JP2017004616A - 電熱器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータをケーシングに対し確実に固定することができると共に、製造工程を自動化できる碍子を用いた電熱器具を提供すること。【解決手段】ケーシング2に取り付けられる碍子4によって絶縁保持されるヒータ3を有する電熱器具であって、碍子4が、有底筒状の筒状部5の中心軸線と直交する第一突起6と第二突起7を、中心軸線方向に離間させると共に軸回りにずらして形成し、第一突起6の突出寸法よりも第二突起7の突出寸法を大とし、第一突起6の幅よりも第二突起7の幅を大とし、第一突起6と第二突起7の軸方向距離よりも薄い板状部材13から構成されるケーシング2に、筒状部5に対応する円孔部15と第一突起6に対応する切欠部16を有する取付孔14を形成し、円孔部15を、筒状部5を中心軸線回りに回動可能に形成すると共に、切欠部16を、第一突起6が通過可能で且つ第二突起7が通過不可能とした。【選択図】図8

Description

本発明は、碍子を用いてヒータが絶縁状態で保持される電熱器具に関するものである。
従来、この種の電熱器具は、碍子を用いてシーズヒータ等のヒータを絶縁状態でケーシングに保持するために用いられる(例えば、特許文献1参照。)。そして、このような電熱器具100で用いられる碍子101は、図13に示すように、一端側に開口部102を有し内部に挿入空間103を有する円筒状部104の他端側外周にフランジ状部105を形成すると共に、前記円筒状部104の他端側底部106に、前記挿入空間103よりも径小な挿通孔107を形成したものが一般的である。このような碍子101は、図14に示すように、その一端側をケーシング111に形成された取付孔112に挿入し、前記開口部102から挿入空間103にシーズヒータ121の端部を挿入してこのシーズヒータ121のリード部122を、前記挿通孔107を通して前記碍子101の他端側から露出させると共に、前記リード部122を折り曲げることで、前記シーズヒータ121に固定される。そして、棒状の前記シーズヒータ121の両端部において、同様に前記碍子101を取り付けることで、前記シーズヒータ121が前記ケーシング111に固定される。なお、前記リード部122を折り曲げる代わりに、前記リード部122に図示しないコネクタを固定して、前記シーズヒータ121に前記碍子101を取り付けることで、同様に前記シーズヒータ121を前記ケーシング111に固定することもできる。
特開平5−33949号公報
しかしながら、このような碍子101を用いて前記シーズヒータ121を前記ケーシング111に固定する場合、前記リード部122の折り曲げは、人の手によって行われるのが一般的であった。このため、前記シーズヒータ121を取り付ける工程の機械化が難しいという問題があった。また、前記シーズヒータ121のリード部122を折り曲げる場合、ヒータパイプ123を封止する栓が破損してしまう虞があった。一方、前記リード部122にコネクタを固定する場合、前記リード部122とコネクタの結合が外れた場合、前記シーズヒータ121とケーシング111の固定が外れてしまうという問題があった。
本発明は以上の問題点を解決し、ヒータをケーシングに対し確実に固定することができると共に、製造工程を自動化できる碍子を用いた電熱器具を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の電熱器具は、ケーシングと、このケーシングに対し取り付けられる碍子と、この碍子によって絶縁されるヒータとを有して構成される電熱器具において、前記碍子が、一端側が開放した有底筒状の筒状部を有し、この筒状部の他端側の底部に挿通孔を形成し、前記筒状部の中心軸線と交差して前記筒状部の外面に第一突起及び第二突起を形成し、これらの第一突起と第二突起を前記中心軸線方向に離間して設け、前記第一突起の形成方向と第二突起の形成方向を前記中心軸線回りにずらして形成すると共に、前記ケーシングが、前記碍子の第一突起と第二突起の中心軸線方向距離よりも薄い板状部材から構成され、このケーシングに取付孔を形成し、この取付孔を、前記筒状部に対応する円孔部と、前記第一突起に対応する切欠部とを有して構成し、前記円孔部を、前記筒状部を中心軸線回りに回動可能な内径寸法に形成すると共に、前記切欠部を、前記第一突起が通過可能で且つ前記第二突起が通過不可能な寸法に形成したものである。
また、本発明の請求項2に記載の電熱器具は、請求項1において、前記碍子に前記第二突起を複数且つ前記第一突起の数の同数又は倍数設けると共に、前記第二突起及び複数設けられる場合の前記第一突起を、前記中心軸線を基準として等角度間隔に設けたものである。
また、本発明の請求項3に記載の電熱器具、請求項2において、前記第二突起の数をnとした場合、前記第一突起と第二突起を中心軸線回りにπ/nずらして形成したものである。
また、本発明の請求項4に記載の電熱器具は、請求項1乃至3の何れか一項において、前記ケーシングの切欠部に、前記第二突起に当接させて前記碍子の回動範囲を制限するための当接片を設けたものである。
更に、本発明の請求項5に記載の電熱器具は、請求項1乃至4の何れか一項において、前記第一突起における前記第二突起側に凹部を形成すると共に、この凹部と係合する係止爪部を前記ケーシングに形成したものである。
本発明の請求項1に記載の電熱器具は、以上のように構成することにより、前記碍子を前記第一突起側から前記取付孔に挿入し、中心軸線回りに回動させることで、前記碍子を前記ケーシングに対し容易に取り付けることができ、これによって、ヒータを容易に絶縁状態でケーシングに保持させることができる。
なお、前記碍子に前記第二突起を複数且つ前記第一突起の数の同数又は倍数設けると共に、前記第二突起及び複数設けられる場合の前記第一突起を、前記中心軸線を基準として等角度間隔に設けることで、前記碍子を中心軸線回りに右回りに回動させた場合と左回りに回動させた場合の何れであっても、前記取付孔の切欠部を前記第二突起によって塞ぐことができるので、前記碍子を左右どちらに回動させて取り付けることもできる。
また、前記第二突起の数をnとした場合、前記第一突起と第二突起を中心軸線回りにπ/nずらすことで、前記碍子を中心軸線回りに右回りに回動させた場合と左回りに回動させた場合の何れであっても、同じ角度回動させることになるので、電熱器具における碍子の向きを揃えることができる。
また、前記ケーシングの切欠部に、前記第二突起に当接させて前記碍子の回動範囲を制限するための当接片を設けることで、前記碍子の位置合わせを容易に行うことができる。
更に、前記第一突起における前記第二突起側に凹部を形成すると共に、この凹部と係合する係止爪部を前記ケーシングに形成することで、前記係止爪部を前記凹部に嵌めることで、前記碍子の回動が阻止され、これによって、前記碍子が前記ケーシングから外れるのを阻止することができる。
本発明の第一の実施形態を示す電熱機器としてのオーブントースターの正面図である。 同、碍子の斜視図である。 同、碍子の外観図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)は右側面図である。 同、碍子の断面図であり、(a)は図2(a)におけるA−A断面図、(b)はB−B断面図である。 同、ケーシングの要部であり、(a)はシーズヒータの一端側に対応する取付孔周辺を板状部材の他面側から見た外観図、(b)は(a)におけるC−C断面図、(c)はシーズヒータの他端側に対応する取付孔周辺を板状部材の他面側から見た外観図である。 同、碍子のケーシングへの取付手順を示す説明図である。 同、碍子のケーシングへの取付手順を示す説明図である。 同、碍子のケーシングへの取付手順を示す説明図である。 同、碍子のケーシングへの取付手順を示す説明図である。 本発明の第二の実施形態を示す電熱機器としてのオーブントースターの要部を示すものであり、(a)は碍子の正面図、(b)は取付孔周辺を板状部材の他面側から見た外観図である。 本発明の第三の実施形態を示す電熱機器としてのオーブントースターの要部を示すものであり、(a)は碍子の正面図、(b)は取付孔周辺を板状部材の他面側から見た外観図である。 本発明の更に他の実施形態を示す板状部材の他面側から見た取付孔周辺の外観図である。 従来の電熱機器の碍子を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)におけるZ−Z断面図、(c)は斜視図である。 同、碍子のケーシングへの取付手順を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図9に基づいて説明する。1は本発明の電熱機器としてのオーブントースターである。このオーブントースター1は、ケーシング2と、シーズヒータ3と、碍子4とを有して構成される。
前記碍子4は、セラミックによって一体に形成される。そして、前記碍子4は、筒状部5と、第一突起6と、第二突起7とを有して構成される。
前記筒状部5は、外径Dの有底円筒状に形成される。前記筒状部5は、一方側に開口部8が形成され、内部に内径Dの挿入空間9が形成されると共に、他方側に底部10を有する。そして、前記底部10の中央には、内径Dの挿通孔11が形成される。
前記第一突起6は、前記筒状部5の一方側の端部に二箇所形成される。なお、これらの第一突起6は、前記筒状部5の中心軸線Xを基準として、放射方向に延びて形成される。また、前記第一突起6は、角丸の直方体状に形成される。更に、二つの前記第一突起6は、前記中心軸線Xを基準として、軸対称に設けられる。そして、前記第一突起6の他方側の基端側には、凹部12が形成される。なお、前記第一突起6の前記中心軸線Xからの突出量はPである。また、前記第一突起6の幅、即ち前記中心軸線Xと直交し且つ前記中心軸線Xを基準とした輻射方向と直交する方向の前記第一突起6の寸法はWである。
前記第二突起7は、前記筒状部5における前記第一突起6よりも他方側に二箇所形成される。そして、前記第二突起7は、前記第一突起6との間に、前記中心軸線X方向に距離Gを隔てて形成される。なお、これらの第二突起7は、前記筒状部5の中心軸線Xを基準として、放射方向に延びて形成される。また、前記第二突起7は、角丸の直方体状に形成される。更に、二つの前記第二突起7は、前記中心軸線Xを基準として、軸対称に設けられる。そして、前記第二突起7は、前記第一突起6に対し、中心軸線X回りにπ/2、即ち90°ずらして形成される。なお、前記第二突起7の前記中心軸線Xからの突出量はPである。また、前記第二突起7の幅、即ち前記中心軸線Xと直交し且つ前記中心軸線Xを基準とした輻射方向と直交する方向の前記第二突起7の寸法はWである。
前記ケーシング2は、厚さTの金属板等の板状部材13によって構成される。なお、この板状部材13の厚さTは、前記碍子4における前記第一突起6と第二突起7の中心軸線X方向の距離Gよりも小さい。そして、この板状部材13には、取付孔14が形成される。この取付孔14について詳述する。この取付孔14は、円孔部15と、二つの切欠部16を有して構成される。前記円孔部15は、前記碍子4の筒状部5に対応して、直径Dの円形に形成される。なお前記円孔部15の直径Dは、前記碍子4の筒状部5の外径Dよりも大である。また、前記切欠部16は、前記碍子4の第一突起6に対応して、角丸の方形に形成される。なお、一方の切欠部16Aの幅Wは、他方の切欠部16Bの幅Wよりも小さく形成される。また、前記円孔部15の中心Yから前記切欠部16の先端までの距離はPであり、両方の切欠部16A,16Bで等しい。また、他方の切欠部16Bの側縁18には、当接片17が前記板状部材13の一面側に折り曲げ形成される。なお、前記切欠部16Bは、前記側縁18側に拡げられて形成されることで、その幅Wが前記切欠部16Aの幅Wよりも大きく形成される。即ち、前記切欠部16Bの側縁18は、これに対応する前記切欠部16Aの側縁19と、前記円孔部15の中心Yを基準として点対称ではないが、前記切欠部16Bの他の側縁20は、これに対応する前記切欠部16Aの他の側縁21と、前記円孔部15の中心Yを基準として点対称である。また、前記切欠部16Bの側縁20から前記当接片17迄の距離Wは、前記切欠部16Aの幅Wよりも大きく、前記切欠部16Bの幅Wよりも小さい。なお、P<P<Pである。また、W<W<W<Wである。更に、前記板状部材13には、前記取付孔14を切り欠くように、係止爪部22が形成される。この係止爪部22は、前記板状部材13の他面側に折り曲げられることで、前記碍子4の第一突起6の凹部12内に挿入される。
前記シーズヒータ3は良く知られているように、直径Dのヒータパイプ23内に図示しない発熱体及び絶縁粉末が挿入され、前記ヒータパイプ23の端部において直径Dのリード部24が突出する。なお、前記ヒータパイプ23の直径Dは、前記碍子4の挿入空間9の内径Dよりも僅かに小さい。また、前記リード部24の直径Dは、前記碍子4の挿通孔11の内径Dよりも小さい。
次に、本実施形態のオーブントースター1の製造工程における、前記ケーシング2へ前記シーズヒータ3及び碍子4を取り付ける手順について説明する。まず、図5に示すように、前記ケーシング2の板状部材13の他面側から、前記取付孔14へ前記シーズヒータ3の一端側を挿入する。そして、このシーズヒータ3の一端部に被せるように、前記碍子4を前記板状部材13の一面側から前記取付孔14へ挿入する。この際、前記碍子4の第一突起6が前記取付孔14の切欠部16を通過するようにする。なお、前述した通り、P<Pで且つW<Wであるので、前記第一突起6は前記切欠部16を通過可能である。また、D>Dで且つD>Dであるので、前記シーズヒータ3のヒータパイプ23の端部は、前記碍子4の挿入空間9に挿入され、前記リード部24は前記碍子4の挿通孔11に挿通される。前記碍子4は、図6に示すように、前記第二突起7が前記板状部材13の一面側の面に当接するまで挿入される。
前述した通り、G>Tで且つD<Dであることから、前記碍子4は、前記取付孔14に挿入された状態で、中心軸線X回りに回動可能である。そして、図6の状態から図7の状態になるように、前記中心軸線Xを中心として、前記碍子4をπ/2(=90°)回動させる。本例では、図6(a)及び図7(a)に示すように、前記板状部材13の他面側から見た場合、左回りにπ/2(=90°)回動させる。このように、前記碍子4を回動させると、一方の前記第二突起7が前記当接片17に当接し、それ以上の前記碍子4の回動が阻止される。この状態において、一方の前記第一突起6の凹部12は、前記係止爪部22と対向する。また、二つの前記第二突起7は、それぞれ切欠部16A,16Bと重なる位置となる。そして、前述した通り、P<Pで且つW<W<Wであることから、前記第二突起7は前記切欠部16を通過することができない。一方、前記第一突起6は、前記切欠部16から外れた位置となる。従って、前記碍子4は、前記取付孔14から中心軸線X方向に抜けることがない。また、W>Wで且つD<Dであることから、前記第二突起7と側縁18との間、及び前記筒状部5と円孔部15との間に若干の隙間ができるものの、前記切欠部16の大部分は、前記第二突起7によって塞がれる。更に、図8に示すように、前記係止爪部22を前記板状部材13の他面側に折り曲げて、前記第一突起6の凹部12内に挿入することで、前記碍子4の中心軸線X回りの回動が阻止される。従って、前記碍子4が中心軸線X回りに回動した後、この中心軸線Xに沿って前記板状部材13の一面側に抜けることがない。
なお、前記シーズヒータ3の他端側に対応する取付孔14´は、図4(c)に示すように、一端側に対応する取付孔14に対し面対称に形成される。この場合、前記碍子4は、図4(c)において右回りにπ/2(=90°)回動させる点が異なるだけで、同様に前記ケーシング2に対し取り付けられる。そして、前述した通り、前記碍子4は、筒状部5に対し第一突起6及び第二突起7がそれぞれ軸対称に設けられると共に、前記第一突起6と第二突起7が中心軸線Xを基準にπ/2(=90°)ずらされている、即ち一の第一突起6と隣接する二つの第二突起7とが成す角度が等しいため、中心軸線X回りに左右どちらに回動させたとしても、前記ケーシング2に対し同じ姿勢となる。従って、右回りに取り付ける場合であっても、左回りに取り付ける場合であっても、共通の前記碍子4を用いることができる。
このように、前記ケーシング2に前記碍子4を取り付けることで、前記シーズヒータ3が絶縁状態で保持されると、前記リード部24を折り曲げる必要がなくなるので、前記シーズヒータ3を前記ケーシング2に取り付ける工程の機械化が可能になるばかりでなく、前記ヒータパイプ23を封止する図示しない栓の破損を抑制することができる。また、前記リード部24に図示しないコネクタを固定する場合、仮に前記リード部24とコネクタの結合が外れても、前記碍子4が前記ケーシング2に保持され続けるので、前記シーズヒータ3は前記ケーシング2に保持され続ける。
以上のように本発明の電熱器具としてのオーブントースター1は、ケーシング2と、このケーシング2に対し取り付けられる碍子4と、この碍子4によって絶縁保持されるヒータ3とを有して構成され、前記碍子4が、一端側が開放した有底筒状の筒状部5を有し、この筒状部5の他端側の底部10に挿通孔11を形成し、前記筒状部5の中心軸線Xと直交して筒状部5の外面に第一突起6及び第二突起7を形成し、これらの第一突起6と第二突起7を前記中心軸線X方向に離間して設け、前記第一突起6の形成方向と第二突起7の形成方向を前記中心軸線X回りにずらして形成すると共に、前記中心軸線Xから前記第一突起6の先端までの突出寸法Pよりも、前記中心軸線Xから前記第二突起7の先端までの突出寸法Pを大とし、前記中心軸線X及び突出方向と直交する前記第一突起6の幅方向寸法Wよりも、前記中心軸線X及び突出方向と直交する前記第二突起7の幅方向寸法Wを大とし、前記ケーシング2が、前記碍子4の第一突起6と第二突起7の中心軸線X方向距離Gよりも薄い板状部材13から構成され、このケーシング2に取付孔14を形成し、この取付孔14を、前記筒状部5に対応する円孔部15と、前記第一突起6に対応する切欠部16とを有して構成し、前記円孔部15を、前記筒状部5を中心軸線X回りに回動可能な内径寸法Dに形成すると共に、前記切欠部16を、前記第一突起6が通過可能で且つ前記第二突起7が通過不可能な寸法に形成したことで、前記碍子4を前記第一突起6側から前記取付孔14に挿入し、中心軸線X回りに回動させて、前記碍子4を前記ケーシング2に対し容易に取り付けることができ、これによって、シーズヒータ3を容易に絶縁状態でケーシング2に保持させることができるばかりでなく、オーブントースター1の製造時にシーズヒータ3のリード部24を曲げる必要がないため、製造工程を自動化することができるものである。
また、本発明の電熱器具としてのオーブントースター1は、前記碍子4に前記第二突起7を複数且つ前記第一突起6の数の同数又は倍数設けると共に、前記第二突起7及び複数設けられる場合の前記第一突起5を、前記中心軸線Xを基準として等角度間隔に設けることで、前記碍子4を中心軸線X回りに右回りに回動させた場合と左回りに回動させた場合の何れであっても、前記取付孔14の切欠部16を前記第二突起7によって塞ぐことができるので、前記碍子4を左右どちらに回動させて取り付けることもできるものである。
また、本発明の電熱器具としてのオーブントースター1は、前記第二突起7の数nが2であり、前記第一突起6と第二突起7を中心軸線X回りにπ/2(=90°)ずらすことで、前記碍子4を中心軸線X回りに右回りに回動させた場合と左回りに回動させた場合の何れであっても、π/2(=90°)回動させることになるので、オーブントースター1における碍子4の向きを揃えることができるものである。
また、本発明の電熱器具としてのオーブントースター1は、前記ケーシング2の切欠部16Bに、前記第二突起7に当接させて前記碍子4の回動範囲を制限するための当接片17を設けることで、前記碍子4の位置合わせを容易に行うことができるものである。
更に、本発明の電熱器具としてのオーブントースター1は、前記第一突起6における前記第二突起7側に凹部12を形成すると共に、この凹部12と係合する係止爪部22を前記ケーシング2に形成することで、前記係止爪部22を前記凹部12に嵌めることで、前記碍子4の回動が阻止され、これによって、前記碍子4が前記ケーシング2から外れるのを阻止することができるものである。
次に、本発明の第二の実施形態について、図10に基づいて説明する。この第二の実施形態におけるオーブントースターは、第一の実施形態と同様に、ケーシング31と図示しないシーズヒータと碍子32を有する。図10(a)に示すように、碍子32は、筒状部33と、第一突起34と、第二突起35とを有して構成される。前記筒状部33は、一方側に開口部36が形成され、内部に挿入空間37が形成されると共に、他方側に底部38を有する。そして、前記底部38の中央には、挿通孔39が形成される。
前記第一突起34は、前記筒状部33の一方側の端部に一箇所形成される。なお、この第一突起34は、前記筒状部33の中心軸線を基準として、放射方向に延びて形成される。また、前記第一突起34は、角丸の直方体状に形成される。そして、前記第一突起34の他方側の基端側には、図示しない凹部が形成される。
前記第二突起35は、前記筒状部33における前記第一突起34よりも他方側に二箇所形成される。そして、前記第二突起35は、前記第一突起34との間に、前記中心軸線方向に間隔をおいて形成される。なお、これらの第二突起35は、前記筒状部33の中心軸線を基準として、放射方向に延びて形成される。また、前記第二突起35は、角丸の直方体状に形成される。更に、二つの前記第二突起35は、前記中心軸線を基準として、軸対称に設けられる。そして、前記第二突起35は、前記第一突起34に対し、中心軸線回りにπ/2、即ち90°ずらして形成される。なお、前記第一突起34と第二突起35の突出量及び幅の関係は、第一の実施形態と共通である。
前記ケーシング31は、金属板等の板状部材40によって構成される。なお、この板状部材40の厚さは、前記碍子32における前記第一突起34と第二突起35の中心軸線方向の距離よりも小さい。そして、この板状部材40には、取付孔41が形成される。この取付孔41について詳述する。この取付孔41は、円孔部42と、一つの切欠部43を有して構成される。前記円孔部42は、前記碍子32の筒状部33に対応して円形に形成される。なお前記円孔部42の直径は、前記碍子32の筒状部33の外径よりも大である。また、前記切欠部43は、前記碍子32の第一突起34に対応して、角丸の方形に形成される。また、切欠部43の側縁44には、当接片45が前記板状部材40の一面側に折り曲げ形成される。更に、前記板状部材40には、前記取付孔41を切り欠くように、係止爪部46が形成される。この係止爪部46は、前記板状部材40の他面側に折り曲げられることで、前記碍子32の第一突起34の凹部内に挿入される。なお、前記第一突起34と第二突起35と切欠部43との寸法関係は、第一の実施形態における第一突起6と第二突起7と切欠部16Bの寸法関係と共通である。また、本実施形態における前記碍子32の固定手順は、第一の実施形態とは異なり、右回りにπ/2(=90°)回動させる。その他の手順は、第一の実施形態と共通する。
なお、第二の実施形態における碍子32は、第一の実施形態におけるケーシング2の取付孔14に取り付けることも可能である。この場合、第一突起34が切欠部16Aを通るように、碍子32を取付孔14に挿入した後、中心軸線回りに回動させる。そして、前記取付孔14の切欠部16A,16Bは、前記碍子32に第二突起35が二つ設けられているので、これらの第二突起35によって共に塞がれる。
次に、本発明の第三の実施形態について、図11に基づいて説明する。この第三の実施形態におけるオーブントースターは、上記各実施形態と同様に、ケーシング51と図示しないシーズヒータと碍子52を有する。図11(a)に示すように、碍子52は、筒状部53と、第一突起54と、第二突起55とを有して構成される。前記筒状部53は、一方側に開口部56が形成され、内部に挿入空間57が形成されると共に、他方側に底部58を有する。そして、前記底部58の中央には、挿通孔59が形成される。
前記第一突起54は、前記筒状部53の一方側の端部に三箇所形成される。なお、これらの第一突起54は、前記筒状部53の中心軸線を基準として、放射方向に延びて形成される。また、前記第一突起54は、角丸の直方体状に形成される。更に、前記第一突起54は、等角度間隔、即ち2π/3(=120°)毎に形成される。そして、前記第一突起54の他方側の基端側には、図示しない凹部が形成される。
前記第二突起55は、前記筒状部53における前記第一突起54よりも他方側に三箇所形成される。そして、前記第二突起55は、前記第一突起54との間に、前記中心軸線方向に間隔をおいて形成される。なお、これらの第二突起55は、前記筒状部53の中心軸線を基準として、放射方向に延びて形成される。また、前記第二突起55は、角丸の直方体状に形成される。更に、三つの前記第二突起55は、等角度間隔、即ち2π/3(=120°)毎に形成される。そして、前記第二突起55は、前記第一突起54に対し、中心軸線回りにπ/3、即ち60°ずらして形成される。なお、前記第一突起54と第二突起55の突出量及び幅の関係は、第一の実施形態と共通である。
前記ケーシング51は、金属板等の板状部材60によって構成される。なお、この板状部材60の厚さは、前記碍子52における前記第一突起54と第二突起55の中心軸線方向の距離よりも小さい。そして、この板状部材60には、取付孔61が形成される。この取付孔61について詳述する。この取付孔61は、円孔部62と、三つの切欠部63を有して構成される。前記円孔部62は、前記碍子52の筒状部53に対応して円形に形成される。なお前記円孔部62の直径は、前記碍子52の筒状部53の外径よりも大である。また、前記切欠部63は、前記碍子52の第一突起54に対応して、角丸の方形に形成される。また、一の切欠部63Bの側縁64には、当接片65が前記板状部材60の一面側に折り曲げ形成される。更に、前記板状部材60には、前記取付孔61を切り欠くように、係止爪部66が形成される。この係止爪部66は、前記板状部材60の他面側に折り曲げられることで、前記碍子52の第一突起54の凹部内に挿入される。なお、前記第一突起54と第二突起55と切欠部63との寸法関係は、第一の実施形態における第一突起6と第二突起7と切欠部16の寸法関係と共通である。また、本実施形態における前記碍子52の固定手順は、第一の実施形態とは異なり、左回りにπ/3(=60°)回動させる。その他の手順は、第一の実施形態と共通する。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の歯にないで種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施形態では、当接片を一の切欠部に設けたが、図12(a)に示すように、取付孔81の複数の切欠部82毎に当接片83を設けてもよい。また、上記各実施形態では、係止爪部を一つだけ設けたが、図12(b)に示すように、各第一突起に設けられた凹部に対応して、これらの凹部と同数となるように係止爪部91を設けてもよい。
本実施形態では、電熱器具としてオーブントースターを用いて説明したが、要は、ヒータを碍子で固定する電熱器具であれば適用可能であり、例えば、暖房装置や他の電熱調理器具においても適用される。
1 オーブントースター(電熱器具)
2,31,51 ケーシング
3 シーズヒータ(ヒータ)
4,32,52 碍子
5,33,53 筒状部
6,34,54 第一突起
7,35,55 第二突起
10,38,58 底部
11,39,59 創通孔
12 凹部
13,40,60 板状部材
14,41,61 取付孔
15,42,62 円孔部
16,16A,16B,43,63,63B 切欠部
17,45,65 当接片
22,46,66 係止爪部
X 中心軸線

Claims (5)

  1. ケーシングと、このケーシングに対し取り付けられる碍子と、この碍子によって絶縁されるヒータとを有して構成される電熱器具において、
    前記碍子が、一端側が開放した有底筒状の筒状部を有し、この筒状部の他端側の底部に挿通孔を形成し、前記筒状部の中心軸線と交差して前記筒状部の外面に第一突起及び第二突起を形成し、これらの第一突起と第二突起を前記中心軸線方向に離間して設け、前記第一突起の形成方向と第二突起の形成方向を前記中心軸線回りにずらして形成すると共に、
    前記ケーシングが、前記碍子の第一突起と第二突起の中心軸線方向距離よりも薄い板状部材から構成され、このケーシングに取付孔を形成し、この取付孔を、前記筒状部に対応する円孔部と、前記第一突起に対応する切欠部とを有して構成し、前記円孔部を、前記筒状部を中心軸線回りに回動可能な内径寸法に形成すると共に、前記切欠部を、前記第一突起が通過可能で且つ前記第二突起が通過不可能な寸法に形成したことを特徴とする電熱器具。
  2. 前記碍子に前記第二突起を複数且つ前記第一突起の数の同数又は倍数設けると共に、前記第二突起及び複数設けられる場合の前記第一突起を、前記中心軸線を基準として等角度間隔に設けたことを特徴とする請求項1記載の電熱器具。
  3. 前記第二突起の数をnとした場合、前記第一突起と第二突起を中心軸線回りにπ/nずらして形成したことを特徴とする請求項2記載の電熱器具。
  4. 前記ケーシングの切欠部に、前記第二突起に当接させて前記碍子の回動範囲を制限するための当接片を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電熱器具。
  5. 前記第一突起における前記第二突起側に凹部を形成すると共に、この凹部と係合する係止爪部を前記ケーシングに形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電熱器具。
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