JP2014170765A - 電子装置 - Google Patents

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Harufumi Yokoyama
治文 横山
Makoto Senjiiwa
誠 千地岩
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Abstract

【課題】発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、高出力を得ることが可能な電子装置を提供する。
【解決手段】装置内を冷却する送風部と、送風部の下方に配置された電源部と、送風部の上方に配置された電力増幅部とで構成され、送風部による風が電源部、送風部及び電力増幅部それぞれの内部を通過して装置内部を冷却する電子装置において、電源部及び電力増幅部は、各々、筐体と、発熱部品と、発熱部品を冷却する放熱器と、筐体内部を垂直方向に仕切る仕切板とを備え、発熱部品と放熱器が仕切板の表裏面の各々に取り付けられ、送風部による風が、電源部の放熱器を通過して送風部に流入した後、電力増幅部の放熱器を通過して外部に排出されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、発熱部品の放熱構造に係り、特に、電力増幅器を有し、ラック等に収納して使用する機器に適した放熱構造を有する電子装置に関する。
電子計算機や放送システムなどの電子装置は、性能向上や大出力を得るため、半導体デバイス、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)、CPU(Central Processing Unit)、サーキュレータなど高温を発する電子部品が回路基板に高密度に実装され、この回路基板を実装したパワーアンプユニットや電源ユニットや制御ユニット等が装置ラック内に多数収納されて、多段に実装されている。
特許文献1には、発熱部品を実装した発熱ユニット(パワーアンプユニット)と、該発熱ユニットを冷却するファンを上面に実装したファンユニットとを上下に隣接させて取り付けるラックの実装構造において、ファンユニットの側面及び背面の少なくとも一面に空気の吸気口を有し、ファンユニットの下に、発熱部品を実装した別の発熱ユニット(電源ユニット)または非発熱ユニット(制御ユニット)を隣接させて取り付けるようにした技術が開示されている。
特開2007−81194号公報
しかし、特許文献1では、発熱ユニットであるパワーアンプユニットや電源ユニットの下側に冷却用のファンユニットを各々配置する構成となっており、冷却用のファンユニットが2つ必要であることから、製造経費が嵩み、また、メンテナンス作業が増加するという問題があった。
また、特許文献1では、ファンユニットの側面または背面に設けられた吸気口から空気を取り入れて、ファンによって発熱ユニットの下方から上方に向かって冷却風を送るよう構成されており、水平方向から流入した空気を垂直方向に向きを変えてファン内に取り込むようにしていることから、空気の流れにロスが生じるため、効率的な送風ルートになっていないという問題があった。
本発明はこの様な問題を解決するためになされたもので、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、高出力を得ることが可能な電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る電子装置は、装置内を冷却する送風部と、前記送風部の下方に配置された電源部と、前記送風部の上方に配置された電力増幅部とで構成され、前記送風部による風が前記電源部、前記送風部及び前記電力増幅部それぞれの内部を通過して装置内部を冷却する電子装置において、前記電源部及び前記電力増幅部は、各々、筐体と、発熱部品と、前記発熱部品を冷却する放熱器と、前記筐体内部を垂直方向に仕切る仕切板とを備え、前記発熱部品と前記放熱器が前記仕切板の表裏面の各々に取り付けられ、前記送風部による風が前記電源部の前記放熱器を通過して前記送風部に流入した後、前記電力増幅部の前記放熱器を通過して外部に排出されることを特徴とする。
上記発明によれば、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
上記目的を達成するための本発明に係る電子装置は、装置内を冷却する送風部と、前記送風部の下方に配置された電源部と、前記送風部の上方に配置された電力増幅部とで構成され、前記送風部による風が前記電源部、前記送風部及び前記電力増幅部それぞれの内部を通過して装置内部を冷却する電子装置において、前記電源部は、第1の筐体と、第1の発熱部品と、前記第1の発熱部品を冷却する第1の放熱器と、前記第1の筐体内部を垂直方向に仕切る第1の仕切板とを備え、前記第1の発熱部品と前記第1の放熱器が前記第1の仕切板の表裏面の各々に取り付けられ、 前記電力増幅部は、第2の筐体と、第2の発熱部品と、第3の発熱部品と、前記第2の発熱部品を冷却する第2の放熱器と、前記第3の発熱部品を冷却する第3の放熱器と、前記第2の筐体内部を垂直方向に仕切る第2の仕切板とを備え、前記第2の発熱部品及び前記第3の発熱部品、前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器が前記第2の仕切板の表裏面の各々に取り付けられ、前記送風部は、複数のファンを有し、前記複数のファンの一つによる風が、前記電源部の前記第1の放熱器を通過して前記送風部に流入した後、前記電力増幅部の前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器を通過して外部に排出され、また、前記複数のファンの他のファンによる風が、前記電源部の前記第1の放熱器を通過することなく前記送風部に流入した後、前記電力増幅部の前記第2の放熱器を通過して外部に排出されることを特徴とする。
上記発明によれば、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、送風部からの風の流路を複数に分け、複数に分けた風の流路上に所定の放熱器を配置して冷却するようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
上記目的を達成するための本発明に係る電子装置は、上記の電子装置において、前記電力増幅部は、前記第2の筐体の前記第2の仕切板で仕切られた前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器側のエリアに、前記送風部による風が前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器のみに当たるよう前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器の縦方向両側面を挟み込むように2枚の整風板を備えたことを特徴とする。
上記発明によれば、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、送風部からの風の流路を複数に分け、複数に分けた風の流路上に所定の放熱器を配置して冷却するようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、整風板によって送風部からの風を直接放熱器に当てるようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
上記目的を達成するための本発明に係る電子装置は、上記の電子装置において、前記整風板は、前記電力増幅部の風の吸気口及び排気口側に向かうに従い2枚の整風板の間の幅を広くすることを特徴とする。
上記発明によれば、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、送風部からの風の流路を複数に分け、複数に分けた風の流路上に所定の放熱器を配置して冷却するようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、整風板によって送風部からの風を直接放熱器に当てるようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
上記目的を達成するための本発明に係る電子装置は、上記の電子装置において、前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器は、水平方向に並ぶ複数の放熱フィンを有し、前記複数の放熱フィンのピッチ及び厚さを同一とする放熱器であって、前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器は、互いに垂直方向に上下に並べて配置され、前記複数の放熱フィンの縦方向の位置関係を揃えるように配置されたことを特徴とする。
上記発明によれば、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、送風部からの風の流路を複数に分け、複数に分けた風の流路上に所定の放熱器を配置して冷却するようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、整風板によって送風部からの風を直接放熱器に当てるようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、放熱器の放熱フィンのピッチ、厚さ及び配置位置を揃えるようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、送風部からの風を当該エリアに効率的に送り込むようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
本発明を適用した実施形態1に係る電子装置の一例を示す斜視図である。 本発明を適用した実施形態1に係る電子装置の1ユニット当たりの部品構成を説明するための図である。 図2の正面図に対し、背面方向から見た斜視図である。 図2に示すA−A面で切断した場合の断面図である。 図2に示すB−B面で切断した場合の断面図である。 図2に示すS方向から見た場合の電源ユニット20の平面図である。 図2に示すC−C面で切断した場合の断面図である。 図2に示すD−D面で切断した場合の断面図である。 図2に示すP方向から見た場合のパワーアンプユニット40の底面図である。
<実施形態1>
[電子装置1の構成]
以下、本発明を適用した実施形態1に係る電子装置について、図1を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態1に係る電子装置の一例を示す斜視図である。
本発明を適用した実施形態1に係る電子装置1は、FM放送用の電波を送出するための送信機として説明するが、テレビ用送信機や電子計算機等のラック内に収納して使用する空冷方式の電子装置であれば、どの様な機器であっても本発明を適用することは可能である。
図1に示すように、電子装置1は、シャーシ10と、電源ユニット20と、ファンユニット30と、パワーアンプユニット40とを含む構成となっている。
シャーシ10は、電源ユニット20やファンユニット30やパワーアンプユニット40を、図示しない既製のラックに正面方向から脱着可能に収納するために、既製のラック内部に固定して使用するためのものである。
電源ユニット20は、ファンユニット30やパワーアンプユニット40に電力を供給するためのものである。
ファンユニット30は、電源ユニット20やパワーアンプユニット40の内部を冷却するためのものである。
パワーアンプユニット40は、FM放送用の電波を増幅し、図示しない送信アンテナに出力するものである。
次に、各ユニットの構成について、図2から図9を参照して詳細に説明する。図2は、本発明を適用した実施形態1に係る電子装置の1ユニット当たりの部品構成を説明するための図であり、図1に対して、シャーシ10を取り除き、電源ユニット20及びパワーアンプユニット40それぞれの筐体の右側面部を取り除いた図である。
図3は、図2の正面図に対し、背面方向から見た斜視図であり、電源ユニット20、ファンユニット30及びパワーアンプユニット40それぞれの筐体の左側面部を取り除いた図である。
図4は、図2に示すA−A面で切断した場合の断面図である。
図5は、図2に示すB−B面で切断した場合の断面図である。
図6は、図2に示すS方向から見た場合の電源ユニット20の平面図である。
図7は、図2に示すC−C面で切断した場合の断面図である。
図8は、図2に示すD−D面で切断した場合の断面図である。
図9は、図2に示すP方向から見た場合のパワーアンプユニット40の底面図である。
[電源ユニット20の構成]
図2〜図6を参照し、電源ユニット20の構成について詳細に説明する。
電源ユニット20は、筐体21と、FET、トランス、ダイオード等の発熱部品22aが実装された2つの電源基板22と、複数のフィンを備え、電源基板22の発熱部品22aを冷却する放熱器23と、3つのコンデンサ24と、電源基板22を取り付けるためのベース板(A)26と、筐体21内を左右方向で仕切るためのベース板(B)27と、コンデンサ24を覆い、筐体21内を左右方向で仕切るためのベース板(CL)28a,ベース板(CR)28bと、コンデンサ24を覆い、筐体21内を前後方向で仕切るための仕切板(L)29a,仕切板(R)29bとを含む構成となっている。
また、筐体21には、図2に示す位置に、冷却用の空気を取り込むための吸入口(L)21a、吸入口(M)21b、及び吸入口(R)21cが設けてあり、また、図6に示す位置に、冷却用の空気を吐き出すための排出口(L)21d、排出口(M)21e、排出口(R)21fが設けてある。
[ファンユニット30の構成]
図2及び図3を参照し、ファンユニット30の構成について詳細に説明する。
ファンユニット30は、筐体31と、3つのファン32と、ファン32を取り付けるためのファン取付板33とを含む構成となっている。
また、ファン取付板33は、3つのファン32内に流入する空気をそれぞれ仕切るための仕切板33aを備えている。
なお、筐体31の下面には、ファン32に空気を取り込むための開口部31aが設けてあり、また、筐体31の上面には、ファン32から吐き出された空気を排出するための図示しない開口部が設けてある。
[パワーアンプユニット40の構成]
図2〜図3及び図7〜図9を参照し、パワーアンプユニット40の構成について詳細に説明する。
パワーアンプユニット40は、筐体41と、高発熱部品であるFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)42a等が実装されたPA基板42と、サーキュレータ44と、PA基板42及びサーキュレータ44を取り付けるとともに、筐体41内を左右方向で仕切るためのベース板43と、複数の放熱フィンを備え、PA基板42のFET42aを冷却するFET用放熱器45と、複数の放熱フィンを備え、サーキュレータ44を冷却するためのサーキュレータ用放熱器46と、ファン32から排出された空気をFET用放熱器45に導くためのダクト板(LL)47a,ダクト板(LR)47b,ダクト板(ML)48a,ダクト板(MR)48b,ダクト板(UL)49a,ダクト板(UR)49bとを含む構成となっている。これらのダクト板は、サーキュレータ用放熱器46とFET用放熱器45の縦方向両側面を挟み込むように設置され、放熱器以外の部分に風が流入しない構造となっている。
また、筐体41には、図9に示す位置に、ファン32から冷却用の空気を取り込むための吸入口(L)41a、吸入口(M)41b、及び吸入口(R)41cが設けてあり、また、図2に示す位置に、冷却用の空気を吐き出すための排出口(L)41d、排出口(M)41e、排出口(R)41fが設けてある。
なお、吸入口(L)41a、吸入口(M)41b、及び吸入口(R)41cの大きさは、ファン32からの風を効率よく流入させるため、3個のファン32の実装幅よりも広い寸法とする。また、排出口(L)41d、排出口(M)41e及び排出口(R)41fは、吸入口と同等の面積を確保する。
[電源ユニット20の冷却構造]
次に、本発明の電源ユニット20内部の冷却構造について、詳細に説明する。
上述したように、電源ユニット20の内部は、ベース板(A)26、ベース板(B)27、ベース板(CL)28a、ベース板(CR)28b及び仕切板(L)29a,仕切板(R)29bによって、電源基板22やコンデンサ24等が実装された部品実装エリアと放熱器23が実装された通風エリアとが分離された構造となっている。
また、電源ユニット20のコンデンサ24は、図2の底面図に示すように、下方から見て、放熱器23の両脇に来るように配置される。また、コンデンサ24は、上記部品実装エリアの高さよりも直径が大きいため、コンデンサ24の実装される部位は、上記通風エリアの高さが低くなっている。そのため、筐体21の吸入口(L)21a、吸入口(M)21b及び吸入口(R)21cは、左右と中央とで異なる大きさ(開口面積)となっている。このような状態で、3つの吸入口から空気が流入すると、吸入口の大きさによって風速が変わり、内部で風の流れに乱れが生じ、圧力損失が増加する恐れがある。そこで、仕切板(L)29a及び仕切板(R)29bを設けて、それぞれの流路を独立させて風の乱れを抑え、圧力損失の増加を抑えるよう構成している。
従って、ファンユニット30の3つのファン32が動作して、筐体21の吸入口(L)21a、吸入口(M)21b及び吸入口(R)21cから冷却用の空気が流入する。吸入口(L)21aから流入した空気は、図2のR1で示すルートを通って筐体21の排出口(L)21dから排出され、手前側のファン32に流入する。また、吸入口(M)21bから流入した空気は、図1のR2で示すルートを通り、放熱器23を冷却した後、筐体21の排出口(M)21eから排出され、中央のファン32に流入する。また、吸入口(R)21cから流入した空気は、図1のR3で示すルートを通って筐体21の排出口(R)21fから排出され、奥側のファン32に流入する。
[パワーアンプユニット40の冷却構造]
次に、本発明のパワーアンプユニット40内部の冷却構造について、詳細に説明する。
上述したように、パワーアンプユニット40の内部は、ベース板43によって、PA基板42やサーキュレータ44等が実装された部品実装エリアとFET用放熱器45、サーキュレータ用放熱器46が実装された通風エリアとが分離された構造となっている。
また、上記通風エリアでは、パワーアンプユニット40の前方に設けたダクト板(LL)47a、ダクト板(ML)48a及びダクト板(UL)49aと、後方に設けたダクト板(LR)47b、ダクト板(MR)及びダクト板(UR)49bによって、ファン32から排出された空気を絞り込むことにより、集中してFET用放熱器45に流入するようにしている。
また、FET用放熱器45を通過した空気は、サーキュレータ用放熱器46にも流れる。このとき、圧力損失を極力低減させるために、FET用放熱器45の放熱フィンとサーキュレータ用放熱器46の放熱フィンは、同じフィンピッチ及び厚さである放熱フィンを有する放熱器を選定するとともに、空気が上下方向でまっすぐに流れるようにするため、上下方向で放熱フィンの位置が揃うように配置する。
また、排出口(L)41d、排出口(M)41e及び排出口(R)41fでは、吸気口と同等の面積を確保して排気を行うため、ダクト板(UL)49a及びダクト板(UR)49bで流路を拡大し滑らかに排気を行う。
[電子装置1の冷却構造]
上記した各ユニットの冷却構造を基に、電子装置1の冷却構造についてまとめると、以下のようになる。
通常、同じ空気の流れの中に直列に発熱部品を配置すると、下流の風温上昇の影響を受けて上流の部品の温度上昇が高くなり、部品の寿命を短くする原因となる。そこで本発明の電子装置1では、電源ユニット20の発熱部品22a、パワーアンプユニット40のFET42a及びサーキュレータ44を配置する際に、FET42aとサーキュレータ44、及び発熱部品22aとFET42aが上下方向で重ならないように配置する。また、できるだけ下流に高発熱部品を配置し、下流の比較的温度の低い風で部品を冷やす工夫をした。さらに温度的に余裕のある発熱部品を上流に配置することにより部品の温度ディレーティングを改善する。
以上説明したように、本発明によれば、発熱部品を冷却するための放熱器を所定のエリアに纏め、ファンからの風を当該エリアに効率的に送り込むようにすることで、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、ファンからの風の流路を複数に分け、複数に分けた風の流路上に所定の放熱器を配置して冷却するようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、整風板によってファンからの風を直接放熱器に当てるようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
また、放熱器の放熱フィンのピッチ、厚さ及び配置位置を揃えるようにしたので、冷却効率が向上し、電子装置が高出力を得ることができる。
(付記)
また、本発明は以下の実施の態様を含む。
(付記1)装置内を冷却する送風部を有し、前記送風部を境にして下部に電源部、上部に電力増幅部を設けることにより、前記電源部からの冷却風が前記電力増幅部に向けて流れる構造であり、 前記電源部と前記電力増幅部の基板上に実装されている夫々の熱源が重ならないように配置された電子装置において、前記電源部及び前記電力増幅部は放熱フィンの板を仕切りにして前記熱源部を有する基板実装エリアと前記放熱フィンを有する冷却エリアに分離されており、少なくとも前記熱源部の真裏に前記放熱フィンを設けることを特徴とする電子装置。
上記発明によれば、冷却の必要な部分(熱源部)にのみ放熱フィンを設けることによる小型化、軽量化を実現し、さらに冷却の必要な部分を効率よく冷却できる構造であるため、電源部の圧力損失が低減すると共に、冷却効率向上により、高出力を得ることが可能となる。
(付記2)付記1において、前記電力増幅部の前記冷却エリアに、前記放熱フィンを効率よく冷却風が通るように前記放熱フィンの左右に整風板を設け冷却風の流路を確保し、前記流路の吸気口及び排気口は裾が広がるように前記整風板の向きを外側に向けることを特徴とする電子装置。
上記発明によれば、整風板を設けることにより、熱源部裏面に取り付けられた放熱フィンを効率よく冷却することができる。また、吸気口及び排気口の裾が広がるように整風板を設けることにより、冷却風の出入りがスムーズになり、冷却効率が向上する。
(付記3)付記2において、前記送風部の幅よりも広い前記吸気口となるよう前記整風板を外側へ広げ、前記熱源に沿って狭くし、再び前記排気口を広くすることを特徴とする電子装置。
上記発明によれば、送風部からの冷却風を余すことなく放熱フィンの冷却に利用することができる。
(付記4)付記1乃至付記3において、前記放熱フィンは、同じピッチで同じ厚さ、同じ位置とすることを特徴とする電子装置。
上記発明によれば、風が熱源部上部にまんべんなくまっすぐに流れることにより圧力損失が低下する。
(付記5)付記1乃至付記4において、前記電源部及び前記電力増幅部は、夫々下流に低温部品、上流に高温部品を設けることを特徴とする電子装置。
上記発明によれば、低温部品からはじめに冷却することにより、冷却効率が向上する。
(付記6)付記1乃至付記5において、前記電源部の底部両脇にコンデンサを設け、前記コンデンサ設置部分とそれ以外の部分で流路を分けるために前記コンデンサを設置しない部分に整風板を設けて仕切ることを特徴とする電子装置。
上記発明によれば、コンデンサのような冷却不要な部分には冷却風を当てず、冷却の必要な熱源部のみ冷却できる構造であるため、冷却効率が向上する。
(付記7)付記1乃至付記6において、前記送風部はファンであることを特徴とする電子装置。
(付記8)付記1乃至付記7において、整風板の吸気口と排気口の幅は同じであることを特徴とする電子装置。
なお、本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1:電子装置、10:シャーシ、20:電源ユニット、21:筐体、21a:吸入口(L)、21b:吸入口(M)、21c:吸入口(R)、21d:排出口(L)、21e:排出口(M)、21f:排出口(R)、22:電源基板、22a:発熱部品、23:放熱器、24:コンデンサ、26:ベース板(A)、27:ベース板(B)、28a:ベース板(CL)、28b:ベース板(CR)、29a:仕切板(L)、29b:仕切板(R)、30:ファンユニット、31:筐体、31a:開口部、32:ファン、33:ファン取付板、33a:仕切板、40:パワーアンプユニット、41:筐体、41a:吸入口(L)、41b:吸入口(M)、41c:吸入口(R)、41d:排出口(L)、41e:排出口(M)、41f:排出口(R)、42:PA基板、42a:FET、43:ベース板、44:サーキュレータ、45:FET用放熱器、46:サーキュレータ用放熱器、47a:ダクト板(LL)、47b:ダクト板(LR)、48a:ダクト板(ML)、48b:ダクト板(MR)、49a:ダクト板(UL)、49b:ダクト板(UR)。


Claims (5)

  1. 装置内を冷却する送風部と、前記送風部の下方に配置された電源部と、前記送風部の上方に配置された電力増幅部とで構成され、前記送風部による風が前記電源部、前記送風部及び前記電力増幅部それぞれの内部を通過して装置内部を冷却する電子装置において、
    前記電源部及び前記電力増幅部は、各々、筐体と、発熱部品と、前記発熱部品を冷却する放熱器と、前記筐体内部を垂直方向に仕切る仕切板とを備え、前記発熱部品と前記放熱器が前記仕切板の表裏面の各々に取り付けられ、
    前記送風部による風が前記電源部の前記放熱器を通過して前記送風部に流入した後、前記電力増幅部の前記放熱器を通過して外部に排出されることを特徴とする電子装置。
  2. 装置内を冷却する送風部と、前記送風部の下方に配置された電源部と、前記送風部の上方に配置された電力増幅部とで構成され、前記送風部による風が前記電源部、前記送風部及び前記電力増幅部それぞれの内部を通過して装置内部を冷却する電子装置において、
    前記電源部は、第1の筐体と、第1の発熱部品と、前記第1の発熱部品を冷却する第1の放熱器と、前記第1の筐体内部を垂直方向に仕切る第1の仕切板とを備え、前記第1の発熱部品と前記第1の放熱器が前記第1の仕切板の表裏面の各々に取り付けられ、
    前記電力増幅部は、第2の筐体と、第2の発熱部品と、第3の発熱部品と、前記第2の発熱部品を冷却する第2の放熱器と、前記第3の発熱部品を冷却する第3の放熱器と、前記第2の筐体内部を垂直方向に仕切る第2の仕切板とを備え、前記第2の発熱部品及び前記第3の発熱部品、前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器が前記第2の仕切板の表裏面の各々に取り付けられ、
    前記送風部は、複数のファンを有し、前記複数のファンの一つによる風が、前記電源部の前記第1の放熱器を通過して前記送風部に流入した後、前記電力増幅部の前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器を通過して外部に排出され、また、前記複数のファンの他のファンによる風が、前記電源部の前記第1の放熱器を通過することなく前記送風部に流入した後、前記電力増幅部の前記第2の放熱器を通過して外部に排出されることを特徴とする電子装置。
  3. 請求項2記載の電子装置において、前記電力増幅部は、前記第2の筐体の前記第2の仕切板で仕切られた前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器側のエリアに、前記送風部による風が前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器のみに当たるよう前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器の縦方向両側面を挟み込むように2枚の整風板を備えたことを特徴とする電子装置。
  4. 請求項3記載の電子装置において、前記整風板は、前記電力増幅部の風の吸気口及び排気口側に向かうに従い2枚の整風板の間の幅を広くすることを特徴とする電子装置。
  5. 請求項4記載の電子装置において、前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器は、水平方向に並ぶ複数の放熱フィンを有し、前記複数の放熱フィンのピッチ及び厚さを同一とする放熱器であって、
    前記第2の放熱器及び前記第3の放熱器は、互いに垂直方向に上下に並べて配置され、前記複数の放熱フィンの縦方向の位置関係を揃えるように配置されたことを特徴とする電子装置。


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