更例2]ホック10の裏面に内周側突起15,15・・及び外周側突起18を設け、挟着部材20の表面に突条26,26・・を設ける代わりに、ホック10の裏面に突条を設け、挟着部材20の表面に内周側突起及び外周側突起を設けてもよい。
[変更例3]ホック10の中心部に止め穴12を貫設し、挟着部材20の中心部の表面に止めピン22を突設する代わりに、ホック10の中心部の裏面に止めピンを突設し、挟着部材20の中心部に止め穴を貫設してもよい。
6 シート
9 ホック装置
10 ホック
12 止め穴
15 内周側突起
18 外周側突起
20 挟着部材
22 止めピン
23 膨径部
24 スリット
26 突条
t 突条の頂線
p 頂線の両端の角

Claims (3)

  1. 中心部に被係合部(12)を備えた盤状のホック(10)と、中心部に被係合部(12)と係合する係合部(22)を備えた盤状の挟着部材(20)との間にシート(6)を挟着し、2つのホック(10)を係脱可能に係合させるホック装置において、
    ホック(10)及び挟着部材(20)のうちの一方の中間径部に、他方側に突出し且つ周方向に延びる複数の突条(26)を周方向に間隔をおいて並設し、突条(26)の頂部に周方向に延びる頂線(t)を形成し、頂線(t)の両端に角(p)を形成したことを特徴とするホック装置。
  2. ホック(10)及び挟着部材(20)のうちの他方の突条(26)よりも内周側の部位に、一方側に突出する内周側突起(15)を設け、前記他方の突条(26)よりも外周側の部位に、一方側に突出する外周側突起(18)を設けた請求項1記載のホック装置。
  3. 被係合部(12)は、ホック(10)の中心部に貫設された止め穴(12)であり、係合部(22)は、挟着部材(20)の中心部に突設された止めピン(22)であって、
    止めピン(22)の先端部外周の180度離れた2箇所に外側方へ突出する膨径部(23)を形成し、止めピン(22)にその先端面から2つの膨径部(23)の間へ切り込まれたスリット(24)を形成し、
    ホック(10)と挟着部材(20)とでシート(6)を挟んで止め穴(12)に止めピン(22)を差し込むと、止めピン(22)がスリット(24)により縮径してから復径することにより、膨径部(23)が止め穴(12)を通り抜けてから止め穴(12)の開口縁に係合し、もってシート(6)を挟着するように構成した請求項1又は2記載のホック装置。
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