JP2016014286A - 法面作業車 - Google Patents

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【課題】 本発明は法枠が形成された傾斜面を確実に移動でき、ロックボルトの施工等を行うことができる法面作業車を得るにある。
【解決手段】 作業車本体と、該作業車本体の左右部位に設けられたタイヤ取付部と、該タイヤ取付部を法枠の幅に合わせて伸縮させることができるタイヤ取付部伸縮機構と、前記タイヤ取付部に取り付けられたタイヤと、前記タイヤ取付部に位置調整手段を介して取り付けられた脱輪防止ローラーと、前記作業車本体に取り付けられたウインチで構成され、前記脱輪防止ローラーは、法面移動時に位置調整手段によってタイヤ下部の法枠の側壁に当接し、タイヤが法枠から脱輪することを防止するよう法面作業車を構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は法枠が形成された傾斜面を確実に移動でき、ロックボルトの施工等を行うことができる法面作業車に関する。
従来、法枠が設けられた法面において、ウインチのワイヤーで牽吊されて法枠上を走行し、作業を行う作業車については、車輪を設けて法枠上を走行する作業車や、ゴム製の無限軌道を設けて法枠上を走行する作業車(特許文献1参照)等が知られている。
しかし、法枠が法面に対して平行ではなく、法枠の幅方向に傾斜していたり、法枠がねじれ状態で設置されていることがあり、このような法枠上を走行すると、単にタイヤを設けただけの法枠作業車では脱輪してしまう可能性があった。脱輪を防止するためには、ワイヤーを固定する主アンカーを法枠の傾斜やねじれに合わせて変更し、ウインチで牽引する角度を変更しながら走行しなければならず、多大な労力を必要としていた。
また、ゴム製の無限軌道を設けた作業車であれば、多少のねじれ等は無視して走行することができるものの、法枠を傷つけてしまうおそれがあった。
特開2000−80671号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、ねじれやゆがみのある法枠でも脱輪せず確実に、多大な労力を要することなく走行することができ、かつ、法枠を傷つけることなくロックボルト施工等の作業を行うことができる法面作業車を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は作業車本体と、該作業車本体の左右部位に設けられたタイヤ取付部と、該タイヤ取付部を法枠の幅に合わせて伸縮させることができるタイヤ取付部伸縮機構と、前記タイヤ取付部に取り付けられたタイヤと、前記タイヤ取付部に位置調整手段を介して取り付けられた脱輪防止ローラーと、前記作業車本体に取り付けられたウインチで構成され、前記脱輪防止ローラーは、法面移動時に位置調整手段によってタイヤ下部の法枠の側壁に当接し、タイヤが法枠から脱輪することを防止するよう法面作業車を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1の発明では、タイヤ下部の法枠内壁に脱輪防止ローラーが当接することにより、法枠がねじれていてもタイヤが確実に法枠上に位置できるので、脱輪せず確実に走行することができる。
(2)脱輪防止ローラーはタイヤより下方へ突出した状態で法枠内壁に当接するので、法枠が高さ方向にゆがんでいてタイヤが浮いた状態となっても、脱輪防止ローラーは法枠内壁に当接することができ、浮いていたタイヤが再度法枠に接地した際に脱輪することを防止できる。
(3)タイヤは左右方向のタイヤ間隔を伸縮可能に取り付けられているので、法枠が幅方向にゆがんでいても、そのゆがみに合わせてタイヤ間隔を調整し、脱輪防止ローラーが法枠内壁に常に当接するよう調整できるので、脱輪を確実に防止できる。
(4)請求項2および3の発明も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
本発明を実施するための第1の形態の正面図。 本発明を実施するための第1の形態の平面図。 本発明を実施するための第1の形態の側面図。 本発明を実施するための第1の形態の法枠走行時の平面図。 本発明を実施するための第1の形態の法枠走行時の要部説明図。 本発明を実施するための第1の形態の位置調整手段の説明図。 本発明を実施するための第1の形態のタイヤ取付部伸縮機構の説明図。 本発明を実施するための第1の形態の作業時の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の側面図。 本発明を実施するための第2の形態の位置調整手段の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の法枠走行時の要部説明図。 本発明を実施するための第3の形態の正面図。 本発明を実施するための第3の形態の作業時の説明図。 本発明を実施するための第4の形態の平面図。 本発明を実施するための第4の形態の法枠走行時の説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は法枠2が形成された急斜面で作業可能な法面作業車で、該法面作業車1は作業車本体3と、該作業車本体3の左右部位に設けられたタイヤ取付部4、4と、該タイヤ取付部4、4を法枠2の幅に合わせて伸縮させることができるタイヤ取付部伸縮機構5、5と、前記タイヤ取付部4、4に取り付けられたタイヤ6、6、6、6と、前記タイヤ取付部4、4に位置調整手段7を介して取り付けられた脱輪防止ローラー8、8、8、8と、前記作業車本体3に取り付けられたウインチ9と、前記作業車本体3の上面に垂直方向に回動できる支持台10を介して取り付けられた削孔装置11とで構成されている。
前記タイヤ取付部4は、前記作業車本体3の前後の左右部位に左右方向に伸縮するタイヤ取付部伸縮機構5としての油圧シリンダー12、12を介して取り付けられたタイヤ取付部本体13、13と、該タイヤ取付部本体13、13の前後に一端が取り付けられ、他端にタイヤ6、6、6、6が取り付けられるタイヤ取付軸14、14、14、14と、該タイヤ取付軸14、14、14、14を上下方向に伸縮させる油圧シリンダー15、15、15、15で構成されている。タイヤ取付部本体13、13は法枠2の幅に合わせて油圧シリンダー12により左右方向に伸縮できるものである。また、上下方向に伸縮する油圧シリンダー15、15、15、15は法枠2の傾斜や凹凸に合わせてタイヤ取付軸14、14、14、14を上下方向に伸縮させ、作業車本体3を安定させた状態で法枠上を走行できるものである。
前記位置調整手段7は、前記タイヤ取付軸14、14、14、14の内側に取り付けられた位置調整用油圧シリンダー16、16、16、16の先端に脱輪防止ローラー8を取り付けることにより、脱輪防止ローラー8、8、8、8を上下方向に移動できるように構成したものである。
法枠走行時は、脱輪防止ローラー8、8、8、8をタイヤ4よりも下方へ突出した状態に位置させることにより、脱輪防止ローラー8、8、8、8をタイヤ6下部の法枠内壁2aに当接させる。これにより、タイヤ4と脱輪防止ローラー8、8、8、8が法枠を挟み込むような状態となり、タイヤ4が常に法枠上に位置し、法枠2から脱輪することを防止できる。
なお、地面(法枠の設置されていない法面等も含む)走行時は、位置調整用油圧シリンダー16、16、16、16を縮めてタイヤ下部よりも上方に脱輪防止ローラー8、8、8、8を位置させ、脱輪防止ローラー8、8、8、8が法面作業車1の走行を妨げないようにする。
また、走行中に法枠2の間隔が広くなったり狭くなった場合には、左右方向に伸縮する油圧シリンダー12、12により脱輪防止ローラー8、8、8、8をタイヤ6下部の法枠側壁2aに当接させることができる。
前記削孔装置11は、前記支持台10に回動可能に取り付けられたガイドシェル17と、該ガイドシェル17上をスライド移動する油圧ドリフター18と、該油圧ドリフター18に取り付けられたロッド19と、該ロッド19の先端部に取り付けられたビット20とで構成されている。
法枠2が設置された法面で作業を行なう場合、法面作業車1を法面の下部に位置させ、ウインチ9のワイヤー21の先端部を法面上部の主アンカー22に固定する。主アンカー22にワイヤー21を固定したらウインチ9を巻き上げて前進させる。なお、4輪のタイヤ6、6、6、6がそれぞれ法枠2の上に乗るように、タイヤ取付部伸縮機構5を左右方向に伸縮させ、タイヤ6、6、6、6の左右間隔と法枠2の幅が合うようにタイヤ取付部4、4を調整しておく。
4輪のタイヤ6、6、6、6がそれぞれ法枠2の上に乗りあげた後、位置調整用油圧シリンダー16、16、16、16を伸長し脱輪防止ローラー8、8、8、8をタイヤ6、6、6、6下部の法枠内壁2aに当接させる。この時、タイヤ取付部伸縮機構5を左右方向に伸縮させて脱輪防止ローラー8、8、8、8の横方向の位置を微調整してもよい。
脱輪防止ローラー8、8、8、8がタイヤ下部の法枠内壁に当接したら、ウインチ9を更に巻き上げ、作業を行いたい位置まで法面作業車1を走行させる。なお、法枠の横桟を通過する際には横桟を通過する脱輪防止ローラー8を上方へ移動させるが、他の脱輪防止ローラー8のいずれかが常にタイヤ下部の法枠内壁2aに当接しているので、法枠2にねじれや傾斜があっても、確実に法枠上を走行することができる。
作業位置に法面作業車1が到着したら、削孔装置11を所定の角度に回動させる。その後、油圧ドリフター18のよりロッド19およびビット20に打撃および回転を与え、ロックボルト用孔を削孔する。
なお、本実施の形態の法面作業車1は、タイヤ取付部伸縮機構5を左右方向に伸縮させることにより、法枠を左右に移動することもできる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図9ないし図15に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9ないし図11に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、タイヤ取付軸14、14、14、14に取り付けられた枢支ピン23、23、23、23と、枢支ピン23、23、23、23に回動可能に一端が枢視されたシャフト24、24、24、24と、該シャフト24、24、24、24の他端に取り付けられた脱輪防止ローラー8、8、8、8と前記シャフト24、24、24、24を回動させるように設けられた位置調整用油圧シリンダー16A、16A、16A、16Aとで構成した位置調整手段7Aを用いた点で、このような法面作業車1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図12および図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、作業車本体3に人が乗って作業することができる作業台25を設けた点で、このような法面作業車1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、削孔作業中にロッドを継ぎ足す作業が行えるので、10m以上の深い孔を削孔することができる。
図14および図15に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、作業車本体の前後の左右部位にそれぞれタイヤ取付部4A、4A、4A、4Aを設け、このタイヤ取付部4A、4A、4A、4Aを左右方向に伸縮させることができるタイヤ取付部伸縮機構5Aとしての油圧シリンダー12、12、12、12を備えた点で、このような法面作業車1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、4輪のタイヤ6、6、6、6それぞれを左右に伸縮させることができ、法枠の幅に合わせて正確にタイヤの左右間隔を調整することができる。
なお、本発明の実施の形態において、タイヤ取付部伸縮機構は油圧シリンダーを用いたものについて説明したが、本発明はこれに限られず、空圧シリンダーを用いたり、ねじ軸を回転させタイヤ取付部を伸縮させる機構を用いてもよく、また、その他の公知な機構を用いてもよい。
本発明はウインチのワイヤーで牽吊されて法面等の傾斜地で各種の作業を行なう場合に使用される法面作業車を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:法面作業車、
2:法枠、 3:作業車本体、
4:タイヤ取付部、 5:タイヤ取付部伸縮機構、
6:タイヤ、 7:位置調整手段、
8:脱輪防止ローラー 9:ウインチ、
10:支持台、 11:削孔装置、
12:油圧シリンダー、 13:タイヤ取付部本体、
14:タイヤ取付軸、 15:油圧シリンダー、
16:位置調整用油圧シリンダー、 17:ガイドシェル、
18:油圧ドリフター、 19:ロッド、
20:ビット、 21:ワイヤー、
22:主アンカー、 23:枢支ピン、
24:シャフト、 25:作業台。

Claims (3)

  1. 作業車本体と、該作業車本体の左右部位に設けられたタイヤ取付部と、該タイヤ取付部を法枠の幅に合わせて伸縮させることができるタイヤ取付部伸縮機構と、前記タイヤ取付部に取り付けられたタイヤと、前記タイヤ取付部に位置調整手段を介して取り付けられた脱輪防止ローラーと、前記作業車本体に取り付けられたウインチで構成され、前記脱輪防止ローラーは、法面移動時に位置調整手段によってタイヤ下部の法枠の側壁に当接し、タイヤが法枠から脱輪することを防止するものであることを特徴とする法面作業車。
  2. 前記位置調整手段は、上下方向に伸縮する油圧シリンダーであることを特徴とする請求項1に記載の法面作業車。
  3. 前記位置調整手段は、前記タイヤ取付部に枢支ピンを介して回転可能に取り付けられたシャフトと、該シャフトを回動させる油圧シリンダーで構成されることを特徴とする請求項1に記載の法面作業車。
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