JP2016032015A - 薄膜容量素子 - Google Patents

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諭卓 岸本
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Abstract

【課題】Q値の高い、薄膜容量素子を提供する。【解決手段】基板2と、前記基板2上に設けられた容量取り出し部8とを備え、前記容量取り出し部8が、一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムにインジウムがドープされてなる組成物を含む薄膜3と、該薄膜3と接するように設けられた第1,第2の電極4,5とを有しており、前記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、12原子%以下の範囲内でドープされている、薄膜容量素子1。【選択図】図1

Description

本発明は、チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜を有する薄膜容量素子に関する。
従来、低電圧で、大きな容量変化が得られることから、チタン酸バリウムストロンチウムを用いた薄膜容量素子が注目されている。
例えば、下記の特許文献1には、(BaySr1−y)TiO3(0.5<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムからなる誘電体薄膜を備える薄膜容量素子が開示されている。
特開平11−260667号公報
特許文献1に記載の誘電体薄膜を用いれば、電圧印加により容量を大きく変化させることが可能な薄膜容量素子を得ることができる。しかしながら、特許文献1の薄膜容量素子を可変フィルタなどの用途で使用すると、Q値が十分でないことがあった。
本発明の目的は、Q値の高い、薄膜容量素子を提供することにある。
本願発明者らは、鋭意検討した結果、一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムにインジウムがドープされてなる組成物における、インジウムのドープ量を特定の範囲に限定することで、上記課題を達成できることを見出し、本発明を成すに至った。
すなわち、本発明に係る薄膜容量素子は、基板と、上記基板上に設けられた容量取り出し部とを備え、上記容量取り出し部が、一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムにインジウムがドープされてなる組成物を含む薄膜と、該薄膜と接するように設けられた第1,第2の電極とを有しており、上記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、12原子%以下の範囲内でドープされている。
本発明に係る薄膜容量素子のある特定の局面では、上記基板上に、上記第1の電極、上記薄膜及び上記第2の電極がこの順に積層されている。
本発明に係る薄膜容量素子の別の特定の局面では、上記基板上に、上記薄膜が設けられており、該薄膜の片面に上記第1の電極及び上記第2の電極が、ギャップを隔てて対向するように設けられている。
本発明に係る薄膜容量素子の他の特定の局面では、上記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、2原子%より大きく、6原子%以下の範囲内でドープされている。
本発明に係る薄膜容量素子のさらに別の特定の局面では、上記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、6原子%より大きく、12原子%以下の範囲内でドープされている。
本発明に係る薄膜容量素子のさらに他の特定の局面では、上記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、2原子%以下の範囲内でドープされている、
本発明では、上記のように一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムへのインジウムのドープ量が上記特定の範囲に限定されているため、Q値の高い薄膜容量素子を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る薄膜容量素子の模式的正面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る薄膜容量素子をスパッタリング法により製造するに際しての、スパッタリング電力と、インジウムのドープ量との関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を0原子%としたときの、薄膜への印加電界とtanδとの関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を0.95原子%としたときの、薄膜への印加電界とtanδとの関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を3.46原子%としたときの、薄膜への印加電界とtanδとの関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を7.83原子%としたときの、薄膜への印加電界とtanδとの関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を10.47原子%としたときの、薄膜への印加電界とtanδとの関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を14.64原子%としたときの、薄膜への印加電界とtanδとの関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量と、比誘電率が最大となるときのtanδとの関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を0原子%としたときの印加電界と比誘電率との関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を0.95原子%としたときの印加電界と比誘電率との関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を3.46原子%としたときの印加電界と比誘電率との関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を7.83原子%としたときの印加電界と比誘電率との関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を10.47原子%としたときの印加電界と比誘電率との関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を14.64原子%としたときの印加電界と比誘電率との関係を示す図である。 チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量と、容量可変比との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る薄膜容量素子の模式的正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る薄膜容量素子の模式的正面断面図である。
薄膜容量素子1は、基板2を備える。基板2は、Siにより形成されている。もっとも、基板2は、当該薄膜容量素子の形成温度以上の融点を持つガラスやSOI、LiTaO3、LiNbO3、その他の半導体材料や単結晶材料、ステンレスやチタンなどの金属材料により形成されていてもよい。
基板2上には、SiO2膜6が形成されている。Si基板を用いた場合、SiO2膜6と後述の密着層7とを設けることにより、薄膜容量素子1の容量特性を改善することができる。もっとも、本発明において、基板2の種類によってはSiO2膜6は、設けなくともよい。
SiO2膜6上には、密着層7が設けられている。密着層7は、TiOxにより形成されている。密着層7により後述の容量取り出し部8と基板2の密着性をより一層高めることができる。本発明において、密着層7は設けられなくともよい。
密着層7上には、容量取り出し部8が設けられている。容量取り出し部8は、薄膜3及び該薄膜3に接するように設けられた第1,第2の電極4,5を有する。
より具体的に、第1の実施形態においては、密着層7上に、第1の電極4が設けられている。第1の電極4は、Ptにより形成されている。もっとも、第1の電極4を構成する材料としては、Pt、Au又はIrなどの貴金属材料や導電性酸化物材料が用いられてもよい。
第1の電極4上には、薄膜3が積層されている。薄膜3は、一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムにインジウムがドープされてなる組成物を含む。上記チタン酸バリウムストロンチウムは、ペロブスカイト構造を有している。
本発明においては、上記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、12原子%以下の範囲内でドープされている。そのため、Q値の高い薄膜容量素子を提供することができる。
薄膜3の製造方法としては、特に限定されないが、スパッタリング法により成膜することができる。スパッタリングは、例えば、RFマグネトロンスパッタリングにより行うことができる。
上記スパッタリングは、一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムと、インジウムとを含むターゲットを用いて、1元スパッタリング法により成膜することができる。もっとも、チタン酸バリウムストロンチウムを含むターゲットと、インジウムを含むターゲットとを用い、2元スパッタリング法により薄膜3を成膜してもよい。
また、上記スパッタリングは、ArとO2ガスの混合ガス雰囲気下で行われることが好ましい。成膜温度としては、300℃〜800℃であることが好ましく、550℃〜750℃であることがより好ましい。スパッタリング圧としては、0.08Pa〜5Paであることが好ましく、0.1Pa〜1Paであることがより好ましい。
図2は、第1の実施形態に係る薄膜容量素子1をスパッタリング法により製造するに際しての、スパッタリング電力と、インジウムのドープ量との関係を示す図である。
図2より、スパッタリング電力を調整することにより、インジウムのドープ量を制御できることがわかる。スパッタリング電力としては、3W/cm2〜40W/cm2であることが好ましい。スパッタリング電力を上記範囲内とすることで、より一層効率よく薄膜容量素子1を製造することができる。
薄膜3上には、第2の電極5が形成されている。第2の電極5は、Ptにより構成されている。もっとも、第2の電極5は、他の適宜の導電性材料により構成されていてもよい。
本発明に係る薄膜容量素子は、可変容量素子として用いることができる。すなわち、本発明に係る薄膜容量素子は、第1,第2の電極間にバイアス電圧を印加することにより、容量を変化させることができ、すなわち、バイアス電圧の変化に応じて薄膜の比誘電率を変化させることができる。
後述するように、容量可変比や比誘電率は、インジウムのドープ量の増加に伴い小さくなることが確認されている。従って、可変容量素子として用いる場合、チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、6原子%以下の範囲内でドープされていることが好ましく、0原子%より大きく、2原子%以下の範囲内でドープされていることがより好ましい。
また、上述したように本発明においては、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を、0原子%より大きく、12原子%以下の範囲内とすることで、Q値の高い薄膜容量素子を提供することができる。上記範囲内においては、インジウムのドープ量が多いほど、より一層効果的にQ値を高めることができる。
以上より、本発明においては、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を、0原子%より大きく、2原子%以下の範囲内とすることで、Q値を高めることができ、しかも比誘電率及び容量可変比をより高いレベルで維持することができる。
また、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を、2原子%より大きく、6原子%以下の範囲内とすることで、Q値をより一層高めることができ、しかも比誘電率及び容量可変比を高いレベルで維持することができる。
さらに、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を、6原子%より大きく、12原子%以下の範囲内とすることで、Q値をさらに一層高めることができ、しかも比誘電率及び容量可変比を維持することができる。
これを以下、図3〜図16を参照して、より詳細に説明する。
図3〜図8は、チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を0原子%から14.64原子%まで変化させたときの印加電界とtanδの関係を示す図である。なお、図3〜図8は、順に0原子%、0.95原子%、3.46原子%、7.83原子%、10.47原子%及び14.64原子%の結果を示している。
図3〜図8のグラフを得るに際しては、上記本発明の第1の実施形態に係る薄膜容量素子1を作製した。具体的には、まず、厚みが0.35mmの基板2上に、Ptからなり厚みが200nmである第1の電極4をRFスパッタリング法により形成した。
しかる後、第1の電極4上に、成膜温度650℃で、チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜3をRFスパッタリング法により作製した。より具体的には、チタン酸バリウムストロンチウムとして(Ba0.6,Sr0.4)TiO3の組成のものを用い、チタン酸バリウムストロンチウムと同時にインジウムのターゲット(InO3のターゲット)を用いてインジウムをスパッタリングすることにより、インジウムがドープされたチタン酸バリウムストロンチウムからなる組成物を含む薄膜3を作製した。最後に、メタルマスクを用いて、Ptからなる第2の電極5を作製し、第2の電極5とグラウンド電極である第1の電極4との間に電界を印加した。
図3〜図8のグラフにおいては、インジウムのドープ量により、tanδ−印加電界特性がどのように変化するかを測定した。なお、tanδ−印加電界特性は、基板中央から40mmの箇所を測定点とし、LCRメータ(Agilent社製、型番「4284A」)を用いて、周波数:1kHzの条件下で測定した。
また、電界の印加方法について、図4を代表として説明する。図4に矢印で示すように、まず、0(kV/cm)から−600(kV/cm)まで負の電界を印加する。次に、一旦−600(kV/cm)から0(kV/cm)まで戻り、今度は600(kV/cm)まで正の電界を印加する。しかる後、600(kV/cm)から0(kV/cm)に戻る。図3〜図8においては、このように、−600(kV/cm)〜600(kV/cm)に亘る範囲におけるtanδを測定した。
図3〜図8より、インジウムのドープ量が0.95原子%、3.46原子%、7.83原子%及び10.47原子%であるとき、インジウムのドープ量が0原子%の場合と比較して、−600(kV/cm)〜600(kV/cm)の範囲に亘りtanδが小さくなっていることがわかる。他方、インジウムのドープ量を14.64原子%まで増やすと、tanδが急激に増大していることがわかる。すなわち、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量が、0原子%より大きく、12原子%以下のとき、tanδが低められていることがわかる。このことから、インジウムのドープ量が上記範囲内にある場合、薄膜容量素子1のQ値が高められることが確認できた。
なお、図3〜図8においては、基板中央から40mmの箇所を測定点としているが、基板中央から10mm、20mm及び30mmの箇所を測定点とした場合においても、同様の結果が得られた。
また、図9は、上記のように作製したチタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量と、比誘電率が最大となるときのtanδとの関係を示す図である。
図9より、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量が、0原子%より大きく、12原子%以下の範囲内においては、インジウムのドープ量が増加するにつれて、tanδがより一層効果的に低められていることがわかる。
図10〜図15は、チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を0原子%から14.64原子%まで変化させたときの印加電界と比誘電率との関係を示す図である。なお、図10〜図15は、順に0原子%、0.95原子%、3.46原子%、7.83原子%、10.47原子%及び14.64原子%の結果を示している。
図10〜図15のグラフを得るに際しては、基板中央から40mmの箇所を測定点とし、図3〜図8と同様の方法で電界を印加した。それによって、インジウムのドープ濃度により、比誘電率−印加電界特性がどのように変化するかを測定した。
図10〜図14に示されるように、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量が、0原子%〜10.47原子%の範囲内では、インジウムのドープ量の増加に伴い、比誘電率が低下していることがわかる。他方、図15に示されるように、インジウムのドープ量を14.64原子%まで増やすと、印加電界と比誘電率との関係が成立せず、容量素子として作用しないことがわかる。なお、図10〜図15においては、基板中央から40mmの箇所を測定点としているが、基板中央から10mm、20mm及び30mmの箇所を測定点とした場合においても、同様の結果が得られた。
図16は、チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量と容量可変比との関係を示す図である。
ここでの容量可変比とは、チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜に0kV/cmから400kV/cmの電界を印加した際の比誘電率最大値の比誘電率最小値に対する比(比誘電率最大値/比誘電率最小値)のことを示している。
図16より、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量の増加に伴い、容量可変比が低下していることがわかる。もっとも、インジウムのドープ量が、0原子%以上、6原子%以下の領域においては、容量可変比の低下が抑制されており、0原子%以上、2原子%以下の領域においては、より一層容量可変比の低下が抑制されていることがわかる。
これらのことから、チタン酸バリウムストロンチウムを含む薄膜において、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を、0原子%より大きく、2原子%以下の範囲内とすることで、Q値を高めることができ、しかも比誘電率及び容量可変比をより高いレベルで維持することができることが確認できた。
また、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を、2原子%より大きく、6原子%以下の範囲内とすることで、Q値をより一層高めることができ、しかも比誘電率及び容量可変比を高いレベルで維持することが確認できた。
さらに、チタン100原子%に対するインジウムのドープ量を、6原子%より大きく、12原子%以下の範囲内とすることで、Q値をさらに一層高めることができ、しかも比誘電率及び容量可変比を維持することが確認できた。
図17は、本発明の第2の実施形態に係る薄膜容量素子21の模式的断面図である。第2の実施形態においては、基板22上に、SiO2膜6、密着層7及び薄膜3がこの順に積層されている。薄膜3の片面には、第1,第2の電極4,5が設けられている。第1の電極4と、第2の電極5は、ギャップを隔てて対向するように設けられている。その他の点は、第1の実施形態と同じである。
このように、第2の実施形態においても、薄膜3は第1,第2の電極4,5に接するように設けられている。また、薄膜3は、一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムにインジウムがドープされてなる組成物を含んでおり、上記チタン酸バリウムストロンチウムにインジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、12原子%以下の範囲内でドープされている。従って、第2の実施形態に係る薄膜容量素子21においても、Q値が十分に高められている。
1,21…薄膜容量素子
2,22…基板
3…薄膜
4,5…第1,第2の電極
6…SiO2膜
7…密着層
8…容量取り出し部

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた容量取り出し部とを備え、
    前記容量取り出し部が、一般式:(Bax,Sr1−x)TiyO3(0<x<1,0<y≦1)で表されるチタン酸バリウムストロンチウムにインジウムがドープされてなる組成物を含む薄膜と、該薄膜と接するように設けられた第1,第2の電極とを有しており、
    前記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、12原子%以下の範囲内でドープされている、薄膜容量素子。
  2. 前記基板上に、前記第1の電極、前記薄膜及び前記第2の電極がこの順に積層されている、請求項1に記載の薄膜容量素子。
  3. 前記基板上に、前記薄膜が設けられており、該薄膜の片面に前記第1の電極及び前記第2の電極が、ギャップを隔てて対向するように設けられている、請求項1に記載の薄膜容量素子。
  4. 前記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、2原子%より大きく、6原子%以下の範囲内でドープされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄膜容量素子。
  5. 前記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、6原子%より大きく、12原子%以下の範囲内でドープされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄膜容量素子。
  6. 前記チタン酸バリウムストロンチウムに、インジウムが、チタン100原子%に対して、0原子%より大きく、2原子%以下の範囲内でドープされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄膜容量素子。
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