JP2015192964A - 自動車エンジン用濾材並びにその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る濾材は、密層、中間層及び粗層がこの順で積層され、密層、中間層、粗層はいずれも、互いに同一又は異なって、基材の骨格をなす基材繊維及び該基材繊維よりも融点の低い低融点繊維を含み、密層及び中間層中の低融点繊維の配合比率が各層100重量%中、57重量%以上100重量%未満であり、目付が180〜550g/m2であり、前記積層体の密層側面に、長手方向に延びる複数本の平行する畝を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
捕集効率を上げる方法としては、繊維を更に細くする方法が考えられる(例えば、特許文献5〜8)。しかしながら、繊維を細くして不織布の空隙率を下げると、通気度も共に低下するため、通気抵抗が大きくなってしまう。そうすると、濾材は目詰まりしやすくなり、結果として、フィルタライフが短くなり、捕集量も低下してしまう。
また、捕集効率を上げる他の方法としては、濾材を厚くする方法も考えられる。濾材を製品として用いるときには使用面積が広くなるようプリーツ加工を施すことが多い。そのため濾材を厚くすると、プリーツ加工し難くなる、プリーツ加工後の濾材において隣り合う襞が面接触するため実質的な濾過面積が減少することがある。濾過面積が減少すると、捕集効率を高めることが難しくなる上、面接触のために圧力損失が大きくなりフィルタライフが短くなるという問題を生じてしまう。
図1は、本発明に係る濾材の実施態様の一例を示す概略断面図である(図中の矢印は、濾材を通過するエアの方向を示す)。濾材10は、エアの流出側に細い繊度からなる高密度の不織布からなる密層1、該密層1よりも繊維の平均繊度の大きな不織布からなる中間層2、及び該中間層2よりも繊維の平均繊度の大きな不織布からなる粗層3を含むものである。濾材10において、密層1、中間層2、粗層3は、この順で積層されている。そして、該三層は、ニードルパンチ、ウォーターパンチ等により繊維同士を絡合すること一体化されている。
押圧タイプの畝5bは、繊維束の中心が最も盛り上がった形態であり、厚さ方向に円錐断面、楕円形断面又は矩形断面を有することが好ましい。前記畝5bは、濾材10をプリーツ加工した際に、折り曲げられた濾材の対向する面に存在する畝5bが、互いに接触できるように形成されている。畝5bの製造方法は後に詳述するが、畝5bは濾材10を構成する各層の繊維を押し出すことによって形成される。このように繊維を押し出して畝5bを形成した場合、畝5bを剛直に仕上げることができるため、十分な強度を発揮できる。特に、畝5bを後述する円盤を用いて製造すると、均一な高さ・幅を有する畝を簡便に形成できるため好ましい。
図7には、プリーツ加工する前におけるニードルパンチタイプの濾材10の状態を示す。ニードルパンチタイプの畝5bとは、繊維束が不織布表面よりも突き出た状態(より具体的には、フォークニードルで1回以上突いた状態)の凸部5aが複数個連続したものである。すなわち、畝5bは図7中、点線で囲われている部分をいう。ニードルパンチタイプの畝は、無制限に凸部が連続することにより形成される場合と、所定の周期及び所定の間隔で凸部を現出させる場合とがある。理論的には凸部が2個存在すれば、濾材の面接触を回避できるものの、凸部を複数個(例えば、プリーツを形成したときに、一山当たり6〜10個、もしくはそれ以上存在するように)形成しておくことが好ましい。前記「凸部」「畝」は、コードカーペットのコードを小さくしたような形状を有する繊維束、又はこの繊維束が連続して形成されたものが好ましい。
畝の形態に関わらず、濾材の目付は、180〜550g/m2であり、より好ましくは230〜500g/m2であり、更に好ましくは280〜450g/m2である。目付が下限値を下回ると、塵埃の捕集効率及び捕集量が悪化し、畝を形成するための繊維量も乏しく、剛直な畝を形成できない虞があるため好ましくない。また上限値を超えると、濾材が厚くなり、プリーツの山と谷をシャープなものにできず、畝を形成することによる効果が充分に発揮されない虞があるため好ましくない。
本発明に係る濾材は、基材となる不織布に畝出加工を施すことにより製造される。基材となる不織布は、濾材としての性能を高めるために、少なくとも密層、中間層、粗層の三層を含む積層構造を有する必要がある。密層、中間層、粗層はいずれも、互いに同一又は異なって、基材の骨格をなす基材繊維及び該基材繊維よりも融点の低い低融点繊維を含む。
より具体的には、密層と中間層における繊維の平均繊度差は、例えば、0.1〜5dtexが好ましく、より好ましくは1〜4dtexであり、更に好ましくは1.5〜3dtexである。比率としては、中間層における繊維の平均繊度は、密層中の繊維の平均繊度に対し、例えば、1.2〜2.5倍が好ましく、より好ましくは1.5〜2.3倍であり、更に好ましくは1.8〜2.2倍である。
また、中間層と粗層における繊維の平均繊度差は、例えば、0.1〜8dtexが好ましく、より好ましくは0.5〜6dtexであり、更に好ましくは1〜4dtexである。比率としては、粗層における繊維の平均繊度は、中間層における繊維の平均繊度に対し、1.01〜3倍が好ましく、より好ましくは1.1〜1.7倍であり、更に好ましくは1.15〜1.5倍である。
また中間層を構成する繊維の平均繊度は、例えば、2〜10dtexであり、より好ましくは3.5〜7dtexであり、更に好ましくは4〜4.6dtexである。
更に粗層を構成する繊維の平均繊度は、例えば、5〜20dtexであり、より好ましくは5.2〜12dtexであり、更に好ましくは5.4〜10dtexである。
特に、密層100重量%中、シリコーンオイルが付着した繊維は、例えば、1重量%以上含まれることが好ましく、より好ましくは5重量%以上であり、更に好ましくは8重量%以上である。上限は、例えば、43重量%以下が好ましく、より好ましくは30重量%以下であり、更に好ましくは15重量%以下である。含有量が前記範囲内であれば、通気抵抗と捕集性能のバランスに優れる濾材が得られるため好ましい。
同様に、中間層100重量%中、シリコーンオイルが付着した繊維は、例えば、1重量%以上含まれることが好ましく、より好ましくは2重量%以上であり、更に好ましくは4重量%以上である。上限は、例えば、20重量%以下が好ましく、より好ましくは12重量%以下であり、更に好ましくは8重量%以下である。含有量が前記範囲内であれば、通気抵抗と捕集性能のバランスに優れる濾材が得られるため好ましい。
加えて、粗層100重量%中、シリコーンオイルが付着した繊維は、例えば、20重量%以下が好ましく、より好ましくは12重量%以下であり、更に好ましくは8重量%以下であり、特に好ましくは5重量%以下である。粗層に用いる繊維は、密層及び中間層で用いる繊維と比べると太いため、元々繊維を交絡させ難い。そのため、粗層中の繊維を充分に絡合するため、粗層においては、シリコーンオイルが付着した繊維が含まれていなくても(すなわち、0重量%であっても)よい。
低融点繊維も、密層、中間層、粗層で密度勾配を有していることが好ましく、密層に含まれる低融点繊維の繊度は、例えば、0.8〜3dtexが好ましく、より好ましくは1.5〜2.8dtexであり、更に好ましくは1.7〜2.5dtexである。
また中間層に含まれる低融点繊維の繊度は、例えば、3〜5dtexであり、より好ましくは3.5〜4.8dtexであり、更に好ましくは4〜4.6dtexである。
更に粗層に含まれる低融点繊維の繊度は、例えば、3〜5dtexであり、より好ましくは3.5〜4.8dtexであり、更に好ましくは4〜4.6dtexである。
特に密層、中間層中の低融点繊維の配合比率も、前記と同様の理由から、各層100重量%中、100重量%未満であり、より好ましくは98重量%以下であり、95重量%以下が好ましい。また下限は、57重量%以上であり、より好ましくは75重量%以上であり、更に好ましくは85重量%以上である。
密層においてSi繊維とR繊維の配合比率は、重量比(Si繊維:R繊維)で、0:100〜100:0が好ましく、Si繊維を用いると捕集性能がアップするため、より好ましくは90:10〜100:0であり、更に好ましくは95:5〜100:0であり、特に好ましくは100:0である。
中間層においてSi繊維とR繊維の配合比率は、重量比(Si繊維:R繊維)で、0:100〜100:0が好ましく、繊維の絡合度合いを調整するため、より好ましくは20:80〜80:20であり、更に好ましくは30:70〜70:30であり、特に好ましくは40:60〜60:40である。
粗層においてSi繊維とR繊維の配合比率は、重量比(Si繊維:R繊維)で、0:100〜100:0が好ましく、繊維の絡合を促進するため、より好ましくは10:90〜0:100であり、更に好ましくは5:95〜0:100であり、特に好ましくは0:100である。
中間層の目付は、密層の目付より小さく、粗層の目付より大きいことが好ましく、例えば、40〜130g/m2が好ましく、より好ましくは60〜120g/m2であり、更に好ましくは70〜100g/m2である。目付が下限値を下回ると、粗層で捕集できなかった粗塵の捕集効率が下がる虞があるため好ましくなく、上限値を超えると、濾材が厚くなりパッケージに収まらない虞があるため好ましくない。
粗層は比較的粒径の大きな塵埃の捕捉を目的とするため、ある程度の嵩高さが必要となる。そのため、粗層の目付は、例えば、30〜100g/m2が好ましく、より好ましくは40〜80g/m2であり、更に好ましくは50〜70g/m2である。目付が下限値を下回ると、比較的粒径の大きな塵埃の捕集効率が低下する恐れがあるため好ましくない。また上限値を超えると、濾材が厚くなりパッケージに収まらない虞があるため好ましくない。
本発明に係る濾材の製造方法について説明する。本発明に係る濾材は、予め製造しておいた基材に畝出加工を施すことにより製造される。
基材となる不織布の製造方法は特に限定されるものではない。本発明では、乾式不織布、湿式不織布、スパンボンド不織布等の各種不織布が適宜使用できる。ウェブの結合方法も特に限定されるものではなく、例えば、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流絡合法)等の機械的絡合法;不織布に予め低融点繊維を混綿しておき、この低融点繊維の一部又は全部を熱溶融させて、繊維交点を固着する方法(サーマルボンド法);等の各種結合方法を採用できる。中でも、ニードルパンチ法により繊維を交絡させて、その後加熱処理を行うニードルパンチ及びサーマルボンド法の併用タイプが好ましい。本発明では、密層、中間層、粗層のうち、密層が最もニードルパンチの回数が多くなるようにすると、密層がより高密度になるため好ましい。
以下、押圧タイプの畝及びニードルパンチタイプの畝について、それぞれの加工方法を詳述する。
押圧タイプによる畝出加工は、
基材を、該基材繊維の融点以下且つガラス転移温度超に加熱する工程(加熱処理工程)、及び
押圧部を有する第一押圧体と、この押圧部に対応する溝を有する第二押圧体とから構成される一対の押圧体間に、加熱処理した基材を挟み、第一押圧体の押圧部と第二押圧体の溝とによって基材を押し出すことで畝を形成する工程(畝出工程)、
を含む点に特徴を有する。
ニードルパンチタイプによる畝出加工は、
基材にニードルパンチ加工を施して、基材表面に凸部を形成する工程(畝出工程)、
必要に応じて、畝出工程で得た濾材を加熱する工程(加熱処理工程)、
を含む点に特徴を有する。
濾材にプリーツ加工を施すときは、前述した方法によって得られた濾材を、その用途に応じて所定の大きさに調整した後に実施する。プリーツ加工法は特に限定されないが、濾材の畝形成面を内側にして、プリーツ加工すると、畝の突き合わせを確認しやすいため好ましい。ピッチと山高さは、ピッチは10〜25mmが好ましく、山高さは30〜100mmが好ましい。
1.目付;JIS L1913 6.2に準じた。
2.畝出加工前・後の厚さ;JIS L1913 6.1に準じた。
3.曲げ硬さ;JIS L1913 6.7.1カンチレバー法に準じた。
4.通気抵抗;JIS D1612(自動車用エアクリーナ試験方法)に準じ、以下の条件で通気抵抗試験を実施した。
有効濾過面積:1760cm2
投影面積:281cm2
空気量:5.7m3/分
空気速度:54cm/秒
濾材の有無による空気の流れにくさをPaで表す。
5.捕集効率・捕集量;JIS D1612(自動車用エアクリーナ試験方法)に準じ、以下の条件で濾過性能試験を実施した。
有効濾過面積:1760cm2
空気量:5.7m3/分
空気速度:54cm/秒
ダスト:JIS Z8901 8種
ダスト濃度:1g/m3
捕集効率:JIS D1612 9.4(3)で規定するフルライフ清浄効率試験に準じた。尚、試験終了条件は、増加抵抗300mmAq時とした。
捕集量:JIS D1612 10に準じた。捕集効率と同様に、試験終了条件は、増加抵抗300mmAq時とした。
エレメントの作成方法(押圧方式の場合);実施例及び比較例に記載の方法で得られた濾材を、幅110mmで切断した後、濾材の畝が突き出す側を内側にして、高さ50mm、ピッチ16mmでプリーツ加工を行った。このようにして得られたプリーツ後の濾材の周囲をシーリング材を用いてプラスチックボードに密封固定し、エレメントを作成した(幅110mm×長さ255mm×高さ50mm)。
エレメントの作成方法(ニードルパンチ方式の場合);実施例に記載の方法で得られた濾材を、幅110mmで切断した後、濾材の畝が突き出す側を内側にして、高さ45mm、ピッチ16mmでプリーツ加工を行った。このようにして得られたプリーツ後の濾材の周囲をシーリング材を用いてプラスチックボードに密封固定し、エレメントを作成した(幅150mm×長さ290mm×高さ60mm)。
(1)ニードルパンチ不織布の作製
繊度2.2dtex、繊維長51mmのレギュラーポリエステル繊維にシリコーンオイルが付与された繊維10重量%(クラレ製P−800HX)と、繊度2.2dtex、繊維長51mm、融点160℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%を、それぞれ計量、混綿後、カーディングして、クロスラッピングした後、針番手40番のニードル(オルガン製FPD1−40)でもって針深さ15.0mm、ペネ数105ケ/cm2にてニードルパンチ加工を行い密層用不織布を作製した。
該密層用不織布の上に、繊度4.4dtex、繊維長51mmのポリエステル繊維5重量%と、繊度4.4dtex、繊維長51mmのレギュラーポリエステル繊維にシリコーンオイルが付与された繊維5重量%(クラレ製P−800HX)、及び繊度4.4dtex、繊維長51mm、融点160℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%を、それぞれ計量、混綿後、カーディングして、クロスラッピングして、中間層用ウェブを積層した。
次いで、中間層用ウェブの上に、繊度17dtex、繊維長51mmのポリエステル繊維10重量%、繊度4.4dtex、繊維長51mm、融点130℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%を、それぞれ計量、混綿後、カーディングして、クロスラッピングして、粗層用ウェブを積層した。
得られた積層体を、密層側からニードルパンチ針番手40番(オルガン製FPD1−40)で針深さ9.5mm、ペネ数60ケ/cm2にてニードルパンチ加工を行い、ニードルパンチ不織布を得た。
(2)加熱処理
次いで熱風の温度215℃に保ったコンベア式連続熱処理機の中にて47秒間加熱処理
を行い、低融点繊維を融解・固着した。
(3)畝出加工
該コンベア式連続熱処理機の出口に、円盤(直径153mm、リング幅2mm)を10cmあたり1個間隔で設置した回転ロール20と、該円盤と対の位置に、溝深さが2.0mm且つ幅2.0mmの溝を設けた回転ロール30を設置し、加熱処理後の不織布を、粗層側が回転ロール20側を向くようにしてセットし、220℃に加熱した回転ロール20、30間を通過させることにより、表に示す特性を有する濾材を得た。なお形成された畝は連続的であった。この濾材を用いてエレメントを作製し、通気抵抗を測定した。
畝出加工を行わなかったこと以外は実施例1と同様の方法により濾材を得た。
密層を構成する繊維の比率を表に示すように変更したこと以外は実施例1と同様の方法により濾材を得た。
中間層を構成する繊維の比率を表に示すように変更したこと以外は実施例1と同様の方法により濾材を得た。
中間層を構成する繊維の繊度を全て6.6dtexに変更したこと以外は実施例1と同様の方法により濾材を得た。
密層の目付を表に示すように変更したこと以外は実施例1と同様の方法により濾材を得た。
中間層の目付を表に示すように変更したこと以外は実施例1と同様の方法により濾材を得た。
中間層用ウェブを積層しなかったこと以外は実施例1と同様の方法により濾材を得た。
密層、中間層、粗層の目付を表に示すように変更したこと以外はと同様の方法により濾材を得た。
(1)ニードルパンチ不織布の作製
実施例1の「(1)ニードルパンチ不織布の作製」方法と同様にして、ニードルパンチ不織布を得た。
(2)畝出加工
次いで、得られたニードルパンチ不織布を、針番手32番のフォークニードル(オルガン製FPK2−25)を用い、幅方向に1本/10cm、流れ方向一列に8本植えた畝出専用のボードを用いて、粗層側から針深さ6mm、ペネ数10ケ/cm2の畝出加工を行った。これにより、凸部高さが2.1mmの綺麗なコード調のニードルパンチ不織布からなる濾材を製造した。
(3)加熱処理
次いで熱風の温度215℃に保ったコンベア式連続熱処理機の中にて47秒間加熱処理を行い、低融点繊維を融解・固着し、厚さ5.5mmの濾材を製造した。この濾材を用いてエレメントを作製し、通気抵抗を測定した。
繊度2.2dtex、繊維長51mmのレギュラーポリエステル繊維10重量%と、繊度2.2dtex、繊維長51mm、融点160℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%を、それぞれ計量、混綿後、カーディングして、クロスラッピングした後、針番手40番のニードル(オルガン製FPD1−40)でもって針深さ15.0mm、ペネ数105ケ/cm2にてニードルパンチ加工を行い密層用不織布を作製した。
該密層用不織布の上に、繊度4.4dtex、繊維長51mmのポリエステル繊維10重量%と、繊度4.4dtex、繊維長51mm、融点160℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%を、それぞれ計量、混綿後、カーディングして、クロスラッピングして、中間層用ウェブを積層した。
次いで、該中間層用ウェブの上に、繊度17dtex、繊維長51mmのポリエステル繊維10重量%、繊度4.4dtex、繊維長51mm、融点130℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%を、それぞれ計量、混綿後、カーディングして、クロスラッピングして、粗層用ウェブを積層した。
得られた積層体を、密層側からニードルパンチ針番手40番(オルガン製FPD1−40)で針深さ9.5mm、ペネ数60ケ/cm2にてニードルパンチ加工を行い、ニードルパンチ不織布を得た。
(2)加熱処理
次いで熱風の温度215℃に保ったコンベア式連続熱処理機の中にて47秒間加熱処理
を行い、低融点繊維を融解・固着した。
(3)畝出加工
該コンベア式連続熱処理機の出口に、円盤(直径153mm、リング幅2mm)を10cmあたり1個間隔で設置した回転ロール20と、該円盤と対の位置に、溝深さが2.0mm且つ幅2.0mmの溝を設けた回転ロール30を設置し、加熱処理後の不織布を、密層側が回転ロール30側を向くようにしてセットし、220℃に加熱した回転ロール20、30間を通過させることにより、表に示す特性を有する濾材を得た。なお形成された畝は連続的であった。この濾材を用いてエレメントを作製し、通気抵抗を測定した。
畝出加工を行わなかったこと以外は実施例13〜14と同様の方法により濾材を得た。
「Si」:シリコーンオイルが付着したポリエステル繊維
「R」:シリコーンオイルが付着していないポリエステル繊維
「L」:低融点繊維
2 中間層
3 粗層
5a 凸部
5b 畝
6 接触点
10 濾材
20、30 回転ロール
21 円盤
31 溝
22、32 本体
40 凸部
50 凹部
x 長尺方向
Claims (7)
- 不織布からなる密層、該密層よりも繊維の平均繊度の大きな不織布からなる中間層及び該中間層よりも繊維の平均繊度の大きな不織布からなる粗層がこの順で積層され、
密層、中間層、粗層はいずれも、互いに同一又は異なって、基材の骨格をなす基材繊維及び該基材繊維よりも融点の低い低融点繊維を含み、密層及び中間層中の低融点繊維の配合比率が各層100重量%中、57重量%以上100重量%未満であり、
目付が180〜550g/m2であり、
前記積層体の密層側面に、長手方向に延びる複数本の平行する畝を有することを特徴とする濾材。 - シリコーンオイルが付着する繊維を含む請求項1に記載の濾材。
- 前記シリコーンオイルが付着する繊維を、密層100重量%中、1重量%以上43重量%以下含み、中間層100重量%中、1重量%以上20重量%以下含む請求項2に記載の濾材。
- 密層と中間層における繊維の平均繊度差が0.1〜5dtexであり、中間層と粗層における繊維の平均繊度差が0.1〜8dtexである請求項1〜3のいずれか1項に記載の濾材。
- 低融点繊維の配合比率は、各層100重量%中、57重量%以上100重量%未満であり、低融点繊維以外の残部は、シリコーンオイルが付着した繊維及び/又はシリコーンオイルが付着していない繊維であり、シリコーンオイルが付着した繊維とシリコーンオイルが付着していない繊維の配合比率は、重量比で、密層においては90:10〜100:0であり、中間層においては20:80〜80:20であり、粗層においては10:90〜0:100である請求項2〜4のいずれか1項に記載の濾材。
- 密層の目付が100〜350g/m2であり、中間層の目付が40〜130g/m2であり、粗層の目付が30〜100g/m2である請求項1〜5のいずれか1項に記載の濾材。
- 前記畝は幅方向に、0.5〜5列/10cm形成されており、畝の高さが1〜7mmである請求項1〜6のいずれか1項に記載の濾材。
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