JP2015114804A - 水運用および配水制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】取水から需要家までの送配水系と、前記送配水系を制御する計画装置と、前記計画装置に接続された記憶装置群と、前記計画装置との間で信号を送受信する入出力装置とから成る水運用および配水制御システムであって、前記計画装置は配水所から需要家までの配水系において、ポンプの吐出圧及び配水所からの配水量の計画である配水計画を立案する配水制御部と、取水源から配水所までの送水系における管路内の流量の計画である水運用計画を立案する水運用計画立案部と、前記水運用計画立案部及び前記配水制御部の立案結果を修正する連携部と、を備えており、前記計画装置は、前記配水制御部、前記水運用計画立案部、及び、前記連携部の処理を反復して実行することで目的関数が最小のポンプの運転スケジュールを定めるための送配水計画を立案する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施例1になる水運用および配水制御システムの全体構成を示すブロック図である。図からも明らかなように、このシステムは1000、概略すれば、計画装置1001と、記憶装置群1002と、送配水系1003と、入出力装置1004とから成る。以下、各構成要件について、更に詳細に説明する。
入出力装置1004は、上記計画装置1001のユーザに情報を表示し、又は、ユーザの命令を受信するための装置である。
図2は、当該記憶装置1012が記憶する、浄水場1053を含む浄水場に関するデータ(浄水場データ)の構造の一例を示す。図のテーブル201にも示す通り、各浄水場は、固有のIDと、日量あたりの浄水量を定めた浄水能力と、浄水場に入る管および浄水場から出る管IDとを、それぞれ、記憶している。
記憶装置群1002を構成する他の記憶装置である上記記憶装置1022は、各需要家が持つ一日の需要量パターンを記憶している。
(a)浄水場1053は、単位時間当たりの送水量として定められた量の上水を、造水する。
(b)送水ポンプ1073は、上記の上水を圧送により配水池へ送水する。
(c)本システムが送水ポンプ又は配水ポンプを用いずに送水する場合は、自然流下により送水を行う。
(d)配水所1013は、自然流下又は配水ポンプを用いた圧送により、配水管網へ配水し、需要家1223へ上水を供給する。なお、配水ポンプ1073の運転は、配水所1013が保持する配水所制御装置1113が行う。
説明する。なお、当該処理は、入出力装置1041が、ユーザから受信した起動信号を前記計画装置1001の入出力部1041に送信し、当該入出力部1041が受信することで実行される。そして、計画装置1001は、図9に記載のフローチャートに従って動作する。
図11は、計画装置1001が配水制御部1011で実行する「配水制御処理」(図9のS121を参照)の詳細を示すフローチャートである。即ち、計画装置1001は、当該処理において、後述する連携処理が実行済みか否かを判定する(ステップS251)。判定の結果、実行済み(「Yes」)である場合には、計画装置1001は、後述の吐出圧力計算処理(ステップS201)以下の処理を実行し、そうでない場合(「No」)は後述の需要量設定処理(ステップS231)以下の処理を実行する。
ここで、上記式1は、一般的に記述するために、配水管網を「pn_i」としているが、上記図10の例では、丁度一つの配水管網「pn1」が存在するのみである。そのため、説明の都合上、単に、これを「pn1」として、式を記述することもある。
まず、各配水管網における一日の需要量満たす必要がある。これは、以下の式5の通り設定する。
即ち、計画装置1001は、上述したように、管網計算を用いた既存技術により、吐出圧を決定する。
図13は、計画装置1001が、上記の水運用計画立案部1021にて実行する水運用計画立案処理(上記図9のステップS131)の詳細を示すフローチャートである。
水運用計画によれば、送水系の末端に存在する配水池に設定された需要量を満たすように、浄水場からその配水池までの管の流量を決定することで立案できる。ここで、需要量とは、単位時間あたりのその配水池からの配水量と等しい。
上記の水運用計画立案後、計画装置1001は、送水系のデータを更新する(データ更新処理:ステップS341)。
続いて、連携処理(図9のステップS161参照)では、上記図9の配水制御処理(ステップS104)及び水運用計画立案処理(ステップS131)により得られた送配水系データを基に、送配水系全体で消費電力量を削減するよう各管の流量を修正する。具体的には、配水計画で定めた配水所間の配水量バランスを、送水系の流量を含めて考慮して変化させることで実現する。
処理が開始すると、まず、計画装置1001は、管の流量が更新済みの送配水系データを受信する(ステップS401)。
即ち、ポンプ「p2」、「p3」及び「p4」の消費電力量の和「(f(p2)+f(p3)+f(p4))」を、管「p(p2,r2)」「p(p3,r2)」及び「(p4,j1)」を流れる流量の和「(q_{p(p2,r2),t}+q_{p(pr,j1),t}, t=1,2,...,24)」で除することで計算できる。以降では、上記の計算で得た或る配水所「i」の配水コストを、「rat(i)」と表記する。計画装置1001は、ここで計算した各配水所の配水コスト単価を、自身が保持するメモリに保存する。
本実施例2の水運用および配水制御システムの特徴は、上述した実施例1とは異なり、計画装置1001が消費電力量ではなく、電力料金を最小化するよう、配水計画および水運用計画を立案する点である。
一般的に、国や地域、供給家と水道事業者で結ばれる契約形態に応じて、電力料金は異なる。そのため、上記記憶装置1032は、各時間における電力料金を、テーブルの形で記憶する。
本実施例3と上記実施例1との相違点は、連携部1031が実行する計画修正施設探索処理(図14のステップS421)にある。即ち、本実施例においては、配水計画を修正する配水系統を決定する際に実行する探索において、或る方向への探索終了条件を、予め定めた任意の距離だけ探索することとしている。
本実施例4と上記実施例1との相違点は、計画装置1001が実行する配水制御処理(図11のステップS211)において、二つ以上の候補となる配水計画候補を出力することである。
1123…配水管、1223…需要家、1323…配水管分岐点、1033…送水管、
1043…送水管分岐点、1053…浄水場、1063…配水池、1073…送水ポンプ、1004…入出力装置
Claims (11)
- 取水から需要家までの送配水系と、
前記送配水系を制御する計画装置と、
前記計画装置に接続された記憶装置群と、
前記計画装置との間で信号を送受信する入出力装置とから成る水運用および配水制御システムであって、
前記計画装置は、
配水所から需要家までの配水系において、ポンプの吐出圧、及び、配水所からの配水量の計画である配水計画を立案する配水制御部と、
取水源から配水所までの送水系における管路内の流量の計画である水運用計画を立案する水運用計画立案部と、
前記水運用計画立案部及び前記配水制御部の立案結果を修正する連携部と、
を備えており、
前記計画装置は、前記配水制御部、前記水運用計画立案部、及び、前記連携部の処理を反復して実行することで、目的関数が最小のポンプの運転スケジュールを定めるための送配水計画を立案する処理を実行することを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項1に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記記憶装置群は、送水及び配水に係る送配水設備のデータを記憶した送配水系データ記憶装置と、
需要家の位置及び需要量から成る需要量データを記憶した需要家データ記憶装置と、
前記水運用計画立案部及び前記配水計画立案部の実行にあたり利用する計算条件データおよび制約データを記憶した計算条件記憶装置と、
を備えていることを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項2に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記送配水設備は、浄水場、配水所、浄水場及び/又は配水所に設置された送水ポンプ及び/又は配水ポンプ、送水管分岐点、送水管、配水管分岐点、及び/又は、配水管を含んでおり、
前記送配水系データ記憶装置が、前記浄水場、前記配水所、浄水場及び/又は配水所に設置された前記送水ポンプ、前記送水管分岐点、及び/又は、前記送水管のデータから成る送水系データと、そして、前記配水所、配水所に設置された前記配水ポンプと、前記配水管分岐点と、前記配水管と、配水管に接続された前記需要家とから成る配水系データとを記憶しており、
前記計算条件データ記憶装置が、前記送水系データから水運用計画立案のための最適化問題を定式化するための制約および目的関数の記述方法と、前記配水系データから配水計画立案およびと出圧決定のための最適化問題を定式化するための制約および目的関数の記述方法と、前記送配水設備の消費電力量を計算するためのモデルと、
前記送配水設備を動作させるための制約とを記憶しており、そして、
前記需要家データ記憶装置が、一日の需要量パターンを記憶していることを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項3に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記水運用計画とは、前記配水所が、予め定められた配水量の配水を実現するために必要な配水池の水位を満足するように、前記取水源から前記配水所までの前記送水系における管路の流量を定めた計画であり、
前記配水計画とは、前記配水系において前記計算条件データ記憶装置に記憶された制約データを満足するように前記配水所からの配水量を定めた計画であって、
前記送配水計画とは、前記送配水系全体での管路の流量を定めた計画であって、
前記演算装置が、
(1)前記配水制御部が、前記配水系データ及び前記制約データを入力として数理計画問題を定式化して、前記問題を解くことで前記吐出圧及び前記配水計画を決定する配水制御処理と、
(2)前記水運用計画立案部が、前記配水計画により定められた配水所からの配水量および送水系データを入力として数理計画問題を定式化して、前記問題を解くことで前記水運用計画を立案する水運用計画立案処理と、
(3)前記連携部が、前記送配水計画を、送配水計画を修正する範囲を探索により特定する探索処理と、前記特定された配水所の配水量及び前記配水所へ送水している浄水場との間で管路の流量を、前記制約データに違反しないよう、かつ、前記送水系及び前記配水系の全体で前記所定の目的が改善されるよう修正する管路流量最適化処理とから成る連携処理とを実行し、
もって、前記計算条件データに記載された回数又は消費電力量の削減が不可能となるまで順番に反復することで、前記配水計画および前記水運用計画が、目的関数を最小化するようポンプの運転スケジュールを定めるように修正することを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項4に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記連携処理における探索処理が、配水の電力コストの比が配水所間で最も高い配水管網を探索の始点とすることを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項4に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記連携処理における探索処理が、探索の始点から送配水系を任意の距離だけ探索する間に発見した送配水設備を、送配水計画の修正範囲とすることを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項4に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記目的関数が、消費電力量または電力料金であることを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項4に記載した水運用および配水制御システムにおいて、さらに、
前記システムを稼動した際の実績値を記憶する実績値記憶装置を備えることを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項4に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記配水制御部が、前記配水制御処理において、前記配水系データおよび前記制約データを入力として数理計画問題を定式化して、前記問題を解き二つ以上の配水計画の候補を出力する配水制御処理を行うことを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項1に記載した水運用および配水制御システムにおいて、更に、表示装置を備えており、当該表示装置は、前記計画装置から、
前記送配水設備のデータと、
前記需要家データと、
前記演算装置が計算した消費電力量のデータと、
を受信し、当該受信した前記データを前記表示装置に表示するための処理を実行することを特徴とする水運用および配水制御システム。 - 前記請求項4に記載した水運用および配水制御システムにおいて、
前記計画装置は、
ユーザが入力装置を介して送信した起動命令を受信して処理を開始する機能と、
前記計画装置の前記配水制御処理と、前記水運用計画立案処理と、前記連携処理の実行前にユーザの入力を受けて前記記憶装置群が記憶するデータを修正する機能と、
を備えていることを特徴とする水運用および配水制御システム。
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