JP2016143374A - ガス警報器 - Google Patents

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【課題】ケース体が分解されないようにするとともにシールレス化することができるガス警報器を提供する。【解決手段】上ケース21に形成された挿通孔216に下ケース22に形成された突起部225が挿通され、突起部225の先端部225Aが熱変形させられて上ケース21と下ケース22とが組み付けられる。突起部225をユーザーが破断することは困難であり、変形後の先端部225Aを隠さなくてもケース体2を分解されにくくすることができる。従来のようにシール部材を貼付する必要がなく、ケース体2が分解されないようにしつつシールレス化することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、ガスセンサを収容する樹脂製のケース体を備えたガス警報器に関する。
従来、警報器本体にセンサ部(ガスセンサ)及びスピーカが設けられたガス警報器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたガス警報器は、警報器本体に無線機が収容されることにより、無線によって外部機器と通信可能に構成されている。
特開2015−1852号公報
ところで、ガス警報器では、ユーザーがセンサ部やスピーカ等を改造できないように、これらを収容するケース体を分解できないように構成する必要がある。このとき、例えば図5に示すように、ガス警報器100において、図示しない前面側の上ケースと背面側の下ケース101とをネジ102によって固定し、シール部材103を貼付してネジ102の頭部を隠すことによって、分解されにくくする構成が考えられる。
しかしながら、このようなシール部材103は、経時劣化によって汚れたり剥がれたりすることがあり、意匠性が低下してしまうとともにネジ102を隠すための信頼性が低下してしまう可能性がある。そこで、シールレス化することが望まれていた。
本発明の目的は、ケース体を分解されにくくするとともにシールレス化することができるガス警報器を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ガスセンサを収容する樹脂製のケース体を備えたガス警報器であって、前記ケース体が、第1板部を有した第1ケースと、前記第1板部に対向配置される第2板部を有した第2ケースと、を備え、前記第1板部に挿通孔が形成され、かつ、前記挿通孔に挿通されるとともに先端部が前記挿通孔から突出可能な突起部が前記第2板部に形成され、前記突起部を前記挿通孔に挿通するとともに前記先端部を熱変形させることによって前記第1ケースと前記第2ケースとが組み付けられることを特徴とするガス警報器である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1板部における前記第2板部と反対側の面に、前記挿通孔の周囲に凹部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載の発明において、前記第1板部における前記凹部の反対側に凸部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3に記載の発明において、前記第1板部と前記第2板部とが互いに離隔し、前記第2板部に、前記第1板部に向かって突出するとともに前記突起部が設けられた台座部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項4に記載の発明において、前記台座部が、前記第1板部と反対側の面において凹状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記第1ケースが、前面側のケースであるとともに、端子台が配置されて蓋部によって覆われる端子台配置部を有し、前記第2ケースが背面側のケースであり、前記挿通孔が前記端子台配置部に形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、挿通孔に挿通された突起部の先端部を熱変形させることによって第1ケースと第2ケースとが組み付けられることから、突起部をユーザーが破断することは困難であり、変形後の先端部を隠さなくてもケース体を分解されにくくすることができる。従って、シール部材を貼付する必要がなく、ケース体が分解されないようにしつつシールレス化することができる。
請求項2に記載された発明によれば、先端部の熱変形時に、溶融した樹脂を凹部に溜めることができ、変形後の先端部の形状のばらつきを抑制し、歩留まりを向上させることができる。また、溶融した樹脂を凹部に溜めることによって、第1板部と第2板部との対向方向において変形後の先端部を厚くすることができ、強度を向上させることができる。
請求項3に記載された発明によれば、凹部の反対側に凸部が形成されていることから、凹部が形成された部分において第1板部の厚さを確保し、凹部のみが形成される構成と比較して、強度を向上させることができる。
請求項4に記載された発明によれば、第1板部に向かって突出した台座部が第2板部に形成されていることにより、第1板部に向かって突起部を長く形成する構成と比較して、突起部を折れにくくすることができる。一方、第2板部に向かって突出した台座部(貫通台座部)を第1板部に設け、この台座部に挿通孔に形成した場合について考える。このとき、貫通台座部から先端部が突出できるように突起部を長く形成するか、或いは、第2板部と反対側の面において貫通台座部に凹部を形成する必要がある。貫通台座部に凹部を形成した場合、加熱用の治具をこの凹部に挿入して先端部を加熱しなければならず、先端部以外の部分を加熱して変形させてしまう可能性がある。このような構成に対し、台座部に突起部が設けられていることから、先端部以外の部分の熱変形を抑制することができる。
請求項5に記載された発明によれば、台座部の凹状の部分に押圧用の治具を挿入するとともに先端部に加熱用の治具を押し当てて挟み込むことにより、先端部に熱及び圧力を加えやすくすることができる。また、例えば加熱用の治具と押圧用の治具とを対向配置させた熱変形用の装置を用い、押圧用の治具を先に挿入してから加熱用の治具を押し当てれば、押圧用の治具によって突起部と加熱用の治具とを位置決めすることができ、加熱用の治具を先端部に押し当てやすくすることができる。
請求項6に記載された発明によれば、第1ケースが前面側のケースであり第2ケースが背面側のケースであることから、先端部は第1ケースの前面において熱変形させられる。さらに、挿通孔が端子台配置部に形成されて端子台配置部が蓋部によって覆われることから、熱変形した先端部は蓋部によって覆われる。従って、熱変形した先端部がケース体の前面や背面において露出する構成と比較して、突起部をユーザーによって破断されにくくし、ケース体を分解されにくくすることができる。
本発明の実施形態に係るガス警報器を示す正面図である。 図1のガス警報器を示す背面図である。 図1のガス警報器を示す斜視図である。 図3のガス警報器の要部を拡大して示す断面図である。 従来のガス警報器を示す背面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のガス警報器1は、例えばプロパンガスを対象ガスとしてガス漏れを検出した際に、警報を発生するとともにガスメータにおけるガス流路を遮断するものであって、図1〜3に示すように、ケース体2と、端子台3と、ケース体2に収容された図示しないスピーカと、ケース体2に収容された図示しないガスセンサと、を備える。尚、図1〜3では、後述する蓋部4を取り外したガス警報器1を示している。
ケース体2は、例えばポリカーボネートやABS樹脂、これらを組み合わせた樹脂等によって全体が直方体状に形成され、第1板部としての前板部2Aを有する第1ケースとしての上ケース21と、第2板部としての背板部2Bを有する第2ケースとしての下ケース22と、を備える。前板部2A及び背板部2Bは、XY平面に沿って延在するとともにZ方向に対向配置されており、X方向を長辺とするとともにY方向を短辺とする長方形状に形成されている。また、前板部2Aと背板部2BとがZ方向に離隔し、上ケース21と下ケース22との間にスピーカ及びガスセンサを収容可能な収容空間が形成されている。
上ケース21には、図4にも示すように、スピーカに連通したスピーカ用孔211と、ガスセンサに連通したセンサ用孔212と、前板部2Aにおいて凹状に形成された端子台配置部213と、図示しない電線が挿通される2つの電線挿通孔214、215と、後述する突起部225が挿通される挿通孔216と、挿通孔216の周囲の凹部217及び凸部218と、が形成されている。
挿通孔216は、端子台配置部213内に円形状に形成されるとともに、前板部2A全体においてX方向の端部且つY方向の中央部に配置されている。凹部217は、前板部2Aにおける背板部2Bと反対側の面に円環状に形成されている。凸部218は、前板部2Aにおける背板部2B側の面に(凹部217の反対側に)、凹部217よりも大きな外径を有して円環状に形成されている。また、凹部217の深さと、凸部218の突出寸法と、が略等しく形成されている。即ち、挿通孔216の周囲において、前板部2Aの厚さ(Z方向寸法)がその他の部分よりも薄くならないようになっている。
下ケース22には、電線挿通孔214に連通した電線挿通孔221と、電線挿通孔215に連通した電線挿通孔222と、電線挿通孔222に連続するとともに電線が配索可能な溝部223と、背板部2Bから前板部2A側に向かって突出した台座部224と、挿通孔216に挿通可能な突起部225と、が形成されている。下ケース22の背板部2Bには、ガス警報器1の製造番号や使用期限、検定合格印等の情報がレーザー印字によって直接刻印されている。
台座部224は、図4に示すように、上ケース21と下ケース22とを組み付けた際に上ケース21の凸部218に当接可能な突出寸法(Z方向寸法)を有し、前板部2Aと反対側の面に凹状の治具挿入部224Aが形成されている。
突起部225は、台座部224の先端に設けられるとともに円柱状に形成され、挿通孔216に挿通された際に、先端部225Aが前板部2Aよりも前面に突出するような突出寸法(Z方向寸法)を有するとともに、挿通孔216の内径よりも若干小さい外径を有している。また、先端部225Aには、挿通孔216に挿通しやすいように、挿通方向(Z方向)に対して傾斜したテーパ部225Bが形成されている。
端子台3は、例えばワンタッチ式の端子台であって、図示しない電線の端子が接続される。この電線は例えば信号線であって、ガス警報器1はこの信号線を介して外部機器(例えばガスメータ)に信号を送信する。
以下、ケース体2の組み付け方法について説明する。まず、上ケース21と下ケース22とをXY平面内において位置合わせし、挿通孔216に突起部225を挿通していき、図4(A)に示すように、下ケース22の台座部224を上ケース21の凸部218に当接させる。
次に、押圧用の治具J1と加熱用の治具J2とを用いて先端部225を熱変形させる。本実施形態では、治具J1と治具J2とは、XY平面内における相対位置が固定されつつ、Z方向に接離可能に設けられているものとする。まず、前板部2Aを上方に向け、押圧用の治具J1を背板部2Bに対して接近させて台座部224の治具挿入部224Aに挿入する。次に、加熱用の治具J2を前板部2Aに対して接近させ、先端部225Aに当接させて加熱する。さらに治具J1と治具J2とを相対接近させることにより、先端部225Aを押圧しつつ加熱し、図4(B)に示すように、先端部225Aの外径が挿通孔216の内径よりも大きくなるように熱変形させる。このとき、先端部225Aは溶融され、溶融された樹脂は凹部217内に留まる。このように先端部225Aを熱変形させた後、治具挿入部224Aから治具J1を引き抜き、ケース体2の組み付けが完了する。
以上のようにケース体2が組み付けられたガス警報器1は、蓋部4が外された状態でガス機器(例えばガスコンロ)周辺の壁部等に設置され、端子台3に電線の端子が接続される。その後、蓋部4が組み付けられて端子台配置部213が覆われる。即ち、端子台3及び先端部225Aが外部から隠される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、挿通孔216に挿通された突起部225の先端部225Aを熱変形させることによって上ケース21と下ケース22とが組み付けられることから、突起部225をユーザーが破断することは困難であり、変形後の先端部225Aを隠さなくてもケース体2を分解されにくくすることができる。従って、従来のようにシール部材を貼付する必要がなく、ケース体2が分解されないようにしつつシールレス化することができる。
さらに、挿通孔216の周囲に凹部217が形成されていることから、先端部225Aの熱変形時に溶融した樹脂を凹部217に溜めることができ、変形後の先端部225Aの形状のばらつきを抑制し、歩留まりを向上させることができる。また、溶融した樹脂を凹部217に溜めることによって、変形後の先端部225を厚く(Z方向寸法を大きく)することができ、強度を向上させることができる。
また、凹部217の反対側に凸部218が形成され、前板部2Aの厚さが薄くならないようになっていることから、強度を向上させることができる。
さらに、背板部2Bに台座部224が形成されていることにより、前板部2Aに向かって突起部を長く形成する構成と比較して、突起部225を折れにくくすることができる。また、挿通孔が形成されるとともに前面側が凹状の台座部を前板部に形成すると、加熱用の治具J2をこの台座部内に挿入して先端部を加熱しなければならず、先端部以外の部分に熱を加えて変形させてしまう可能性があるのに対し、台座部224に突起部が設けられていることから、先端部225A以外の部分の熱変形を抑制することができる。
また、台座部224に治具挿入部224Aが形成されていることから、押圧用の治具J1と加熱用の治具J2とで突起部225挟み込み、先端部225Aに熱及び圧力を加えやすくすることができる。さらに、押圧用の治具J1によって突起部225と加熱用の治具J2とを位置決めすることができる。
さらに、前板部2Aを有する上ケース21に挿通孔216が形成されるとともに背板部2Bを有する下ケース22に突起部225が形成され、挿通孔216が蓋部4によって覆われる端子台配置部に形成されることから、前面側において熱変形した先端部225Aを蓋部4によって覆うことができる。従って、前面側におけるガス警報器1の意匠性を向上させるとともに、突起部225をユーザーによってさらに破断されにくくし、ケース体2を分解されにくくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、挿通孔216の周囲に凹部217が形成されるものとしたが、先端部225Aを溶融した際の樹脂が流れにくい場合や、突起部225が充分に長く形成されて樹脂が多少流れても変形後の先端部225Aの厚さ(Z方向寸法)が確保できる場合には、凹部は形成されなくてもよい。
また、前記実施形態では、挿通孔216の周囲に凹部217に対応して凸部218が形成されるものとしたが、凹部が形成されない場合や、凹部が形成されて前板部2Aが薄くなってしまっても充分な強度が得られる場合には、凸部は形成されなくてもよい。
また、前記実施形態では、下ケース22に台座部224が形成されるものとしたが、例えば前板部2Aと背板部2Bとが充分に近く(Z方向における離隔寸法が小さく)配置されていれば、台座部は形成されなくてもよい。また、突起部の突出寸法が大きく形成されたり、背板部2B側に突出するとともに挿通孔が設けられた台座部が上ケース21に形成されたりしてもよい。
また、前記実施形態では、台座部224が凹状の治具挿入部224Aを有するものとしたが、例えばケース体2全体を保持する位置決め用の治具が用いられたり、作業者が手作業によって加熱用の治具を押し当てたりする場合には、治具挿入部224Aは省略され、背板部2Bの前板部2Aと反対側の面が平坦に形成されていてもよい。このような構成によれば、背板部2Bにおける印字スペースを拡大することができる。
また、前記実施形態では、挿通孔216が端子台配置部213に形成されるものとしたが、変形後の先端部225Aが目立ちにくい場合や、ユーザーによって突起部225が破断されにくい場合には、挿通孔が前板部2Aの適宜な位置に形成されて先端部が露出していてもよい。
また、前記実施形態では、第1板部としての前板部2Aを有する上ケース21に挿通孔216が形成されるとともに第2板部としての背板部2Bを有する下ケース22に突起部225が形成されるものとしたが、背板部を第1板部として挿通孔が形成されるとともに前板部を第2板部として突起部が形成されてもよい。また、上ケースと下ケースとがX方向やY方向に互いに対向する側面を有し、これらの側面に挿通孔及び突起部が形成されてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 ガス警報器
2 ケース体
3 端子台
4 蓋部
21 上ケース(第1ケース)
22 下ケース(第2ケース)
2A 前板部(第1板部)
2B 背板部(第2板部)
213 端子台配置部
216 挿通孔
217 凹部
218 凸部
224 台座部
225 突起部
225A 先端部

Claims (6)

  1. ガスセンサを収容する樹脂製のケース体を備えたガス警報器であって、
    前記ケース体が、第1板部を有した第1ケースと、前記第1板部に対向配置される第2板部を有した第2ケースと、を備え、
    前記第1板部に挿通孔が形成され、かつ、前記挿通孔に挿通されるとともに先端部が前記挿通孔から突出可能な突起部が前記第2板部に形成され、
    前記突起部を前記挿通孔に挿通するとともに前記先端部を熱変形させることによって前記第1ケースと前記第2ケースとが組み付けられることを特徴とするガス警報器。
  2. 前記第1板部における前記第2板部と反対側の面に、前記挿通孔の周囲に凹部が形成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のガス警報器。
  3. 前記第1板部における前記凹部の反対側に凸部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のガス警報器。
  4. 前記第1板部と前記第2板部とが互いに離隔し、
    前記第2板部に、前記第1板部に向かって突出するとともに前記突起部が設けられた台座部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス警報器。
  5. 前記台座部が、前記第1板部と反対側の面において凹状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のガス警報器。
  6. 前記第1ケースが、前面側のケースであるとともに、端子台が配置されて蓋部によって覆われる端子台配置部を有し、
    前記第2ケースが背面側のケースであり、
    前記挿通孔が前記端子台配置部に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス警報器。
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