JP2014159089A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被印刷基板を検査することなく、被印刷基板上に印刷欠陥のない印刷パターンを安定的に形成することができる製造方法に基づく印刷装置を提供することを課題とする。
【解決手段】印刷版101から前記検査ロール200にインキパターンを転写する工程と、前記検査ロールに転写された前記インキパターンを検査用カメラで撮像する撮像工程と、前記印刷版上に前記被印刷基板106と同位置に相当する位置にマーキングする工程と、定盤位置変更機構と同期したマーキングした位置からの距離を前記撮像工程からの情報で把握し、前記被印刷基板の所望の位置に欠陥を転写するよう相対的に位置を移動する工程とを備えていることを特徴とする印刷方法。
【選択図】図1
【解決手段】印刷版101から前記検査ロール200にインキパターンを転写する工程と、前記検査ロールに転写された前記インキパターンを検査用カメラで撮像する撮像工程と、前記印刷版上に前記被印刷基板106と同位置に相当する位置にマーキングする工程と、定盤位置変更機構と同期したマーキングした位置からの距離を前記撮像工程からの情報で把握し、前記被印刷基板の所望の位置に欠陥を転写するよう相対的に位置を移動する工程とを備えていることを特徴とする印刷方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、高分子有機ELディスプレイパネルを製造するための印刷装置と高分子有機ELディスプレイパネル製造方法に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(以下ELと表す。)素子は、対向する陽極と陰極との間に有機発光材料からなる有機発光層が形成された構造をもつ発光素子であり、電圧の印加によって陽極、陰極からそれぞれ正孔、電子が注入され、それらが有機発光層で再結合を起こすことにより発光するものであるが、効率の良い発光を得るためには、有機発光層の膜厚が重要な要素であり、数nmから数十nm程度で膜厚をコントロールする必要がある。さらに、これをディスプレイ化するには高精細にパターニングする必要がある。
有機発光層に用いられる有機発光材料は、低分子系材料と高分子系材料に区分されており、有機発光層の形成方法は有機発光材料の種類によって異なる。
一般に低分子系材料は、抵抗加熱蒸着法(真空蒸着法)等によって基板に薄膜を形成する。有機EL素子をフルカラー化する場合には、各色の画素形状に応じたパターンの蒸着マスクを用いて、異なる発光色の発光材料をそれぞれの画素にマスク蒸着して形成する方法が採用されている。この方法は、薄膜形状を均一に形成するには優れた方法であるが、蒸着される基板が大型になるとマスクのパターン精度が出難くなるという問題点がある。
一方で高分子系材料では、有機発光材料を溶剤に溶解あるいは分散させてインキ化し、これをウェットコーティング法によって塗布し、薄膜を形成する方法が主に用いられている。ウェットコーティング法としては、スピンコート法、バーコート法、吐出コート法、ディップコート法等があるが、高精細なパターニングや、フルカラー化の色の塗り分けにこれらの方法を用いることは困難である。そこで、フルカラー化に有機発光材層をパターニングする手段としては、インキジェット法や印刷法によるパターン印刷が有効であると考えられる。
高精細パターニング方法のひとつとして、例えばインキジェットノズルから溶剤に溶かした有機発光材料を基板上に噴出させ、基板上で乾燥させることでパターンを形成するインキジェット方法がある(特許文献1参照)。この方法においては、ノズルから噴出されたインキ液滴は球状をしている為、基板上に着弾する際にインキが円形状に広がり、形成されたパターンの形状が直線性に欠けたり、あるいは着弾精度が悪くなってパターンの直線性が得られなかったりするという課題がある。
一方で印刷法によるパターン形成方法には、凸版印刷法、反転印刷法、スクリーン印刷法等が提案されている。有機EL素子やディスプレイでは、基材としてガラス基板を用いることが多く、グラビア印刷法等のように金属製等の硬い印刷版を用いる方法は不向きである。そのため、弾性を有するゴム製の印刷版を用いた印刷法や、ゴム製の印刷用ブランケットを用いたオフセット印刷法、弾性を有するゴムやその他の樹脂を主成分とした感光性樹脂版を用いる凸版印刷法等が適正な印刷法と考えられている。実際に、これらの印刷法の試みとして、オフセット印刷によるパターン印刷方法(特許文献2参照)、凸版印刷によるパターン印刷方法(特許文献3参照)などが提唱されている。特に凸版印刷による方法は、パターン形成精度や膜厚均一性などに優れ、印刷による有機EL素子の製造方法として最も適している。
凸版印刷法による有機EL素子の作製工程の一例を以下に示す。まず、微細な孔を有するアニロックスロールの表面にインキを塗布する。次に、アニロックスロール表面の余分なインキをドクターでかきとることによって、アニロックスロールの単位面積あたりのインキ塗布量を均一にする。その後、有機EL素子の画素形状に対応してパターニングされた印刷版上にアニロックスロール上のインキを転移する。最後に、印刷版上のインキ薄膜を基板上に転写させることで有機EL素子の発光層を形成する。
図1に凸版印刷法によって発光部を形成するための印刷工程の一例を図示する。図1中に示すインキパン103にはインキが貯留されている。アニロックスロール104にはこのインキパン103中においてインキが供給された後に、その上の余分なインキがドクター105によって掻き落とされ、孔内部にのみインキが蓄えられる。孔内部のインキは、アニロックスロール104と相対して回転する版胴102に巻かれている凸版101の画像形成部上に転移させられ、そこにインキの薄膜を形成する。さらに、画像形成部上に形成された薄膜は版胴102と相対して移動する被印刷基板106上に転写される。
有機EL素子を凸版印刷法で作製する場合、印刷版上の転写パターンは有機EL素子の各画素を構成する複数の発光部のうち、同色発光部を形成するための転写パターンが複数配列された構成となっており、それぞれの発光色に発光する発光部を順次印刷していくことで有機発光層パターンを得ている。
前述したように、凸版印刷法ではアニロックスロールから樹脂凸版にインキを転移し、更に樹脂凸版上のインキを被印刷基板へ転写することで所望の有機発光層パターンを得るのだが、ここで樹脂凸版上に形成される樹脂パターンは被印刷基板上に形成される所望の有機発光層パターンと相対したパターンである必要がある。しかし、この樹脂凸版上に形成される樹脂パターンに欠けや突起、もしくは付着異物などが存在すると、被印刷基板上に形成されるパターンにそれらに起因した印刷欠陥が発生し、更にはその印刷欠陥は、連続して印刷される被印刷基板全てに共通の欠陥として発生するという問題があった。
また印刷中に付着したそれらの欠陥が印刷基板ごとで発生する可能性もあり、印刷中における転写欠陥の発生源を捉えることは非常に困難であった。
また印刷中に付着したそれらの欠陥が印刷基板ごとで発生する可能性もあり、印刷中における転写欠陥の発生源を捉えることは非常に困難であった。
そのため、印刷された被印刷基板を抜取り、検査を実施することで連続して印刷欠陥が発生することを防止する方法が採用されているが、検査時の検査光もしくは検査環境による有機発光層の特性低下が起こることで、印刷欠陥が発生した被印刷基板の欠陥部を修正することによる再生ができないため、歩留まり低下、コスト増大等に繋がるという課題がある。
また、印刷中に発生するそれらの欠陥の原因が把握できないことによる生産不安定性も課題である。
また、印刷中に発生するそれらの欠陥の原因が把握できないことによる生産不安定性も課題である。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、被印刷基板を検査することなく、被印刷基板上に印刷欠陥のない印刷パターンを安定的に形成することができる製造方法に基づく印刷装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、印刷版と、この印刷版からインキパターンを転写する被印刷基板を載置し印刷版との相対的な位置を調整することが可能な移動定盤と、前記被印刷基板の代わりに前記印刷版からインキパターンを転写し検査するための検査ロールと、前記検査ロールに転写されたインキパターンを検査するためのロール検査装置と、前記移動定盤の位置を変更し前記被印刷基板と前記印刷版との相対的な位置を調整するための定盤位置変更機構とを備えた印刷装置であって、
前記ロール検査装置は、検査ロールに転写されたインキパターンの欠陥の有無及びその位置を検査する機能を有しており、
前記定盤位置変更機構には、前記被印刷基板の座標位置と前記検査ロールの座標位置とが互いに関連付けて予め入力されており、かつ、前記定盤位置変更機構は、前記ロール検査装置による検査情報に基づいて、前記印刷版と前記移動定盤との相対的な位置を調整する機能を有することを特徴とする印刷装置である。
前記ロール検査装置は、検査ロールに転写されたインキパターンの欠陥の有無及びその位置を検査する機能を有しており、
前記定盤位置変更機構には、前記被印刷基板の座標位置と前記検査ロールの座標位置とが互いに関連付けて予め入力されており、かつ、前記定盤位置変更機構は、前記ロール検査装置による検査情報に基づいて、前記印刷版と前記移動定盤との相対的な位置を調整する機能を有することを特徴とする印刷装置である。
また、請求項2に記載の発明は、前記ロール検査装置は、前記検査ロールに転写された前記インキパターンを照明する照明手段と、前記インキパターンを撮像するための検査用カメラを備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置である。
また、請求項3に記載の発明は、検査用ロール洗浄手段と検査用ロール乾燥手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置である。
また、請求項4に記載の発明は、前記印刷版が凸版であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置を使用した印刷方法であって、
前記印刷版から前記検査ロールにインキパターンを転写する工程と、
前記検査ロールに転写された前記インキパターンの欠陥の有無及びその位置を検査する工程と、
前記インキパターンに欠陥があった場合には、この検査情報に基づいて、前記被印刷基板の所望の位置に前記欠陥が位置するように、前記印刷版と前記移動定盤との相対的な位置を調整する工程と、
を備えることを特徴とする印刷方法である。
前記印刷版から前記検査ロールにインキパターンを転写する工程と、
前記検査ロールに転写された前記インキパターンの欠陥の有無及びその位置を検査する工程と、
前記インキパターンに欠陥があった場合には、この検査情報に基づいて、前記被印刷基板の所望の位置に前記欠陥が位置するように、前記印刷版と前記移動定盤との相対的な位置を調整する工程と、
を備えることを特徴とする印刷方法である。
また、請求項6に記載の発明は、前記印刷版が版胴に取り付けられており、
印刷版と移動定盤との相対的な位置を調整する前記工程が、版胴と前記移動定盤との間に速度差を持たせることで実施するものであることを特徴とする請求項5に記載の印刷方法である。
印刷版と移動定盤との相対的な位置を調整する前記工程が、版胴と前記移動定盤との間に速度差を持たせることで実施するものであることを特徴とする請求項5に記載の印刷方法である。
請求項1から請求項6記載の発明を用いることにより、被印刷基板ではなく検査用ロール上に印刷し、検査用ロール上の印刷パターンを検査することで、被印刷基板を損なうことなく印刷パターンの検査が可能となり、印刷欠陥のない印刷パターンを安定的に形成することができるようになる。
図1は、本発明の印刷装置に於ける、版胴に取り付けられた印刷版からインキパターンが被印刷基板に印刷される状況の一例を示す概略断面図である。ここでは特に印刷法として凸版印刷法を用いて説明するが、これに限定はしない。この印刷装置は、版胴102と、版胴102の周囲に形成される発光パターン形成用の印刷版101と、被印刷基板106を搬送する移動定盤107と、印刷版101上にインキを供給するアニロックスロール104と、アニロックスロール104にインキを供給するインキパン103と、アニロックスロール104上の余剰インキを除去するドクター105と、被印刷基板106の代わりにインキパターンの印刷を行うための検査用ロール200と、検査用ロール上のパターンを検査するロール検査装置201と、を含んで構成されている。次に、本発明の各構成を詳細に説明する。
版胴102は移動定盤107の上に載置された被印刷基板106に印刷可能に配置されるものであり、定位置に回転可能に支持されている。印刷版101は、版胴102の周面に装着されている。アニロックスロール104は版胴102の回転軸と平行、且つ印刷版101の表面の版面と接触するように設置されている。インキパン103の内部にはインキが充填されており、アニロックスロール104とインキパン103内部のインキとが接するよう設置されている。被印刷基板106は移動定盤107上に載置されている。移動定盤107は版胴102の回転軸と直交し、且つ移動定盤107の被印刷基板106が載置された平面と平行な平面内で水平に移動可能に設置されている。
また、本発明の印刷装置は、移動定盤107に伴って移動する検査用ロール200とロール検査装置201を備えている。そして、支持基台700が版胴102の下方に位置して水平に設置され、移動定盤107、検査用ロール200及びロール検査装置201は、支持基台700上にガイドを介して版胴102の回転軸と直交し、且つ移動定盤107の被印刷基板106が載置された平面と平行な平面内で水平に移動可能に設置されている。
上述した構成の印刷装置において、アニロックスロール104の回転に伴い、インキパン103から供給されたインキがアニロックスロール104の表面に均一に保持されたあと、版胴102に取り付けられた印刷版101の版面に転移する。被印刷基板106は移動定盤107上に固定され、印刷版101のパターンと被印刷基板106のパターン形成位置との位置調整機構である定盤位置変更機構402により、位置調整しながら印刷開始位置まで移動する。印刷開始位置からは被印刷基板106が印刷版101の凸部と接して版胴102の回転と同期しながら移動し、印刷版101から被印刷基板106の所定位置にインキが転写され、被印刷基板106の表面にインキパターンが形成される。被印刷基板106にインキパターンが形成された後は、必要に応じてオーブンなどによる乾燥工程を設けることができる。
本発明の実施の形態に係るアニロックスロール104は、版胴102の周速と同一の周速で回転しながらインキを印刷版101に供給するものである。アニロックスロール10
4はクロム製やセラミックス製のものを用いることができ、アニロックスロール104の外周面には、インキを保持するための細かい孔や凹部、セル状などのパターンが形成されていることが望ましい。
4はクロム製やセラミックス製のものを用いることができ、アニロックスロール104の外周面には、インキを保持するための細かい孔や凹部、セル状などのパターンが形成されていることが望ましい。
本発明の実施の形態に係るインキパン103は、アニロックスロール104の下方周面部分を浸漬するインキ溜りや、滴下型のインキングユニット、ファウンテンロール、ダイコーター、キャップコーターなどのコーターやそれらを組み合わせたものなどを用いることができる。また、インキパン103にインキを補充するインキ補充装置(図示せず)や、インキを保存するインキタンク(図示せず)が接続されていることが望ましい。
また、アニロックスロール104上に均一にインキを供給する為にドクター105を併設することが望ましい。ドクター105の形状は刃状のものやロール状のものなどがあり、そのいずれでもかまわない。また、インキパン103がインキ溜りの場合には、ドクター105は、アニロックスロール104の回転方向で、インキ溜りからアニロックスロール104と印刷版101との当接点までの間に位置し、掻き取ったインキがインキ溜りに落ちるようにするのが好ましい。
本発明の実施の形態に係る印刷版101に用いられる基材の材料は、印刷に対する機械的強度を有すれば良く、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリビニルアルコールなどの公知の合成樹脂、鉄や銅、アルミニウムといった公知の金属およびそれらの合金、またはそれらの積層体を用いることができる。
また印刷版101を構成する基材としては、高い寸法安定性を保持するものが望ましく、基材として用いられる材料としては金属が好適に使用される。金属としては鉄、アルミニウム、銅、亜鉛、ニッケル、チタン、クロム、金、銀やそれらの合金、積層体などが挙げられるが、特に、加工性、経済性から鉄を主成分とするスチール基材やアルミまたはアルミ基材を好適に用いることができる。
印刷版101の版面を樹脂で形成する場合、その版面上の凸部の形成方法としてはポジ型感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法、ネガ型感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法、射出成型、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、孔版印刷法、レーザーアブレーション法等の種々のパターン成型法を用いることができるが、パターンの精度を高めるという観点から、感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法が望ましく、また、要求精度の凸版を形成可能なネガ型感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法が最も望ましい。
感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法を凸部パターン形成法として適用する場合、基材層、反射抑制層、感光性樹脂層が順次積層されている板状感光性樹脂積層体から印刷版101の凸部を形成することが最も望ましい。感光性樹脂層の成型方法は、射出成型法、突出成型法、ラミネート法、バーコート法、スリットコート法、カンマコート法などの公知の方法を用いることができる。
印刷版101の版面を樹脂で形成する場合、用いる樹脂としてはインキに対する耐溶剤性があればよく、ニトリルゴム、シリコーンゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴムなどのゴムの他に、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエー
テルスルホン、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂やそれらの共重合体、セルロース誘導体などや、フッ素系エラストマーやポリ四フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ六フッ化ビニリデンやそれらの共重合体といったフッ素系樹脂から一種類以上を選択することができる。
テルスルホン、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂やそれらの共重合体、セルロース誘導体などや、フッ素系エラストマーやポリ四フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ六フッ化ビニリデンやそれらの共重合体といったフッ素系樹脂から一種類以上を選択することができる。
本発明の実施の形態に係る印刷版101は、上記のように基材上に凸部パターンが形成された印刷版101を版胴102に巻きつけて使用されるが、版胴102を基材として直接版胴102に凸部パターンを形成しても良い。
また、使用するインキは、インキパン103からアニロックスロール104への塗工及びアニロックスロール104から印刷版101への転移に適した粘度に調整する。インキの粘度は5〜180mPa・sとすることが望ましい。本実施の形態で用いる凸版印刷法ではアニロックスロール104から印刷版101上へのインキの転移が最初に行われるが、180mPa・s以上の粘度ではアニロックスロール104から凸版101上へインキが転移した後、インキが印刷版101上で十分にレベリングせず、ムラの原因になる。また、5mPa・s以下では被印刷基板106に転写した際に画素内で、はじきムラが発生しやすい。
アニロックスロール104から印刷版101上に転移されるインキ量は、被印刷基板106に成膜する膜厚によって決定するが、インキ濃度とアニロックスロール104のセル容積を調整することで印刷版101上に転移されるインキ量を一定にすることが望ましい。
本発明の実施の形態に係る転写したインキパターン検査手段202は、図1に示すように、検査用ロール200とロール検査装置201で構成され、印刷版101にインキが供給された状態の印刷開始位置から、検査用ロール200が印刷版101の凸部と接して版胴102の回転と同期しながら回転し、印刷版101から検査用ロール200の周面にインキが転写されインキパターンが得られるように構成されている。転写されたインキパターンは、検査用ロール200の表面に対向して設置された照明手段203と検査用カメラ204を備えたロール検査装置201により、欠陥及び異物の検出が行なわれる。
本発明の実施の形態に係る検査用ロール200は、クロムメッキロールなど表面が平滑なものが望ましいが、インキパターンの検査に差し支える表面形状、表面材質でなければ特に材質などを限定するものではない。また、検査用ロール200は転写されるインキパターンの領域以上の表面積を持ち得る周長、幅が得られる外形が望ましいが、それに限定はしない。
本発明の実施の形態に係る転写インキパターン検査手段202は、照明手段203により検査用の照明光を検査用ロール200の上方から照射し、同じく検査用ロール200の近傍に設置した検査用カメラ204により、検査用ロール200を回転させることで検査用ロール200に形成されたインキパターンを撮像する。検査用カメラ204は、例えばラインセンサカメラを使用した連続撮像を実施するが、検査用ロール200の幅方向に対して検査用カメラの幅方向撮像範囲が不足し、1回の撮像で検査用ロール上の全てのインキパターンを撮像できない場合は、検査用カメラを2個以上並べて撮像するなど適正な構成を選定すればよい。
欠陥検出サイズは、数10nm〜数10μmのゴミ等の異物が画素非点灯となることが分かっているため、それに合わせた検出能力として、例えば100nmを検出可能なカメラとするが、検出感度を上げすぎると誤検出が多くなることや、検査に時間を要する等の悪影響もあるため、製品作製環境や、検出したい欠陥サイズ、生産数量などを考慮して、適正な検出サイズを選定することが望ましい。
撮像された画像を使用し、一般的に使用されているパターンマッチング方式や比較検査方式を用いて検査して欠陥を検出し、XY座標系のデータとして記録しておく。データフォーマットは特に制約はないが、一般的なパソコンで記録可能なファイル形式(データファイル形式、テキストファイル形式、CSVファイル形式など)を用いるのが良い。記録内容は、例えば欠陥の位置情報(X座標、Y座標)、欠陥サイズ、欠陥の種類(白欠陥、黒欠陥、透過欠陥、反射欠陥)、等を記録するのが望ましい。
従来の方式では、アニロックスロール104から印刷版101、更には被印刷基板106へとインキを転写することで所望のインキパターンを得ることができるが、その際、印刷版101の凸部パターン上に欠けや突起、もしくは付着異物などが存在した場合に、印刷する全ての被印刷基板106上にそれらに起因した印刷欠陥が発生してしまう問題がある。そこで本発明の検査用ロール200を備え、前記検査用ロール200上に転写されたインキパターンに生じた欠陥を検査する転写インキパターン検査手段202を用いることにより、被印刷基板106にインキパターンを形成する前に、検査用ロール200にインキパターンを転写形成し、被印刷基板106に印刷することなく、印刷版101の凸部パターン上の欠けや突起、もしくは付着異物などに起因して発生するインキパターンの欠陥を検出可能となり、不良品の発生を未然に防ぐことが可能となる。
図3に示すように、本発明の実施の形態に係る検査用ロール洗浄手段300は、検査用ロール200の下面が内部に貯えられた洗浄液に浸漬するように設置された貯液槽302と、検査用ロール200の表面がロールの回転に伴い貯液槽302に貯えられた洗浄液に浸漬された後、洗浄液から露出した場所において、検査用ロール200の表面に洗浄液を噴きつけることができるように配置された洗浄液供給ノズル303を備える。また、検査用ロール乾燥手段301は、洗浄液供給ノズル303で検査用ロール200に噴きつけられ付着した洗浄液に対し、窒素またはクリーンエアを吹き付けられるように配置された乾燥ノズル304を備え、上記検査用ロール洗浄手段300と検査用ロール乾燥手段301により、検査用ロール200の表面を清浄な状態に保つ。なお、本実施の形態では、検査用ロール洗浄手段300として、貯液槽302と洗浄液供給ノズル303、並びに検査用ロール乾燥手段301として乾燥ノズル304による構成を示したが、これらに限定されるものではなく、検査用ロール200の表面を清浄にできる手段であれば適用可能であり、貯液槽302と洗浄液供給ノズル303のいずれかがない構成、または別の手段が追加された構成、または別の手段による構成、例えばドクターによる掻き取り、布による拭き取りなどでも良い。これにより、全ての被印刷基板に対して毎回、転写前に検査が可能となるが、生産性との兼ね合いから、検査ロール200を使用した欠陥検査の頻度を必要に応じて小さくしても良い。
図6に当該印刷版を版胴へ巻きつけた版から被印刷基板へのインキパターンの転写方法を示す。版パターン601の凹凸形状上面部602から被印刷基板へインキ603を転写する方法や凹凸形状底面のくぼみ部604から被印刷基板へインキ603を転写する方法がある。
本発明の印刷装置における検査方式では、被印刷基板の座標位置を事前に捉えておくことで、欠陥部を被印刷基板の所望の場所から外すことが可能で、被印刷基板間で共通の転写欠陥となり、ロットアウトとなる生産品を作製することを回避できる。
被印刷基板の座標位置を事前に捉える手段としては、例えば、図4で示す定盤位置変更機構402に、被印刷基板における座標位置の情報として被印刷基板の設計図面の座標位置を事前に読み込ませておき、一方で当該印刷版上にも被印刷基板と同位置にマーキングして印を付けておくことで、定盤位置変更機構402は、定盤位置変更機構402と同期したマーキング位置からの距離をロール検査装置201で把握し、被印刷基板の所望の位置に転写するよう相対的に位置を移動定盤107により移動することが出来る。
またその逆の方式も可能で、当該印刷版の欠陥の座標位置の情報を定盤位置変更機構402に事前に読み込ませておくことで欠陥位置を把握でき、被印刷基板と同期したマーキング位置からの欠陥転写位置を、相対的に座標位置を移動することで、所望の位置に印刷することが可能であるが、どちらの方式を選択するかは使用する被印刷基板や印刷装置の仕様により選択することができる。
欠陥位置を被印刷基板で相対的に移動する方法として自動化した方法を用いてもよいが、所望のパターン位置を得るには検査用カメラ撮像モニター401を具備させ、手動で位置を変更できる機構であってもよい。その双方を具備する機構でもよい。また、欠陥位置を回避する方法は前記座標位置入力だけで無く、欠陥位置を把握することで、版胴102と移動定盤107で周速差をつけることで相対的な位置を移動することも可能である。
図5に定盤位置変更機構402を用いて欠陥位置を相対的に移動した場合と移動しない場合における、所望の位置での印刷結果の例を示す。図5に示したように、例えば、所望の画素位置に検査ロール上の転写欠陥503(インキが転写されなかった欠陥)が重なる場合、本印刷装置に具備した検査機構がある場合に、その欠陥位置を画素から外すような相対的な移動有りの場合502の操作を行うことで、画素内にインキがない状態を防ぐことができる。これを用いない場合、すなわち相対的な移動無しの場合501に示したように、検査ロール上の転写欠陥503が画素と座標位置が一致し、被印刷基板上の転写欠陥504が発生する。また、被印刷基板上の転写欠陥504を回避する方法としては、版胴102と移動定盤107で同期している周速に速度差をつけることで、所望のパターン位置を相対的に移動することでも前記相対的な移動有りの場合502と同等の効果が得られる。
以上、本発明の実施の形態に係る構成を説明したが、上記の印刷装置により印刷版の凸部パターン上の欠けや突起、付着異物に起因して発生するインキパターン欠陥を検査用ロール上にて検出し、その欠陥位置を避けて被印刷基板にインキパターンを転写できることを示した。本発明は高分子有機ELディスプレイに限定されるものではなく、凸版印刷法で形成する高精細のパターニング技術、例えば金属インキによる配線印刷、カラーフィルター等の着色インキの印刷などにおいて好適に実施が可能である。
以下に、発明を実施するための形態ついて実施例を用いて具体的に示す。なお、0052段から0056段に示す被印刷基板の作製、有機発光層形成用有機発光材料の調製、印刷用凸版の製造は実施例、比較例ともに共通である。
(被印刷基板の作製)
被印刷基板として、支持体上に設けられたスイッチング素子として機能する薄膜トランジスタと、その上方に形成された平坦化層と、平坦化層上にコンタクトホールによって前記薄膜トランジスタと導通が図られている画素電極とを備えたアクティブマトリクス基板を用いた。
被印刷基板として、支持体上に設けられたスイッチング素子として機能する薄膜トランジスタと、その上方に形成された平坦化層と、平坦化層上にコンタクトホールによって前記薄膜トランジスタと導通が図られている画素電極とを備えたアクティブマトリクス基板を用いた。
次にこの被印刷基板上に設けられている画素電極の端部を被覆し、画素を区画するような形状で隔壁を形成した。隔壁の形成は、日本ゼオン社製ポジレジストZWD6216−6をスピンコータにて基板全面に厚み2μmで形成した後、フォトリソグラフィー法によって隔壁を形成した。画素サイズは長辺方向120μm、短辺方向35μmであり長辺方向の画素間の隔壁は10μmである。
画素電極上にスピンコート法により正孔輸送層としてポリ−(3,4)−エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)1.5wt%水溶液を100nm膜厚で成膜した。さらにこの成膜されたPEDOT/PSS薄膜を減圧下(5Pa〜10Pa)、100℃で1時間乾燥することで、被印刷基板を作製した。
(有機発光層形成用有機発光材料の調製)
赤色、緑色、青色(RGB)の3色からなる以下の有機発光材料を調製した。
赤色発光インク(R):ポリフルオレン系誘導体のトルエン1wt%溶液
緑色発光インク(G):ポリフルオレン系誘導体のトルエン1wt%溶液
青色発光インク(B):ポリフルオレン系誘導体のトルエン1wt%溶液
赤色、緑色、青色(RGB)の3色からなる以下の有機発光材料を調製した。
赤色発光インク(R):ポリフルオレン系誘導体のトルエン1wt%溶液
緑色発光インク(G):ポリフルオレン系誘導体のトルエン1wt%溶液
青色発光インク(B):ポリフルオレン系誘導体のトルエン1wt%溶液
(印刷用凸版の製造)
前述の感光性樹脂材(日本ゼオン社製ポジレジストZWD6216−6)に対し、有機エレクトロルミネッセンス表示素子の画素領域に対応して上記の被印刷基板の画素幅である25μmのストライプ状の開口と125μmの遮光部が形成された合成石英基材のクロムマスクを樹脂凸版パターンの原版とし、このクロムマスクをプロキシミティ露光装置にセットしたものを用いて樹脂凸版を露光した。プロキシミティギャップは100μmで、露光量は400mJ/cm2とした。露光の後、ライン搬送式スプレー現像機を用いて現像液である純水を噴射し現像パターンを得た。なお、有機ELディスプレイの作製のために、赤、青、緑の各色用に印刷用凸版を作製した。
前述の感光性樹脂材(日本ゼオン社製ポジレジストZWD6216−6)に対し、有機エレクトロルミネッセンス表示素子の画素領域に対応して上記の被印刷基板の画素幅である25μmのストライプ状の開口と125μmの遮光部が形成された合成石英基材のクロムマスクを樹脂凸版パターンの原版とし、このクロムマスクをプロキシミティ露光装置にセットしたものを用いて樹脂凸版を露光した。プロキシミティギャップは100μmで、露光量は400mJ/cm2とした。露光の後、ライン搬送式スプレー現像機を用いて現像液である純水を噴射し現像パターンを得た。なお、有機ELディスプレイの作製のために、赤、青、緑の各色用に印刷用凸版を作製した。
(有機EL素子の製造)
<実施例1>
作製した前記の印刷用凸版を本発明の印刷装置の版胴に固定した。これと前記有機発光材料を用いて、被印刷基板に対し、各色各々の版を用いて印刷をおこなった。有機発光層は、赤色有機発光層、緑色有機発光層、青色有機発光層がストライプ状に並ぶように印刷した。各色について印刷をおこなった後、オーブン内にて130℃で1時間乾燥を行った。形成されたパターン各色の平均膜厚は102nmだった。乾燥の後、印刷により形成した有機発光層上にカルシウムを10nm真空蒸着にて成膜し、さらにその上に銀を300nm真空蒸着し、最後にガラスキャップを用い封止をおこない本発明の有機EL素子を作製した。この有機EL素子の発光状態を確認したところ、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる同座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。
<実施例1>
作製した前記の印刷用凸版を本発明の印刷装置の版胴に固定した。これと前記有機発光材料を用いて、被印刷基板に対し、各色各々の版を用いて印刷をおこなった。有機発光層は、赤色有機発光層、緑色有機発光層、青色有機発光層がストライプ状に並ぶように印刷した。各色について印刷をおこなった後、オーブン内にて130℃で1時間乾燥を行った。形成されたパターン各色の平均膜厚は102nmだった。乾燥の後、印刷により形成した有機発光層上にカルシウムを10nm真空蒸着にて成膜し、さらにその上に銀を300nm真空蒸着し、最後にガラスキャップを用い封止をおこない本発明の有機EL素子を作製した。この有機EL素子の発光状態を確認したところ、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる同座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。
本発明の印刷装置を用い、検査用ロール上に転写された欠陥箇所を前記被印刷基板の印刷方向に対し、60μmだけ上方にずらせて隔壁上に座標位置が来るよう被印刷基板に対し、凸版欠陥座標位置を相対的に移動させ印刷したところ、前記で確認した非発光画素部は発光していた。また、60μmだけ下方にずらせて隔壁上に座標位置が来るよう被印刷基板に対し、凸版欠陥座標位置を相対的に移動させ印刷しても同じ結果となったことを確認した。
また使用した検査用ロールを洗浄し、乾燥させ、再び検査用ロールに印刷したところ、同位置に欠陥があり、該凸版の欠けが非発光画素の原因であった。次回印刷から相対的に移動した座標位置で印刷することで、被印刷基板を損なうことなく、印刷することができた。
<実施例2>
実施例1と同じ凸版を用い同じ方法にて、有機EL素子を作製し、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。
実施例1と同じ凸版を用い同じ方法にて、有機EL素子を作製し、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。
これに対して、本発明の印刷装置の版胴の回転速度を被印刷基板が載置されている基板定盤速度より速く印刷した。この印刷の場合、被印刷基板に対し、前記非発光画素の印刷方向60μmほど凸版欠陥座標位置を相対的に上部へ移動させ隔壁上に欠陥部を印刷して有機EL素子を作製したところ、前記非発光画素部は発光していた。
また使用した検査用ロールを洗浄し、乾燥させ、再び検査用ロールに印刷したところ、同位置に欠陥があり、該凸版の欠けが非発光画素の原因であった。次回印刷から相対的に移動した座標位置で印刷することで、被印刷基板を損なうことなく、印刷することができた。
<実施例3>
実施例1と同じ凸版を用い同じ方法にて、有機EL素子を作製し、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。
実施例1と同じ凸版を用い同じ方法にて、有機EL素子を作製し、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。
これに対して、版胴の回転速度を被印刷基板が載置されている基板定盤速度より遅く印刷した。この印刷の場合、被印刷基板に対し、前記非発光画素の印刷方向60μmほど相対的に下部へ移動させ隔壁上に欠陥部を印刷したところ、前記非発光画素部は発光していた。
また使用した検査用ロールを洗浄し、乾燥させ、再び検査用ロールに印刷したところ、同位置に欠陥があり、該凸版の欠けが非発光画素の原因であった。次回印刷から相対的に移動した座標位置で印刷することで、被印刷基板を損なうことなく、印刷することができた。
<比較例1>
実施例1〜3で使用したのと同じ凸版を本発明の印刷装置の版胴に固定した。また、本発明の印刷装置から検査用ロールを外した。本発明の印刷装置にて前記有機発光材料を用いて、被印刷基板に対し、各色各々の版にて印刷をおこなった。有機発光層は、赤色有機発光層、緑色有機発光層、青色有機発光層がストライプ状に並ぶように印刷した。各色について印刷をおこなった後、オーブン内にて130℃で1時間乾燥を行った。形成されたパターン各色の平均膜厚は102nmだった。乾燥の後、印刷により形成した有機発光層上にカルシウムを10nm真空蒸着にて成膜し、さらにその上に銀を300nm真空蒸着し、最後にガラスキャップを用い封止をおこない有機EL素子を作製した。この有機EL素子の発光状態を確認したところ、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる同座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。さらに印刷を続けたところ同箇所に同欠陥が転写されたため、この位置による欠陥が非発光画素になった要因であることを確認した。
実施例1〜3で使用したのと同じ凸版を本発明の印刷装置の版胴に固定した。また、本発明の印刷装置から検査用ロールを外した。本発明の印刷装置にて前記有機発光材料を用いて、被印刷基板に対し、各色各々の版にて印刷をおこなった。有機発光層は、赤色有機発光層、緑色有機発光層、青色有機発光層がストライプ状に並ぶように印刷した。各色について印刷をおこなった後、オーブン内にて130℃で1時間乾燥を行った。形成されたパターン各色の平均膜厚は102nmだった。乾燥の後、印刷により形成した有機発光層上にカルシウムを10nm真空蒸着にて成膜し、さらにその上に銀を300nm真空蒸着し、最後にガラスキャップを用い封止をおこない有機EL素子を作製した。この有機EL素子の発光状態を確認したところ、非発光画素を確認した。この非発光画素の座標位置と当該凸版にあたる同座標位置を確認したところ、当該凸版が長辺方向5μm、短辺方向25μmの欠けを確認し、画素に対して長辺方向中央部(60μm)に位置していることを確認した。さらに印刷を続けたところ同箇所に同欠陥が転写されたため、この位置による欠陥が非発光画素になった要因であることを確認した。
101・・・印刷版
102・・・版胴
103・・・インキパン
104・・・アニロックスロール
105・・・ドクター
106・・・被印刷基板
107・・・移動定盤
200・・・検査用ロール
201・・・ロール検査装置
202・・・転写したインキパターンの検査手段
203・・・照明手段
204・・・検査用カメラ
300・・・検査用ロール洗浄手段
301・・・検査用ロール乾燥手段
302・・・貯液槽
303・・・洗浄液供給ノズル
304・・・乾燥ノズル
401・・・検査用カメラ撮像モニター
402・・・定盤位置変更機構
403・・・相対的な移動座標
501・・・相対的な移動無しの場合
502・・・相対的な移動有りの場合
503・・・検査ロール上の転写欠陥
504・・・被印刷基板上の転写欠陥
601・・・版パターン
602・・・凹凸形状上面部
603・・・インキ
604・・・凹凸形状底面のくぼみ部
700・・・支持基台
102・・・版胴
103・・・インキパン
104・・・アニロックスロール
105・・・ドクター
106・・・被印刷基板
107・・・移動定盤
200・・・検査用ロール
201・・・ロール検査装置
202・・・転写したインキパターンの検査手段
203・・・照明手段
204・・・検査用カメラ
300・・・検査用ロール洗浄手段
301・・・検査用ロール乾燥手段
302・・・貯液槽
303・・・洗浄液供給ノズル
304・・・乾燥ノズル
401・・・検査用カメラ撮像モニター
402・・・定盤位置変更機構
403・・・相対的な移動座標
501・・・相対的な移動無しの場合
502・・・相対的な移動有りの場合
503・・・検査ロール上の転写欠陥
504・・・被印刷基板上の転写欠陥
601・・・版パターン
602・・・凹凸形状上面部
603・・・インキ
604・・・凹凸形状底面のくぼみ部
700・・・支持基台
Claims (6)
- 印刷版と、この印刷版からインキパターンを転写する被印刷基板を載置し印刷版との相対的な位置を調整することが可能な移動定盤と、前記被印刷基板の代わりに前記印刷版からインキパターンを転写し検査するための検査ロールと、前記検査ロールに転写されたインキパターンを検査するためのロール検査装置と、前記移動定盤の位置を変更し前記被印刷基板と前記印刷版との相対的な位置を調整するための定盤位置変更機構とを備えた印刷装置であって、
前記ロール検査装置は、検査ロールに転写されたインキパターンの欠陥の有無及びその位置を検査する機能を有しており、
前記定盤位置変更機構には、前記被印刷基板の座標位置と前記検査ロールの座標位置とが互いに関連付けて予め入力されており、かつ、前記定盤位置変更機構は、前記ロール検査装置による検査情報に基づいて、前記印刷版と前記移動定盤との相対的な位置を調整する機能を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記ロール検査装置は、前記検査ロールに転写された前記インキパターンを照明する照明手段と、前記インキパターンを撮像するための検査用カメラを備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 検査用ロール洗浄手段と検査用ロール乾燥手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
- 前記印刷版が凸版であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置を使用した印刷方法であって、
前記印刷版から前記検査ロールにインキパターンを転写する工程と、
前記検査ロールに転写された前記インキパターンの欠陥の有無及びその位置を検査する工程と、
前記インキパターンに欠陥があった場合には、この検査情報に基づいて、前記被印刷基板の所望の位置に前記欠陥が位置するように、前記印刷版と前記移動定盤との相対的な位置を調整する工程と、
を備えることを特徴とする印刷方法。 - 前記印刷版が版胴に取り付けられており、
印刷版と移動定盤との相対的な位置を調整する前記工程が、版胴と前記移動定盤との間に速度差を持たせることで実施するものであることを特徴とする請求項5に記載の印刷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013029745A JP2014159089A (ja) | 2013-02-19 | 2013-02-19 | 印刷装置および印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014159089A true JP2014159089A (ja) | 2014-09-04 |
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ID=51611209
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Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2014159089A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6114486B1 (ja) * | 2016-09-15 | 2017-04-12 | ナカンテクノ株式会社 | 印刷装置とその印刷方法 |
| JP2017100149A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | Jfeスチール株式会社 | 超硬合金ワークロールおよびその運用方法 |
| CN110181934A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-08-30 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种印刷装置、印刷系统及其印刷方法 |
| JP2020527275A (ja) * | 2017-06-01 | 2020-09-03 | 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. | アレイ基板、それを有する表示パネル、並びにアレイ基板の製造方法 |
-
2013
- 2013-02-19 JP JP2013029745A patent/JP2014159089A/ja active Pending
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| WO2018051384A1 (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | ナカンテクノ株式会社 | 印刷装置とその印刷方法 |
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| US11063095B2 (en) | 2017-06-01 | 2021-07-13 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Array substrate, display panel having the same, and method of fabricating array substrate |
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