JP2015188552A - 異物除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のフィルタカートリッジが装着される異物除去装置に対してフィルタカートリッジを装着する際の作業性を良好なものにする。
【解決手段】水用カートリッジおよび空気用カートリッジの2つのカートリッジの装着箇所(被装着部)が一箇所に集約されている。詳細には、1枚の側壁を取り外すことで現れる1つの凹部内(側壁の裏側に位置する凹部内)に、2つの取り付け部(水用取り付け部61、空気用取り付け部62)が設置され、この凹部内に、取り付け部がまとめられた状態となっている。これにより、ユーザは、より簡便に、二つのカートリッジの着脱を行えるようになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、異物除去装置に関する。
特許文献1には、キッチンユニットにおける流し台に設けられた収納庫内に、内部に中空膜が収容された浄水器が設置された構成が開示されている。
特開平10−165943号公報
ここで、流体に含まれる異物の除去を行う異物除去装置では、フィルタを備えたフィルタカートリッジが装着され、また、複数種類の流体に対応するため、複数のフィルタカートリッジが装着されることがある。
ここで、装着されていたフィルタカートリッジが寿命に達すると、このフィルタカートリッジに替えて新たなフィルタカートリッジが装着されるが、複数設けられたフィルタカートリッジの各々の設置位置が互いに離れていたりすると、フィルタカートリッジを装着する際の作業性が低下する。
本発明の目的は、複数のフィルタカートリッジが装着される異物除去装置に対してフィルタカートリッジを装着する際の作業性を良好なものにすることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される異物除去装置は、流体に含まれる異物の除去を行うフィルタカートリッジが複数装着される異物除去装置であって、前記フィルタカートリッジが装着される複数の被装着部と、前記被装着部に装着された前記フィルタカートリッジに対する流体の供給を行う供給手段と、を備え、前記複数の被装着部が、前記異物除去装置の予め定められた箇所に集約されて配置され、且つ、当該異物除去装置の前にいる操作者が前記フィルタカートリッジを当該異物除去装置に向けて進出させることで、当該被装着部への当該フィルタカートリッジの装着を行えるように構成され、さらに、当該操作者が当該フィルタカートリッジを装着する際の装着方向が複数の当該フィルタカートリッジ間において略同じ方向となるように構成された異物除去装置である。
ここで、前記被装着部に装着された前記フィルタカートリッジを、当該フィルタカートリッジを装着する際の装着方向とは逆方向に引っ張ることで、当該フィルタカートリッジを取り外せるように構成してもよい。この場合、簡単な操作でフィルタカートリッジを取り外すことができるようになる。
また、前記複数の被装着部は、上下方向にずらされた状態で配置され、前記複数の被装着部のうちの一の被装着部は、液体用のフィルタカートリッジが装着される被装着部であり、他の被装着部は、気体用のフィルタカートリッジが装着される被装着部であり、前記一の被装着部の方が、前記他の被装着部よりも下方に配置されていることを特徴とすることができる。この場合、液体用のフィルタカートリッジを取り外す際に起こりうる、周囲への液体の飛散を抑えることができるようになる。
また、前記一の被装着部は、前記異物除去装置の下部に配置されていることを特徴とすることができる。この場合、液体用のフィルタカートリッジを取り外す際に起こりうる、周囲への液体の飛散をさらに抑えることができるようになる。
また、前記異物除去装置には、外装カバーが設けられるとともに、当該外装カバーの裏側には凹部が形成され、前記複数の被装着部は、前記凹部の内部に集約され、一枚の前記外装カバーを取り外すことで、前記凹部が現れるようになり、当該一枚の当該外装カバーを取り外すことで、前記複数の被装着部への前記フィルタカートリッジの装着を行えるようにしてもよい。この場合、フィルタカートリッジの装着を行う際の作業性を良好なものにできる。
本発明によれば、複数のフィルタカートリッジが装着される異物除去装置に対してフィルタカートリッジを装着する際の作業性を良好なものにすることが可能になる。
本実施形態にかかる歯科用診療装置の全体構成を示した図である。 ベースユニットの側壁を取り外した状態を示した図である。 水用取り付け部を拡大して示した図である。 水用カートリッジを説明するための図である。 図3にて示した供給用コネクタを説明するための図である。 図5におけるVI−VI線における断面図である。 供給用コネクタに接続される筒状部材を説明するための図である。 フィルタ収容部材を取り除いた状態における水用カートリッジの斜視図である。 塞ぎ部材の斜視図である。 (A)、(B)、(C)は、蓋部材を説明するための図である。 (A)、(B)は、フィルタ収容部材を説明するための図である。 水用取り付け部の他の構成例を示した図である。 位置決め部材の他の構成例を示した図である。 位置決め部材の他の構成例を示した図である。 水用取り付け部および空気用取り付け部の他の構成例を示した図である。 水用取り付け部の拡大図である。 着脱部の構成を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる歯科用診療装置の全体構成を示した図である。
同図に示すように、本実施形態の歯科用診療装置1では、床面の上に、診療台2が設けられている。ここで、この診療台2は、基台2aと、基台2aにより支持され昇降可能に設けられた座板2bと、一端が座板2bに取り付けられこの一端を中心に回転可能に設けられた背板2cとを備えている。なお、図1では、背板2cが倒れた状態を示している。
また、診療台2の脇には、医師用のトレーテーブル3、医師用のインスツルメントホルダ10が設けられている。なお、このインスツルメントホルダ10は、トレーテーブル3に取り付けられている。さらに、診療台2を挟みトレーテーブル3の反対側には、アシスタント用のインスツルメントホルダ(不図示)が設置されている。また、光源を備えたデンタルライト6a、このデンタルライト6aを支持するアーム6b、このアーム6bを支持する支柱6cが設置されている。
なお、医師用のインスツルメントホルダ10及びアシスタント用のインスツルメントホルダ(不図示)には、歯科用の診療用器具(インスツルメント)(不図示)が抜差し自在に保持される。ここで、医師用の診療用器具としては、例えば、エアタービンハンドピース、マイクロモータハンドピース、スケーラ、スリーウェーシリンジ、根管長測定器、根管拡大器、口腔内カメラを挙げることができる。また、アシスタント用の診療用器具としては、例えば、患者の口腔内の唾液、血液、切削屑などを吸引する吸引用器具を挙げることができる。
また、本実施形態では、診療台2の脇に、患者がうがいを行う際に用いるコップに対して水を供給する供給装置(スピットン装置)5が設けられている。この供給装置5には、ベースユニット51が設けられている。ここで、このベースユニット51の側面には、取り外し可能な側壁51Aが設けられている。本実施形態では、外装カバーの一例としてのこの側壁51Aを取り外すことで、ベースユニット51の内部へのアクセスが可能になる。
さらに、供給装置5には、図1に示すように、ベースユニット51の上に設置され患者の口腔内から排出された唾液等を受ける廃液受け部(ベースン)52、廃液受け部52の脇に設けられ不図示のコップに対し水を供給するコップ用給水部(不図示)、清掃用の水を廃液受け部52に供給する清掃用給水部54が設けられている。
図2は、ベースユニット51の側壁51Aを取り外した状態を示した図である。
図2では図示を省略しているが、ベースユニット51の内部には、水に含まれる不純物(異物)の除去を行う水用カートリッジ、および、空気中の不純物(異物)の除去を行う空気用カートリッジの2個のカートリッジが設置される。なお、本実施形態では、内部に収容されるフィルタ(後述)およびラベル(後述)における表示を除き、水用カートリッジと空気用カートリッジとは同様に構成されている。
本実施形態の歯科用診療装置1では、水道管によって供給されてきた水は、この水用カートリッジを通されたうえで、診療用の水として用いられるようになる。また、本実施形態では、コンプレッサー(不図示)により送られてきた空気が空気用カートリッジに通され、この空気用カートリッジを通された後の空気が、診療用の空気として用いられる。ここで、歯科用診療装置1のうちの、ベースユニット51の部分は、水や空気に含まれる異物(不純物)を除去する機能を有しており、このベースユニット51の部分は、異物除去装置として捉えることができる。
ベースユニット51の内部には、図2に示すように、水用カートリッジが取り付けられる水用取り付け部61と、空気用カートリッジが取り付けられる空気用取り付け部62とが設けられている。ここで、水用取り付け部61および空気用取り付け部62の各々は、水用カートリッジや空気用カートリッジなどのカートリッジが装着される被装着部として捉えることができる。
ここで、本実施形態では、水用取り付け部61の方が空気用取り付け部62よりも下方に位置しており、カートリッジの取り付けが完了すると、水用カートリッジの方が空気用カートリッジよりも下方に位置する。付言すると、本実施形態では、水用取り付け部61および空気用取り付け部62は、上下方向における位置が互いに異なるように、その設置位置がずらされた状態で設けられており、さらに、水用取り付け部61の方が空気用取り付け部62よりも下方に設置されている。
ここで、水用カートリッジの着脱時に、水用カートリッジに付着等していた水が、周りに飛散することがあるが、本実施形態のように、水用カートリッジが下方に位置していると、上方に水用カートリッジが位置している場合に比べ、周りへの水の飛散を抑えられるようになる。
さらに説明すると、本実施形態では、水用取り付け部61が、ベースユニット51の下部(ベースユニット51の底部近傍)に位置する構成となっている。この場合、水用取り付け部61が、ベースユニット51の上部に位置する場合に比べ、周りへの水の飛散を抑えられるようになる。
図3は、水用取り付け部61を拡大して示した図である。なお、空気用取り付け部62も水用取り付け部61と同様に構成されている。
水用取り付け部61には、水用カートリッジを下方から支持する支持板61Aと、上方から眺めた場合にC字状に形成され、水用カートリッジの側方への移動を規制する規制部材61Bとが設けられている。さらに、水用カートリッジに設けられた供給管(後述)および排出管(後述)の着脱が行われる着脱部61Cが設けられている。なお、規制部材61Bについては、C字状に限らず、図12(水用取り付け部61の他の構成例を示した図)に示すように、U字状に形成してもよい。また、規制部材61Bは、必須ではなく省略してもよい。
着脱部61Cには、供給管が接続されこの供給管への水の供給を行う供給用コネクタ70が設けられている。ここで、この供給用コネクタ70は、水用カートリッジに対する水の供給を行う供給手段の一部として機能している。さらに、着脱部61Cには、排出管が接続され排出管から排出された水が通る排出用コネクタ80が設けられている。さらに、図中、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の背後には、2本のチューブ(不図示)が設けられおり、一方のチューブが用いられ、水道管からの水が、供給用コネクタ70へ供給され、他方のチューブが用いられ、排出用コネクタ80からの水が、上記にて説明した診療用器具や供給装置5へ供給される。
さらに、着脱部61Cには、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の位置決めを行う位置決め部材81が設けられている。この位置決め部材81には、水用カートリッジの着脱方向に対し直交する方向に沿って延びる板状部材82が設けられている。
さらに、この板状部材82には、図中右側に位置する側辺から板状部材82の内部方向に向かう溝83(以下、「板金溝83」と称する)が形成され、さらに、この板状部材82では、この板金溝83に面する箇所に、図中左右方向に沿って延びる第1側縁85および第2側縁86が設けられている。
一方で、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の各々には、外周面に、周方向に沿った溝(以下、「周溝」と称する)が形成されている。そして本実施形態では、この周溝に対して、第1側縁85および第2側縁86が入り込んでおり、これにより、水用カートリッジの着脱方向(板状部材82が延びる方向と直交する方向)への、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の移動が規制されている。
なお、位置決め部材81は、図13、図14(位置決め部材81の他の構成例を示した図)に示すような構成としてもよい。この位置決め部材81は、図14に示すように、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の上方に配置される上方部材91と、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の下方に配置される下方部材92とから構成されている。
上方部材91および下方部材92の各々は、水平方向に沿って配置されベースユニット51(図2参照)に固定される基部93と、基部93の端部に接続されるとともに上下方向に沿って配置されたコネクタ移動規制板94とを備えている。
上方部材91に設けられたコネクタ移動規制板94の下縁部94Aには、半円状に形成され供給用コネクタ70が収容される第1収容溝94Cと、同じく半円状に形成され排出用コネクタ80が収容される第2収容溝94Bとが設けられている。また、下方部材92に設けられたコネクタ移動規制板94の上縁部94Dには、半円状に形成され供給用コネクタ70が収容される第1収容溝94Eと、同じく半円状に形成され排出用コネクタ80が収容される第2収容溝94Fとが設けられている。
ここで、本実施形態では、ベースユニット51へ、上方部材91および下方部材92が固定される際、図13に示すように、上方部材91に設けられた下縁部94Aと、下方部材92に設けられた上縁部94Dとが突き合わされた状態で、上方部材91および下方部材92が固定される。このとき、上方部材91および下方部材92の各々に設けられた第1収容溝94C,94E(図14参照)内に、供給用コネクタ70が収容され、第2収容溝94B,94F内に、排出用コネクタ80が収容される。さらに、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の各々に設けられた上記周溝に対し、上方部材91の下縁部94Aおよび下方部材92の上縁部94Dが入り込む。
ここで、この構成例では、図13に示すように、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の各々は、全周に亘って、位置決め部材81(に設けられたコネクタ移動規制板94(図14参照))により囲まれた状態となる。このため、板金溝83内に供給用コネクタ70および排出用コネクタ80が収容された図3の構成に比べ、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80がより強固に固定された状態となる。
また、水用取り付け部61および空気用取り付け部62は、図15(水用取り付け部61および空気用取り付け部62の他の構成例を示した図)に示すように構成してもよい。
図15に示す構成例では、上記と同様、カートリッジを下方から支持する支持板61Aと、カートリッジの側方への移動を規制する規制部材61Bとが設けられている。さらに、カートリッジに設けられた供給管(詳細は後述)および排出管(詳細は後述)の着脱が行われる着脱部61Cが設けられている。
図16は、水用取り付け部61の拡大図である。なお、空気用取り付け部62は、水用取り付け部61と同様に構成されている。
この構成例では、支持板61Aと規制部材61Bとを一体で形成している。より具体的に説明すると、一枚の板金に対して曲げ加工、打ち抜き加工等を行うことで、支持板61Aと規制部材61Bとを一体で形成している。さらに説明すると、この構成例では、図中16Aで示す部分で、板金に対する曲げ加工を行い、板金の一部を折り返し、且つ、この一部を、板金のベースとなる部分の下方に配置するようにしている。
そして、本実施形態では、この折り返した部分が支持板61Aとして機能している。さらに、板金のうちの、支持板61Aの上方に位置する部分に、切り欠き61Kを形成し、この切り欠き61Kの部分に、カートリッジが入る構成としている。そして、本実施形態では、この切り欠き61K内に、カートリッジが入ると、板金のうちの、切り欠き61Kの両脇に位置する部分(図中、符号16Rで示す部分)が、カートリッジの移動を規制するようになる。
図17(着脱部61Cの構成を説明する図)を参照し、着脱部61Cの構成について説明する。
着脱部61Cには、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の移動を規制する第1規制部材210と、同じく供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の移動を規制する第2規制部材220とが設けられている。
第1規制部材210は、ベースユニット51に対向する対向板211を備え、さらに、この対向板211には、供給用コネクタ70の先端部および排出用コネクタ80の先端部が入る円形の開口212が形成されている。本実施形態では、供給用コネクタ70、排出用コネクタ80が、対向板211が延びる方向に移動しようとすると、対向板211のうちの、開口212の周縁に位置する部分に突き当たるようになる。これにより、供給用コネクタ70、排出用コネクタ80の移動が規制されるようになる。付言すると、カートリッジの着脱方向と直交する方向への供給用コネクタ70、排出用コネクタ80の移動が規制されるようになる。
次に、第2規制部材220について説明する。
この第2規制部材220は、第1規制部材210の内部に収容され、また、第1規制部材210に対し、不図示のねじによって固定されている。さらに、第2規制部材220は、図17に示すように、下方に位置する基部225から、図中上方に向かって延びる第1突出板221、第2突出板222を有している。さらに、第1突出板221、第2突出板222の各々には、供給用コネクタ70、排出用コネクタ80が収容される収容溝223が形成されている。
本実施形態では、この収容溝223に対し、供給用コネクタ70、排出用コネクタ80が収容され、これにより、カートリッジの着脱方向と直交する方向への供給用コネクタ70、排出用コネクタ80の移動がさらに規制される。また、この例では、供給用コネクタ70、排出用コネクタ80の各々に設けられた周溝に対して、第1突出板221の縁部が入るようになっている。これにより、カートリッジの着脱方向における供給用コネクタ70、排出用コネクタ80の移動も規制されるようになる。
図4は、水用カートリッジを説明するための図である。
水用カートリッジ100には、同図に示すように、コップ状に形成され、内部に、中空糸フィルタなどのフィルタを収容するフィルタ収容部材110と、フィルタ収容部材110の上方に形成された開口を塞ぐ蓋部材120とが設けられている。
蓋部材120には、円筒状に形成され外周面121および上面122を有した蓋本体(基体)123と、水用カートリッジ100に供給されてきた水が通る供給管124と、水用カートリッジ100から排出される水が通る排出管125が設けられている。ここで、供給管124および排出管125の各々は、蓋本体123と一体で形成された管本体部126と、管本体部126の先端に挿入されて固定された筒状部材127とにより構成されている。
ここで、管本体部126は、L字状に形成されており、図中上下方向に沿って延びる第1部位126Aと、水平方向に沿って延びる第2部位126Bとが設けられている。このように、管本体部126をL字状に形成した場合、管本体部126を、鉛直方向に沿わせて且つ直線状に形成する場合に比べ、水用カートリッジ100の高さ寸法を減らせるようになる。付言すると、本実施形態では、供給管124および排出管125の先端に存在する開口128が横を向くようになっており、開口128が上方を向く場合に比べ、水用カートリッジ100の高さ寸法を減らせるようになる。
さらに、本実施形態では、フィルタ収容部材110の外周面に、カートリッジが水用カートリッジ100および空気用カートリッジの何れであるかの識別に用いられるラベル111が貼付されている。なお、図4では、水用カートリッジ100を示しているため、「水用」という表示がなされているが、空気用カーリッジである場合には、「空気用」という表示がなされる。本実施形態では、水用カーリッジ100と空気用カートリッジとが、同じの外形形状を有して形成されており、両者を見分けにくくなっている。このため、ラベル111上に、「水用」あるいは「空気用」という表示を行い、両者を見分けやすくしている。
さらに、本実施形態では、供給管124の外面に、水が流入することを示す「IN」という文字と矢印の表示がなされ、排出管125の外面に、水が排出されることを示す「OUT」という文字と矢印の表示がなされている。付言すると、供給管124および排出管125のそれぞれには、管のそれぞれが有する機能を示す表示(以下、「機能表示」と称する)が表示されている。
さらに、本実施形態では、水用カートリッジ100および空気用カートリッジの各々に、2つの筒状部材127が設けられ、本実施形態では、カートリッジ側に、合計で4個の筒状部材127が設けられた構成となっている。また、この4個の筒状部材127に対応するように、合計で4個のコネクタ(2個の供給用コネクタ70、2個の排出用コネクタ80)が設けられている。さらに、上記では説明を省略したが、4個の筒状部材127の各々は、色が互いに異なっており、また、4個のコネクタについても、色が互いに異なっている。
さらに、水用カートリッジ100に設けられた2つの筒状部材127のうちの、供給管124側に設けられた一方の筒状部材127の色と、水用取り付け部61(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの一方のコネクタである供給用コネクタ70の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この供給用コネクタ70にも、図4にて示した「IN」という文字や、矢印の表示がなされている。
また、水用カートリッジ100に設けられた2つの筒状部材127のうちの、排出管125側に設けられた他方の筒状部材127の色と、水用取り付け部61(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの他方のコネクタである排出用コネクタ80の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この排出用コネクタ80にも、図4にて示した「OUT」という文字や、矢印の表示がなされている。
同様に、空気用カートリッジに設けられた2つの筒状部材127のうちの、供給管124側に設けられた一方の筒状部材127の色と、空気用取り付け部62(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの一方のコネクタである供給用コネクタ70の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この供給用コネクタ70にも、図4にて示した「IN」という文字や、矢印の表示がなされている。
また、空気用カートリッジに設けられた2つの筒状部材127のうちの、排出管125側に設けられた他方の筒状部材127の色と、空気用取り付け部62(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの他方のコネクタである排出用コネクタ80の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この排出用コネクタ80にも、図4にて示した「OUT」という文字や、矢印の表示がなされている。
このように、本実施形態では、4個の筒状部材127の各々の色を異ならせ、また、4個のコネクタの各々の色を異ならせ、さらに、互いに接続されるコネクタと筒状部材127とが同色となっている。さらに、カートリッジ100側のみではなく、コネクタ側にも、「IN」、「OUT」という文字や、矢印の表示を行っている。
かかる場合、水用カートリッジ100と空気用カートリッジとが誤って装着されたり、供給側と排出側とが誤って装着されたりすることを、さらに効果的に抑制できるようになる。
さらに、本実施形態では、供給管124と排出管125とが同方向(図中、紙面の奥側且つ左方向(斜め左奥方向))に向かって延びるように形成され、供給管124および排出管125の各々の先端に形成された開口128が、同方向を向くようになっている。これにより、本実施形態では、水用カートリッジ100を、図3にて示した着脱部61Cに対して押し込むだけで、水用カートリッジ100の装着を行えるようになる。
付言すると、本実施形態では、水用カートリッジ100を一方向に向けて押し込むだけで、水用カートリッジ100の装着を行えるようになっている。ここで、供給管124と排出管125とが互いに異なる方向に延び、供給管124および排出管125の各々の先端に形成された開口128が異なる方向を向いている場合、この一方向への押し込みはできず、水用カートリッジ100の装着時の操作が複雑化する。
さらに、本実施形態では、上記のとおり、水用カートリッジ100および空気用カートリッジの2つのカートリッジが設けられているが、本実施形態では、この2つのカートリッジの装着箇所(被装着部)が一箇所に集約されている。詳細には、1枚の側壁51A(図1参照)を取り外すことで現れる1つの凹部内(側壁51Aの裏側に位置する凹部内)に、2つの取り付け部(水用取り付け部61、空気用取り付け部62)(図2参照)が設置され、この凹部内に、取り付け部がまとめられた状態となっている。これにより、ユーザは、より簡便に、二つのカートリッジの着脱を行えるようになる。
さらに、本実施形態では、水用カートリッジ100および空気用カートリッジの2つのカートリッジを着脱する際の着脱方向が揃っている。付言すると、本実施形態では、2つの取り付け部(水用取り付け部61、空気用取り付け部62)が同じ方向を向いているため、同じ方向に向けて、水用カートリッジ100および空気用カートリッジを差し込むことで、この水用カートリッジ100および空気用カートリッジを装着出来るようになる。
また、本実施形態では、同じ方向に向けて、水用カートリッジ100および空気用カートリッジを引っ張ることで、この水用カートリッジ100および空気用カートリッジを取り外せるようになっている。そしてこの場合、水用カートリッジ100および空気用カートリッジの2つのカートリッジの取り外し方向が互いに異なっている場合に比べ、ユーザは、より簡便に、二つのカートリッジの取り外しを行えるようになる。
さらに、本実施形態では、供給管124および排出管125に形成された開口128と、ラベル111とが予め定められた一定の位置関係を有しており、図4に示すように、開口128とラベル111とは、水用カートリッジ100の周方向において180°ずらされた状態で配置されている。さらに説明すると、水用カートリッジ100を装着する際、開口128は、水用カートリッジ100の装着方向における下流側を向き、ラベル111は、装着方向とは反対方向(装着方向における上流側)を向く。
この結果、本実施形態では、水用カートリッジ100を操作者が装着する際、ラベル111がこの操作者の方を向き、操作者は、自身が装着を行っているカートリッジの種別をより把握しやすくなる。また、水用カートリッジ100の装着が完了した後においては、ラベル111が、歯科用診療装置1の外側方向を向き、側壁51A(図1参照)を取り外すと、何れのカートリッジが装着されているかをすぐに識別できるようになる。
同様に、本実施形態では、供給管124および排出管125に形成された開口128と、機能表示(「IN」、「OUT」、矢印などの表示)とが予め定められた一定の位置関係を有して配置されている。具体的には、上記と同様、開口128と機能表示とは、水用カートリッジ100の周方向において180°ずらされた状態で配置されている。
そしてこの場合も、上記と同様、水用カートリッジ100を操作者が装着する際、機能表示が操作者の方を向き、操作者は、各管の機能(役割)を把握しやすくなる。そして、この場合、管の接続誤りなどが減るようになる。さらに、水用カートリッジ100の装着が完了した後においては、機能表示が、歯科用診療装置1の外側方向を向き、側壁51A(図1参照)を取り外すと、各管の機能(役割)をすぐに確認できるようになる。
なお、本実施形態では、水用カートリッジ100の周方向において、開口128とラベル111とが180°ずらされ、また、開口128と機能表示とが180°ずらされた場合を一例に説明したが、90°など、180°以外の態様もあり得る。例えば、図3にて示す左側壁65側に供給用コネクタ70および排出用コネクタ80が設けられる場合、上記のように90°ずらすことで、機能表示やラベル111が操作者側を向くようになる。
図4を参照し、水用カートリッジ100についてさらに説明する。
本実施形態の水用カートリッジ100は、水用取り付け部61から取り外した状態でも自立できるようになっており、水用カートリッジ100が自立した状態では、開口128が水用カートリッジ100の最上部に位置する構成となっている。これにより、水用カートリッジ100の内部の水の外部への漏れ出しが起きにくくなっている。
さらに、本実施形態では、水用カートリッジ100の自立時、供給管124および排出管125が水平方向に沿って延びるように配置され、本実施形態では、この水平方向に延びる供給管124および排出管125の先端に開口128が形成されている。これにより、開口128が下方向を向かずに、横方向(水用カートリッジ100の側方)を向くようになり、開口128から水が垂れることが起きにくくなっている。
図5は、図3にて示した供給用コネクタ70を説明するための図である。また、図6は、図5におけるVI−VI線における断面図である。図7は、供給用コネクタ70に接続される筒状部材127(図4参照)を説明するための図である。なお、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80は、同様に構成されており、ここでは、供給用コネクタ70について説明する。
図5に示すように、供給用コネクタ70には、内側円筒状部材71が設けられている。この内側円筒状部材71には、複数の貫通孔71Aが形成されている。ここで、この貫通孔71Aは、4個配置され、各貫通孔71Aは、内側円筒状部材71の周方向において90°おきに配置されている。また、内側円筒状部材71の外側には、外側円筒状部材72が設置されている。さらに、本実施形態の供給用コネクタ70には、金属製の球状部材73(以下、「金属球73」と称する)が設けられている。
金属球73は、4個配置された貫通孔71Aに対応するように4個設けられている。また、金属球73の各々は、貫通孔71A内に収容されるとともに、その一部が内側円筒状部材71の内周面から突出している。ここで、貫通孔71Aは、内側円筒状部材71の内周面側においてその径が絞られており、これにより、本実施形態では、内側円筒状部材71の内周面よりも内側への金属球73の移動が規制され、内周面よりも内側への金属球73の脱落が防止されている。
さらに、図5では図示を省略するが、外側円筒状部材72の内周面には、外側円筒状部材72の周方向に沿って形成された環状突起が形成されており、本実施形態では、この環状突起が金属球73を押すことで、金属球73の一部が、内側円筒状部材71の内周面から突出する。
さらに、本実施形態では、外側円筒状部材72が、外側円筒状部材72の軸方向に移動できるようになっており、軸方向に外側円筒状部材72が移動すると、金属球73の対向位置とは異なる箇所に、環状突起が位置するようになる。そして、この場合、金属球73の移動範囲が拡がるようになり、金属球73は、内側円筒状部材71の径方向における外側方向に向かって移動できるようになる。
図6を参照し、供給用コネクタ70の構造をさらに説明する。
上記にて説明したように、また、図6に示すように、供給用コネクタ70には、内側円筒状部材71が設けられ、また、この内側円筒状部材71の外側には、外側円筒状部材72が設けられている。さらに、内側円筒状部材71に形成された貫通孔71A内には、金属球73が収容されている。
ここで、外側円筒状部材72の内周面には、上記のとおり、環状突起72Aが形成されており、本実施形態では、この環状突起72Aによって、金属球73が押されている。また、外側円筒状部材72の外周面には、第1側縁85(図3参照)および第2側縁86が入り込む周溝72Bが形成されている。さらに、外側円筒状部材72の内周面、且つ、外側円筒状部材72の開口縁の部分には、外側円筒状部材72の周方向に沿って形成された凹みである環状凹部72Eが形成されている。
なお、上記では説明を省略したが、貫通孔71Aは、楕円状に形成されている。付言すると、貫通孔71Aは、内側円筒状部材71の軸方向に沿って延びるように形成されている。さらに説明すると、貫通孔71Aは、内側円筒状部材71の軸方向に長軸が沿うように配置されている。
また、本実施形態では、内側円筒状部材71と外側円筒状部材72との間に、供給用コネクタ70の軸方向に沿って進退する進退部材75が設けられている。この進退部材75は、円筒状に形成され、また、この進退部材75の図中左端部には、進退部材75の外周面から突出し且つ円環状に形成された外側突起75Aが設けられている。また、進退部材75の図中右端部には、進退部材75の内周面から突出し且つ円環状に形成された内側突起75Bが設けられている。
内側突起75Bには、金属球73と接触する箇所に、図中左方向に向かうに従い下る斜面75Cが形成されている。なお、この斜面75Cも、内側円筒状部材71の周方向に沿って形成され環状に形成されている。また、本実施形態では、内側円筒状部材71と進退部材75と間に、外側円筒状部材72に向けて進退部材75を付勢するコイルスプリング76が設けられている。
次に、図7を参照し、筒状部材127について説明する。
筒状部材127の外周面には、筒状部材127の周方向に沿って形成され、上記の金属球73が入り込む周溝127Aが形成されている。さらに、周溝127Aよりも筒状部材127の先端部側には、筒状部材127の外径を次第に小さくするテーパ面127Bが形成されている。
水用カートリッジ100が着脱される際の供給用コネクタ70の動きを説明する。なお、ここでは、供給用コネクタ70の動きを説明するが、排出用コネクタ80も同様の動きを行う。
まず、水用カートリッジ100が装着される際の動きを説明する。
水用カートリッジ100の装着時には、ベースユニット51(図1参照)の前にいる操作者により水用カートリッジ100が把持され、次いで、供給管124の端部に形成された開口128(図4参照)が、着脱部61C(図3参照)を向いた状態で、着脱部61Cへの水用カートリッジ100の進出が行われる。
そして、水用カートリッジ100が予め定められた箇所に達すると、供給用コネクタ70の内部への、筒状部材127の進入が開始される。そして、水用カートリッジ100の進出がさらに行われると、筒状部材127の周溝127Aに対して金属球73が入り込む。これにより、供給用コネクタ70から筒状部材127が抜けないようになり、着脱部61Cへの水用カートリッジ100の取り付けが終了する。
ここで、図6を参照し、筒状部材127の周溝127Aへ金属球73が入る際の各部の動きを詳細に説明する。本実施形態では、進出する水用カートリッジ100が予め定められた箇所に達すると、筒状部材127のテーパ面127B(図7参照)が、金属球73を図6における左方向に押し出すようになる。これにより、進退部材75も図中左方向へ移動し、進退部材75と外側円筒状部材72との間に間隙が形成される。
そして、本実施形態では、この間隙に金属球73が入り、内側円筒状部材71の内周面からの、金属球73の露出量(突出量)が減るようになる。これにより、金属球73と筒状部材127との干渉が避けられるようになり、筒状部材127が図6における左方向にさらに移動する。そして、筒状部材127の周溝127Aが金属球73に達すると、この周溝127A内に金属球73が収まるようになる。
次に、図6を参照し、水用カートリッジ100が取り外される際の各部の動きを説明する。
水用カートリッジ100の取り外し時には、操作者によって、着脱部61Cから離れる方向に水用カートリッジ100が引っ張られる。これにより、図6における右方向に金属球73が移動し、これに伴い、内側円筒状部材71も図中右方向に移動する。なお、このとき、外側円筒状部材72および進退部材75については、第1側縁85および第2側縁86によって、その移動が規制されている。
この結果、本実施形態では、内側円筒状部材71および金属球73のみが図中右方向に移動するようになる。そして、内側円筒状部材71および金属球73が予め定められた箇所まで移動すると、外側円筒状部材72に形成された環状凹部72Eの内部に、金属球73が入るようになる。これにより、内側円筒状部材71の内周面からの、金属球73の露出量(突出量)が減る。そして、この場合、筒状部材127に対して金属球73が引っ掛からないようになり、筒状部材127が供給用コネクタ70から抜けるようになる。
ここで、本実施形態では、このように、着脱部61Cに対して水用カートリッジ100を進出させるだけで、水用カートリッジ100の装着を行うことができるようになっている。また、水用カートリッジ100を手前側に引っ張るだけで、水用カートリッジ100の取り外しを行えるようになっている。これにより、操作者は極めて簡単な操作で、水用カートリッジ100の着脱を行えるようになり、操作者の利便性が向上する。
次に、水用カートリッジ100の内部構造について説明する。
図8は、フィルタ収容部材110を取り除いた状態における水用カートリッジ100の斜視図である。付言すると、図8は、水用カートリッジ100の底部側から水用カートリッジ100の内部構造を示した図である。
水用カートリッジ100の内部には、水用カートリッジ100の軸方向(高さ方向)に沿って配置された円筒状の筒状部材130が設けられている。さらに、筒状部材130の内部には、フィルタ(中空糸フィルタ)140が収容されている。また、筒状部材130の一方の端部を塞ぐ塞ぎ部材150が設けられている。塞ぎ部材150は、蓋部材120の裏面に対して固定されている。また、塞ぎ部材150には、塞ぎ部材150内の水の排出に用いられる排出用開口(後述)が形成されている。
本実施形態の水用カートリッジ100では、供給管124を通って供給されてきた水が、蓋部材120の裏面と塞ぎ部材150の外面(上面)との間に形成された隙間内に流れ出る。そして、この水は、図中矢印8Aで示すように移動し、筒状部材130の外周面に達する。
その後、この水は、筒状部材130に複数形成された貫通孔131を通って、筒状部材130の内部に入り込む。その後、この水は、塞ぎ部材150に向かう。この際、フィルタ140によって、水に含まれる不純物が除去される。その後、水は、塞ぎ部材150に形成された排出用開口、排出管125を通って、水用カートリッジ100の外部に排出される。
図9は、塞ぎ部材150の斜視図である。
塞ぎ部材150には、円筒状に形成され外周面151Aおよび上面151Bを有した塞ぎ部材本体151、塞ぎ部材本体151の上面151Bから上方に向かって延びる円筒状部材152が設けられている。
円筒状部材152の図中上端部には、上記にて説明した排出用開口152Aが形成されている。ここで、本実施形態では、円筒状部材152と塞ぎ部材本体151とは一体で形成されている。また、本実施形態では、円筒状部材152の上端部且つ外周面に、Oリング153が取り付けられている。円筒状部材152は、排出管125(図4参照)に設けられた第1部位126Aの内部に挿入されるが、この際、このOリング153が第1部位126Aの内周面に密着する。
塞ぎ部材本体151の外周面151Aには、塞ぎ部材本体151の軸方向に沿ったリブ151Cが4本形成されている。この4本のリブ151Cは、塞ぎ部材本体151の周方向において90°おきに配置されている。本実施形態では、塞ぎ部材150が蓋部材120の裏面側に取り付けられた際、蓋部材120の内周面に対してこのリブ151Cが対峙する。これにより、蓋部材120の内周面と塞ぎ部材150の外周面151Aとの間の隙間が、塞ぎ部材150の周方向において、一定に保たれるようになる。
また、塞ぎ部材本体151の上面151Bは、図中上方に向かうに従い径が次第に小さくように形成されている。本実施形態では、蓋部材120の裏面も、水用カートリッジ100の高さ方向における上方に向かうに従い径が小さくなる。本実施形態では、塞ぎ部材本体151の上面151Bの形状を、蓋部材120の裏面の形状に倣うようにしている。
なお、本実施形態では、水用カートリッジ100の高さ方向に沿って延びる面151Dと、この高さ方向と直交する方向に沿って延びる面151Eとを組み合わせることで、塞ぎ部材本体151の上面151Bの径を次第に小さくしている。付言すると、ドーム状のような曲面を用いずに、上面151Bの径を次第に小さくしている。この場合、曲面で径を小さくしていく場合に比べ、塞ぎ部材150の成形に用いる金型の製造コストをより安価にできる。
図10の(A)、(B)、(C)は、蓋部材120を説明するための図である。なお、同図(A)は上面図であり、同図(B)は、同図(A)におけるXB−XB線における断面図であり、同図(C)は、同図(B)における符号XCで示す部分の拡大図である。
同図(B)に示すように、また、上記にて説明したように、蓋部材120には、円筒状に形成され外周面121および上面122を有した蓋本体123と、水用カートリッジ100に供給されてきた水が最初に通る供給管124と、水用カートリッジ100から排出される水が通る排出管125が設けられている。ここで、上記のとおり、供給管124および排出管125の各々には、図中上下方向に沿って延びる第1部位126Aと、水平方向に沿って延びる第2部位126Bとが設けられている。
ここで、上記にて説明した塞ぎ部材150の円筒状部材152(図9参照)は、排出管125に設けられた第1部位126Aに挿入される。これにより、本実施形態では、フィルタ140(図8参照)を経由して塞ぎ部材150まで達した水が、円筒状部材152を通り、排出管125に達する。そして、本実施形態では、この排出管125を水が通り、水用カートリッジ100の外部に水が排出される。
さらに、本実施形態では、図10(B)に示すように、蓋本体123の内周面に、ねじ部121Aが設けられている。ここで、このねじ部121Aは、図10(C)に示すように、台形ねじにより構成されている。さらに、このねじ部121Aは、いわゆる逆ねじにより構成されている。
また、蓋部材120には、図10(C)に示すように、蓋部材120の内面から蓋部材120の開口側に(図中下方に)向かって突出し且つ蓋部材120の周方向に沿って環状に形成された環状突起129が形成されている。
本実施形態では、この環状突起129と、蓋本体123の内周面との間に、図中上方に向かって凹み且つ蓋部材120の周方向に沿って環状に形成された環状溝129Bが形成されている。そして、本実施形態では、フィルタ収容部材110(図4参照)対して蓋部材120が取り付けられると、フィルタ収容部材110の開口縁が環状溝129Bの内部に入り込む。なお、図示は省略しているが、環状溝129Bの内部には、Oリングが収容され、このOリングにより、フィルタ収容部材110と蓋部材120との隙間からの水漏れなどを抑制している。
ここで、環状溝129Bは、図10(C)に示すように、その断面が略矩形状に形成され、底面129Cの両脇に角部129Dが形成された構造となっている。付言すると、環状溝129Bの底面129Cと、環状溝129Bの両脇に位置する側面129Eとの接続部に角部129Dが設けられた構成となっている。そして、本実施形態では、この角部129Dに対して曲率を付与するようにしている。
また、本実施形態の蓋部材120では、環状溝129Bの角部129Dに限らず、平面同士が交わる箇所に対しては曲率を付与するようにしている。ここで、このように曲率を付与した場合、応力集中が抑制され、蓋部材120の強度が向上する。
本実施形態のカートリッジでは、水や空気が内部に供給され、カートリッジに対しては内側から圧力が加わるため、これに対抗できる機械的強度が要求される。本実施形態のように、角部となり得る箇所に対して曲率を付与した場合、付与しない場合に比べ、蓋部材120の強度が向上する。
次に、フィルタ収容部材110について説明する。
図11(A)、(B)は、フィルタ収容部材110を説明するための図である。なお、同図(A)は、フィルタ収容部材110の軸方向に沿った面における断面図であり、同図(B)は、同図(A)における符号XIBで示す部分の拡大図である。
同図(A)に示すように、フィルタ収容部材110の外周面であって、フィルタ収容部材110の開口側には、蓋部材120の内周面に形成された上記ねじ部121Aに噛み合うねじ部112が設けられている。本実施形態では、蓋部材120の内周面に形成されたねじ部121Aと、フィルタ収容部材110の外周面に形成されたねじ部112とが噛み合うことで、フィルタ収容部材110と蓋部材120とが互いに固定される。
なお、蓋部材120側と同様、フィルタ収容部材110側でも、ねじ部112は逆ねじにより構成されている。この結果、本実施形態では、蓋部材120を時計回り方向ではなく反時計回り方向に回転させることで、蓋部材120とフィルタ収容部材110とが固定される。付言すると、蓋部材120の表面側(外側)から蓋部材120を眺めた状態にて、蓋部材120を反時計回り方向に回転させることで、蓋部材120とフィルタ収容部材110とが固定される。このように逆ねじを用いる場合、フィルタ収容部材110から蓋部材120を取り外しにくくなり、例えば、一般ユーザなど、サービスマン以外の者によるカートリッジの分解がなされにくくなる。
さらに説明すると、本実施形態の歯科用診療装置1では、カートリッジが寿命に達した際に、カートリッジ一式(全体)を交換する方式を採用している。このため、カートリッジについては、分解がなされない方が好ましい。そこで、本実施形態では、蓋部材120とフィルタ収容部材110との固定に逆ねじを用いるようにし、カートリッジの分解を行いにくくしている。
なお、上記では説明を省略したが、蓋部材120のねじ部121Aと、フィルタ収容部材110のねじ部112とが噛み合う箇所には接着剤を塗布し、蓋部材120とフィルタ収容部材110とは接着を用いた固定も行っている。
さらに、本実施形態では、フィルタ収容部材110においても、ねじ部112を台形ねじにより構成している。この結果、本実施形態では、フィルタ収容部材110に対し蓋部材120を取り付けると、台形ねじ同士が噛み合うようになる。ここで、発明者は、ねじの種類を変えて検討を行ったが、理論または実験から台形ねじが最も強度的に優れていることを確認している。
図11を参照してフィルタ収容部材110についてさらに説明する。
本実施形態のフィルタ収容部材110では、ねじ部112よりも底部側に、フィルタ収容部材110の外周面から突出し且つフィルタ収容部材110の周方向に沿って形成された環状突出部113が形成されている。本実施形態では、フィルタ収容部材110への蓋部材120の取り付けを行っていくと、この環状突出部113が蓋部材120の開口縁に突き当たる。これにより、フィルタ収容部材110に対する蓋部材120の過度の締め付けが防止される。
1…歯科用診療装置、51…ベースユニット、51A…側壁、61…水用取り付け部、62…空気用取り付け部、70…供給用コネクタ

Claims (5)

  1. 流体に含まれる異物の除去を行うフィルタカートリッジが複数装着される異物除去装置であって、
    前記フィルタカートリッジが装着される複数の被装着部と、
    前記被装着部に装着された前記フィルタカートリッジに対する流体の供給を行う供給手段と、
    を備え、
    前記複数の被装着部が、前記異物除去装置の予め定められた箇所に集約されて配置され、且つ、当該異物除去装置の前にいる操作者が前記フィルタカートリッジを当該異物除去装置に向けて進出させることで、当該被装着部への当該フィルタカートリッジの装着を行えるように構成され、さらに、当該操作者が当該フィルタカートリッジを装着する際の装着方向が複数の当該フィルタカートリッジ間において略同じ方向となるように構成された異物除去装置。
  2. 前記被装着部に装着された前記フィルタカートリッジを、当該フィルタカートリッジを装着する際の装着方向とは逆方向に引っ張ることで、当該フィルタカートリッジを取り外せるように構成された請求項1に記載の異物除去装置。
  3. 前記複数の被装着部は、上下方向にずらされた状態で配置され、
    前記複数の被装着部のうちの一の被装着部は、液体用のフィルタカートリッジが装着される被装着部であり、他の被装着部は、気体用のフィルタカートリッジが装着される被装着部であり、
    前記一の被装着部の方が、前記他の被装着部よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の異物除去装置。
  4. 前記一の被装着部は、前記異物除去装置の下部に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の異物除去装置。
  5. 前記異物除去装置には、外装カバーが設けられるとともに、当該外装カバーの裏側には凹部が形成され、
    前記複数の被装着部は、前記凹部の内部に集約され、
    一枚の前記外装カバーを取り外すことで、前記凹部が現れるようになり、当該一枚の当該外装カバーを取り外すことで、前記複数の被装着部への前記フィルタカートリッジの装着を行えるようになる請求項1乃至4の何れかに記載の異物除去装置。
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