JP2014189206A - 保持具 - Google Patents

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【課題】保持すべき被保持物が細い場合であっても、抜けたりそれたりすることなく、安定して保持することができる保持具を提供する。
【解決手段】この保持具10は、被保持物1が収容される設置部21を有するベース部20と、ベース部20の、設置部両側から立設した一対の壁部23,23と、該壁部23の先端から設置部21に向けて撓み可能に延出する保持片30とを備え、保持片30の先端部は、少なくとも2以上の突出した突部35,37を有する爪部31をなし、該爪部31の突部35,37の突出方向における先端が、被保持物1に当接するように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、線状、管状又は棒状の被保持物を保持するための、保持具に関する。
例えば、自動車には、複数のワイヤやケーブル、パイプ、チューブ等が用いられているが、これらは他部材との干渉や破損等を防ぐため、保持具により保持されて、車内の所定位置に配設されることが多い。
また、ワイヤ等を保持する保持具を介して、被取付部材に取付部材を取付けることもある。例えば、自動車のシート本体(被取付部材)にワイヤを張設しておき、同ワイヤを保持具で保持し、この保持具を更にカバー部材(取付部材)に固定することで、保持具を介してシート本体にカバー部材を取付ける態様である。
従来のこの種のものとして下記特許文献1には、シートカバー裏面の係止具に係合する、略U字状の第1係合部と、シートパッド本体の溝部底部に設けられた線状体に係合する第2係合部とを備え、前記第2係合部は、基部の両側から空隙を介して延出した1対の延出片と、各延出片の先端から、延出片間の空隙に向けて斜め内方に延出した爪部と、を有するシートカバー取付用クリップが記載されている。
そして、クリップの第2係合部を下向きにして、シートパッド本体の溝部底部の線状体に向けて挿入すると、爪部外面が押圧されて、一対の延出片が撓み変形し、線状体が延出片間の空隙内に至ると、一対の延出片が弾性復帰して、爪部先端が線状体の下側外周面に係合して、線条体にクリップが係止される。その後、シートカバー裏面の係止具をU字状の第1係合部内に挿入して係合させることで、クリップを介してシートパッド本体にシートカバーが取付けられるようになっている。
特開2011−45424号公報
しかしながら、上記特許文献1のクリップでは、一対の延出片の先端の爪部で線状体を保持しているため、被保持物をしっかりと保持しにくいという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、被保持物を安定して保持することができる保持具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の保持具は、線状、管状又は棒状の被保持物を保持するものであって、前記被保持物が収容される設置部を有するベース部と、該ベース部の、前記設置部両側から立設した一対の壁部と、少なくとも一方の前記壁部の先端部から前記設置部に向けて撓み可能に延出する保持片とを備え、前記保持片の先端部は、少なくとも2以上の突出した突部を有する爪部をなし、該爪部の各突部の突出方向における先端が、前記被保持物に当接するように構成されていることを特徴とする。
本発明の保持具においては、前記一対の壁部から前記保持片がそれぞれ延出されており、前記被保持物の外径をAとし、前記保持片を、前記被保持物を前記設置部に挿入する際に最大限に撓む状態まで撓ませた状態での、前記爪部の前記挿入方向と直交する方向の最大幅をBとし、前記一対の壁部の内面どうしの最小間隔をCとしたとき、A+2B>Cとなるように設定されており、前記被保持物が、最大限に撓んだ一対の保持片の爪部の間を通過して、前記設置部に挿入されるように構成されていることが好ましい。
本発明の保持具においては、前記爪部の先端部は、前記被保持物の外周にその両端部のみで当接するように形成された凹状面をなし、該凹状面の両端部が一対の前記突部をなし、該一対の突部の間に、より深い溝状の切欠き部が形成されていることが好ましい。
本発明の保持具においては、前記一対の壁部から、前記保持片が、前記設置部に保持される前記被保持物の軸方向にずれて、それぞれ延出されており、前記被保持物の軸方向に沿って見たとき、各保持片の爪部の内側どうしが、前記設置部の中心線上でオーバーラップするように配置されていることが好ましい。
本発明の保持具においては、前記保持片に対向する反対側の壁部には、該保持片に向けて突出するガイド突部が形成されており、前記保持片の爪部と前記ガイド突部との最小間隔が、前記被保持物の外径よりも小さくなるように構成されていることが好ましい。
本発明の保持具によれば、保持片の先端部は、少なくとも2以上の突出した突部を有する爪部をなし、この爪部の各突部の先端が被保持物に当接するので、被保持物に対する押え幅を広くとることができ、被保持物を安定してしっかりと保持することができる。
本発明の保持具の一実施形態を示す斜視図である。 同保持具を示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同保持具に被保持物を保持させるときの工程を示しており、(a)は第1工程を示す要部拡大説明図、(b)は第2工程を示す要部拡大説明図、(c)は第3工程を示す要部拡大説明図である。 同保持具を用いて、被取付部材に被保持物を保持した状態を示す説明図である。 本発明の保持具の他の実施形態を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た場合の斜視図である。 同保持具の正面図である。 同保持具に被保持物を保持させるときの工程を示しており、(a)は第1工程を示す要部拡大説明図、(b)は第2工程を示す要部拡大説明図、(c)は第3工程を示す要部拡大説明図である。 同保持具を用いて、被取付部材に取付部材を取付ける際の状態を示しており、(a)は被保持物を保持することで、被取付部材に保持具を保持したときの説明図、(b)は被保持具を介して、被取付部材に保持具を取付けたときの説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の保持具の一実施形態について説明する。
図4に示すように、この保持具10は、ワイヤ、ケーブル、コード、パイプ、チューブ、ホース、ロッド等の、線状、管状又は棒状の被保持物1を保持するためのものである。この実施形態では、車体パネルや車体フレーム等の被取付部材3に形成された取付孔5に、上記被保持物1を保持した保持具10が固定され、該保持具10を介して被取付部材3に被保持物1が保持されるようになっている。
図1及び図2に示すように、この実施形態における保持具10は、前記被保持物1が設置されて、これを保持する設置部21を有するベース部20と、前記設置部21両側から立設する一対の壁部23,23と、該壁部23の先端部23aから延設され被保持物1を保持する保持片30と、被取付部材3の取付孔5に係合する係合部40とから主として構成されている。
前記ベース部20は、所定幅でかつ軸方向に所定長さで伸びており、その上面側(表面側)に、前記被保持物1を保持するための設置部21が形成されている。この実施形態の設置部21は、保持される被保持物1の軸方向から見たとき、その底面が円弧状をなしていると共に、その両側面が斜め外方に向けて傾斜したテーパ状をなしている。なお、この設置部21は、その底面が平坦面状をなしていてもよく、被保持物1を保持可能であれば、その形状は特に限定されない。
また、ベース部20の幅方向両側であって、前記設置部21の両側からは、一対の壁部23,23が、ベース部20の軸方向長さと同一長さで立設されている。なお、この壁部23の先端部23aは、その内面がテーパ状をなして次第に薄肉となるように形成されている。
更に、一対の壁部23,23の各先端部23aからは、前記設置部21に向けて斜め内方に保持片30がそれぞれ延出されており、ベース部20の設置部21に被保持物1を挿入するときに、その内面が被保持物1に押圧されて撓むようになっている(図3(b)参照)。なお、この実施形態では、保持片30は、前記ベース部20及び前記壁部23の軸方向長さとほぼ同一の長さで形成されている。
そして、この実施形態における各保持片30の先端部は、溝状の切欠き部33を介して二股状に突出した一対の突部35,37を有する爪部31をなしており、この爪部31の各突部35,37の突出方向における先端が、設置部21に保持された被保持物1に当接するように構成されている(図4参照)。なお、爪部は、少なくとも2つの突出した突部を有していればよく、3つ以上の突部を有していてもよい。
また、図3(c)に示すように、各爪部31の先端部(爪部31の、被保持物1が当接する部分)は、被保持物1の外周に、その両端部のみで当接するように形成された凹状面をなし、該凹状面の両端部が一対の突部35,37をなしており、これらの一対の突部35,37の間に、より深い溝状をなした切欠き部33が形成されている。この実施形態では、爪部31の突部35,37の内面が、被保持物1の曲率よりも小さい曲率の円弧状曲面をなすように形成されると共に、該円弧状曲面の中央部に、それよりも曲率が小さく且つより深い凹溝状の切欠き部33が設けられており、一対の突部35,37の角部35a,37aが、被保持物1の外周に線接触して当接するようになっている。
更に、この保持具10においては、図3(b)に示すように、被保持物1の外径をAとし、一対の保持片30,30を、被保持物1を設置部21に挿入する際に最大限に撓む状態まで撓ませた状態での、爪部31の、被保持物1の挿入方向と直交する方向の最大幅(図3(b)の部分拡大図に示すように、爪部31に撓みが生じていない状態での幅)をBとし、一対の壁部23,23の内面どうしの最小間隔をCとしたとき、A+2B>Cとなるように設定されている。なお、爪部の最大幅Bとは、爪部の突部が3以上がある場合、爪部に撓みが生じていない状態における、爪部の両端部に配置された突部どうしの幅を意味する。
そして、被保持物1が、一対の保持片30,30の間を通過するとき、一対の保持片30,30の爪部31,31は、それらの内面が被保持物1に当接すると共に、それらの外面が一対の壁部23,23の内面に当接するので、一対の壁部23,23及び/又は爪部31自体が撓むことにより、一対の保持片30,30の爪部31,31どうしの間隔が広がって押し込まれるようになっている(図3(b)参照)。なお、爪部31自体の撓みは、二股状をなす突部35,37の間隔が狭められるようにしてなされる。
また、前記ベース部20の下面側(裏面側)には、斜め外方に向けてスカート状に広がり、被取付部材3の取付孔5の表側周縁に弾性的に当接するフランジ部25が形成されている。
そして、被取付部材3の取付孔5に係合する係合部40は、ベース部20の裏面中央から立設したステム部41と、該ステム部41の先端からベース部20に向けて、碇足状に延設した一対の弾性係合片43,43と、各弾性係合片43の自由端部に形成された段状の係合段部43aとからなり、各弾性係合片43の係合段部43aが被取付部材3の取付孔5の裏側周縁に係合することで、被取付部材3に保持具10が固定されるようになっている(図4参照)。
なお、上記実施形態では、ベース部20の両壁部23,23から保持片30,30がそれぞれ延出され、一対の保持片30,30によって被保持物1を保持するようになっているが、一方の壁部から延出させた保持片30だけで被保持物1を保持するように構成してもよい。また、保持片30,30の軸方向長さは、ベース部20や壁部23より短くされていてもよい。
また、保持具10の被取付部材3に対する固定手段として、ステム部41及び碇足状の弾性係合片43,43を有する係合部40を用いたが、例えば、複数の係止脚を有するクリップや、ピン状のクリップ、更には、被取付部材3に突設されたスタッドボルトに螺着するナット構造等としてもよい。
次に、上記構成からなる保持具10の使用方法について説明する。
保持具10は、予め被取付部材3に取付けておいてもよく、被保持物1を保持させてから、被取付部材3に取付けてもよい。前者の方法として説明すると、まず、保持具10の係合部40を、被取付部材3の取付孔5の表側から挿入していく。すると、取付孔5内周に弾性係合片43,43が押圧されて内方に撓みながら通過していき、それらが取付孔5の裏側から抜け出て弾性復帰すると、その係合段部43,43aが取付孔5の裏側周縁に係合すると共に、取付孔5の表側周縁にフランジ部25が弾性的に当接して、被取付部材3の取付孔5に保持具10を固定することができる(図4参照)。
その状態で、図3(a)に示すように、ベース部20の設置部21の上方開口から、被保持物1を設置部21内方に向けて挿入する。すると、被保持物1が各保持片30の内面を押圧して、各保持片30を各壁部23の内面側に向けてそれぞれ撓ませつつ、被保持物1が押し込まれていく。
このとき、この実施形態では、前述したように、被保持物1の外径A、爪部31の最大幅B、壁部23,23の最小間隔Cが、A+2B>Cとなるように設定されているので(図3(b)参照)、一対の保持片30,30の爪部31,31は、それらの内面が被保持物1に当接すると共に、それらの外面が一対の壁部23,23の内面に当接する。そして、一対の壁部23,23及び/又は爪部31自体が撓むことにより、一対の保持片30,30の爪部31,31どうしの間隔が広がって、被保持物1が爪部31,31の間を通過する。
このように、一対の壁部23,23が外側に撓むだけでなく、一対の保持片30,30の爪部31自体が、二股状をなす突部35,37の間隔を狭めるようにして撓むので、挿入抵抗を小さくすることができる。その結果、保持片30,30の先端部に二股状をなす爪部31,31を設けても、一対の壁部23,23の間隔をできるだけ狭く設定することが可能となり、保持具10のコンパクト化を図ることができる。
そして、被保持物1が設置部21の底部に当接して、設置部21内に収容されると、保持片30,30が弾性復帰して、各保持片30の二股状をなす爪部31の突部35,37が、被保持物1の上部外周にそれぞれ当接し、被保持物1を抜け止め保持することができる(図3(c)参照)。それにより、被保持物1がワイヤなどの細い線状物等であっても、二股状をなす爪部31によって、外周の広い範囲に亘って当接することができ、被保持物1を安定して保持することができる。
また、爪部31は、その先端部に設けた一対の突部35,37の内面が全体として凹状面をなすと共に、一対の突部35,37の間により深い凹溝の切欠き部33が形成されているので、一対の突部35,37の角部35a,37aのみが被保持物1の外周に線状に当接し(図3(c)参照)、爪部31の被保持物1に対する当接面の面圧を高めて、被保持物1を滑りにくくして、より安定して保持することができる。更に、被保持物1に引き抜き力が作用した際には、各爪部31の突部35,37が被保持物1によて押し広げられて、突部35,37が拡開して被保持物1の外周の広い範囲に当接するので、被保持物1をよりしっかりと抜け止め保持することができる。
図5〜8には、本発明の保持具の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、この実施形態の保持具10aは、自動車のシート本体である被取付部材3に、前記シート本体の外周を被覆するための図示しないシートカバーに連結された取付部材7を取付けるために用いられる。
シート本体である被取付部材3には所定深さの凹溝4が形成されており、その底部に細いワイヤである被保持物1が張設された状態で配置されている。更に、図示しないシートカバーに連結された取付部材7の一端には、基端部側が幅広で、先端側に向けて次第に幅狭となる、略矢尻状の係合具8が取付けられている。なお、この係合具8の基端部両側には、凹部8a,8aが形成されている。
図5(b)に示すように、この保持具10aは、ベース部20の設置部21両側から立設した壁部23,23から、保持片30a,30aが、被保持物1の軸方向にずれて、それぞれ延出されている。また、保持片30aに対向する反対側の壁部23には、保持片30aに向けて突出するガイド突部27が形成されている。すなわち、一対の壁部23,23には、保持片30a及びガイド突部27が、互い違いとなるように設けられている。
前記一対の保持片30a,30aは、ベース部20の軸方向端面から軸方向に沿って、同一長さで延出されている。また、各保持片30aの爪部31の、外側の突部37側の軸方向途中には、同突部37と同程度の幅で、幅広に形成された幅広部38が形成されている。更に、図7(c)に示すように、保持具10aを被保持物1の軸方向に沿って見たとき、各保持片30aの爪部31の内側の、突部35,35どうしが、ベース部20の設置部21の中心線L上でオーバーラップするように配置されている。
一方、前記ガイド突部27は、保持具10aに保持される被保持物1の軸方向から見たとき、壁部23の基部側から保持片30aに向けて次第に内方に突出し、中間部で最も突出した後、再び次第に低くなる台形状をなしている。また、図6に示すように、保持片30aの爪部31の内側の突部35と、ガイド突部27の中間部内面との最小間隔Dが、被保持物1の外径Aよりも小さくなるように構成されている。なお、各壁部23の、ガイド突部27を設けた部分の外面側は、肉抜きのため凹んだ形状をなしている。
更に、図5(a)及び図6に示すように、前記ベース部20に設けられた設置部21の内面には、被保持物1を収容したたきに、そのガタ付きを抑制するための押え壁21aが、ベース部20の軸方向に沿って所定長さで形成されている。なお、この押え壁21aの軸方向両端は、ベース部20の軸方向両端よりもベース部20内方に配設されている。
なお、この保持具10aにおいても、前記実施形態と同様に、被保持物1の外径や爪部31の最大幅、壁部23,23の最小間隔について、A+2B>Cとなるように設定されている(図7(b)参照)。また、ベース部20上に壁部23を3個以上並列して形成して、複数の被保持物1を並列して保持できるようにしてもよい。
一方、ベース部20の壁部23との反対側には、カバー部材端部に取付けられた係合具8に係合させるための係合部40aが設けられている。すなわち、ベース部20の壁部反対側から、略U字状をなすように係合片45,45が延出していると共に、その自由端部が内側に屈曲しており、この屈曲した自由端部が前記係合具8の基端部両側に係合するようになっている。また、各係合片45の自由端部の内側面からは、前記係合具8の凹部8aに嵌合する凸部45aが突設されている。
次に、上記構成からなる保持具10aの使用方法について説明する。
すなわち、保持具10aをシート本体である被取付部材3の凹溝4に挿入し、被取付部材3に張設されたワイヤからなる被保持物1に向けて押し込んで、ベース部20の設置部21の下方開口から、上記被保持物1を設置部21内方に挿入していく(図7(a)及び図8(a)参照)。
上記のように、被保持物1を設置部21の下方開口から挿入すると、保持片30aに対向する反対側の壁部23に設けたガイド突部27によって、被保持物1を保持片30a側に移動するようにガイドすることができ、保持片30aやその爪部31を撓ませやすくして、よりスムーズに被保持物1を設置部21内に挿入することができる。
そして、各保持片30aが最大限に撓んで、爪部31の外側の突部37,37が両壁部23,23の内面に当接した状態で、一対の壁部23,23及び/又は爪部31自体が撓むことにより、被保持物1が、保持片30aの爪部31とガイド突部27との間を通過し(図7(b)参照)、被保持物1が設置部21内に収容されると、各保持片30aが弾性復帰して、爪部31の突部35,37が被保持物1の外周にそれぞれ当接し、被保持物1が抜け止め保持されて、被保持物1を介して被取付部材3に保持具10aを固定することができる(図7(c)及び図8(a)参照)。
このとき、この実施形態では、図7(c)に示すように、被保持物1の軸方向に沿って見たとき、各保持片30aの爪部31の内側の突部35,35どうしが、設置部21の中心線L上でオーバーラップするように配置されている。したがって、被保持物1に引き抜き力が作用すると、各保持片30aの爪部31の突部35,35が、被保持物1の設置部21の中心線L上に位置する箇所でオーバーラップして、被保持物1を上方から押え込むので、被保持物1をより抜けにくくすることができる。
その後、図8(a)に示すように、保持具10aの係合部40aに向けて、取付部材7の係合具8を挿入し、係合部40aの略U字状の係合片45,45を撓ませつつ、その内部に押し込んで、係合片45の屈曲した自由端部を、係合具8の基端部両側に係合させると共に、その凸部45aを係合具8の凹部8aに嵌合させることで、保持具10aを介して、被取付部材3に取付部材7を取付けることができる。
1 被保持物
10,10a 保持具
20 ベース部
21 設置部
23 壁部
27 ガイド突部
30,30a 保持片
31 爪部
33 切欠き部
35,37 突部
40,40a 係合部

Claims (5)

  1. 線状、管状又は棒状の被保持物を保持する保持具であって、
    前記被保持物が収容される設置部を有するベース部と、
    該ベース部の、前記設置部両側から立設した一対の壁部と、
    少なくとも一方の前記壁部の先端部から前記設置部に向けて撓み可能に延出する保持片とを備え、
    前記保持片の先端部は、少なくとも2以上の突出した突部を有する爪部をなし、該爪部の各突部の突出方向における先端が、前記被保持物に当接するように構成されていることを特徴とする保持具。
  2. 前記一対の壁部から前記保持片がそれぞれ延出されており、
    前記被保持物の外径をAとし、
    前記保持片を、前記被保持物を前記設置部に挿入する際に最大限に撓む状態まで撓ませた状態での、前記爪部の前記挿入方向と直交する方向の最大幅をBとし、
    前記一対の壁部の内面どうしの最小間隔をCとしたとき、
    A+2B>Cとなるように設定されており、
    前記被保持物が、最大限に撓んだ一対の保持片の爪部の間を通過して、前記設置部に挿入されるように構成されている請求項1記載の保持具。
  3. 前記爪部の先端部は、前記被保持物の外周にその両端部のみで当接するように形成された凹状面をなし、該凹状面の両端部が一対の前記突部をなし、該一対の突部の間に、より深い溝状の切欠き部が形成されている請求項1又は2記載の保持具。
  4. 前記一対の壁部から、前記保持片が、前記設置部に保持される前記被保持物の軸方向にずれて、それぞれ延出されており、前記被保持物の軸方向に沿って見たとき、各保持片の爪部の内側どうしが、前記設置部の中心線上でオーバーラップするように配置されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の保持具。
  5. 前記保持片に対向する反対側の壁部には、該保持片に向けて突出するガイド突部が形成されており、前記保持片の爪部と前記ガイド突部との最小間隔が、前記被保持物の外径よりも小さくなるように構成されている請求項4記載の保持具。
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