JP2014155181A - 無線機及び送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソフトウェア無線機能をマルチタスクの環境で動作させる場合において、他タスクへの切り替えタイミングや他タスクによる割り込み処理の実行タイミングなどに起因して発生する送信時刻の誤差を抑制する。
【解決手段】時間制御器と制御装置とを備え、時間制御器は、受信信号の入力に応じて自己が管理する時刻を受信時刻として取得し、受信時刻とともに受信信号を制御装置に転送する。制御装置は、ソフトウェア無線機能に対応する通信タスクの実行期間において受信信号を復調する。制御装置は、変調後の送信信号と受信時刻に基づいて算出した送信予定時刻とを、通信タスクの実行期間において時間制御器に送信する。時間制御器は、送信信号と送信予定時刻の受信に応じて、送信予定時刻に至るのに応じて、送信信号を送信させるための制御を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信技術に関する。
無線通信の機能を汎用のCPU(Central Processing Unit)上で動作するソフトウェアと汎用のハードウェアにより実現するソフトウェア無線機の技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
鈴木康夫,荒木純道,"ソフトウェア無線機とその国内における開発の現状",電子情報通信学会論文誌B,Vol.J84-B,No.7,pp.1120-1131,2001.
ソフトウェア無線機においては、マルチタスクが可能なマルチタスクOS(Operating System)を採用することで、例えばソフトウェア無線通信機能と他の機能を同時に実行させることができる。
しかし、マルチタスクOS上でソフトウェア無線通信機能のタスクを動作させた場合には、他のタスクの割り込み処理によって、送信信号の送信に先立って予めCPUが算出した送信時刻(送信予定時刻)と、送信信号が送信された実の送信時刻との間に誤差が発生する。このような送信時刻の誤差は、例えばCPUによる送信予定時刻の算出処理と、CPUによる送信処理との間に他のタスクの処理が割り込んだような場合に発生する。
また、送信予定時刻は、OSが管理する時刻から取得することから、タスクの切り替えや割り込み処理などのタイミングによっては、送信予定時刻そのものについても誤差が発生する場合がある。
例えば、受信側においては一定時間内に信号を受信することを前提として動作しているので、上記のように送信時刻の誤差が発生した場合には、受信側において一定時間内に信号を受信できずに、受信エラーとなる可能性が高くなる。
非特許文献1は、例えば、ソフトウェア無線機の基本的な構成についての記載にとどまっており、マルチタスクOS上でソフトウェア無線機能のタスクを動作させることについての記述はない。したがって、非特許文献1によっては、マルチタスクOS上でソフトウェア無線機能のタスクを実行させているときの送信時刻についての誤差を抑制することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ソフトウェア無線機能をマルチタスクの環境で動作させる場合において、他タスクへの切り替えタイミングや他タスクによる割り込み処理の実行タイミングなどに起因して発生する送信時刻の誤差を抑制する技術の提供を目的とする。
本発明の一態様は、時間制御器と制御装置とを備える無線機であって、前記時間制御器は、無線通信における受信信号の入力に応じて、前記時間制御器が管理する時刻を受信時刻として取得する受信時刻取得部と、入力した受信信号と前記受信時刻とを制御装置に転送する受信信号転送部と、前記制御装置から転送された送信信号を記憶する送信信号記憶部と、前記制御装置から前記送信信号とともに転送された送信予定時刻を記憶する送信予定時刻記憶部と、前記送信予定時刻記憶部が記憶する送信予定時刻に至るのに応じて、前記送信信号記憶部が記憶する送信信号を無線により送信させる送信制御部とを備え、前記制御装置は、前記時間制御器から転送された受信信号を復調して受信データを出力する復調部と、前記復調部により受信信号が復調されるのに応じて、前記時間制御器から転送された受信時刻を補正する受信時刻補正部と、前記受信時刻補正部により補正された受信時刻に基づいて前記送信予定時刻を算出する送信予定時刻算出部と、送信データを変調して送信信号を生成する変調部と、前記送信信号を送信予定時刻とともに前記時間制御器に転送する送信信号転送部とを備える無線機である。
本発明の一態様は、上記の無線機であって、複数の通信タスクに対応する受信信号を含む複合受信信号から通信タスクごとに対応する受信信号を分配する分配器と、前記時間制御器が出力する複数の送信信号を合成して複合送信信号を生成する合成器をさらに備え、前記時間制御器は、前記受信時刻取得部と、前記分配器から入力した受信信号を前記受信時刻取得部が取得した受信時刻とともに転送する前記受信信号転送部と、前記送信信号記憶部と、前記送信予定時刻記憶部と、前記送信制御部とを備える通信タスク対応時間制御部を、前記複数の通信タスクごとに対応して複数備え、前記制御装置は、前記復調部と、前記受信時刻補正部と、前記送信予定時刻算出部と、前記変調部と、前記送信信号転送部を備える通信タスク処理部を、前記複数の通信タスクごとに対応して複数備えてもよい。
また、本発明の一態様は、時間制御器と制御装置とを備える無線機における送受信方法であって、前記時間制御器は、無線通信における受信信号の入力に応じて、前記時間制御器が管理する時刻を受信時刻として取得する受信時刻取得ステップと、入力した受信信号と前記受信時刻とを制御装置に転送する受信信号転送ステップと、制御装置から前記送信信号とともに転送された送信予定時刻に至るのに応じて、前記制御装置から転送された送信信号を無線により送信させる送信制御ステップとを備え、前記制御装置は、前記時間制御器から転送された受信信号を復調して受信データを出力する復調ステップと、前記復調ステップにより受信信号が復調されるのに応じて、前記時間制御器から転送された受信時刻を補正する受信時刻補正ステップと、前記受信時刻補正ステップにより補正された受信時刻に基づいて前記送信予定時刻を算出する送信予定時刻算出ステップと、送信データを変調して送信信号を生成する変調ステップと、前記送信信号を送信予定時刻とともに前記時間制御器に転送する送信信号転送ステップとを有する送受信方法である。
以上説明したように、本発明によれば、ソフトウェア無線機能をマルチタスクの環境で動作させる場合において、他タスクへの切り替えタイミングや他タスクによる割り込み処理の実行タイミングなどに起因して発生する送信時刻の誤差を抑制できるという効果が得られる。
ソフトウェア無線機の基本構成の一例を示す図である。 図1のソフトウェア無線機が受信時において実行する処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図1のソフトウェア無線機が送信時において実行する処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係るソフトウェア無線機の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るソフトウェア無線機が受信時において実行する処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係るソフトウェア無線機が送信時において実行する処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係るソフトウェア無線機の構成例を示す図である。 第2の実施形態に係るソフトウェア無線機が受信時において実行する処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係るソフトウェア無線機が送信時において実行する処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
<ソフトウェア無線機の基本構成例>
図1は、ソフトウェア無線機としての基本的な構成例を示している。図1に示すソフトウェア無線機は、アンテナ11、アナログ送受信部12、AD変換器13、DA変換器14、制御装置15及びメモリ16を備える。
アナログ送受信部12は、アンテナ11が電波を受信して得られたアナログの受信信号を入力して所定の受信信号処理を施し、AD変換器13に出力する。また、アナログ送受信部12は、DA変換器14から出力されたアナログの送信信号を入力して送信信号処理を施し、アンテナ11から電波として送出させる。
AD変換器13は、アンテナ11にて受信され、アナログ送受信部12から出力されたアナログの受信信号を入力し、デジタルの受信信号に変換する。
DA変換器14は、制御装置15から出力されたデジタルの送信信号を入力し、アナログの送信信号に変換して、アナログ送受信部12に出力する。
制御装置15は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、マルチタスクが可能なOS(Operation System)であるマルチタスクOS上でソフトウェア無線機能のタスク(アプリケーション)が動作する。これにより、制御装置15は、例えばソフトウェア無線機能における送受信のための所定の処理を実行する。
メモリ16は、例えばRAM(Random Access Memory)であり、制御装置15の作業領域として使用される。
図2のタイミングチャートは、図1に示したソフトウェア無線機が実行する受信時の処理を示している。
図2において、通信タスクは、制御装置15が実行するタスクのうち、ソフトウェア無線機能に対応するタスクである。他タスクは、ソフトウェア無線機能以外のタスクである。他タスクは、例えば通信タスクよりも処理の優先順位が高い割り込み処理を含んでいる。
時刻t1〜t2の通信タスクの期間に含まれる時刻t71〜t72の期間により、制御装置15はOSが管理している時刻を受信時刻として取得し、続けて、時刻t72〜t73の期間により制御装置15はAD変換器13に対して受信を指示する。
AD変換器13は、受信の指示を受けるのに応じて、時刻t73〜t74の期間によりアナログの受信信号を入力してデジタルの受信信号に変換する。ここで、通信タスクは、時刻t73、t74の間の時刻t2において終了し、続いて他タスクの期間が開始される。
AD変換器13は、時刻t74〜t75の期間によりデジタルに変換した受信信号を制御装置15に転送する。
受信信号の転送は時刻t75にて完了するが、時刻t75は他タスクの期間に含まれるために、制御装置15は、通信タスクによる受信信号の処理を実行することができない。時刻t2から開始された他タスクの期間は、時刻t3を経過して、さらに時刻t4まで継続する。そこで、制御装置15は、転送された受信信号を例えばメモリ16に記憶させ、時刻t74から他タスクの期間が終了する時刻t4まで待機する。
そして、制御装置15は、時刻t4から通信タスクが開始されるのに応じて受信信号を復調し、受信信号の復調が完了した時刻t76において、復調結果に基づいて受信時刻の補正を実行する。なお、制御装置15は受信信号を復調することにより受信データを生成し、生成した受信データを出力する。
図3のタイミングチャートは、図1に示したソフトウェア無線機が実行する送信時の処理を示している。
時刻t1〜t2による通信タスクの期間において、制御装置15は、時刻t1〜t81の期間により送信データを変調してデジタルの送信信号を生成する。制御装置15は、生成したデジタルの送信信号をメモリ16に記憶させたうえで、受信時において補正した受信時刻に基づいて算出した送信予定時刻である時刻t82まで待機する。
図3においては、送信予定時刻である時刻t82に至ったタイミングにおいて他タスクの期間が設定されている場合を示している。このように送信予定時刻のタイミングで他タスクが実行されている場合には、送信予定時刻t82に至ったとしても、制御装置15は、通信タスクによる送信処理を実行できない。このために、制御装置15は、送信予定時刻t82以降も待機の状態を継続する。そして、制御装置15は、時刻t4に至って他タスクが終了して通信タスクが開始されるのに応じて、時刻t4から時刻t83の期間において、DA変換器14に対してデジタルの送信信号を転送する。例えば、デジタルの送信信号の転送が完了した時刻t83が、実の送信時刻である。
DA変換器14は、時刻t83〜t5の期間においてデジタルの送信信号をアナログの送信信号に変換する。
上記のように、ソフトウェア無線機能に対応する通信タスクをマルチタスクOS上で動作させた場合、他タスクに切り替るタイミングや他タスクが実行されるタイミングによっては、制御装置15が算出した送信時刻(送信予定時刻)と実の送信時刻との間で誤差が発生する場合がある。また、図2と図3の説明から理解されるように、送信予定時刻は、OSが管理する時刻を基として算出されるものであるために、他タスクが実行されるタイミングによっては、例えば通信タスクが時刻を取得するタイミングに遅延などが発生し、送信予定時刻自体にも誤差が発生する可能性がある。
そこで、本実施形態においては、以下に説明するようにして、送信時刻についての誤差の縮小を図る。
<第1の実施形態>
[ソフトウェア無線機の構成例]
図4は、第1の実施形態に係るソフトウェア無線機の構成例を示している。図4のソフトウェア無線機は、アンテナ101、アナログ送受信部102、AD変換器103、DA変換器104、時間制御器200、制御装置300及びメモリ400を備える。
アンテナ101は、本実施形態のソフトウェア無線機能が対応する電波の受信と送信を行う。
アナログ送受信部102は、アンテナ101が電波を受信して得られたアナログの受信信号を入力して、例えば増幅、周波数変換などの所定の受信信号処理を施し、AD変換器103に出力する。また、アナログ送受信部102は、DA変換器104から出力されたアナログの送信信号を入力して送信信号処理を施し、アンテナ101から電波として送出させる。
AD変換器103は、アンテナ101にて受信され、アナログ送受信部102から出力されたアナログの受信信号を入力し、入力したアナログの受信信号をデジタルの受信信号に変換する。
DA変換器104は、時間制御器200から出力されたデジタルの送信信号を入力し、入力したデジタルの送信信号をアナログの送信信号に変換して、アナログ送受信部102に出力する。
時間制御器200は、受信時刻の取得と、AD変換器103と制御装置300との間における受信信号の転送制御と、制御装置300とDA変換器104との間における送信信号の転送制御とを実行する。
制御装置300は、例えばCPUであり、マルチタスクOS上でソフトウェア無線機能のタスク(アプリケーション)を動作させる。これにより、制御装置300は、例えばソフトウェア無線機能における送受信のための所定の処理を実行することができる。また、制御装置300は、マルチタスクOS上で、ソフトウェア無線機能とは異なる機能のタスクを、並行して実行可能である。
メモリ400は、制御装置300の作業領域として利用され、制御装置300の演算結果などを記憶する。メモリ400には、例えばRAMが使用される。
時間制御器200は、受信時刻取得部211、受信信号転送部212、送信信号記憶部213、送信予定時刻記憶部214及び送信制御部215を備える。
受信時刻取得部211は、無線通信における受信信号の入力に応じて、時間制御器200が管理する時刻を受信時刻として取得する。
受信信号転送部212は、入力した受信信号と受信時刻とを制御装置300に転送する。具体的に、受信信号転送部212は、AD変換器103からデジタルの受信信号を入力し、入力した受信信号を、受信時刻取得部211が取得した受信時刻とともに制御装置300に転送する。
送信信号記憶部213は、制御装置300から転送されたデジタルの送信信号を記憶する。送信信号記憶部213には、例えばRAMなどとしてのメモリを使用できる。
送信予定時刻記憶部214は、制御装置300からデジタルの送信信号とともに転送された送信予定時刻を記憶する。送信予定時刻記憶部214には、例えばレジスタなどを使用できる。
送信制御部215は、送信制御として、送信予定時刻記憶部214が記憶する送信予定時刻に至るのに応じて、送信信号記憶部213が記憶する送信信号を、無線通信方式により送信させる。このために、第1の実施形態における送信制御部215は、送信信号記憶部213が記憶するデジタルの送信信号をDA変換器104に出力する。これにより、送信制御部215から出力されたデジタルの送信信号は、DA変換器104によりアナログの送信信号に変換され、さらにアナログ送受信部102にて送信信号処理が施されてアンテナ101から送出される。
制御装置300は、通信タスク処理部301を備える。通信タスク処理部301は、通信タスクとしてのソフトウェア無線機能に関連した各種処理を実行する。通信タスク処理部301は、制御装置300としてのCPUが、ソフトウェア無線機能に対応するアプリケーションのプログラムを実行することにより実現される機能部である。
なお、制御装置300は、ソフトウェア無線機能以外の機能に対応するアプリケーションを実行することにより、通信タスク以外のタスク(他タスク)も並行して実行可能である。ただし、図示を明解にすることの便宜上、図4においては、他タスクに対応する機能部についての図示は省略している。
通信タスク処理部301は、復調部311、受信時刻補正部312、送信予定時刻算出部313、変調部314及び送信信号転送部315を備える。
復調部311は、時間制御器200の受信信号転送部212から転送された受信信号を復調して受信データを出力する。
なお、制御装置300は、通信タスク以外の他タスクが処理を実行している期間において、時間制御器200の受信信号転送部212から受信信号が転送された場合、例えばOSの機能により、転送された受信信号をメモリ400に記憶させる。そして、復調部311は、他タスクから通信タスクに切り替わるのに応じて、メモリ400に記憶されている受信信号を入力して復調を行うことができる。
AD変換器103が変換を開始する時刻と、AD変換器103に受信信号が入力される時刻との間には、例えば伝送遅延によるタイムラグが発生する。
そこで、受信時刻補正部312は、復調部311により受信信号が復調されるのに応じて、時間制御器200の受信信号転送部212から転送された受信時刻を補正する。この際、受信時刻補正部312は、復調部311の復調結果に基づいて受信時刻を補正する。
具体的に、例えば受信信号には特定のパターンを有するパターン信号が挿入されている。受信時刻補正部312は、AD変換器103が変換を開始してから特定のパターンが検出されるまでのデータ数Xをカウントする。そして、受信時刻補正部312は、例えば受信信号とともに転送された受信時刻に対してデータ数X分に相当する時間を加算することにより受信時刻を補正することができる。
送信予定時刻算出部313は、受信時刻補正部312により補正された受信時刻に基づいて送信予定時刻を算出する。送信予定時刻は、送信信号を送信すべき時刻として予め設定される送信時刻である。
変調部314は、送信データを変調して送信信号を生成する。なお、変調部314はデジタルの送信信号を生成する。
送信信号転送部315は、送信信号を送信予定時刻とともに時間制御器200に転送する。つまり、送信信号転送部315は、変調部314により生成されたデジタルの送信信号を、送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻とともに時間制御器200に転送する。前述のように、時間制御器200においては、転送されたデジタルの送信信号を送信信号記憶部213が記憶し、転送された送信予定時刻を送信予定時刻記憶部214が記憶する。
[受信時の処理タイミング例]
図5を参照して、第1の実施形態におけるソフトウェア無線の受信時における処理タイミング例について説明する。
図5においては、時刻t1〜t2の期間において通信タスクが実行され、続く時刻t2〜t3、t3〜t4の期間において他タスクが実行され、時刻t4〜t5の期間において通信タスクが実行され、時刻t5以降において他タスクが実行されるように、タスクの切り替えが行われる例が示される。なお、他タスクは、例えば、通信タスクより優先順位が高い割り込み処理を含んでいる。
図5において、制御装置300の復調部311は、時刻t1〜t2の通信タスクの期間に含まれる時刻t11〜t12の期間により時間制御器200に対して受信を指示する。受信の指示に応じて、時間制御器200における受信時刻取得部211は、時刻t12〜t13の期間において時間制御器200内部で管理する時刻を受信時刻として取得する。なお、受信時刻取得部211は、取得した受信時刻を、例えば時刻t16〜t17により受信時刻の転送が行われるまで保持する。なお、受信時刻の保持には、例えばレジスタなどを利用できる。続けて、時間制御器200の受信信号転送部212は、時刻t13〜t14の期間において、AD変換器103に対して受信を指示する。
ここで、時間制御器200は、受信時刻をOSから取得するのではなく、自己が管理する時刻から取得している。また、制御装置300に対して独立したタイミングで動作する。このために、時間制御器200が実行する受信時刻の取得と、AD変換器103への受信の指示は、実行中のタスクが通信タスクと他タスクのいずれであるのかにかかわらず、制御装置300の指示に応じて即座に実行される。つまり、時間制御器200の処理タイミングは、タスクの切り替わりに依存しない。
例えば、図5においては、時刻t13〜t14の期間の途中の時刻t2において通信タスクから他タスクに切り替わっている。しかし、時間制御器200の処理は、タスクの切り替わりに依存しないため、時刻t13〜t14の期間により受信信号転送部212が実行する受信の指示は、時刻t2におけるタスクの切り替わりにかかわらず、正常に実行される。
時刻t13〜t14の期間による受信の指示に応じて、AD変換器103は、時刻t14〜t15の期間において、アナログ送受信部102からアナログの受信信号を入力してデジタルの受信信号に変換する処理を実行する。続けて、AD変換器103は、時刻t15〜t16の期間により、デジタルの受信信号を時間制御器200の受信信号転送部212に対して転送する。
時間制御器200の受信信号転送部212は、時刻t15〜t16により転送された受信信号を、受信時刻取得部211が時刻t12〜t13の期間において取得した受信時刻とともに、時刻t16〜t17の期間により制御装置300に転送する。このように、受信信号転送部212は、タスクの切り替わりに依存することなく、AD変換器103からの受信信号の転送に応答して即座に受信信号を制御装置300に転送できる。
ここで、時刻t17は、図示するように、時刻t3〜t4による他タスクの期間に含まれている。そこで、制御装置300は、時刻t16〜t17の期間に転送された受信信号をメモリ400に記憶させ、時刻t17以降において、通信タスクに切り替わるまで待機する。
そして、時刻t4に至って他タスクから通信タスクに切り替わるのに応じて、制御装置300における復調部311は、メモリ400に記憶されていた受信信号を読み出して復調を行い、受信データを生成する。
また、受信時刻補正部312は、時刻t18〜t5の期間において、先の時刻t4〜t18による復調処理の結果に基づいて受信時刻を補正する。
[送信時の処理タイミング例]
次に、図6を参照して、第1の実施形態におけるソフトウェア無線の送信時における処理タイミング例について説明する。
図6においても、図5と同様に、時刻t1〜t2の期間において通信タスクが実行され、続く時刻t2〜t3、t3〜t4の期間において他タスクが実行され、時刻t4〜t5の期間において通信タスクが実行され、時刻t5以降において他タスクが実行されるように、タスクの切り替えが行われる例を示している。
図6において、制御装置300の変調部314は、例えば、通信タスクの期間に含まれる時刻t1〜t21の期間により、送信データについての変調を実行してデジタルの送信信号を生成する。そして、送信信号転送部315は、時刻t21〜t2の期間において、時刻t1〜t21により生成したデジタルの送信信号を、送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻とともに時間制御器200に転送する。
なお、時間制御器200において、送信信号記憶部213は、時刻t21〜t2の期間において転送された送信信号を記憶し、送信予定時刻記憶部214は、送信信号とともに転送された送信予定時刻を記憶する。
図6は、送信予定時刻算出部313により算出された送信予定時刻が図6の時刻t23である場合の例を示している。この場合、送信制御部215は、送信予定時刻記憶部214が記憶している送信予定時刻を読み出すことによって、送信予定時刻が時刻t23であることを認識する。
そこで、送信制御部215は、時刻t2以降において、送信予定時刻である時刻t23の所定時間前の時刻t22に至るまで送信信号の転送(送信制御)を待機する。そして、送信制御部215は、時刻t22に至るのに応じて、時刻t22〜t23の期間により、送信信号記憶部213に記憶されている送信信号をDA変換器104に転送する。この場合、送信予定時刻と実の送信時刻は、時刻t23で一致する。
DA変換器104は、例えば時刻t23以降において、転送されたデジタルの送信信号をアナログの送信信号に変換する。
前述のように、時間制御器200の動作は、制御装置300におけるタスクの切り替えに依存しない。これにより、図6の時刻t22〜t23として示すように、時間制御器200は、他タスクの期間であっても送信予定時刻において送信信号をDA変換器104に転送して送信させることができる。これにより、本実施形態においては、送信予定時刻と実の送信時刻との誤差を抑制することができる。
また、送信予定時刻の基となる受信時刻について制御装置300がOSの管理する時刻から取得しようとした場合、例えば、図2の時刻t71〜t72のタイミングの後に他タスクに切り替わってしまうと、受信時刻の取得に続けて受信指示を実行できなくなる。この場合、結果的に、受信時刻に基づいて算出される送信予定時刻自体にも誤差が発生する。
これに対して、本実施形態においては、図5にて説明したように、送信予定時刻の基となる受信時刻については、制御装置300がOSの管理する時刻から取得するのではなく、時間制御器200が、自己の管理する時刻から取得している。これにより、時間制御器200における受信時刻の取得とこれに応じたAD変換器103への受信指示は、タスクの切り替えにかかわらず連続した処理として実行することが可能になる。この結果、送信予定時刻についての誤差の発生が抑えられる。
<第2の実施形態>
[ソフトウェア無線機の構成例]
続いて、第2の実施形態について説明する。ソフトウェア無線機能はOS上で動作するアプリケーションにより実現される。したがって、例えばそれぞれが異なる通信方式に対応する複数のソフトウェア無線機能のアプリケーションを実装すれば、複数の異なる通信方式に対応した無線通信機能を有するソフトウェア無線機が得られる。そのうえで、マルチタスクOSに複数のソフトウェア無線機能のアプリケーションを実装した場合には、これら複数のソフトウェア無線機能の通信タスクを並行して実行させることが可能である。
第2の実施形態は、マルチタスクOS上で、複数の通信タスクを並行して実行可能なソフトウェア無線機の構成である。
図7は、第2の実施形態に係るソフトウェア無線機の構成例を示している。図7は、2つの通信タスクを並行して実行可能なソフトウェア無線機の構成例である。以降の説明において、2つの通信タスクのうち、一方の通信タスクについては第1通信タスクと呼び、他方の通信タスクについては第2通信タスクと呼ぶ。
なお、図7において図4と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すソフトウェア無線機は、図4の構成に対して分配器111と合成器112をさらに備える。
第2の実施形態においては、第1通信タスクに対応する無線通信方式による受信信号と、第2通信タスクに対応する無線通信方式による受信信号が複合された複合受信信号が受信される。
分配器111は、複数の通信タスクに対応する受信信号を含む複合受信信号から通信タスクごとに対応する受信信号を分配する。
具体的に、図7の分配器111は、AD変換器103によりデジタルに変換された複合受信信号を入力して、第1通信タスクに対応する受信信号と第2通信タスクに対応する受信信号とに分配する。分配器111は、分配後の第1通信タスクに対応する受信信号を、時間制御器200における第1通信タスク対応時間制御部201−1に出力し、分配後の第2通信タスクに対応する受信信号を、時間制御器200における第2通信タスク対応時間制御部201−2に出力する。
合成器112は、時間制御器200が出力する複数の送信信号を合成して複合送信信号を生成する。
具体的に、合成器112は、第1通信タスク対応時間制御部201−1から出力される第1通信タスクに対応する送信信号と、第2通信タスク対応時間制御部201−2から出力される第2通信タスクに対応する送信信号とを入力して合成し、複合送信信号を生成する。合成器112は、複合送信信号をDA変換器104に出力する。
図7に示すソフトウェア無線機において、時間制御器200は、通信タスク対応時間制御部201として、第1通信タスク対応時間制御部201−1と第2通信タスク対応時間制御部201−2を備える。
第1通信タスク対応時間制御部201−1は、第1通信タスクに対応して、受信時刻の取得と、AD変換器103と制御装置300との間における受信信号の転送制御と、制御装置300とDA変換器104との間における送信信号の転送制御とを実行する。
第2通信タスク対応時間制御部201−2は、第2通信タスクに対応して、受信時刻の取得と、AD変換器103と制御装置300との間における受信信号の転送制御と、制御装置300とDA変換器104との間における送信信号の転送制御とを実行する。
第1通信タスク対応時間制御部201−1は、受信時刻取得部211、受信信号転送部212、送信信号記憶部213、送信予定時刻記憶部214及び送信制御部215を備える。つまり、第1通信タスク対応時間制御部201−1は、図4の時間制御器200と同様の構成である。
第2通信タスク対応時間制御部201−2は、第1通信タスク対応時間制御部201−1と同様の構成により、受信時刻を取得し、第2通信タスクに対応する受信信号と送信信号を第2通信タスク処理部301−2に転送する。
このように、第2の実施形態の時間制御器200は、通信タスク対応時間制御部201を、複数の通信タスクごとに対応してそれぞれ個別に備える。これにより、例えば複数の通信タスクの同時送受信に対応することが可能になる。
また、図7の制御装置300は、通信タスク処理部301として、第1通信タスク処理部301−1と第2通信タスク処理部301−2の2つを備える。
第1通信タスク処理部301−1は、図4の通信タスク処理部301と同様の構成である。そのうえで、第1通信タスク処理部301−1における復調部311は、第1通信タスク対応時間制御部201−1の受信信号転送部212から転送された受信信号を復調して受信データを生成する。
また、第1通信タスク処理部301−1における受信時刻補正部312は、第1通信タスク対応時間制御部201−1の受信信号転送部212から受信信号とともに転送された受信時刻について、復調部311の復調結果に基づいて補正する。
また、第1通信タスク処理部301−1における変調部314は、第1通信タスクに対応する送信データを変調して送信信号を生成する。
第1通信タスク処理部301−1において、送信信号転送部315は、変調部314により生成された送信信号と、送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻を、第1通信タスク対応時間制御部201−1に対して転送する。
第2通信タスク処理部301−2は、第1通信タスク処理部301−1と同様の構成である。そのうえで、第2通信タスク処理部301−2における復調部311は、第2通信タスク対応時間制御部201−2の受信信号転送部212から転送された受信信号を復調して受信データを生成する。
また、第2通信タスク処理部301−2における受信時刻補正部312は、第2通信タスク対応時間制御部201−2の受信信号転送部212から受信信号とともに転送された受信時刻について、復調部311の復調結果に基づいて補正する。
また、第2通信タスク処理部301−2における変調部314は、第2通信タスクに対応する送信データを変調して送信信号を生成する。
第2通信タスク処理部301−2において、送信信号転送部315は、変調部314により生成された送信信号と、送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻を、第2通信タスク対応時間制御部201−2に対して転送する。
このように、第2の実施形態の制御装置300は、複数の通信タスクごとに対応して、通信タスク処理部301を複数備える。なお、複数の通信タスク処理部301は、制御装置300としてのハードウェア(例えばCPU)を共有する。また、通信タスク処理部301を構成する機能のうち、同一の処理となる機能については複数の通信タスク処理部301間で共有することができる。
[受信時の処理タイミング例]
図8を参照して、第2の実施形態におけるソフトウェア無線の受信時における処理タイミング例について説明する。
図8においては、時刻t1〜t2の期間において第1通信タスクが実行され、続く時刻t2〜t3の期間において第2通信タスクが実行され、時刻t3〜t4の期間において他タスクが実行され、時刻t4〜t5の期間において第1通信タスクが実行され、時刻t5〜t6において第2通信タスクが実行されるように、タスクの切り替えが行われる例が示される。なお、他タスクは、例えば、第1通信タスクと第2通信タスクより優先順位が高い割り込み処理を含んでいる。
図8において、制御装置300の第1通信タスク処理部301−1の復調部311は、時刻t1〜t2の第1通信タスクの期間に含まれる時刻t31〜t32の期間により時間制御器200の第1通信タスク対応時間制御部201−1に対して受信を指示する。
受信の指示に応じて、第1通信タスク対応時間制御部201−1における受信時刻取得部211は、時刻t32〜t33の期間において時間制御器200内部で管理する時刻を受信時刻として取得する。なお、受信時刻取得部211は、取得した受信時刻を、例えば時刻t36〜t37による受信信号の転送が行われるまで保持する。続けて、第1通信タスク対応時間制御部201−1の受信信号転送部212は、時刻t33〜t34の期間において、分配器111に対して受信を指示する。
図8に示すように、第1通信タスクから第2通信タスクに切り替わる時刻t2は、第1通信タスク対応時間制御部201−1の受信時刻取得部211が受信時刻を取得する時刻t32〜t33の期間に含まれている。また、時刻t33〜t34の期間における第1通信タスクに対応した指示は、時刻t2〜t3による第2通信タスクの期間において実行されている。
このように、第2の実施形態においても、第1通信タスク対応時間制御部201−1は、タスクの切り替わりに依存せずに個別に動作する。
また、時刻t33〜t34の期間による受信の指示に応じて、分配器111は、時刻t34〜t35の期間において、AD変換器103から入力した複合受信信号から第1通信タスクに対応する受信信号を分離する。また、分配器111は、時刻t35〜t36の期間において第1通信タスク対応時間制御部201−1に対して受信信号を転送する。
第1通信タスク対応時間制御部201−1における受信信号転送部212は、時刻t36〜t37の期間において、時刻t35〜t36の期間により転送された受信信号を、時刻t32〜t33の期間により取得された受信時刻とともに、制御装置300の第1通信タスク処理部301−1に出力する。
第2の実施形態において、分配器111も、時間制御器200と同様に、制御装置300におけるタスクの切り替えに依存することなく、個別に複合受信信号の分配処理を実行する。
これにより、時刻t32〜t37までの第1通信タスク対応時間制御部201−1の受信時刻の取得と受信信号の転送、及び、分配器111による複合受信信号の分配と受信信号の転送は、待機時間を含むことなく連続的に実行していくことができる。
時刻t37は、時刻t3〜t4による他タスクの期間に含まれている。そこで、第1通信タスク処理部301−1は、時刻t36〜t37の期間に転送された受信信号をメモリ400に記憶させ、第1通信タスクに切り替わるまで待機する。
そして、時刻t4に至って他タスクから第1通信タスクに切り替わるのに応じて、第1通信タスク処理部301−1における復調部311は、メモリ400に記憶されていた受信信号を読み出して復調を行い、受信データを生成する。
また、第1通信タスク処理部301−1の受信時刻補正部312は、時刻t38〜t5の期間において、先の時刻t4〜t38による復調処理の結果に基づいて受信時刻を補正する。
また、同じ図8において、上記の第1通信タスクに対応した処理と並行して、第2の通信タスクに対応した処理は以下のように実行される。
制御装置300の第2通信タスク処理部301−2の復調部311は、時刻t2〜t3による第2通信タスクの期間に含まれる時刻t41〜t42の期間により時間制御器200の第2通信タスク対応時間制御部201−2に対して受信を指示する。
受信の指示に応じて、第2通信タスク対応時間制御部201−2における受信時刻取得部211は、時刻t42〜t43の期間において時間制御器200内部で管理する時刻を受信時刻として取得する。なお、受信時刻取得部211は、取得した受信時刻を、例えば時刻t4〜t47により受信信号の転送が行われるまで保持する。続けて、第2通信タスク対応時間制御部201−2の受信信号転送部212は、時刻t43〜t3の期間において、分配器111に対して受信を指示する。
また、時刻t43〜t3の期間による受信の指示に応じて、分配器111は、時刻t3〜t45の期間において、AD変換器103から入力した複合受信信号から第2通信タスクに対応する受信信号を分離する。また、分配器111は、時刻t45〜t4の期間において第2通信タスク対応時間制御部201−2に対して受信信号を転送する。
AD変換器103は、分配器111が複合受信信号から第1通信タスクに対応した受信信号を分離する時刻t34〜t35の期間と、第2通信タスクに対応した受信信号を分離する時刻t3〜t45の期間とに応じてアナログの複合受信信号をデジタルの複合受信信号に変換する。
つまり、図8におけるAD変換器103は、時刻t34〜t45の期間において、アナログの複合受信信号をデジタルの複合受信信号に変換する処理を実行する。
第2通信タスク対応時間制御部201−2における受信信号転送部212は、時刻t4〜t47の期間において、時刻t45〜t4の期間により転送された受信信号を、時刻t42〜t43の期間により取得された受信時刻とともに、制御装置300の第2通信タスク処理部301−2に出力する。
前述のように、時間制御器200と分配器111は、制御装置300におけるタスクの切り替えに依存することなく、個別に処理を実行できる。
これにより、時刻t42〜t47までの第2通信タスク対応時間制御部201−2の受信時刻の取得と受信信号の転送、及び、分配器111による複合受信信号の分配と受信信号の転送も、待機時間を含むことなく連続的に実行していくことができる。
ここで、時刻t47は、時刻t4〜t5による第1通信タスクの期間に含まれている。つまり、第1通信タスクは、第2通信タスクに対しては他のタスクである。
そこで、第2通信タスク処理部301−2は、時刻t4〜t47の期間に転送された受信信号をメモリ400に記憶させ、時刻t47以降において通信タスクに切り替わるまで待機する。
そして、時刻t5に至って他タスクから通信タスクに切り替わるのに応じて、第2通信タスク処理部301−2における復調部311は、時刻t5〜t48の期間において、メモリ400に記憶されていた受信信号を読み出して復調を行い、受信データを生成する。
また、第2通信タスク処理部301−2の受信時刻補正部312は、時刻t48〜t6の期間において、先の時刻t5〜t48による復調処理の結果に基づいて受信時刻を補正する。
[送信時の処理タイミング例]
次に、図9を参照して、第2の実施形態におけるソフトウェア無線の送信時における処理タイミング例について説明する。
図9においても、図8と同様に、時刻t1〜t2の期間において第1通信タスクが実行され、続く時刻t2〜t3の期間において第2通信タスクが実行され、時刻t3〜t4の期間において他タスクが実行され、時刻t4〜t5の期間において第1通信タスクが実行され、時刻t5〜t6において第2通信タスクが実行されるように、タスクの切り替えが行われる例が示される。
図9において、制御装置300の第1通信タスク処理部301−1における変調部314は、例えば、第1通信タスクの期間における時刻t1〜t51により、送信データの変調を実行してデジタルの送信信号を生成する。そして、第1通信タスク処理部301−1における送信信号転送部315は、時刻t51〜t2の期間において、時刻t1〜t51の変調により生成したデジタルの送信信号を、送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻とともに時間制御器200の第1通信タスク対応時間制御部201−1に転送する。
第1通信タスク対応時間制御部201−1において、送信信号記憶部213は、時刻t51〜t2の期間により転送された送信信号を記憶し、送信予定時刻記憶部214は、送信信号とともに転送された送信予定時刻を記憶する。
図9において、第1通信タスク処理部301−1の送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻は時刻t53である。なお、以降において、第1通信タスク処理部301−1の送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻については送信予定時刻1と記載する。
この場合、第1通信タスク対応時間制御部201−1の送信制御部215は、送信予定時刻記憶部214が記憶している送信予定時刻1を読み出すことによって、送信予定時刻1が時刻t53であることを認識する。
そこで、第1通信タスク対応時間制御部201−1の送信制御部215は、時刻t2以降において、送信予定時刻1である時刻t53の所定時間前の時刻t52に至るまで送信信号の転送を待機する。そして、第1通信タスク対応時間制御部201−1の送信制御部215は、時刻t52〜t53の期間において、送信信号記憶部213に記憶されている送信信号を合成器112に転送する。これにより、送信予定時刻1と実の送信時刻は、時刻t53で一致する。
合成器112は、例えば時刻t53〜t54により転送された第1通信タスク対応の送信信号を入力し、複合送信信号に合成する処理を実行する。
次に、第2通信タスクに対応した処理タイミングについて説明する。
図9において、制御装置300の第2通信タスク処理部301−2における変調部314は、例えば、第2通信タスクの期間に含まれる時刻t2〜t61により、送信データの変調を実行してデジタルの送信信号を生成する。そして、第2通信タスク処理部301−2における送信信号転送部315は、時刻t61〜t3の期間において、時刻t2〜t61の変調により生成したデジタルの送信信号を、送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻とともに時間制御器200の第2通信タスク対応時間制御部201−2に転送する。
第2通信タスク対応時間制御部201−2において、送信信号記憶部213は、時刻t61〜t3の期間により転送された送信信号を記憶し、送信予定時刻記憶部214は、送信信号とともに転送された送信予定時刻を記憶する。
図9において、第2通信タスク処理部301−2の送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻は時刻t63である。なお、以降において、第2通信タスク処理部301−2の送信予定時刻算出部313が算出した送信予定時刻については送信予定時刻2と記載する。
この場合、第2通信タスク対応時間制御部201−2の送信制御部215は、送信予定時刻記憶部214が記憶している送信予定時刻2を読み出すことによって、送信予定時刻2が時刻t63であることを認識する。
そこで、第2通信タスク対応時間制御部201−2の送信制御部215は、時刻t3以降において、送信予定時刻2である時刻t63の所定時間前の時刻t62に至るまで送信信号の転送を待機する。そして、第2通信タスク対応時間制御部201−2の送信制御部215は、時刻t62〜t63の期間において、送信信号記憶部213に記憶されている送信信号を合成器112に転送する。これにより、送信予定時刻2と実の送信時刻は、時刻t63で一致する。
合成器112は、例えば時刻t63〜t64により転送された第2通信タスク対応の送信信号を入力し、複合送信信号に合成する処理を実行する。
図9において、DA変換器104は、合成器112が第1通信タスク対応の送信信号を入力して複合受信信号に合成する時刻t53〜t54の期間と、第2通信タスク対応の送信信号を入力して複合受信信号に合成する時刻t63〜t64の期間とに応じて、複合送信信号をデジタルからアナログに変換する。
つまり、図9におけるDA変換器104は、時刻t53〜t64の期間において、複合送信信号をデジタルからアナログに変換する。
このように、第2の実施形態では、第1通信タスクと第2通信タスクとに対応して、時間制御器200において、第1通信タスク対応時間制御部201−1と第2通信タスク対応時間制御部201−2を備える。つまり、第2の実施形態の時間制御器200は、複数の通信タスクのそれぞれに対応する複数の通信タスク対応時間制御部を備える。このような構成により、複数の通信タスクが並行して処理を実行する場合においても、各通信タスクに対応して送信予定時刻と送信時刻との誤差を抑制することができる。また、送信予定時刻自体についての誤差も抑制することができる。
なお、第2の実施形態においては、2つの通信タスクに対応した構成を示しているが、3以上の通信タスクに対応した構成であってもよい。
また、図4、図7における各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりソフトウェア無線機能に応じた処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は本実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
101アンテナ、102…アナログ送受信部、103…AD変換器、104…DA変換器、200…時間制御器、211…受信時刻取得部、212…受信信号転送部、213…送信信号記憶部、214…送信予定時刻記憶部、215…送信制御部、300…制御装置、301…通信タスク処理部、400…メモリ

Claims (3)

  1. 時間制御器と制御装置とを備える無線機であって、
    前記時間制御器は、
    無線通信における受信信号の入力に応じて、前記時間制御器が管理する時刻を受信時刻として取得する受信時刻取得部と、
    入力した受信信号と前記受信時刻とを制御装置に転送する受信信号転送部と、
    前記制御装置から転送された送信信号を記憶する送信信号記憶部と、
    前記制御装置から前記送信信号とともに転送された送信予定時刻を記憶する送信予定時刻記憶部と、
    前記送信予定時刻記憶部が記憶する送信予定時刻に至るのに応じて、前記送信信号記憶部が記憶する送信信号を無線により送信させる送信制御部とを備え、
    前記制御装置は、
    前記時間制御器から転送された受信信号を復調して受信データを出力する復調部と、
    前記復調部により受信信号が復調されるのに応じて、前記時間制御器から転送された受信時刻を補正する受信時刻補正部と、
    前記受信時刻補正部により補正された受信時刻に基づいて前記送信予定時刻を算出する送信予定時刻算出部と、
    送信データを変調して送信信号を生成する変調部と、
    前記送信信号を送信予定時刻とともに前記時間制御器に転送する送信信号転送部とを備える無線機。
  2. 複数の通信タスクに対応する受信信号を含む複合受信信号から通信タスクごとに対応する受信信号を分配する分配器と、
    前記時間制御器が出力する複数の送信信号を合成して複合送信信号を生成する合成器をさらに備え、
    前記時間制御器は、
    前記受信時刻取得部と、前記分配器から入力した受信信号を前記受信時刻取得部が取得した受信時刻とともに転送する前記受信信号転送部と、前記送信信号記憶部と、前記送信予定時刻記憶部と、前記送信制御部とを備える通信タスク対応時間制御部を、前記複数の通信タスクごとに対応して複数備え、
    前記制御装置は、
    前記復調部と、前記受信時刻補正部と、前記送信予定時刻算出部と、前記変調部と、前記送信信号転送部を備える通信タスク処理部を、前記複数の通信タスクごとに対応して複数備える、
    請求項1に記載の無線機。
  3. 時間制御器と制御装置とを備える無線機における送受信方法であって、
    前記時間制御器は、
    無線通信における受信信号の入力に応じて、前記時間制御器が管理する時刻を受信時刻として取得する受信時刻取得ステップと、
    入力した受信信号と前記受信時刻とを制御装置に転送する受信信号転送ステップと、
    制御装置から前記送信信号とともに転送された送信予定時刻に至るのに応じて、前記制御装置から転送された送信信号を無線により送信させる送信制御ステップとを備え、
    前記制御装置は、
    前記時間制御器から転送された受信信号を復調して受信データを出力する復調ステップと、
    前記復調ステップにより受信信号が復調されるのに応じて、前記時間制御器から転送された受信時刻を補正する受信時刻補正ステップと、
    前記受信時刻補正ステップにより補正された受信時刻に基づいて前記送信予定時刻を算出する送信予定時刻算出ステップと、
    送信データを変調して送信信号を生成する変調ステップと、
    前記送信信号を送信予定時刻とともに前記時間制御器に転送する送信信号転送ステップとを有する送受信方法。
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