JP2016131601A - 寝床内温度制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の情報に合わせて、睡眠の快適感を向上することができる寝床内温度制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】寝床内温度制御システムの制御装置40は、寝床内温度Thb、睡眠情報Isおよび快適感Cの関係を示す第一相関関係R1に基づいて、寝床内温度取得部41によって取得された寝床内温度Thbおよび睡眠情報取得部42によって取得された睡眠情報Isから、実際の快適感Cである実快適感Crを算出する実快適感算出部44と、第一相関関係R1に基づいて、実快適感Crより大きい快適感Cである目標快適感Ct、および、睡眠情報取得部42によって取得された睡眠情報Isに相当する第一寝床内温度Thb1を算出する第一寝床内温度算出部45と、第一寝床内温度Thb1を目標寝床内温度Thbtに設定し、寝床内温度調節装置30により寝床内温度Thbを調節する第一調節部46と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、寝床内温度制御システムに関する。
寝床の温度を制御する制御システムの一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の制御システムは、特許文献1の図1に示すように、寝床1内の温度を検出する温度センサ3、寝床1内の湿度を検出する湿度センサ4、寝床1内の温度および湿度を調節する温風ユニット5および寝室内の温熱環境を整えるエアコン14を備えている。温風ユニット5およびエアコン14は、温度センサ3および湿度センサ4の出力に基づいて、寝床1内および寝室内の温度および湿度を調節している。寝床1内の温度は、使用者の温冷感と良く相関している。また、寝床1内の湿度は、使用者の発汗状態と良く相関している。よって、寝床1内の温度および湿度が調整されることにより、使用者の睡眠の快適感を向上させることができる。
特開平5−228044号公報
しかしながら、特許文献1に示されている制御システムにおいては、使用者の温度または発汗量の増加によって、寝床1内の温度または湿度が増加した場合に、温風ユニット5またはエアコン14によって調節している。この場合、温度および湿度の調節が開始される時点においては、すでに使用者の温度または発汗量が増加しているため、使用者の睡眠の快適感が低下している場合がある。また、温度または湿度の感じ方には個人差があるため、寝床1内の温度および湿度に基づいて寝床内温度を調節した場合においても、使用者の快適感が向上しないときがある。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、使用者の情報に合わせて、睡眠の快適感を向上することができる寝床内温度制御システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る寝床内温度制御システムは、使用者の寝床内の温度である寝床内温度を目標寝床内温度とするように調節する寝床内温度調節装置と、寝床内温度調節装置を少なくとも制御する制御装置と、を備えた寝床内温度制御システムであって、制御装置は、寝床内温度を取得する寝床内温度取得部と、使用者の睡眠の快適感に関係する情報である睡眠情報を取得する睡眠情報取得部と、寝床内温度、睡眠情報および快適感の関係を示す第一相関関係を記憶する記憶部と、第一相関関係に基づいて、寝床内温度取得部によって取得された寝床内温度、および、睡眠情報取得部によって取得された睡眠情報に相当する実際の快適感である実快適感を算出する実快適感算出部と、第一相関関係に基づいて、実快適感算出部によって算出された実快適感より大きい快適感である目標快適感、および、睡眠情報取得部によって取得された睡眠情報に相当する第一寝床内温度を算出する第一寝床内温度算出部と、第一寝床内温度算出部によって算出された第一寝床内温度を目標寝床内温度に設定し、寝床内温度調節装置により寝床内温度を調節する第一調節部と、を備えている。
これによれば、寝床内温度制御システムの制御装置は、使用者の睡眠の快適感に関係する情報である睡眠情報を用いて、睡眠の快適感を増加させるように、寝床内温度調節装置の目標寝床内温度を設定し、寝床内温度を使用者の快適な温度に調節する。したがって、使用者の情報に合わせて、睡眠の快適感を向上することができる。
本発明の第一実施形態に係る寝床内温度制御システムの構成を示す概要図である。 図1に示す制御装置のブロック図である。 図2に示す記憶部に記憶されている第一相関関係における寝床内温度、基礎代謝量および快適感の関係を示す図である。 図3に示す第一相関関係における寝床内温度および快適感の関係を示す図である。 図2に示す制御装置にて実行されるフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る寝床内温度制御システムの構成を示す概要図である。 図6に示す制御装置のブロック図である。 図7に示す記憶部に記憶されている第二相関関係における寝床内温度および体動数の関係を示す図である。 図6に示す体動数検出装置によって検出される体動数と快適感との関係を示す図である。 図6に示す制御装置にて実行されるフローチャートである。
本発明に係る寝床内温度制御システムの第一実施形態について、図面を参照しながら説明する。寝床内温度制御システムは、使用者の睡眠中に使用者の快適感に合わせて、寝床内の温度を制御するものである。寝床は、マットレスまたは敷き布団である。本実施形態において、寝床は、図1に示すベッドBに配置されたマットレスMである。ベッドBは、フレーム部B1、脚部B2およびヘッドボード部B3を備えている。
寝床内温度制御システムは、図1および図2に示すように、寝床内温度検出装置10、睡眠情報取得装置20、寝床内温度調節装置30および制御装置40を備えている。寝床内温度検出装置10、睡眠情報取得装置20および寝床内温度調節装置30と制御装置40とは、無線または有線によって相互に通信可能に接続されている。また、寝床内温度検出装置10と寝床内温度調節装置30とが電気的に接続されている。
寝床内温度検出装置10は、寝床に配設され、使用者Aの寝床内の温度である寝床内温度Thbを検出するものである。本発明における寝床内温度Thbは、掛け布団等の寝具SとマットレスM(または敷き布団)との間に形成される空間の温度である。寝床内温度検出装置10は、例えば温度センサである。寝床内温度検出装置10は、具体的には、マットレスMにおける使用者Aの体温を直接検出しない部位に配置されている。例えば、寝床内温度検出装置10は、マットレスMに使用者Aが臥した場合において、マットレスMと使用者Aとが接触しない位置に配設されている。
睡眠情報取得装置20は、使用者Aの睡眠の快適感Cに関係する情報である睡眠情報Isを取得するものである。睡眠情報取得装置20によって取得された睡眠情報Isは、制御装置40に出力される。本実施形態の寝床内温度制御システムは、睡眠情報取得装置20を複数備えている。具体的には、睡眠情報取得装置20は、使用者情報取得装置21、湿度センサ22、第一温度センサ23、第二温度センサ24および流速センサ25である。
使用者情報取得装置21は、使用者Aの基礎代謝量Is1および使用者Aの寝具Sの情報である寝具情報Is2を、睡眠情報Isとして取得するものである。使用者情報取得装置21は、使用者Aが基礎代謝量Is1および寝具情報Is2を入力する入力部21aを備えている。使用者情報取得装置21は、基礎代謝量Is1および寝具情報Is2を、使用者Aによって入力部21aに入力されることにより取得する。使用者Aの基礎代謝量Is1は、予め実測されて導出されている。寝具情報Is2は、使用者Aの寝衣の種類や寝具Sの種類である。寝衣の種類は、例えば、長袖パジャマ、半袖パジャマ等である。また、寝具Sの種類は、例えば、布団の厚手、薄手等である。
湿度センサ22は、寝床に配設され、使用者Aの寝床の湿度である寝床湿度Rhbを、睡眠情報Isとして検出するものである。湿度センサ22は、マットレスMにおける使用者Aの発汗量を直接検出しない部位に配置されている。例えば、湿度センサ22は、マットレスMに使用者Aが臥した場合において、マットレスMと使用者Aとが接触しない位置に配設されている。
第一温度センサ23は、使用者Aの上半身の温度である上半身温度Thuを、睡眠情報Isとして検出するものである。第一温度センサ23は、具体的には、使用者Aが仰向けに臥した場合、使用者Aの上半身における胸部の背中側の温度を検出する部位に配設されている。
第二温度センサ24は、ベッドBが設置された寝室内の温度である寝室温度Thrを、睡眠情報Isとして検出するものである。第二温度センサ24は、具体的には、ヘッドボード部B3に配設され、使用者Aの周囲の温度を検出するものである。
流速センサ25は、使用者Aの周囲の空気の流速Vを、睡眠情報Isとして検出するものである。流速センサ25は、ヘッドボード部B3に配設されている。
このように、睡眠情報取得装置20によって検出される睡眠情報Isは、基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thrおよび流速Vである。
寝床内温度調節装置30は、寝床内温度Thbを目標寝床内温度Thbtに調節するものである。寝床内温度調節装置30は、マットレスM内に配設され、ブロワおよびヒータ(いずれも図示なし)を備えている。ブロワは、マットレスM外の空気を吸い込んで、マットレスM内部に送風するものである。ヒータは、ブロワによってマットレスM内に送出される空気を加熱するものである。寝床内温度Thbは、寝床内温度検出装置10の検出結果が送信されている。また、目標寝床内温度Thbtは、制御装置40によって設定されたものが送信されている(後述する)。寝床内温度Thbが目標寝床内温度Thbtより低い場合、寝床内温度調節装置30は、ヒータおよびブロワをオン状態にして、加熱された空気をマットレスM内に送出する。これより、寝床内温度Thbが上昇する。一方、寝床内温度Thbが目標寝床内温度Thbtより高い場合、寝床内温度調節装置30は、ヒータをオフ状態かつブロワをオン状態にして、マットレスM内に送風する。これにより、寝床内温度Thbが低下する。寝床内温度Thbが目標寝床内温度Thbtとなった場合、寝床内温度調節装置30は、ヒータおよびブロワをオフ状態にする。
制御装置40は、寝床内温度取得部41、睡眠情報取得部42、記憶部43、実快適感算出部44、第一寝床内温度算出部45および第一調節部46を備えている。
寝床内温度取得部41は、寝床内温度検出装置10によって検出された寝床内温度Thbを取得するものである。
睡眠情報取得部42は、睡眠情報取得装置20によって取得された睡眠情報Isを取得するものである。本実施形態の睡眠情報取得部42は、上述した基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thrおよび流速Vを、睡眠情報Isとして取得する。
記憶部43は、寝床内温度Thb、睡眠情報Isおよび快適感Cの関係を示す第一相関関係R1を記憶するものである。第一相関関係R1は、実験計画法に基づく実験によって導出されている。具体的には、被験者の睡眠状態において、上述した基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床内温度Thb、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thr、流速Vおよび快適感Cのほか、使用者Aの腰部の温度、使用者Aの発汗量および寝室内の湿度等の変数が実測され、例えば応答曲面法によってこれらの相関関係である第一相関関係R1が導出されている。快適感Cは、被験者の睡眠後に快適感Cをアンケート等により点数化することによって測定されている。
第一相関関係R1は、実験計画法に基づく実験にて測定された変数のうち、寄与率の比較的高い変数である基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床内温度Thb、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thr、流速Vおよび快適感Cによって、下記数式1のように構成されている。数式1のB1〜B19は定数である。
(数1)
寝床内温度Thb=B1+B2×流速V+B3×寝室温度Thr
+B4×上半身温度Thu+B5×寝床湿度Rhb+B6×基礎代謝量Is1
+B7×寝具情報Is2+B8×(流速V+B9)×(寝床湿度Rhb+B10)
+B11×(上半身温度Thu+B12)×(快適感C+B13)
+B14×(基礎代謝量Is1+B15)×(快適感C+B16)
+B17×(寝具情報Is2+B18)×(快適感C+B19)
実快適感算出部44は、第一相関関係R1に基づいて、寝床内温度取得部41によって取得された寝床内温度Thb、および、睡眠情報取得部42によって取得された睡眠情報Isに相当する実際の快適感Cである実快適感Crを算出するものである。実快適感Crの算出方法を、図3を用いて説明する。図3に示す第一相関関係R1は、使用者Aの睡眠状態における寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thr、および流速Vを睡眠情報取得部42によって取得された値にした場合における寝床内温度Thb、基礎代謝量Is1および快適感Cの応答曲面である。実快適感Crは、寝床内温度取得部41によって取得された寝床内温度Thbである取得寝床内温度ThbS、および、使用者情報取得装置21によって取得された基礎代謝量Is1である取得基礎代謝量Is1Sに対応した、第一相関関係R1の応答曲面上に定まる点R1aの快適感Cの値である。
第一寝床内温度算出部45は、第一相関関係R1に基づいて、実快適感算出部44によって算出された実快適感Crより大きい快適感Cである目標快適感Ct、および、睡眠情報取得部42によって取得された睡眠情報Isに相当する第一寝床内温度Thb1を算出するものである。第一寝床内温度Thb1の算出方法を、説明を簡単にするため、図4を用いて説明する。図4に示す第一相関関係R1は、図3に示す第一相関関係R1において、基礎代謝量Is1が取得基礎代謝量Is1Sである場合における寝床内温度Thbと快適感Cとの関係である。はじめに、第一寝床内温度算出部45は、実快適感Crより大きい快適感Cである目標快適感Ctを算出する。具体的には、目標快適感Ctは、図4に示す第一相関関係R1における快適感Cの最大値である。そして、第一寝床内温度算出部45は、目標快適感Ctに対応した、図4に示す第一相関関係R1上に定まる点R1bの寝床内温度Thbの値である第一寝床内温度Thb1を算出する。
第一調節部46は、第一寝床内温度算出部45によって算出された第一寝床内温度Thb1を目標寝床内温度Thbtに設定し、寝床内温度調節装置30により寝床内温度Thbを調節するものである。すなわち、第一調節部46は、第一寝床内温度Thb1を目標寝床内温度Thbtとして、寝床内温度調節装置30に出力する。
次に、上述した寝床内温度制御システムの制御装置40が行う寝床内温度Thbの制御について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
制御装置40は、寝床内温度Thbを取得する(ステップS102;寝床内温度取得部41)。さらに、制御装置40は、睡眠情報Is(基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thrおよび流速V)を取得する(睡眠情報取得部42;ステップS104)。制御装置40は、実快適感Crを算出し(ステップS106;実快適感算出部44)、第一寝床内温度Thb1を算出する(ステップS108;第一寝床内温度算出部45)。制御装置40は、目標寝床内温度Thbtを第一寝床内温度Thb1に設定し、寝床内温度調節装置30により寝床内温度Thbを調節する(ステップS110;第一調節部46)。これにより、寝床内温度Thbが、使用者Aの快適な温度に制御される。
本第一実施形態によれば、寝床内温度制御システムは、使用者Aの寝床内の温度である寝床内温度Thbを目標寝床内温度Thbtとするように調節する寝床内温度調節装置30と、寝床内温度調節装置30を少なくとも制御する制御装置40と、を備えている。制御装置40は、寝床内温度Thbを取得する寝床内温度取得部41と、使用者Aの睡眠の快適感Cに関係する情報である睡眠情報Isを取得する睡眠情報取得部42と、寝床内温度Thb、睡眠情報Isおよび快適感Cの関係を示す第一相関関係R1を記憶する記憶部43と、第一相関関係R1に基づいて、寝床内温度取得部41によって取得された寝床内温度Thb、および、睡眠情報取得部42によって取得された睡眠情報Isに相当する実際の快適感Cである実快適感Crを算出する実快適感算出部44と、第一相関関係R1に基づいて、実快適感算出部44によって算出された実快適感Crより大きい快適感Cである目標快適感Ct、および、睡眠情報取得部42によって取得された睡眠情報Isに相当する第一寝床内温度Thb1を算出する第一寝床内温度算出部45と、第一寝床内温度算出部45によって算出された第一寝床内温度Thb1を目標寝床内温度Thbtに設定し、寝床内温度調節装置30により寝床内温度Thbを調節する第一調節部46と、を備えている。
これによれば、寝床内温度制御システムの制御装置40は、使用者Aの睡眠の快適感Cに関係する情報である睡眠情報Isを用いて、快適感Cを増加させるように、寝床内温度調節装置30の目標寝床内温度Thbtを設定し、寝床内温度Thbを使用者Aの快適な温度に調節する。したがって、使用者Aの情報に合わせて、快適感Cを向上することができる。
次に、本発明による寝床内温度制御システムの第二実施形態について、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。本第二実施形態の寝床内温度制御システムは、図6に示すように、上述した第一実施形態のシステムと比べて、体動数検出装置150をさらに備えている。
体動数検出装置150は、寝床(マットレスM)上の使用者Aの体動の回数である体動数Nmを検出するものである。体動は、寝床上の使用者Aの動きである。体動は、例えば寝返りである。体動数検出装置150は、荷重センサ151および体動数算出部152を備えている。
荷重センサ151は、寝床(マットレスM)上の使用者Aの荷重を検出するものである。荷重センサ151は、例えば歪ゲージを含んで構成されている。荷重センサ151は、ベッドBの脚部B2に配設されている。荷重センサ151の検出結果は、体動数算出部152に出力される。
体動数算出部152は、荷重センサ151の検出結果に基づいて、体動数Nmを算出するものである。本実施形態において、体動数算出部152は、第一所定時間(例えば20秒)毎に体動数Nmを算出する。具体的には、体動数算出部152は、第一所定時間より短い第二所定時間(例えば1秒)内における荷重センサ151によって検出された荷重の最大値と最小値との差が体動判定値(例えば0.5N)以上である場合、「体動あり」と判定し、一方、荷重の変化の最大値が荷重判定値より小さい場合、「体動なし」と判定する。そして、体動数算出部152は、第一所定時間内に「体動あり」と判定された回数を体動数Nmとして算出する。体動数算出部152によって算出された体動数Nmは、後述する制御装置160に出力される。
また、本第二実施形態の寝床内温度制御システムは、図6および図7に示すように、上述した第一実施形態の制御装置40に代えて、制御装置160を備えている。
制御装置160は、図7に示すように、体動数取得部161、睡眠情報取得部162、記憶部163、第二寝床内温度算出部164および第二調節部165を備えている。
体動数取得部161は、体動数検出装置150によって検出された体動数Nmを取得するものである。
睡眠情報取得部162は、上述した第一実施形態の睡眠情報取得部42と同様に、睡眠情報取得装置20によって取得された睡眠情報Isを取得するものである。本実施形態の睡眠情報取得部162は、上述した基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thrおよび流速Vを、睡眠情報Isとして取得する。
記憶部163は、寝床内温度Thb、睡眠情報Isおよび体動数Nmの関係を示す第二相関関係R2を記憶するものである。第二相関関係R2は、実験計画法に基づく実験によって導出されている。具体的には、被験者の睡眠状態において、上述した基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床内温度Thb、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thr、流速Vおよび体動数Nmの変数が実測され、例えば応答曲面法によってこれらの相関関係である第二相関関係R2が導出されている。第二相関関係R2は、基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床内温度Thb、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thr、流速Vおよび体動数Nmによって、下記数式2のように構成されている。数式2のD1〜D19は定数である。
(数2)
寝床内温度Thb=D1+D2×流速V+D3×寝室温度Thr
+D4×上半身温度Thu+D5×寝床湿度Rhb+D6×基礎代謝量Is1
+D7×寝具情報Is2+D8×(流速V+D9)×(寝床湿度Rhb+D10)
+D11×(上半身温度Thu+D12)×(体動数Nm+D13)
+D14×(基礎代謝量Is1+D15)×(体動数Nm+D16)
+D17×(寝具情報Is2+D18)×(体動数Nm+D19)
第二寝床内温度算出部164は、第二相関関係R2に基づいて、体動数取得部161によって取得された体動数Nmより小さい体動数Nmである目標体動数Nmt、および、睡眠情報取得部162によって取得された睡眠情報Isに相当する第二寝床内温度Thb2を算出するものである。第二寝床内温度Thb2の算出方法を、説明を簡単にするため、図8に示す第二相関関係R2を用いて説明する。図8に示す第二相関関係R2は、基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thr、および流速Vを睡眠情報取得部162によって取得された値にした場合における寝床内温度Thbおよび体動数Nmの応答曲線である。はじめに、第二寝床内温度算出部164は、体動数取得部161によって取得された体動数Nmである取得体動数NmSより小さい目標体動数Nmtを算出する。ここで、体動数Nmが小さいほど、快適感Cが大きくなることが、予め実験等により実測されて導出されている(図9参照)。よって、目標体動数Nmtは、取得体動数NmSより小さい数として算出する。具体的には、目標体動数Nmtは、図8に示す第二相関関係R2における体動数Nmの最小値である。そして、第二寝床内温度算出部164は、目標体動数Nmtに対応した、図8に示す第二相関関係R2上に定まる点R2aの寝床内温度Thbの値である第二寝床内温度Thb2を算出する。
第二調節部165は、第二寝床内温度算出部164によって算出された第二寝床内温度Thb2を目標寝床内温度Thbtに設定し、寝床内温度調節装置30により寝床内温度Thbを調節するものである。すなわち、第二調節部165は、第二寝床内温度Thb2を目標寝床内温度Thbtとして、寝床内温度調節装置30に出力する。
さらに、本第二実施形態の制御装置160は、上述した第一実施形態の制御装置40が実行するフローチャートに代えて、図10に示すフローチャートを実行することにより、寝床内温度Thbを制御する。
制御装置160は、体動数Nmを取得する(ステップS202;体動数取得部161)。さらに、制御装置160は、睡眠情報Is(基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thrおよび流速V)を取得する(睡眠情報取得部162;ステップS204)。制御装置160は、第二寝床内温度Thb2を算出する(ステップS206;第二寝床内温度算出部164)。制御装置160は、目標寝床内温度Thbtを第二寝床内温度Thb2にして、寝床内温度調節装置30により寝床内温度Thbを調節する(ステップS208;第二調節部165)。これにより、寝床内温度Thbが、使用者Aの体動数Nmが少ない快適な温度に制御される。
本第二実施形態によれば、寝床内温度制御システムは、使用者Aの寝床内の温度である寝床内温度Thbを目標寝床内温度Thbtとするように調節する寝床内温度調節装置30と、寝床上の使用者Aの体動の回数である体動数Nmを検出する体動数検出装置150と、寝床内温度調節装置30を少なくとも制御する制御装置160と、を備えている。制御装置160は、体動数検出装置150によって検出された体動数Nmを取得する体動数取得部161と、使用者Aの睡眠の快適感Cに関係する情報である睡眠情報Isを取得する睡眠情報取得部162と、寝床内温度Thb、睡眠情報Isおよび体動数Nmの関係を示す第二相関関係R2を記憶する記憶部163と、第二相関関係R2に基づいて、体動数取得部161によって取得された体動数Nmより小さい体動数Nmである目標体動数Nmt、および、睡眠情報取得部162によって取得された睡眠情報Isに相当する第二寝床内温度Thb2を算出する第二寝床内温度算出部164と、第二寝床内温度算出部164によって算出された第二寝床内温度Thb2を目標寝床内温度Thbtに設定し、寝床内温度調節装置30により寝床内温度Thbを調節する第二調節部165と、を備えている。
これによれば、寝床内温度制御システムの制御装置160は、使用者Aの睡眠中の体動数Nmを用いて、体動数Nmを少なくするように、寝床内温度調節装置30の目標寝床内温度Thbtを設定する。上述したように、体動数Nmが少ないほど、快適感Cが増加する相関関係がある。よって、制御装置160は、使用者Aの睡眠中の体動数Nmひいては使用者Aの睡眠中の快適感Cに基づいて、使用者Aの快適な寝床内温度Thbに調節することができる。
また、体動数検出装置150は、比較的簡便に構成することができる荷重センサ151の検出結果によって、体動数Nmを検出している。よって、制御装置160は、比較的簡便に使用者Aの睡眠中の体動数Nmひいては使用者Aの睡眠中の快適感Cを取得することができる。
なお、上述した実施形態において、寝床内温度制御システムの一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した各実施形態において、睡眠情報Isは、基礎代謝量Is1、寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thrおよび流速Vであるが、これに代えて、睡眠情報Isを、使用者Aの基礎代謝量Is1、使用者Aの寝具情報Is2、寝床湿度Rhb、上半身温度Thu、寝室温度Thrおよび流速Vのうち、基礎代謝量Is1を含む少なくとも二つのものとするようにしても良い。また、睡眠情報Isを、使用者Aの基礎代謝量Is1および使用者Aの寝具情報Is2のうち少なくとも一つとするようにしても良い。これによれば、睡眠情報Isは、使用者A特有の情報である使用者Aの基礎代謝量Is1または使用者Aの寝具情報Is2を含んでいるため、寝床内温度制御システムは、使用者Aの快適感Cを向上させるように寝床内温度Thbを制御することができる。
また、上述した第二実施形態において、寝床内温度制御システムは、体動数検出装置150によって検出される体動数Nmを用いて目標寝床内温度Thbtを設定して寝床内温度Thbを制御しているが、この体動数Nmに変えて、心拍数または脳波を用いるようにしても良い。
心拍数を用いる場合、寝床内温度制御システムは、上述した第二実施形態の体動数検出装置150に代えて、心拍数を検出する心拍計(例えば心電計)を備えると良い。また、この場合、寝床内温度Thb、睡眠情報Isおよび心拍数の関係を示す第三相関関係および使用者Aの心拍数と快適感Cとの関係を予め実験等により実測することにより導出し、第二寝床内温度Thb2を快適感Cが増加する心拍数となるように、第二寝床内温度算出部164によって算出するようにすると良い。
一方、脳波を用いる場合、寝床内温度制御システムは、上述した第二実施形態の体動数検出装置150に代えて、脳波を検出する脳波計を備えると良い。また、この場合、寝床内温度Thb、睡眠情報Isおよび脳波の関係を示す第四相関関係および使用者Aの脳波と快適感Cとの関係を予め実験等により実測することにより導出し、第二寝床内温度Thb2を快適感Cが増加する脳波となるように、第二寝床内温度算出部164によって算出するようにすると良い。
また、上述した各実施形態において、寝床内温度調節装置30は、マットレスM内に配設され、ブロワおよびヒータによって構成されているが、これに代えて、マットレスMの外部に配置される寝室内の空気の温度または湿度を調節するエアコン等の空調装置、オイルヒータ等の暖房装置、または、扇風機等の送風装置や、これらの組み合わせによって構成するようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、寝床内温度制御システムは、ベッドBに設置されているが、これに代えて、例えば布団やソファ等に設置するようにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、睡眠情報取得装置20を構成する各装置の配設位置や個数等、体動数Nmの算出方法を変更しても良い。
10…寝床内温度検出装置、20…睡眠情報取得装置、21…使用者情報取得装置、22…湿度センサ、23…第一温度センサ、24…第二温度センサ、25…流速センサ、30…寝床内温度調節装置、40…制御装置、41…寝床内温度取得部、42…睡眠情報取得部、43…記憶部、44…実快適感算出部、45…第一寝床内温度算出部、46…第一調節部、150…体動数検出装置、160…制御装置、161…体動数取得部、164…第二寝床内温度算出部、165…第二調節部、A…使用者、B…ベッド、C…快適感、Cr…実快適感、Ct…目標快適感、Is…睡眠情報、Is1…基礎代謝量、Is2…寝具情報、M…マットレス、Nm…体動数、Nmt…目標体動数、R1…第一相関関係、R2…第二相関関係、Rhb…寝床湿度、Thb…寝床内温度、Thb1…第一寝床内温度、Thb2…第二寝床内温度、Thbt…目標寝床内温度、Thr…寝室温度、Thu…上半身温度、V…流速。

Claims (4)

  1. 使用者の寝床内の温度である寝床内温度を目標寝床内温度とするように調節する寝床内温度調節装置と、
    前記寝床内温度調節装置を少なくとも制御する制御装置と、を備えた寝床内温度制御システムであって、
    前記制御装置は、
    前記寝床内温度を取得する寝床内温度取得部と、
    前記使用者の睡眠の快適感に関係する情報である睡眠情報を取得する睡眠情報取得部と、
    前記寝床内温度、前記睡眠情報および前記快適感の関係を示す第一相関関係を記憶する記憶部と、
    前記第一相関関係に基づいて、前記寝床内温度取得部によって取得された前記寝床内温度、および、前記睡眠情報取得部によって取得された前記睡眠情報に相当する実際の前記快適感である実快適感を算出する実快適感算出部と、
    前記第一相関関係に基づいて、前記実快適感算出部によって算出された前記実快適感より大きい快適感である目標快適感、および、前記睡眠情報取得部によって取得された前記睡眠情報に相当する第一寝床内温度を算出する第一寝床内温度算出部と、
    前記第一寝床内温度算出部によって算出された前記第一寝床内温度を前記目標寝床内温度に設定し、前記寝床内温度調節装置により前記寝床内温度を調節する第一調節部と、を備えている寝床内温度制御システム。
  2. 前記睡眠情報は、前記使用者の基礎代謝量および前記使用者の寝具の情報のうち少なくとも一つを含むものである請求項1記載の寝床内温度制御システム。
  3. 前記睡眠情報は、前記使用者の基礎代謝量、前記使用者の寝具の情報、前記使用者の上半身の温度、前記寝室内の温度、前記寝床の湿度および前記寝床の周囲の空気の流速のうち基礎代謝量を含む少なくともいずれか二つを含むものである請求項1記載の寝床内温度制御システム。
  4. 使用者の寝床内の温度である寝床内温度を目標寝床内温度とするように調節する寝床内温度調節装置と、
    前記寝床上の前記使用者の体動の回数である体動数を検出する体動数検出装置と、
    前記寝床内温度調節装置を少なくとも制御する制御装置と、を備えた寝床内温度制御システムであって、
    前記制御装置は、
    前記体動数検出装置によって検出された前記体動数を取得する体動数取得部と、
    前記使用者の睡眠の快適感に関係する情報である睡眠情報を取得する睡眠情報取得部と、
    前記寝床内温度、前記睡眠情報および前記体動数の関係を示す第二相関関係を記憶する記憶部と、
    前記第二相関関係に基づいて、前記体動数取得部によって取得された前記体動数より小さい体動数である目標体動数、および、前記睡眠情報取得部によって取得された前記睡眠情報に相当する第二寝床内温度を算出する第二寝床内温度算出部と、
    前記第二寝床内温度算出部によって算出された前記第二寝床内温度を前記目標寝床内温度に設定し、前記寝床内温度調節装置により前記寝床内温度を調節する第二調節部と、を備えている寝床内温度制御システム。
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