JP2016210335A - 車両のフロア構造 - Google Patents
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Description
フロアトンネルと左右のサイドシルインナを連結する左右一対のクロスメンバが、前記フロアトンネルの左右両側のフロアパネルの上面に左右に並んで接合され、
前記フロアトンネルの左右両側に、左側のシート用のシート取り付け部と、右側のシート用のシート取り付け部とが配設され、
各シート取り付け部は、前記フロアトンネル側の第1シート取り付けブラケットと、前記サイドシルインナ側の第2シート取り付けブラケットとを備えている車両のフロア構造に関する。
また、フロアトンネル2の左右両側に、左側シート用のシート取り付け部と右側シート用のシート取り付け部が各別に配設されている。
各シート取り付け部は、フロアトンネル2側の第1前側シート取り付けブラケット11と、サイドシルインナ3側の第2前側シート取り付けブラケット12と、フロアトンネル2側の第1後側シート取り付けブラケット13と、サイドシルインナ3側の第2後側シート取り付けブラケット14とから成る。
第1前側シート取り付けブラケット11は、フロアトンネル2の側壁2Sとクロスメンバ4の一端部の上面とにわたって接合されている。そして、第2前側シート取り付けブラケット12は、クロスメンバ4の他端部の上面に接合されている。符号Frは車両前方側、Rrは車両後方側である。クロスメンバがフロアパネルの上面に設けられた技術として特許文献1に示す技術がある。
上記従来の構造において、左右の第1前側シート取り付けブラケット11が各別に接合されるフロアトンネル2の左右両側壁2Sは、フロアトンネル2の上壁2Jを介して連結されているだけであった。
その結果、左側のサイドシル、左側のクロスメンバ、フロアトンネル、右側のクロスメンバ、右側のサイドシルを強固に連続一体化させることができず、左右のシート取り付け部が設けられたフロアの剛性が低くなって、フロアの振動や車室内音が発生しやすかった。
本発明の目的は、振動や車室内音を十分低減させることができる車両のフロア構造を提供する点にある。
フロアトンネルと左右のサイドシルインナを連結する左右一対のクロスメンバが、前記フロアトンネルの左右両側のフロアパネルの上面に左右に並んで接合され、
前記フロアトンネルの左右両側に、左側のシート用のシート取り付け部と、右側のシート用のシート取り付け部とが配設され、
各シート取り付け部は、前記フロアトンネル側の第1シート取り付けブラケットと、前記サイドシルインナ側の第2シート取り付けブラケットとを備えている車両のフロア構造であって、
前記第1シート取り付けブラケットは、前記フロアトンネルの側壁と前記クロスメンバの一端部の上面とにわたって接合され、
前記第2シート取り付けブラケットは、前記クロスメンバの他端部の上面に接合され、
前記第1シート取り付けブラケットが接合される前記フロアトンネルの左右両側壁の接合部の裏面にトンネルブレースが架設されている点にある。(請求項1)
その結果、比較的軽量なトンネルブレースを追加するだけで、左側のサイドシル、左側のクロスメンバ、フロアトンネル、右側のクロスメンバ、右側のサイドシルを強固に一体化して車幅方向に連続させることができる。
これにより、左右のシート取り付け部が設けられたフロアの剛性を、重量の増加を抑制した状態で向上させることができ、フロアの振動や車室内音を、より確実に低減させることができる。(請求項1)
前記クロスメンバの一端部に、車両前方側に張り出す取り付けフランジと、車両後方側に張り出す取り付けフランジとが設けられ、
前記第1シート取り付けブラケットに、車両前方側に張り出す取り付けフランジと、車両後方側に張り出す取り付けフランジとが設けられ、
前記第1シート取り付けブラケットの車両前方側の取り付けフランジと前記フロアトンネルの側壁とが、前記クロスメンバの車両前方側の取り付けフランジを挟み込んで一体に接合されるとともに、
前記第1シート取り付けブラケットの車両後方側の取り付けフランジと前記フロアトンネルの側壁とが、前記クロスメンバの車両後方側の取り付けフランジを挟み込んで一体に接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記第1シート取り付けブラケットの上端部に設けられた上側取り付け部が、前記フロアトンネルの上壁と側壁により形成される上側コーナー部の表側の面に重ね合わされて接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記トンネルブレースの上端部に設けられた上側取り付け部が、前記フロアトンネルの上側コーナー部の裏側の面に重ね合わされ、
前記トンネルブレースの上側取り付け部と前記第1シート取り付けブラケットの上側取り付け部とが、前記フロアトンネルの上側コーナー部を挟み込んで一体に接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記フロアトンネルの下方のフロアパネルは開口して、前記フロアトンネルの側壁と前記フロアパネルにより左右一対の下側コーナー部が形成され、
前記トンネルブレースの左右両側の下端部に設けられた下側取り付け部が、前記左右一対の下側コーナー部の裏側の面に各別に重ね合わされて接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記クロスメンバの一端部に、前記下側コーナー部の表側の面に重なる取り付けフランジが設けられ、
この取り付けフランジと、前記トンネルブレースの下側取り付け部とが前記下側コーナー部を挟み込んで一体に接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
前記サイドシルインナは、車幅方向外側が開放した断面コの字状に形成され、
前記クロスメンバとの接合部付近の前記サイドシルインナの上下壁間にバルクヘッドが架設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
前記第2シート取り付けブラケットのサイドシルインナ側の端部に、車幅方向外側に延びる取り付けフランジが設けられ、
この取り付けフランジと前記バルクヘッドとが前記サイドシルインナの上壁を挟み込んで一体に接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項8)
振動や車室内音を十分低減させることができる車両のフロア構造を提供することができた。
図1,図3に示すように、フロアパネル1の左右中央部に、上方に膨出するフロアトンネル2が車両前後方向に沿って形成されている。また、フロアトンネル2と、車両前後方向に沿う左右のサイドシルインナ3とを連結する左右一対の第1クロスメンバ4が、フロアトンネル2の左右両側のフロアパネル1の上面に左右に並んで溶接接合されている。
フロアトンネル2は、車両前後方向から見た縦断面形状が台形状に設定され、上端部側ほどフロアトンネル2の幅方向中央側に位置する左右一対の傾斜した側壁2Sと、左右一対の側壁2Sの上端部同士を連結する上壁2Jとを備えている。 フロアトンネル2の下方のフロアパネル1は開口している。
サイドシルインナ3(サイドシルインナパネル)は、車幅方向外側W2が開放した断面ハット形状(断面コの字状部を備えている)に形成されている。このサイドシルインナ3は、車幅方向内側W1が開放した断面ハット形状のサイドシルアウタ(サイドシルアウタパネル)とサイドシルリンフォース(いずれも図示せず)に一体に溶接接合されて、これらの部品と共にサイドシルを構成する。
図3,図4に示すように、第1クロスメンバ4(クロスメンバに相当)は、下側が開放した断面ハット形状に形成され、第1クロスメンバ4の前後一対の下側の取り付けフランジ4F1がフロアパネル1に溶接接合されている。
図3に示すように、フロアトンネル2の左右両側に、左側フロントシート用のシート取り付け部5と右側フロントシート用のシート取り付け部6とが各別に配設されている。
図4,図10(a)に示すように、左側のシート取り付け部5の第1前側シート取り付けブラケット11(第1シート取り付けブラケットに相当)は、車両前後方向から見てフロアトンネル2側に傾斜した上窄まりの台形状の前壁11M・後壁11Kと、前壁11M・後壁11Kのサイドシルインナ3側(車幅方向外側W2)の端部同士を連結する側壁11Sと、前壁11Mと後壁11Kと側壁11Sの上端部に架け渡された略水平の上壁11Jとを備えている。上壁11Jには、左側フロントシートに対する取り付け部が設けられている。
図4,図9(a),図9(b)に示すように、左側のシート取り付け部5の第2前側シート取り付けブラケット12(第2シート取り付けブラケットに相当)は、上端部側ほどフロアトンネル2側に位置するように傾斜したサイドシルインナ3側の側壁12S1と、上端部側ほどサイドシルインナ3側に位置するように傾斜したフロアトンネル2側の側壁12S2と、これらの上端部同士を連結する略水平の上壁12Jとを備えている。上壁12Jには左側フロントシートに対する取り付け部が設けられている。サイドシルインナ3側の側壁12S1はフロアトンネル2側の側壁12S2よりも傾斜が緩やかに設定されている。
図1,図3に示すように、前記第1後側シート取り付けブラケット13と第2後側シート取り付けブラケット14を連結する左右一対の第2クロスメンバ15(クロスメンバに相当)が、前記フロアパネル1の上面に左右に並んで溶接接合されている。
図4,図10(a),図10(c)に示すように、左側のシート取り付け部5の第1後側シート取り付けブラケット13(第1シート取り付けブラケットに相当)は、車両前後方向から見て下窄まりの台形状の前壁13M・後壁13Kと、前壁13M・後壁13Kのサイドシルインナ3側の端部同士を連結する側壁13Sと、前壁13Mと後壁13Kと側壁13Sの上端部に架け渡された上壁13Jとを備えている。上壁13Jには左側フロントシートに対する取り付け部が設けられている。
図4に示すように、左側のシート取り付け部5の第2後側シート取り付けブラケット14は、互いに同一形状の前壁と後壁14Kを備えるとともに、前記前壁と後壁14Kの上端部間の上壁14Jを備えている。
図2,図3,図5,図6,図10(b)に示すように、第1前側シート取り付けブラケット11が接合されるフロアトンネル2の左右両側壁2Sの接合部の裏面に前側トンネルブレース17(トンネルブレースに相当)が架設されている。
図2,図3,図5,図10(c)に示すように、第1後側シート取り付けブラケット13が接合されるフロアトンネル2の左右両側壁2Sの接合部の裏面に後側トンネルブレース18(トンネルブレースに相当)が架設されている。
図1,図9(a),図9(b)に示すように、第1クロスメンバ4との接合部付近のサイドシルインナ3の上下壁3J,3K間と、第2クロスメンバ15との接合部付近の前記サイドシルインナ3の上下壁3J,3K間とにバルクヘッド19が架設されている。
左側の第1クロスメンバ4(第2クロスメンバ15)の右端部と、右側の第1クロスメンバ4(第2クロスメンバ15)の左端部とを、左右一対の第1前側シート取り付けブラケット11(第1後側シート取り付けブラケット13)と前側トンネルブレース17(後側トンネルブレース18)を介して強固に連結することができ、左右一対の第1クロスメンバ4(第2クロスメンバ15)同士の連結強度を向上させることができる。
その結果、比較的軽量な前側トンネルブレース17(後側トンネルブレース18)を追加するだけで、左側のサイドシル、左側の第1クロスメンバ4(第2クロスメンバ15)、フロアトンネル2、右側の第1クロスメンバ4(第2クロスメンバ15)、右側のサイドシルを強固に一体化して車幅方向に連続させることができる。
これにより、左右のシート取り付け部5,6が設けられたフロアの剛性を、重量の増加を抑制した状態で向上させることができ、フロアの振動や車室内音を、より確実に低減させることができる。
2 フロアトンネル
2J フロアトンネルの上壁
2S フロアトンネルの側壁
3 サイドシルインナ
3J サイドシルインナの上壁
3K サイドシルインナの下壁
4 (第1)クロスメンバ
4F2 車両前方側に張り出す(クロスメンバの)取り付けフランジ
車両後方側に張り出す(クロスメンバの)取り付けフランジ
4F4 下側コーナー部の表側の面に重なる(第1)クロスメンバの取り付けフランジ
5 左側のシート用のシート取り付け部
6 右側のシート用のシート取り付け部
10 (第1)上側コーナー部
11 第1(前側)シート取り付けブラケット
11F1 車両前方側又は車両後方側に張り出す(第1シート取り付けブラケットの)取り付けフランジ、
11F2 第1シート取り付けブラケットの上端部の上側取り付け部
12 第2(前側)シート取り付けブラケット
12F1 第2(前側)シート取り付けブラケットの車幅方向外側に延びる取り付けフランジ
13 第1(後側)シート取り付けブラケット
13F3 第1シート取り付けブラケットの上端部の上側取り付け部
13F4 下側コーナー部の表側の面に重なる(第2)クロスメンバの取り付けフランジ
14 第2(後側)シート取り付けブラケット
14F1 第2(後側)シート取り付けブラケットの車幅方向外側に延びる取り付けフランジ
15 (第2)クロスメンバ
17 (前側)トンネルブレース
17F1(前側)トンネルブレースの上側取り付け部
18 (後側)トンネルブレース
18F1(後側)トンネルブレースの上側取り付け部
19 バルクヘッド
20 (第2)上側コーナー部
30 (第1)下側コーナー部
37F (前側)トンネルブレースの下側取り付け部
38F (後側)トンネルブレースの下側取り付け部
40 (第2)下側コーナー部
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側
W2 車幅方向外側
Claims (8)
- フロアトンネルと左右のサイドシルインナを連結する左右一対のクロスメンバが、前記フロアトンネルの左右両側のフロアパネルの上面に左右に並んで接合され、
前記フロアトンネルの左右両側に、左側のシート用のシート取り付け部と、右側のシート用のシート取り付け部とが配設され、
各シート取り付け部は、前記フロアトンネル側の第1シート取り付けブラケットと、前記サイドシルインナ側の第2シート取り付けブラケットとを備えている車両のフロア構造であって、
前記第1シート取り付けブラケットは、前記フロアトンネルの側壁と前記クロスメンバの一端部の上面とにわたって接合され、
前記第2シート取り付けブラケットは、前記クロスメンバの他端部の上面に接合され、
前記第1シート取り付けブラケットが接合される前記フロアトンネルの左右両側壁の接合部の裏面にトンネルブレースが架設されている車両のフロア構造。 - 前記クロスメンバの一端部に、車両前方側に張り出す取り付けフランジと、車両後方側に張り出す取り付けフランジとが設けられ、
前記第1シート取り付けブラケットに、車両前方側に張り出す取り付けフランジと、車両後方側に張り出す取り付けフランジとが設けられ、
前記第1シート取り付けブラケットの車両前方側の取り付けフランジと前記フロアトンネルの側壁とが、前記クロスメンバの車両前方側の取り付けフランジを挟み込んで一体に接合されるとともに、
前記第1シート取り付けブラケットの車両後方側の取り付けフランジと前記フロアトンネルの側壁とが、前記クロスメンバの車両後方側の取り付けフランジを挟み込んで一体に接合されている請求項1記載の車両のフロア構造。 - 前記第1シート取り付けブラケットの上端部に設けられた上側取り付け部が、前記フロアトンネルの上壁と側壁により形成される上側コーナー部の表側の面に重ね合わされて接合されている請求項1又は2記載の車両のフロア構造。
- 前記トンネルブレースの上端部に設けられた上側取り付け部が、前記フロアトンネルの上側コーナー部の裏側の面に重ね合わされ、
前記トンネルブレースの上側取り付け部と前記第1シート取り付けブラケットの上側取り付け部とが、前記フロアトンネルの上側コーナー部を挟み込んで一体に接合されている請求項3記載の車両のフロア構造。 - 前記フロアトンネルの下方のフロアパネルは開口して、前記フロアトンネルの側壁と前記フロアパネルにより左右一対の下側コーナー部が形成され、
前記トンネルブレースの左右両側の下端部に設けられた下側取り付け部が、前記左右一対の下側コーナー部の裏側の面に各別に重ね合わされて接合されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両のフロア構造。 - 前記クロスメンバの一端部に、前記下側コーナー部の表側の面に重なる取り付けフランジが設けられ、
この取り付けフランジと、前記トンネルブレースの下側取り付け部とが前記下側コーナー部を挟み込んで一体に接合されている請求項5記載の車両のフロア構造。 - 前記サイドシルインナは、車幅方向外側が開放した断面コの字状に形成され、
前記クロスメンバとの接合部付近の前記サイドシルインナの上下壁間にバルクヘッドが架設されている請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両のフロア構造。 - 前記第2シート取り付けブラケットのサイドシルインナ側の端部に、車幅方向外側に延びる取り付けフランジが設けられ、
この取り付けフランジと前記バルクヘッドとが前記サイドシルインナの上壁を挟み込んで一体に接合されている請求項7記載の車両のフロア構造。
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