JP2014200731A - 水処理用紫外線照射装置およびバラスト水処理装置 - Google Patents
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Description
最初に本願発明の実施形態を列記して説明する。(1)紫外線ランプユニットと、前記紫外線ランプユニットを内部に備え被処理水に紫外線を照射するための複数の筒状のチャンバーとを備え、前記チャンバーは、その筒状の端部の少なくとも一方に前記紫外線ランプユニットの着脱開口部を有し、かつ複数の前記チャンバー内部を被処理水が連続して流れるように直列に接続されており、前記紫外線ランプユニットは前記着脱開口部により着脱可能に構成されている水処理用紫外線照射装置である。
本発明の実施態様としての水処理用紫外線照射装置およびバラスト水処理装置の構成例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
まず、図11にてバラスト水処理装置を用いたバラスト水処理システムの全体構成例を説明する。バラスト水処理装置は、濾過装置と紫外線照射装置および付随する配管類から構成される。このシステムは配管31からポンプ41によって取水した海水を処理し、バラスト水としてタンク13に貯留する。配管32を経て濾過装置11に送られた被濾過水としての海水は、濾過装置11により濾過される。濾過された被濾過水は配管33を経て、紫外線照射装置12などの微生物死滅化手段に送られる。濾過された被濾過水すなわち被処理水は、紫外線照射装置12にて微生物の死滅化処理が行われる。また、濾過装置11において濾過されなかった排出水は、配管35を経て装置外部へ導出される。微生物の死滅化処理を経た海水は、配管34、配管36を経てタンク13に送られる。
図1は水処理用紫外線照射装置の一例を示す図であって、垂直断面の構成を模式的に示す図である。筒状のチャンバー1は、内部に紫外線ランプユニット2を備えている。紫外線ランプユニット2は、紫外線ランプ保護管22の中に紫外線ランプ21が収納されて構成されている。紫外線ランプ保護管22は石英ガラスなどを用いて作製されている。紫外線ランプ21の電極配線23は外部の電源へ接続されている。
図2は、本発明の実施形態として、水処理用紫外線照射装置の一例を示す図であって、垂直断面の構成を模式的に示す図である。筒状のチャンバー1の内部には、2つの紫外線ランプユニット2が同一軸上に配置されている。紫外線ランプユニット2は、紫外線ランプ保護管22の中に紫外線ランプ21が収納されて構成されている。紫外線ランプ保護管22は石英ガラスなどを用いて作製されている。紫外線ランプ21の電極配線23は外部の電源へ接続されている。
図3は、本発明の実施形態として、水処理用紫外線照射装置の一例を示す図であって、垂直断面の構成を模式的に示す図である。ここでは、2つの筒状のチャンバー1は、チャンバー1間に被処理水を連続して流すために、接続管3によって直列に接続されている。また、2つの筒状のチャンバー1はその筒状の軸を平行にして並列配置されている。
図4は、本発明の実施形態として、水処理用紫外線照射装置の一例を示す図であって、垂直断面の構成を模式的に示す図である。図4の水処理用紫外線照射装置は図3の水処理用紫外線照射装置と同様な構成になっているが、図4の水処理用紫外線照射装置は同じ方向にのみ紫外線ランプユニット2をチャンバー1から着脱できるようになっていることが、図3の水処理用紫外線照射装置と異なる。すなわち、図4の水処理用紫外線照射装置では各チャンバー1は同じ側に紫外線ランプユニットの着脱開口部10が備えている。具体的には、上流側のチャンバー1の上流側および下流側のチャンバー1の下流側に着脱開口部がある。他の着脱開口部10の配置として、上流側のチャンバー1の下流側および下流側のチャンバー1の上流側に着脱開口部10があるようにしてもよい。
フランジを遠隔操作で着脱できる場合など、着脱作業スペースの幅LBがきわめて小さい場合(LB≒0m)も想定される。この場合、図1の水処理用紫外線照射装置のメンテナンススペースの幅はLA1となる。
図6は、本発明の実施形態として、水処理用紫外線照射装置の一例を示す図であって、接続管内部に整流板を備えた構成を模式的に示す図である。接続管3には整流板7が取り付けられている。図6の水処理用紫外線照射装置の構成は、整流板を備えていること以外は、図3の水処理用紫外線照射装置の構成と同じである。なお、同様に、図4の水処理用紫外線照射装置を、接続管内部に整流板を備える構成とすることもできる。
図8および図9は、本発明の実施形態として、水処理用紫外線照射装置の一例を示す図であって、チャンバー内部に整流板を備えた構成を模式的に示す図である。図8および図9の水処理用紫外線照射装置のチャンバー1には整流板8が取り付けられている。図8および図9の水処理用紫外線照射装置の構成は、整流板を備えていること以外は、図2および図3の水処理用紫外線照射装置の構成とそれぞれ同じである。なお、同様に、図4の水処理用紫外線照射装置を、チャンバー内部に整流板を備える構成とすることもできる。
図6の水処理用紫外線照射装置では接続管3にのみ整流板7を備える構成となっている。また、図8および図9の水処理用紫外線照射装置ではチャンバー1にのみ整流板7を備える構成となっている。しかし、整流板の配置の仕方はこれらに限定されるものではない。例えば、接続管とチャンバーの両方に整流板を設けること、特定のチャンバーのみに整流板を設けること、各チャンバーに1つまたは複数の整流板を設けること、なども可能である。また、チャンバーに整流板を備える構成の場合、チャンバーの上流側に整流板を配置することが好ましいが、チャンバー中央部や下流側に設けてもかまわない。
図2〜図4、図6、図8、図9では図示していないが、紫外線ランプ保護管22を洗浄する洗浄機構をさらに備えることができる。洗浄機構により、紫外線ランプ保護管表面を定期的に洗浄すれば、紫外線照射量の低下を防止することができる。したがって、紫外線照射量一定モードで運転させた場合でも、消費電力の増加を抑制することができる。洗浄機構としては、例えば、紫外線ランプ保護管表面に接触する樹脂製のリングを紫外線ランプ保護管の長手方向に沿って、モーター等を用いて往復させる機構とすることができる。
図3、図4、図6および図9の水処理用紫外線照射装置では、チャンバー1それぞれの内部に1つの紫外線ランプユニット2を備えている。また、図2および図8の水処理用紫外線照射装置でも、2つのチャンバーの端部同士が直列に接続されているものとみなせば、1つチャンバーの内部に1つの紫外線ランプユニットを備えている。しかし、各チャンバーの内部に収納する紫外線ランプユニットの数量は1つに限られず、2つ以上紫外線ランプユニットを並列に配置することも可能である。紫外線ランプユニットの数量を増やして並列に配置すると、それだけ各チャンバーでの紫外線照射量を高めることができる。
図3、図4、図6および図9のそれぞれの水処理用紫外線照射装置において、各チャンバー1の長さは同じであり、各紫外線ランプユニット2の長さも同じである。また、図2および図8のそれぞれの水処理用紫外線照射装置でも、2つのチャンバーの端部同士が直列に接続されているものとみなせば、各チャンバー1の長さは同じであり、各紫外線ランプユニット2の長さも同じである。しかし、それぞれの水処理用紫外線照射装置において、チャンバーの長さが異なるようにすることも可能であり、紫外線ランプユニットの長さが異なるようにすることも可能である。
図3、図4、図6および図9の水処理用紫外線照射装置では、チャンバーは2つである。しかし、チャンバーの数は2つに限られず、3つ以上でもかまわない。紫外線ランプの合計長さを一定にする場合、チャンバーの数を増やすと、紫外線ランプユニットの長さは小さくなり、紫外線ランプ交換スペースの幅は小さくなる。したがって、すべての紫外線ランプ交換スペースの幅が着脱作業スペースの幅より小さくなるまでは、チャンバーの数を増やすことにより、メンテナンススペースを小さくすることができる。
図2〜図4、図6、図8および図9の水処理用紫外線照射装置はメンテナンススペースが小さいので、これらを備えるバラスト水処理装置はその設置場所の空間を効率よく使用することができる。図2〜図4、図6、図8および図9の水処理用紫外線照射装置を備えるバラスト水処理装置が、例えば船舶内に設置された場合、図1の水処理用紫外線照射装置を備えるバラスト水処理装置よりも船舶内の空間を効率よく使用することができる。したがって、本願に記載の水処理用紫外線照射装置を備えるバラスト水処理装置は船舶内の空間を効率よく使用することができる。
2 紫外線ランプユニット
21 紫外線ランプ
22 紫外線ランプ保護管
23 電極配線
3 接続管
4 フランジ
5 被処理水流路
6 処理水流路
7、8 整流板
9 貫通孔
10 着脱開口部
11 濾過装置
12 紫外線照射装置
13 タンク
31、32、33、34、35、36 配管
41 ポンプ
101 プリーツフィルター
102 被濾過水ノズル
103 ケース
106 被濾過水流路
107 被処理水流路
108 排出流路
121 ノズル口
131 外筒部
132 蓋部
133 底部
140 中心配管
141 取水穴
170 薬液注入口
190 モーター
191 モーターカバー
200、201 紫外線ランプ交換スペース
202 着脱作業スペース
Claims (9)
- 紫外線ランプユニットと、前記紫外線ランプユニットを内部に備え被処理水に紫外線を照射するための複数の筒状のチャンバーとを備え、
前記チャンバーは、その筒状の端部の少なくとも一方に前記紫外線ランプユニットの着脱開口部を有し、かつ複数の前記チャンバー内部を被処理水が連続して流れるように直列に接続されており、
前記紫外線ランプユニットは前記着脱開口部により着脱可能に構成されている水処理用紫外線照射装置。 - 2つの前記チャンバーと、2つの前記紫外線ランプユニットとを備え、
前記チャンバーの一方の前記端部に前記着脱開口部を有し、前記チャンバー間は他方の前記端部において接続されており、
前記紫外線ランプユニットは、同一軸上に配置されている請求項1に記載の水処理用紫外線照射装置。 - 前記チャンバー間に前記被処理水を流すための接続管を備え、
前記チャンバーはその筒状の軸を平行にして並列配置されている請求項1に記載の水処理用紫外線照射装置。 - 前記チャンバーは一方の前記端部にのみ前記着脱開口部を有し、
前記着脱開口部は同一方向に開口している請求項3に記載の水処理用紫外線照射装置。 - 前記接続管内部に整流板をさらに備える請求項3または請求項4に記載の水処理用紫外線照射装置。
- 前記チャンバー内部に整流板をさらに備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の水処理用紫外線照射装置。
- 前記紫外線ランプユニットを洗浄する洗浄機構をさらに備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の水処理用紫外線照射装置。
- 1つの前記チャンバーは1つの前記紫外線ランプユニットを備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の水処理用紫外線照射装置。
- 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の水処理用紫外線照射装置を備えるバラスト水処理装置。
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