JP2015158295A - 冷温蔵装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】温蔵室と冷蔵室とに共に冷気が循環供給される冷蔵モードに続いて、温蔵室には暖気が循環される一方、冷蔵室では冷気の循環供給が継続される再加熱モードが実行可能な冷温蔵装置において、冷蔵モード中において冷却部を所定時間連続して非作動状態とすることによる除霜モードが実行可能であるとともに、冷蔵モードの開始からの時間を計測して同計測時間が設定時間に達した場合に長時間冷蔵であることを検知する長時間冷蔵検知手段56と、長時間冷蔵が検知されたタイミングにおいて再加熱モードの開始前の時間を演算する開始前時間演算手段57と、同開始前時間演算手段57で演算された時間が設定時間以上であることを条件に除霜モードを実行する除霜制御手段50と、が具備されている。
【選択図】図4
Description
より具体的には、カートは、開閉扉を備えた断熱箱製のカート本体内が断熱性の仕切壁を挟んで温蔵室と冷蔵室とに左右に分けられ、温食と冷食とを分けて盛り付けたトレイが仕切壁を貫通して温蔵室と冷蔵室とに亘る形態で複数段に収納されるようになっている。
ステーションの天井部には、冷却部と加熱部とを装備した第1熱交換室と、冷却部のみを装備した第2熱交換室とが左右に並んで区画形成されている。そして、カートがステーション内に格納されると、第1熱交換室と温蔵室の間、並びに第2熱交換室と冷蔵室の間に、個別に空気の循環路が形成されるようになっている。
なお、昼食や夕食の配膳にも同様に適用でき、ただしそのときは、前の食事の配膳後の時間が短いため、冷蔵モードは短時間となり、割愛され場合もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、強制除霜を必要なときに適切なタイミングで行えるようにするところにある。
(1)前記冷却部が、圧縮機を含む冷凍装置と接続された冷却器であるとともに、前記冷蔵室と前記温蔵室の庫内温度を検知する温度センサが設けられ、前記冷蔵モードでは、前記温度センサにより検知された前記冷蔵室と前記温蔵室の庫内温度と、予め定められた冷蔵用設定温度との比較に基づいて前記圧縮機の運転と停止が制御されることで、前記冷蔵室と前記温蔵室が冷蔵用設定温度に維持されるようにしたものにおいて、前記冷蔵モードの開始時から前記圧縮機の運転時間を積算する圧縮機運転時間積算手段が設けられ、前記除霜制御手段により前記除霜モードの実行が開始されるタイミングにおいて、前記圧縮機運転時間積算手段から得られた積算時間が設定時間よりも小さい場合には、前記除霜モードの実行をキャンセルするキャンセル手段が付設されている。
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態の冷温蔵装置の全体構造を、図1及び図2によって説明する。冷温蔵装置は、トレイXを収納するカート10と、同カート10を出し入れ可能に格納するステーション30とを備えている。
カート10はさらに、断熱箱からなるカート本体11と、トレイXを収納するフレームカート20とから構成されている。カート本体11は前後両面が開放され、その開口部11Aにはそれぞれ観音開き式の断熱扉12が装着されている。カート本体11の底面にはキャスタ13が設けられている。
フレームカート20がカート本体11内に収納した状態では、図2に示すように、カート本体11の内部が仕切壁24によって左右に仕切られ、仕切壁24の左側に温蔵室25Hが、右側に冷蔵室25Cが形成されるようになっている。
両冷却器33は、ステーション30の機械室36に装備された圧縮機38等を含む冷凍装置37と、開閉弁を介して並列接続されている。
所定時間が経過して配膳時刻となったら、再加熱モードが終了し、併せて運転スイッチがオフとなる。そうしたら、カート10がステーション30から引き出され、トレイXが取り出されて配膳に供されるようになっている。配膳が終了すると、フレームカート20のみが配膳場所に残され、下膳用に用いられる。
これに対して本実施形態では、強制除霜を必要なときに適切なタイミングで行うことができる手段が講じられている。本実施形態における強制除霜は、冷蔵モードの実行中において、圧縮機38を所定時間連続して停止させることで行われる。また、適切なタイミングとは、例えば強制除霜が再加熱モードの実行時に被って実行されると、その間冷蔵室25Cの冷却がなされないことから、隣りの温蔵室25Hの温度の影響を受ける等で室内が昇温されるおそれがあるため、このような不具合を招くおそれのないタイミングということである。
制御系統には、マイクロコンピュータを備えて所定のプログラムが実行可能な除霜制御部50が設けられている。除霜制御部50の入力側には、冷蔵モードと再加熱モードのいずれが実行中であるかを識別するモード識別部51と、配膳時刻を設定する時刻設定部52とが接続されている。
一方、出力側には、第1タイマ54が付設された圧縮機制御部53が接続されている。
再加熱時刻記憶部55は、時刻設定部52から入力された配膳時刻に基づき、各配膳に係る再加熱モードの開始時刻を演算して記憶するように機能する。
長時間冷蔵検知部56は、冷蔵モードの実行時間を第2タイマ58により計測し、同計測時間が予め定められた設定時間H2(例えば4時間)に達した場合に、「長時間冷蔵」であることを検知して検知信号を出すようになっている。
開始前時間演算部57は、長時間冷蔵検知部56により「長時間冷蔵」が検知されたタイミングにおいて、対応する再加熱モードが開始されるまでの時間を演算し、演算された「開始前時間」が設定時間H3(例えば2時間)以上であれば、圧縮機制御部53に向けて除霜信号を出力するようになっている。
圧縮機制御部53は、上記の除霜信号を受けると、第1タイマ54に設定された所定時間H1(例えば1時間)に亘り、圧縮機38の運転を強制的に停止するように機能する。
この実施形態では、図5に示すように、朝食、昼食及び夕食の3食すべての配膳に適用した場合を例示している。配膳時間は、朝食が7時、昼食が11時30分、夕食が17時30分に設定されている。したがって、各食事に対応した再加熱モードの開始時刻は、各配膳時間よりも1時間30分前の5時30分、10時及び16時とされ、再加熱時刻記憶部55に記憶されている。
このタイミングt1では、「開始前時間」は設定時間H3(2時間)以上と判断され(ステップS14が「YES」)、除霜信号が出される。これにより、第2タイマ58がリセットされた上で、ステップS15において除霜モードDefが開始される(22時)。第1タイマ54に設定された除霜時間H1(1時間)が経過したら(ステップS16が「YES」)、ステップS17において除霜モードDefが終了し(23時)、第1タイマ54がリセットされた上で、ステップS10に戻る。
2回目の除霜モードDefが終了すると、再々度冷蔵モードBaに戻り、その後に再加熱モードBbに切り替わる。プログラム上では、ステップS11で冷蔵モードBaの実行時間を計測している途中で、再加熱モードBbに切り替わったことが認識され(ステップS12が「YES」)、これをもってプログラムが終了する。
昼食の場合は、冷蔵モードLaが開始されたのち30分経過したところで再加熱モードLbに切り替わるから、プログラム上では、ステップS11で冷蔵モードLaの実行時間を計測している途中で、再加熱モードLbに切り替わったことが認識され(ステップS12が「YES」)、これをもってプログラムが終了する。結果、除霜モードは実行されない。
夕食の場合は、冷蔵モードSaが開始されたのち2時間経過したところで再加熱モードSbに切り替わるから、プログラム上では、同じくステップS11において冷蔵モードSaの実行時間を計測している途中で、再加熱モードSbに切り替わったことが認識され(ステップS12が「YES」)、これをもってプログラムが終了する。同じく除霜モードは実行されない。
図5に例示した使用形態の場合は、朝食用の冷蔵モードBaが実行されている場合にのみ、2回の除霜モードDefが実行されることになる。
その場合は、プログラムにおける「開始前時間」が設定時間H3(2時間)以上であるか否かを判断するステップS14が「NO」となって、プログラムが終了する。すなわち上記のタイミングでは、除霜モードは実行されない。
また、除霜モードは、再加熱モードの実行時とは被らないタイミングで行われるから、特に冷蔵室25C側で冷却運転が滞る不具合が回避できる。
端的には、冷蔵モード中の強制除霜を必要なときに適切なタイミングで行うのであるから、強制除霜をすることに伴う温蔵室25Hや冷蔵室25Cの温度上昇が必要最小限に抑えられ、再冷却に要する冷凍能力を抑えることができて、省エネルギを実現できる。
次に、本発明の実施形態2を図4及び図7によって説明する。
冷蔵モードでは、既述したように、温蔵室25Hと冷蔵室25Cとでそれぞれ庫内温度が検知されて、同検知温度が設定温度と比較され、その比較に基づいて、開閉弁の切替や、圧縮機38のオンオフ切替を伴って各室25H,25Cに対応した熱交換室31,32の冷却器33の作動、非作動が制御され、温蔵室25Hと冷蔵室25Cの庫内温度が設定温度に維持されるようになっている。
ここで、当該冷温蔵装置の周囲温度が低かったり、庫内の設定温度が高い場合は、冷却器33の温度を比較的高温に維持すれば足りるために、圧縮機38の運転時間が短時間で済み、その結果着霜量も少ないと考えられる。
プログラムとしては、図7に示すように、ステップS14とステップS15との間に、「圧縮機運転積算時間」が設定時間H4以下であるか否かを判別するステップS20が介設され、同ステップS20が「NO」の場合はステップS15に進み、「YES」の場合はステップS10に戻るようになっている。
本実施形態2によれば、強制除霜が必要なときがより厳選され、さらなる省エネルギ化を図ることができる。
本発明の実施形態3を図4及び図8によって説明する。
この実施形態3は、冷蔵モード時における冷蔵用設定温度が比較的高い場合には、冷却器33の温度が比較的高温に維持されるから、着霜量も少ないであろうとの知見に基づいてなされている。
そこでこの実施形態では、実施形態1で示した除霜制御系統において、冷蔵モードの途中で除霜モードが開始されるとしたタイミングにおいて、冷蔵用設定温度が確認され、同冷蔵用設定温度が基準温度T(8℃)以上であったら、除霜モードの実行がキャンセルされる機能が備えられている。
プログラムとしては、図8に示すように、ステップS14とステップS15との間に、冷蔵用設定温度が基準温度Tであるか否かを判別するステップS30が介設され、同ステップS30が「NO」の場合はステップS15に進み、「YES」の場合は、プログラムが終了するようになっている。
本実施形態3においても、強制除霜が必要なときがより厳選され、さらなる省エネルギ化を図ることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、冷蔵モード中に除霜モードを実行する時間として1時間を例示したが、同時間は最長2時間程度として任意に選定できる。
(2)「長時間冷蔵」を検知する時間は、上記実施形態に例示した4時間に限らず、装備される冷却器の大きさや設置箇所の温度等の条件に応じて、適宜に調整し得るものである。
(3)実施形態3において、除霜モードをキャンセルするべく選定された冷蔵用設定温度の基準温度は、例示した8℃に限らず、他の適宜の温度を選定できる。
(5)本発明は、フレームカートを備えることなくカート本体内が直接に温蔵室と冷蔵室とに仕切られた形式のカートを使用した冷温蔵装置にも、同様に適用することが可能である。
Claims (3)
- 開閉扉付きの出入口を備えた断熱箱製のカート本体と、同カート本体内を温蔵室と冷蔵室とに仕切る断熱性の仕切壁と、を備え、温食と冷食とを分けて盛り付けたトレイが前記仕切壁を貫通して前記温蔵室と前記冷蔵室とに亘る形態で複数段に収納されるカートと、
前記カートが出し入れ可能に格納され、冷却部と加熱部とを装備した第1熱交換室と、冷却部を装備した第2熱交換室とが並んで区画形成されたステーションと、
前記カートが前記ステーション内に格納された場合に、前記第1熱交換室と前記温蔵室の間と、前記第2熱交換室と前記冷蔵室の間とに個別に形成される空気循環路と、
前記冷却部と前記加熱部との作動を制御する作動制御手段と、が設けられ、
前記両熱交換室で共に前記冷却部が作動され、前記温蔵室と前記冷蔵室とに共に冷気が循環供給されることで、トレイ上の温食と冷食とが共に冷蔵保存される冷蔵モードと、
前記第1熱交換室において前記冷却部から前記加熱部の作動に切り替わる一方、前記第2熱交換室では引き続き前記冷却部が作動状態とされ、前記温蔵室内には暖気が循環されることで温食が再加熱される一方、前記冷蔵室側では冷食が引き続き冷蔵保存される再加熱モードと、が実行可能な冷温蔵装置において、
前記冷蔵モード中において前記冷却部を所定時間連続して非作動状態とすることによる除霜モードが実行可能であるとともに、
前記冷蔵モードの開始からの時間を計測して同計測時間が設定時間に達した場合に長時間冷蔵であることを検知する長時間冷蔵検知手段と、
前記長時間冷蔵が検知されたタイミングにおいて前記再加熱モードの開始前の時間を演算する開始前時間演算手段と、
同開始前時間演算手段で演算された時間が設定時間以上であることを条件に前記除霜モードを実行する除霜制御手段と、
が具備されていることを特徴とする冷温蔵装置。 - 前記冷却部が、圧縮機を含む冷凍装置と接続された冷却器であるとともに、前記冷蔵室と前記温蔵室の庫内温度を検知する温度センサが設けられ、
前記冷蔵モードでは、前記温度センサにより検知された前記冷蔵室と前記温蔵室の庫内温度と、予め定められた冷蔵用設定温度との比較に基づいて前記圧縮機の運転と停止が制御されることで、前記冷蔵室と前記温蔵室が冷蔵用設定温度に維持されるようにしたものにおいて、
前記冷蔵モードの開始時から前記圧縮機の運転時間を積算する圧縮機運転時間積算手段が設けられ、
前記除霜制御手段により前記除霜モードの実行が開始されるタイミングにおいて、前記圧縮機運転時間積算手段から得られた積算時間が設定時間よりも小さい場合には、前記除霜モードの実行をキャンセルするキャンセル手段が付設されていることを特徴とする請求項1記載の冷温蔵装置。 - 前記冷却部が、圧縮機を含む冷凍装置と接続された冷却器であるとともに、前記冷蔵室と前記温蔵室の庫内温度を検知する温度センサが設けられ、
前記冷蔵モードでは、前記温度センサにより検知された前記冷蔵室と前記温蔵室の庫内温度と、予め定められた冷蔵用設定温度との比較に基づいて前記圧縮機の運転と停止が制御されることで、前記冷蔵室と前記温蔵室が冷蔵用設定温度に維持されるようにしたものにおいて、
前記冷蔵用設定温度を読み取る設定温度読取手段が設けられ、
前記除霜制御手段により前記除霜モードの実行が開始されるタイミングにおいて、前記設定温度読取手段から得られた設定温度値が基準値よりも大きい場合には、前記除霜モードの実行をキャンセルするキャンセル手段が付設されていることを特徴とする請求項1記載の冷温蔵装置。
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