JP2015100332A - 核酸の検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (1)試料中に含まれる標的核酸を増幅する工程、(2)クロマトグラフィーの手法を用いずに(1)の工程で増幅した標的核酸と固相に結合した第1の結合因子および標識物質を結合した第2の結合因子とを特異的に結合させる工程、(3)(2)の工程で結合した標的核酸を第2の結合因子に結合した標識物質で検出する工程、を含む試料中に含まれる標的核酸の検出方法、および前記方法を用いたキットにより、前記課題を解決する。
【選択図】 図2
Description
(1)試料中に含まれる標的核酸を増幅する工程
(2)クロマトグラフィーの手法を用いずに、(1)の工程で増幅した標的核酸と、固相に結合した第1の結合因子および標識物質を結合した第2の結合因子とを、特異的に結合させる工程
(3)(2)の工程で結合した標的核酸を第2の結合因子に結合した標識物質で検出する工程
また本発明の第二の態様は、標識物質が可視光を吸収または反射する物質である、前記第一の態様に記載の検出方法である。
(1)試料中に含まれる標的核酸を増幅するための試薬
(2)標的核酸に特異的に結合可能な、固相に結合した第1の結合因子
(3)標的核酸に特異的に結合可能な、標識物質を結合した第2の結合因子
以下、本発明を詳細に説明する。
(1)10μMの配列番号6または配列番号7に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチド溶液5μLずつ、固相(オリゴDNA固定化用基板キット(アミノ修飾)(住友ベークライト社製))に添加し、特開2006−234712号公報に記載の方法に基づき、80℃で1時間加熱乾燥することで、前記オリゴヌクレオチドを固相に結合させた。
(2)0.1Mの水酸化ナトリウム溶液を添加し、5分間振とうさせることで、活性エステル基を不活性化するブロッキングを行なった。
(3)ブロッキング後、前記固相を沸騰水中で2分間、続いて常温の水中で2分間振とう洗浄した後、乾燥することで、固相に結合したオリゴヌクレオチドを作製した。
(1)3’末端側にアミノ基を付加した配列番号6に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチド150ngに、ラテックス粒子(Estapor(メルク社製)、直径500nm)を1.4×1010個添加し、室温で30分間静置した。
(2)水溶性カルボジイミドを終濃度10mg/mLとなるよう添加し、室温で2時間反応した。
(3)(2)の反応で得られたラテックス粒子を結合したオリゴヌクレオチドを遠心により回収し、Tween20およびSDSを含む溶液により洗浄した。
(4)洗浄した、ラテックス粒子を結合したオリゴヌクレオチドを、バッファー(10mM Tris−HCl(pH7.4)、0.5mM EDTA、1M NaCl、0.05% Tween 20)中に保存し、その後の検出に用いた。
RegIV RNAを合成し、等温増幅法によるRegIV RNAの増幅および検出を試みた。
(1)特開2007−116999号公報に基づき合成したRegIV RNA(配列番号8)を、注射用水を用いて105コピー/5μLとなるよう希釈し、これをRNA試料として用いた。
(2)以下の組成の反応液を0.5mL容量PCR用チューブ(GeneAmp Thin−Walled Reaction Tubes、パーキンエルマー製)に14μL/tubeで分注し、これに前記RNA試料または注射用水を5μL添加した。
60mM Tris−HCl(pH8.6)
各0.3mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各3mM ATP、CTP、UTP、GTP
3.4mM ITP
0.16μM 切断用オリゴヌクレオチド(配列番号4に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドのうち3’末端の水酸基をアミノ基で修飾)
0.2μM 第一のプライマー(配列番号1に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドの5’末端側にT7プロモータ(配列番号2)を付加したもの)
0.2μM 第二のプライマー(配列番号3)
13% DMSO
6.4U AMV逆転写酵素
142U T7 RNAポリメラーゼ(WO2010/016621号)
(以下、必要に応じ添加)
0.1% Tween 20
36nM インターカレーター性蛍光色素標識核酸(以下、INAFプローブ)(配列番号5に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドを特開2007−116999号公報に基づきインターカレーター性蛍光色素で修飾)
5×108個 ラテックス粒子を結合したオリゴヌクレオチド(実施例2)
(3)上記の反応液を、43℃で5分間保温後、以下の組成の開始液8μLを添加した。
18mM 塩化マグネシウム
100mM 塩化カリウム
400mM トレハロース
(4)引き続きPCR用チューブを直接測定可能な温調機能付き蛍光分光光度計を用い、46℃の一定温度で反応させると同時に反応溶液の蛍光強度(励起波長470nm、蛍光波長520nm)を経時的に測定した。
実施例3では等温増幅法により得られたRegIV RNA増幅産物の検出に蛍光分光光度計やアガロースゲル電気泳動(エチジウムブロマイド染色)を用いたが、本実施例では当該増幅産物の目視による検出が可能か検討した。
(1)以下の組成の反応液を0.5mL容量PCR用チューブ(GeneAmp Thin−Walled Reaction Tubes、パーキンエルマー製)に14μL/tubeで分注し、これに実施例3(1)で調製したRNA溶液または注射用水を5μL添加した。
60mM Tris−HCl(pH8.6)
各0.3mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各3mM ATP、CTP、UTP、GTP
3.4mM ITP
0.16μM 切断用オリゴヌクレオチド(配列番号4に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドのうち3’末端の水酸基をアミノ基で修飾)
0.2μM 第一のプライマー(配列番号1に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドの5’末端側にT7プロモータ(配列番号2)を付加したもの)
0.2μM 第二のプライマー(配列番号3)
13% DMSO
6.4U AMV逆転写酵素
142U T7 RNAポリメラーゼ(WO2010/016621号)
5×108個 ラテックス粒子を結合したオリゴヌクレオチド(実施例2)
0.1% Tween 20
(2)上記の反応液を、配列番号6または配列番号7に記載の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドを固定化した固相(実施例1)に滴下し、43℃のインキュベータ内で5分間保温後、以下の組成の開始液8μLを滴下した。
18mM 塩化マグネシウム
100mM 塩化カリウム
400mM トレハロース
(4)引き続き46℃のインキュベータ内で一定時間保温することで、RegIV RNAの増幅、ならびに得られた増幅産物とオリゴヌクレオチドを固定化した固相(実施例1)およびラテックス粒子を結合したオリゴヌクレオチド(実施例2)とのハイブリダイゼーションを行なった。
Claims (6)
- 以下の(1)から(3)の工程を含む、試料中に含まれる標的核酸の検出方法。
(1)試料中に含まれる標的核酸を増幅する工程
(2)クロマトグラフィーの手法を用いずに、(1)の工程で増幅した標的核酸と、固相に結合した第1の結合因子および標識物質を結合した第2の結合因子とを、特異的に結合させる工程
(3)(2)の工程で結合した標的核酸を第2の結合因子に結合した標識物質で検出する工程 - 標識物質が可視光を吸収または反射する物質である、請求項1に記載の検出方法。
- 第1の結合因子および第2の結合因子が、標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドである、請求項1または2に記載の方法。
- 固相に結合した第1の結合因子および標識物質を結合した第2の結合因子の存在下で、試料中に含まれる標的核酸を増幅を行なう、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
- 標的核酸の増幅をNASBA法、TMA法、TRC法のいずれかの方法で行なう、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
- 以下の(1)から(3)を含む、試料中に含まれる標的核酸を検出するためのキット。
(1)試料中に含まれる標的核酸を増幅するための試薬
(2)標的核酸に特異的に結合可能な、固相に結合した第1の結合因子
(3)標的核酸に特異的に結合可能な、標識物質を結合した第2の結合因子
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