JP2015137123A - 段ボール箱包装体 - Google Patents
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Abstract
Description
段ボール箱の天面相当部には、防滑性印刷インキのみが塗布され、
段ボール箱の地面相当部には、防滑性印刷インキおよび/または防滑性ワニスが塗布されている段ボール箱包装体であって、
防滑性印刷インキおよび防滑性ワニスの滑り角度が、下記(1)および(2)であることを特徴とする段ボール箱包装体に関する。
(1)防滑性印刷インキの、段ボール業界規格T0005に準じてインキ/インキ面で測定した滑り角度が、25°以上である。
(2)防滑性ワニスの、段ボール業界規格T0005に準じてワニス/ワニス面で測定した滑り角度が、40°以上である。
前記段ボール箱の地面相当部に防滑性ワニスが塗布されていることを特徴とする段ボール箱包装体に関する。
前記防滑性印刷インキが、スチレン−ブタジエン共重合体(A)を含むことを特徴とする段ボール箱包装体に関する。
前記防滑性印刷インキが、アクリル樹脂エマルジョン(B)と、シリカ粉(C)とを含むことを特徴とする段ボール箱包装体に関する。
前記防滑性ワニスが、アクリル樹脂エマルジョン(B)と、シリカ粉(C)および/またはコロイダルシリカ(D)とを含むことを特徴とする段ボール箱包装体に関する。
[段ボール業界規格T0005]
この規格は、傾斜法(試料が滑り始めたときの角度を測定する方法)による段ボール及び段ボール箱の滑り角度を測定する方法について規定されたものである。傾斜台に固定された試料と、一定の荷重(おもり)が加えられた試料とをそれぞれの測定面を向き合うようにセットした後、傾斜台を一定速度で傾け、試料が滑り始めた時の角度を測定する。装置は、定められた速度で傾斜する傾斜板と、この傾斜板の上を滑るおもり及びストッパからなる。おもりは、大きさが125×200mmで、その質量は(2000±5)gとする。傾斜台に固定された試料の大きさは150×230mmとし、おもりに取付けられる試料の大きさを125×200mmとする。試験速度は1.5°/秒とする。原則として試験は23±1℃、50±2%RHの環境下で行う。
(1)段ボールシートを製造してから、段ボールシート印刷機を用い、天面相当部の印刷および必要があれば地面相当部の印刷を施した後、最終ユニットにて防滑性ワニスを塗布する。
(2)地面相当部用にプレプリント印刷において、原紙に防滑性ワニスを塗布し、コルゲーターを用いて段ボールシートを製造、その後シート印刷機にて防滑性印刷インキを用いて天面相当部および必要があれば地面相当部の印刷をする。なお、地面相当部に図柄がある場合には、プレプリント印刷機における防滑性ワニスの塗布を図柄印刷部分は避けて行う。
表1の配合に従い、顔料、アルカリ可溶型水溶性樹脂、必要に応じて水をサンドミルにて練肉した後、他の樹脂および添加剤を混合、粘度が離合社製ザーンカップ#4で20秒となるように水で調整し、防滑性印刷インキ NSインキ1〜NSインキ6とした。ただし、表1中の重量部は固形部を示す。
LIONOLBLUE−FG7330:トーヨーカラー社製・フタロシアニン系藍顔料
JSR0548:JSR社製・スチレン−ブタジエン共重合体 Tg−49℃
JSR0568:JSR社製・スチレン−ブタジエン共重合体 Tg−23℃
JSR0569V:JSR社製・スチレン−ブタジエン共重合体 Tg−4℃
ジョンクリル74J:BASF社製・スチレン−アクリルエマルジョン Tg28℃
LUCIDENE361:ダウケミカル社製・スチレン−アクリルエマルジョン Tg75℃
LUCIDENE370:ダウケミカル社製・スチレン−アクリルエマルジョン Tg100℃
ミズカシルP−526:水澤化学工業社製・シリカ粉 粒径3μm
スミカフレックス400HQ:住化ケムテックス社製・エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
Tg0℃
ジョンクリル63J:BASF社製・アルカリ可溶型水溶性樹脂 Tg73℃ 酸価213
ケミパールW900:三井化学社製・ポリエチレンワックス 粒径0.6μm
DOWCORNING 65 ADDITIVE:東レ社製・シリコーン消泡剤
表2の配合に従い、樹脂等を混合、粘度が離合社製ザーンカップ#4で25秒となるように水で調整し、シート方式用防滑性ワニス NSワニスS1〜NSワニスS4とした。ただし、表2中の重量部は固形部を示す。
LUCIDENE604:ダウケミカル社製・スチレン−アクリルエマルジョン Tg−20℃
LUCIDENE605:ダウケミカル社製・スチレン−アクリルエマルジョン Tg−40℃
4つ口フラスコに、表3に示す組成の活性剤、コロイダルシリカおよび水を入れ、窒素ガスで置換したのち60℃に加熱し、重合性モノマーを混合して滴下ロートから2時間かけて滴下した。この間、反応温度は60〜75℃に保った。重合性モノマーの滴下を終了後、75℃で2時間熟成し、プレプリント方式用防滑性ワニス NSワニスP1を得た。なお、重合開始剤としては、NSワニスP1 100部に対して、有機過酸化物(t−ブチルハイドロパーオキサイド)0.08部と、還元剤(ロンガリット)0.07部とを組み合わせて用いた。ただし、表3中のコロイダルシリカ量は固形部である。
スノーテックスST−CM:日産化学工業社製・コロイダルシリカ 平均粒径20〜25nm
エマルゲンA−60:花王社製・非イオン性活性剤
アクワロンHS−10:第一工業製薬社製・反応性活性剤
製造例1〜9で得られたNSインキ1〜NSインキ5および普通インキは、粘度が離合社製ザーンカップ#4で15秒となるように水で調整、NSワニスS1〜NSワニスS3、NSワニスP1および普通ワニスは、粘度が離合社製ザーンカップ#4で20秒となるように水で調整し、各々ミヤバーにて段ボールライナー紙の表面にベタ状に塗布量2g/m2(乾燥重量)となるように塗工した。傾斜式滑り角測定器(日本TMC社製)を用い、インキ/インキ面またはワニス/ワニス面の滑り角度を測定した。測定は段ボール業界規格T0005に従い、繰り返し5回行い、平均値をとった。測定環境は23℃、50%RH。表4に結果を示す。
普通インキ:東洋インキ社製「アクワコンテNEO」
普通ワニス:東洋インキ社製「LOX撥水OPワニスSK」
段ボールライナー紙:特種東海製紙社製「KBNライナー」
段ボールライナー紙の表面にベタ状に塗布量2g/m2(乾燥重量)となるように、それぞれ天面相当部にNSインキ1を、地面相当部にNSワニスS3をミヤバー#4にて塗工し、段ボール1を得た。
実施例1と同様の方法で、表5に示したNSインキおよびNSワニスをミヤバー#4にて塗工し、段ボール2〜11を得た。
実施例1と同様の方法で、表5に示した普通インキ、NSインキ、普通ワニスおよびNSワニスをミヤバー#4にて塗工し、段ボール12〜14を得た。
段ボールライナー紙の表面の天面相当部にベタ状に普通インキをミヤバー#4にて塗布した直後、インラインを想定し、NSワニスS3をベタ状に塗布量2g/m2(乾燥重量)となるようにミヤバー#4にて塗布した。また、地面相当部にはNSワニスS3を塗布し、段ボール15を得た。
シート方式での段ボールシートへの印刷を想定し、インラインで塗工できるかどうかの検討のため、上記段ボール1〜14の作製後、3秒後、6秒後、9秒後、12秒後に指触し、何秒後に乾燥しているかを評価した。
◎:6秒後以下で乾燥している
△:6〜9秒後で乾燥している(これ以上を実用水準とする)
×:9〜12秒後で乾燥している、または12秒後でも乾燥していない
傾斜式滑り角測定器(日本TMC社製)を用い、天面相当部/地面相当部面の滑り角度を測定した。測定は段ボール業界規格T0005に従い、繰り返し5回行い、平均値をとった。測定環境は常温(23℃、50%RH)、低温(5℃、30%RH)、高温(40℃、60%RH)の3点で行った。
◎:滑り角度が45°以上
○:滑り角度が40°〜45°
△:滑り角度が35°〜40°(これ以上を実用水準とする)
△×:滑り角度が30°〜35°
×:滑り角度が30°以下
天面相当部/地面相当部面を重ね合わせ、40℃、80%RHの環境下で1kg/cm2の荷重を掛け、24時間放置したのち剥離し、塗膜面の状態を目視で観察した。なお、比較例1〜3については、滑り角度が、実用水準に満たないため、耐ブロッキング性の評価は実施していない。
◎:抵抗なく剥離し、紙剥けおよびインキ取られは認められない
○:指で押すと剥離し、紙剥けおよびインキ取られは認められない
△:剥離時にやや抵抗があるが、紙剥けおよびインキ取られは認められない
△×:剥離時に抵抗があり、一部紙剥けおよびインキ取られが認められる
×:剥離時に抵抗があり、全面紙剥けする
Claims (4)
- 段ボール箱の天面相当部には、防滑性印刷インキのみが塗布され、
段ボール箱の地面相当部には、防滑性印刷インキおよび/または防滑性ワニスが塗布されている段ボール箱包装体であって、
防滑性印刷インキおよび防滑性ワニスの滑り角度が、下記(1)および(2)であることを特徴とする段ボール箱包装体。
(1)防滑性印刷インキの、段ボール業界規格T0005に準じてインキ/インキ面で測定した滑り角度が、25°以上である。
(2)防滑性ワニスの、段ボール業界規格T0005に準じてワニス/ワニス面で測定した滑り角度が、40°以上である。 - 段ボール箱の地面相当部に防滑性ワニスが塗布されていることを特徴とする請求項1記載の段ボール箱包装体。
- 防滑性印刷インキが、スチレン−ブタジエン共重合体(A)を含むことを特徴とする請求項1または2記載の段ボール箱包装体。
- 防滑性ワニスが、アクリル樹脂エマルジョン(B)と、シリカ粉(C)および/またはコロイダルシリカ(D)とを含むことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の段ボール箱包装体。
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