JP2017155385A - エアクリーナー用不織布 - Google Patents
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Abstract
Description
エンボスロールの加熱温度は、凹凸を有するロール側の加熱温度を、低融点長繊維を形成する重合体の融点に対して、+5〜+30℃とすることが好ましい。このエンボスロールの加熱温度を、上記の融点+5℃以上、より好ましくは上記の融点+10℃以上とすることにより、熱接着を効率良く行うことができる。
(1)メルトフローレート(MFR)(g/10分):
ポリフェニレンスルフィド樹脂のMFRは、ASTM D1238−70に準じて、測定温度が315.5℃で、測定荷重が5kgの条件で測定した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂の固有粘度IVは、次の方法で測定した。オルソクロロフェノール100mlに対し試料8gを溶解し、温度25℃においてオストワルド粘度計を用いて相対粘度ηrを、下記の式により求めた。
・ηr=η/η0=(t×d)/(t0×d0)
(ここで、ηはポリマー溶液の粘度、η0はオルソクロロフェノールの粘度、tは溶液の落下時間(秒)、dは溶液の密度(g/cm3)、t0はオルソクロロフェノールの落下時間(秒)、d0はオルソクロロフェノールの密度(g/cm3)を、それぞれ表す。)
次いで、上記の相対粘度ηrから、下記の式により固有粘度IVを算出した。
・IV=0.0242ηr+0.2634。
使用した熱可塑性樹脂の融点は、示差走査熱量計(TA Instruments社製Q100)を用いて、次の条件で測定し、吸熱ピーク頂点温度の平均値を算出して、測定対象の融点とした。繊維形成前の樹脂において吸熱ピークが複数存在する場合は、最も高温側のピーク頂点温度とする。また、繊維を測定対象とする場合には、同様に測定し、複数の吸熱ピークから各成分の融点を推定することができる。
・測定雰囲気:窒素流(150ml/分)
・温度範囲 :30〜350℃
・昇温速度 :20℃/分
・試料量 :5mg。
不織ウェブからランダムに小片サンプル10個を採取し、走査型電子顕微鏡で500倍の写真を撮影し、各サンプルから10本ずつ、計100本の単繊維の幅を測定する。単繊維は断面が円形と仮定し、太さを繊維径とした。それらの平均値の小数点以下第一位を四捨五入して算出した繊維径とポリマーの密度から繊度を算出し、小数点以下第一位を四捨五入して求めた。
JIS L1913(2010年版)6.2「単位面積当たりの質量」に基づき、次の方法で目付を測定した。25cm×25cmの試験片を、試料の幅1m当たり3枚採取し、標準状態におけるそれぞれの質量(g)を量り、その平均値を1m2当たりの質量(g/m2)で表した。
JIS L1913(2010年版)6.8「通気性」に基づき、以下の方法で通気性を測定した。10cm×10cmの試験片を10個採取し、フラジール形法にて測定した。測定時の設定圧は125Paとした。通気量は、得られた10点の通気量の平均値の小数点以下第一位を四捨五入して算出した。
JIS L1913(2010年版)6.3「引張強さ及び伸び率」に基づき、次の方法で引張強さを測定した。長さ方向について、長さ30cm×幅5cmの試験片を10点採取した。試験片を定速伸長型引張試験機を用いて、つかみ間隔を20cmとし、引張速度を10cm/分として引張試験を実施し、破断するまでの最大荷重時の強さ(N)の平均値の小数点以下第一位を四捨五入して算出した。
前記の引張強さ測定に基づき、最高強力時の伸び率を読み取り、その値の平均値の小数点以下第一位を四捨五入して算出した。
前記の引張強さ及び伸び率測定時の強伸度曲線から試料の長さ、すなわち、つかみ間隔が5%伸長した時の強力値を読み取り、その値の平均値の小数点以下第一位を四捨五入して算出した。
JIS D1612(1989年版)に基づき、次の方法で初期捕集効率を測定した。エアクリーナー用不織布として、有効濾過面積118cm2の平板濾材を使用した。また、ダストとして、ISO 12103 Fine(A2)を用い、試験条件は風速11m/分とし、ダストを0.6g供給したときの捕集効率を測定した。
前記の初期捕集効率測定時のダストを供給する前に入口の圧力(上流側静圧)と出口(下流側静圧)の差を圧力計で読み取り、3サンプルの平均値の小数点以下第一位を四捨五入して算出した。
固有粘度IVが0.65で融点が260℃であり、酸化チタンを0.3質量%含むポリエチレンテレフタレート樹脂を、水分率を50ppm以下に乾燥した樹脂を高融点成分とした。また、固有粘度IVが0.66で、イソフタル酸共重合率が10モル%で融点が230℃であり、酸化チタンを0.2質量%含む共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂を水分率50ppm以下に乾燥した樹脂を低融点成分とした。上記の高融点成分を295℃の温度で、また低融点成分を280℃の温度で溶融し、高融点長繊維と低融点長繊維からなる混繊型フィラメントの高融点長繊維と低融点長繊維の質量構成比を0.8/0.2として、円形断面の同心芯鞘型に複合し、口金温度300℃の温度で細孔から紡出した後、エアサッカーにより紡糸速度4300m/分で紡糸して、熱可塑性連続フィラメントとした。そしてこの熱可塑性連続フィラメントを、ノズルに通過させ、ノズル出口に設置された金属衝突板へ熱可塑性連続フィラメントを衝突させて摩擦帯電により繊維を帯電して開繊させ、移動するネットコンベアー(移動捕集面)上に、繊維ウェブとして捕集した。このとき、捕集した繊維ウェブが目付300g/m2となるように、ネットコンベアーの移動速度を調整した。捕集した繊維ウェブを、上下1対のフラットロールで、フラットロール表面温度が180℃で、線圧が60kg/cmの条件で熱圧着しシート(繊維ウェブ)を得た。
実施例1において、高融点長繊維と低融点長繊維からなる混繊型フィラメントの高融点長繊維と低融点長繊維の質量構成比を0.6/0.4とし、エンボスロールの上ロールの温度を240℃とし、下ロールの温度を150℃としたこと以外は、実施例1と同じ方法でエアクリーナー用不織布を得た。
実施例1において、エンボスロールの上ロールの温度を260℃とし、下ロールの温度を150℃とした以外は、実施例1と同じ方法でエアクリーナー用不織布を得た。
実施例1において、高融点長繊維と低融点長繊維からなる混繊型フィラメントを、高融点長繊維からなる単成分フィラメントとした以外は、実施例1と同じ方法でエアクリーナー用不織布を得た。
実施例1において、ニードルパンチ加工を実施しなかったこと以外は、実施例1と同じ方法でエアクリーナー用不織布を得た。
表1に示されるように、高融点長繊維と低融点長繊維からなる混繊型フィラメントからなり、前記の構成繊維が三次元に絡合された長繊維不織布であって、前記長繊維不織布の片面がエンボスロールにより凹凸加工されてなり、部分的熱圧着部である凹部以外の凸部においても前記低融点繊維が溶融することにより前記高融点繊維と融着されてなるエンボスロールで凹凸加工することにより、機械的強度、粉塵捕集性能やプリーツ加工性に優れたエアクリーナー用不織布が得られた。
Claims (4)
- 構成繊維が高融点長繊維と低融点長繊維からなる混繊型フィラメントからなり、前記構成繊維が三次元に絡合された長繊維不織布であって、前記長繊維不織布の片面がエンボスロールにより凹凸加工されてなり、部分的熱圧着部である凹部以外の凸部においても前記低融点繊維が溶融することにより前記高融点繊維と融着されてなるエアクリーナー用不織布。
- 高融点長繊維と低融点長繊維からなる混繊型フィラメントの、前記高融点長繊維と前記低融点長繊維の質量構成比が、0.6/0.4〜0.9/0.1である請求項1記載のエアクリーナー用不織布。
- プリーツ形状に加工されてなる請求項1または2記載のエアクリーナー用不織布。
- 熱可塑性重合体を紡糸口金から溶融押し出し後、これをエアサッカーにより牽引し、延伸して高融点長繊維と低融点長繊維からなる混繊型フィラメントとし、移動捕集面上に堆積させて繊維ウェブを形成し、前記繊維ウェブの片面をフラットロールで圧接処理した後に、ニードルパンチ加工を施し、240〜260℃の温度に加熱されたエンボスロールで凹凸加工することを特徴とするエアクリーナー用不織布の製造方法。
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