“アリール”または“Ar”基は、完全に共役したパイ電子系を有する、全炭素単環式または縮合環多環式(すなわち、炭素原子の隣接対を共有する複数環)基をいう。アリール基の例は、限定するものではないが、フェニル、ナフタレニルおよびアントラセニルである。アリール基は置換されていても非置換でもよい。置換されているとき、置換基は好ましくはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロ脂環式オキシ、チオヒドロキシ、チオアリールオキシ、チオヘテロアリールオキシ、チオヘテロ脂環式オキシ、シアノ、ハロゲン、ニトロ、カルボニル、O−カルバミル、N−カルバミル、C−アミド、N−アミド、C−カルボキシ、O−カルボキシ、スルフィニル、スルホニル、スルホンアミド、トリハロメチル、ウレイド、アミノおよび−NRxRyからなる群から選択される1個以上であり、ここで、RxおよびRyは独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、カルボニル、C−カルボキシ、スルホニル、トリハロメチルおよび一体となって5員または6員ヘテロ脂環式環からなる群から選択される。
ここで使用する“ヘテロアリール”基は、環内に窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1個以上の原子を有し、さらに、完全に共役したパイ電子系を有する、単環式または縮合環(すなわち、原子の隣接する対を共有する複数環)をいう。特に断らない限り、ヘテロアリール基はヘテロアリール基内の炭素原子または窒素原子いずれで結合してもよい。用語ヘテロアリールは、親ヘテロアリールのN−オキシドが当分野で知られるように化学的に実行可能であるならば、そのようなN−オキシドを包含することを意図することは留意すべきである。ヘテロアリール基の例は、限定しないが、フリル、チエニル、ベンゾチエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、ピラニル、テトラヒドロピラニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、キノリニル、イソキノリニル、プリニル、カルバゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、イソインドリル、ピラジニル、ジアジニル、ピラジン、トリアジニル、テトラジニルおよびテトラゾリルである。置換されているとき、置換基は好ましくはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロ脂環式オキシ、チオアルコキシ、チオヒドロキシ、チオアリールオキシ、チオヘテロアリールオキシ、チオヘテロ脂環式オキシ、シアノ、ハロゲン、ニトロ、カルボニル、O−カルバミル、N−カルバミル、C−アミド、N−アミド、C−カルボキシ、O−カルボキシ、スルフィニル、スルホニル、スルホンアミド、トリハロメチル、ウレイド、アミノおよび−NRxRyから選択される1個以上であり、ここで、RxおよびRyは上に定義したとおりである。
ここで使用する“ヘテロ脂環式”基は、環内に窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1個以上の原子を有する単環式または縮合環基をいう。環は結合の安定な配置をもたらすものから選択され、存在しないであろう系を包含することを意図しない。環は1個以上の二重結合も有してよい。しかしながら、環は完全に共役したパイ電子系を有しない。ヘテロ脂環式基の例は、限定しないが、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、3−ピロリジン−1−イル、モルホリニル、チオモルホリニルおよびテトラヒドロピラニルである。置換されているとき、置換基は好ましくはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロ脂環式オキシ、チオヒドロキシ、チオアルコキシ、チオアリールオキシ、チオヘテロアリールオキシ、チオヘテロ脂環式オキシ、シアノ、ハロゲン、ニトロ、カルボニル、チオカルボニル、O−カルバミル、N−カルバミル、O−チオカルバミル、N−チオカルバミル、C−アミド、C−チオアミド、N−アミド、C−カルボキシ、O−カルボキシ、スルフィニル、スルホニル、スルホンアミド、トリハロメタンスルホンアミド、トリハロメタンスルホニル、シリル、グアニル、グアニジノ、ウレイド、ホスホニル、アミノおよび−NRxRyから選択される1個以上であり、ここで、RxおよびRyは上に定義したとおりである。
“アルキル”基は、直鎖および分枝鎖基を含む飽和脂肪族炭化水素をいう。好ましくは、アルキル基は1〜20個の炭素原子を有する(数値範囲例えば、“1−20”がここで記載されているとき、これは該基が、この場合、アルキル基が、1個の炭素原子、2個の炭素原子、3個の炭素原子などから20個まで(20個を含む)の炭素原子を含み得ることを意味する)。より好ましくは、1〜10個の炭素原子を有する中程度のサイズのアルキルである。最も好ましくは、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキルである。アルキル基は置換されていても、非置換でもよい。置換されているとき、置換基は好ましくはトリハロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロ脂環式オキシ、チオヒドロキシ、チオアルコキシ、チオアリールオキシ、チオヘテロアリールオキシ、チオヘテロ脂環式オキシ、シアノ、ハロ、ニトロ、カルボニル、チオカルボニル、O−カルバミル、N−カルバミル、O−チオカルバミル、N−チオカルバミル、C−アミド、C−チオアミド、N−アミド、C−カルボキシ、O−カルボキシ、スルフィニル、スルホニル、スルホンアミド、トリハロメタンスルホンアミド、トリハロメタンスルホニルおよび一体となって5員または6員ヘテロ脂環式環から独立して選択される1個以上である。
“シクロアルキル”基は、1個以上の環が完全に共役したパイ電子系を有しない、全炭素単環式または縮合環(すなわち、炭素原子の隣接対を共有する複数環)基をいう。シクロアルキル基の例は、限定しないが、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロヘプタン、シクロヘプテンおよびアダマンタンである。シクロアルキル基は置換されていても、非置換でもよい。置換されているとき、置換基は好ましくはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロ脂環式オキシ、チオヒドロキシ、チオアルコキシ、チオアリールオキシ、チオヘテロアリールオキシ、チオヘテロ脂環式オキシ、シアノ、ハロ、ニトロ、カルボニル、チオカルボニル、O−カルバミル、N−カルバミル、O−チオカルバミル、N−チオカルバミル、C−アミド、C−チオアミド、N−アミド、C−カルボキシ、O−カルボキシ、スルフィニル、スルホニル、スルホンアミド、トリハロ−メタンスルホンアミド、トリハロメタンスルホニル、シリル、アミジノ、グアニジノ、ウレイド、ホスホニル、アミノおよび−NRxRyから独立して選択される1個以上であり、ここで、RxおよびRyは上に定義したとおりである。
“カルボニル”基は“カルボニル”基をいい、ここで、R”は、各々ここで定義される、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール(環炭素を介して結合)およびヘテロ脂環式(環炭素を介して結合)からなる群から選択される。
“ケト”基は−CC(=O)C−基をいい、ここで、C=Oのいずれかの側または両側の炭素はアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールまたはヘテロ脂環式基の炭素であってよい。
任意の2個の隣接するR基は、一体となって、これらのR基を最初に有していた環と縮合し、さらなるアリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロ環式環を形成し得る。
ヘテロアリール系の窒素原子は“ヘテロアリール環二重結合を構成”できることは当分野で知られ、これは5員環ヘテロアリール基を構成する2個の互変異性構造における二重結合の形成を意味する。これは、当分野の化学者に十分理解されるとおり、窒素が置換できるか否かに影響する。本明細書および特許請求の範囲は、化学結合の一般的既知原則に基づく。特許請求の範囲は、文献に基づき不安定であることが知られるまたは存在できないことが知られる構造を包含しないことが理解される。
ここに開示する化合物の薬学的に許容される塩およびプロドラッグは本発明の範囲内である。本明細書でおよび特許請求の範囲で使用する用語“薬学的に許容される塩”は非毒性塩基付加塩を含むことを意図する。適切な塩は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、メタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、乳酸、スルフィン酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、ソルビン酸、アコニット酸、サリチル酸、フタル酸などのような、しかしこれらに限定されない、有機酸および無機酸由来のものを含む。ここで使用する用語“薬学的に許容される塩”は、カルボン酸基のような酸性基の、アンモニウム、アルカリ金属塩、特にナトリウムまたはカリウム、アルカリ土類金属塩、特にカルシウムまたはマグネシウムのようなカウンターイオンとの塩および低級アルキルアミン類(メチルアミン、エチルアミン、シクロヘキシルアミンなど)または置換低級アルキルアミン類(例えばジエタノールアミン、トリエタノールアミンまたはトリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタンのようなヒドロキシル置換アルキルアミン類)との塩またはピペリジンまたはモルホリンのような塩基類との塩も包含することを意図する。
上記のとおり、本発明の化合物は“プロドラッグ”も含む。ここで使用する用語“プロドラッグ”は、用語“プロドラッグエステル類”および用語“プロドラッグエーテル類”の両者を含む。
用語“C−3”および“C−28”は、IUPACのルールに従い番号付けしたトリテルペンコアの位置をいう(トリテルペンの一例であるベツリンに関して位置を下に記載する)。
上記の全ての種々の態様に従う本発明の化合物は、経口的に、非経腸的に(皮下注射、静脈内、筋肉内、胸骨内注射または点滴技術を含む)、吸入スプレーによりまたは直腸におよび他の手段により、当業者が利用可能な非毒性の薬学的に許容される担体、添加物および希釈剤を含む投与量単位製剤で投与してよい。1種以上のアジュバントも含んでよい。
それゆえに、本発明によって、さらにHIV感染およびAIDSのようなウイルス感染の処置方法およびそのための医薬組成物がさらに提供される。処置は、そのような処置を必要とする患者に、抗ウイルス有効量の1種以上の式I、II、IIIおよびIVの化合物を、1種以上の薬学的に許容される担体、添加物または希釈剤と共に含む医薬組成物医薬組成物を投与することを含む。ここで使用する用語“抗ウイルス有効量”は、患者が意義のある利益、すなわち、HIV感染の阻害により特徴付けられる急性状態の阻止、軽減または治癒を示すのに十分である組成物および方法における各活性成分の総量を意味する。個体に活性成分を適用したとき、単独で投与なる用語は、その成分単独をいう。組み合わせで適用するとき、この用語は、投与が組み合わせであれ、連続的であれまたは同時であれ、治療効果をもたらす活性成分の組み合わせ量をいう。本明細書および請求の範囲で使用する用語“処置”は、HIV感染と関係する疾患の予防、軽減または治癒を意味する。
本発明の医薬組成物は経口投与可能懸濁液または錠剤の形ならびに経鼻スプレー、例えば、無菌注射可能水性または油性懸濁液としての無菌注射用製剤または坐薬であり得る。薬学的に許容される担体、添加物または希釈剤を医薬組成物で使用してよく、これらは医薬製剤の分野で利用されるものである。
懸濁液として経口投与するとき、これらの組成物は医薬製剤の分野で典型的に知られる方法に従い製造し、嵩を増やすための微結晶セルロース、懸濁化剤としてのアルギン酸またはアルギン酸ナトリウム、粘性増強剤としてのメチルセルロースおよび当分野で知られる甘味剤/風味剤を含み得る。即時放出錠剤として、これらの組成物は、微結晶セルロース、リン酸二カルシウム、デンプン、ステアリン酸マグネシウムおよびラクトースおよび/または当分野で知られる他の添加物、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤および滑沢剤を含み得る。
注射可能溶液または懸濁液は、適切な非毒性の、非経腸的に許容される希釈剤または溶媒、例えばマンニトール、1,3−ブタンジオール、水、リンゲル液または等張塩化ナトリウム溶液または適切な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤、例えば合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含む無菌、非刺激、固定油およびオレイン酸を含む脂肪酸を使用して、既知技術に従い製剤できる。
ここに示す化合物は、約1〜100mg/kg体重の投与量範囲で、分割投与量で、通常数日間、数週間、数ヶ月または数年にわたる長期間、ヒトに経口で投与できる。一つの好ましい投与量範囲は、経口で約1〜10mg/kg体重の分割投与量である。他の好ましい投与量範囲は、約1〜20mg/kg体重の分割投与量である。しかし、当然のことながら、ある特定の患者への特定の投与量レベルおよび投与頻度は変わってよく、用いる具体的化合物の活性、その化合物の代謝安定性および作用の長さ、年齢、体重、一般的健康状態、性別、食習慣、投与方法および時間、排泄速度、薬物組み合わせ、特定の状態の重症度および治療を受けている宿主を含む種々の因子による。
さらに、ここに示す本発明の化合物は、HIV進入阻害剤と組み合わせて使用し得る。このようなHIV進入阻害剤の例は、DRUGS OF THE FUTURE 1999, 24(12), pp. 1355-1362; CELL, Vol. 9, pp. 243-246, Oct. 29, 1999; and DRUG DISCOVERY TODAY, Vol. 5, No. 5, May 2000, pp. 183-194およびInhibitors of the entry of HIV into host cells, Meanwell, Nicholas A.; Kadow, John F. Current Opinion in Drug Discovery & Development (2003), 6(4), 451-461に述べられている。具体的に、本化合物は、付着阻害剤、融合阻害剤およびCCR5またはCXCR4共受容体を目的とするケモカイン受容体アンタゴニストと組み合わせて利用できる。HIV付着阻害剤はまたUS7,354,924およびUS2005/0209246に示されている。
本発明の化合物とAIDS抗ウイルス剤、免疫調節剤、抗感染剤、HIV進入阻害剤またはワクチンとの組み合わせの範囲は、上記表に挙げたものに限定されず、AIDSの処置に有用なあらゆる医薬組成物とのあらゆる組み合わせを原則として含むことは理解される。
好ましい組み合わせは、本発明の化合物とHIVプロテアーゼの阻害剤および/またはHIV逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤の同時のまたは交互の処置である。組み合わせにおける任意の第四の成分はAZT、3TC、ddCまたはddIのようなHIV逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤である。好ましいHIVプロテアーゼの阻害剤はレイアタッツ(登録商標)(活性成分アタザナビル)である。典型的に300〜600mgの投与量を1日1回投与する。これは、低用量リトナビル(50〜500mg)と併用してよい。他の好ましいHIVプロテアーゼの阻害剤はカレトラ(登録商標)である。他の有用なHIVプロテアーゼの阻害剤はインジナビルであり、これはN−(2(R)−ヒドロキシ−1−(S)−インダニル)−2(R)−フェニルメチル−4−(S)−ヒドロキシ−5−(1−(4−(3−ピリジル−メチル)−2(S)−N’−(t−ブチルカルボキサミド)−ピペラジニル))−ペンタンアミドエタノール付加物の硫酸塩であり、U.S.5,413,999に従い合成される。インジナビルは、一般に1日3回800mgの投与量で投与される。他の好ましいプロテアーゼ阻害剤はネルフィナビルおよびリトナビルである。他の好ましいHIVプロテアーゼの阻害剤はサキナビルであり、これは1日3回600mgまたは1200mgの投与量で投与する。好ましいHIV逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤はエファビレンツを含む。これらの組み合わせは、HIV感染の拡散および程度の制限に予測されない効果を有し得る。好ましい組み合わせは、次の(1)インジナビルとエファビレンツおよび、所望により、AZTおよび/または3TCおよび/またはddIおよび/またはddC;(2)インジナビルおよびAZTおよび/またはddIおよび/またはddCおよび/または3TC、特に、インジナビルおよびAZTおよび3TCのいずれか;(3)スタブジンおよび3TCおよび/またはジドブジン;(4)テノホビルジソプロキシルフマル酸塩およびエムトリシタビンとの組み合わせを含む。
このような組み合わせにおいて、本発明の化合物と他の活性剤は別々にまたは同時に投与してよい。さらに、一成分の投与は、他剤の投与の前でも、同時でも後でもよい。
次の実施例は、上に一般的に記載した式I、II、IIIおよびIVの化合物の典型的合成法を説明する。これらの実施例は専ら説明のためのものであり、如何なる意味においても本発明を限定することを意図しない。反応材および出発物質は、当業者にとって容易に入手可能である。
化学
選択した実施例化合物の典型的方法および特徴付け:
特に断らない限り、溶媒および反応材は、業者から得たものを直接使用し、反応は窒素雰囲気下で行った。フラッシュクロマトグラフィーをシリカゲル60(粒子径0.040〜0.063;EM Science supply)で行った。1H NMRスペクトルを、Bruker DRX-500fで500MHzで(またはBruker AV 400 MHz, Bruker DPX-300BまたはVarian Gemini 300で、記載のとおり300MHzで)記録した。化学シフトを、δTMS=0に対するδスケールでppmで記録した。次の内部参照を、次の溶媒における残留プロトンについて使用した。CDCl3(δH 7.26)、CD3OD(δH 3.30)、酢酸−d4(酢酸d4)(δH 11.6、2.07)、DMSO混合またはDMSO−D6_CDCl3(δH 2.50および8.25)(比75%:25%)およびDMSO−D6(δH 2.50)。多重項パターンの記載は標準的略語を用いた。s(一重項)、br. s(幅広一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)、m(多重項)、b(幅広)、app(見かけ)。結合定数(J)はヘルツである。全液体クロマトグラフィー(LC)データを、Shimadzu LC-10AS液体クロマトグラフで、SPD-10AV UV-Visディテクターを使用して記録し、マススペクトロメトリー(MS)はエレクトロスプレーモードでLCのためのMicromass Platformを使用して決定した。
略語
次の略語の1個以上は、その大部分が当業者に周知の一般的略語であり、実施例の記載をとおして使用し得る。
Bz2O=安息香酸無水物
TBTU=O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
HATU=2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム
DCE=ジクロロエタン
DCM=ジクロロメタン
CDI=カルボニルジイミダゾール
分取HPLC=分取高速液体クロマトグラフィー
rt=室温
LDA=リチウムジイソプロピルアミン
DIPEA=ジイソプロピルエチルアミン
DMAP=4−ジメチルアミノピリジン
DMSO=ジメチルスルホキシド
THF=テトラヒドロフラン
KHMDS=カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
min=分
h=時間
sat.=飽和
TEA=トリエチルアミン
EtOAc=酢酸エチル
TFA=トリフルオロ酢酸
PCC=クロロクロム酸ピリジニウム
TLC=薄層クロマトグラフィー
Tf2NPh=(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド
ジオキサン=1,4−ジオキサン
PG=保護基
atm=雰囲気
mol=モル濃度
mmol=ミリモル濃度
mg=ミリグラム
μg=マイクログラム
μl=マイクロリットル
μm=マイクロメートル
mm=ミリメートル
HOAc=酢酸
MeOH=メタノール
TBDMSCl=tert−ブチルジメチルシリルクロライド
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
TBAF=フッ化テトラブチルアンモニウム
LC/MS方法:
方法1
2分にわたる勾配で開始%B=0、最終%B=100、100%Bに維持
流速=1mL/分
波長=220nm
溶媒A=90%水、10%アセトニトリル、0.1%TFA
溶媒B=10%水、90%アセトニトリル、0.1%TFA
カラム=Phenomenex Luna C18, 3μm、2.0×30mm
方法2
2分にわたる勾配で開始%B=0、最終%B=100、100%Bに維持
流速=1mL/分
波長=220nm
溶媒A=95%水、5%メタノール/10mM 酢酸アンモニウム
溶媒B=5%水、95%メタノール/10mM 酢酸アンモニウム
カラム=Phenomenex Luna C18, 3μm、2.0×30mm
方法3
2分にわたる勾配で開始%B=0、最終%B=100、100%Bに維持
流速=1mL/分
ディテクター波長=220nm
溶媒A=90%水、10%メタノール、0.1%TFA
溶媒B=10%水、90%メタノール、0.1%TFA
カラム=Phenomenex Luna C18, 3μm、2.0×30mm
方法4
2分にわたる勾配で開始%B=20、最終%B=100、100%Bに維持
流速=0.8mL/分
ディテクター波長=220nm
溶媒A=90%水、10%メタノール、0.1%TFA
溶媒B=10%水、90%メタノール、0.1%TFA
カラム=Xbridge Phenyl、2.5μm、2.1×50mm
方法5:
2分にわたる勾配で開始%B=30、最終%B=100
流速=0.8ml/分
波長=220
溶媒A=10%MeOH−90%H2O−0.1%TFA
溶媒B=90%MeOH−10%H2O−0.1%TFA
カラム=Xbridge Phenyl2.1×50mm 2.5μm
方法6
2分にわたる勾配で開始%B=0、最終%B=100、100%Bに維持
流速=4mL/分
波長=220nm
溶媒A=95%水、5%アセトニトリル/10mM 酢酸アンモニウム
溶媒B=5%水、95%アセトニトリル/10mM 酢酸アンモニウム
カラム=Phenomenex Luna、3.0×50mm、S10
分取HPLC
方法1
15分にわたる勾配で開始%B=20、最終%B=100、100%Bに維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O、0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O、0.1%TFA
カラム=Waters Sunfire 30×100mm 5μm
方法2
15分にわたる勾配で開始%B=15、最終%B=90、100%で維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O、0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O、0.1%TFA
カラム=Waters-Sunfire 30×100mm 5μm
方法3
20分にわたる勾配で開始%B=10、最終%B=85、100%で維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O、0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O、0.1%TFA
カラム=Waters-Sunfire 30×100mm 5μm
方法4
10分にわたる勾配で開始%B=10、最終%B=100、100%Bに維持
流速=25mL/分
溶媒A=5%アセトニトリル、95%H2O−10mM酢酸アンモニウム
溶媒B=95%アセトニトリル、5%H2O−10mM酢酸アンモニウム
カラム=X-bridge OBD prep shield RP18 19×100mm 5μm
方法5
15分にわたる勾配で開始%B=15、最終%B=95、100%で維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O−0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O−0.1%TFA
カラム=Waters-Sunfire 30×100mm 5μm
方法6
15分にわたる勾配で開始%B=25、最終%B=90、100%で維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O−0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O−0.1%TFA
カラム=Waters-Sunfire 30×100mm 5μm
方法7
15分にわたる勾配で開始%B=20、最終%B=85、100%で維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O−0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O−0.1%TFA
カラム=Waters-Sunfire 30×100mm 5μm
方法8
20分にわたる勾配で開始%B=25、最終%B=100、100%で維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O−0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O−0.1%TFA
カラム=Waters-Sunfire 30×100mm 5μm
方法9
12分にわたる勾配で開始%B=30、最終%B=100、100%Bに維持
流速=40mL/分
溶媒A=10%アセトニトリル、90%H2O、0.1%TFA
溶媒B=90%アセトニトリル、10%H2O、0.1%TFA
カラム=Waters Sunfire 30×100mm、5μm
方法10
20分にわたる勾配で開始%B=50、最終%B=100、100%Bに維持
流速=20mL/分
溶媒A=5%アセトニトリル、95%H2O、10mM酢酸アンモニウム
溶媒B=95%アセトニトリル、5%H2O、10mM酢酸アンモニウム
カラム=XBridge C18 19×200mm、5μm
方法11
20分にわたる勾配で開始%B=60、最終%B=100、100%Bに維持
流速=20mL/分
溶媒A=5%アセトニトリル、95%H2O、10mM酢酸アンモニウム
溶媒B=95%アセトニトリル、5%H2O、10mM酢酸アンモニウム
カラム=XBridge C18 19×200mm、5μm
方法12
20分にわたる勾配で開始%B=50、最終%B=90、100%Bに維持
流速=20mL/分
溶媒A=5%アセトニトリル、95%H2O、10mM酢酸アンモニウム
溶媒B=95%アセトニトリル、5%H2O、10mM酢酸アンモニウム
カラム=XBridge C18 19×200mm、5μm
方法13
15分にわたる勾配で開始%B=60、最終%B=100、100%Bに維持
流速=20mL/分
溶媒A=5%アセトニトリル、95%H2O、10mM酢酸アンモニウム
溶媒B=95%アセトニトリル、5%H2O、10mM酢酸アンモニウム
カラム=XBridge C18 19×200mm、5μm
重要中間体の製造:
重要中間体1は次の方法で製造した。
方法1:中間体1
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートの製造
工程1:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オールの製造
ベツリン酸(10g、21.90mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)懸濁液に、トリエチルアミン(9.16mL、65.7mmol)およびジフェニルリン酸アジド(7.08mL、32.8mmol)を添加した。混合物を加熱還流した。加熱により、全固体が溶解した。混合物を26時間加熱後、混合物をrtに冷却し、減圧下に濃縮した。残渣を水(100mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾過により除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜15%EtOAcの勾配およびThomson 240gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮した。低純度の生成物の第ニバッチを濃縮し、Thomson 240gカラムおよび同じ勾配を使用して、再精製した。目的生成物を含むフラクションを第一のバッチと合わせて、表題化合物を白色固体として得た(7.76g、17.10mmol、78%収率)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=4.75 (s, 1H), 4.67-4.62 (m, 1H), 3.20 (dt, J=11.3, 5.6 Hz, 1H), 2.55 (td, J=10.9, 5.9 Hz, 1H), 2.17-2.03 (m, 1H), 1.92-1.76 (m, 5H), 1.69 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 0.98 (s, 3H), 0.95 (s, 3H), 0.85 (s, 3H), 0.78 (s, 3H), 1.74-0.66 (m, 19H)
工程2:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オール、HClの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オール(7.76g、17.10mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)溶液に、HCl(37%)(21.07mL、257mmol)を添加した。混合物を60℃で15時間加熱し、rtに冷却し、減圧下に濃縮した。残渣をさらに2回ジクロロメタンおよびメタノールに溶解し、濃縮して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オール、HCl(7.75g、16.7mmol、98%収率)を灰白色泡状物として得た。粗製の生成物を、さらに精製することなく次工程で使用した。
工程3:tert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−9−ヒドロキシ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメートの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オール、HCl(7.75g、16.7mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)溶液に、水(25mL)、重炭酸ナトリウム(4.21g、50.2mmol)およびBoc無水物(5.82mL、25.08mmol)を添加した。混合物をrtで16時間撹拌し、混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−9−ヒドロキシ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメートを灰白色泡状物として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=4.74 (d, J=1.6 Hz, 1H), 4.64-4.62 (m, 1H), 4.34 (br. s., 1H), 3.24-3.18 (m, 1H), 2.63-2.35 (m, 3H), 2.06-1.93 (m, 1H), 1.71 (s, 3H), 1.46 (s, 9H), 1.04 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.98 (s, 3H), 0.86 (s, 3H), 0.79 (s, 3H), 1.77-0.68 (m, 22H)
工程4:tert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメートの製造
得られたtert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−9−ヒドロキシ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメートのジクロロメタン(100mL)溶液に、クロロクロム酸ピリジニウム(4.69g、21.74mmol)を添加した。混合物をrtで5時間撹拌し、さらに1.0gのPCCを添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物をシリカゲルおよびセライトのプラグで濾過し、これを25%酢酸エチルのヘキサン溶液で洗浄した。濾液を減圧下に濃縮して、tert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメートを淡黄色泡状物として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=4.74 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.63 (t, J=1.7 Hz, 1H), 4.34 (br. s., 1H), 2.65-2.34 (m, 5H), 2.05-1.88 (m, 2H), 1.71 (s, 3H), 1.47 (s, 9H), 1.10 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.05 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.96 (s, 3H), 1.76-0.93 (m, 18H)
工程5:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートの製造
得られたtert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメートのTHF(100mL)溶液を−78℃に冷却した。この溶液にKHMDS(THF中0.91M)(40.4mL、36.8mmol)を添加した。混合物を20分、−78℃で撹拌し、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチル)スルホニルメタンスルホンアミド(7.47g、20.90mmol)のTHF(100mL)溶液をカニューレにより添加した。混合物を−78℃で5時間撹拌し、水(100mL)で反応停止させ、酢酸エチル(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾過により除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残渣を少量のDCMおよびメタノールに溶解し、形成した黄色固体を濾過により除去した。濾液を再び濃縮し、メタノールで処理し、形成した固体を再び濾過により除去した。濾液を濃縮し、シリカゲルに吸着させ、ヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配およびThomson 240gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。フ脱保護生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、生成物の混合物を得た。この混合物をヘキサン中0〜10%EtOAcの勾配および240g Thomsonシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで再精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートを得た(1.31g、1.99mmol、3工程で11.9%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=5.57 (dd, J=6.7, 1.8 Hz, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.32 (br. s., 1H), 2.64-2.31 (m, 3H), 2.16 (dd, J=17.0, 6.8 Hz, 1H), 2.04-1.94 (m, 1H), 1.70 (s, 3H), 1.45 (s, 9H), 1.13 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 1.82-0.86 (m, 18H)
工程6:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.2g、0.304mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)を添加した。混合物をrtで1.5時間撹拌し、減圧下に濃縮した。残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾過により除去した。濾液を濃縮し、シリカゲルに吸着させ、ヘキサン中12〜100%酢酸エチルの勾配および12g Thomsonシリカゲルカラムを使用して精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.109g、0.195mmol、64.3%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=5.57 (dd, J=6.8, 1.9 Hz, 1H), 4.73 (d, J=1.6 Hz, 1H), 4.63-4.60 (m, 1H), 2.54 (td, J=10.9, 5.3 Hz, 1H), 2.17 (dd, J=17.1, 6.9 Hz, 1H), 2.08-1.99 (m, 1H), 1.70 (s, 3H), 1.13 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 1.82-0.91 (m, 20H)
方法2:中間体1
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートの製造
工程1:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボアルデヒドの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−(ヒドロキシメチル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オール(20g、45.2mmol)のアセトニトリル(200mL)およびDCM(300mL)中の懸濁液に4Åモレキュラー・シーブ(5g)を添加し、混合物を10分、rtで撹拌した。混合物にNMO(15.88g、136mmol)およびTPAP(0.794g、2.259mmol)を添加した。暗緑色混合物を窒素下、一夜撹拌した。さらにNMO(2.0g)およびTPAP(0.08g)を添加し、混合物をrtで7時間撹拌した。混合物をシリカゲルおよびセライトのパットで濾過し、これをジクロロメタン、次いで25%EtOAcのヘキサン溶液で洗浄した。濾液を減圧下に濃縮し、Thomson 240gシリカゲルカラムおよびヘキサン中15〜20%酢酸エチルの勾配を使用して精製した。表題生成物を白色泡状物として得た(17.6g、40.1mmol、89%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=9.68 (d, J=1.5 Hz, 1H), 4.77 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.66-4.63 (m, 1H), 2.89 (td, J=11.2, 5.8 Hz, 1H), 2.56-2.36 (m, 2H), 2.16-2.03 (m, 2H), 1.97-1.84 (m, 2H), 1.71 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 1.00 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.94 (s, 3H), 1.83-0.87 (m, 18H)
工程2:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボン酸の製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボアルデヒド(17.6g、36.1mmol)のt−BuOH(100mL)溶液に、2−メチル−2−ブテン(40mL、476mmol)を添加した。亜塩素酸ナトリウム(15g、133mmol)およびリン酸一ナトリウム一水和物(25g、181mmol)の水(200mL)溶液を1.25時間かけて滴下し、混合物をrtでさらに45分撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×125mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾過により除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残渣を300g Thomsonシリカゲルカラムおよびヘキサン中10〜50%酢酸エチルの勾配を使用して精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボン酸を白色泡状物として得た(16.4g、36.1mmol、100%)。LCMS: m/e 453.2 (M-H)-, 2.61分(方法3). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=10.02 (br. s., 1H), 4.75 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.64-4.61 (m, 1H), 3.02 (td, J=10.8, 4.8 Hz, 1H), 2.55-2.36 (m, 3H), 2.33-2.19 (m, 2H), 2.08-1.86 (m, 4H), 1.70 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.02 (s, 3H), 1.00 (s, 3H), 0.98 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 1.82-0.90 (m, 15H)
工程3:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オンの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボン酸(16.41g、36.1mmol)の1,4−ジオキサン(200mL)溶液に、トリエチルアミン(15.09mL、108mmol)およびジフェニルリン酸アジド(11.67mL、54.2mmol)を添加した。混合物を還流するまで18.5時間加熱し、rtに冷却し、減圧下に濃縮した。残渣を2つに分け、それぞれの精製のためにヘキサン中0〜15%酢酸エチルの勾配およびThomson 240gシリカゲルカラムを使用して、精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(10.3g、22.80mmol、63.2%収率)を灰白色泡状物として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=4.75 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.66-4.63 (m, 1H), 2.60-2.36 (m, 4H), 2.17-2.04 (m, 1H), 1.69 (s, 3H), 1.10 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.04 (s, 3H), 0.95 (s, 6H), 2.01-0.71 (m, 20H)
工程4:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン、HClの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(10.3g、22.80mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)溶液に、HCl(37%)(28.1mL、342mmol)を添加した。混合物を60℃で15.5時間加熱し、rtに冷却し、減圧下に濃縮した。残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(150mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中20〜60%酢酸エチルの勾配を、混合物に0.1%トリエチルアミンを添加して使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン、HCl(5.4g、11.68mmol、51.2%収率)を黄色泡状物として得た。LCMS: m/e 426.5 (M+H)+, 1.59分(方法1). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=4.73 (d, J=2.3 Hz, 1H), 4.60 (dd, J=2.4, 1.4 Hz, 1H), 2.58-2.37 (m, 3H), 2.11-1.98 (m, 1H), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.69 (d, J=0.5 Hz, 3H), 1.09 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.94 (s, 3H), 1.79-0.91 (m, 20H)
工程5:tert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメートの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(5.25g、12.33mmol)の1,4−ジオキサン(50mL)溶液に、水酸化ナトリウム(1N)(24.67mL、24.67mmol)、続いて二炭酸ジ−tert−ブチル(3.15mL、13.57mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、メタノール(30mL)、ジクロロメタン(50mL)および水(20mL)を添加して、混合物の可溶化を助けた。1.5時間、rtで撹拌後、反応は不完全だったため、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.3g)を添加し、混合物rtで3時間撹拌した。再び二炭酸ジ−tert−ブチル(0.3g)を添加し、混合物をrtで16時間撹拌した。痕跡量の出発物質がなお存在したため、二炭酸ジ−tert−ブチル(1g)を混合物に添加し、撹拌を6時間続け、その時点でTLCでは残存出発物質は示されなかった。混合物を水(75mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜10%酢酸エチルの勾配および240gシリカゲルカラムを使用して精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、tert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメート(5.85g、11.13mmol、90%収率)を白色泡状物として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=4.72 (s, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.33 (br. s., 1H), 2.64-2.32 (m, 5H), 2.06-1.84 (m, 2H), 1.69 (s, 3H), 1.45 (s, 9H), 1.08 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.94 (s, 3H), 1.74-0.86 (m, 18H)
工程6:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートの製造
tert−ブチル((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−9−オキソ−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−イル)カルバメート(1.2g、2.282mmol)および1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチル)スルホニルメタンスルホンアミド(1.019g、2.85mmol)のTHF(20mL)溶液を含むフラスコを−78℃に冷却した。この溶液にKHMDS(THF中0.91M)(5.52mL、5.02mmol)を添加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、rtに温め、1時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)で反応停止させ、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾過により除去し、濾液を減圧下に濃縮した。粗製の物質をヘキサン中0〜12%酢酸エチルの勾配およびThomson 80gシリカゲルカラムを使用して精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.9g、1.368mmol、59.9%収率)を白色泡状物として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=5.57 (dd, J=6.7, 1.8 Hz, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.32 (br. s., 1H), 2.64-2.31 (m, 3H), 2.16 (dd, J=17.0, 6.8 Hz, 1H), 2.04-1.94 (m, 1H), 1.70 (s, 3H), 1.45 (s, 9H), 1.13 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 1.82-0.86 (m, 18H)
工程7:上記方法1の工程6と同じ操作
別法として、中間体(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オンをベツリン酸から下に示すスキームに従い製造できる。
工程1:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オールの製造
表題化合物を出発物質としてベツリン酸を使用して、方法1、工程1に上記したのと同じ条件を使用して製造した。
工程2:24gの粗製の(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−イソシアナト−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)イコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−オールのジクロロメタン(200mL)溶液に、PCC(11.80g、54.8mmol)を45分かけて3回で添加した。混合物をrtで4時間撹拌し、さらに1gのPCCを添加し、混合物をさらにrtで2時間撹拌した。混合物をシリカゲルおよびセライトのプラグで濾過し、プラグを酢酸エチル:ヘキサンの1:1溶液で洗浄した。濾液を減圧下に濃縮して、粗製の生成物を得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=4.76-4.74 (m, 1H), 4.65-4.63 (m, 1H), 2.62-2.36 (m, 3H), 2.16-2.03 (m, 1H), 1.69 (s, 3H), 1.10 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.04 (s, 3H), 0.96 (s, 6H), 1.95-0.91 (m, 21H)
重要中間体トリフラート1
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートの製造
工程1:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−(アジリジン−1−イル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オンの製造
耐圧容器中、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(4.0g、9.4mmol)およびK3PO4(9.97g、47.0mmol)の1,2−ジクロロエタン(300mL)およびアセトニトリル(30mL)中の懸濁液に窒素を通し、密封し、130℃で一夜撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、シリカゲルの床で濾過し、EtOAcで濯いだ。濾液を減圧下に濃縮して、粗製のアジリジン(4.0g、94%)を固体として得て、これを精製することなく次工程で使用した。MS: m/e 452.5 (M+H)+, 2.63分(方法4)
工程2:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オンの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−(アジリジン−1−イル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(4.0g、8.85mmol)およびチオモルホリン1,1−ジオキシド(4.79g、35.4mmol)のトルエン(30mL)溶液に、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(100mLのトルエン中1mL、10mL)を添加し、黄色懸濁液を形成した。混合物を2分間音波処理し、RTで5日間撹拌した。反応混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、NaHCO3(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗製の生成物を20〜50%のEtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラム(160g)で精製して、所望のケトン(2.95g、57%)を固体として得た。MS: m/e 587.5 (M+H)+, 2.39分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.74-4.70 (m, 1H), 4.62-4.59 (m, 1H), 3.11-2.99 (m, 7H), 2.72-2.36 (m, H), 1.98-0.82 (m. 23H), 1.69 (s, 3H), 1.08 (s, 6H), 1.04 (s, 3H), 0.98 (s, 3H), 0.95 (s, 3H)
工程3:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(2.95g、5.03mmol)のTHF(50mL)溶液に、−78℃でKHMDS(THF中1M、7.54mL、7.54mmol)を添加した。黄色溶液を−78℃で30分撹拌した。1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−((トリフルオロメチル)スルホニル)メタンスルホンアミド(1.89g、5.28mmol)のTHF(10mL)溶液を添加した。得られた帯赤色反応混合物を−78℃で2時間撹拌し、rtに温め、RTで一夜(20時間)撹拌した。飽和NH4Cl水溶液(50mL)で反応停止させた。分離した水層をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗製の生成物を20〜80%のEtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラム(160g)で精製して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(トリフラート1)(2.78g、77%)を固体として得た。MS: m/e 719.5 (M+H)+, 2.60分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.57 (dd, J=6.8, 2.0 Hz, 1H), 4.76-4.71 (m, 1H), 4.64-4.61 (m, 1H), 3.13-3.02 (m, 7H), 2.85-2.75 (m, 1H), 2.73-2.64 (m, 2H), 2.62-2.52 (m, 2H), 2.17 (dd, J=17.1, 6.8 Hz, 1H), 2.00-0.86 (m, 22H), 1.70 (s, 3H), 1.13 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.98 (s, 3H), 0.93 (s, 3H). 19F NMR (376MHz, クロロホルム-d) δ -74.84 (s, 3F)
重要中間体:トリフラート2
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートの製造
工程1:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オンの製造
耐圧容器中、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−(アジリジン−1−イル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(5.0g、11.07mmol)、4−(メチルスルホニル)ピペリジン塩酸塩(4.42g、22.14mmol)、NaI(1.659g、11.07mmol)およびK3PO4(4.70g、22.14mmol)のトルエン(50mL)およびCH3CN(50mL)中の懸濁液に窒素を通し、密封し、125℃で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣をEtOAc(100mL)およびH2O(100mL)に分配した。分離した水層をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗製の生成物を40〜80%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラム(240g)で精製して、所望のケトン(4.26g、63%)を固体として得た。MS: m/e 615.6 (M+H)+, 2.40分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.67 (d, J=2.3 Hz, 1H), 4.54 (dd, J=2.3, 1.5 Hz, 1H), 3.07 (dd, J=16.7, 11.7 Hz, 2H), 2.88-2.78 (m, 1H), 2.81 (s, 3H), 2.61-2.30 (m, 7H), 2.14-2.02 (m, 3H), 1.98-1.70 (m, 9H), 1.69-0.94 (m, 16H), 1.65 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 0.90 (s, 3H)
工程2:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9(5bH)−オン(4.26g、6.93mmol)のTHF(80mL)溶液に、−78℃でKHMDS(THF中1M)(10.39mL、10.39mmol)を添加した。得られた橙色スラリーを−78℃で20分撹拌した。1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−((トリフルオロメチル)スルホニル)メタンスルホンアミド(2.72g、7.62mmol)のTHF(20mL)溶液を添加した。得られた橙色反応混合物を−78℃で2時間撹拌した。飽和NH4Cl水溶液(100mL)で反応停止させた。分離した水層をEtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗製の生成物を40〜100%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラム(240g)で精製して、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート、(トリフラート2)(3.5g、68%)を固体として得た。MS: m/e 747.4 (M+H)+, 2.82分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.56 (dd, J=6.7, 1.9 Hz, 1H), 4.73 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.60 (dd, J=2.1, 1.4 Hz, 1H), 3.17-3.07 (m, 2H), 2.88-2.79 (m, 1H), 2.85 (s, 3H), 2.69-2.54 (m, 3H), 2.52-2.42 (m, 2H), 2.19-2.07 (m, 4H), 2.03-0.88 (m, 24H), 1.69 (s, 3H), 1.12 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.02 (s, 3H), 0.96 (s, 3H), 0.91 (s, 3H). 19F NMR (376MHz, クロロホルム-d) δ -74.85 (s, 3F)
実施例1〜6の製造のための一般的スキーム番号1
実施例1
4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボン酸、TFAの製造
工程1:エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレートの製造
エチル4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレート(0.045g、0.269mmol)(Bioorg. Med. Chem. 2004, 12, 5719-5725に記載のとおり製造)のTHF(1.5mL)溶液を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.574mL、0.287mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.448mL、0.448mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.179mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(7.38mg、8.96μmol)を添加した。混合物を85℃で18.5時間加熱し、rtに冷却し、水(7mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中10〜60%酢酸エチルの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(78.5mg、76%収率)を白色固体として得た。LCMS: m/e 578.3 (M+H)+, 2.74分(方法2)
工程2:エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレートの製造
エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(0.078g、0.135mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.143g、0.675mmol)、ヨウ化カリウム(0.067g、0.405mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(0.095g、0.405mmol)(WO2002045652に記載のとおり製造)を添加した。混合物をアセトニトリル(1.25mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃で18.5時間加熱した。混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中5〜55%酢酸エチルの勾配および12gシリカゲルカラを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(77mg、77%収率)を透明薄膜として得た。LCMS: m/e 739.5 (M+H)+, 2.17分(方法1)
工程3:エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(0.077g、0.104mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、NaOH(1N)(0.521mL、0.521mmol)を添加した。混合物を75℃で加熱した。3時間加熱後、混合物をrtに冷却し、メタノールおよびジオキサンで希釈し、分取HPLC(方法1、保持時間:10.3分)で精製して、4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボン酸、TFA(0.026g、30%収率)を白色固体として得た。LCMS: m/e 711.6 (M+H)+, 1.89分(方法1). 1H NMR (400 MHz, 酢酸d4) δ=5.28 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.70 (s, 1H), 3.46 (d, J=12.5 Hz, 1H), 3.31-3.01 (m, 11H), 2.91-2.82 (m, 1H), 1.72 (s, 3H), 1.22 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.91 (s, 6H), 2.35-0.85 (m, 34H)
実施例2および実施例3
3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボン酸、TFAの製造
工程1:エチル3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレートの製造
エチル3−メチレンシクロヘキサンカルボキシレート(0.045g、0.269mmol)(J. Org. Chem. 1995, 60, 3518-3522に記載のとおり製造)のTHF(1.5mL)を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.574mL、0.287mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.448mL、0.448mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.179mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(7.38mg、8.96μmol)を添加した。混合物を85℃で19時間加熱し、rtに冷却し、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中5〜50%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、表題化合物(0.089g、86%収率)を灰白色泡状物として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=5.23 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.73 (d, J=2.3 Hz, 1H), 4.61 (dd, J=2.1, 1.4 Hz, 1H), 4.16-4.08 (m, 2H), 2.55 (td, J=10.9, 5.3 Hz, 1H), 1.70 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.95 (s, 3H), 0.86 (s, 3H), 0.84 (s, 3H), 2.37-0.73 (m, 39H)
工程2:エチル3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレートの製造
エチル3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(0.078g、0.135mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.143g、0.675mmol)、ヨウ化カリウム(0.067g、0.405mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(0.095g、0.405mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(1.25mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃に加熱した。混合物を16時間加熱後、rtに冷却し、水(5mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、表題化合物(0.078g、0.106mmol、78%収率)を白色泡状物として得た。LCMS: m/e 739.8 (M+H)+, 2.25分(方法1)
工程3:エチル3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(0.078g、0.106mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に、NaOH(1N)(0.528mL、0.528mmol)を添加した。混合物を75℃で8時間加熱し、rtに冷却し、分取HPLC(方法2)で精製して、2種の異性体を得た。異性体1 保持時間=11.4分および異性体2=12.5分。異性体2を分取HPLCで再精製した(方法3、保持時間=16.9分)。(異性体1、白色固体、16.4mg、19%収率;異性体2、白色固体、17.6mg、20%収率)。
実施例2:エチル3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(異性体1):LCMS: m/e: 711.6 (M+H)+, 1.87分(方法1). 1H NMR (500 MHz, 酢酸d4) δ=5.31 (d, J=5.7 Hz, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.48 (d, J=12.1 Hz, 1H), 3.34-3.01 (m, 11H), 2.91-2.83 (m, 1H), 2.41-2.32 (m, 1H), 1.73 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.09 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.93 (s, 6H), 2.30-0.77 (m, 33H)
実施例3:エチル3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(異性体2):LCMS: m/e: 711.6 (M+H)+, 1.96分(方法1)。1H NMRは異性体1に極めて類似していたが、異性体2のみが、2.32〜2.41ppmの多重項のそれぞれ2.31〜2.40および2.70〜2.76ppm2個のピークへの分裂を示した(〜0.7:0.3比)。
実施例4
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタン酸、TFAの製造
工程1:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタノエートの製造
4−ペンテン酸メチル(0.031g、0.269mmol)のTHF(1.5mL)溶液を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.574mL、0.287mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.448mL、0.448mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.179mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(7.38mg、8.96μmol)を添加した。混合物を85℃で16時間加熱し、rtに冷却し、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中5〜50%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.072g、77%収率)を灰白色泡状物として得た。LCMS: m/e: 524.5 (M+H)+, 2.04分(方法1). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=5.23 (d, J=5.3 Hz, 1H), 4.73 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.62-4.59 (m, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.55 (td, J=10.9, 5.3 Hz, 1H), 2.33 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.09-1.92 (m, 4H), 1.70 (s, 3H), 1.07 (s, 3H), 0.97 (s, 6H), 0.89 (s, 3H), 0.83 (s, 3H), 1.78-0.80 (m, 26H)
工程2:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタノエートの製造
メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタノエート(0.07g、0.134mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.142g、0.668mmol)、ヨウ化カリウム(0.067g、0.401mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(0.094g、0.401mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(1.25mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃に加熱した。混合物を24時間加熱後、混合物をrtに冷却し、水(7mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×7mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.072g、0.105mmol、79%収率)を白色泡状物として得た。LCMS: m/e: 685.7 (M+H)+, 1.98分(方法1). 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=5.22 (d, J=5.2 Hz, 1H), 4.71 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.60 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.14-2.98 (m, 9H), 2.73-2.53 (m, 4H), 2.50-2.43 (m, 1H), 2.33 (t, J=7.5 Hz, 2H), 1.69 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 0.96 (s, 6H), 0.89 (s, 3H), 0.82 (s, 3H), 2.01-0.79 (m, 28H)
工程3:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタノエート(0.072g、0.105mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、NaOH(1N)(0.526mL、0.526mmol)を添加した。混合物を75℃で15時間加熱し、rtに冷却し、メタノールで希釈し、分取HPLC(方法2、保持時間=10.4分)で精製して、5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタン酸、TFA(0.055g、66%収率)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 671.7 (M+H)+, 1.69分(方法1). 1H NMR (400 MHz, 酢酸d4) δ=5.30 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.51-3.43 (m, 1H), 3.34-3.01 (m, 11H), 2.92-2.81 (m, 1H), 2.39 (t, J=7.4 Hz, 2H), 1.73 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.09 (s, 3H), 1.01 (s, 3H), 0.94 (s, 3H), 0.91 (s, 3H), 2.28-0.88 (m, 28H)
実施例5
2−(3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)プロピル)マロン酸、TFAの製造
工程1:ジエチル2−(3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)プロピル)マロネートの製造
ジエチルアリルマロネート(0.053mL、0.269mmol)のTHF(1.5mL)溶液を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.574mL、0.287mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.448mL、0.448mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.179mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(7.38mg、8.96μmol)を添加した。混合物を85℃で16時間加熱し、rtに冷却し、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中5〜50%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.077g、70.4%収率)を灰白色泡状物として得た。LCMS: m/e: 610.6 (M+H)+, 2.09分(方法1). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=5.22 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.73 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.60 (dd, J=2.3, 1.3 Hz, 1H), 4.24-4.16 (m, 4H), 3.34 (t, J=7.5 Hz, 1H), 2.54 (td, J=10.9, 5.3 Hz, 1H), 2.10-1.88 (m, 6H), 1.70 (s, 3H), 1.27 (t, J=7.2 Hz, 6H), 1.07 (s, 3H), 0.96 (s, 6H), 0.88 (s, 3H), 1.79-0.80 (m, 24H), 0.82 (s, 3H)
工程2:ジエチル2−(3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)プロピル)マロネートの製造
ジエチル2−(3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)プロピル)マロネート(0.075g、0.123mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.131g、0.615mmol)、ヨウ化カリウム(0.061g、0.369mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(0.086g、0.369mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(1.25mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃に加熱した。混合物を24時間加熱後、rtに冷却し、水(7mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×7mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、表題化合物(0.025g、0.032mmol、26.4%収率)を灰白色泡状物として得た。LCMS: m/e: 771.8 (M+H)+, 2.03分(方法1)
工程3:ジエチル2−(3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)プロピル)マロネート(0.025g、0.032mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、NaOH(1N)(0.162mL、0.162mmol)を添加した。混合物を75℃で15時間加熱し、rtに冷却し、メタノールで希釈し、分取HPLC(方法2、保持時間=8.96分)で精製して、2−(3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)プロピル)マロン酸、TFA(8.8mg、33%収率)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 715.7 (M+H)+, 1.64分(方法1). 1H NMR (400 MHz, 酢酸d4) δ=5.29 (d, J=5.8 Hz, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.70 (s, 1H), 3.53-3.41 (m, 2H), 3.34-3.00 (m, 11H), 2.90-2.80 (m, 1H), 1.72 (s, 3H), 1.22 (s, 3H), 1.08 (s, 3H), 1.00 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 0.90 (s, 3H), 2.27-0.86 (m, 28H)
実施例6
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタン酸、TFAの製造
工程1:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタノエートの製造
3,3−ジメチル−4−ペンテン酸メチルエステル(0.042mL、0.269mmol)のTHF(1.5mL)溶液を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.574mL、0.287mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.448mL、0.448mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.179mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(7.38mg、8.96μmol)を添加した。混合物を85℃で16時間加熱し、rtに冷却し、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中5〜50%酢酸エチルの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.072g、0.130mmol、72.8%収率)を灰白色泡状物として得た。LCMS: m/e: 552 (M+H)+, 2.13分(方法1). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=5.24 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.73 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.63-4.58 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.55 (td, J=10.9, 5.3 Hz, 1H), 2.23 (s, 2H), 2.10-1.88 (m, 4H), 1.70 (s, 3H), 1.07 (s, 3H), 1.02 (s, 6H), 0.98 (s, 3H), 0.96 (s, 3H), 0.90 (s, 3H), 0.83 (s, 3H), 1.81-0.80 (m, 24H)
工程2:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタノエートの製造
メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタノエート(0.07g、0.127mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.135g、0.634mmol)、ヨウ化カリウム(0.063g、0.381mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(0.089g、0.381mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(1.25mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃に加熱した。15時間加熱後、混合物をrtに冷却し、水(7mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×7mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(52.4mg、58%収率)を淡黄色薄膜として得た。LCMS: m/e: 713.7 (M+H)+, 2.10分(方法1). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=5.24 (d, J=5.3 Hz, 1H), 4.71 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.62-4.55 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.14-2.98 (m, 8H), 2.73-2.53 (m, 4H), 2.50-2.42 (m, 1H), 2.23 (s, 2H), 1.69 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 1.02 (s, 6H), 0.98 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.90 (s, 3H), 0.82 (s, 3H), 2.01-0.80 (m, 27H)
工程3:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタノエート(0.052g、0.073mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、水酸化ナトリウム(1N)(0.365mL、0.365mmol)を添加した。混合物を75℃で21時間加熱し、rtに冷却した。反応が完了していなかったため、さらに0.2mLの1N NaOHを添加し、混合物を再び75℃で16時間加熱した。混合物をrtに冷却し、メタノールで希釈し、分取HPLC(方法2、保持時間=11.6分)で精製して、5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタン酸、TFA(0.0346g、0.0425mmol、58%収率)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 699.7 (M+H)+, 1.84分(方法1). 1H NMR (400 MHz, 酢酸d4) δ=5.29 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.52-3.44 (m, 1H), 3.34-3.01 (m, 11H), 2.91-2.81 (m, 1H), 2.29 (s, 2H), 1.73 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.09 (s, 3H), 1.06 (s, 6H), 1.02 (s, 3H), 0.95 (s, 3H), 0.91 (s, 3H), 2.26-0.88 (m, 26H)
ベンジル1−エトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートおよびtert−ペンチル1−エトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートの製造
工程1:8−エトキシ−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸の製造
1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オン(1.0g、6.40mmol)のブロモホルム(6.15mL、64.0mmol)溶液を0℃に冷却した。この溶液に水酸化カリウム(2.87g、51.2mmol)のエタノール(20mL)溶液を1時間かけて滴下した。混合物をさらに22時間撹拌後、混合物を減圧下に濃縮し、6N HClをゆっくり添加することにより酸性にした。混合物を水(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣を1,4−ジオキサン(30mL)に溶解し、NaOH(20%wt.)(12.80g、64.0mmol)を添加した。混合物を75℃で4時間加熱し、rtに冷却し、減圧下に濃縮した。混合物を水(30mL)で希釈し、ジクロロメタン(20mL)で洗浄した。分離した水層を1N HClの添加により酸性にし、酢酸エチル(4×30mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。生成物をさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS: m/e: 229.2 (M-H)-, 0.94分(方法2).
工程2:1−エトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボン酸の製造
8−エトキシ−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸の1,4−ジオキサン(20mL)溶液にHCl(6N)(7.53mL、45.2mmol)を添加し、混合物をrtで16時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮して、1−エトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボン酸(0.777g、4.17mmol、2工程で65%収率)を赤色油状物として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=3.59 (q, J=7.0 Hz, 2H), 2.66-2.55 (m, 2H), 2.42-2.33 (m, 4H), 2.24-2.15 (m, 2H), 1.31 (t, J=6.9 Hz, 3H)
工程3:ベンジル1−エトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレートの製造
1−エトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボン酸(0.777g、4.17mmol)のDMF(15mL)溶液に、炭酸カリウム(1.153g、8.35mmol)、続いて臭化ベンジル(0.546mL、4.59mmol)を添加した。混合物を60℃で18時間加熱し、rtに冷却した。混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。有機層を水(3×30mL)、次いで塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾過により除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜25%酢酸エチルの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、ベンジル1−エトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(0.9g、3.26mmol、78%収率)を淡黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=7.40-7.32 (m, 5H), 5.21 (s, 2H), 3.48 (q, J=6.9 Hz, 2H), 2.65-2.54 (m, 2H), 2.39-2.27 (m, 4H), 2.20-2.09 (m, 2H), 1.24 (t, J=7.0 Hz, 3H)
工程4:ベンジル1−エトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートおよびtert−ペンチル1−エトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートの製造
臭化メチルトリフェニルホスホニウム(0.517g、1.448mmol)のトルエン(2mL)懸濁液にカリウム2−メチルブタン−2−オレート(0.882mL、1.520mmol)(参照J. Org. Chem. 1982, 47, 1845-1855)を添加した。黄色懸濁液をrtで30分撹拌し、溶液ofベンジル1−エトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(0.2g、0.724mmol)のトルエン(2mL)を添加した。黄色懸濁液を50℃で2時間加熱した。混合物をrtに冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜20%酢酸エチルの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、84mgの2個の表題化合物の混合物を透明油状物として得た(ベンジルエステル:tert−ペンチルエステル0.4:0.6比)。1H NMR ベンジルエステル)(500 MHz, クロロホルム-d) δ=7.39-7.30 (m, 5H), 5.18 (s, 2H), 4.65 (s, 2H), 3.41 (q, J=7.1 Hz, 2H), 2.39-2.30 (m, 2H), 2.18-2.12 (m, 2H), 2.08-1.96 (m, 2H), 1.88-1.77 (m, 2H), 1.20 (t, J=6.9 Hz, 3H). 1H NMR (tert-ペンチルエステル)(500 MHz, クロロホルム-d) δ=4.65 (s, 2H), 3.45 (q, J=6.9 Hz, 2H), 2.39-2.29 (m, 2H), 2.19-2.12 (m, 2H), 2.08-1.96 (m, 2H), 1.88-1.76 (m, 4H), 1.44 (s, 6H), 1.24 (t, J=7.0 Hz, 3H), 0.90 (t, J=7.5 Hz, 3H)
ベンジル1−メトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートおよびtert−ペンチル1−メトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートの製造
工程1:メチル1−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレートおよび1−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボン酸の溶液の製造
1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オン(1.0g、6.40mmol)のブロモホルム(6.15mL、64.0mmol)溶液を0℃に冷却した。この溶液に水酸化カリウム(2.87g、51.2mmol)のメタノール(15mL)溶液を2.5時間かけて滴下した。混合物を23時間撹拌後、混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮して、1.2gの粗製の黄色油状物を得て、これは静置により一部固化した。粗製の生成物の1,4−ジオキサン(25mL)溶液にHCl(6M)(9.25mL、55.5mmol)を添加し、混合物を23時間、rtで撹拌した。混合物を水(25mL)で希釈し、酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中25〜75%酢酸エチルの勾配および40gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2個の単離体を得た。単離体1(Rf=0.54、1:1酢酸エチル:ヘキサンと0.5%酢酸添加、Hanessian染色で染色)は、メチルエステル生成物に一致する明赤色油状物であった(0.463g、2.49mmol、2工程で39%)。単離体2(Rf=0.13、1:1酢酸エチル:ヘキサンと0.5%酢酸添加、Hanessian染色で染色)は、カルボン酸に一致する明赤色油状物であり(0.253g、1.47mmol、2工程で23%)、これはrtでの静置により固化した。1H NMR(単離体1)(500 MHz, クロロホルム-d) δ=3.80 (s, 3H), 3.37 (s, 3H), 2.63-2.53 (m, 2H), 2.37-2.29 (m, 4H), 2.18-2.09 (m, 2H). 1H NMR(単離体2)(500 MHz, クロロホルム-d) δ=11.00 (br. s., 1H), 3.41 (s, 3H), 2.62-2.52 (m, 2H), 2.39-2.31 (m, 4H), 2.21-2.13 (m, 2H)
工程2:ベンジル1−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレートの製造
1−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボン酸(0.253g、1.469mmol)を含むフラスコに、炭酸カリウム(0.406g、2.94mmol)を添加した。混合物をDMF(5mL)で希釈し、臭化ベンジル(0.192mL、1.616mmol)を添加した。混合物を60℃で15.5時間加熱し、rtに冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(20mL)で抽出した。有機層を水で3回、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄し、最後に硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾過により除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題生成物(0.294g、1.12mmol、76%収率)を得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=7.41-7.31 (m, 5H), 5.23 (s, 2H), 3.35 (s, 3H), 2.62-2.53 (m, 2H), 2.37-2.28 (m, 4H), 2.19-2.10 (m, 2H)
工程3:tert−ペンチル1−メトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートの製造
臭化メチルトリフェニルホスホニウム(0.425g、1.189mmol)のトルエン(2mL)懸濁液に、カリウム2−メチルブタン−2−オレート(0.725mL、1.249mmol)(参照J. Org. Chem. 1982, 47, 1845-1855)を添加した。黄色懸濁液をrtで30分撹拌し、ベンジル1−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(0.156g、0.595mmol)のトルエン(2mL)溶液を添加した。黄色懸濁液を50℃で2時間加熱した。混合物をrtに冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜20%EtOAcの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題生成物(0.085g、0.354mmol、60%収率)を得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=4.67 (s, 2H), 3.32 (s, 3H), 2.38-2.28 (m, 2H), 2.21-2.12 (m, 2H), 2.04-1.97 (m, 2H), 1.87-1.78 (m, 4H), 1.47 (s, 6H), 0.93 (t, J=7.5 Hz, 3H)
実施例7
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタン酸、TFAの製造
工程1:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタノエートの製造
メチル2,2−ジメチルペント−4−エノエート(0.036g、0.251mmol)のTHF(1.5mL)溶液に、9−BBN(0.574mL、0.287mmol)を滴下した。混合物をrtで2時間撹拌した。混合物にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.448mL、0.448mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.179mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(7.38mg、8.96μmol)を添加した。混合物を85℃で17時間加熱し、rtに冷却し、水(15mL)で希釈した。混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中5〜50%酢酸エチルの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(99mg、0.179mmol、100%収率)を無色透明のフィルム状物として得た。LCMS: m/e: 552.7 (M+H)+, 2.14分(方法1). 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ=5.20 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.72 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.60 (dd, J=2.1, 1.3 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.54 (td, J=10.9, 5.3 Hz, 1H), 1.69 (s, 3H), 1.17 (s, 6H), 1.07 (s, 3H), 0.96 (s, 3H), 0.95 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.82 (s, 3H), 2.11-0.78 (m, 30H)
工程2:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタノエートの製造
メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタノエート(99mg、0.179mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(190mg、0.897mmol)、ヨウ化カリウム(89mg、0.538mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(126mg、0.538mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(2mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃で16時間加熱した。混合物をrtに冷却し、水(10mL)で希釈し、形成した固体を濾過により採取し、水で洗浄して、メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタノエート(0.093g、0.130mmol、72.7%収率)を黄褐色固体として得た。LCMS: m/e: 713.6 (M+H)+, 2.08分(方法1)
工程3:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタノエート(0.093g、0.130mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に、NaOH(1N)(0.652mL、0.652mmol)を添加し、混合物を75℃で加熱した。混合物を42時間加熱後、さらに0.5mLのNaOHを混合物に添加し、再び75℃で加熱した。さらに23時間加熱後、混合物をrtに冷却し、分取HPLCで精製した(方法6、保持時間=8.6分)。生成物含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、表題化合物(0.032g、0.039mmol、30%収率)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 699.6 (M+H)+, 1.86分(方法1). 1H NMR (500 MHz, 酢酸-d4) δ=5.28 (d, J=5.8 Hz, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.49 (dt, J=12.7, 3.3 Hz, 1H), 3.33-3.00 (m, 11H), 2.89-2.81 (m, 1H), 1.73 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.20 (s, 6H), 1.09 (s, 3H), 1.00 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 0.91 (s, 3H), 2.27-0.87 (m, 28H)
実施例8
4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−エトキシシクロヘキサンカルボン酸の製造
工程1:tert−ペンチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−エトキシシクロヘキサンカルボキシレートおよびベンジル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−エトキシシクロヘキサンカルボキシレートの製造
ベンジル1−エトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートとtert−ペンチル1−エトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートの混合物(84mg)(ベンジルエステル:tert−ペンチルエステル0.4:0.6比)のTHF(2mL)溶液を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.67mL、0.335mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.224mL、0.448mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.179mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(11mg、0.013mmol)を添加した。混合物を85℃で18時間加熱し、rtに冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜60%EtOAcの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、83mgの表題化合物を得て、これを直接次工程での反応に使用した。LCMS: m/e: 664.8 (M+H)+, 2.52分; 684.7 (M+H)+, 2.43分 (方法1)
工程2:tert−ペンチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−エトキシシクロヘキサンカルボキシレートおよびベンジル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−エトキシシクロヘキサンカルボキシレートの製造
83mgの工程1で形成したエステル混合物を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.133g、0.625mmol)、ヨウ化カリウム(0.033g、0.200mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(0.088g、0.375mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(2mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃で17時間加熱した。混合物をrtに冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、93mgの表題化合物の混合物を得た。LCMS: m/e: 845.9 (M+H)+, 2.31分; 825.9 (M+H)+, 2.41分 (方法1)
工程3:工程2からの生成物の混合物(93mg)の1,4−ジオキサン(3mL)およびメタノール(1mL)溶液に、水酸化ナトリウム(1N)(0.563mL、0.563mmol)を、さらなる固形水酸化ナトリウム(0.045g、1.127mmol)と共に添加した。混合物を5日間加熱還流し、rtに冷却し、水(15mL)で希釈し、1N HClを使用して酸性化した。形成した固体を濾過により採取し、ジオキサンおよびメタノールに溶解し、分取HPLCで精製して、表題化合物のTFA塩(12mg、0.014mmol)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 755.7 (M+H)+, 1.95分(方法1). 1H NMR (500 MHz, 酢酸-d4) δ=5.33-5.28 (m, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.53-3.41 (m, 3H), 3.33-3.11 (m, 9H), 3.10-3.02 (m, 2H), 2.87 (td, J=10.6, 5.0 Hz, 1H), 1.73 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.10 (s, 3H), 2.35-0.87 (m, 45H)
実施例9
4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−メトキシシクロヘキサンカルボン酸の製造
工程1:tert−ペンチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−メトキシシクロヘキサンカルボキシレートの製造
tert−ペンチル1−メトキシ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレート(0.075g、0.312mmol)のTHF(2mL)溶液を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.672mL、0.336mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(0.336mL、0.672mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.15g、0.269mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(0.011g、0.013mmol)を添加した。混合物を85℃で4時間加熱し、rtに冷却し、一夜撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(117mg、0.18mmol、67%)を灰白色固体として得た。LCMS: m/e: 650.8 (M+H)+, 2.35分(方法1)
工程2:tert−ペンチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−メトキシシクロヘキサンカルボキシレートの製造
tert−ペンチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(0.117g、0.180mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.191g、0.900mmol)、ヨウ化カリウム(0.05g、0.301mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド、HCl(0.126g、0.540mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(2mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃で16時間加熱した。混合物rtに冷却し、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配および24gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、174mgの物質を得た。LCMS: m/e: 811.7 (M+H)+, 2.31分(方法1)
工程3:tert−ペンチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチル)−1−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(0.138g、0.170mmol)のジクロロメタン(3mL)溶液に、TFA(1.5mL、19.47mmol)を添加した。混合物をrtで30分撹拌し、減圧下に濃縮し、分取HPLCで精製した(方法6、保持時間=10.2分)。生成物含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮した。得られた物質を、分取HPLC(方法7、保持時間 11.2分)により2回目の精製をして、表題生成物のTFA塩(0.016g、0.017mmol、11%)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 741.8 (M+H)+, 1.83分(方法1). 1H NMR (500 MHz, 酢酸) δ=5.34-5.28 (m, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.50-3.44 (m, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.32-3.02 (m, 11H), 2.91-2.83 (m, 1H), 1.73 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.10 (s, 3H), 2.35-0.86 (m, 42H)
実施例10
6−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ヘキサン酸の製造
工程1:メチル6−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ヘキサノエートの製造
メチルヘキサ−5−エノエート(21.4mg、0.167mmol)のTHF(3mL)溶液を、アルゴン下0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.356mL、0.178mmol)を滴下した。反応混合物をrtに温め、2時間撹拌した。リン酸三カリウム溶液(1M)(0.278mL、0.278mmol)を反応混合物に添加し、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(80mg、0.111mmol)のジオキサン(3.00mL)溶液を添加した。PdCl2(dppf)・CH2Cl2付加物(4.5mg、5.6μmol)を添加し、反応混合物を16時間、85℃で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(10mL)で希釈した。水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(硫酸ナトリウム)し、減圧下に濃縮した。生成物をカラムシリカゲルクロマトグラフィー(0%→50%酢酸エチルのヘキサン溶液)で精製して、メチル6−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ヘキサノエート(48.2mg、62%収率)を得た。LC/MS: m/e 699.5 (M+H)+, 2.45分(方法3)
工程2:メチル6−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ヘキサノエート(48.2mg、0.069mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)およびエタノール(1mL)溶液に、NaOH(5N)(1mL)を添加した。反応混合物を16時間、100℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、濃縮した。残渣をメタノールおよびジオキサンに溶解し、分取HPLC(方法9、tR=7.32分)で精製して、6−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ヘキサン酸のTFA塩(20.2mg、35%収率)を白色固体として得た。LC/MS m/e 685.5 (M+H)+, 2.33分(イオン化ピーク, UVなし)(方法3). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.22 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.42 (d, J=11.5 Hz, 1H), 3.25-3.11 (m, 7H), 3.07 (br. s., 2H), 2.94-2.85 (m, J=10.3 Hz, 3H), 2.37 (td, J=7.6, 3.1 Hz, 2H), 2.27-0.83 (m, 30H), 1.71 (s, 3H), 1.19 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.91 (s, 3H), 0.85 (s, 3H)
実施例11
4−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ブタン酸
工程1:メチル4−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ブタノエートの製造
メチルブト−3−エノエート(16.7mg、0.167mmol)のTHF(3mL)溶液を、アルゴン下、0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(0.356mL、0.178mmol)を滴下した。反応混合物をrtに温め、2時間撹拌した。リン酸三カリウム溶液(1M)(59.0mg、0.278mmol)を反応混合物に添加し、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(80mg、0.111mmol)のジオキサン(3.00mL)溶液を添加した。PdCl2(dppf)・CH2Cl2付加物(4.5mg、5.6μmol)を添加し、反応混合物を16時間、85℃で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(10mL)で希釈した。水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(硫酸ナトリウム)し、減圧下に濃縮した。生成物をカラムシリカゲルクロマトグラフィー(0%→50%酢酸エチルのヘキサン溶液)で精製して、メチル4−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ブタノエート(53mg、0.079mmol、71%収率)を得た。LC/MS: m/e 671.5 (M+H)+, 2.36分(方法3)
工程2:メチル4−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ブタノエート(53mg、0.079mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)およびエタノール(1mL)溶液に、NaOH(1N)(0.395mL、0.395mmol)を添加した。反応混合物を16時間、100℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、濃縮した。残渣をメタノールおよびジオキサンに溶解し、分取HPLC(方法9、tR=6.14)で精製して、4−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ブタン酸のTFA塩(18.7mg、25%収率)を白色固体として得た。LC/MS m/e 657.4 (M+H)+, 2.22分(イオン化ピーク, UVなし)(方法3). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.24 (d, J=5.3 Hz, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 3.47-3.39 (m, J=12.0 Hz, 1H), 3.25-3.01 (m, 9H), 2.95-2.84 (m, 3H), 2.42-2.31 (m, 2H), 2.28-0.81 (m, 26H), 1.71 (s, 3H), 1.18 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 0.83 (s, 3H)
実施例12
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−N−ヒドロキシ−3,3−ジメチルペンタンアミド
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタン酸(35mg、0.050mmol)のDCM(2mL)溶液を、HATU(28.6mg、0.075mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)およびヒドロキシルアミン(1.8mg、0.055mmol)で処理した。反応混合物をrtで16時間撹拌した。混合物を濃縮し、粗製の生成物を分取HPLC(方法10)で精製して、5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−N−ヒドロキシ−3,3−ジメチルペンタンアミド(1.9mg、5%収率)を得た。LC/MS m/e 714.5 (M+H)+, 2.23分(イオン化ピーク, UVなし)(方法3). 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ 10.29 (2, 1H), 5.20 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.69 (s, 1H), 4.55 (s, 1H), 3.14-3.01 (m, 4H), 2.98-2.84 (m, 4H), 2.65-2.55 (m, 3H), 2.50-2.44 (m, J=5.9 Hz, 1H), 2.40-2.31 (m, J=5.1 Hz, 1H), 1.97- 0.76 (m, 28H), 1.65 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.95 (s, 3H), 0.94 (s, 9H), 0.87 (s, 3H), 0.79 (s, 3H)
実施例13
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−N−メトキシ−3,3−ジメチルペンタンアミド
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタン酸(30mg、0.043mmol)のDCM(2mL)溶液をHATU(24.5mg、0.064mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.022mL、0.129mmol)およびO−メチルヒドロキシルアミン、HCl(3.9mg、0.047mmol)で処理した。反応混合物をrtで16時間撹拌した。混合物を濃縮し、粗製の生成物を分取HPLC(方法11)で精製して、5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−N−メトキシ−3,3−ジメチルペンタンアミド(5.4mg、17%収率)を得た。LC/MS m/e 728.5 (M+H)+, 2.26分(イオン化ピーク, UVなし)(方法3). 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ 10.89 (s, 1H), 5.20 (d, J=5.9 Hz, 1H), 4.69 (s, 1H), 4.55 (s, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.12-3.02 (m, 4H), 2.99-2.87 (m, 4H), 2.64-2.55 (m, 3H), 2.49-2.45 (m, 1H), 2.40-2.33 (m, 1H), 1.96-0.76 (m, 28H), 1.65 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.95 (s, 3H), 0.94 (s, 6H), 0.93 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78 (s, 3H)
実施例14
N−シアノ−5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタンアミド
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタン酸(30mg、0.043mmol)のDMF(1mL)溶液をEDC(11.7mg、0.061mmol)およびHOBT(8.2mg、0.053mmol)で処理した。反応混合物をrtで1時間撹拌した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.013mL、0.073mmol)を反応混合物に添加し、10分撹拌後、シアナミド(1.0mg、0.024mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、粗製の生成物を分取HPLC(方法12)で精製して、N−シアノ−5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタンアミド(4.9mg、28%収率)を得た。LC/MS m/e 723.5 (M+H)+, 2.29分(方法3). 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ 5.19 (d, J=5.9 Hz, 1H), 4.71 (s, 1H), 4.58 (s, 1H), 3.49 (t, J=4.8 Hz, 1H), 3.42 (t, J=5.5 Hz, 1H), 3.14-3.03 (m, 4H), 3.01-2.92 (m, 4H), 2.72-2.58 (m, 3H), 1.96-0.76 (m, 28H), 1.66 (s, 3H), 1.04 (s, 3H), 0.95 (s, 6H), 0.92 (s, 6H), 0.87 (s, 3H), 0.79 (s, 3H)
実施例15
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチル−N−(メチルスルホニル)ペンタンアミド
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタン酸(30mg、0.043mmol)のDCM(2mL)溶液を、HATU(28.6mg、0.075mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)およびメタンスルホンアミド(5.3mg、0.055mmol)で処理した。反応混合物をrtで16時間撹拌した。混合物を濃縮し、粗製の生成物を分取HPLC(方法13)で精製して、5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチル−N−(メチルスルホニル)ペンタンアミド(9.1mg、23%収率)を得た。LC/MS m/e 776.5 (M+H)+, 2.34分(イオン化ピーク, UVなし)(方法3). 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ 5.20 (d, J=5.1 Hz, 1H), 4.69 (s, 1H), 4.55 (br. s., 1H), 3.08 (br. s., 1H), 3.00-2.91 (m, 3H), 2.81 (d, J=2.6 Hz, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.64-2.56 (m, 3H), 2.48 (d, J=5.5 Hz, 1H), 2.40-2.32 (m, 1H), 1.95-0.76 (m, 29H), 1.91 (s, 3H), 1.65 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 0.95 (s, 3H), 0.94 (s, 6H), 0.93 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78 (s, 3H)
実施例16
5−((1S,3aS,5aR,5bR,7aS,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−1−イソプロピル−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチルイコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタン酸の製造
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタン酸(0.031g、0.046mmol)のエタノール(3mL)および1,4−ジオキサン(2mL)溶液を、50バールの水素および50℃に設定したH-Cubeシステムを使用して水素化した。反応を連続ループとして設定し、LC/MSでモニターした。7時間後、サンプルを取り、減圧下に濃縮した。再びエタノールおよび1,4−ジオキサンで希釈し、50バールおよび50℃のH-Cubeで、連続ループでさらに4時間進行させた。混合物を取り、減圧下に濃縮し、1,4−ジオキサンおよびエタノールに溶解し、分取HPLC(方法8、保持時間=10.6分)で精製して、表題生成物のTFA塩(11.8mg、0.0149mmol、32%)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 675.4 (M+H)+, 1.81分(イオン化ピーク, UVなし)(方法3). 1H NMR (500 MHz, 酢酸) δ=3.45-3.38 (m, 1H), 3.32-3.01 (m, 11H), 2.44-2.32 (m, 2H), 1.21 (s, 3H), 1.07 (s, 3H), 2.19-0.73 (m, 45H), 0.70 (s, 3H)
実施例17
5−((1S,3aS,5aR,5bR,7aS,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−1−イソプロピル−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチルイコサヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタン酸の製造
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−2,2−ジメチルペンタン酸(0.021g、0.030mmol)のエタノール(3mL)および1,4−ジオキサン(2mL)溶液を、50バールの水素および50℃に設定したH-Cubeシステムを使用して水素化した。反応を連続ループとして設定し、LC/MSでモニターした。7時間後、サンプルを取った。LC/MSで反応が不完全であることが示されたため、混合物を再び、50バールの水素および50℃で、連続ループでH-Cubeシステムで進めた。6時間後、混合物をH-Cubeから取り、減圧下に濃縮し、1,4−ジオキサンおよびメタノールに溶解し、分取HPLC(方法8、保持時間=12.4分)で精製して、表題生成物のTFA塩(0.008g、0.0097mmol、32%)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 703.7 (M+H)+, 1.95分(イオン化ピーク, UVなし)(方法3). 1H NMR (500 MHz, 酢酸-d4) δ=3.45-3.39 (m, 1H), 3.33-3.04 (m, 11H), 1.07 (s, 3H), 2.20-0.72 (m, 54H), 0.69 (s, 3H)
実施例18
3,3−ジメチル−5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタン酸の製造
工程1:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタノエートの製造
3,3−ジメチル−4−ペンテン酸メチルエステル(1.275mL、8.07mmol)のTHF(20mL)溶液を0℃に冷却し、9−BBN(THF中0.5M)(17.21mL、8.61mmol)を滴下した。混合物を氷浴から離し、rtで2時間撹拌した。この溶液にリン酸カリウム塩溶液(1M)(6.72mL、13.45mmol)、続いて(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(3g、5.38mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)溶液、最後に1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライド、トルエン(0.221g、0.269mmol)を添加した。混合物を15時間加熱還流し、rtに冷却し、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。濾液をヘキサン中5〜65%酢酸エチルの勾配および120gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、表題化合物(2.33g、4.22mmol、78%収率)を黄色泡状物として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ=5.24 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.73 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.60 (s, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.55 (td, J=10.9, 5.1 Hz, 1H), 2.23 (s, 2H), 1.70 (s, 3H), 1.07 (s, 3H), 1.02 (s, 6H), 0.98 (s, 3H), 0.96 (s, 3H), 0.89 (s, 3H), 0.83 (s, 3H), 2.12-0.79 (m, 28H)
工程2:メチル3,3−ジメチル−5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタノエートの製造
メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)−3,3−ジメチルペンタノエート(0.06g、0.109mmol)を含むフラスコに、リン酸カリウム塩(0.115g、0.544mmol)、ヨウ化カリウム(0.020g、0.120mmol)および1−(2−クロロエチル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン、HCl(WO2012106190に記載のとおり製造)(0.057g、0.217mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(3mL)で希釈し、窒素を通気し、3時間加熱還流した。混合物をrtに冷却し、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中5〜85%酢酸エチルの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題生成物(0.043g、0.058mmol、53.4%収率)を淡黄色泡状物として得た。LCMS: m/e: 741.6 (M+H)+, 2.04分(方法3)
工程3:メチル3,3−ジメチル−5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタノエート(0.04g、0.054mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、水酸化ナトリウム(20%wt.)(0.216g、1.079mmol)を添加した。混合物を85℃で63時間加熱し、rtに冷却し、分取HPLCで精製した。目的生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、表題生成物のTFA塩(19.4mg、0.023mmol、43%収率)を白色固体として得た。LCMS: m/e: 727.7 (M+H)+, 1.85分(方法1). 1H NMR (500 MHz, 酢酸-d4) δ=5.28 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.72 (s, 1H), 3.89-3.66 (m, 6H), 3.45-3.37 (m, 1H), 3.30-3.19 (m, 2H), 2.99 (s, 3H), 2.82-2.74 (m, 1H), 2.46-2.37 (m, 2H), 2.29 (s, 2H), 1.73 (s, 3H), 1.12 (s, 3H), 1.07 (s, 3H), 1.06 (s, 6H), 1.02 (s, 3H), 0.94 (s, 3H), 0.88 (s, 3H), 2.24-0.84 (m, 28H)
実施例19
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,13aR,13bR)−9−(2−カルボキシエチル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボン酸の製造
工程1:(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,13aR,13bR)−ベンジル9−((E)−3−エトキシ−3−オキソプロプ−1−エニル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボキシレートの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,13aR,13bR)−ベンジル5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−9−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボキシレート(WO2011153315に記載のとおりに製造)(50mg、0.074mmol)、(E)−エチル3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アクリレート(66.8mg、0.295mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(8.54mg、0.0074mmol)および炭酸ナトリウム(39mg、0.369mmol)のDME(1mL)および水(1mL)中の混合物を100℃で1.5時間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗製の残渣を80〜100%酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(20mg、43%)を得た。LCMS: m/e 627.55 (M+H)+, 3.60分(方法6)
工程2:(E)−3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,13aR,13bR)−3a−(ベンジルオキシカルボニル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)アクリル酸の製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,13aR,13bR)−ベンジル9−((E)−3−エトキシ−3−オキソプロプ−1−エニル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−3a−カルボキシレート(20mg、0.032mmol)および10N 水酸化ナトリウム(0.032mL、0.319mmol)のジオキサン(0.5mL)および水(0.5mL)中の混合物を100℃で3時間加熱した。反応混合物を1N HClでpH6まで中和し、酢酸エチル(3×4mL)で抽出した。抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮して、表題化合物(20mg、105%)。この物質をさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS: m/e 597.68 (M-H)-, 2.50分(方法6)
工程3:(E)−3−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,13aR,13bR)−3a−(ベンジルオキシカルボニル)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)アクリル酸(20mg、0.033mmol)および10%Pd/C(25mg、0.023mmol)のMeOH(0.5mL)および酢酸エチル(1mL)中の混合物を水素バルーンと接続し、室温で5時間撹拌した。反応混合物を濾過してPd/Cを除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残渣をDMFに溶解し、分取HPLCで精製して、所望の生成物(1.59mg、9%)を得た。LCMS: m/e 509.6 (M-H)-, 2.36分(方法6). 1H NMR (400 MHz, <DMSOmix>) δ 5.21 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.70 (br. s., 1H), 4.57 (br. s., 1H), 3.05-0.98 (m, 27H), 1.67 (s., 3H), 0.96 (s., 6H), 0.93 (s., 3H), 0.89 (s., 3H), 0.79 (s., 3H)
実施例A1
4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボン酸、TFAの製造
工程1:エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボキシレートの製造
エチル4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレート(0.030g、0.179mmol)を含むバイアルに、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.05g、0.090mmol)、トリフェニルホスフィン(2.351mg、8.96μmol)および酢酸パラジウム(II)(1.006mg、4.48μmol)を添加した。混合物をDMF(1mL)で希釈し、TEA(0.037mL、0.269mmol)を添加した。バイアルに窒素を通気し、密封し、75℃で21時間加熱した。混合物をrtに冷却し、水(3mL)で希釈し、ジクロロメタン(4×3mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン中0〜75%酢酸エチルの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(0.015g、0.026mmol、29.1%収率)を透明薄膜として得た。LCMS: m/e: 576 (M+H)+, 2.26分(方法1)
工程2:エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボキシレートの製造
エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−アミノ−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボキシレート(0.015g、0.026mmol)を含むシール可能なフラスコに、リン酸カリウム塩(0.028g、0.130mmol)、ヨウ化カリウム(0.013g、0.078mmol)および4−(2−クロロエチル)チオモルホリン1,1−ジオキシド(0.015g、0.078mmol)を添加した。混合物をアセトニトリル(1mL)で希釈し、窒素を通気し、密封し、100℃に加熱した。混合物を22時間加熱後、rtに冷却し、水(5mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗製の生成物をさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS: m/e: 737.7 (M+H)+, 2.22分(方法1)
工程3:エチル4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボキシレート(19.2mg、0.026mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、NaOH(1N)(0.130mL、0.130mmol)を添加した。混合物を75℃で15時間温め、rtに冷却した。LC/MSが示すところによると、反応は進行中であるが、幾分かの出発物質がなお残っていた。さらに0.05mLの1N NaOHを添加し、混合物を75℃で加熱し、rtに冷却し、メタノールおよびジオキサンで希釈し、分取HPLC(方法5)で精製して、表題化合物(1.0mg、0.0012mmol、4.6%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, 酢酸-d4) δ=5.85 (br. s., 1H), 5.20 (d, J=6.0 Hz, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.72 (s, 1H), 3.49-3.44 (m, 1H), 3.38-3.05 (m, 11H), 3.00-2.91 (m, 1H), 2.83-2.74 (m, 1H), 2.62-2.51 (m, 1H), 1.74 (s, 3H), 1.25 (s, 3H), 1.10 (s, 3H), 1.02 (s, 3H), 0.98 (s, 3H), 0.93 (s, 3H), 2.39-0.85 (m, 29H)
実施例B1
4−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)安息香酸の製造
工程1:メチル4−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)ベンゾエートの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(60mg、0.083mmol)、メチル4−ビニルベンゾエート(27.1mg、0.167mmol)およびPd(PPh3)4(1.929mg、1.669μmol)のDMF(0.5mL)懸濁液に、トリエチルアミン(0.035mL、0.250mmol)を添加した。混合物を−78℃に冷却し、3回排気/通気サイクルを実施し、続いてN2パージした。フラスコを75℃の油浴に浸した。加熱により、反応混合物は黒色になった。混合物を2時間加熱後、混合物をrtに冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を採取し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒除去後、褐色油状残渣をヘキサン中0〜45%EtOAcの勾配および12gシリカゲルカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色固体として得た(35mg、57.4%収率)。LCMS: m/e 731.6 (M+H)+, 3.057分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.98 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.57-7.53 (m, 2H), 6.93 (d, J=15.8 Hz, 1H), 6.73 (d, J=15.8 Hz, 1H), 5.91 (d, J=4.8 Hz, 1H), 4.75 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.63 (br. s., 1H), 3.93-3.90 (m, 3H), 3.15-3.02 (m, 8H), 2.84-2.50 (m, 5H), 2.15 (dd, J=17.7, 6.7 Hz, 1H), 2.02-1.73 (m, 5H), 1.71 (s, 3H), 1.66-1.21 (m, 16H), 1.13 (s, 3H), 1.08 (br. s., 3H), 1.03 (s, 3H), 1.00 (s, 3H), 0.90-0.87 (m, 3H)
工程2:メチル4−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)ベンゾエート(35mg、0.048mmol)のジオキサン(2mL)およびMeOH(1mL)溶液に、1N NaOH(1mL、1mmol)を添加した。混合物を50℃で2時間撹拌した。粗製の生成物を分取HPLC(方法4)で精製して、4−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)安息香酸を白色固体として得た(12mg、35.0%)。MS: m/e 717.5 (M+H)+, 2.798分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.08-7.95 (m, 2H), 7.47 (br. s., 2H), 6.98-6.83 (m, 1H), 6.77-6.64 (m, 1H), 5.87 (d, J=4.8 Hz, 1H), 4.72 (br. s., 1H), 4.61 (br. s., 1H), 3.27-3.06 (m, 8H), 2.95 (d, J=7.3 Hz, 2H), 2.86-2.62 (m, 3H), 2.23-2.00 (m, 3H), 1.98-1.79 (m, 4H), 1.73 (br. s., 3H), 1.66-1.50 (m, 5H), 1.48-1.18 (m, 10H), 1.11 (s, 3H), 1.09-1.05 (m, 3H), 1.03-0.96 (m, 6H), 0.76 (s, 3H)
実施例B2
1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)シクロプロパンカルボン酸の製造
工程1:エチル1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)シクロプロパンカルボキシレートの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(50mg、0.070mmol)、エチル1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−ビニルシクロプロパンカルボキシレート(17.76mg、0.070mmol)およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(0.018mL、0.083mmol)のジオキサン(1mL)中の混合物を、シール可能な耐圧チューブに入れ、N2で10分溶液をバブリングした。ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.355mg、0.695μmol)を反応混合物に添加し、チューブを密封し、110℃で4時間加熱した。Rtに冷却後、粗製の反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、フラッシュシリカゲルカラム(4g;ヘキサン中酢酸エチル0〜45%で溶出)を使用して精製して、表題化合物を黄色薄膜として得た(13mg、22.7%)。MS: m/e 824.55 (M+H)+, 2.625分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.23-5.36 (m, 2H), 5.27-5.12 (m, 1H), 4.72 (br. s., 1H), 4.61 (br. s., 1H), 4.26 (m, 2H), 3.24-2.92 (m, 8H), 2.72-2.45 (m, 5H), 2.32-1.76 (m, 11H), 1.68 (br. s., 3H), 1.53-0.74 (m, 42H)
工程2:エチル1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)シクロプロパンカルボキシレート(12mg、0.015mmol)のジオキサン(2mL)およびMeOH(1mL)溶液に、1N NaOH(1mL、1mmol)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。粗製の生成物を分取HPLC(方法4)で精製して、1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)シクロプロパンカルボン酸を白色固体として得た(1mg、8.63%)。MS: m/e 796.55 (M+H)+, 2.57分(方法2). 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.37-5.41 (m, 2H), 5.36-5.10 (m, 1H), 4.73 (br. s., 1H), 4.57 (br. s., 1H), 3.19-2.97 (m, 8H), 2.80-2.62 (m, 4H), 2.58-2.41 (m, 1H), 2.36-1.78 (m, 7H), 1.72 (s, 3H), 1.69-1.21 (m, 25H), 1.16 (m,, 6H), 1.09-1.00 (m, 6H), 0.98-0.82 (m,6H)
実施例B3
1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボン酸の製造
工程1:エチル1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボキシレートの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(106mg、0.142mmol)、エチル1−フルオロ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレート(26.4mg、0.142mmol)(下記のとおり製造)およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(0.036mL、0.170mmol)のジオキサン(1mL)の混合物を、シール可能な耐圧チューブに入れ、N2で10分溶液をバブリングした。ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.725mg、1.419μmol)を反応混合物に添加し、チューブを120℃で12時間加熱した。Rtに冷却後、反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルフラッシュカラム(12g;ヘキサン中酢酸エチルのf0〜50%勾配で溶出)上で分配して、表題化合物を白色固体として得た(93mg、84.0%)。MS: m/e 783.6 (M+H)+, 3.088分(方法2). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.70-5.34 (m, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.72 (s, 1H), 4.59 (s, 1H), 4.30-4.20 (m, 2H), 3.21-3.03 (m, 1H), 2.86-2.81 (m, 3H), 2.77-2.39 (m, 9H), 2.20-1.73 (m, 17H), 1.69 (s, 3H), 1.64-1.16 (m, 20H), 1.10-1.04 (m, 6H), 1.01-0.93 (m, 6H), 0.91-0.81 (m, 3H). 19F NMR (376MHz, クロロホルム-d) δ -162.60--166.81 (m, 1F)
工程2:1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボン酸を、エチル1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボキシレートを工程2における反応材として使用して、1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((E)−2−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ビニル)シクロプロパンカルボン酸について上に記載した方法に従い製造した。反応粗製物を分取HPLC(方法4)で精製して、表題化合物を異性体混合物として20.7%の収率で得た。MS: m/e 755.5 (M+H)+, 2.610分(方法4). 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 5.95-5.35 (m, 1H), 5.32-5.12 (m, 1H), 4.79 (br. s., 1H), 4.71 (s, 1H), 3.25-3.04 (m, 5H), 2.96 (s, 3H), 2.90-1.81 (m, 24H), 1.76 (s, 3H), 1.73-1.27 (m, 15H), 1.22 (br. s., 3H), 1.13-1.08 (m, 3H), 1.07-0.91 (m, 6H), 0.90-0.83 (m, 3H); 19F NMR (376MHz, メタノール-d4) δ -154.27--167.89 (m, 1F)
エチル1−フルオロ−4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートの製造
工程1:エチル4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレートの製造
N−ブチルリチウム(21mL、52.5mmol)を、ジイソプロピルアミン(7.54mL、52.9mmol)のTHF(40mL)溶液に−78℃で10分かけて滴下した。得られた溶液を氷中で20分撹拌した。上記LDA溶液を臭化メチルトリフェニルホスホニウム(19g、53.2mmol)のTHF(100mL)懸濁液に、氷浴中、カニューレで移し、得られた混合物を氷浴中、40分撹拌した。エチル4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(7.5g、44.1mmol)のTHF(20mL)溶液をこの混合物に滴下した。反応混合物を18時間撹拌し、ヘキサンで希釈した。固体を濾取し、濾液を濃縮して、液体を得た。この粗製の生成物をシリカゲルパッド(〜2”、EtOAc/ヘキサン:0〜10%)のプラグを通して、表題化合物を透明液体(5.0g、68.8%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.76-4.60 (m, 2H), 4.20-4.08 (m, 2H), 2.45 (tt, J=11.1, 3.6 Hz, 1H), 2.35 (dt, J=13.5, 3.5 Hz, 2H), 2.14-1.96 (m, 4H), 1.67-1.52 (m, 2H), 1.30-1.22 (m, 3H)
工程2:N−ブチルリチウム(8.2mL、13.12mmol)をジイソプロピルアミン(2.1mL、14.73mmol)のTHF(10mL)溶液に、−78℃で10分かけて滴下した。得られた溶液を氷浴中で20分撹拌した。得られたLDA溶液を−78℃に冷却した。エチル4−メチレンシクロヘキサンカルボキシレート(2g、11.89mmol)のTHF(5mL)溶液を−78℃に冷却し、5分かけてLDA溶液に添加した。得られた反応混合物を−78℃で0.5時間撹拌した。N−フルオロベンゼンスルホンアミド(4.2g、13.32mmol)のTHF(25mL)を5分かけて滴下した。反応混合物を氷浴中で撹拌し、ゆっくりrtにさせた。18時間後、EtOAcで希釈し、飽和NH4Cl水溶液(2×)、水および塩水で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、濃縮し、25gシリカゲルカートリッジで精製して、生成物を液体として得た(1.97g、81%収率)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.74 (t, J=1.6 Hz, 2H), 4.25 (q, J=7.2 Hz, 2H), 2.51-2.35 (m, 2H), 2.31-2.22 (m, 2H), 2.18-2.06 (m, 2H), 2.05-1.80 (m, 2H), 1.37-1.24 (m, 3H)
実施例B4
3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロブタンカルボン酸の製造
工程1:3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロブタンカルボニトリルの製造
(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネート(60mg、0.080mmol)、3−メチレンシクロブタンカルボニトリル(7.48mg、0.080mmol)およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(0.021mL、0.096mmol)のジオキサン(1mL)中の混合物をシール可能なチューブに入れ、N2で10分溶液をバブリングした。ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(1.231mg、2.410μmol)を反応混合物に添加し、チューブを120℃で12時間加熱した。Rtに冷却後、反応物をジエチルエーテルで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルフラッシュカラム(12g;ヘキサン中酢酸エチルの0〜50%勾配で溶出)で精製して、表題化合物を白色固体として得た(30mg、54.1%)。MS: m/e 690.5 (M+H)+, 2.618分(方法4). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.81 (br. s., 1H), 5.27 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.72 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.59 (d, J=0.8 Hz, 1H), 3.28-2.98 (m, 5H), 2.91-2.76 (m, 4H), 2.72-2.52 (m, 4H), 2.50-2.36 (m, 2H), 2.32-1.74 (m, 13H), 1.70 (s, 3H), 1.68-1.12 (m, 16H), 1.09 (s, 3H), 1.04-0.99 (m, 3H), 0.96 (m, 3H), 0.92-0.79 (m, 6H)
工程2:3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロブタンカルボニトリル(30mg、0.043mmol)のエタノール(2mL)溶液に、水酸化カリウム(1mL、0.043mmol)を添加した。白色沈殿が形成された。76℃に温めた後、混合物は透明となった。反応溶液を76℃で7時間撹拌した。粗製の生成物をさらなる後処理なしに分取HPLC(方法4)で精製して、3−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロブタンカルボン酸を白色固体として得た(9mg、29.2%)。MS: m/e 709.55 (M+H)+, 2.54分(方法4). 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 5.72 (br. s., 1H), 5.38 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.68 (s, 1H), 3.28-2.75 (m, 14H), 2.96 (s, 3H), 2.65-2.52 (m, 1H), 2.42-2.27 (m, 1H), 2.23-1.80 (m, 11H), 1.75 (s, 3H), 1.69-1.27 (m, 14H), 1.22 (s, 3H), 1.10 (br. s., 3H), 1.01 (br. s., 3H), 0.96-0.93 (m, 3H), 0.90-0.87 (m, 3H)
実施例B5
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタ−2,4−ジエン酸の製造
工程1:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタ−2,4−ジエノエートの製造
表題化合物を、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートおよび(E)−メチルペンタ−2,4−ジエノエートを反応材として使用して、1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボン酸の製造の工程1に記載した方法に従い製造した。粗製の物質をさらに精製することなく次工程で使用した。MS: m/e 681.5 (M+H)+, 2.52分(方法5)
工程2:5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−3a−((2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)エチル)アミノ)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタ−2,4−ジエン酸を、対応する粗製の工程1の生成物を反応材として使用して、1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボン酸の製造の工程2に記載した方法に従い製造した。表題化合物を2E,4E−および2E,4Z−2,4−ジエン酸異性体の混合物として得た(固体、11%)。MS: m/e 667.5 (M+H)+, 2.41分(方法5)。2E,4E異性体について、1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.40-7.26 (m, 1H), 6.54 (d, J=15.1 Hz, 1H), 6.18 (dd, J=15.3, 11.0 Hz, 1H), 5.88 (d, J=15.1 Hz, 1H), 5.65 (s., 1H), 4.80 (s, 1H), 4.66 (s, 1H), 3.22-2.63 (m, 12H), 2.21-0.81 (m, 23H), 1.71 (s, 3H), 1.13 (s, 3H), 1.01 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.91 (s, 3H), 0.71 (s, 3H)
実施例B6
5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタ−2,4−ジエン酸の製造
工程1:メチル5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタ−2,4−ジエノエートの製造
表題化合物を、(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イルトリフルオロメタンスルホネートおよび(E)−メチルペンタ−2,4−ジエノエートを反応材として使用して、1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボン酸の製造の工程1に記載した方法に従い製造した。粗製の物質を精製せずに使用した。MS: m/e 709.5 (M+H)+, 2.55分(方法5)
工程2:5−((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)ペンタ−2,4−ジエン酸を、対応する粗製の工程1の生成物を反応材として使用して、1−フルオロ−4−(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)−5a,5b,8,8,11a−ペンタメチル−3a−((2−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−1−(プロプ−1−エン−2−イル)−2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b−オクタデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]クリセン−9−イル)メチレン)シクロヘキサンカルボン酸の製造の工程2に記載した方法に従い製造した。表題化合物を2E,4E−および2E,4Z−2,4−ジエン酸異性体の混合物として得た(固体、39%)。MS: m/e 695.5 (M+H)+, 2.38分(方法5). 2E,4E異性体について, 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.35-7.24 (m, 1H), 6.50 (d, J=15.3 Hz, 1H), 6.16 (dd, J=15.2, 11.2 Hz, 1H), 5.89 (d, J=15.1 Hz, 1H), 5.60 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.66 (s, 1H), 3.38-2.52 (m, 12H), 2.87 (s, 3H), 2.33-0.83 (m, 24H), 1.71 (s, 3H), 1.13 (s, 3H), 0.99 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.89 (s, 3H), 0.68 (s, 3H)
実施例化合物の生物学データ
・“μM”はマイクロモル濃度を意味し;
・“mL”はミリリットルを意味し;
・“μl”はマイクロリットルを意味し;
・“mg”はミリグラムを意味し;
・“μg”はマイクログラムを意味する。
表1に記載する結果を得るために使用した材料および実験法を下に記載する
HIV細胞培養アッセイ − MT−2細胞および293T細胞を、NIH AIDS Research and Reference Reagent Programから得た。MT−2細胞を、10%熱不活化ウシ胎児血清、100μg/mlペニシリンGおよび100単位/mlまでのストレプトマイシンを添加したRPMI 1640培地で増殖させた。293T細胞を、10%熱不活化ウシ胎児血清(FBS)、100単位/mlペニシリンGおよび100μg/mlストレプトマイシンを添加したDMEMで増殖させた。NL4−3のプロウイルスDNAクローンは、NIH AIDS Research and Reference Reagent Programから得た。NL4−3からのnef遺伝子部分がウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子に置き換わっている組み換えNL4−3ウイルスを対照ウイルスとして使用した。さらに、残渣Gag P373をP373Sに変換した。簡単に述べると、組み換えウイルスを、改変されたNL4−3のプロウイルスクローンのトランスフェクションにより調製した。トランスフェクションは、Invitrogen(Carlsbad, CA)からのLipofectAMINE PLUSを、製造業者の指示に従い使用して293T細胞で行った。ウイルスを、マーカーとしてルシフェラーゼ酵素活性を使用してMT−2細胞中で力価測定した。ルシフェラーゼは、Promega(Madison, WI)からのDual Luciferaseキットを、製造業者のプロトコルを改変して使用して定量した。希釈したPassive Lysis溶液を再懸濁したLuciferase Assay Reagentおよび再懸濁したStop & Glo Substrateと予め混合した(2:1:1比)。50μLの混合物をアッセイプレートの各吸引したウェルに添加し、ルシフェラーゼ活性を直ちにWallac TriLux(Perkin-Elmer)で測定した。組み換えウイルスに対する阻害剤の抗ウイルス活性を、阻害剤の連続希釈存在下、NLRluc組み換え体で4〜5日間感染させた細胞におけるルシフェラーゼ活性の測定により定量した。化合物のEC50データを表1に示す。
前記は単なる説明であり、いかなる方法でも本発明の範囲または根底となる原則を限定すると解釈してはならない。事実、ここに示し、記載するものに加えて、本発明の種々の修飾が次の実施例および先の記載から当業者には明らかとなる。このような修飾は、添付する特許請求の範囲の範囲内に入ることも意図される。