JP2016199060A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームに張り渡される面状部材によって乗員を支持する面が構築される乗物用シートにおいて、面状部材の張力の細かな調整を可能とすること。【解決手段】フレーム2と、フレーム2に張り渡されている面状部材3と、面状部材3の所定部位に作用する張力を調整する張力調整手段と、を備え、張力調整手段がフレーム2に沿う所定の方向に並んで複数設けられている乗物用シート1とする。複数の張力調整手段は、フレーム2を左右に二分する面および上下に二分する対称面の少なくともいずれか一方に関し、対称に設けられているとよい。【選択図】図3

Description

本発明は、フレームに張り渡される面状部材によって乗員を支持する面が構築される乗物用シートに関する。
このようなシートが下記特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のシート(シートバック)は、フレームに張り渡されるネット部材の張力を、上下方向および左右方向(幅方向)において調整することができるものである。
特開2012-228899号公報
上記特許文献1に記載される技術は、左右方向の張力を調整する張力調整手段と、上下方向の張力を調整する張力調整手段がそれぞれ一つずつ設けられたものであるため、乗員の体格等に合わせた細かな調整ができない。例えば、左側を右側に比して張力を高める等、左右または上下非対称の調整ができない。
本発明は、フレームに張り渡される面状部材によって乗員を支持する面が構築される乗物用シートにおいて、面状部材の張力の細かな調整を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明にかかる乗物用シートは、フレームと、前記フレームに張り渡されている面状部材と、前記面状部材の所定部位に作用する張力を調整する張力調整手段と、を備え、前記張力調整手段は、前記フレームに沿う所定の方向に並んで複数設けられていることを特徴とする。
前記張力調整手段は、前記フレームを左右に二分する面および上下に二分する対称面の少なくともいずれか一方に関し、対称に設けられているとよい。
前記張力調整手段は、前記面状部材の所定部位に直接または間接的に接続された部分の位置を変化させることによって、前記面状部材の所定部位に作用する張力を調整するものであるとよい。
前記張力調整手段は、前記面状部材の所定部位に直接または間接的に接続された部分を、シート後方に設けられた複数の引掛部のうちのいずれに引っ掛けるかによって、前記面状部材の所定部位に作用する張力を調整するものであるとよい。
本発明にかかる乗物用シートは、フレームに沿う所定の方向に並んで張力調整手段が複数設けられているから、従来に比して面状部材の張力の細かな調整が可能となる。
張力調整手段が、フレームを左右に二分する面および上下に二分する面の少なくともいずれか一方に関し対称に設けられていれば、当該対称面に関し、面状部材の張力を均等にすることもできるし、当該対称面の一方側と他方側において張力の差が生じるように設定することもできる。
張力調整手段は、面状部材の所定部位に直接または間接的に接続された部分の位置を変化させることによって、面状部材の所定部位に作用する張力を調整するものとすることもできるし、面状部材の所定部位に直接または間接的に接続された部分を複数の引掛部のうちのいずれに引っ掛けるかによって、面状部材の所定部位に作用する張力を調整するものとすることもできる。このような構成とすれば、所定方向に沿って並ぶ複数の張力調整手段を容易に構築することができる。
第一実施例にかかる乗物用シートの外観図である。 図1に示した乗物用シートの(シートバック)を分解して示した図である(フレームの左右方向の一方側に設けられた張力調整手段のみ示し、他方側については左右対称形状であるため省略してある)。 図1に示した乗物用シートの断面を模式的に示した図である。 (a)は第二実施例にかかる乗物用シートの断面を模式的に示した図である。(b)は引掛部に引掛部材が引っ掛けられた状態を示した図である。 面状部材、中継部材および引掛部材の組体を示した図である。 第三実施例にかかる乗物用シートの断面を模式的に示した図である。 第四実施例にかかる乗物用シートの断面を模式的に示した図である。 第四実施例にかかる乗物用シートのメインフレームと位置規制部材の組体の外観図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、特に明示した場合を除き、以下の説明における前後方向とは乗物用シート1が搭載された乗物の進行・後退方向をいうものとし、上下方向とは当該乗物の上下方向をいうものとし、左右方向(幅方向)とは前後方向および上下方向に直交する方向をいうものとする。なお、特に明示した場合を除き、各方向はシートバック1aが起立した状態にあるときの方向をいうものとする。
本実施形態にかかる乗物用シート1は、フレーム2に面状部材3が張り渡されることによって乗員を支持する面が構築されるものである。面状部材3は、フレーム2に張り渡すことができるものであればどのようなものであってもよく、以下の各実施例で示すようなネット(メッシュ)状のものであってもよいし、布状のものであってもよい。以下、乗物用シート1のシートバック1a(背もたれ部)に当該構造が構築されたものとして具体的な構成(第一実施例〜第四実施例)について説明する。
[第一実施例(図1〜図3参照)]
第一実施例にかかる乗物用シートについて説明する。本例にかかる乗物用シートの正面視略方形状のフレーム2には、第一調整部材10が固定されている。第一調整部材10は、硬質の板材が屈曲加工された上下方向に長い部材であって、固定部11、ボルト係止部12、摺動部13を有する。固定部11は、断面で見て左右方向に沿う部分であって、フレーム2に固定する部分である。当該固定部11とフレーム2の接合方法はどのようなものであってもよい。フレーム2と第一調整部材10(固定部11)の両方が金属である場合には、溶接によって両者を接合することができる。
ボルト係止部12は、断面で見て前後方向に沿う部分であって、後述する調整ボルト21が留められる部分である。本例では、上下方向に並ぶ複数の貫通孔121に連通する調整ナット122が固定されており、当該調整ナット122がボルト係止部12となる。摺動部13は、断面で見て、ボルト係止部12から幅方向外側に延び、そこから湾曲して幅方向内側に向かう部分である。
本例にかかる乗物用シートは、第一調整部材10とは別の第二調整部材20を備える。第二調整部材20は、詳細を後述する中継部材30に対し、上下方向に並んで複数設けられ、第一調整部材10のボルト係止部12と対向するように位置する。当該第二調整部材20の数は、上記調整ナット122の数と一致する。上下方向に並ぶ各第二調整部材20間の間隔は、対応する調整ナット122間の間隔と一致する。当該複数の第二調整部材20それぞれには、調整ボルト21が固定されている。各調整ボルト21は、その頭部と固定ナット22との間に第二調整部材20を挟み込むことによって各調整部材に固定されている。各調整ボルト21は、調整ナット122に螺合している。
中継部材30は布材(例えば綿布)である。各第二調整部材20は、中継部材30の一方側の側縁に沿うように固定されている。中継部材30の他方側の側縁には面状部材3が接続されている。つまり、中継部材30は、各第二調整部材20と面状部材3とを繋ぐ部材である。後述するように、中継部材30が面状部材3に力を伝達することになるが、当該力が中継部材30の伸縮によって吸収されてしまうのを抑制するため、中継部材30を構成する材料はできるだけ伸縮性が低いものであることが望ましい。
本例では、このような第一調整部材10や第二調整部材20、中継部材30等が左右両側に設けられている。各部材は、フレーム2を左右に二分する面に関し、対称(左右対称)である。
このように構成される本例にかかる乗物用シートの作用(面状部材3の張力調整作用)は以下の通りである。調整ボルト21を対応する調整ナット122に螺合させることにより、第二調整部材20および中継部材30を介して面状部材3が引っ張られ、当該面状部材3がフレーム2に張り渡された状態となる。面状部材3の張力を調整する際には、いずれかの調整ボルト21の位置を変化させる。つまり、調整ナット122に螺合している調整ボルト21を回転させることにより、調整ボルト21と調整ナット122の距離を変化させる。調整ボルト21を調整ナット122に対して締め込む方向に回転させれば、調整ボルト21が幅方向外側に移動する。そうすると、当該移動させた調整ボルト21に接続された第二調整部材20が幅方向外側に移動するため、当該第二調整部材20に接続された中継部材30を介して面状部材3が緩む。つまり、面状部材3の所定部位(移動させた調整ボルト21が位置する高さの部位)の張力が低下する。一方、調整ボルト21を調整ナット122に対して緩める方向に回転させれば、調整ボルト21が幅方向内側に移動する。そうすると、当該移動させた調整ボルト21に接続された第二調整部材20が幅方向内側に移動するため、当該第二調整部材20に接続された中継部材30を介して面状部材3が引っ張られる。つまり、面状部材3の所定部位(移動させた調整ボルト21が位置する高さの部位)の張力が上昇する。なお、中継部材30は、滑らかな湾曲面を形成する第一調整部材10の摺動部13に接触した状態にあるため、動きはスムーズである。
このように、本例では、調整ボルト21の位置を変化させることにより、当該調整ボルト21に間接的に(第二調整部材20や中継部材30を介して)接続された面状部材3の所定部位の張力を増減させることができる。そして、このような張力調整手段は、フレーム2の上下方向に延びる部分に沿って複数設けられているため、面状部材3の上下方向における細やかな張力の調整が可能となる。また、張力調整手段が、フレーム2を左右に二分する面に関し対称に設けられているため、左右の面状部材3の張力を均等にすることもできるし、左側と右側において張力の差が生じるように設定することもできる。
[第二実施例(図4、図5参照)]
第二実施例にかかる乗物用シートについて、上記第一実施例と異なる点を中心に説明する。本例にかかる乗物用シートは、バックボード40、中継部材50および引掛部材60を備える。バックボード40は、フレーム2の後方に橋渡しするように固定された板状の部材であって、シートバックの後面を構築する。フレーム2とバックボード40の固定方法はどのようなものであってもよい。バックボード40には、引掛部41が形成されている。
引掛部41は、引掛部材60が引っ掛けられることができるものであればどのような構造、形状であってもよい。本例では、基端側から幅方向内側に向かう鉤状の部分である。当該引掛部41は、幅方向かつ上下方向に複数並ぶように設けられている。当該引掛部41は、フレーム2を左右に二分する面に関し対称に設けられている。幅方向に並ぶ引掛部41の数、上下方向に並ぶ引掛部41の数は適宜変更可能である。また、幅方向に並ぶ引掛部41同士の間隔や、上下方向に並ぶ引掛部41同士の間隔は同じ(等間隔)であってもよいし、異なっていてもよい。また、本例では、上下方向に引掛部41が直線状に並んでいるが、直線状にならんでいなくてもよい。例えば、ある高さに位置する引掛部41のうち最も幅方向外側に位置するものと、それとは別の高さに位置する引掛部41のうち最も幅方向外側に位置するものの、幅方向における位置が異なっていてもよい。
中継部材50は布材(例えば綿布)である。後述するように、中継部材50が面状部材3に力を伝達することになるが、当該力が中継部材50の伸縮によって吸収されてしまうのを抑制するため、中継部材50を構成する材料はできるだけ伸縮性が低いものであることが望ましい。かかる中継部材50の一方側に面状部材3が接続されている。中継部材50の他方側には、複数の引掛部材60が接続されている。本実施形態では、布材を折り返した部分が中継部材50の他方側に位置し、当該折り返した部分に上下方向に並ぶ複数の切れ込みを形成することによって生じた複数の断面略U字状の部分のそれぞれに紐状の引掛部材60が引っ掛けられている。
紐状の引掛部材60は、全体として環状を呈する。かかる引掛部材60を構成する材料についても、中継部材50と同様の理由から、伸縮性が低いものであることが望ましい。上下方向に並ぶ引掛部材60の数は、上下方向に並ぶ引掛部41の数(幅方向に並ぶ引掛部41を一つと考えた場合の引掛部41の数)と同じである。
このように構成される本例にかかる乗物用シートの作用(面状部材3の張力調整作用)は以下の通りである。各引掛部材60を、対応する高さに位置し、幅方向に並ぶ複数の引掛部41のうちのいずれかに引っ掛けることにより、フレーム2に対し面状部材3が張り渡された状態となる。面状部材3の張力を調整する際には、引掛部材60が引っ掛けられる引掛部41を変化させる。引掛部材60を当該時点で引っ掛けられている引掛部41よりも幅方向外側に位置する引掛部41に引っ掛ければ、中継部材50を介して面状部材3を引っ張る力が弱くなるため、面状部材3が緩む。つまり、面状部材3の所定部位(引っ掛ける引掛部41の位置を変化させた引掛部材60が位置する高さの部位)の張力が低下する。一方、引掛部材60を当該時点で引っ掛けられている引掛部41よりも幅方向内側に位置する引掛部41に引っ掛ければ、中継部材50を介して面状部材3を引っ張る力が強くなるため、面状部材3が引っ張られる。つまり、面状部材3の所定部位(引っ掛ける引掛部41の位置を変化させた引掛部材60が位置する高さの部位)の張力が上昇する。
このように、本例では、引掛部材60が引っ掛けられる引掛部41の位置を幅方向に変化させることにより、当該引掛部材60に間接的に(中継部材50を介して)接続された面状部材3の所定部位の張力を増減させることができる。そして、このような張力調整手段は、フレーム2の上下方向に延びる部分に沿って複数設けられているため、面状部材3の上下方向における細やかな張力の調整が可能となる。また、張力調整手段が、フレーム2を左右に二分する面に関し対称に設けられているため、左右の面状部材3の張力を均等にすることもできるし、左側と右側において張力の差が生じるように設定することもできる。
[第三実施例(図6参照)・第四実施例(図7、図8参照)]
第三実施例・第四実施例にかかる乗物用シートについて、上記第一実施例・第二実施例と異なる点を中心に説明する。第三実施例・第四実施例にかかる乗物用シートは、面状部材3が張り渡されるフレーム2とは別のフレーム(メインフレーム70と称する)を備えているものである。
第三実施例は、張力調整手段による面状部材3の張力調整機構の基本的な部分は第一実施例と同じである(いわば、第三実施例は第一実施例の変形例である)。第一調整部材10は、メインフレーム70に固定されている。第一調整部材10および第二調整部材20(調整ボルト21や調整ナット122を含む)、中継部材30の構成は同じである。
中継部材30に接続された面状部材3は、メインフレーム70より内側に位置するフレーム2に張り渡されている。つまり、本例では、第一調整部材10が支持される部材(メインフレーム70)と、面状部材3が張り渡される部材が異なる。調整ボルト21を幅方向内側に移動させると、面状部材3の所定部位(移動させた調整ボルト21が位置する高さの部位)の張力が低下する。調整ボルト21を幅方向外側に移動させると、面状部材3の所定部位(移動させた調整ボルト21が位置する高さの部位)の張力が上昇する。つまり、本例と第一実施例と比較すると、調整ボルト21の移動によって面状部材3の張力を増減するということでは共通するが、調整ボルト21の移動方向(幅方向内側または外側)と、面状部材3の張力の増減の関係は逆である。
なお、本例では、メインフレーム70を覆うクッション材であるパッド90が設けられている。パッド90は、パッドカバー91に覆われており当該パッドカバー91が中継部材30に接続されている。本例では、パッドカバー91の中継部材30に接続された反対側の端部は、固定部材911を介してメインフレーム70に固定されている。具体的には、メインフレーム70には嵌合溝71が形成されており、当該嵌合溝71内に固定部材911が嵌合されている。このように、中継部材30には、面状部材3とパッドカバー91が接続されている。したがって、調整ボルト21の位置が変化したとき、中継部材30を介して、面状部材3だけでなくパッドカバー91に対する張力も変化することとなるが、中継部材30を介した力の少なくとも一部は面状部材3に伝達されるため、調整ボルト21の位置の変化によって面状部材3の張力が増減することに変わりはない。
第四実施例は、張力調整手段による面状部材3の張力調整機構の基本的な部分は第二実施例と同じである(いわば、第四実施例は第二実施例の変形例である)。メインフレーム70には、二つの位置規制部材80(第一位置規制部材801および第二位置規制部材802)が固定されている。位置規制部材80は、例えば金属製の棒状が図示されるように曲げ加工されてなる。位置規制部材80は、その上側および下側に位置するメインフレーム70に接続される接続部81と、接続部81の間の部分である規制部82とを有する。接続部81がメインフレーム70に接続された状態において、規制部82はメインフレームの後方に位置する。具体的には、第一位置規制部材801の規制部82と、第二位置規制部材802の規制部82がメインフレーム70の後方で幅方向に並んで位置する。
バックボード40は、メインフレーム70に固定されている。本例では、バックボード40の周縁部分が前方に向かって突出しており、当該部分が第一位置規制部材801の規制部82と、第二位置規制部材802の規制部82の間に位置する。バックボード40の当該部分には、引掛部材60を通すための溝が形成されている。バックボード40には上記第一実施例と同様の引掛部41が形成されている。
引掛部材60は、中継部材50側から見て、幅方向内側に位置する第一規制部材の規制部82の後方を通り、そこから幅方向外側に位置する第二規制部材の規制部82の前方を通ってUターンするようにしてバックボード40の後方に至り、いずれかの引掛部41に引っ掛けられる。
引掛部材60を当該時点で引っ掛けられている引掛部41よりも幅方向外側に位置する引掛部41に引っ掛ければ、面状部材3の所定部位(引っ掛ける引掛部41の位置を変化させた引掛部材60が位置する高さの部位)の張力が低下する。一方、引掛部材60を当該時点で引っ掛けられている引掛部41よりも幅方向内側に位置する引掛部41に引っ掛ければ、面状部材3の所定部位(引っ掛ける引掛部41の位置を変化させた引掛部材60が位置する高さの部位)の張力が上昇する。
なお、本例においても、第三実施例と同様、メインフレーム70を覆うクッション材であるパッド90が設けられている。パッド90は、パッドカバー91に覆われており当該パッドカバー91が中継部材50に接続されている。パッドカバー91の中継部材30に接続された反対側の端部は、固定部材911を介してメインフレーム70に固定されている。具体的には、メインフレーム70には嵌合溝71が形成されており、当該嵌合溝71内に固定部材911が嵌合されている。このように、中継部材50には、面状部材3とパッドカバー91が接続されている。したがって、引掛部材60が引っ掛けられる引掛部41を変えたとき、中継部材50を介して、面状部材3だけでなくパッドカバー91に対する張力も変化することとなるが、中継部材50を介した力の少なくとも一部は面状部材3に伝達されるため、引っ掛けられる引掛部41が変わったことによって面状部材3の張力が増減することに変わりはない。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態(各実施例)にかかる乗物用シート1は、左右方向(幅方向)における面状部材3の張力を調整するため、上下方向に沿って複数の張力調整手段が設けられたものであることを説明したが、上下方向における面状部材3の張力を調整するための構成として、上記と同様の構成を設けてもよい。つまり、左右方向に沿って複数の張力調整手段を設けた構成としてもよい。この場合、フレーム2の上側にのみ左右方向に並ぶ複数の張力調整手段を設けた構成としてもよい。また、フレーム2の上側および下側に沿って並ぶ複数の張力調整手段を設ける構成とする場合、面状部材3の張力のバランスを均等にすることができるよう、上下に二分する対称面方に関し、対称に設けられているとよい。
そして、上記実施形態(各実施例)で説明した上下方向に並ぶ複数の張力調整手段が設けられた構成と、左右方向に沿って複数の張力調整手段が並べられた構成の両方が適用された一の乗物用シートとしてもよい。
上記実施形態(各実施例)にかかる乗物用シート1は、フレーム2に張り渡される面状部材3が中継部材30、50等を介して複数の張力調整手段に接続されたものであるが、このような中継部材30、50等を用いず、面状部材3が直接張力調整手段に接続された構造としてもよい。
上記実施形態(各実施例)は、面状部材3の張力調整手段が設けられたシートバック1aについて説明したが、同様の構成を乗物用シート1のシートクッション(座部)や、ヘッドレスト、アームレスト等に適用することも可能である。つまり、乗員を支持するものについて、同様の技術思想が適用可能である。
1 乗物用シート
1a シートバック
2 フレーム
3 面状部材
10 第一調整部材
20 第二調整部材
30 中継部材
40 バックボード
41 引掛部
50 中継部材
60 引掛部材

Claims (4)

  1. フレームと、
    前記フレームに張り渡されている面状部材と、
    前記面状部材の所定部位に作用する張力を調整する張力調整手段と、
    を備え、
    前記張力調整手段は、前記フレームに沿う所定の方向に並んで複数設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記張力調整手段は、前記フレームを左右に二分する面および上下に二分する対称面の少なくともいずれか一方に関し、対称に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記張力調整手段は、前記面状部材の所定部位に直接または間接的に接続された部分の位置を変化させることによって、前記面状部材の所定部位に作用する張力を調整するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記張力調整手段は、前記面状部材の所定部位に直接または間接的に接続された部分を、シート後方に設けられた複数の引掛部のうちのいずれに引っ掛けるかによって、前記面状部材の所定部位に作用する張力を調整するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
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