以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はパチンコ遊技機に限られず、コイン遊技機、スロットマシン等のその他の遊技機であってもよく、遊技媒体を用いて所定の遊技を行なうことが可能な遊技機であれば、どのような遊技機であってもよい。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図である。
パチンコ遊技機1は、遊技媒体としての遊技球を遊技領域7に打込むことにより、以下に説明するような所定の遊技が行なわれる。パチンコ遊技機1は、外枠と、外枠の内側に開閉可能に取付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられているガラス扉枠2を有する。
ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4、および、打球を発射する打球操作ハンドル5等が設けられている。パチンコ遊技機1の内部には、打球操作ハンドル5の操作に応じて遊技領域7に遊技球を打込む打球発射装置が設けられている。ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取付けられている。遊技盤6の前面には、打込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。
余剰球受皿(下皿)4を形成する部材には、下皿本体の上面における手前側の所定位置(下皿の中央部分)等に、スティック形状(棒形状)に構成され、遊技者が把持して複数方向(前後左右)に傾倒する操作が可能なスティックコントローラ122が取付けられている。スティックコントローラ122には、遊技者がスティックコントローラ122の操作桿を手で把持した状態において、指で押引操作すること等により所定の指示操作が可能なトリガボタン125(図2参照)が設けられ、操作桿の内部には、トリガボタン125に対する押引操作等による所定の指示操作を検知するトリガセンサ121(図2参照)が内蔵されている。スティックコントローラ122の下部における下皿の本体内部等には、操作桿に対する傾倒操作を検知する傾倒方向センサユニット123(図2参照)が設けられている。スティックコントローラ122には、スティックコントローラ122を振動動作させるためのバイブレータ用モータ126(図2参照)が内蔵されている。
打球供給皿(上皿)3を形成する部材には、操作手段として、プッシュボタン120が設けられている。プッシュボタン120に対する遊技者の操作(動作)行為がプッシュセンサ124(図2参照)により検出される。
遊技領域7の中央付近には、各々を識別可能な複数種類の識別情報としての演出図柄を変動表示(可変表示ともいう)可能な演出表示装置9が設けられている。遊技領域7における演出表示装置9の右側方には、各々を識別可能な複数種類の識別情報としての第1特別図柄を変動表示する第1特別図柄表示器8aと、各々を識別可能な複数種類の識別情報としての第2特別図柄を変動表示する第2特別図柄表示器8bとが設けられている。
第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表示器8bのそれぞれは、数字および文字を変動表示可能な表示器(たとえば7セグメントLED)で構成されている。演出表示装置9は、液晶表示装置(LCD)で構成されており、表示画面において、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示に同期した演出図柄の変動表示等の各種画像を表示する表示領域が設けられる。このような表示領域には、たとえば「左」,「中」,「右」の3つの装飾用(演出用)の演出図柄を変動表示する図柄表示領域が形成される。
演出表示装置9の下方には、第1始動入賞口13を有する入賞装置が設けられている。第1始動入賞口13に入賞した遊技球は、第1始動口スイッチ13aによって検出される。また、第1始動入賞口13を有する入賞装置の下方には、遊技球が入賞可能な第2始動入賞口14を有する可変入賞球装置15が設けられている。第2始動入賞口14に入賞した遊技球は、第2始動口スイッチ14aによって検出される。
可変入賞球装置15は、左右一対の可動片を備え、遊技者にとって有利(遊技球が進入可能)な開状態(第1状態)と、遊技者にとって不利(遊技球が進入不可能)な閉状態(第2状態)とに変化可能な電動チューリップ(電チューとも呼ばれる)型の入賞手段であり、ソレノイド16によって駆動される。可変入賞球装置15が開状態のときには、遊技球が第2始動入賞口14に入賞可能になる(始動入賞し易くなり)。可変入賞球装置15が閉状態のときには、遊技球が第2始動入賞口14に入賞不可能になる。なお、可変入賞球装置15は、閉状態になっている状態において、入賞はしづらいものの、入賞することは可能である(遊技球が入賞しにくい)ように構成されてもよい。可変入賞球装置15は、所定領域に遊技球が進入可能となる第1状態と、所定領域に遊技球が進入不可能または進入困難な第2状態とに変化可能となる可変入賞手段により構成されていればよい。
可変入賞球装置15が閉状態のときには、可変入賞球装置15が遊技球を受入可能な領域がなくなるので、遊技球が第2始動入賞口14よりも第1始動入賞口13に入賞しやすい。一方、可変入賞球装置15が開状態のときには、第1始動入賞口13よりも、可変入賞球装置15が遊技球を受入可能な領域が広くなるので、第1始動入賞口13よりも第2始動入賞口14に遊技球が入賞しやすい。以下、第1始動入賞口13と第2始動入賞口14とを総称して始動入賞口または始動口ということがある。
演出表示装置9の左方には、各々を識別可能な普通図柄を変動表示する普通図柄表示器10が設けられている。普通図柄表示器10は、0〜9の数字を変動表示可能な表示器(たとえば7セグメントLED)で実現されている。
遊技球がゲート32を通過しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の変動表示が開始される。普通図柄表示器10における変動表示結果による停止図柄が所定の図柄(当り図柄。)となったときに、可変入賞球装置15が所定回数および所定時間だけ開状態に制御される。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器41が設けられている。ゲートスイッチ32aによって遊技球が検出される毎に、普通図柄の変動表示が保留記憶され、普通図柄保留記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。このような普通図柄の保留記憶に基づいて普通図柄表示器10の変動表示が開始される毎に、普通図柄の保留記憶が消化され、点灯するLEDを1減らす。
第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示は、遊技球が、始動入賞領域としての第1始動入賞口13または第2始動入賞口14に進入(通過、入賞を含む)して第1始動口スイッチ13aまたは第2始動口スイッチ14aで検出されることにより変動表示の実行条件である第1始動条件(第1実行条件)または第2始動条件(第2実行条件)が成立する。その後、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示は、たとえば、保留記憶数が0でない場合であって、第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示が実行されていない状態であり、かつ、大当り遊技が実行されていない状態となる変動表示の開始条件が成立したことに基づいて開始される。第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示は、変動表示時間(変動時間)が経過すると、当該変動表示の表示結果(停止図柄)が導出表示されて終了する。また、第1始動入賞口13および第2始動入賞口14のような始動入賞領域に遊技球が進入したにもかかわらず未だ開始条件が成立していない変動表示について、所定の上限数の範囲内で情報を記憶することが保留記憶と呼ばれる。第1始動入賞口13への遊技球の進入による保留記憶は、第1保留記憶と呼ばれる。第2始動入賞口14への遊技球の進入による保留記憶は、第2保留記憶と呼ばれる。
第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表示器8bの上方には、第1保留記憶の保留記憶数を表示する第1特別図柄保留記憶表示器18aおよび第2保留記憶の保留記憶数を表示する第2特別図柄保留記憶表示器18bが設けられている。第1特別図柄保留記憶表示器18aおよび第2特別図柄保留記憶表示器18bのそれぞれは、対応する有効な始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やし、対応する特別図柄表示器での変動表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。
第1特別図柄表示器8aで第1特別図柄の変動表示が実行されているときには、その変動表示に対応して演出表示装置9で演出図柄の変動表示等の演出表示が実行される。第2特別図柄表示器8bで第2特別図柄の変動表示が実行されているときには、その変動表示に対応して演出表示装置9で演出図柄の変動表示等の演出表示が実行される。
特別図柄および演出図柄の変動表示が実行され、第1特別図柄表示器8aに特定表示結果としての大当り表示結果(大当り図柄)が導出表示されたとき、または、第2特別図柄表示器8bに特定表示結果としての大当り表示結果(大当り図柄)が導出表示されたときには、演出表示装置9においても、特定表示結果としての大当り表示結果(大当り図柄の組合せ)が導出表示される。このように変動表示結果として特定表示結果が表示されたときには、遊技者にとって有利な価値が付与される有利状態としての特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御される。
また、演出表示装置9において、最終停止図柄(たとえば左右中図柄のうち中図柄)となる図柄以外の図柄が、所定時間継続して、大当り図柄(たとえば左中右の図柄が同じ図柄で揃った図柄の組合せ)と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小もしくは変形している状態、または、複数の図柄が同一図柄で同期して変動したり、表示図柄の位置が入替わっていたりして、最終結果が表示される前で大当り発生の可能性が継続している状態(以下、これら状態をリーチ状態という。)で行なわれる演出をリーチ演出という。
ここで、リーチ状態は、演出表示装置9の表示領域において停止表示された演出図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない演出図柄の変動が継続している表示状態、または、全部もしくは一部の演出図柄が大当り組合せの全部または一部を構成しながら同期して変動している表示状態である。
また、演出表示装置9の表示領域中における下端部には、発生した保留記憶情報を表示する画像(以下、保留画像または保留表示と呼ぶ)が保留記憶情報の数に対応して表示される保留表示エリアが形成される(図示省略)。
可変入賞球装置15の下方には、ソレノイド21によって駆動される開閉板を備え、遊技者にとって有利(遊技球が進入可能)な開状態(第1状態)と、遊技者にとって不利(遊技球が進入不可能)な閉状態(第2状態)とに変化可能な入賞手段として、特別可変入賞球装置20が設けられている。特別可変入賞球装置20は、大当り遊技状態において開閉板が開放状態に制御されることによって、入賞領域となる大入賞口が開放状態になる。大入賞口に進入した遊技球は、カウントスイッチ23により入賞球として検出される。なお、特別可変入賞球装置20は、閉状態になっている状態において、入賞はしづらいものの、入賞することは可能である(遊技球が入賞しにくい)ように構成されてもよい。特別可変入賞球装置20は、所定領域に遊技球が進入可能となる第1状態と、所定領域に遊技球が進入不可能または進入困難な第2状態とに変化可能となる可変入賞手段により構成されていればよい。
大当り遊技状態においては、特別可変入賞球装置20が開放状態と閉鎖状態とを繰返す繰返し継続制御が行なわれる。繰返し継続制御において、特別可変入賞球装置20が開放されている状態が、ラウンドと呼ばれる。ラウンドにおいて繰返し継続制御により特別可変入賞球装置20が開放される遊技は、ラウンド遊技と呼ばれる。あるラウンド遊技が終了してから次のラウンド遊技が開始されるまでの間には、所定期間(たとえば数秒間)に亘り特別可変入賞球装置20が閉鎖状態とされるインターバル期間が設けられている。大当り遊技状態において、ラウンド遊技は、インターバル期間を介して複数回繰返し継続制御されることとなる。大当り遊技状態では、特別可変入賞球装置20が、開放状態とされた後、所定の開放状態の終了条件(開放状態において所定期間(たとえば29秒間)が経過したこと、または、所定の上限個数(たとえば10個)の入賞球が発生したという開放終了条件)が成立したことに応じて閉鎖状態とされる。開放終了条件が成立すると、継続権が発生し、特別可変入賞球装置20の開放が再度行なわれる。継続権の発生は、大当り遊技状態における開放回数が予め定められた上限値となる最終ラウンド(たとえば第15ラウンド等)に達するまで繰返される。
大当りについては、複数の種別が設けられており、大当りとすることが決定されたときには、いずれかの大当り種別が選択される。「大当り」の種別のうち、大当り遊技状態に制御された後、特別遊技状態として、通常状態(確変状態でない通常の遊技状態)に比べて大当りとすることに決定される確率が高い状態である確変状態(確率変動状態の略語であり、高確率状態ともいう)に移行する大当りの種類(種別)は、「確変大当り」と呼ばれる。特別遊技状態としては、確変状態に付随し、特別図柄や演出図柄の変動時間(変動表示期間)が非時短状態よりも短縮される時短状態に制御される場合がある。特別遊技状態としては、確変状態とは独立して時短状態に制御される場合があるようにしてもよい。
このように、時短状態に移行することによって、特別図柄や演出図柄の変動時間が短縮されるので、時短状態となったときには、有効な始動入賞が発生しやすくなり大当り遊技が行なわれる可能性が高まる。「大当り」のうち、大当り遊技状態に制御された後、確変状態に移行しない大当りの種類(種別)は、「通常大当り」と呼ばれる。
特別遊技状態としては、確変状態または時短状態に付随して、可変入賞球装置15が開状態になる頻度を高くすることにより可変入賞球装置15に遊技球が進入する頻度を高くして可変入賞球装置15への入賞を容易化(高進入化、高頻度化)する電チューサポート制御状態に制御される場合がある。
遊技盤6の下部には、入賞しなかった打球が取込まれるアウト口26がある。また、遊技領域7の外側には、効果音や音声を発声する4つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、前面枠に設けられた枠LED28が設けられている。
また、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニット(単に「カードユニット」ともいう。)が、パチンコ遊技機1に隣接して設置される(図示せず)。
図2は、主基板(遊技制御基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。図2には、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムにしたがってパチンコ遊技機1における遊技の進行等を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御手段に相当)560が搭載されている。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、プログラムにしたがって制御動作を行なうCPU56およびI/Oポート部57を含む。遊技制御用マイクロコンピュータ560には、さらに、ハードウェア乱数(ハードウェア回路が発生する乱数)を発生する乱数回路503が内蔵されている。
また、RAM55は、その一部または全部が電源基板(図示省略)において作成されるバックアップ電源によってバックアップされている不揮発性記憶手段としてのバックアップRAMである。遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータ(特別図柄プロセスフラグ等)と未払出賞球数を示すデータは、バックアップRAMに保存される。
乱数回路503は、特別図柄の変動表示の表示結果により大当りとするか否か判定するための判定用の乱数を発生するために用いられるハードウェア回路である。乱数回路503は、初期値(たとえば、0)と上限値(たとえば、65535)とが設定された数値範囲内で、数値データを設定された更新規則にしたがって更新し、ランダムなタイミングで発生する始動入賞時が数値データの読出(抽出)時であることに基づいて、読出される数値データが乱数値となる乱数発生機能を有する。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、乱数回路503が更新する数値データの初期値を設定する機能を有している。
また、ゲートスイッチ32a、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23からの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ560に与える入力ドライバ回路58も主基板31に搭載されている。また、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、および大入賞口を形成する特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21を遊技制御用マイクロコンピュータ560からの指令にしたがって駆動する出力回路59も主基板31に搭載されている。
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、特別図柄を変動表示する第1特別図柄表示器8a、第2特別図柄表示器8b、普通図柄を変動表示する普通図柄表示器10、第1特別図柄保留記憶表示器18a、第2特別図柄保留記憶表示器18bおよび普通図柄保留記憶表示器41の表示制御を行なう。
演出制御基板80は、演出制御用マイクロコンピュータ100、ROM102、RAM103、VDP109、および、I/Oポート部105等を搭載している。ROM102は、表示制御等の演出制御用のプログラムおよびデータ等を記憶する。RAM103は、ワークメモリとして使用される。演出制御用マイクロコンピュータ100は、演出制御用CPU101を含む。VDP109は、演出制御用マイクロコンピュータ100と共動して演出表示装置9の表示制御を行なう。演出制御用CPU101は、プッシュセンサ124の検出信号が、入力ポート106を介して入力される。
遊技制御用マイクロコンピュータ560は、演出表示装置9等の各種演出装置の演出内容を指示する演出制御コマンドを、主基板31から演出制御基板80の方向への一方向にのみ信号を通過させる中継基板77を介して送信する。演出制御用マイクロコンピュータ100では、演出制御コマンドを受信し、演出表示装置9の変動表示制御を行なう他、ランプドライバ基板35を介して、枠側に設けられている枠LED28の表示制御を行なったり、音声出力基板70を介してスピーカ27からの音出力の制御を行なったりすることで、各種の演出制御を行なう。
遊技制御用マイクロコンピュータ560では、遊技制御用の予め定められたメイン処理を実行すると、所定時間(たとえば2ms)毎に定期的にタイマ割込がかかりタイマ割込処理が実行されることにより、各種の遊技制御が実行可能となる。第1特別図柄と第2特別図柄とのような特別図柄の変動表示、および、大当り遊技制御等の特定の遊技制御が、タイマ割込処理が実行されるときに付随して実行される遊技制御プロセス処理により、所定のプロセスにしたがって実行される。
遊技制御用マイクロコンピュータ560では、各種のランダムカウンタからデータを抽出し、その抽出データを用いて、大当り判定、大当り種類判定、変動パターン種別判定、変動パターン判定、普通当り判定、および、ラウンダムカウンタの初期値決定等を行なう。遊技制御用マイクロコンピュータ560では、このような各種判定に基づいて、大当り遊技制御、第1特別図柄の変動表示、第2特別図柄の変動表示、および、普通図柄の変動表示等の各種遊技制御を実行する。
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560では、このような各種判定に基づいて、大当りの判定結果、大当り種類の判定結果、変動パターン種別の判定結果、および、変動パターンの判定結果等の予め定められた制御情報を、演出制御指示用のコマンドである演出制御コマンドとして、演出制御用マイクロコンピュータ100に送信する。演出制御用マイクロコンピュータ100では、受信した演出制御コマンドに基づいて、第1特別図柄の変動表示、第2特別図柄の変動表示、および、大当り制御等の遊技制御に合せた演出を実行する。
演出制御用マイクロコンピュータ100では、演出制御用の予め定められたメイン処理を実行すると、所定時間(たとえば2ms等)毎に定期的にタイマ割込がかかりタイマ割込処理が実行されることにより、各種の演出制御が実行可能となる。演出図柄の変動表示に関する演出、および、大当り遊技状態に関する演出等の特定の演出制御が、タイマ割込処理が実行されるときに付随して実行される演出制御プロセス処理により、所定のプロセスにしたがって実行される。
次に、変動表示中に実行されるボタン演出について説明する。ボタン演出とは、遊技者にプッシュボタン120等の操作手段の操作を促して遊技者参加型の演出のことである。ボタン演出では、遊技者のボタン操作が有効となるボタン操作の有効期間(以下、単に有効期間と称する)中に遊技者のボタン操作が検出されると所定の演出が実行される。ボタン演出は、変動開始時に変動パターンの種類により複数種類設定されている。有効期間中にボタン操作が行なわれなければ、所定の演出は実行されない。しかし、有効期間中にボタン操作が行なわれなくても、有効期間経過後に所定の演出を実行するようにしてもよい。
有効期間の始期および終期のそれぞれのタイミングは、変動パターンの種類により変動開始時に予め設定されている。演出制御用CPU101は、変動開始時からの経過時間である変動時間を計測するための変動時間タイマの計時値に基づいて、有効期間の始期および終期を判定する。有効期間中において、遊技者により、プッシュボタン120等の操作手段が操作されたときに、プッシュセンサ124等の検出手段により遊技者によるプッシュボタン120の操作が検出される。プッシュセンサ124等の検出手段は、動作が検出されたときに検出信号を出力し、その検出信号を受信したことが演出制御用CPU101により判定されると、演出表示装置9等により各種演出が実行される。
図3は、ボタン演出の一例を示すタイミングチャートである。変動表示の実行中には、遊技者にプッシュボタン120を操作させるボタン演出が実行される。図3に示すボタン演出には、第1ボタン演出と第1ボタン演出の実行後に実行される第2ボタン演出とが含まれる。
第1ボタン演出の有効期間には、その有効期間内に特定期間(第2ボタン演出の実行条件を判定するための期間)が設定されている。特定期間は、有効期間が開始された後の所定期間経過後の時間に設定される期間である。この特定期間の始期および終期のそれぞれのタイミングは、変動パターンの種類により変動開始時に予め設定されている。演出制御用CPU101は、変動時間タイマの計時値(変動開始時からの経過時間の計測値)に基づいて、特定期間の始期および終期を判定する。この有効期間中の特定期間に遊技者により、プッシュボタン120等の操作手段が操作されたときに、プッシュセンサ124等の検出手段により遊技者によるプッシュボタン120の操作が検出される。有効期間のうちの特定期間内で遊技者のボタン操作が検出された場合には、有効期間のうちの特定期間外で遊技者のボタン操作が検出された場合よりも高い割合で第2ボタン演出が実行される。このように、第2ボタン演出は、第1ボタン演出における特定期間内で遊技者の動作が操作検出されたか否かにより実行割合が変化する。
次に、ボタン演出について表示画面図を用いて詳細に説明する。図4は、演出表示装置9におけるボタン演出の表示例を示す表示画面図である。図4(a)に示すように、左,中,右の演出図柄91〜93が変動表示(図中矢印が変動表示状態を示す)を開始した後、リーチとなった後のタイミングにおいて、ボタン演出が実行される場合には、図4(b)に示すような表示が行なわれる。なお、図4(a)中の演出表示装置9の表示画面の下部には、第1保留記憶数と第2保留記憶数との合計である合計数(合算保留記憶数)を表示する領域(合算保留記憶表示部)18cが設けられている。なお、図4(a)において演出表示装置9の中央に表示されていた左,中,右の演出図柄91〜93は、図4(b)では、小図柄94として演出表示装置9の右上に小さく表示される。遊技者は、小図柄94により現在「5」の演出図柄でリーチ状態となっていることを把握できる。
図4(b)に示すように、ボタン演出のうち第1ボタン演出が実行される場合には、リーチ後にプッシュボタン120の操作を促すためのボタン画像60が表示される。ボタン画像60の下部には、ボタン操作の検出に基づく遊技者の動作の検出可能な期間であることを示す有効期間画像61が表示される。有効期間画像61は、横方向に延在する棒状の画像で表示され、その長さが有効期間の長さを示している。有効期間画像61において、最も左の位置が有効期間の開始タイミングを示し、最も右の位置が有効期間の終了タイミングを示す。有効期間中に、左から右側へと増加する図4(b)中の網掛け模様で表示される時刻画像T1の表示量(横方向への長さ表示)により、有効期間中の経過期間と残り期間とが識別可能に表示される。つまり、有効期間全体の長さを示す有効期間画像61上に時間とともに変化する時刻画像T1が表示されるため、有効期間全体の長さを示す有効期間画像61から時刻画像T1分を差し引くことで、有効期間の残り期間を認識することができる。このように、時刻画像T1により、有効期間の経過期間と残り期間とを容易に認識することができる。
また、有効期間画像61には、有効期間が開始されてから所定期間経過後に開始される特定期間が有効期間中のいずれのタイミングに該当するかを示す特定期間画像JSが表示される。特定期間画像JSは、前述した有効期間中の特定期間を特定可能とする(有効期間中のどの期間が特定期間であるかを断定する)ための指標としての役割がある。このように、特定期間画像JSがあることにより、有効期間中の特定期間が明確に示される。なお、特定期間画像JSは、図4(b)のように有効期間画像61に重ねて表示させてもよいし、有効期間画像61よりも外で表示させてもよい。また、一の有効期間において、特定期間を間をあけて複数設けてもよく、これに対応して特定期間画像JSやタイミング表示画像63を複数表示してもよい。
また、特定期間を特定可能とするためのキャラクタ62が有効期間画像61の上方に表示される。また、キャラクタ62に付随して、「ここで押せ」というメッセージを表示するタイミング表示画像63が表示される。キャラクタ62とタイミング表示画像63とは、特定期間を有効期間中のいずれのタイミングあるかを示す指標としての指標画像である。ここでのタイミングは、有効期間中のある長さを持った期間である。しかし、タイミングは、有効期間中のある瞬間でもよい。キャラクタ62が、有効期間中の特定期間を矢印で示すことにより、有効期間中の示された部分が特定期間に対応するタイミングであることが示される。また、キャラクタ62に付随して表示されるタイミング表示画像63により、有効期間中の特定期間画像JSで示すタイミングでのボタン操作を促す。このように、指標画像としてのキャラクタ62とタイミング表示画像63とにより、特定期間を明確に示すことができる。このような第1ボタン演出による各種画像は、ボタン操作の有効期間中(動作検出の有効期間中)に表示され、有効期間が終了すると表示が消去される。
有効期間中に遊技者がプッシュボタン120を押すと、プッシュセンサ124により遊技者によるプッシュボタン120の操作が検出される。プッシュセンサ124では、遊技者の動作が検出されたときに検出信号が出力され、その検出信号を受信したことが演出制御用CPU101により判定されると、図4(c)や図4(f)のような演出が演出制御用CPU101により実行される。図4(c)は、遊技者がプッシュボタン120を有効期間のうちの特定期間内に押した場合を示している。時間経過により、時刻画像T1が特定期間画像JSにあるときに、操作が検出されると演出表示装置9の画面上に、図4(c)に示す各種画像が表示される。
図4(c)における演出表示装置9の画面中央で大きく表示される「大チャンス!」画像65は、現在実行されている変動表示の表示結果が大当り表示結果となるか(実行中のリーチが大当り期待度の高いものであるか)否かを予告する画像である。「大チャンス!」画像65により、遊技者は今回実行されているリーチ演出が大当り期待度の高いものであることを認識することができる。
また、「大チャンス!」画像65とは別に、キャラクタ62とキャラクタ62に付随して「大チャンス!」というセリフ画像64が表示される。これらの表示は、遊技者のボタン操作が有効期間中の特定期間内のタイミングで検出された場合に実行される演出である。また、有効期間画像61の上部の「最良タイミング」の表示は、遊技者のボタン操作が有効期間中の特定期間内のタイミングで検出されたことを示す成功タイミング画像66である。このような画像が表示されることで、遊技者は、特定期間内で遊技者のボタン操作が検出されたことを認識できる。
有効期間のうちの特定期間内で遊技者の動作が検出された場合には、図4(d)のように、第2ボタン演出が実行される場合がある。第2ボタン演出では、「もう1回PUSH」の文字で示される再ボタン画像68が表示される。再ボタン画像68の下部にも有効期間画像61が表示される。しかし、第2ボタン演出には、特定期間が設けられていないため、再ボタン画像68の下部に表示される第2ボタン演出における有効期間画像61には、特定期間画像JSが表示されない。
第2ボタン演出における有効期間内のいずれかのタイミングで遊技者がプッシュボタン120を押すと、プッシュセンサ124により遊技者によるプッシュボタン120の操作が検出される。プッシュセンサ124は、遊技者の動作が検出されたときに検出信号が出力し、その検出信号を受信したことが演出制御用CPU101により判定されると、図4(e)に示す演出が実行される。第2ボタン演出におけるボタン操作時には、演出表示装置9の画面中央に「激熱!」画像69が表示される。「激熱!」画像69は、現在実行されている変動表示の表示結果が大当り表示結果となるか(実行中のリーチが大当り期待度の高いものであるか)否かを予告する画像である。「激熱!」画像69は、「大チャンス!」画像69よりも、現在実行されている変動表示の表示結果が大当り表示結果となる期待度が高いことを示す画像である。よって、遊技者は今回実行されているリーチ演出が大当り期待度のより高いものであることを認識することができる。
また、第2ボタン演出では、ボタン操作の有効期間のうちのいずれの期間で動作が検出されても「激熱!」画像69を表示するようになっている。よって、第2ボタン演出では、実行パターンが画一的であるので、第2ボタン演出についての実行パターンを簡略化することができ、映像容量を低減することができる。
ここで、第1ボタン演出では、ボタン画像60が表示され、第2ボタン演出では、再ボタン画像68が表示される。このように、第1ボタン演出と第2ボタン演出とでは、演出の態様が異なっている。このような、異なる態様の演出により、第2ボタン演出が特別な演出であることを遊技者に示すことができる。
また、図4(f)は、遊技者がプッシュボタン120を有効期間のうちの特定期間外に押した場合を示している。時間経過により、時刻画像T1が特定期間画像JS以外の有効期間中にあるときに、操作が検出されると演出表示装置9の画面上に、図4(f)に示す各種画像が表示される。図4(f)は、図4(c)と異なり、キャラクタ62およびセリフ画像64が表示されない。また、特定期間よりも後ろのタイミングで遊技者のボタン操作が検出されているので「最良タイミング」の表示ではなく、「タイミング遅い」の失敗タイミング画像67が表示される。このように、遊技者がプッシュボタン120を有効期間のうちの特定期間外に押した場合には、特定期間内に押した場合よりも第2ボタン演出が実行される割合が低い。第2ボタン演出の実行割合については、後述する図5で詳細に説明する。
図4(e),(f)の後は、リーチ演出が実行され、図4(g)に示すように左,中,右の演出図柄91〜93に「5」図柄が確定停止した状態で表示され、表示結果が大当りとなったことが示される。
次に、第2ボタン演出の実行割合について説明する。図5は、第2ボタン演出決定テーブルを示す図である。第1ボタン演出における有効期間のうちの特定期間内で遊技者の動作が検出された場合には、図5(a)に示す特定期間操作検出あり用第2ボタン演出決定テーブルを用いて第2演出の実行割合が決定される。また、第1ボタン演出における有効期間のうちの特定期間外で遊技者の動作が検出された場合には、図5(b)に示す特定期間操作検出なし用第2ボタン演出決定テーブルを用いて第2演出の実行割合が決定される。演出制御用マイクロコンピュータ100(演出制御用CPU101)は、第2ボタン演出の実行有無決定用のランダムカウンタSR2から抽選される乱数値(1〜100個の範囲)とこれらのテーブルを用いて、第2ボタン演出の実行の有無を決定する。SR2については、説明を明確化するために割振られた乱数値の個数が示されている。演出制御用CPU101は、所定のタイミングでSR2の値を抽出する。
図5(a)に示すように、有効期間のうちの特定期間内で遊技者の動作が検出された場合には、第2ボタン演出あり>第2ボタン演出なしとなる割合で第2ボタン演出の実行が決定される。また、図5(b)に示すように、有効期間のうちの特定期間内で遊技者の動作が検出されなかった場合(特定期間外で遊技者の動作が検出された場合)には、第2ボタン演出あり<第2ボタン演出なしとなる割合で第2ボタン演出の実行が決定される。
このように、特定期間内で遊技者の動作が検出された場合には、特定期間外で遊技者の動作が検出された場合よりも第2ボタン演出ありに決定される割合が高くなっている。よって、特定期間内で遊技者の動作が検出されたか、特定期間外で遊技者の動作が検出されたかにより第2ボタン演出の実行割合が異なるので、遊技者の動作に応じた演出の興趣を向上させることができる。特に、特定期間内で動作が検出された場合には、第2ボタン演出が実行されやすいので、特定期間内で動作を行なった遊技者に対して、遊技者の動作に応じた演出の興趣を向上させることができる。
次に、演出図柄の実行中に実行される演出図柄変動中処理内での処理について説明する。演出図柄変動中処理内では、ボタン演出を実行する処理が行われるが、特に、第1ボタン演出が実行される場合の処理について説明する。図6は、第1ボタン演出処理を示すフローチャートである。
操作演出処理において、演出制御用CPU101は、第1ボタン演出設定時であるか否かを判定する(S870)。演出制御用CPU101は、RAM103の記憶領域を参照し、第1ボタン演出の内容が決定されていた場合には、S870において第1ボタン演出設定時であると判定し、そうでなければ、第1ボタン演出設定時でないと判定する。
S870において第1ボタン演出設定時でないと判定すると処理を終えるが、第1ボタン演出設定時であると判定すると、現在がボタン操作の有効期間中であるか否かを判定する(S871)。有効期間中でなければ処理を終えるが、有効期間中であれば、操作済フラグがセットされているかを判定する(S872)。操作済フラグはS877でセットされるフラグであって、遊技者のボタン操作が検出済みであることを示すフラグである。操作済フラグがセットされているときには処理を終えるが、セットされていないときには、演出設定処理で予め設定された時間であるリーチ後の各演出の表示タイミングにボタン画像、有効期間画像、特定期間画像を表示する(S873)。S873の処理により、図4(b)に示した各種画像が表示される。
次いで、これらの画像が表示された後に、プッシュセンサ124により遊技者のプッシュボタン120への操作が検出されたか否かを判定(遊技者の動作が検出されたか否かを判定)する(S874)。遊技者のプッシュボタン120への操作が検出されていなければ、処理を終了する。遊技者のプッシュボタン120の操作が検出されていれば、予め設定された特定期間内で遊技者のプッシュボタン120の操作が検出されたか否かを判定する(S875)。S875では、プッシュセンサ124における検出信号により、操作が検出された期間が特定期間内であるか否かを判定している。
S875において、特定期間内で遊技者のプッシュボタン120の操作が検出された場合には、特定期間内での操作に対応した演出を実行するとともに、特定期間操作検出あり用第2ボタン演出決定テーブルにより、第2ボタン演出の実行の有無を設定する(S876)。S875において、特定期間内で遊技者のプッシュボタン120の操作が検出されなかった場合(特定期間外で検出された場合)には、特定期間外での操作に対応した演出を実行するとともに、特定期間操作検出なし用第2ボタン演出決定テーブルにより、第2ボタン演出の実行の有無を設定する(S878)。S876、S878の後は、操作済みフラグをセットし(S877)、処理を終了する。S876,S878で第2ボタン演出が実行されると決定された場合には、その後の演出図柄変動中処理により、変動表示中において第2ボタン演出が実行される。
以下に、パチンコ遊技機1で実行される各種制御の変形例を説明する。
(1) 前述した実施の形態では、遊技者の動作を検出可能な検出手段として、プッシュボタン120のような遊技者により操作可能な操作手段の操作を検出可能なプッシュセンサ124のような検出手段を一例として示した。しかし、これに限らず、遊技者の動作を検出可能な検出手段としては遊技者によるスティックコントローラ122の操作を検出する傾倒方向センサユニット123のようなその他の検出手段を用いてもよい。また、遊技者の動作を検出可能な検出手段としては、操作手段の操作を検出する手段ではなく、赤外線センサ、および、モーションセンサ等のような遊技者の動作を直接的に検出可能な検出手段を用いてもよい。また、第1ボタン演出と第2ボタン演出とにおいて、遊技者の動作を検出する検出手段が異なっていてもよい。たとえば、第1ボタン演出では、プッシュボタン120を用い、第2ボタン演出では、スティックコントローラ122を用いて遊技者の動作を検出してもよい。
(2) 前述した実施の形態での第2ボタン演出の実行割合を、特定期間内で遊技者の動作が検出された場合には、特定期間外で遊技者の動作が検出された場合よりも高い割合で実行されるようにしてもよい。このようにすれば、特定期間外で動作を行なった遊技者に対して、遊技者の動作に応じた演出の興趣を向上させることができる。
(3) 前述した実施の形態では、変動表示中において第1ボタン演出および第2ボタン演出が実行されていた。しかし、大当り遊技中に第1ボタン演出および第2ボタン演出を実行してもよい。また、第1ボタン演出を変動停止後の大当りラウンド前に実行し、特定期間内で遊技者の動作が検出された場合に、ラウンド中に第2ボタン演出を実行するようにしてもよい。このように、2つの演出は、遊技状態が異なる場面において実行されるようにしてもよい。
(4) 前述した実施の形態では、有効期間に遊技者の動作が検出された場合には、大当り遊技状態の有利度を報知してもよい。そして、有効期間のうちの特定期間内で遊技者の動作が検出された場合と、有効期間のうちの特定期間外で遊技者の動作が検出された場合とで、報知する有利度を異ならせるようにしてもよい。具体的には、大当りの1ラウンド目において第1ボタン演出を実行し、特定期間内で遊技者の動作が検出された場合には、特定期間外で遊技者の動作が検出された場合よりも多いラウンド数が報知されるようにすればよい。遊技者は、特定期間内で動作することにより、いち早く残りのラウンド数を確認することができる。このようにすれば、特定期間内で遊技者の動作が検出されたか、特定期間外で遊技者の動作が検出されたかにより報知される有利度が異なるので、遊技者に対して特定期間内で動作を行なうことに対する動機付けを強めることができる。なお、有利度としては、ラウンド数ではなく、時短回数、特別可変入賞球装置20の開放回数、確変割合(確変状態となることを%表示するもの)等を示すものでもよい。
(5) 前述した実施の形態では、第1ボタン演出と第2ボタン演出との異なる態様の例として、ボタン画像60と再ボタン画像68が表示される場合を説明した。他の異なる態様の例として、第1ボタン演出と第2ボタン演出とで表示されるキャラクタ画像が異な態様でもよい。また、有効期間画像61の表示が異なるものでもよい。このように、演出表示装置9の画面上の演出が異なるようなものであれば、どのようなものでもよい。また、演出表示装置9の表示態様が異なるのではなく、プッシュボタン120の態様が異なるようにしてもよい。たとえば、プッシュボタン120内部にLEDを設け、第1ボタン演出と第2ボタン演出とで、発光色が異なるようにしてもよい。
(6) 前述した実施の形態においては、変動表示結果が大当り表示結果となるか否かにより、第2ボタン演出の実行割合が異なるようにしてもよい。また、変動表示結果が大当り表示結果となるか否かにより、第2ボタン演出で実行される演出の態様(「大チャンス!」画像65,「激熱!」画像69等の表示態様や確変が確定する表示等)が異なるようにしてもよい。
(7) 前述した実施の形態に示した各種演出は、メダルが投入されて所定の賭け数が設定され、遊技者による操作レバーの操作に応じて複数種類の図柄を回転させ、遊技者によるストップボタンの操作に応じて表示手段における図柄を停止させたときに停止図柄の組合せが特定の図柄の組合せになると、所定数のメダルが遊技者に払出されるスロットマシン(スロット機)に適用することも可能である。スロットマシンにおいては、ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、といったボーナス、また内部抽選結果を報知する演出を実行するAT、通常遊技状態と比較して再遊技役の当選確率が異なるRT、ATとRTとに移行されたARTの制御の開始を報知する演出として第1ボタン演出と第2ボタン演出とが実行されるようにしてもよい。また、AT,RT,ART回数又はこれらの加算回数(上乗せ回数)を報知する演出として実行されるようにしてもよい。スロットマシンに適用した場合、操作手段は、遊技の進行に用いるBETボタン、スタートレバー、停止ボタンでもよいし、パチンコ遊技機1と同様の演出用の操作ボタンや清算ボタンでもよい。
(8)なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。