JP2016169343A - 無機粒子含有組成物、塗膜、塗膜付きプラスチック基材、表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の無機粒子含有組成物は、屈折率が1.9以上の無機粒子と、溶媒と、成膜成分と、を含む無機粒子含有組成物であって、無機粒子の平均一次粒子径が3nm以上かつ40nm以下であり、無機粒子の成膜成分に対する相溶性は、無機粒子の溶媒に対する相溶性よりも高いことを特徴とする。
【選択図】なし
Description
例えば、アンチモンドープ酸化錫(ATO)または錫ドープ酸化インジウム(ITO)の粒子は、可視光透過率や熱線遮蔽性に優れた、熱線遮蔽コーティング液および熱線遮蔽フィルムを得るために用いられる(例えば、特許文献2参照)。
例えば、金属酸化物粒子の中でも、酸化亜鉛粒子は、透明性の高いガスバリア積層体を得るために用いられる(例えば、特許文献3参照)。
上記のような機能性フィルムは、平坦であることが好ましく、例えば、溶媒および成膜成分の蒸気圧と相溶性を制御することにより、均一な機能性フィルムを形成する方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特に屈折率が1.9以上の無機粒子を用いた機能性フィルムにおいて、無機粒子が凝集すると、機能性フィルムの屈折率が一様ではなくなり、透明性が低下するばかりでなく、干渉ムラが発生する等、光学特性が悪化する問題や、耐擦傷性が悪化する問題があった。
なお、以下の実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態の無機粒子含有組成物は、屈折率が1.9以上の無機粒子と、溶媒と、成膜成分と、を含む無機粒子含有組成物であって、無機粒子の平均一次粒子径が3nm以上かつ40nm以下であり、無機粒子の成膜成分に対する相溶性が、無機粒子の溶媒に対する相溶性よりも高い組成物である。
無機粒子の成膜成分に対する相溶性が、無機粒子の溶媒に対する相溶性よりも高い理由は、次の通りである。
無機粒子含有組成物の塗膜化工程においては脱溶媒化が進行するため、無機粒子含有組成物中において、連続的に、溶媒よりも成膜成分の含有率が高くなる。そのため、無機粒子の成膜成分に対する相溶性が、無機粒子の溶媒に対する相溶性よりも高い場合、脱溶媒化の進行段階で無機粒子の凝集、偏析等が抑制され、均一な塗膜が得られる。さらに、無機粒子含有組成物中で無機粒子が弱凝集している場合には、上記脱溶媒化の過程において、相溶性が向上するため、解膠することも期待できる。
また、均質性の高い塗膜は、塗膜表面の状態も一様であるため、耐擦傷性に優れ、表示装置に適用された場合に、表面の傷つきを防止することができる。
成膜成分と溶媒の構成比率は、質量比で、0:100〜100:0の範囲内で任意の値でよい。なお、成膜成分の粘度が高い場合には、混合性の観点から、成膜成分の構成比率が低いことが好ましい。
無機粒子は、屈折率が1.9以上であれば、特に限定されないが、例えば、ジルコニウム、亜鉛、鉄、銅、チタン、スズ、セリウム、タンタル、ニオブ、タングステン、ユーロピウムおよびハフニウムからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素を含む金属酸化物粒子が好適に用いられる。
無機粒子の平均一次粒子径を、上記の範囲に限定した理由は、無機粒子の平均一次粒子径が3nm未満では、無機粒子の結晶性が低く、目的とする屈折率が得られない場合や、無機粒子が凝集し易くなるため、透明性が高く、分散安定性に優れる無機粒子含有組成物が得られない場合があるからである。一方、無機粒子の平均一次粒子径が40nmを超えると、無機粒子含有組成物中における無機粒子の分散粒径が大きくなり、透明性の高い無機粒子含有組成物が得られない場合があるからである。
表面処理剤は、溶媒と成膜成分への相溶性を勘案しながら適宜選択して用いられる。
表面処理剤としては、例えば、金属アルコキシド、シランカップリング剤、シリコーン化合物等のアルコキシ基を有する分散剤や、界面活性剤等が用いられる。
表面処理剤としては、多官能アクリレートとの相溶性が高い点で、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランおよび3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランからなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。
表面処理剤がアルコキシ基を有する分散剤の場合、プレ加水分解を行い、アルコキシ基を有する分散剤の一部または全部の加水分解を進行させたものを用いてもよい。
溶媒は、特に限定されないが、水、有機溶媒が好適に用いられる。溶媒は、相分離しない範囲において、2種以上を混合して用いてもよい。
成膜成分として、エポキシ樹脂(SP値:10.9)、アクリル樹脂(SP値:9.5)、ポリスチレン(SP値:8.5〜10.3)、ウレタン樹脂(SP値:10〜11)、フェノール樹脂(SP値:11.5)、セルロース樹脂(SP値:10〜12)、ポリエステル樹脂(SP値:10〜11)、エポキシ樹脂(SP値:10〜11)のように極性が中程度の樹脂(SP値:8.5〜12)を用いる場合、溶解度パラメーター(SP値)が8.0以上かつ12以下である溶媒を用いることが好ましい。
成膜成分と溶媒の溶解度パラメーターを同程度にすることにより、成膜成分と溶媒の混合が容易になり、かつ、無機粒子の凝集や偏析を抑制することができる。
成膜成分は、特に限定されないが、例えば、樹脂モノマー、樹脂オリゴマー、樹脂ポリマー、有機ケイ素化合物またはその重合体等が好適に用いられる。
光硬化性樹脂のモノマーとしては、例えば、1官能アクリレート、2官能アクリレート、3官能アクリレート、4−6官能アクリレート等のラジカル重合系モノマーや、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルエーテルエポキシ樹脂、ウレタンビニルエーテル、ポリエステルビニルエーテル等のカチオン重合系モノマーが挙げられる。
光硬化性樹脂のオリゴマー、光硬化性樹脂のポリマーとしては、例えば、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、共重合系アクリレート、ポリブタジエンアクリレート、シリコンアクリレート、アミノ樹脂アクリレート等のラジカル重合系オリゴマー、ラジカル重合系ポリマーや、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルエーテルエポキシ樹脂、ウレタンビニルエーテル、ポリエステルビニルエーテル等のカチオン重合系オリゴマー、カチオン重合系ポリマーが挙げられる。
これらの中でも、複数成分を配合しやすく、光重合開始剤と光安定化剤等を用いることで硬化障害を抑制できるラジカル重合性のモノマー、ラジカル重合性のオリゴマー、ラジカル重合性のポリマーが好適に用いられる。
柔軟性、低収縮性が必要とされる用途には、ウレタンアクリレート等のラジカル重合系オリゴマー、ラジカル重合系ポリマーが好適に用いられる。
これらの光重合性樹脂のモノマー、光重合性樹脂のオリゴマー、光重合性樹脂のポリマーは、1種を単独で用いることもでき、必要とされる機能に併せて2種以上を混合して用いることもできる。
多官能アクリレートの具体例としては、例えば、(メタ)トリメチロールプロパントリアクリレート、(メタ)ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、(メタ)ペンタエリスリトールトリアクリレート、(メタ)ペンタエリスリトールテトラアクリレート、(メタ)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等のポリオールポリアクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート、ポリシロキサンアクリレート等が挙げられる。
これらの多官能アクリレートは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
また、炭素原子数が2以上のアミンは、その置換基が無機粒子と相互作用するため、無機粒子の表面で加水分解反応が進行して、アルコキシ基を有する分散剤同士の縮合の進行を抑制し、アルコキシ基を有する分散剤による無機粒子の表面処理反応を進行し易くする役割を果たす。そのため、アミンは、炭素原子数が6以上のものが好ましく、炭素原子数が10以上のものがより好ましい。
これらの中でも、本実施形態の無機粒子含有組成物において、無機粒子の分散剤・分散助剤としての機能も有するポリアミノアマイド、ポリアルキロールアミノアマイド等のアミノ基を有する高分子が好ましい。
本実施形態の無機粒子含有組成物の製造方法は、無機粒子と、溶媒と、成膜成分と、を均一に混合できる方法であれば、特に限定されない。本実施形態の無機粒子含有組成物を製造するには、例えば、無機粒子と、溶媒と、成膜成分と、を機械的に混合してもよく、予め、無機粒子を溶媒に分散した無機粒子分散液を調製し、この無機粒子分散液と成膜成分を機械的に混合してもよい。
成膜成分の粘度が溶媒よりも大きい場合、機械的に混合する際に無機粒子の分散効率が劣るため、予め無機粒子を溶媒に分散した無機粒子分散液を調製し、この無機粒子分散液と成膜成分を混合することが好ましい。
無機粒子を溶媒に分散する方法は、特に限定されず、例えば、特開2007−277505号公報に記載されている公知の方法が用いられる。
無機粒子分散液の粒度分布の累積堆積百分率が90%のときの粒径(D90)が60nm以下であれば、無機粒子分散液の透明性を高くすることができる。
無機粒子分散液の液ヘーズ値が、上記の範囲であることが好ましい理由は、液ヘーズ値が35%を超えると、成膜成分と混合して組成物とし、この組成物を用いて形成した塗膜は、光の散乱が強くなり、その塗膜は、光学用途での仕様に適さなくなるおそれや、保護層等として用いられた場合、下地層の意匠性を損なうおそれがあるからである。
無機粒子の含有率を30質量%とし、かつ光路長を2mmとしたとき、無機粒子分散液の液ヘーズ値が、上記の範囲であることが好ましい理由は、液ヘーズ値が35%を超えると、成膜成分と混合して組成物とし、この組成物を用いて形成した塗膜は、光の散乱が強くなり、その塗膜は、光学用途での仕様に適さなくなるおそれや、保護層等として用いられた場合、下地層の意匠性を損なうおそれがあるからである。
無機粒子の含有率を10質量%とし、かつ光路長を2mmとしたとき、無機粒子分散液の液ヘーズ値が、上記の範囲であることが好ましい理由は、液ヘーズ値が26%を超えると、成膜成分と混合して組成物とし、この組成物を用いて形成した塗膜は、光の散乱が強くなり、その塗膜は、光学用途での仕様に適さなくなるおそれや、保護層等として用いられた場合、下地層の意匠性を損なうおそれがあるからである。
機械的に混合する方法としては、ジルコニアビーズ等のメディアを用いたビーズミル、ボールミルや、ホモジナイザー、ディスパー、撹拌機等が好適に用いられる。
本実施形態の塗膜は、本実施形態の無機粒子含有組成物を、例えば、基材等の被塗布物上に塗布してなる。
本実施形態の塗膜の厚さは、用途に応じて適宜調整されるが、通常、0.01μm以上かつ20μm以下であることが好ましく、0.5μm以上かつ10μm以下であることがより好ましく、0.5μm以上かつ2μm以下であることがさらに好ましい。
光硬化に用いるエネルギー線としては、塗膜が硬化すれば、特に限定されないが、例えば、紫外線、遠赤外線、近紫外線、赤外線、X線、γ線、電子線、プロトン線、中性子線等のエネルギー線が用いられる。これらのエネルギー線の中でも、硬化速度が速く、装置の入手および取り扱いが容易である点から、紫外線を用いることが好ましい。
すなわち、本実施形態の塗膜は、屈折率を調整するための薄膜であってもよく、屈折率を調整でき、かつ、ハードコート性も有する厚膜であっても、用途に応じて適宜選択して用いられる。
本実施形態の塗膜付きプラスチック基材は、樹脂材料を用いて形成された基体本体(プラスチック基材)と、基体本体の少なくとも一面に設けられた本実施形態の塗膜と、を有する。
表示装置用途で用いる場合には、基材本体としては、光透過性を有するプラスチック基材を用いることが好ましい。
500nm以上かつ750nm以下の範囲内における、塗膜付きプラスチック基材の反射率の最大値と最小値の差が1%以下であることにより、本実施形態の塗膜付きプラスチック基材は、光干渉によるリップルの発生が抑制され、色ムラが抑制された塗膜が得られる。
本実施形態の表示装置は、本実施形態の塗膜および本実施形態の塗膜付きプラスチック基材の少なくともいずれか一方を有する。
本実施形態の表示装置では、その表示面に、本実施形態の塗膜および本実施形態の塗膜付きプラスチック基材の少なくともいずれか一方が設けられる。
「無機粒子分散液の作製」
酸化ジルコニウム(IV)(平均一次粒子径12nm、住友大阪セメント社製)を40質量%、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランを6.0質量%、アルキルジメチルアミン(アミン価140)を0.3質量%、水を0.8質量%、および、メチルイソブチルケトン(MIBK)を52.9質量%混合した後、ビーズミルを用いて、分散処理を行って、無機粒子分散液を得た。
(1)水分率の測定
無機粒子分散液の水分率を、カールフィッシャー水分計(型番:AQL−22320、平沼産業社製)で測定した結果、水分率は0.8質量%であった。
無機粒子分散液の粒度分布を、粒度分布計(商品名:マイクロトラックUPA150、日機装社製)で測定した結果、D50は15nm、D90は20nmであった。
無機粒子分散液のヘーズ値を、光路長2mmのキュベットを用いて、ヘーズメーター(商品名:HAZE METER TC−H3DP、東京電色社製)で測定した結果、18.6であった。
上記の無機粒子分散液を71.3質量%、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA、固形(樹脂)分100質量%、日本化薬社製)を17.2質量%、重合開始剤を0.9質量%、イソプロピルアルコールを3.4質量%、および、メチルイソブチルケトンを7.2質量%混合して、実施例の無機粒子含有組成物を得た。
得られた無機粒子含有組成物の粒度分布を、粒度分布計(商品名:マイクロトラックUPA150、日機装社製)で測定した結果、D50は11nm、D90は16nmであった。
上記の無機粒子分散液に、成膜成分であるDPHAと、溶媒であるメチルイソブチルケトン(MIBK)とを、表1に示す組成となるように添加して、4種類の無機粒子含有組成物(組成物1〜4)を調製した。
この4種類の無機粒子含有組成物(組成物1〜4)のヘーズ値を、光路長2mmのキュベットを用いて、ヘーズメーター(商品名:HAZE METER TC−H3DP、東京電色社製)で測定した結果を表1と図1に示す。
図1の結果から、無機粒子含有組成物におけるDPHAの含有量が高くなるにつれて、液ヘーズ値が小さくなり、無機粒子のDPHAに対する相溶性は、無機粒子のMIBKに対する相溶性よりも高かった。
上記の無機粒子含有組成物を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(アッベ屈折計で測定した屈折率;1.66)に、乾燥膜厚が1μmとなるようにバーコーティング法で塗布し、90℃ にて1分間加熱して乾燥させ、塗膜を形成した。
次いで、高圧水銀灯(120W/cm)を用い、塗膜に紫外線を250mJ/cm2のエネルギーとなるように露光し、塗膜を硬化させて、実施例の塗膜付きプラスチック基材を得た。
(1)全光線透過率およびヘーズ値の測定
塗膜付きプラスチック基材の全光線透過率およびヘーズ値を、空気を基準として、ヘーズメーターNDH−2000(日本電色社製)を用い、日本工業規格JIS−K−7136に基づいて測定した。全光線透過率およびヘーズ値の測定には、作製した塗膜付きプラスチック基材から100mm×100mmの試験片を作製し、その試験片を用いた。
その結果、全光線透過率は89.8%であり、ヘーズ値は0.9%であった。
塗膜付きプラスチック基材の塗膜面に対して、#0000のスチールウールを装着したラビングテスター157C型(井元製作所社製)を用いて、250g/cm2、100g/cm2の荷重を掛け、10往復させた。次いで、目視で傷の本数を数えたところ、それぞれ10本以下(250g/cm2)、5本以下(100g/cm2)であった。
屈折計(商品名:多波長アッベ屈折計DR−M2、アタゴ社製)を用い、塗膜の屈折率を測定した結果、1.65であった。
塗膜に含まれる無機粒子の分散性を、紫外可視分光硬度計(商品名:V−570、日本分光社製)の反射スペクトルにより評価した。反射スペクトルデータを図2に示す。500nmから750nm波長域の最大値は7.8%(564nm)で、最小値は7.2%(660nm)で、最大値と最小値の差は0.6%であった。
また、この塗膜付きプラスチック基材を目視で観察した結果、色ムラはほとんどなかった。
「無機粒子含有組成物の作製」
実施例の無機粒子分散液を62.4質量%、アクリルアクリレート(商品名:EXP−172、固形(樹脂)分55質量%、メチルイソブチルケトン45質量%、大日精化社製)を27.4質量%、重合開始剤を0.9質量%、イソプロピルアルコールを3.4質量%、および、メチルイソブチルケトンを5.9質量%混合して、比較例の無機粒子含有組成物を得た。
得られた無機粒子含有組成物の粒度分布を、実施例と同様に測定した結果、D50は13nm、D90は19nmであった。
上記の無機粒子分散液に、成膜成分であるEXP−172と、溶媒であるメチルイソブチルケトン(MIBK)とを、表2に示す組成となるように添加して、4種類の無機粒子含有組成物(組成物5〜8)を調製した。
この4種類の無機粒子含有組成物(組成物5〜8)のヘーズ値を、光路長2mmのキュベットを用いて、ヘーズメーター(商品名:HAZE METER TC−H3DP、東京電色社製)で測定した結果を表2と図1に示す。
図1の結果から、無機粒子含有組成物におけるEXP−172の含有量が高くなるにつれて、液ヘーズ値が大きくなり、無機粒子のEXP−172に対する相溶性は、無機粒子のMIBKに対する相溶性よりも高かった。
実施例の無機粒子含有組成物を用いる替わりに、比較例の無機粒子含有組成物を用いた以外は実施例と同様にして、比較例の塗膜付きプラスチック基材を得た。
(1)全光線透過率およびヘーズ値の測定
実施例と同様にして、塗膜付きプラスチック基材の全光線透過率およびヘーズ値を評価した結果、全光線透過率は89.8%で、ヘーズ値は0.9%であった。
実施例と同様にして耐擦傷性を評価した結果、250g/cm2の場合も、100g/cm2の場合も、傷の本数は20本以上であった。
実施例と同様にして塗膜の屈折率を測定した結果、1.65であった。
実施例と同様にして塗膜の反射スペクトルを測定した。結果を図2に示す。500nmから750nm波長域の最大値は7.6%(551nm)で、最小値は6.4%(638nm)で、最大値と最小値の差は1.2%であった。
また、この塗膜付きプラスチック基材を目視で観察した結果、色ムラが観察された。
Claims (7)
- 屈折率が1.9以上の無機粒子と、溶媒と、成膜成分と、を含む無機粒子含有組成物であって、
前記無機粒子の平均一次粒子径が3nm以上かつ40nm以下であり、
前記無機粒子の前記成膜成分に対する相溶性は、前記無機粒子の前記溶媒に対する相溶性よりも高いことを特徴とする無機粒子含有組成物。 - 前記無機粒子は、酸化ジルコニウムであることを特徴とする請求項1に記載の無機粒子含有組成物。
- 前記成膜成分は、多官能アクリレートを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の無機粒子含有組成物。
- 前記溶媒の蒸気圧は、前記成膜成分の蒸気圧よりも高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無機粒子含有組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の無機粒子含有組成物を塗布してなることを特徴とする塗膜。
- 請求項5に記載の塗膜を有することを特徴とする塗膜付プラスチック基材。
- 請求項5に記載の塗膜および請求項6に記載の塗膜付きプラスチック基材の少なくともいずれか一方を有することを特徴とする表示装置。
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