JP2015100824A - カム連動リフタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カム方向へ進退する加工カム2の進退動作に連動して、プレス方向へ昇降するリフタ部6を装置本体1に備えたカム連動リフタ装置10であって、加工カム2には、先行押え部材3を備え、装置本体1には、先行押え部材3と当接してカム方向へ移動する連動部材4と、連動部材の移動動作をリフタ部の昇降動作に方向変換する方向変換部材5とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
一般に、このような寄せ曲げ型は、下型に固定され、鋼板の幅方向中央部を下方から支持する凸状のポンチと、ポンチに隣接して下型に固定され、ポンチに対向する傾斜摺動面を有するカムドライバと、上型に支持され、鋼板の幅方向中央部を上方からポンチに押さえつけるパッドと、パッドに隣接して上型に支持され、カムドライバの傾斜摺動面に摺接して進退し、先端に固定されたダイ刃が鋼板の幅方向両側部をポンチの側面に押圧して断面ハット形状に曲げ成形する加工カムとを備えている。
また、上記寄せ曲げ型には、加工カムとの干渉を回避しながら、曲げ成形した断面ハット形状の製品をポンチから取り出すため、プレス方向へ製品を持ち上げるリフタ部を備えるリフタ装置が設けられている場合が多い。かかるリフタ装置は、上型に先行押えピンを設けて、加工カムのダイ刃が前進する前にリフタ部を下降させ、加工カムのダイ刃が後退した後に、リフタ部を上昇させる方法を採っている(例えば、特許文献3を参照)。
また、近年のトランスファプレスの高速化に伴い、寄せ曲げ型におけるリフタ装置の高速化が望まれている。リフタ装置の高速化を実現するためには、リフタ部の小型化、軽量化を図るとともに、リフタ部を加工カムの進退動作に連動して昇降させることが重要である。
(1)カム方向へ進退する加工カムの進退動作に連動して、プレス方向へ昇降するリフタ部を装置本体に備えたカム連動リフタ装置であって、
前記加工カムには、先行押え部材を備え、
前記装置本体には、前記先行押え部材と当接してカム方向へ移動する連動部材と、前記連動部材の移動動作を前記リフタ部の昇降動作に方向変換する方向変換部材とを備えたことを特徴とする。
また、装置本体には、先行押え部材と当接してカム方向へ移動する連動部材と、連動部材の移動動作をリフタ部の昇降動作に方向変換する方向変換部材を備えたので、カム方向へ移動する連動部材の移動動作を、方向変換部材によってプレス方向へ方向変換して、リフタ部を素早く昇降させることができる。そのため、リフタ部の昇降動作が加工カムの進退動作に比べ遅れることなく、リフタ部と加工カムとを高速で連動させることができる。その結果、高速化したトランスファプレス装置にも適用することができる。
よって、本発明によれば、装置本体及びリフタ部のコンパクト化を可能としつつ、リフタ部を加工カムの進退動作に連動して昇降させ、リフタ部の高速運転を可能とするカム連動リフタ装置を提供することができる。
前記連動部材には、カム方向へ並ぶ複数のラック歯を有する第1ラックと、前記第1ラックに連結され、前記第1ラックをカム後退方向へ付勢する第1付勢体とを備えたこと、
前記方向変換部材には、前記リフタ部の下端に固定され、プレス方向へ並ぶ複数のラック歯を有する第2ラックと、前記第1ラックのラック歯と前記第2ラックのラック歯とにそれぞれ係合するピニオン歯を有するピニオンとを備えたことを特徴とする。
なお、本発明においては、カム連動リフタ装置に2個のラック(第1ラックと第2ラック)を用いているので、第1ラックのラック歯と第2ラックのラック歯とを、それぞれ異なるピッチに形成し、異なる2つの外径のピニオン歯を有する1組のピニオンにそれぞれ係合させることによって、連動部材の移動距離に対してリフタ部の昇降距離を任意の値に設定することができる。例えば、製品のハット形状が深い場合には、第2ラックのラック歯のピッチを第1ラックのラック歯のピッチより大きくして、連動部材の移動距離よりリフタ部の昇降距離を長く設定することができる。
前記先行押え部材は、前記第1ラックをカム前進方向へ押圧するピストンロッドを有するシリンダ部材であり、前記ピストンロッドの押圧力を前記第1付勢体の付勢力より大きく設定したことを特徴とする。
また、プレス成形後、加工カムがカム後退方向へ移動するときには、収縮した第1付勢体は、先行押え部材のピストンロッドが伸長してから遅れて伸長し、第1ラックを加工カムより遅れて原位置へ移動させることができる。そのため、加工カムのダイ刃がポンチから離間した以後に、リフタ部を上昇させることができる。
その結果、リフタ部と加工カムとの干渉を確実に回避しながら、曲げ成形した断面ハット形状の製品をポンチから迅速に取り出すことができる。
なお、シリンダ部材は、圧縮ガスをシリンダケースとピストンとの空間に内蔵したガススプリングが好ましい。ガススプリングであれば、配管等も不要で、小型化、軽量化が可能だからである。
前記先行押え部材は、前記第1ラックをカム前進方向へ押圧する固定部材であり、前記第1ラックに有するラック歯は、前記第1ラックが原位置から中間位置へ移動する間のみ、前記ピニオン歯と係合して前記リフタ部を上昇端から下降端まで移動させるように形成されたことを特徴とする。
また、第1ラックに有するラック歯は、第1ラックが原位置から中間位置へ移動する間のみ、ピニオン歯と係合してリフタ部を上昇端から下降端まで移動させるように形成されたので、加工カムのカム前進方向への移動動作と連動して、第1ラックが原位置から中間位置へ移動する間に、ピニオン及び第2ラックを介して、リフタ部を上昇端から下降端まで移動させることができる。そして、第1ラックが中間位置から前進端まで移動する間には、第1ラックのラック歯とピニオン歯との係合が解除されている。そのため、先行押え部材に押圧されて第1ラックが更にカム前進方向へ移動しても、ピニオンは回転しないので、リフタ部を下降端の位置に保持させることができる。
したがって、加工カムのダイ刃がポンチに近接する以前に、リフタ部を下降端まで下降させることができ、加工カムの更なる前進に対して、ダイ刃とリフタ部との干渉を回避させることができる。
なお、第1ラックが前進端から中間位置まで後退し、加工カムのダイ刃がポンチと離間してから、第1ラックに有するラック歯とピニオン歯との係合が開始するので、ダイ刃とリフタ部との干渉が生じない位置で、リフタ部を上昇端まで上昇させることができる。
その結果、構造の簡素化を図りつつ、リフタ部材と加工カムとの干渉を確実に回避し、曲げ成形した断面ハット形状の製品をパンチから迅速に取り出すことができる。
前記リフタ部又は前記第2ラックには、プレス上昇方向へ付勢する第2付勢体を設けたこと、
前記第1ラックが中間位置から前進端まで移動する間、前記第1ラックと前記リフタ部又は前記第2ラックとを係合させる係合機構を設けたことを特徴とする。
また、第1ラックが中間位置から前進端まで移動する間、第1ラックとリフタ部又は第2ラックとを係合させる係合機構を設けたので、第1ラックのラック歯とピニオン歯との係合が解除されている間に、第2付勢体によってリフタ部が上昇するのを回避させることができる。
その結果、リフタ部の高速化を図り、ガタやオドリ等を低減しながら、リフタ部と加工カムとの干渉を確実に回避できる。
なお、上記係合機構として、例えば、第1ラックの側壁にカム方向に延伸する凹溝を形成し、リフタ部又は第2ラックの側壁に前記凹溝に嵌合する軸部を形成するとともに、前記凹溝のカム方向の溝長さを、第1ラックのラック歯とピニオン歯との係合が解除されたときから第1ラックが前進端まで移動する間、凹溝と軸部とが嵌合できる長さとする、係合機構が考えられる。
まず、第1実施形態に係るカム連動リフタ装置を、図1、図2を用いて説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係るカム連動リフタ装置の模式的断面図を示す。図2に、図1に示すピストンロッドが第1ラックに当接する直前の状態を表す部分断面図を示す。
ここでは、上記寄せ曲げ型30は、下型8に固定され、略帯状鋼板Z1の幅方向中央部Z11を下方から支持する凸状のポンチ81と、下型8に固定され、ポンチ81に対向する傾斜摺動面821を有するカムドライバ82と、上型7に支持され、略帯状鋼板Z1の幅方向中央部Z11を上方からポンチ81に押さえつけるパッド(図示せず)と、上端21が上型7の摺動部71に支持され、下端22がカムドライバ82の傾斜摺動面821に摺接してカム方向(矢印Qの方向)に進退し、前端23に固定されたダイ刃24が略帯状鋼板Z1の幅方向両側部Z12をポンチ81の側面に押圧して断面ハット形状の製品Zに曲げ成形する加工カム2と、加工カム2の動作に連動して断面ハット形状の製品Zをポンチ81から取り出すカム連動リフタ装置10とを備えている。
図1、図2に示すように、カム連動リフタ装置10は、先行押え部材3と、連動部材4と、方向変換部材5と、リフタ部6と、装置本体1とを備えている。
先行押え部材3は、連動部材4と当接して、加工カム2のカム方向への進退動作を連動部材4に伝達する部材である。具体的には、先行押え部材3は、加工カム2の下端22に取り付けられ、カム前進方向へ所定の押圧力を有して伸縮するピストンロッド31を備えたシリンダ部材(3)で構成されている。
シリンダ部材(3)には、例えば、シリンダケース32内にピストン33を挟んで形成されたロッド側室34とケース側室35とに圧縮ガスが封入されたガススプリングが好ましい。ピストン33には、ロッド側室34とケース側室35とを連通させるオリフィス36が形成されており、ピストンロッド31の押圧力は、圧縮ガスがオリフィス36を通過するときの抵抗力によって発生させる。そのため、ガススプリング(3)には、ガス供給配管等が不要となり、小型化、軽量化が可能となる。また、ピストンロッド31のストローク長は、製品取出し時に、加工カム2を前進端からリフタ部6又は製品Zと干渉しない所定の位置まで後退させる最小の移動量に基づいて設定する。ピストンロッド31のストローク長を最小の移動量とすることによって、製品Zの取り出しタイミングが早くなり、トランスファプレス等の高速化を実現する上で、重要となる。
第1ラック41は、前端部412から所定ピッチ411Pでカム後退方向へ並ぶ複数のラック歯411を有している。第1ラック41の後端部413には、カム後退方向へ付勢する第1付勢体42(圧縮ばね)が当接している。第1付勢体42は、装置本体1に形成されたばね受け座13に保持されている。また、前述したピストンロッド31の押圧力は、第1付勢体42の付勢力より大きく設定されている。
また、第1ラック41の左右端414には、装置本体1にカム方向に傾斜して固定された傾斜板14に摺接し、カム方向へ移動可能な摺接面が形成されている。第1ラック41の前端部412には、カム方向に移動した前進端t2で、下型8に固定されたストッパ部材83に当接する当接面が形成されている。
第2ラック51は、下端部512から所定ピッチ511Pでプレス上昇方向へ並ぶ複数のラック歯511を有している。ピニオン52は、第1ラック41と第2ラック51とが交差する箇所の内側に位置し、第1ラック41のラック歯411と係合するピニオン歯521と、第2ラック51のラック歯511と係合するピニオン歯522とを同軸上に有している。両ピニオン歯521、522は、外径が同一であり、一体で形成されている。
また、第1ラック41と第2ラック51のピッチ411P、511Pは、同一であり、第1ラック41の移動距離S1は、第2ラック51の移動距離S2と同一である。
ポンチ81側に起立する縦板11には、リフタ部6の脚部62が摺接する鉛直摺接板112が締結されている。また、同縦板11には、ストッパ部材83又は第1ラック41が挿通される通孔111が形成されている。
型左右側に起立する縦板11には、第1ラック41の左右端414が摺接する傾斜板14が締結されている。また、同縦板11には、ピニオン52が回転自在に軸支され、第1ラック41をカム後退方向へ付勢する第1付勢体42のばね受け座13がL字状に形成されている。
次に、第1実施形態に係るカム連動リフタ装置10の動作方法について、図2〜図6を用いて説明する。図3に、図1に示す第1ラックが前進端に移動して、リフタ部が下降端に移動した状態を表す部分断面図を示す。図4に、図1に示すピストンロッドが収縮して加工カムが前進端に移動した状態を表す部分断面図を示す。図5に、図1に示すピストンロッドが伸長した状態を表す部分断面図を示す。図6に、図1に示す第1ラックが原位置に戻り、リフタ部が上昇端に移動した状態を表す部分断面図を示す。
なお、この時点では、加工カム2は、上型7の後退位置にあり、カムドライバ82と当接している。加工カム2は、上型7の後退位置に戻されているので、リフタ部6とダイ刃24とが干渉することはない。
また、プレス成形後、加工カム2がカム後退方向へ移動するときには、収縮した第1付勢体42は、先行押え部材3のピストンロッド31が伸長してから遅れて伸長し、第1ラック41を加工カム2より遅れてカム後退方向へ移動させることができる。そのため、加工カム2のダイ刃24がポンチ81から離間した以後に、リフタ部6を上昇端t3へ復帰させることができる。
その結果、リフタ部6と加工カム2との干渉を確実に回避しながら、曲げ成形した断面ハット形状の製品Zをパンチ81から迅速に取り出すことができる。
次に、第2実施形態に係るカム連動リフタ装置を、図7を用いて説明する。図7に、本発明の第2実施形態に係るカム連動リフタ装置の模式的断面図を示す。図7は、先行押え部材が第1ラックに当接する直前の状態を表す。
なお、寄せ曲げ型30は、第1実施形態の場合と同様であるので、各部材については同様の符号を用い、詳細の説明を割愛する。
図7に示すように、カム連動リフタ装置20は、先行押え部材3Bと、連動部材4Bと、方向変換部材5Bと、リフタ部6Bと、装置本体1Bとを備え、第1実施形態に係るカム連動リフタ装置10と基本構成を共通にしている。したがって、ここでは、相違点を中心に説明する。
先行押え部材3Bは、加工カム2の下端22に取り付けられ、カム前進方向へ突出した筒状の固定部材(3B)である。固定部材は、ピストンロッド31と異なり、長さが伸縮しないので、構造が簡単で、軽量化、低コスト化が可能となる利点がある。また、先行押え部材3Bの長さが一定であるので、連動部材4Bとの同期化が容易となる利点もある。
また、第1ラック41Bは、前端部412Bからカム後退方向へ並ぶ複数のラック歯411Bを有している点も第1実施形態と共通しているが、ラック歯411Bが形成されていない胴体部414Bが長く形成され、第1ラック41Bの前端側の側壁には、ラック歯411Bと並列状に、カム方向に延伸する凹溝91が形成されている点が、第1実施形態と相違する。また、後述するリフタ部6Bの脚部62Bの側壁に凹溝91に嵌合する軸部92が形成されるとともに、凹溝91のカム方向の溝長さを、第1ラック41Bのラック歯411Bとピニオン歯521Bとの係合が解除されたときから第1ラック41Bが前進端r3まで移動する間、凹溝91と軸部92とが嵌合できる長さとする、係合機構9が設けられている点が、第1実施形態と相違する。
また、第1ラック41Bの後端部413Bには、カム後退方向へ付勢する第1付勢体42B(圧縮ばね)が当接している点は、第1実施形態と共通するが、第1付勢体42Bのストローク長(伸縮長)が長い点が、第1実施形態と相違する。
なお、第1ラック41Bの前端部412Bには、カム方向に移動した前進端r3で、下型8に固定されたストッパ部材83Bに当接する当接面が形成されている。
また、第2ラック51Bは、下端部からプレス上昇方向へ並ぶ複数のラック歯511Bを有している点も、第1実施形態と共通している。ただし、第2ラック51Bの移動距離は、第1ラック41Bの移動距離より短い点が、第1実施形態と相違する。
また、脚部62Bのピニオン52B側には、第2ラック51Bが鉛直状に垂下して固定されている点も、第1実施形態と共通するが、脚部62Bの下端には、プレス上昇方向へ付勢する第2付勢体64が当接されている点が、第1実施形態と相違する。なお、第2付勢体64のストローク長(伸縮長)は、第1付勢体42Bのストローク長(伸縮長)より短く設定されている。
また、ポンチ81側に起立する縦板11Bには、第1ラック41Bが挿通される通孔111Bが形成され、型左右側に起立する縦板11Bには、ピニオン52Bが回転自在に軸支され、第1ラック41Bをカム後退方向へ付勢する第1付勢体42Bのばね受け座13BがL字状に形成されている点は、第1実施形態と共通しているが、台板12Bには、第2付勢体64のばね受け座121Bが形成されている点が、第1実施形態と相違する。
次に、第2実施形態に係るカム連動リフタ装置20の動作方法について、図7〜図11を用いて説明する。図8に、図7に示す第1ラックが中間位置に移動して、リフタ部が下降端に移動した状態を表す部分断面図を示す。図9に、図7に示す第1ラックが前進端に移動した状態を表す部分断面図を示す。図10に、図7に示す第1ラックが中間位置に戻った状態を表す部分断面図を示す。図11に、図7に示す第1ラックが原位置に戻り、リフタ部が上昇端に移動した状態を表す部分断面図を示す。
なお、この時点では、加工カム2は、上型7の後退位置にあり、カムドライバ82と当接している。加工カム2は、上型7の後退位置に戻されているので、リフタ部6Bとダイ刃24とが干渉することはない。
第1ラック41Bが中間位置r2まで前進した段階で、第1ラック41Bのラック歯411Bは、ピニオン歯521Bとの係合が解除される。この係合解除と同時に、リフタ部6Bに設けた軸部92は、第1ラック41Bに形成した凹溝91に嵌合される。そのため、第2付勢体64は、リフタ部6Bをプレス上昇方向へ付勢しているが、リフタ部6Bは下降端r5の位置で保持される。
第1ラック41Bが中間位置r2から前進端r3まで前進する間は、第1ラック41Bのラック歯411Bは、ピニオン歯521Bとの係合が解除されているので、ピニオン5Bは回転しない。また、リフタ部6Bに設けた軸部92は、第1ラック41Bに形成した凹溝91内を摺動して、凹溝91に嵌合された状態が維持される。したがって、リフタ部6Bは下降端r5の位置で保持される。
なお、第1ラック41Bが前進端r3に到達したと同時に、上型7は下死点に到達して、加工カム2のダイ刃24が、帯状鋼板Z1の幅方向両端部Z12をポンチ81の側壁に押圧して断面ハット形状の製品Zを曲げ成形する。
第1ラック41Bが中間位置r2に到達したとき、第1ラック41Bのラック歯411Bは、ピニオン歯521Bと係合される。この係合と同時に、リフタ部6Bに設けた軸部92は、第1ラック41Bに形成した凹溝91から離脱する。
また、プレス成形後、加工カム2がカム後退方向へ移動するときには、第1ラック41Bが中間位置r2まで後退するまで、リフタ部6Bを係合機構9によって下降端r5に保持し、第1ラック41Bが中間位置r2から原位置r1へ移動する間に、ピニオン52B及び第2ラック51Bを介して、リフタ部6Bを上昇端r4へ移動させることができる。また、第2付勢体64がリフタ部6Bをプレス上昇方向へ付勢することによって、製品Zのポンチ81への喰い付きを防止して、リフタ部6Bの高速化を可能とするとともに、リフタ部6Bのガタやオドリ等を低減することができる。
その結果、リフタ部6と加工カム2との干渉を確実に回避しながら、曲げ成形した断面ハット形状の製品Zをパンチ81から迅速に取り出すことができる。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、本カム連動リフタ装置を、寄せ曲げ型に適用する例で説明したが、加工カムを備えたプレス型であれば、寄せ曲げ型に限ることはない。例えば、寄せ抜き型や加工カムを含む複合型でもかまわない。
また、加工カムを吊りカム構造の場合で説明したが、吊りカム構造に限ることはない。例えば、下型に支持された下型スライドカム構造でもよい。この場合、第1ラックをピニオンの下方に配置する構造とすることもできる。
2 加工カム
3、3B 先行押え部材
4、4B 連動部材
5、5B 方向変換部材
6、6B リフタ部
7 上型
8 下型
9 係合機構
10 カム連動リフタ装置
20 カム連動リフタ装置
24 ダイ刃
31 ピストンロッド
32 シリンダケース
41、41B 第1ラック
42、42B 第1付勢体
51、51B 第2ラック
52、52B ピニオン
81 ポンチ
82 カムドライバ
Claims (5)
- カム方向へ進退する加工カムの進退動作に連動して、プレス方向へ昇降するリフタ部を装置本体に備えたカム連動リフタ装置であって、
前記加工カムには、先行押え部材を備え、
前記装置本体には、前記先行押え部材と当接してカム方向へ移動する連動部材と、前記連動部材の移動動作を前記リフタ部の昇降動作に方向変換する方向変換部材とを備えたことを特徴とするカム連動リフタ装置。 - 請求項1に記載されたカム連動リフタ装置において、
前記連動部材には、カム方向へ並ぶ複数のラック歯を有する第1ラックと、前記第1ラックに連結され、前記第1ラックをカム後退方向へ付勢する第1付勢体とを備えたこと、
前記方向変換部材には、前記リフタ部の下端に固定され、プレス方向へ並ぶ複数のラック歯を有する第2ラックと、前記第1ラックのラック歯と前記第2ラックのラック歯とにそれぞれ係合するピニオン歯を有するピニオンとを備えたことを特徴とするカム連動リフタ装置。 - 請求項2に記載されたカム連動リフタ装置において、
前記先行押え部材は、前記第1ラックをカム前進方向へ押圧するピストンロッドを有するシリンダ部材であり、前記ピストンロッドの押圧力を前記第1付勢体の付勢力より大きく設定したことを特徴とするカム連動リフタ装置。 - 請求項2に記載されたカム連動リフタ装置において、
前記先行押え部材は、前記第1ラックをカム前進方向へ押圧する固定部材であり、前記第1ラックに有するラック歯は、前記第1ラックが原位置から中間位置へ移動する間のみ、前記ピニオン歯と係合して前記リフタ部を上昇端から下降端まで移動させるように形成されたことを特徴とするカム連動リフタ装置。 - 請求項4に記載されたカム連動リフタ装置において、
前記リフタ部又は前記第2ラックには、プレス上昇方向へ付勢する第2付勢体を設けたこと、
前記第1ラックが中間位置から前進端まで移動する間、前記第1ラックと前記リフタ部又は前記第2ラックとを係合させる係合機構を設けたことを特徴とするカム連動リフタ装置。
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