JP2014183628A - 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

通信装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 無線通信と電力伝送とを行う通信装置において、相手装置に適した電力を供給すること。
【解決手段】 通信装置は、相手装置と無線通信する通信部と、相手装置へ無線で電力を供給する供給部とを有し、相手装置における、無線通信のための通信回路に関する情報を取得し、その情報に基づいて、供給される単位時間当たりの電力量が定められるように供給部を制御する。
【選択図】 図7

Description

本発明は無線通信と電力伝送とを行う通信装置において、電力伝送のための電力供給制御技術に関する。
電磁結合を用いた、通信装置間における近接無線通信技術として、従来より、NFC(Near Field Communication)技術が知られている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。また、無線通信の相手装置に配された二次電池(バッテリ)を充電するために、誘導起電力を用いて、相手装置へ電力を供給する、又は相手装置から電力を受信する、非接触型の電力伝送技術が知られている。
ここで、NFCのような通信回路と、非接触型の電力伝送回路とを備え、情報の伝送と電力の伝送とを共に無線により非接触で行う通信装置が従来検討されている(特許文献1及び特許文献2参照)。このような通信装置において、通信回路と電力伝送回路とが独立して動作するように構成すると、非接触型の電力伝送回路における電磁誘導が、通信回路における無線通信に対する雑音源となり、通信品質の劣化の原因になるという課題があった。また、通信装置内の二次電池に対しての急速充電等を目的に、電力伝送回路による大電力の伝送を行う場合には、電磁誘導電力が増大することにより、NFC通信機能部を構成する電子素子を破壊してしまう虞もあった。
これに対し、特許文献1及び特許文献2では、通信回路と電力伝送回路とを協調して動作可能なように構成し、規定の期間内に通信回路の動作期間と、電力伝送回路の動作期間を設定し、時分割でそれぞれの回路を動作させる制御方法が記載されている。例えば、通信装置間で、無線通信路を介して、通信回路の動作する期間情報を共有する制御を実行することで、通信回路の動作する期間中には電力伝送回路を動作させない、時分割排他制御を行うことが記載されている。
また、特許文献3には、非接触での電力伝送の開始に際して、対向通信装置の“充電開始コマンド”を送信し、対向機器側からの“充電開始レスポンス”を受信した際に、供給する電磁界強度を強くする制御方法が記載されている。例えば、特許文献3に記載の技術では、“充電開始レスポンス”を正常に受信できた場合にのみ、その“レスポンス”にて通知される電力量での電力伝送を実行し、レスポンスが受信出来ない場合には、充電を実行しないように制御する。
特開2009−253649号公報 特開2009−247125号公報 特開2008−113519号公報
しかしながら、近接無線通信と非接触電力伝送との協調動作(空中線(誘導コイル)の接続の遮断等)を実装している通信装置であっても、それを実装しない通信装置との間で、無線通信及び電力伝送を実行する場合が想定される。このような状況下で非接触の電力伝送を行うと、送電側通信装置が伝送する電力によっては、相手装置の近接通信用の電気回路に過電流を生じさせる場合があり、場合によっては近接無線通信用の電気回路の構成部品を破損させてしうるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、無線通信と電力伝送とを行う通信装置において、相手装置に適した電力を供給することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による通信装置は、相手装置と無線通信する通信手段と、当該相手装置へ無線で電力を供給する供給手段とを有する通信装置であって、前記相手装置における、無線通信のための通信回路の状態に関する情報を取得する取得手段と、前記情報に基づいて、供給される単位時間当たりの電力量が定められるように前記供給手段を制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、無線通信と電力伝送とを行う通信装置において、相手装置に適した電力を供給することができる。
通信システムの構成例を示す図。 通信装置と相手装置との機能構成例を示すブロック図。 無線通信と電力伝送との時分割処理の概念図。 相手装置において電力伝送の影響を遮断可能な場合の、通信装置と相手装置との間の処理を示すシーケンスチャート。 通信装置と相手装置との機能構成例を示すブロック図。 相手装置において電力伝送の影響を遮断不能な場合の、通信装置と相手装置との間の処理を示すシーケンスチャート。 通信装置における電力供給処理の動作を示すフローチャート。 従来の通信装置における電力供給処理の動作を示すフローチャート。 実施形態2の通信装置における電力供給処理の動作を示すフローチャート。 実施形態3における、相手装置において電力伝送の影響を遮断可能な場合の、通信装置と相手装置との間の処理を示すシーケンスチャート。 実施形態3における、相手装置において電力伝送の影響を遮断不能な場合の、通信装置と相手装置との間の処理を示すシーケンスチャート。 実施形態3の通信装置における電力供給処理の動作を示すフローチャート。 実施形態3の通信装置における電力供給処理の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<<実施形態1>>
(システム構成)
図1に、通信システムの構成例を示す。図1の通信システムは、通信装置であるPort機器1と、Port機器1の無線通信の相手装置であるMobile機器2、及びPort機器1と、有線通信路(ケーブル4)で接続されたディスプレイ3とを含む。Port機器は、電磁結合を用いて近接無線通信を行う通信回路として、NFC(Near Field Communication)通信回路を有する。また、Port機器1は、非接触の電力伝送回路として、無線により電力を相手装置へ供給する充電電力供給回路を有する。Mobile機器2は、ディジタルカメラ等であり、Port機器1と同様に、NFC通信回路を有する。また、Mobile機器2は、非接触の電力伝送回路として、充電用電力を無線で受信する電力受信回路を有する。ディスプレイ3は、ケーブル4を介してPort機器1と通信可能な状態で接続されている。
図1に示すような構成により、Mobile機器2をPort機器1に近づけるだけで、例えば、Mobile機器2内に格納された画像が、Port機器1に伝送される。この結果、ユーザは、Mobile機器2内に格納された画像を簡単にディスプレイ3に表示させることが出来る。また、併せてMobile機器2内の二次電池(バッテリ)を、Port機器1から無線で供給される電力により充電することが出来る。
(通信装置及び相手装置の機能構成)
図2は、Port機器1(通信装置)とMobile機器2(相手装置)の機能構成例を示すブロック図である。図2において、Port機器1は、無線通信、非接触電力伝送に共用の電磁誘導コイル200、回路セレクタ201、NFCチップ202、及び電力供給部207を有する。同様に、Mobile機器2は、電磁誘導コイル210、回路セレクタ211、NFCチップ212及び電力受信部217を有し、さらに、チャージコントローラ218及び二次電池219を有する。これらの機能部は、HOST CPU203及び213により制御される。HOST CPU203及び213は、例えば、それぞれROM205及び215に格納されたプログラムを実行し、RAM206及び216にそのプログラムの実行中に生じたデータなどを一時記憶させる。また、RAM206及び216には、近接無線通信により送受信される、例えばカメラコントローラ214を通じて得られるMobile機器2が撮像した画像、又はMobile機器2から受信した当該画像などのデータも一時記憶される。Port機器1がMobile機器2から受け取ったデータは、例えばRAM206に記憶された後に、外部インタフェース204を介してディスプレイ3へ有線通信により送信される。
HOST CPU203及び213は、回路セレクタ201及び211を制御し、NFCチップ202及び212が無線通信を行う通信期間には、コイル200及び210をNFCチップ202及び212へそれぞれ接続させる。また、NFCチップ202及び212が無線通信を行わない非通信期間には、コイル200及び210を、電力供給部207及び電力受信部217へ、それぞれ接続させる。通信期間と非通信期間は、例えば、周期的に交互に切り替えられ、NFCチップ202及び212による近接無線通信と、電力供給部207及び電力受信部217による電力伝送とがこの周期に同期して時分割で交互に実行される。
図3は、この様子を示すものであり、上段に示す無線通信と、下段に示す電力伝送とが交互に、かつ周期的に実行されている状態を示している。図3の上段は、Mobile機器2からPort機器1へデータが送信されているかを示している。具体的には、301はMobile機器2からPort機器1へデータが送信されるActive状態を、302はMobile機器2からPort機器1へデータが送信がされないSleep状態をそれぞれ示している。図3の上段に示すように、Port機器1とMobile機器2とは、一定の伝送周期(NFCデータ伝送周期)30で、Active状態(通信期間)を繰り返すように制御される。なお、NFCデータ伝送周期30内において、通信期間31(Active状態となっている期間)は、Mobile機器2とPort機器1との間で伝送されるデータの量(情報量)に応じて変更されてもよい。
一方、図3の下段のチャートは、電力伝送により電力を伝達することで、Mobile機器2内の二次電池219を充電するタイミングを示している。図3の下段のチャートでは、303はPort機器1がMobile機器2に電力を供給し、Mobile機器側の二次電池が充電される状態を示している。304はPort機器1がMobile機器2に電力を停止し、Mobile機器側の二次電池が充電されていない状態を示している。本実施形態では、このように、NFCデータの伝送周期30のうち、無線通信を行う通信期間以外(非通信期間32)を電力伝送期間として割り当てる。
図2に戻ると、図2の構成では、Mobile機器2は、1つのコイル210を無線通信と電力伝送とで共用する。このため、回路セレクタ211の動作により、電力伝送によってコイル210に生じた起電力がNFCチップ212に到達することはない。すなわち、図2のMobile機器2は、コイル200及び電力供給部207を含む電力供給回路の動作が、NFC通信回路に影響を与えない状態にあることとなる。以後、このように、通信回路が受電回路の動作によって影響を受けない回路を、通信回路において電力伝送による電力を「遮断可能」な回路と呼ぶ。
これに対して、例えば、図5のような回路を、通信回路において電力伝送による電力を「遮断不能」な回路と呼ぶ。図5においては、Mobile機器2が、無線通信回路専用の誘導コイル510と、非接触電力伝送回路専用の誘導コイル516を有し、これらのコイルは、NFCチップ511と、電力受信部516に回路セレクタを介することなく接続されている。このため、Port機器1において、回路セレクタ501が、電力供給部507をコイル501に接続して電力伝送を行う場合、Mobile機器2において、コイル516だけでなく、コイル510にも起電力が生じうる。そして、この起電力がそのままNFCチップ511に流れ込み、場合によっては、NFCチップ511に影響を与えることとなる。すなわち、図5のMobile機器2は、NFC通信回路が、コイル500及び電力供給部507とを含む電力供給回路の動作により影響を受けうる状態にあることとなる。
このように、Port機器1が、図5のような遮断不能な回路に対して、単位時間当たりの電力量が大きい電力を供給すると、NFC通信回路の部品が破損する虞がある。したがって、本実施形態では、Port機器1は、通信の相手装置のNFC通信回路が、電力伝送によって影響を受けうる状態にあるかを判定し、その結果に応じて単位時間当たりの供給電力量を制御するようにする。また、場合によっては、電力の供給を停止する。これにより、例えば、相手装置のNFC通信回路に過剰な電力が供給されることを防ぐことが可能となる。以下、Port機器1(通信装置)の動作について、詳述する。
(通信装置の動作)
図4と図6は、通信期間31及び充電期間(非通信期間32)のそれぞれにおいて実行される処理の内容を時系列で示している。そして、図7は、本実施形態に係るPort機器1の電力供給の制御動作を示すフローチャートであり、図8は、従来の通信装置(Port機器1に対応)の電力供給の制御動作を示すフローチャートである。
まず、従来の電力供給動作について図8を用いて説明する。初期的に、通信装置は、相手装置(Mobile機器2に対応)との間で無線通信又は電力伝送を行うためのスタンバイ状態となっているものとする。Port機器は、スタンバイ状態において、Mobile機器が所定範囲内に存在しているか、すなわち近接状態にあるかを判定する(S801、S802)。そして、近接している場合(S802でYES)、現在(現時刻)が充電期間であるか、すなわち、非通信期間32に該当するかを判定する(S803)。なお、初期状態においては、通信期間31と非通信期間32との情報の交換がMobile機器と行われていない状態であるため、現時刻によらず非通信期間32に該当するものと判定されてもよい。
現在が非通信期間32に該当しない場合は、電力供給(充電)を行わない(S804)。そして、Port機器は、無線通信を始動したのがPort機器であるかを判定する(S805)。ここで、Port機器が無線通信を始動した場合とは、Port機器がMobile機器からデータを読み出すことで、Mobile機器とPort機器との通信を行っている場合をいう。同様に、Port機器が無線通信を始動していない場合、すなわちMobile機器が無線通信を始動した場合とは、Mobile機器がPort機器に対してデータを送信することで、Mobile機器とPort機器との通信を行っている場合をいう。
そして、無線通信がPort機器によって始動された場合(S805でYES)、Port機器は、次回の充電期間(非通信期間)を算出し、算出結果をMobile機器へ送信する。この結果、次回の充電期間に関する情報が、Mobile機器との間で共有される(S806)。Port機器の始動によるものである場合、Port機器では、読み出そうとするデータ量を認識できるため、読み出しに必要な時間を算出することができる。上述のように、NFCデータ伝送周期30は一定であることから、Port機器では、通信期間31との差に基づいて、次回の非通信期間32を算出することができる。
一方、無線通信がMobile機器によって始動された場合(S805でNO)、Port機器は、Mobile機器から送信される充電期間(非通信期間)に関する情報を受信する。この結果、Mobile機器との間で、次回の充電期間に関する情報が共有される(S807)。無線通信がPort機器の始動によるものでない場合、Mobile機器は、送信しようとするデータ量を認識できるため、送信に必要な期間(通信期間31)を算出することができる。そして、NFCデータ伝送周期30は一定であることから、Mobile機器は、通信期間31との差に基づいて、次回の非通信期間32を算出することができる。そして、Port機器は、Mobile機器から送信されるSleep期間に関する情報を受信することで、これを認識することができる。
一方、S803において充電期間中である場合、すなわち、現在が非通信期間32に該当する場合、Port機器は、充電の要否を確認し(S808)、充電が不要ではない場合にMobile機器へ電力を供給する(S809)。そして、上述の処理が、機器が近接状態になくなる(S802でNO)まで続けられる。
以上、説明したように、従来の方法では、Mobile機器2のNFC通信回路に対して、電力伝送が与えうる影響については考慮されていない。したがって、場合によっては、NFC通信回路に対して、大きな電力が伝わってしまうことが考えられる。これに対して、本実施形態のPort機器1における電力供給制御では、図7のS705〜S708に示す処理を加えることで、NFC通信回路に与える影響を抑えている。以下、図7の処理について説明する。なお、図7のS701〜S704及びS709〜S713は、図8のS801〜S804及びS805〜S809にそれぞれ対応するため、説明を省略する。
図7の処理では、通信期間31において(S703でNOの場合)、Mobile機器2の電力受信回路(充電回路)、通信回路の構成情報(図2、図5等の構成情報)が確認される(S705)。なお、この構成情報の確認は、Port機器1が通信期間31において直接Mobile機器2から受信することによって実行されてもよいし、Mobile機器2から受信した情報に基づいてPort機器1が導出することによって実行されてもよい。例えば、Port機器1は、機器識別情報ごとの構成情報のテーブルを予め保持し、Mobile機器2から機器識別情報を受信して、その機器識別情報を用いてテーブルを参照することにより、構成情報の確認が行われてもよい。そして、充電期間(非通信期間32)中、NFC通信チップ212又は511と、コイル210又は510とを遮断することが可能か否か、すなわち、電力伝送による影響が通信回路に及ぶかが判定される(S706)。
そして、図2のように、遮断が可能な場合(S706でYES)は、Mobile機器2側の二次電池219に対する充電制御として急速充電制御を選択し(S707)、急速充電用に、単位時間当たりの供給電力量が大電力の電力伝送を行う。一方、図5のように遮断が不可能な場合には、Mobile機器2側の二次電池519に対する充電制御として長時間充電制御を選択し(S708)、長時間充電用に、単位時間当たりの供給電力量が、遮断可能な場合と比して小電力の電力伝送を行う。
この場合のPort機器1とMobile機器2との動作を図4、図6及び図7を用いて説明する。まず、Port機器1とMobile機器2の近接状態が検知されると(S401、S601、S702でYES)、データ通信が開始される(S402、S403、S602、S603、S703でNO)。そして、そのデータ通信において、電力受信回路(充電回路)の情報が交換される(S404、S604、S705)。その後、Port機器1は、電力伝送による影響が通信回路に及びうるかを判定し(S706)、充電制御方法を選択する(S707、S708)。その後、充電期間(非通信期間32)の情報が交換され(S405、S605、S709〜S711)、通信期間31の満了により、データ通信が終了される(S406、S606)。
そして、Port機器1が選択した充電制御方法が急速充電用である場合、図4のように、Port機器1からMobile機器2へ、単位時間当たりの供給電力量が大きい充電制御方法により、電力が供給される(S407)。一方、Port機器1が選択した充電制御方法が長時間充電用である場合、図6のように、Port機器1からMobile機器2へ、単位時間当たりの供給電力量が、急速充電用より小さい充電制御方法により、電力が供給される(S607)。その後、充電期間(非通信期間32)の満了に伴い、通信期間31へ戻り、通信を再開する(S401〜S406、S601〜S606)。なお、継続的に通信を行う場合は、2回目以降の通信期間31においては、図4に示すように、Port機器1とMobile機器2は、充電回路情報の共有(S404)を実行しなくてもよい。
このような処理により、送電開始前に、相手装置側において、電力伝送がNFC通信回路に影響を及ぼし得るかの情報を入手できるため、相手装置内のNFC通信回路への過電力送電を未然に防止することが可能になる。
なお、Mobile機器2側に非接触型電力伝送用の受電機能部が実装されていない場合、NFC通信チップと電磁誘導コイルの遮断が不可能であると判定し、充電制御方法として、長時間充電制御を選択してもよい。このようにすることにより、受電機能部があることを想定して大電力で電力伝送をしてしまうことによる、NFC通信回路への影響を最小限に抑えることが可能となる。
<<実施形態2>>
実施形態1においては、通信回路とコイルとの遮断が可能な場合には、Mobile機器2の二次電池219に対する充電制御として急速充電制御を選択し(S707)、不可能な場合には、充電制御として長時間充電制御を選択する(S708)例を示した。
本実施形態においては、Mobile機器2側の充電回路(電力受信回路)、通信回路の構成情報(図2、図5等)の確認処理の際に、併せて通信回路が受信できる電力量の上限値、充電回路の要求電力量を含む電力量情報を取得する。そして、受信した情報に基づいて、例えば、コイルとNFCチップとを遮断可能である場合は供給される電力量が要求電力量となるように、また、遮断不能である場合は供給される電力量が通知された上限以下となるように、電力供給部を制御する。
図9は、本実施形態に係る通信装置(Port機器1)における電力供給処理の動作を示すフローチャートである。なお、図9において、S901〜S904までの処理と、S910〜S914までの処理は、それぞれ図8のS801〜S804及びS805〜S809の処理と同様であるため説明を省略する。
本実施形態のPort機器1は、充電回路情報と共に電力量情報を入手し、Mobile機器2の充電回路(電力受信回路)、通信回路の構成情報(図2、図5等の構成情報)の確認処理を実行する(S905)。そして、Port機器1は、充電期間(非通信期間32)中、NFC通信チップと電磁誘導コイルとの遮断が可能か否かを判定する(S906)。
そして、Port機器1は、遮断が可能な場合には、Mobile機器2の二次電池219に対する供給電力量が、Mobile機器2の充電回路における要求電力量となるように電力供給部を制御する(S908)。一方、Port機器1は、遮断が不可能な場合には、充電回路の要求電力量と通信回路の上限電力量との大小関係を判定する(S907)。そして、Port機器1は、要求電力量より上限電力量の方が小さい場合には、Mobile機器2の二次電池519に対する供給電力量が、Mobile機器2の通信回路が受信できる上限電力量となるように、電力供給部を制御する(S909)。また、要求電力量より上限電力量の方が大きい場合には、Mobile機器2の二次電池519に対する供給電力量が、Mobile機器2の充電回路の要求電力量となるように、電力供給部を制御する(S908)。
これにより、Mobile機器2へは、通信回路が受信できる上限以下の電力量で電力が伝送されることとなり、相手装置内のNFC通信回路への過電力送電を未然に防止することが可能になる。また、コイルと通信回路とを遮断可能な場合には、電力受信回路の要求電力量で電力を供給することができるため、充電に適した電力を相手装置へ供給することが可能となる。
また、例えば、二次電池219又は519の蓄電量に応じて、充電回路への供給電力量を変更(例えば減少)させる充電制御方法において、供給電力量がNFC回路の許容電力未満に減少した際にも、要求電力量以下の適切な電力量を供給することが可能になる。したがって、上述の制御により、実施形態1で示したMobile機器2側のNFC回路511の破損防止の効果に加えて、二次電池519への過充電を防止するという新たな効果を得ることができる。
なお、Mobile機器2に非接触型電力伝送用の受電機能部が実装されていない場合は、NFC通信チップとコイルとの遮断が不可能であると判定し、供給電力量がMobile機器2の通信回路の上限電力量となるように電力供給部を制御してもよい。この場合は、受電機能部がないため、要求電力量が通知されなくてもよく、また、要求電力量が通知されない場合はS907の処理を省略してもよい。
<<実施形態3>>
実施形態1及び実施形態2においては、Port機器1とMobile機器2とが、近接無線によるデータ伝送と電力伝送とを、時分割で行う例を示した。本実施形態では、電力伝送に先立って、通信装置は、近接無線通信によるデータ伝送を用いて、相手装置の受電プロファイルを取得し、受電プロファイルに対応した電力量の送電を通信の終了後に実行するものとする。そして、通信装置は、相手装置の充電の状態を監視し、電力を受信しない状態にあるか否かを判定し、その判定結果に応じて、電力供給を停止する。この処理について、以下、図10〜図13を用いて説明する。
図10及び図11は、Port機器1とMobile機器2との間の処理を示すシーケンスチャートであり、図12及び図13は、本実施形態に係るPort機器1の電力供給処理の動作を示すフローチャートである。以下では、実施形態1及び実施形態2との差異点について詳細に説明する。
本実施形態では、上述の如く、Port機器1とMobile機器2との間で、データ通信(S1001〜S1005)の完了後、例えばS1004で取得した受電プロファイルに対応した電力量での電力伝送が開始される(S1006、S1106)。Port機器1は、電力伝送の開始(S1207、S1308)後、Port機器1のコイル(200、500)の特性(インダクタンス等)を監視し、Mobile機器2が電力を受信しない状態、すなわち充電不能状態になったかを判定する。例えば、Port機器1は、インダクタンスの単位時間当たりの変化量の絶対値が所定値を超えるなど、急激な変化が生じた場合、機器同士の近接状態が崩れ、充電不能状態に陥ったと判定する(S1208、S1309)。Port機器1は、充電不能状態になった場合には、電力供給を停止するように電力供給部を制御する(S1210、S1311)。
また、Port機器1に対して、受電プロファイルによって、Mobile機器2の充電状態が通知されてもよい。そして、Port機器1は、Mobile機器2の二次電池が満充電状態である場合(S1209又はS1310でYES)に、電力の供給を停止するように電力供給部を制御してもよい。なお、満充電状態であるかの判定は、Port機器1が、自らが有するコイルのインダクタンスを監視し、そのインダクタンスの値が、満充電状態において得られることが予想されるインダクタンスの値(目標値)に達したかを判定することにより行ってもよい。なお、目標値は、受電プロファイルによって通知されてもよい。
このような制御により、Port機器1が不必要に電力を供給し続けることを防ぐことができる。また、Mobile機器2に対して、満充電状態での不要な電力の受信を防ぐことが可能となる。
なお、時分割で通信と充電とを交互に行う場合であっても、本実施形態に係る処理を実行してもよい。すなわち、充電期間において、充電不能状態となったか、又は満充電状態となったかを判定して、判定結果に応じて電力供給を停止してもよい。また、通信期間中に通信が切断された場合は、Port機器1とMobile機器2との近接状態が解除されたと判定することができるため、Port機器1は、この場合も電力の供給を停止してもよい。
上述の説明では、NFCインタフェースとして、相手装置からの誘導起電力で動作する近接無線(ISO/IEC18092に規定のNear Field Communication)を用い、電力伝送も通信と同じ電磁誘導を用いる場合について説明した。しかしながら、インタフェースはこれに限られず、電磁誘導方式以外でも、近接非接触で電力伝送とデータ伝送を実行することが可能な、電荷結合、磁気共鳴方式等を用いて、上述の制御を行ってもよい。
<<その他の実施形態>>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (15)

  1. 相手装置と無線通信する通信手段と、当該相手装置へ無線で電力を供給する供給手段とを有する通信装置であって、
    前記相手装置における、無線通信のための通信回路の状態に関する情報を取得する取得手段と、
    前記情報に基づいて、供給される単位時間当たりの電力量が定められるように前記供給手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御手段は、前記通信回路が、前記供給手段の動作によって影響を受けうる状態にあることを前記情報が示す場合、前記通信回路が前記供給手段の動作によって影響を受けない状態にある場合より前記単位時間当たりの電力量を小さくするように、前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記相手装置が前記供給手段から電力を受信する電力受信回路を有さないことを前記情報が示す場合、前記通信回路が前記供給手段の動作によって影響を受けうる状態にあるものとして、前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記情報は、前記通信回路が受信できる電力量の上限の情報を含み、
    前記制御手段は、前記通信回路が前記供給手段の動作によって影響を受けうる状態にある場合の前記単位時間当たりの電力量が前記上限以下となるように、前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 前記情報は、前記相手装置が前記供給手段から電力を受信する電力受信回路における要求電力量の情報を含み、
    前記制御手段は、前記通信回路が前記供給手段の動作によって影響を受けない状態にある場合の前記単位時間当たりの電力量が前記要求電力量となるように、前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記取得手段は、前記通信手段を介して、前記相手装置から前記情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記供給手段が供給した電力の、前記相手装置による電力の受信の状態を判定する判定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記判定手段が、前記相手装置が前記電力を受信しない状態にあると判定した場合、電力の供給を停止するように前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記判定手段は、前記供給手段における電磁誘導の特性に基づいて、前記状態を判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記供給手段はコイルを含み、当該コイルと、前記相手装置が有するコイルとを用いて電力を供給し、
    前記判定手段は、前記供給手段に含まれるコイルと前記相手装置が有するコイルとの間のインダクタンスの単位時間当たりの変化量に基づいて、前記状態を判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記判定手段は、前記単位時間当たりの変化量の絶対値が所定値を超えた場合に、前記相手装置が前記電力を受信しない状態にあると判定する、
    ことを特徴とする請求項9の通信装置。
  11. 前記通信手段は、通信を行う通信期間と、通信を行わない非通信期間とを周期的に交互に切り替えて前記相手装置と通信し、
    前記制御手段は、前記周期に同期させて、前記非通信期間に電力の供給を行うように、前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記取得手段は、さらに、前記相手装置の二次電池の充電状態を、前記通信期間における通信により取得し、
    前記制御手段は、前記二次電池が満充電状態にある場合に、電力の供給を停止するように前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記通信手段において前記通信期間における通信が切断された場合、電力の供給を停止するように前記供給手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 相手装置と無線通信する通信手段と、当該相手装置へ無線で電力を供給する供給手段とを有する通信装置の制御方法であって、
    取得手段が、前記相手装置における、無線通信のための通信回路の状態に関する情報を取得する取得工程と、
    制御手段が、前記情報に基づいて、供給される単位時間当たりの電力量が定められるように前記供給手段を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  15. 相手装置と無線通信する通信手段と、当該相手装置へ無線で電力を供給する供給手段とを有する通信装置に備えられたコンピュータに、
    前記相手装置における、無線通信のための通信回路の状態に関する情報を取得する取得工程と、
    前記情報に基づいて、供給される単位時間当たりの電力量が定められるように前記供給手段を制御する制御工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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