JP2014155677A - 内視鏡用鉗子栓 - Google Patents
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Abstract
【課題】患者の体内の内臓などに生じた病変部などを外部から液体で洗浄しながら生検鉗子などの処置具を同時に扱うことのできる内視鏡用鉗子栓を提供する。
【解決手段】内視鏡用鉗子栓は、内視鏡本体の鉗子口への結合手段4を有し、頂部の開口端6から垂下し、下端に狭窄穴8を有する内筒7を備えた栓本体2の側壁に、前記内筒7に対向するように送水筒3を設けてなり、前記栓本体2に、前記内筒7の開口端6を封止できるキャップ14及び前記送水筒3を封止できるキャップ15を一体的に備えたことを特徴とし、病変部の処置のために液体などの注入と、生検鉗子などの処置具の挿入との2つの作業が同時にできるように構成した。
【選択図】図2
【解決手段】内視鏡用鉗子栓は、内視鏡本体の鉗子口への結合手段4を有し、頂部の開口端6から垂下し、下端に狭窄穴8を有する内筒7を備えた栓本体2の側壁に、前記内筒7に対向するように送水筒3を設けてなり、前記栓本体2に、前記内筒7の開口端6を封止できるキャップ14及び前記送水筒3を封止できるキャップ15を一体的に備えたことを特徴とし、病変部の処置のために液体などの注入と、生検鉗子などの処置具の挿入との2つの作業が同時にできるように構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、患者の内臓等に生じた病変部などを外部から視認する内視鏡の鉗子口に結合し、その病変部の処置のために洗浄水などの注入と、生検鉗子などの処置具の挿入とを同時に行えるようにした内視鏡用鉗子栓に関するものである。
従来、患者の内臓等の病変部などを外部から視認するための内視鏡がある。この内視鏡は、図4に示す如く、内視鏡本体41に設けた屈曲可能な管部42の先頭部43に、カメラ(撮像素子)や生検鉗子などの処置具の出口を設けている。該内視鏡本体1の手元部には前記管部42の操作ノブ44が設けられているとともに吸水ボタン、送水ボタン及びカメラシャッターなどの各種ボタン類45が設けられている。また、内視鏡本体41には管部42を貫通する通路46に鉗子口47からの通路が合流している。該鉗子口47には体液や汚物が外部に漏れ出さないように鉗子口栓48が結合されている。
前記鉗子口栓48の例として、たとえば、特開平10−155734号がある。これは弾性材料からなり、栓本体の頂部48′にスリット(図示せず)を設けている。該スリットは平時には閉塞され、処置具などの挿入時には該スリットを、その弾性に抗して無理に開け、処置具などを挿入しないときには、体液や汚物が外部に漏れ出さないように確実に閉塞できるようになっている。
特開平10−155734号公報
しかしながら、上記特許文献1として示した鉗子口栓の場合には、処置具挿入口は1つであり、病変部の処置のために洗浄水、たとえば、生理食塩水や薬液などの注入と、生検鉗子などの処置具とを同時に扱うことができず、洗浄水などの注入には、必ず、生検鉗子などの処置具をいったん抜かなければならないという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解消するためのもので、その目的とするところは、患者の内臓などに生じた病変部などを外部から洗浄水で洗浄しながら生検鉗子などの処置具を同時に扱うことのできる内視鏡用鉗子栓を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る内視鏡用鉗子栓は、下部に内視鏡の鉗子口への結合手段を有し、頂部開口部に有する開口端から垂下し、下端に狭窄穴を有する内筒を備えた栓本体の側壁に、前記内筒に対向するように送水筒を設けてなり、前記栓本体に、前記内筒の開口端を封止できるキャップ及び前記送水筒を封止できるキャップを一体的に備えたことを特徴とし、病変部の処置のために洗浄水などの注入と、生検鉗子などの処置具の挿入との2つの作業を同時に扱うことができるように構成した。
また、請求項2に係る内視鏡用鉗子栓は、前記栓本体が、外皮を硬質素材とし、内皮を軟質素材にて形成したことを特徴とし、人の手指が触れる外皮を硬く扱い易くするとともに衛生的にする一方、内皮を密栓ないし結合性重視にするように構成した。
さらに、請求項3に係る内視鏡用鉗子栓は、前記内筒用のキャップが、前記栓本体の肩部にヒンジ結合されていることを特徴とし、ヒンジ結合部を2つ折りするように折り曲げるだけで内筒の開口端を容易に封止できるように構成した。
さらにまた、請求項4に係る内視鏡用鉗子栓は、前記送水筒用のキャップが、前記栓本体の裾部から延出した屈曲可能な帯状板に結合されていることを特徴とし、栓本体の裾部から延出された帯状板は、送水筒から離れており、送水チューブの接続作業の支障にはならないばかりでなく帯状板を屈曲させれば容易に送水筒の封止が可能になるように構成した。
本発明によれば、頂部の開口端から挿入し、内筒下端の狭窄穴から病変部に達するように生検鉗子などの処置具を通せるとともに、栓本体の側壁に設けた送水筒から病変部へ洗浄水などを注入するという2つの作業を同時に行うことができる。また、前記栓本体の頂部の開口端をキャップで封止しておけば、送水筒からの送水時に送水漏れは皆無となる。さらに、前記栓本体の側壁の送水筒をキャップで封止しておけば、頂部の開口端から内筒下端の狭窄穴を経て病変部に達するように生検鉗子などの処置具による専用の作業が可能になる。さらにまた、頂部の開口端から内筒下端の狭窄穴を経て病変部に達するように生検鉗子などの処置具を通している状況で、前記送水筒から連続して送水を行っても、該送水水は、内筒の側面に当たるだけで、生検鉗子などの処置具には当たらないので送水液は常に病変部の方向への流れが作られ、内筒下端の狭窄穴より逆流することがなく、送水漏れのおそれが皆無となるなど、各種の優れた効果を奏するものである。
また、請求項2に記載の発明によれば、人の手指が触れる外皮を硬くしたので、内視鏡の鉗子口へ結合手段を介して結合させ易くなる。しかも、栓本体の頂部開口端、或いは送水筒へキャップを封止するときの作業が楽になる。一方、軟質素材からなる内皮は内視鏡本体の鉗子口への結合や頂部開口端又は送水筒へのキャップの結合性が高められるという優れた効果を奏するものである。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、前記内筒用のキャップは栓本体の肩部にヒンジ結合されているので、そのヒンジ結合部を2つ折りするように折り曲げるだけで内筒の開口端を容易に封止できるという優れた効果を奏するものである。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、前記送水筒用のキャップは栓本体の裾部から延出された帯状板に結合され、送水筒から離れており、送水チューブの接続作業に支障を生じさせないし、帯状板を屈曲させれば送水筒の封止が可能になり、その作業は簡単であるという優れた効果を奏するものである。
次に、本発明の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1は本願鉗子栓の外観を示す斜視図、図2は本願鉗子栓の縦断面図、図3は本願鉗子栓の送水筒に送水チューブを繋いだ状態を示す断面図である。
本願鉗子栓1は、図1の如く、栓本体2と、該栓本体2の側壁に設けた送水筒3とからなる。前記栓本体2の下部には、図2の如く、内視鏡の結合突子を有する鉗子口Kへの結合手段4を有している。該結合手段4は、前記鉗子口Kに結合した状態で鉗子路K′を塞がないことは勿論である。前記栓本体2内には、頂部の開口部5を開口端6とする内筒7が垂下されている。該内筒7の下端には狭窄穴8が設けられている。該狭窄穴8は、図3の如く、開口端6から挿入した生検鉗子などの処置具9との隙間Sを狭くしている。
前記栓本体2の側壁に設けた送水筒3は、図3の如く、前記内筒7に対向して設けられているとともに、該送水筒3の内周は、奥に向かって先細り型のルアテーパーになっている。一方、送水機10から延びた送水チューブ11の接続端12も前記送水筒3に先細り型のルアテーパーになり、きつく接続できるようになっている。しかして、患者の内臓などに生じた病変部などを送水機10からの洗浄水での洗浄をしながら開口端6から生検鉗子などの処置具9を挿入して必要な処置ができるようになっている。
前記送水筒3に接続して送水機10からの送水は、前記内筒7の周囲となる空間(栓本体2内)13を満タンにした後、矢印の如く、鉗子路K′側への流れNを作る。このとき、内筒7の下端の狭窄穴8と処置具9との隙間Sは、前述の如く、狭くなっているから、この隙間Sより送水水が逆流することはない。この場合、前記送水筒3より前記栓本体2内に送水された送水水は、前記内筒7に勢いよく当たるだけで、前記内筒7の開口端6から挿入した生検鉗子などの処置具9には直に当たることがなく、たとえ処置具自体がネジ状になっていても処置具を伝って送水水が内筒7の開口端6より漏れることはない。
前記栓本体2には、前記内筒7の開口端6を封止するためのキャップ14と、前記送水筒3を封止するためのキャップ15とが一体的に備えられている。ここに「一体的」としたのは、キャップ14及び15が前記栓本体2とは別物(離れもの)として存在すると紛失のおそれがあるからである。具体的には、前記内筒用のキャップ14は、栓本体2の肩部2′にヒンジ結合部16を介して備えられ、前記送水筒用のキャップ15は、栓本体2の裾部から延出された屈曲可能な帯状板17に備えられている。
前記内筒用のキャップ14が、前記栓本体2の肩部2′にヒンジ結合したのは、図2の如く、ヒンジ結合部16で2つ折りすると、突起14′を開口端6に二点鎖線で示したように深く進入させて閉塞できる。これは、前記開口端6から生検鉗子などの処置具9を挿入しない状態で送水筒3からの送水だけで処理するときに有効である。また、前記送水筒用のキャップ15が、前記栓本体2の裾部に帯状板17を介して結合したのは、キャップ15の開放時に低い位置を保てば、前記送水筒3への送水チューブ11の接続端12の接続に邪魔にならないこと、及び、図2の如く、帯状板17をほぼ90°に屈曲させれば、突起15′が前記送水筒3の口端3′に二点鎖線で示す如く、深く進入させて確実に閉塞できる。これは、前記送水筒3からの送水をしない状態で開口端6から生検鉗子などの処置具9を挿入して処理するときに有効である。
前記栓本体2は、図2の如く、外皮Aを硬質素材とし、内皮Bを軟質素材にて形成している。外皮Aを硬質素材にしたのは、外皮Aは人の手指が触れる部分であり、結合手段4を内視鏡の鉗子口Kへ結合させるに当たり、硬い方が手指を強く握って力を入れることができ、扱い易くなる。また、手垢などの付着があっても拭取れるので衛生的に保ち易い。一方、内皮Bを軟質素材にしたのは、密栓乃至結合性を重視したためである。勿論、前記栓本体2の裾部を内皮Bで形成し、これから帯状板17を延出すれば、帯状板17が軟質素材にて形成できて素材的に屈曲可能となるし、送水筒用のキャップ15及び突起15′も軟質素材で形成できる。なお、前記栓本体2の側壁に設けた送水筒3も、図示の例では外皮Aを硬質素材とし、内皮Bを軟質素材にて形成している。
次に、本願鉗子栓1の作用を説明する。まず、内視鏡の結合突子を有する鉗子口Kへ栓本体2の結合手段4を介して結合する。次に、該栓本体2の送水筒3からキャップ15を取り外すと、帯状板17の伸長により栓本体2の裾部のレベルまで倒れる。しかして、前記送水筒3に送水チューブ11の接続端12を挿し込むが、その作業に前記キャップ15が邪魔になることがない。
次いで、送水機10を作動させて送水を開始すると、送水水は内筒7の側面に当たり、内筒7の周囲の空間13を満タンにした後、鉗子口K側への流れNが作られる。そして、内視鏡の管部をとおしてその先頭部から病変部の洗浄(体液等による汚れを除去する)が行われる。この洗浄と同時に、生検鉗子などの処置具9を挿入して処置したいときは、その肩部2′にヒンジ結合されているキャップ14を栓本体2から取り外して開口端6を開放し、処置具9を内筒7内に挿入し、その下端の狭窄穴8を経て内視鏡の管部をとおしてその先頭部から病変部に到達させる。換言すれば、本願鉗子栓1によると、送水作業と処置具の挿入作業との2つの作業を同時に行うことができることとなる。
次に、前記栓本体の頂部の開口端をキャップで封止しておけば、送水筒からの送水時に送水漏れは皆無となるし、前記栓本体2の側壁の送水筒3をキャップ15で封止しておけば、頂部の開口端6から内筒7下端の狭窄穴8を経て病変部に達するように生検鉗子などの処置具による専用の作業が可能になる。
また、前記栓本体2の頂部開口端6から内筒7の下端の狭窄穴8を経て病変部に達するように生検鉗子などの処置具を通している状況で、前記送水筒3から連続して送水を行っても直に生検鉗子などの処置具9には当たらないので送水水は常に病変部の方向へのみ流れNが作られ、内筒7の下端の狭窄穴8より逆流することがなく、送水漏れのおそれが皆無となる
本願鉗子栓1は、患者の体内の内臓等に生じた病変部などを外部から視認し、その病変部の処置のために液体などの注入と、生検鉗子などの処置具の挿入とを同時に行えるようにしたもので、医療基材として産業上の利用可能性は高いものである。
1 本願鉗子栓
2 栓本体
2′ 肩部
3 送水筒
4 結合手段
5 開口部
6 開口端
7 内筒
8 狭窄穴
9 生検鉗子などの処置具
10 送水機
11 送水チューブ
12 接続端
13 送水機
14 キャップ(内筒用)
15 キャップ(送水筒用)
16 ヒンジ結合部
17 帯状板
K 鉗子口
N 流れ
A 外皮
B 内皮
S 隙間
2 栓本体
2′ 肩部
3 送水筒
4 結合手段
5 開口部
6 開口端
7 内筒
8 狭窄穴
9 生検鉗子などの処置具
10 送水機
11 送水チューブ
12 接続端
13 送水機
14 キャップ(内筒用)
15 キャップ(送水筒用)
16 ヒンジ結合部
17 帯状板
K 鉗子口
N 流れ
A 外皮
B 内皮
S 隙間
Claims (4)
- 下部に内視鏡の鉗子口への結合手段を有し、頂部開口部に有する開口端から垂下し、下端に狭窄穴を有する内筒を備えた栓本体の側壁に、前記内筒に対向するように送水筒を設けてなり、前記栓本体に、前記内筒の開口端を封止できるキャップ及び前記送水筒を封止できるキャップを一体的に備えたことを特徴とする内視鏡用鉗子栓。
- 前記栓本体が、外皮を硬質素材とし、内皮を軟質素材にて形成したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用鉗子栓。
- 前記内筒用のキャップが、前記栓本体の肩部にヒンジ結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡用鉗子栓。
- 前記送水筒用のキャップが、前記栓本体の裾部から延出した屈曲可能な帯状板に結合されていることを特徴とする請求項1〜3のうちの1に記載の内視鏡用鉗子栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013029524A JP2014155677A (ja) | 2013-02-18 | 2013-02-18 | 内視鏡用鉗子栓 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013029524A JP2014155677A (ja) | 2013-02-18 | 2013-02-18 | 内視鏡用鉗子栓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014155677A true JP2014155677A (ja) | 2014-08-28 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014155677A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020105668A1 (ja) | 2018-11-22 | 2020-05-28 | 学校法人自治医科大学 | 内視鏡の視野確保用の粘弾性組成物 |
| EP3824916A1 (en) | 2015-09-30 | 2021-05-26 | Jichi Medical University | Viscoelastic composition |
| KR20210096802A (ko) * | 2020-01-29 | 2021-08-06 | 고려대학교 산학협력단 | 분비물 수집을 위한 배출구를 구비하는 내시경 처치구 채널 마개 및 이를 구비하는 내시경 장치 |
-
2013
- 2013-02-18 JP JP2013029524A patent/JP2014155677A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3824916A1 (en) | 2015-09-30 | 2021-05-26 | Jichi Medical University | Viscoelastic composition |
| WO2020105668A1 (ja) | 2018-11-22 | 2020-05-28 | 学校法人自治医科大学 | 内視鏡の視野確保用の粘弾性組成物 |
| KR20210096802A (ko) * | 2020-01-29 | 2021-08-06 | 고려대학교 산학협력단 | 분비물 수집을 위한 배출구를 구비하는 내시경 처치구 채널 마개 및 이를 구비하는 내시경 장치 |
| KR102389812B1 (ko) * | 2020-01-29 | 2022-04-22 | 고려대학교 산학협력단 | 분비물 수집을 위한 배출구를 구비하는 내시경 처치구 채널 마개 및 이를 구비하는 내시경 장치 |
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