JP2016169486A - 硬練りコンクリート用バケット、及びコンクリートの打設方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】硬練りコンクリート用バケット1Aは、下方へ向けて縮径しコンクリートが投入されるホッパ部21と、ホッパ部21の下端21Aに設けられた排出口23とを有するバケット本体2を備え、バケット本体2のコンクリートが貯留される内部空間において、バケット本体2の内部空間を画成する内壁から離間して設けられた第1のバイブレータ4を備える。バケット1Aに投入されたコンクリートを第1のバイブレータで振動させることにより、バケット1A内におけるコンクリートの滞留を抑制する。
【選択図】図2
Description
本実施形態のバケットは、アジテータ車等から硬練りコンクリートが投入され、クレーン等で吊下げてコンクリートを運搬するためのものである。バケットは、吊下げられながら所定の場所に移動された後、下部の排出口に任意に取り付けられたホースを通じてコンクリートを排出する。
次に、第2の実施形態のバケットについて説明する。図3及び図4に示されたとおり、第2の実施形態のバケット1Bが第1の実施形態のバケット1Aと異なる点は、バケット本体2の内部空間に内部ホッパ5を更に備えている点、及び、傘状部材3を内部ホッパ5の内部空間に備えている点である。
・バケット本体(容量=3.5m3、円筒部の内径=1600mm、円筒部の高さ=850mm、ホッパ部の高さ=2000mm、排出口の内径=200mm、全体の高さ=3000mm、傾斜角θ1=60°)
・内部ホッパ(容量=2.0m3、上端の内径=1590mm、排出口の内径=200mm、全体の高さ=2000mm、傾斜角θ2=70°)
・吊下げバイブレータ(100V用、棒状、長さ186mm、太さ28mm)
・固定バイブレータ(200V用、寸法235mm×200mm×165mm)
(比較例1)
図1及び図2に示されたタイプのバケットを使用した。スランプ=7.5cm、傘角度=110°、W(傘状部材の傾斜面の周縁部とバケット本体の内壁との距離)=170mm。吊下げバイブレータ及び固定バイブレータのいずれも使用しなかった。実験では、排出口からコンクリートが排出されなかった。
比較例1のバケットにおいて、バケット本体の外壁に固定バイブレータを二つ取り付けて実験した。排出口からコンクリートが僅かに排出された。
比較例2のバケットにおいて、バケット本体の内部空間に吊下げバイブレータを追加して実験した。吊下げバイブレータの下端の高さ位置は、ホッパ部の下端の高さ位置よりも100mm高い位置(以下、この高さを「中段」と表現する。)とした。排出口からコンクリートが断続的に排出された。
比較例1のバケットにおいて、傘角度=90°とし、コンクリートのスランプを6.5cmとして実験した。排出口からコンクリートが排出されなかった。
比較例3のバケットにおいて、バケット本体の外壁に固定バイブレータを二つ取り付けて実験した。排出口からコンクリートが排出されなかった。
比較例4のバケットにおいて、バケット本体の内部空間に吊下げバイブレータを追加して実験した。吊下げバイブレータの下端の高さ位置は「中段」とした。排出口からコンクリートが断続的に排出されたが、次第に排出されなくなっていき、最後には排出されなくなった。
(比較例5)
内部ホッパとしては、図3及び図4に示された内部ホッパ5における「排出口53」を有しないで、縮径部51の下端が内部ホッパ5の排出口を兼ねるタイプのものを使用した。スランプ=9.5cm、傘角度=110°、W(傘状部材の傾斜面の周縁部と内部ホッパの内壁との距離)=170mm。吊下げバイブレータ及び固定バイブレータのいずれも使用しなかった。実験では、排出口からコンクリートが排出されなかった。
比較例5のバケットにおいて、内部ホッパの内部空間に吊下げバイブレータを設けて実験した。吊下げバイブレータの下端の高さ位置は「中段」とした。排出口からコンクリートが連続的に排出された。
比較例5のバケットにおいて、コンクリートのスランプを7.0cmとして実験した。排出口からコンクリートが排出されなかった。
比較例6のバケットにおいて、バケット本体の外壁に固定バイブレータを二つ取り付けて実験した。排出口からコンクリートが僅かに排出された。
比較例6のバケットにおいて、内部ホッパの内部空間に吊下げバイブレータを設けて実験した。吊下げバイブレータの下端の高さ位置は「中段」とした。排出口からコンクリートが断続的に排出された。
実施例3のバケットにおいて、バケット本体の外壁に固定バイブレータを二つ追加して実験した。吊下げバイブレータの下端の高さ位置は「中段」とした。排出口からコンクリートが断続的に排出された。
スランプ=8.0cm、傘角度=110°、W=210mm。吊下げバイブレータ及び固定バイブレータのいずれも使用した。吊下げバイブレータは中段に配置し、固定バイブレータは内部ホッパの外壁であって傘状部材よりも上方の位置に四つ取り付けた。実験では、排出口からコンクリートが連続的に排出された。内部ホッパ内のコンクリートが少なくなり、吊下げバイブレータの下端がコンクリートに届かなくなったときに排出速度が低下したため、吊下げバイブレータの下端の高さ位置を、内部ホッパの縮径部の下端の高さ位置(=ホッパ部の下端の高さ位置)よりも50mm低い位置(以下、この高さを「下段」と表現する。)にまで下げたところ、残りのコンクリートが排出された。
実施例5のバケットにおいて、W=250とし、コンクリートのスランプを6.0cmとし、更に、吊下げバイブレータの高さ位置を初めから「下段」として実験した。排出口からコンクリートが連続的に排出された。
Claims (11)
- 下方へ向けて縮径しコンクリートが投入されるホッパ部と、前記ホッパ部の下端に設けられた排出口とを有するバケット本体を備える硬練りコンクリート用バケットであって、
前記バケット本体の前記コンクリートが貯留される内部空間において、前記バケット本体の前記内部空間を画成する内壁から離間して設けられた第1のバイブレータを備える、硬練りコンクリート用バケット。 - 前記第1のバイブレータは、下端の高さ位置が、前記ホッパ部の下端の高さ位置を基準として、−100mm〜+100mmの高さ位置となるように設けられている、請求項1記載の硬練りコンクリート用バケット。
- 前記バケット本体の内部空間において、上方から下方へ向けて末広がりとなる傾斜面を有するとともに前記傾斜面の周縁部が前記バケット本体の内壁から離間するように配置された傘状部材を更に備える、請求項1又は2記載の硬練りコンクリート用バケット。
- 前記傾斜面の周縁部と前記バケット本体との距離が170mm〜270mmである、請求項3記載の硬練りコンクリート用バケット。
- 下方へ向けて縮径したホッパ部と、前記ホッパ部の下端に設けられた排出口とを有するバケット本体を備える硬練りコンクリート用バケットであって、
下方へ向けて縮径しコンクリートが投入される縮径部と、前記縮径部の下端に設けられた排出口とを有する内部ホッパを前記バケット本体の内部空間に備え、
前記内部ホッパは、前記バケット本体に対して着脱可能であり、
水平面を基準とした前記縮径部の傾斜角は、前記ホッパ部の傾斜角よりも大きく、
前記内部ホッパの前記コンクリートが貯留される内部空間において、前記内部ホッパの前記内部空間を画成する内壁から離間して設けられた第1のバイブレータを備える、硬練りコンクリート用バケット。 - 前記第1のバイブレータは、下端の高さ位置が、前記縮径部の下端の高さ位置を基準として、−100mm〜+100mmの高さ位置となるように設けられている、請求項5記載の硬練りコンクリート用バケット。
- 前記内部ホッパの内部空間において、上方から下方へ向けて末広がりとなる傾斜面を有するとともに前記傾斜面の周縁部が前記内部ホッパの内壁から離間するように配置された傘状部材を更に備える、請求項5又は6記載の硬練りコンクリート用バケット。
- 前記傾斜面の周縁部と前記内部ホッパとの距離が170mm〜270mmである、請求項7記載の硬練りコンクリート用バケット。
- 前記バケット本体と前記内部ホッパとの間に空隙を有し、前記空隙において、前記内部ホッパの外壁に設けられた第2のバイブレータを更に備える、請求項5〜8のいずれか一項記載の硬練りコンクリート用バケット。
- 請求項1〜9のいずれか一項記載の硬練りコンクリート用バケットを用いる、コンクリートの打設方法。
- 請求項5〜9のいずれか一項記載の硬練りコンクリート用バケットを用い、前記内部ホッパに投入するコンクリートのスランプ又は性状に応じて前記内部ホッパの傾斜角を調整する、コンクリートの打設方法。
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