JP2015137602A - スタータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ピニオン4とホルダ12とによりワッシャ22を軸方向に挟んで保持する。ここで、ワッシャ22は、安価であるにもかかわらず平面精度が高い。そこで、ワッシャ22をピニオン4とホルダ12とにより軸方向に挟むことで、ホルダ側摺接面24bに直接接触する接触面として、安価かつ平面精度が高いワッシャ22の金属面22bを利用することができる。さらに、ピニオン側摺接面16aにも、安価かつ平面精度が高いワッシャ22の金属面22aを直接接触させることができる。これにより、ピニオンシフト構造を採用するスタータにおいて、部品コストや加工コストを上げることなく、ホルダ12の回転摺接による磨耗を低減することができる。
【選択図】図2
Description
すなわち、ピニオンチューブにピニオンよりも小径の鍔部を設けて鍔部の端面にワッシャを接触させ、さらに、鍔部とは反対側のワッシャの端面にカラーを接触させる。これにより、ピニオン側摺接面に替えて、ワッシャの端面をカラー(ホルダ)との接触面として利用する(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、そもそもピニオンチューブシフト構造は 、ピニオン移動体の質量が大きく、電磁スイッチを大型化する必要がある。また、特許文献2では、ワッシャの内周がピニオンチューブの外周に接触しワッシャの内周とピニオンチューブの外周との間にも摩擦トルクが発生するものであり、ワッシャの挿入による摩擦トルクの低減効果を損なう虞がある。
まず、ホルダは、軸方向に関してリングギヤの反対側でピニオンに相対回転可能に一体化され、シフトレバーの一端を保持してピニオンとともに軸方向に移動するものであり、樹脂製である。また、ワッシャは、ピニオンとホルダとにより軸方向に挟まれ、筒部の外周面との間に径方向の隙間を形成して保持される。
このような構造により、ピニオンシフト構造を採用するスタータにおいて、部品コストや加工コストを上げることなく、ホルダの回転摺接による磨耗を低減することができる。
以上により、ピニオンシフト構造を採用するスタータにおいて、部品コストや加工コストを上げることなく、ホルダの回転摺接による磨耗を低減することができる。
これにより、ワッシャの外周を径大にしてワッシャの慣性モーメントを高めることで、ピニオンの回転に伴うワッシャの連れ回りを抑制することができる。このため、ホルダ側摺接面とワッシャの金属面との回転摺接を緩和することができる。
ここで、慣性モーメントは回転半径の2乗に比例して増加するので、ワッシャ外周の径大化によるワッシャの連れ回り抑制効果は、ホルダの磨耗低減効果を高める上で極めて有効である。
これにより、第2発明と同様に、ワッシャ外周の径大化によりワッシャの慣性モーメントを高めてワッシャの連れ回りを抑制することができるので、ホルダの磨耗低減効果を高めることができる。
これにより、ワッシャの内周に筒部の外周を接触させないようにすることができる。このため、ワッシャが筒部から摩擦トルクを受けるのを阻止することができる。
これにより、ワッシャが筒部から受ける摩擦トルクを最小限に抑制しながら、曲面によりワッシャを径方向に保持することができる。
これにより、ワッシャの枚数を増減することで、ピニオン移動体の質量や軸方向の寸法を調節することができる。また、複数のワッシャの内、ホルダ側摺接面に接触するワッシャの回転数を調節することができるので、ホルダの磨耗をより効果的に抑制することができる。
実施例1のスタータ1の構成を、図1を用いて説明する。
スタータ1は、車両(図示せず。)のエンジンルーム内に搭載されて内燃機関(図示せず。)を始動するものであり、電動モータ2、電磁スイッチ3、ピニオン4、シフトレバー5、ドライブシャフト6、ハウジング7および一方向クラッチ(図示せず。)等を備える。そして、スタータ1は、電磁スイッチ3によりシフトレバー5を回転させてピニオン4をリングギヤ8に噛み合わせるとともに、ピニオン4により電動モータ2のトルクを内燃機関のリングギヤ8に伝達して内燃機関を始動する。
また、電磁スイッチ3は、乗員のスイッチオン操作により、ピニオン4を軸方向に前進させ、リングギヤ8に当接させて噛み合わせるとともに、電動モータ2への通電をオンするものであり、コイル、可動接点および固定接点等を有する周知構造を呈する。
さらに、ハウジング7は、ピニオン4やドライブシャフト6等を収容してスタータ1の外郭の一部をなす。また、ハウジング7の先端には、ドライブシャフト6の先端を回転自在に支持する軸受13が収容されている。
まず、ピニオン4は、歯先を有して実質的にリングギヤ8にかみ合う歯部15を具備し、歯部15は、冷鍛製造において軸方向一端側に型を抜くことで設けられている。また、歯部15の軸方向他端側に連続するフランジ状の部分は、歯部15の歯先を形成する冷鍛製造において打ち抜かれない部分であって歯底部16をなす。
なお、以下の説明では、曲面20の軸方向一端(つまり、端面16aと曲面20との接続部)を曲面一端20aと呼び、曲面20の軸方向他端(つまり、曲面20以外の外周面19aと曲面20との接続部)を曲面他端20bと呼ぶ。
まず、ホルダ12は、シフトレバー5の一端(図1参照。:以下、レバー端23と呼ぶことがある。)を保持する樹脂製の部材であり、筒部17の大径部19に嵌合されてピニオン4に一体化している。なお、ホルダ12は、ピニオン4に対し相対回転可能となるように嵌合されており、歯底部16の軸方向他端側に位置する。また、ホルダ12は、以下の一端側、他端側規制部24、25および回転規制部26を有し、一端側、他端側規制部24、25および回転規制部26により形成される領域にレバー端23を収容している。
すなわち、ワッシャ22の軸方向一端側の金属面22aは歯底部16の端面16aに接触する。つまり、端面16aはワッシャ22に接触する接触面をなす(以下、端面16aを金属面16aと呼ぶ。)。また、ワッシャ22の軸方向他端側の金属面22bは一端側規制部24の軸方向一端面に接触している。つまり、一端側規制部24の軸方向一端面は、ホルダ12の表面の内、ワッシャ22に軸方向に接触する接触面をなす(以下、一端側規制部24の軸方向一端面を樹脂面24bと呼ぶ。)。
すなわち、ピニオン4が回転すると、金属面16aがピニオン側摺接面となって金属面22aとの間で回転摺接したり、樹脂面24bがホルダ側摺接面となって金属面22bとの間で回転摺接したりする。
実施例1のスタータ1によれば、ホルダ12は、樹脂製であり、ピニオン4の軸方向他端側でピニオン4に相対回転可能に一体化され、シフトレバー5のレバー端23を保持してピニオン4とともに軸方向に移動する。また、ワッシャ22は、ピニオン4とホルダ12とにより軸方向に挟まれ、筒部17の外周面19aとの間に径方向の隙間27を形成して保持される。
このような構造により、ピニオンシフト構造を採用するスタータ1において、部品コストや加工コストを上げることなく、ホルダ12の回転摺接による磨耗を低減することができる。
例えば、ピニオン側摺接面(金属面16a)に関し、平面精度を高める加工を施さずに鍛造面のままピニオン4をスタータ1に組み込むことで、加工コストを上げることなく、ホルダ12の回転摺接による磨耗を低減することができる。
これにより、ワッシャ22の外周を径大にしてワッシャ22の慣性モーメントを高めることで、ピニオン4の回転に伴うワッシャ22の連れ回りを抑制することができる。このため、樹脂面24bと金属面22bとの回転摺接が緩和される。この結果、ホルダ12の回転摺接による磨耗を更に低減することができる。
これにより、ワッシャ22の内周に筒部17の外周を接触させないようにすることができる。このため、ワッシャ22が筒部17から摩擦トルクを受けるのを阻止することができる。
実施例2のスタータ1によれば、図3に示すように、実施例1のスタータ1に対し、ワッシャ22の内周径dが大きく、内周面22cは更に曲面20から外周側に離れており、隙間27が拡大している。すなわち、実施例2のスタータ1では、ワッシャ22において内周径dを拡大することで、慣性モーメントの低下を抑えつつ質量を減らし、ピニオン移動体の質量を減少させて電磁スイッチ3の負荷を低減している。
実施例3のスタータ1によれば、図4に示すように、ワッシャ22の内周径dが曲面20の最大径Dよりも小さい。また、内周面22cの内、軸方向一端を含む角近傍の部分は、軸方向一端側ほど径大、かつ、内周側に凸をなす曲面31として設けられている。さらに、曲面31は、金属面22aと滑らかに連続している。
なお、以下の説明では、曲面31の軸方向一端(つまり、金属面22aと曲面31との接続部)を曲面一端31aと呼び、曲面31の軸方向他端を曲面他端31bと呼ぶ。
また、実施例3のスタータ1によれば、ワッシャ22の外周径は、金属面16aの外周径より小径であり、かつ、樹脂面24bの外周径よりも小径である。
実施例4のスタータ1によれば、図5に示すように、ワッシャ22の厚さtが曲面20の軸方向長さLよりも大きい。このため、隙間27は、実施例1に比べて軸方向他端側に拡大しており、内周面22cは、曲面20以外の外周面19aとの間にも隙間27を形成する。また、ワッシャ22の慣性モーメントは、厚さtを大きくして質量を増加させることで実施例1よりも高くなっている。
なお、ワッシャ22の内周径dは曲面20の最大径Dよりも大きい。また、ワッシャ22の外周径は、金属面16aの外周径より大径であり、かつ、樹脂面24bの外周径よりも大径である。
実施例5のスタータ1によれば、図6に示すように、ワッシャ22の厚さtが曲面20の軸方向長さLよりも小さい。このため、ピニオン4の軸よりも鉛直上方では、内周面22cの軸方向の一端(以下、内周一端22caと呼ぶ。)が曲面20に接触しており、ピニオン4の軸よりも鉛直下方では、内周面22cの全体が曲面20から離れている。
そして、電磁スイッチ3の動作により、シフトレバー5が回転駆動されると、レバー端23がホルダ12を軸方向一端側に押し、さらに、ホルダ12がワッシャ22を軸方向一端側に押す。
実施例6のスタータ1によれば、図7に示すように、ワッシャ22の厚さtが曲面20の軸方向長さLよりも小さい。また、ワッシャ22の内周径dは曲面20の最大径Dよりも小さい。このため、金属面16aと金属面22aとの間に軸方向の隙間33が形成されている。
実施例7のスタータ1によれば、図8に示すように、ワッシャ22の厚さtが曲面20の軸方向長さLよりも小さい。また、ワッシャ22の内周面22cは、全体が曲面31であり円筒状の部分を有さず、金属面22aと滑らかに連続しており、曲面他端31bは金属面22bの内周縁に一致している。そして、ワッシャ22は、ピニオン4の軸よりも鉛直上方において、曲面他端31bにより曲面20以外の外周面19aに接触しており、ピニオン4の軸よりも鉛直下方では、内周面22c(曲面31)の全体が内周面19aから離れている。
なお、ホルダ12において、一端側規制部24に設けられた嵌合穴は、軸方向一端近傍が他の部分よりも僅かに拡大しており、樹脂面24aは、曲面他端22bよりも軸方向一端側に移動することができる。
これにより、曲面20への乗り上げが生じる場合に、曲面20に乗り上げる部分の磨耗を抑制することができる。このため、曲面20への乗り上げが生じる場合でも、シフトレバー5によるピニオン4の押出し量(軸方向への前進幅)の変動を抑制することができる。
このため、ワッシャ22の曲面20への乗り上げ防止を意図して曲面20の曲率半径を低減することは好ましくない。
実施例8のスタータ1によれば、図10に示すように、ピニオン4において金属面16aと外周面19aとの間が内周側にえぐり取られて窪み35が設けられ、曲面20が存在しない。また、ワッシャ22は内周面22cに曲面31が設けられておらず内周一端22caは、窪み35に突出している。さらに、ワッシャ22の内周径dは大径部19の外周径に等しく、ワッシャ22は、窪み35近傍の大径部19の外周面19aに接触して保持されている。このため、ピニオン4が回転すると、ワッシャ22は大径部19から径方向に摩擦トルクを受けるものの、径方向に受ける摩擦トルクは、窪み35近傍の大径部19の外周面19aにおいて受けるものに限定され、さほど大きくならない。
スタータ1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例のスタータ1によれば、ワッシャ22の枚数は1であったが、複数にしてもよい。
これにより、ワッシャ22の枚数を増減することで、ピニオン移動体の軸方向の寸法、質量を調節することができる。また、複数のワッシャ22の内、樹脂面24bに接触するワッシャ22の回転数を調節することができるので、ホルダ12の磨耗をより効果的に抑制することができる。
図11によれば、軸方向一端側の円板22Aの内周面22Acの直径は曲面20の最大径Dより大きく、大径部19の外周面19aとの間に隙間27が形成されている。また、円板22Bは筒部17に対し隙間嵌めされている。なお、円板22A、22Bの接合の態様は溶接やはんだ付け等である。また、円板22A、22Bを接合せず、それぞれ個別のワッシャ22として組み入れてもよい。
8 リングギヤ 12 ホルダ 15 歯部 17筒部 19a 外周面 22 ワッシャ 23 レバー端(一端) 27 隙間
Claims (6)
- 電動モータ(2)のトルクを内燃機関のリングギヤ(8)に伝達するピニオン(4)を備え、電磁スイッチ(3)によりシフトレバー(5)を回転させて前記ピニオン(4)を前記リングギヤ(8)に噛み合わせるものであり、
前記ピニオン(4)は、前記リングギヤ(8)に噛み合う歯部(15)、および、この歯部(15)とは軸方向に関して前記リングギヤ(8)の反対側に伸びる筒部(17)を有するスタータ(1)において、
軸方向に関して前記リングギヤ(8)の反対側で前記ピニオン(4)に相対回転可能に一体化され、前記シフトレバー(5)の一端(23)を保持して前記ピニオン(4)とともに軸方向に移動する樹脂製のホルダ(12)と、
前記ピニオン(4)と前記ホルダ(12)とにより軸方向に挟まれ、前記筒部(17)の外周面(19a)との間に径方向の隙間(27)を形成して保持されるワッシャ(22)とを備えるスタータ(1)。 - 請求項1に記載のスタータ(1)において、
前記ホルダ(12)の表面の内、前記ワッシャ(22)の一方の端面(22b)と軸方向に向かい合ったり接触したりする接触面(24b)は、前記ワッシャ(22)の外周よりも小径であることを特徴とするスタータ(1)。 - 請求項1または請求項2に記載のスタータ(1)において、
前記ピニオン(4)の外周は、前記ワッシャ(22)の外周よりも小径であることを特徴とするスタータ(1)。 - 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載のスタータ(1)において、
前記ワッシャ(22)の内周は、前記筒部(17)の外周よりも大径であることを特徴とするスタータ(1)。 - 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載のスタータ(1)において、
前記ピニオン(4)は、軸方向に関して前記リングギヤ(8)の反対側で前記歯部(15)に連続する歯底部(16)を有し、
この歯底部(16)の前記リングギヤ(8)の反対側の端面が前記ワッシャ(22)の一方の端面(22a)と軸方向に向かい合ったり接触したりする接触面(16a)をなし、
前記筒部(17)は、前記歯底部(16)から軸方向に関して前記リングギヤ(8)の反対側に伸びており、
前記筒部(17)の外周面(19a)の内、前記接触面(16a)から連続する軸方向の所定範囲は、前記接触面(16a)に近いほど径大であり、かつ、内周側に凹をなすテーパ状の曲面(20)であり、
前記ワッシャ(22)の内周は、前記曲面(20)の一部に接触して保持されていることを特徴とするスタータ(1)。 - 請求項1ないし請求項5の内のいずれか1つに記載のスタータ(1)において、
前記ワッシャ(22)の枚数は複数であることを特徴とするスタータ(1)。
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| BR102015001342A2 (pt) | 2015-09-22 |
| US20150204297A1 (en) | 2015-07-23 |
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