JP2015174172A - ロボット、ロボットシステム、及び制御装置 - Google Patents

ロボット、ロボットシステム、及び制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟物に適した作業を行うことができるロボットを提供すること。【解決手段】ロボットは、柔軟物を把持するハンドと、ハンドを動作させる制御部と、を含み、制御部は、ハンドと柔軟物の所定部との相対速度を用いて、ハンドを動作させる。【選択図】図2

Description

この発明は、ロボット、ロボットシステム、及び制御装置に関する。
所定位置と目標物との相対的な位置の変化を撮像部が撮像する撮像画像により検出し、それをフィードバック情報として用いることによって目標物を追跡するビジュアルサーボに関する技術が研究・開発されている。ビジュアルサーボを用いたロボットは、例えば、作業対象及び作業対象を把持している把持部を含む画像を撮像部により逐次撮像し、撮像された撮像画像に基づいて、作業対象を把持部により目標位置に移動させる等の作業を行うことができる。
これに関連し、ロボット制御装置において、ロボットのカメラに備えられる光学系の調整機能を利用し、その調整機能をビジュアルサーボのフィードバック系に組み入れる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−211382号公報
しかしながら、従来のロボット制御装置では、例えば、ラベルやシール、紙等のシート状の柔軟物をロボットに把持させることが考慮されておらず、ロボットによって把持された柔軟物を所定の位置及び姿勢で目標位置に移動させることができないという問題があった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、柔軟物に適した作業を行うことができるロボット、ロボットシステム、及び制御装置を提供する。
本発明の一態様は、柔軟物を把持するハンドと、前記ハンドを動作させる制御部と、を含み、前記制御部は、前記ハンドと前記柔軟物の所定部との相対速度を用いて、前記ハンドを動作させる、ロボットである。
この構成により、ロボットは、ハンドと柔軟物の所定部との相対速度を用いて、ハンドを動作させる。これにより、ロボットは、柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記柔軟物は、シート状の物体である、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、シート状の物体を把持し、ハンドとシート状の物体の所定部との相対速度を用いて、ハンドを動作させる。これにより、ロボットは、シート状の物体に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記所定部とは、前記柔軟物の端辺の中点である、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、ハンドと柔軟物の端辺の中点との相対速度を用いて、ハンドを動作させる。これにより、ロボットは、柔軟物の端辺の動きに応じて、柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記柔軟物を含む撮像画像を撮像する撮像部を備え、前記制御部は、前記撮像画像に基づいて前記相対速度を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、柔軟物を含む撮像画像を撮像し、撮像画像に基づいて相対速度を算出する。これにより、ロボットは、ハンドと柔軟物の状態を逐次判定することでハンドを動かし、柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記撮像部は、第1レンズ及び第1撮像素子を備えた第1撮像部と、第2レンズ及び第2撮像素子を備えた第2撮像部、を具備し、前記第1レンズにより第1方向から入射する前記柔軟物を含む光を前記第1撮像素子に集め、前記第2レンズにより第2方向から入射する前記柔軟物を含む光を前記第2撮像素子に集める、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、第1レンズにより第1方向から入射する柔軟物を含む光を第1撮像素子に集め、第2レンズにより第2方向から入射する柔軟物を含む光を第2撮像素子に集める。これにより、ロボットは、第1撮像素子で撮像された第1撮像画像と第2撮像素子で撮像された第2撮像画像に基づいて、エピポーラ拘束を用いることにより柔軟物の三次元位置及び姿勢を算出することができ、その結果、柔軟物の三次元位置及び姿勢に基づいて柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記撮像部は、撮像素子の面に平行な面上に配列された、互いに異なる焦点を有する複数のレンズを備え、前記複数のレンズによって得られる奥行き方向の情報を含む画像を撮像する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、複数のレンズによって得られる奥行き方向の情報を含む画像を撮像する。これにより、ロボットは、2つの撮像画像に基づいたエピポーラ拘束を用いず、奥行き方向の情報を含む1つの撮像画像に基づいて柔軟物の三次元位置及び姿勢を算出することができるため、算出処理の時間を短縮することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記制御部は、前記撮像画像に基づいて、前記柔軟物の表面形状を表す近似式を算出し、算出された近似式に基づいて、前記柔軟物の前記所定部の位置及び姿勢を算出することで、前記相対速度を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、撮像画像に基づいて、柔軟物の表面形状を表す近似式を算出し、算出された近似式に基づいて、柔軟物の所定部の位置及び姿勢を算出する。これにより、ロボットは、柔軟物の所定部の位置及び姿勢の変化に基づいて、柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記制御部は、前記撮像画像のうち、前記柔軟物の所定部を含む部分領域を抽出し、抽出された前記部分領域に基づいて、前記柔軟物の表面形状を表す近似式を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、撮像画像のうち、柔軟物の所定部を含む部分領域を抽出し、抽出された部分領域に基づいて、柔軟物の表面形状を表す近似式を算出する。これにより、ロボットは、撮像画像のすべてに基づいて画像処理を行う場合に比べて、画像処理の時間を短縮することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記制御部は、前記柔軟物の所定部の位置及び姿勢と、前記ハンドに予め設定された点の位置及び姿勢に基づいて、前記ハンドと前記柔軟物の相対位置を算出することで、前記相対速度を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、柔軟物の所定部の位置及び姿勢と、ハンドに予め設定された点の位置及び姿勢に基づいて、ハンドと柔軟物の相対位置を算出することで、相対速度を算出する。これにより、ロボットは、ハンドと柔軟物の相対位置に基づいて、柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記制御部は、前記撮像画像と前記相対速度に基づいてヤコビ行列を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、撮像画像と相対速度に基づいてヤコビ行列を算出する。これにより、ロボットは、ヤコビ行列に基づいて、柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットおいて、前記制御部は、前記ヤコビ行列に基づいてビジュアルサーボで前記ハンドを動かす、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、ヤコビ行列に基づいてビジュアルサーボで前記ハンドを動かす。これにより、ロボットは、柔軟物に適したビジュアルサーボによる作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、柔軟物を含む撮像画像を撮像する撮像部と、前記柔軟物を把持するハンドを備えるロボットと、前記ハンドを動作させる制御部と、を含み、前記制御部は、前記ハンドと前記柔軟物の所定部との相対速度を用いて、前記ハンドを動作させる、ロボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムは、柔軟物を含む撮像画像を撮像し、柔軟物を把持し、ハンドと柔軟物の所定部との相対速度を用いて、ハンドを動作させる。これにより、ロボットシステムは、柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、柔軟物を把持するハンドを備えるロボットを動作させる制御装置であって、前記ハンドと前記柔軟物の所定部との相対速度を用いて、前記ハンドを動作させる、制御装置である。
この構成により、制御装置は、柔軟物を把持するハンドを備えるロボットを動作させ、ハンドと柔軟物の所定部との相対速度を用いて、ハンドを動作させる。これにより、制御装置は、柔軟物に適した作業を行うことができる。
以上により、ロボット、ロボットシステム、及び制御装置は、柔軟物を把持し、ハンドと柔軟物の所定部との相対速度を用いて、ハンドを動作させる。これにより、ロボットは、柔軟物に適した作業を行うことができる。
第1実施形態に係るロボットシステム1が使用される様子の一例を模式的に示す図である。 制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 ロボット20が所定の作業を行うように、制御部40がロボット20を制御する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 撮像部10により撮像された撮像画像の一部を例示する図である。 端辺検出部42により撮像画像P1−2、撮像画像P2−2から検出された柔軟物Sの端辺を例示する図である。 形状推定部44による柔軟物Sの代表辺と、代表辺の両端の2つの辺の形状を推定する処理を説明するための模式図である。 第2実施形態に係るロボットシステム2が使用される様子の一例を模式的に示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るロボットシステム1が使用される様子の一例を模式的に示す図である。ロボットシステム1は、例えば、第1撮像部10−1と、第2撮像部10−2と、ロボット20と、制御装置30とを具備する。
ロボットシステム1は、ロボット20が把持した柔軟物Sを、第1撮像部10−1と第2撮像部10−2が撮像した撮像画像に基づいて、ビジュアルサーボで作業台WT上の目標物体Tの目標位置へ配置する(貼付する)。本実施形態において柔軟物Sとは、ロボット20の動きや重力、風の影響等で形状が変化しうる物体(弾性体)であり、例えば、シート状の物体である。シート状の物体とは、例えば、図1に示したような四角形のラベルであり、材質は布や金属箔、フィルム、生体膜等であってもよく、四角形に代えて、円形や楕円形等の他の形状であってもよい。
作業台WTは、例えば、テーブルや床面等のロボット20が作業を行うための台である。作業台WT上には、ロボットが把持した柔軟物Sを配置するための目標物体Tが設置される。目標物体Tとは、一例として図1に示したような板状の物体であるが、柔軟物Sを配置(貼付)する表面を有する物体であれば如何なるものであってもよい。目標物体Tの表面には、ロボットが柔軟物Sを配置する位置を示す印TEが描かれている。なお、目標物体Tの表面には、印TEが描かれている構成に代えて、刻まれている構成等であってもよい。また、目標物体Tの表面には、この印TEが描かれていなくてもよいが、その場合、ロボットシステム1は、例えば、目標物体Tの輪郭を検出して柔軟物Sの配置位置を認識する等の構成となる。
第1撮像部10−1は、例えば、光を集光する第1レンズと、第1レンズにより集光された光を電気信号に変換する第1撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を備えたカメラである。また、第2撮像部10−2は、例えば、光を集光する第2レンズと、第2レンズにより集光された光を電気信号に変換する第2撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。
第1撮像部10−1と第2撮像部10−2は、統合されたステレオカメラとして機能する。以下では、第1撮像部10−1と第2撮像部10−2を区別する必要が無い限り、統合されたステレオカメラである撮像部10と称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、撮像部10は、静止画像を撮像する構成とするが、これに代えて、動画像を撮像する構成であってもよい。
撮像部10は、例えばケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格によって行われる。なお、撮像部10と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。
撮像部10は、ロボット20が備える把持部HNDの可動範囲と、把持部HNDに把持された柔軟物Sと、作業台WT上の目標物体Tの表面を含む範囲を撮像するように設置される。以下では、説明の便宜上、この撮像する範囲を撮像範囲Cと称する。撮像部10は、制御装置30から撮像の要求を取得し、その要求を取得したタイミングで撮像範囲Cを撮像する。そして、撮像部10は、撮像した撮像画像を、通信により制御装置30へ出力する。
ロボット20は、例えば、単腕の6軸垂直多関節ロボットであり、支持台とマニピュレーター部MNPと、把持部HNDと、図示しない複数のアクチュエーターの連携した動作によって、6軸の自由度の動作を行うことができる。なお、ロボット20は、7軸以上で動作するものであってもよく、5自由度以下で動作するものであってもよい。ロボット20は、把持部HNDを備えている。ロボット20の把持部HNDは、柔軟物Sを把持可能な爪部を備える。ロボット20は、例えばケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。把持部HNDは、ハンドの一例である。
なお、ロボット20と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。ロボット20は、柔軟物Sの三次元位置及び姿勢に基づいた制御信号を制御装置30から取得し、取得した制御信号に基づいて、柔軟物Sに対して所定の作業を行う。所定の作業とは、例えば、ロボット20の把持部HNDにより把持された柔軟物Sを現在位置から移動させ、目標物体T上の印TEが示す配置位置に配置する等の作業である。より具体的には、所定の作業とは、把持部HNDが把持している柔軟物Sの辺に向かい合う端辺を、目標物体T上の印TEに一致するように配置する等の作業である。
制御装置30は、ロボット20が所定の作業を行うように制御する。より具体的には、制御装置30は、撮像部10により撮像された柔軟物Sを含む撮像画像に基づいて、柔軟物Sの三次元位置及び姿勢を導出する。制御装置30は、導出された柔軟物Sの三次元位置及び姿勢に基づく制御信号を生成し、生成した制御信号をロボット20に出力することで、ロボット20を制御する。また、制御装置30は、撮像画像を撮像するように撮像部10を制御する。
次に、図2を参照することで、制御装置30のハードウェア構成について説明する。図2は、制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34とを備え、通信部34を介して撮像部10、ロボット20等と通信を行う。これらの構成要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、制御装置30が処理する各種情報や画像、プログラムを格納する。なお、記憶部32は、制御装置30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、表示部と統合されたハードウェアであってもよく、さらに、タッチパネルとして構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートとともに、イーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
次に、図3を参照することで、制御装置30の機能構成について説明する。図3は、制御装置30の機能構成の一例を示す図である。制御装置30は、記憶部32と、入力受付部33と、制御部40を備える。これらの機能部のうち、制御部40の一部又は全部は、例えば、制御装置30が備えるCPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
制御部40は、画像取得部41と、端辺検出部42と、三次元復元部43と、形状推定部44と、位置姿勢推定部45と、相対速度算出部46と、ヤコビ行列算出部47と、把持部速度算出部48と、ロボット制御部49を備える。制御部40は、撮像範囲Cを撮像部10に撮像させる。
画像取得部41は、撮像部10により撮像された撮像画像を取得する。
端辺検出部42は、画像取得部41により取得された撮像画像に基づいて、把持部HNDに把持された柔軟物Sの端辺を検出する。柔軟物Sの端辺とは、例えば、柔軟物Sが四角形のラベルの場合、四角形の4つの端辺のうち、把持部HNDにより把持された端辺を除く残りの3つの端辺を示す。
三次元復元部43は、端辺検出部42により検出された柔軟物Sの端辺を表す撮像画像上の各点(画素)の座標に基づいて、エピポーラ拘束により端辺検出部42により検出された柔軟物Sの端辺を表す撮像画像上の各点のワールド座標系における三次元座標を導出する。
形状推定部44は、三次元復元部43により導出された柔軟物Sの端辺を表す撮像画像上の各点のワールド座標系における三次元座標に基づいて、柔軟物Sの形状を推定する。より具体的には、形状推定部44は、前記の三次元座標に基づいて、柔軟物Sの端辺であって、把持部HNDにより把持された端辺と向かい合う辺の形状を1次式でフィッティングし、把持部HNDにより把持された端辺の両端の2つの端辺の形状を、曲面を表す2次式でフィッティングすることで、柔軟物Sの形状を推定する。
以下では、説明の便宜上、把持部HNDにより把持された端辺と向かい合う辺の形状にフィッティングされた1次式を第1近似式と称し、把持部HNDにより把持された端辺の両端の2つの端辺の形状にフィッティングされた曲面を表す2次式を第2近似式と称する。また、以下では、第1近似式でフィッティングされた端辺を、柔軟物Sの代表辺と称する。
なお、形状推定部44は、把持部HNDにより把持された端辺の両端の2つの辺の形状をフィッティングする際、曲面を表す3次以上の次数の式や、三角関数や指数関数等を含む他の式等でフィッティングする構成であってもよい。形状推定部44は、柔軟物Sの形状を表す第1近似式及び第2近似式に基づいて、柔軟物SのCG(Computer Graphics)を生成する。
位置姿勢推定部45は、形状推定部44によりフィッティングされた第1近似式及び第2近似式に基づいて、代表辺の中点の位置及び姿勢を推定する(算出する)。以下では、説明の便宜上、区別する必要が無い限り、この代表辺の中点の位置及び姿勢を柔軟物Sの位置及び姿勢と称する。柔軟物Sの代表辺の中点は、柔軟物の所定部の一例である。
相対速度算出部46は、位置姿勢推定部45により推定された柔軟物Sの位置及び姿勢に基づいて、把持部HNDに予め設定された位置と柔軟物Sの代表辺の中点との間の相対位置を検出する。そして、相対速度算出部46は、検出された相対位置に基づいて相対速度を算出する。
ヤコビ行列算出部47は、相対速度算出部46により算出された相対速度と、形状推定部44により生成された柔軟物SのCGに基づいて、柔軟物Sの代表辺のヤコビ行列を算出する。
把持部速度算出部48は、ヤコビ行列算出部47により算出されたヤコビ行列に基づいて、柔軟物Sを把持している把持部HNDを移動させるための速度を算出する。
ロボット制御部49は、把持部速度算出部48により算出された速度に基づいて、把持部HNDを動かすようにロボット20を制御する。また、ロボット制御部49は、画像取得部41により取得された撮像画像に基づいて、ロボット20が所定の作業を完了させたか否かを判定し、所定の作業を完了させたと判定した場合、ロボット20を初期位置の状態となるように制御してロボット20の制御を終了する。
以下、図4を参照して、ロボット20が所定の作業を行うように、制御部40がロボット20を制御する処理について説明する。図4は、ロボット20が所定の作業を行うように、制御部40がロボット20を制御する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、制御部40は、撮像部10により撮像範囲Cを撮像させ、撮像された撮像画像を画像取得部41により取得する(ステップS100)。
次に、端辺検出部42は、画像取得部41により取得された撮像画像に基づいて、柔軟物Sの端辺を検出する(ステップS110)。ここで、図5及び図6を参照して、端辺検出部42が柔軟物Sの端辺を検出する処理について説明する。図5は、撮像部10により撮像された撮像画像の一部を例示する図である。撮像画像P1−1は、第1撮像部10−1により撮像された画像の一部であり、撮像画像P1−2は、第2撮像部10−2により撮像された画像の一部である。
端辺検出部42は、撮像画像P1−1に対して部分領域を設定し、設定した部分領域を撮像画像P2−1として生成する。この際、端辺検出部42は、撮像画像P1−1から把持部HNDにより把持された端辺に向かい合う端辺の位置に応じた位置に所定のサイズの部分領域を設定する。なお、撮像画像P1−1上に設定された部分領域の各点の座標と、撮像画像P2−1上の各点の座標は、端辺検出部42により撮像画像P2−1が生成された際に関連付けられているものとする。また、端辺検出部42は、所定のサイズの部分領域を設定する構成に代えて、撮像画像P1−1から検出された端辺の長さ等に応じて変化させる構成等であってもよい。
また、端辺検出部42は、撮像画像P1−2に対して部分領域を設定し、設定した部分領域を撮像画像P2−2として生成する。この際、端辺検出部42は、撮像画像P1−2から把持部HNDにより把持された端辺に向かい合う端辺の位置に応じた位置に所定のサイズの部分領域を設定する。なお、撮像画像P1−2上に設定された部分領域の各点の座標と、撮像画像P2−2上の各点の座標は、端辺検出部42により撮像画像P2−2が生成された際に関連付けられているものとする。また、端辺検出部42は、所定のサイズの部分領域を設定する構成に代えて、撮像画像P1−2から検出された端辺の長さ等に応じて変化させる構成等であってもよい。
端辺検出部42は、撮像画像P2−1、撮像画像P2−2のそれぞれから、端辺を検出する。この時、端辺検出部42は、CANNY法によって前記の各撮像画像から端辺を検出する。なお、端辺検出部42は、CANNY法によって端辺を検出する構成に代えて、エッジを検出する他の公知技術によって端辺を検出してもよい。ここで、端辺検出部42が撮像画像P2−1、撮像画像P2−2から端辺を検出する構成としている理由は、撮像画像P1−1、撮像画像P1−2から端辺を検出してステップS110以降の処理を行う場合に比べて、画像処理を行う画像範囲が小さいために画像処理の時間が短縮されるためである。それ故、端辺検出部42は、撮像画像P2−1、撮像画像P2−2から端辺を検出する構成に代えて、撮像画像P1−1、撮像画像P1−2から端辺を検出する構成であってもよい。
図6は、端辺検出部42により撮像画像P1−2、撮像画像P2−2から検出された柔軟物Sの端辺を例示する図である。なお、撮像画像P1−1と撮像画像P1−2の対応関係と、撮像画像P2−1と撮像画像P2−2の対応関係を明確にするため、図6では仮想的に撮像画像P1−2の背面に撮像画像P1−1を示し、撮像画像P2−2の背面に撮像画像P2−1を示した。撮像画像P1−2及び撮像画像P2−2において、端辺OEは、端辺検出部42により検出された柔軟物Sの代表辺を示しており、端辺SE1及び端辺SE2は、端辺検出部42により検出された代表辺の両端の2つの辺をそれぞれ示す。
次に、三次元復元部43は、端辺検出部42により撮像画像P1−2、撮像画像P2−2から検出された柔軟物Sの端辺(すなわち、端辺OE、端辺SE1、端辺SE2)を表す撮像画像上の各点の座標に基づいて、エピポーラ拘束を用いて端辺検出部42により検出された柔軟物Sの端辺を表す撮像画像上の各点のワールド座標系における三次元座標を導出する(ステップS120)。次に、形状推定部44は、三次元復元部43により導出された柔軟物Sの端辺を表す撮像画像上の各点のワールド座標系における三次元座標に基づいて、柔軟物Sの代表辺である端辺OEと、代表辺の両端の2つの辺である端辺SE1及び端辺SE2の形状を推定する。(ステップS130)。
ここで、図7を参照して、形状推定部44による柔軟物Sの代表辺と、代表辺の両端の2つの辺の形状を推定する処理について説明する。図7は、形状推定部44による柔軟物Sの代表辺と、代表辺の両端の2つの辺の形状を推定する処理を説明するための模式図である。図7において、点線R1に囲まれた範囲の点は、三次元復元部43により導出された柔軟物Sの代表辺OEを表す点のワールド座標系における三次元座標をプロットしたものである。また、点線R2に囲まれた範囲の点は、柔軟物Sの端辺SE1を表す点のワールド座標系における三次元座標をプロットしたものである。また、点線R3に囲まれた範囲の点は、柔軟物Sの端辺SE2を表す点のワールド座標系における三次元座標をプロットしたものである。
形状推定部44は、図7に示した点線R1の範囲の点に対して、フィッティングされる1次式(直線を表す式;第1近似式)を算出することによって柔軟物Sの代表辺OEの形状を推定する。また、形状推定部44は、以下に示した式(1)のように、図7に示した点線R2及び点線R3の範囲の点を同時にフィッティング可能な2次式(曲面を表す式;第2近似式)を算出することによって柔軟物Sの端辺SE1及び端辺SE2の形状を推定する。
Figure 2015174172
ここで、a0〜a4は、フィッティング処理によって決定されるフィッティングパラメーターを表し、x及びyは、ワールド座標系における三次元座標のx座標及びy座標を表す。第1近似式及び第2近似式を算出した後、形状推定部44は、第1近似式及び第2近似式に基づいて、代表辺のCGを生成する。
次に、位置姿勢推定部45は、柔軟物Sの位置及び姿勢を算出する(ステップS140)。ここで、再び図7を参照して、位置姿勢推定部45による柔軟物Sの位置及び姿勢を算出する処理について説明する。位置姿勢推定部45は、代表辺の形状を表す第1近似式によって表される直線と、第2近似式によって表される端辺SE1及び端辺SE2との交点の座標を算出し、算出された交点の座標に基づいて、代表辺OEの中点の座標を算出する。本実施形態において、位置姿勢推定部45は、この算出された中点の座標によって、柔軟物Sの位置を示す構成としたが、これに代えて、代表辺の端点や、柔軟物Sの重心等の他の位置によって柔軟物Sの位置を示す構成であってもよい。なお、柔軟物Sの重心によって柔軟物Sの位置を示す構成の場合、位置姿勢推定部45は、例えば、撮像画像から柔軟物Sの形状を検出し、検出された形状に基づいて柔軟物Sの重心を検出する構成となる。
また、位置姿勢推定部45は、第1近似式に沿った方向を、代表辺OEの姿勢を表すx軸座標の方向とする。そして、位置姿勢推定部45は、算出した代表辺OEの中点の位置における接線を表す式を、第2近似式を微分することで算出し、算出された接線を表す式と直交する方向(代表辺OEの中点における法線方向)を、代表辺OEの姿勢を表すy軸方向とする。位置姿勢推定部45は、x軸方向とy軸方向を表す単位ベクトルの外積からz軸方向を算出する。このようにして、位置姿勢推定部45は、柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢を推定する。なお、位置姿勢推定部45は、このようにして設定した座標軸の方向によって柔軟物Sの姿勢を示す構成としたが、これに代えて、他の何らかの方向によって柔軟物Sの姿勢を示す構成であってもよい。
次に、相対速度算出部46は、位置姿勢推定部45により推定された柔軟物Sの位置及び姿勢に基づいて、把持部HNDに予め設定された点(位置)の位置及び姿勢と、柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢との間の相対位置及び相対姿勢を算出する。そして、相対速度算出部46は、算出された相対位置及び相対姿勢に基づいて、以下の式(2)から把持部HNDに予め設定された位置と、柔軟物Sの代表辺の中点との間の相対速度及び相対角速度を算出する(ステップS150)。
Figure 2015174172
ここで、rやωに対する添え字Wは、それらがワールド座標系における物理量であることを表し、rやωに対する添え字Eは、それらが柔軟物Sの代表辺の中点に関する物理量であることを表し、rやωに対する添え字Hは、それらが把持部HNDに予め設定された位置に関する物理量であることを表す。
rは、変位を表しており、「・」は、「・」が付された文字が表す物理量の時間微分を表す(「・」の付いたrは、変位の時間微分、すなわち速度を表す)。なお、柔軟物S及び把持部HNDの変位は、例えば、初期位置で算出された柔軟物S及び把持部HNDの位置と、今回のルーチンで算出された柔軟物S及び把持部HNDの位置とに基づいて算出される。把持部HNDの位置は、順運動学から算出される。
また、ωは、角速度を表す。柔軟物Sの角速度は、初期姿勢又は前回のルーチンで算出された柔軟物Sの姿勢と、今回のルーチンで算出された柔軟物Sの姿勢とに基づいて算出される。また、Iは、単位行列を表し、添え字EH及び添え字Wが付されたrは、柔軟物Sの代表辺の中点から把持部HNDに予め設定された位置への平行移動行列を表す。
次に、ヤコビ行列算出部47は、相対速度算出部46により算出された相対速度に基づいて、柔軟物Sのヤコビ行列を算出する(ステップS160)。ここで、ヤコビ行列算出部47による柔軟物Sのヤコビ行列を算出する処理について説明する。ヤコビ行列算出部47は、形状推定部44により生成された柔軟物Sの代表辺のCGに基づいて、以下の式(3)からヤコビ行列を算出する。
Figure 2015174172
ここで、添え字imgが付されたJは、ヤコビ行列を表し、sは、今回のルーチンにおける処理画像を表し、pは、位置及び姿勢を表す。次に、把持部速度算出部48は、ヤコビ行列算出部47により算出されたヤコビ行列に基づいて、柔軟物Sを把持している把持部HNDを移動させる速度を算出する(ステップS170)。ここで、把持部速度算出部48による柔軟物Sを把持している把持部HNDを移動させる速度を算出する処理について説明する。把持部速度算出部48は、ヤコビ行列の擬似逆行列を算出し、算出された擬似逆行列と、以下の式(4)から柔軟物Sを把持している把持部HNDを移動させる速度を算出する。
Figure 2015174172
ここで、添え字Hが付されたV(t)は、時刻tにおける把持部HNDの速度を表す。上記の式(4)における右辺のベクトルの上段成分は、把持部HNDの速度を撮像画像に基づいて算出する場合の式である。上記の式(4)における右辺のベクトルの下段成分は、把持部HNDの速度を柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢に基づいて算出する場合の式である。
添え字「†」は、擬似逆行列であることを示す。また、s(t)は時刻tにおける画像を表す。また、添え字*の付されたsは、目標位置に柔軟物Sが配置された場合の画像である。また、λは、スカラーゲインであり、ロボット20の出力を調整するパラメーターである。また、添え字Eが付されたp(t)は、時刻tにおける柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢を表し、添え字Eと添え字*が付されたpは、目標物体Tにおける柔軟物Sが貼付される位置に柔軟物Sが到達した場合の柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢を表す。
また、αとβは、撮像画像に基づいて把持部HNDを移動させる速度を算出するか、柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢に基づいて把持部HNDを移動させる速度を算出するかを決定する重みであり、本実施形態においては、一例としてα=(1−β)であるとし、αは、撮像画像に基づいて、柔軟物Sと目標物体Tの間の距離に応じて0〜1の範囲の値を取る変数である。また、把持部速度算出部48は、αを柔軟物Sが目標物体Tに近づくにつれて大きくする構成とするが、これに代えて、柔軟物Sが目標物体Tに近づくにつれて小さくする構成であってもよい。また、把持部速度算出部48は、撮像画像又は柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢のいずれか一方によって把持部HNDの速度を算出する構成(常にαが0又は1のいずれか一方の場合等)であってもよい。
次に、ロボット制御部49は、把持部速度算出部48により算出された柔軟物Sを把持している把持部HNDを移動させる速度に基づいて、ロボット20が把持部HNDを動かすことで柔軟物Sを移動させる(ステップS180)。次に、制御部40は、撮像部10に撮像範囲を撮像させ、撮像画像を取得し、取得した撮像画像に基づいて、柔軟物Sの代表辺OEが、目標物体Tにおける柔軟物Sを貼付する位置を示す印TEに一致するように、柔軟物Sを配置することが出来たか否かを判定する(ステップS190)。制御部40は、配置することが出来たと判定した場合(ステップS190−Yes)、処理を終了する。一方、制御部40は、配置することが出来ていないと判定した場合(ステップS190−No)、ステップS110に遷移して取得した撮像画像に基づいて次のルーチンの処理を行う。
<第1実施形態の変形例>
以下、第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態の変形例におけるロボットシステム1は、撮像部10がライトフィールドカメラである。ライトフィールドカメラとは、撮像素子の手前に、異なる焦点を持つマイクロレンズが、撮像素子の面に平行な面上で配列されており、この構成によって得られる奥行き方向の情報を含む画像を利用することで、1台でステレオ撮像を行うことが可能なカメラである。従って、第1実施形態の変形例における制御部40は、ライトフィールドカメラである撮像部10によってステレオ撮像された三次元画像に基づいて、第1実施形態で説明した各種の処理を行う。
なお、本実施形態では、制御装置30がビジュアルサーボによってロボット20を制御する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されず、撮像画像を用いた制御方法であれば他の何らかの制御方法が用いられる構成であっても良い。例えば、制御装置30は、撮像部10が撮像した撮像画像を用いたパターンマッチングによってロボット20を制御する構成等であっても良い。
以上説明したように、第1実施形態に係るロボットシステム1は、把持部HNDと柔軟物Sの代表辺の中点との相対速度を用いて、把持部HNDを動作させる。これにより、ロボットシステム1は、柔軟物Sに適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、柔軟物Sとしてシート状の物体を把持し、把持部HNDとシート状の物体の所定部との相対速度を用いて、把持部HNDを動作させる。これにより、ロボットシステム1は、シート状の物体に適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、把持部HNDと柔軟物Sの代表辺の中点との相対速度を用いて、把持部HNDを動作させる。これにより、ロボットシステム1は、柔軟物Sの代表辺の動きに応じて、柔軟物Sに適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、柔軟物Sを含む撮像画像を撮像し、撮像画像に基づいて相対速度を算出する。これにより、ロボットシステム1は、把持部HNDと柔軟物Sの状態を逐次判定することで把持部HNDを動かし、柔軟物Sに適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、第1レンズにより第1方向から入射する柔軟物Sを含む光を第1撮像素子に集め、第2レンズにより第2方向から入射する柔軟物Sを含む光を第2撮像素子に集める。これにより、ロボットシステム1は、第1撮像素子で撮像された第1撮像画像と第2撮像素子で撮像された第2撮像画像に基づいて、エピポーラ拘束を用いることにより柔軟物の三次元位置及び姿勢を算出することができ、その結果、柔軟物の三次元位置及び姿勢に基づいて柔軟物に適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、複数のレンズによって得られる奥行き方向の情報を含む画像を撮像する。これにより、ロボットは、2つの撮像画像に基づいたエピポーラ拘束を用いず、奥行き方向の情報を含む1つの撮像画像に基づいて柔軟物Sの三次元位置及び姿勢を算出することができるため、算出処理の時間を短縮することができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像に基づいて、柔軟物Sの代表辺と代表辺の両端の2つの辺の形状を表す第1近似式及び第2近似式を算出し、算出された第1近似式及び第2近似式に基づいて、柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢を算出する。これにより、ロボットシステム1は、柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢の変化に基づいて、柔軟物Sに適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像と相対速度に基づいてヤコビ行列を算出する。これにより、ロボットシステム1は、ヤコビ行列に基づいて、柔軟物Sに適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像のうち、柔軟物Sの代表辺を含む部分領域を抽出し、抽出された部分領域に基づいて、柔軟物Sの表面形状を表す第1近似式及び第2近似式を算出する。これにより、ロボットシステム1は、撮像画像のすべてに基づいて画像処理を行う場合に比べて、画像処理の時間を短縮することができる。
また、ロボットシステム1は、柔軟物Sの代表辺の中点の位置及び姿勢と、把持部HNDに予め設定された点の位置及び姿勢に基づいて、把持部HNDと柔軟物Sの相対位置を算出することで、相対速度を算出する。これにより、ロボットシステム1は、把持部HNDと柔軟物Sの相対位置に基づいて、柔軟物Sに適した作業を行うことができる。
また、ロボットシステム1は、ヤコビ行列に基づいてビジュアルサーボで把持部HNDを動かす。これにより、ロボットシステム1は、柔軟物Sに適したビジュアルサーボによる作業を行うことができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。図8は、第2実施形態に係るロボットシステム2が使用される様子の一例を模式的に示す図である。第2実施形態に係るロボットシステム2は、単腕のロボット20に代えて、双腕のロボット20aにより、柔軟物Sに対して所定の作業を行う。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明を省略する。
ロボットシステム2は、例えば、撮像部10と、ロボット20aと、制御装置30を具備する。
ロボット20aは、例えば、把持部HND1と、把持部HND2と、マニピュレーター部MNP1と、マニピュレーター部MNP2と、図示しない複数のアクチュエーターとを、図8に示したように、それぞれの腕に備えた双腕のロボットである。
ロボット20aの各腕は、6軸垂直多関節型となっており、一方の腕が支持台とマニピュレーター部MNP1と把持部HND1とがアクチュエーターによる連携した動作によって6軸の自由度の動作を行うことができ、他方の腕が支持台とマニピュレーター部MNP2と把持部HND2とがアクチュエーターによる連携した動作よって6軸の自由度の動作を行うことができる。
なお、ロボット20aの各腕は、5自由度(5軸)以下で動作するものであってもよいし、7自由度(7軸)以上で動作するものであってもよい。ロボット20aは、把持部HND1及びマニピュレーター部MNP1を備えた腕によって、第1実施形態に係るロボット20と同様の所定の作業を行うが、把持部HND2及びマニピュレーター部MNP2を備えた腕によって所定の作業が行われてもよく、両方の腕によって所定の作業が行われてもよい。なお、把持部HND1は、把持部の一例である。また、ロボット20aの把持部HND1は、柔軟物Sを把持又は挟持可能な爪部を備える。
ロボット20aは、例えばケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、ロボット20aと制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。
以上説明したように、第2実施形態に係るロボットシステム2は、双腕のロボット20aによって、単腕のロボット20と同様の所定の作業を行うため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上に説明したロボットシステム1、2における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1、2 ロボットシステム、10 撮像部、20、20a ロボット、30 制御装置、31 CPU、32 記憶部、33 入力受付部、34 通信部、40 制御部、41 画像取得部、42 端辺検出部、43 三次元復元部、44 形状推定部、45 位置姿勢推定部、46 相対速度算出部、47 ヤコビ行列算出部、48 把持部速度算出部、49 ロボット制御部、50 記憶部、60 入力受付部

Claims (13)

  1. 柔軟物を把持するハンドと、
    前記ハンドを動作させる制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記ハンドと前記柔軟物の所定部との相対速度を用いて、前記ハンドを動作させる、
    ロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットであって、
    前記柔軟物は、シート状の物体である、
    ロボット。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットであって、
    前記所定部とは、前記柔軟物の端辺の中点である、
    ロボット。
  4. 請求項1から3のうちいずれか一項に記載のロボットであって、
    前記柔軟物を含む撮像画像を撮像する撮像部を備え、
    前記制御部は、前記撮像画像に基づいて前記相対速度を算出する、
    ロボット。
  5. 請求項4に記載のロボットであって、
    前記撮像部は、第1レンズ及び第1撮像素子を備えた第1撮像部と、第2レンズ及び第2撮像素子を備えた第2撮像部、を具備し、前記第1レンズにより第1方向から入射する前記柔軟物を含む光を前記第1撮像素子に集め、前記第2レンズにより第2方向から入射する前記柔軟物を含む光を前記第2撮像素子に集める、
    ロボット。
  6. 請求項4に記載のロボットであって、
    前記撮像部は、撮像素子の面に平行な面上に配列された、互いに異なる焦点を有する複数のレンズを備え、前記複数のレンズによって得られる奥行き方向の情報を含む画像を撮像する、
    ロボット。
  7. 請求項4から6のうちいずれか一項に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記撮像画像に基づいて、前記柔軟物の表面形状を表す近似式を算出し、算出された近似式に基づいて、前記柔軟物の前記所定部の位置及び姿勢を算出することで、前記相対速度を算出する、
    ロボット。
  8. 請求項7に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記撮像画像のうち、前記柔軟物の所定部を含む部分領域を抽出し、抽出された前記部分領域に基づいて、前記柔軟物の表面形状を表す近似式を算出する、
    ロボット。
  9. 請求項7又は8に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記柔軟物の所定部の位置及び姿勢と、前記ハンドに予め設定された点の位置及び姿勢に基づいて、前記ハンドと前記柔軟物の相対位置を算出することで、前記相対速度を算出する、
    ロボット。
  10. 請求項7から9のうちいずれか一項に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記撮像画像と前記相対速度に基づいてヤコビ行列を算出する、
    ロボット。
  11. 請求項10に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記ヤコビ行列に基づいてビジュアルサーボで前記ハンドを動かす、
    ロボット。
  12. 柔軟物を含む撮像画像を撮像する撮像部と、
    前記柔軟物を把持するハンドを備えるロボットと、
    前記ハンドを動作させる制御部と、を含み、
    前記制御部は、
    前記ハンドと前記柔軟物の所定部との相対速度を用いて、前記ハンドを動作させる、
    ロボットシステム。
  13. 柔軟物を把持するハンドを備えるロボットを動作させる制御装置であって、
    前記ハンドと前記柔軟物の所定部との相対速度を用いて、前記ハンドを動作させる、
    制御装置。
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