JP2017006597A - 判断装置、判断方法、及び判断プログラム - Google Patents

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Masahiro Hara
政博 原
利昭 舟久保
Toshiaki Funakubo
利昭 舟久保
大輔 内田
Daisuke Uchida
大輔 内田
明大 猪又
Akita Inomata
明大 猪又
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Abstract

【課題】失禁を減少する。【解決手段】管理サーバ30は、摂取した水分の量、及び水分の摂取時間に基づいて、生成される尿量を推定すると共に、生成される尿量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定する推定部32を含む。また、管理サーバ30は、前記推定部32が推定した結果に応じて警告を通知する通知部33を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、判断装置、判断方法、及び判断プログラムに関する。
近年、発汗量、及び尿量といった生体情報を測定し、人又は動物の健康管理に利用する手法が提案されている。
生体情報を用いた健康管理の1つとして、例えば失禁の減少を支援する試みが行われている。従来の失禁減少手法では、例えば体に取り付けたセンサから膀胱に超音波を送信し、膀胱の前壁部及び後壁部の各々で反射した超音波の受信時間差を測定する。そして、超音波の受信時間差が閾値以上となった場合に、膀胱に尿が溜まっていると判定して警告を出力することで、排尿を促す。
特開2006−226919号公報 特開平8−80285号公報 特開平8−52133号公報
しかしながら、従来の失禁減少手法では、膀胱内の尿量を計測する手法を用いるため、膀胱に溜められる尿の量が予め定めた量以上にならなければ、警告を出力しない。すなわち、膀胱に溜められる尿の量が予め定めた量未満の状況では、警告を出力して排尿を促すことができない。従って、例えば警告が出力された際に、ちょうどトイレに行くことのできない事情がある場合、失禁につながる可能性が考えられる。
このように、従来の方法では、膀胱に尿が溜まったことを検出した段階で警告を出力するため、予め対策をとることができない。
一つの側面として、本発明は、予め失禁の可能性があることを知らせる警告を通知することで失禁を減少することを目的とする。
一つの態様では、判断装置は、摂取した水分の量、及び水分の摂取時間に基づいて、水分の摂取時間以降に生成される尿量を推定し、生成される尿量に基づいて推定した膀胱内の尿量と、膀胱の容量と、から警告すべき容量値となる時間を推定する推定部を含む。また、判断装置は、推定部が推定した結果に応じて警告を通知する通知部を含む。
一つの側面として、予め失禁の可能性があることを知らせる警告を通知することで失禁を減少することができる、という効果を有する。
第1実施形態〜第5実施形態に係る失禁抑制システムの一例を示す図である。 ウェアラブルセンサの外観の一例を示す図である。 生活情報の入力画面の一例を示す図である。 個人特性DBのデータ構造の一例を示す図である。 生活情報記録DBのデータ構造の一例を示す図である。 排尿予定時間と失禁予定時間との対応の一例を示す図である。 第1実施形態〜第5実施形態に係る管理サーバをコンピュータで実現する場合の構成の一例を示す図である。 判断処理の流れの一例を示すフローチャートである。 個人特性・生活情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 病型係数設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 アラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 逐次膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 食物水分量テーブルの一例を示す図である。 個人特性・生活情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 アラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 高速道路移動中における排尿制限時間の例を示す図である。 膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 高速道路移動中における排尿制限時間の例を示す図である。 睡眠深度の変化の一例を示す図である。 第6実施形態に係る失禁抑制システムの構成の一例を示す図である。 第6実施形態に係る管理サーバをコンピュータで実現する場合の構成の一例を示す図である。 第6実施形態に係るアラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 アラート通知時間帯算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 レム睡眠時及びノンレム睡眠時における生理現象に関する状態例を示す図である。 第7実施形態に係る失禁抑制システムの構成の一例を示す図である。 第7実施形態に係る管理サーバをコンピュータで実現する場合の構成の一例を示す図である。 第7実施形態に係るアラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 レム睡眠の検知方法の一例を説明する模式図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る失禁抑制システム1の一例を示す図である。失禁抑制システム1は、例えばウェアラブルセンサ10、操作端末20、及び管理サーバ30を含む。そして、ウェアラブルセンサ10及び操作端末20は通信回線50で接続され、操作端末20及び管理サーバ30は通信回線51で接続される。
なお、通信回線50及び通信回線51の回線種別に制限はなく、例えばインターネット回線、イントラネット回線、又は専用線等、何れの回線種別であってもよく、更に、有線、無線、又は有線と無線との混在等、何れの接続形態であってもよい。
図2は、ウェアラブルセンサ10の外観の一例を示す図である。
ウェアラブルセンサ10は、失禁の頻度を減少させたい、すなわち失禁を抑制させたい対象者(以下、ユーザと称す)に装着又は携帯される。ウェアラブルセンサ10は、ユーザの失禁状況及び単位時間あたりの平均発汗量を測定する機器であり、送信部11、尿センサ12、及び発汗センサ13を含む。
尿センサ12は、例えば下着表面等、失禁した場合に尿によって濡れることが予想される領域に設置されるプローブ14と、送信部11と、に接続される。
プローブ14は、例えば尿に濡れることで抵抗値が変化する抵抗素子を含み、尿センサ12は、プローブ14の抵抗値を監視し、プローブ14の抵抗値の変化からユーザが失禁したか否かを検知する。ユーザの失禁を検知した場合、尿センサ12は、ユーザが失禁したとの情報、すなわち失禁発生情報を送信部11に送信する。
一方、発汗センサ13は、ユーザの皮膚等、発汗した場合に汗によって濡れることが予想される領域に貼り付けられるアタッチメント15と、送信部11と、に接続される。
アタッチメント15もプローブ14と同様に、例えば汗が付着することで抵抗値が変化する抵抗素子を含む。発汗センサ13は、アタッチメント15の抵抗値を監視し、アタッチメント15の抵抗値からユーザの発汗量を推定する。そして、発汗センサ13は、例えば1分といった単位時間あたりの平均発汗量(以下、単に「平均発汗量」と称す)を計測し、平均発汗量を送信部11に送信する。
なお、尿センサ12による尿検知方法、及び発汗センサ13による平均発汗量の計測方法は一例であり、プローブ14及びアタッチメント15の抵抗値の変化を用いる方法に限らず、例えば湿度の変化を監視する方法等、公知の方法が適用できる。例えば、皮膚を覆うカプセルにガスを供給することで汗をガスで換気し、換気したガスの湿度変化から発汗量を測定する換気カプセル法等を用いてもよい。
また、尿センサ12とプローブ14との接続形態、及び発汗センサ13とアタッチメント15との接続形態は、有線又は無線の何れであってもよいが、ユーザの動きやすさを考慮すれば、無線での接続が好ましい。
送信部11は、尿センサ12から送信された失禁発生情報、及び発汗センサ13から送信された平均発汗量を、操作端末20に送信する。後述するように、平均発汗量はユーザの膀胱内尿量の推定に用いられる。従って、送信部11は、失禁発生情報及び平均発汗量を定期的に操作端末20に送信してもよいが、尿センサ12及び発汗センサ13からこれらの情報を受信する毎に、できるだけ遅延なく操作端末20に送信する方が好ましい。
一方、操作端末20は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット端末等の、通信機能を備え、各種情報の入出力及び処理を実行する情報機器である。
例えば操作端末20には、水分の摂取時間及び摂取量、排尿時間及び排尿量、就寝時間、並びに起床時間等といった、ユーザの生活行動に関する情報、すなわち生活情報が記録される。
生活情報はユーザが操作端末20に記録してもよいが、ユーザの家族が記録するようにしてもよい。失禁は小学生以下の子供に見られる場合が多いが、子供による操作端末20の操作は比較的困難であることが多いため、この場合には、ユーザに代わってユーザを監督する立場にある保護者が生活情報を操作端末20に記録する方が好ましい。従って、一例として第1実施形態では、ユーザの保護者が操作端末20に生活情報を入力するものとして説明を行う。なお、以降ではユーザの保護者のことを、単に「保護者」ということにする。
また、操作端末20は、ウェアラブルセンサ10から失禁発生情報及び平均発汗量を受信し、管理サーバ30に送信する中継機能を備える。
更に、操作端末20は、管理サーバ30から指示されるタイミングで、振動及び音の少なくとも一方を発生させる警告機能を備える。
このような機能を備えた操作端末20は、例えばセンサデータ受信部21、センサデータ送信部22、アラート受信部23、バイブレータ24、スピーカ25、生活情報記録送信部26、ディスプレイ27、及び入力部28を含む。
センサデータ受信部21は、失禁発生情報及び平均発汗量をウェアラブルセンサ10から受信する。そして、センサデータ受信部21は、受信した失禁発生情報及び平均発汗量をセンサデータ送信部22に送信する。
センサデータ送信部22は、ユーザを一意に識別するため、管理サーバ30の管理者によって予めユーザに割り当てられた識別子(以下、患者IDと称す)、及び現在時刻情報を付加した上で、受信した失禁発生情報及び平均発汗量を管理サーバ30に送信する。
なお、センサデータ受信部21及びセンサデータ送信部22は、失禁発生情報及び平均発汗量を定期的に送信先へ送信してもよい。しかし、上述したユーザの膀胱内尿量の推定の観点から見て、センサデータ受信部21及びセンサデータ送信部22は、失禁発生情報及び平均発汗量を受信する毎に、できるだけ遅延なく各々の送信先に送信する方が好ましい。
アラート受信部23は、バイブレータ24、スピーカ25、及び管理サーバ30に接続され、ユーザに排尿を促す警告を出力するように指示する通知であるアラート通知を管理サーバ30から受信する。アラート受信部23は、アラート通知を受信した場合、バイブレータ24のスイッチをオンにして操作端末20を振動させることで、振動の検知範囲内に存在する人に警告を出力する。また、アラート受信部23は、アラート通知を受信した場合、スピーカ25から音を出力して、音の到達範囲内に存在する人に警告を出力する。
なお、アラート受信部23は、アラート通知を受信した場合、バイブレータ24又はスピーカ25の何れか一方から警告を出力するようにしてもよい。
生活情報記録送信部26は、ディスプレイ27、入力部28、及び管理サーバ30と接続され、保護者によって入力部28から入力された生活情報を受け付け、ディスプレイ27に表示すると共に、入力された生活情報を管理サーバ30に送信する。この際、生活情報記録送信部26は、ユーザに予め割り当てられた患者IDを生活情報に付加して管理サーバ30に送信する。
入力部28は、保護者が操作端末20に入力する生活情報を受け付ける。生活情報は、例えばタッチパネル、キーボード、又はマウス等で入力してもよく、音声で入力するようにしてもよい。
図3は、操作端末20のディスプレイ27に表示される、生活情報の入力画面の一例を示す図である。
図3の例では、ユーザの服薬時間、水分の摂取時間、就寝時間、着替え時間、排尿時間、起床時間等を操作端末20に記録する。なお、水分の摂取時間を記録する際には、水分摂取量も操作端末20に記録する。また、排尿時間を記録する際には、排尿量も操作端末20に記録する。また、就寝時間とは、ユーザが目を閉じて就寝を開始した時間をいう。
一方、管理サーバ30は、操作端末20から失禁発生情報、平均発汗量、及び生活情報を受信し、予め管理サーバ30に記憶されている、ユーザの生体に関する情報である個人特性情報を用いて、ユーザの失禁予定時間を推定する。そして、管理サーバ30は、推定した失禁予定時間に基づいて、ユーザが就寝中に失禁しないようにするためには、ユーザがいつ排尿すればよいかを判定し、排尿を推奨する時間にアラート通知を操作端末20に送信する。
そのため、管理サーバ30は、例えばセンサ情報受信部31、推定部32、通知部33、及び生活情報記録受信部34の各機能部を含む。更に、推定部32は、膀胱内尿量推定部35、及び排尿予定時間計算部36を含み、通知部33は、アラート判定部37、及びアラート通知部38を含む。
また、管理サーバ30は、例えば個人特性情報を管理する個人特性DB(DB:Database)39、及び生活情報を管理する生活情報記録DB40を含む。
センサ情報受信部31は、例えば操作端末20のセンサデータ送信部22、膀胱内尿量推定部35、個人特性DB39を記憶する記憶部、及び生活情報記録DB40を記憶する記憶部に接続される。
センサ情報受信部31は、平均発汗量をセンサデータ送信部22から受信した場合、平均発汗量に付加された患者IDを参照し、個人特性DB39で管理される患者IDに対応する平均発汗量を、受信した平均発汗量へ更新する。
図4は、個人特性DB39で管理される情報のデータ構造の一例を示す図である。
図4に示すように、個人特性DB39には、例えば患者ID、特性名、及び特性情報が行方向に各々対応づけられ、患者ID毎に登録される。
ここで、特性名としては例えば、病型、排尿制限開始時間、排尿制限終了時間、平均発汗量、及び最大膀胱容量等の個人特性が登録され、特性情報には、特性名に登録された各個人特性に対応する情報が登録される。
病型とは、ユーザの失禁原因の特徴を示す個人特性であり、大きく分類して「膀胱型」、「多尿型」、及び「混合型」の3タイプが存在する。
膀胱型とは、膀胱容量が他の同年代のユーザの膀胱容量の平均値と比較して小さいため、失禁が起こりやすくなっている状態をいう。多尿型とは、夜間における尿生成速度が他の同年代のユーザの尿生成速度の平均値と比較して速いため、失禁が起こりやすくなっている状態をいう。また、混合型とは、膀胱型と多尿型の両方の失禁原因を有する状態をいう。
なお、病型は、例えば医師がユーザに対して膀胱容量検査、及び夜間に排出される尿量検査等を実施することで特定され、特定されたユーザの病型のタイプが個人特性DB39に予め登録される。
排尿制限開始時間とは、ユーザが排尿を我慢しなければならない期間、すなわち排尿制限期間の開始時間を示す。具体的には、例えばユーザの就寝予定時間が排尿制限開始時間として個人特性DB39に予め登録される。
排尿制限終了時間とは、排尿制限期間の終了時間を示す。具体的には、例えばユーザの起床予定時間が排尿制限終了時間として個人特性DB39に予め登録される。なお、以降では、排尿制限開始時間をT、排尿制限終了時間をTで表す。
平均発汗量には、既に説明したように、ウェアラブルセンサ10で計測されたユーザの平均発汗量が登録され、センサ情報受信部31が平均発汗量をセンサデータ送信部22から受信する毎に、当該平均発汗量が更新される。
最大膀胱容量とは、ユーザが膀胱に溜めることができる最大の尿量を示す。最大膀胱容量は、例えば膀胱容量検査、又は排尿量の最大値を調べることで特定され、特定された最大膀胱容量が個人特性DB39に予め登録される。
なお、個人特性DB39に登録されるユーザ毎の個人特性の種類は、図4に例示した個人特性DB39の特性名欄に記載される個人特性に限られず、状況に応じて年齢等、他の個人特性も登録するようにしてもよい。
また、センサ情報受信部31は、失禁発生情報をセンサデータ送信部22から受信した場合、失禁発生情報に付加された患者IDを参照し、患者IDに対応したユーザが失禁、すなわち「おねしょ」をしたことを生活情報記録DB40に記録する。
図5は、生活情報記録DB40のデータ構造の一例を示す図である。
図5に示すように、生活情報記録DB40には、例えば患者ID、時刻、生活情報種別、及び水分量が行方向に各々対応づけられ、センサ情報受信部31、又は後述する生活情報記録受信部34によって、患者ID毎にユーザの生活行動に関する情報が記録される。
ここで、生活情報種別とは、ユーザの生活行動の種別を表す情報である。例えばユーザが水分を摂取すれば「水分摂取」、ユーザが排尿をすれば「排尿」、ユーザが就寝すれば「就寝」、ユーザが起床すれば「起床」といった情報が、操作端末20で生活情報種別として記録される。
また、センサ情報受信部31から通知される失禁発生情報等の生活情報、及び後述する生活情報記録受信部34等から通知される生活情報には、時刻情報が付加される。従って、生活情報記録DB40は、通知された生活情報に対応する生活情報種別を記録する際、生活情報に付加された時刻情報を、生活情報に対応する生活行動が行われた時刻として、生活情報記録DB40の時刻の欄に記録する。
なお、生活情報種別が「水分摂取」の場合、生活情報記録DB40は、後述する生活情報記録受信部34によって受信された生活情報に含まれた水分摂取量の情報を、生活情報記録DB40の水分量の欄に記録する。また、生活情報種別が「排尿」の場合、生活情報記録DB40は、後述する生活情報記録受信部34によって受信された生活情報に含まれた排尿量の情報を、生活情報記録DB40の水分量の欄に記録する。逆に言えば、水分量と関係のない生活情報種別、例えば「就寝」及び「起床」等の場合には、対応する生活情報記録DB40の水分量の欄は空欄となる。
なお、図5に示す生活情報記録DB40には、一例として過去24時間のユーザ毎の生活情報を記録するため、時刻の欄に時分情報しか記録されていない。しかし、生活情報記録DB40には、時分情報に加えて更に日付情報も時刻の欄に記録するようにして、過去24時間以前のユーザ毎の生活情報も記録するようにしてもよいことは言うまでもない。
生活情報記録受信部34は、操作端末20の生活情報記録送信部26、個人特性DB39を記憶する記憶部、及び生活情報記録DB40を記憶する記憶部に接続され、生活情報記録送信部26から受信した生活情報を患者ID毎に生活情報記録DB40に記録する。
一方、膀胱内尿量推定部35は、センサ情報受信部31、排尿予定時間計算部36、及び生活情報記録DB40を記憶する記憶部に接続される。
膀胱内尿量推定部35は、摂取した水分の量、当該水分の摂取時間、尿の生成率、水分を摂取した時間からの累積発汗量、及び、水分の摂取時間における膀胱内尿量を用いた算出式から、水分摂取以後のユーザの膀胱内尿量を推定する。
水分を摂取した時間を基準、すなわち“t=0”とした場合の、水分摂取以後の時間tにおけるユーザの膀胱内尿量B(t)は、(1)式で示される。
ここで、W(t)は、時刻t=0から時刻tまでに摂取した水分量(水分摂取量)、N(t)は、各時刻tにおけるユーザの尿の生成率、及びD(t)は、時刻t=0から時刻tまでの累積発汗量を表す。また、B(0)は、時刻t=0におけるユーザの膀胱内尿量を表す。
膀胱内尿量推定部35は、水分摂取量W(t)を、生活情報記録DB40の生活情報種別が「水分摂取」と記録された行データに含まれる水分量の記録から取得する。
また、膀胱内尿量推定部35は、以下に示す(2)式を用いて尿の生成率N(t)を算出する。
ここで、“c”はユーザの病型係数であり、ユーザの抗利尿ホルモンの働きを示す係数である。病型係数の値が小さい程、抗利尿ホルモンの働きが強く、尿の生成率N(t)が抑制される。
例えばユーザが活動中、すなわち就寝していない時間帯では“c=1”となり、ユーザが就寝中であり、かつ、ユーザの病型が多尿型または混合型である場合も、ユーザが活動中の場合と同じく“c=1”となる。
本来であれば、就寝中に分泌される抗利尿ホルモンは、活動中に分泌される抗利尿ホルモンの約2倍となり、活動中に比べて尿の生成量が抑制される。しかし、ユーザの病型が多尿型または混合型である場合、就寝中であっても抗利尿ホルモンの分泌量が低下し、活動中と同程度の抗利尿ホルモンしか分泌されない場合があるため、同じ病型係数が適用される。
一方、ユーザが就寝中であり、かつ、ユーザの病型が膀胱型である場合には、“c=0.6”となる。これは、病型が膀胱型である場合、自律神経の働きによって膀胱の大きさを調整する機能に障害があることが多く、就寝中に分泌される抗利尿ホルモンの分泌量は正常であるからである。
また、(2)式においてaは尿生成の速さを表す。例えば時刻tにおいてユーザが排尿したとすれば、時刻tにおける排尿直前のユーザの膀胱内尿量Bt1は、時刻tにおけるユーザの排尿量と同じになると考えられることから、(3)式で表される。
ここで、Wは、時刻t=0において摂取した水分量であり、生活情報記録DB40から得られる値である。また、Tは、時刻t=0から時刻tまでの経過時間を表し、Dt1は、時刻t=0から時刻tまでの累積発汗量であり、個人特性DB39に記録されるユーザの単位時間あたりの平均発汗量と、時刻tと、から得られる値である。また、既に説明したように、膀胱内尿量Bt1は、時刻tにおけるユーザの排尿量とみなすことができるため、生活情報記録DB40の排尿記録に対応する水分量から得られる値である。従って尿生成の速さaは、(3)式を変形して(4)式のように表すことができる。
なお、ユーザが排尿する毎に、ユーザの膀胱内尿量は0になるものとする。
従って、個人特性DB39に含まれる病型の特性情報及び平均発汗量と、生活情報記録DB40に含まれる水分摂取量、排尿量、及びこれらの時間情報と、から、尿の生成率N(t)が得られる。
一方、累積発汗量D(t)は、尿生成の速さaを取得する処理の過程で説明したように、個人特性DB39に記録されるユーザの単位時間あたりの平均発汗量と、時刻tと、から得られる値である。また、B(0)は、(1)式を再帰的に算出することによって得られる。
従って、膀胱内尿量推定部35は、(1)式を用いて、時刻t=0を推定開始時間とした、ユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。
更に、膀胱内尿量推定部35は、直前に推定したユーザの膀胱内尿量B(t)の推定開始時間を、予め定めた単位時間Δtだけずらして、ユーザの膀胱内尿量B(t)を繰り返し推定することで、各々の推定開始時間に対応した膀胱内尿量B(t)を得る。
そして、膀胱内尿量推定部35は、各々の推定開始時間に対応した膀胱内尿量B(t)を、排尿予定時間計算部36に出力する。
排尿予定時間計算部36は、膀胱内尿量推定部35、通知部33に含まれるアラート判定部37、及び個人特性DB39を記憶する記憶部に接続される。
排尿予定時間計算部36は、膀胱内尿量推定部35から受信した膀胱内尿量B(t)と、個人特性DB39から取得した最大膀胱容量と、を用いて、各々の推定開始時間に対応した膀胱内尿量B(t)毎に、失禁予定時間を算出する。ここで、失禁予定時間とは、ユーザが排尿してから、以降、一度も排尿しないと仮定した場合に、ユーザが失禁すると考えられる時間をいう。
また、排尿予定時間計算部36は、算出した失禁予定時間に対応する直前の排尿時間、すなわち排尿予定時間を対応づける。なお、以降では排尿予定時間をu、失禁予定時間をT(u)で表す。
具体的には、排尿予定時間計算部36は、最大膀胱容量の90%を、当該最大膀胱容量を有するユーザの膀胱内尿量閾値Bthに設定する。そして、排尿予定時間計算部36は、膀胱内尿量B(t)を参照し、膀胱内尿量B(t)が膀胱内尿量閾値Bthを超える時間を算出し、算出した時間を失禁予定時間T(u)とする。また、排尿予定時間計算部36は、失禁予定時間T(u)の算出に用いた膀胱内尿量B(t)の推定開始時間を、排尿予定時間uとして設定する。
図6は、各々の推定開始時間に対応した膀胱内尿量B(t)毎の排尿予定時間uと失禁予定時間T(u)との対応の一例を示す図である。
図6に示すように、排尿予定時間計算部36は、膀胱内尿量推定部35から受信した膀胱内尿量B(t)毎に、排尿予定時間uと失禁予定時間T(u)とを対応づける。
更に、排尿予定時間計算部36は、個人特性DB39から対応するユーザの排尿制限終了時間を取得する。そして、排尿予定時間計算部36は、膀胱内尿量B(t)毎に算出された複数の失禁予定時間T(u)の中から、排尿制限終了時間以降で、かつ、排尿制限終了時間に最も近い失禁予定時間T(u)を選択する。また、排尿予定時間計算部36は、選択した失禁予定時間T(u)に対応する排尿予定時間uを選択する。
更に、排尿予定時間計算部36は、選択した排尿予定時間uをアラート判定部37に出力する。
アラート判定部37は、排尿予定時間計算部36、アラート通知部38、及び個人特性DB39に接続される。
アラート判定部37は、個人特性DB39から対応するユーザの排尿制限開始時間Tを取得する。そして、アラート判定部37は、取得した排尿制限開始時間Tと、排尿予定時間計算部36から受信した排尿予定時間uと、現在時刻Tと、を用いて、後述する予め定めたルールに従って、ユーザに警告を出力するタイミングを判定する。
その後、アラート判定部37は、判定したタイミングでアラート通知指示をアラート通知部38に出力する。
アラート通知部38は、アラート判定部37、及び操作端末20のアラート受信部23に接続され、アラート判定部37からアラート通知指示を受信した場合、アラート通知をアラート受信部23に出力する。
以上により、操作端末20がアラート通知を受信すると、操作端末20のバイブレータ24及びスピーカ25の少なくとも一方から、ユーザ及び保護者の少なくとも一方に向けて警告が出力される。なお、保護者が警告を認識した場合、ユーザに排尿するように注意喚起する。以降では、ユーザ及び保護者の少なくとも一方を、「ユーザ等」で表す。
次に、図7に、管理サーバ30をコンピュータで実現する場合の構成図の例を示す。
コンピュータ100は、CPU102、メモリ104、及び不揮発性の記憶部106を含む。CPU102、メモリ104、及び不揮発性の記憶部106は、バス108を介して互いに接続される。また、コンピュータ100は、入力装置112及び通信装置114とコンピュータ100とを接続して互いにデータを送受信するためのI/O(Input/Output)110を備え、I/O110はバス108に接続される。
入力装置112は、例えばキーボード及びマウス等の、コンピュータ100の管理者がコンピュータ100に指示を与えるためのデバイスを含む。また、入力装置112は、例えばCD−ROM又はフラッシュメモリ等の記録媒体116に記録されるデータを読み取るための読み取り装置を含む。
通信装置114は、通信回線51に接続するためのインターフェースを含み、通信回線51に接続される操作端末20とデータの送受信を行う。なお、記憶部106は、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等によって実現できる。
記憶部106には、コンピュータ100を図1に示す管理サーバ30として機能させるための判断プログラム120が記憶される。記憶部106に記憶される判断プログラム120は、センサ情報受信プロセス122、膀胱内尿量推定プロセス124、排尿予定時間計算プロセス126、アラート判定プロセス128、アラート通知プロセス130、及び生活情報記録受信プロセス132を含む。
CPU102は、判断プログラム120を記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、判断プログラム120に含まれる各プロセスを実行する。
CPU102が、判断プログラム120を記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、判断プログラム120を実行することで、コンピュータ100が図1に示す管理サーバ30として動作する。
また、CPU102がセンサ情報受信プロセス122を実行することで、コンピュータ100が図1に示すセンサ情報受信部31として動作する。また、CPU102が膀胱内尿量推定プロセス124を実行することで、コンピュータ100が図1に示す膀胱内尿量推定部35として動作する。また、CPU102が排尿予定時間計算プロセス126を実行することで、コンピュータ100が図1に示す排尿予定時間計算部36として動作する。また、CPU102がアラート判定プロセス128を実行することで、コンピュータ100が図1に示すアラート判定部37として動作する。また、CPU102がアラート通知プロセス130を実行することで、コンピュータ100が図1に示すアラート通知部38として動作する。更に、CPU102が生活情報記録受信プロセス132を実行することで、コンピュータ100が図1に示す生活情報記録受信部34として動作する。
また、CPU102が、個人特性情報格納領域140に格納された個人特性情報をメモリ104に展開することで、メモリ104に個人特性DB39が生成される。また、CPU102が、生活情報格納領域142に格納された生活情報をメモリ104に展開することで、メモリ104に生活情報記録DB40が生成される。更に、CPU102が、定数格納領域144に格納された値をメモリ104に展開することで、メモリ104に、コンピュータ100で使用される各種閾値等の定数が記憶される。
なお、コンピュータ100は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、第1実施形態に係る管理サーバ30の作用について説明する。第1実施形態に係る管理サーバ30は、例えば操作端末20から患者IDと共に受け付けた指定時刻に、判断処理を実行する。
なお、CPU102は、例えば現在時刻Tを管理するカレンダ機能を備え、判断プログラム120に含まれる各プロセスは、例えば予め定めたAPI(Application Programming Interface)を用いることで、CPU102から現在時刻Tを取得することができる。しかし、現在時刻Tの取得方法はこれに限られず、例えば、現在時刻Tを、通信回線51に接続される時刻サーバ等から取得するようにしてもよい。
図8は、第1実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS100において、膀胱内尿量推定部35は、メモリ104の予め定めた領域に予め記憶される終了フラグの値を、例えば“0”に初期化する。終了フラグは、例えば“0”又は“1”の値を取り、判断処理を終了するか否かを表す変数である。
ステップS200において、膀胱内尿量推定部35は、個人特性DB39及び生活情報記録DB40から、ユーザの膀胱内尿量B(t)の推定に用いる個人特性情報及び生活情報を取得する。ステップS200の処理で、ユーザの膀胱内尿量B(t)の推定に用いる個人特性情報又は生活情報が取得できない場合、以降の処理を実行してもユーザの膀胱内尿量B(t)の推定が困難であるため、膀胱内尿量推定部35は、終了フラグの値を“1”に設定する。なお、ステップS200で実行される処理の詳細は後ほど説明する。
ステップS300において、膀胱内尿量推定部35は、メモリ104から終了フラグの値を取得し、終了フラグの値が“1”であるか否かを判定する。
終了フラグの値が“1”である場合、管理サーバ30は、ユーザの膀胱内尿量B(t)の推定、及び膀胱内尿量B(t)から推定される失禁予定時間T(u)に対応した排尿予定時間uに基づくユーザ等へのアラート通知を行うことなく判断処理を終了する。
一方、終了フラグの値が“1”以外、すなわち“0”である場合、ステップS400に移行し、以降の処理を実行する。
ステップS400において、膀胱内尿量推定部35は推定開始時間を変化させ、各々の推定開始時間毎にユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、排尿予定時間計算部36は、推定された膀胱内尿量B(t)毎に、膀胱内尿量B(t)と、ユーザの膀胱内尿量閾値Bthと、を比較して、失禁予定時間T(u)を算出すると共に、算出した失禁予定時間T(u)に対応する排尿予定時間uを対応づける。
更に、排尿予定時間計算部36は、膀胱内尿量B(t)毎に算出された複数の失禁予定時間T(u)の中から、排尿制限終了時間T以降で、かつ、排尿制限終了時間Tに最も近い失禁予定時間T(u)を選択する。
また、排尿予定時間計算部36は、選択した失禁予定時間T(u)に対応する排尿予定時間uを選択する。すなわち、排尿予定時間計算部36は、ユーザが就寝中に失禁しないために推奨される排尿時間である排尿予定時間uを選択する。
なお、ステップS400で実行される処理の詳細は後ほど説明する。
ステップS500において、アラート判定部37は、排尿制限開始時間Tと、選択した排尿予定時間uと、現在時刻Tと、を用いて、後述する予め定めたルールに従って、ユーザ等に警告を出力するタイミングを判定する。
そして、アラート通知部38は、アラート判定部37が判定したタイミングでアラート通知を操作端末20に出力することで、失禁予定時間T(u)になる前までに、尿の排出を促す警告をユーザ等に出力する。従って、ユーザが就寝中に失禁する頻度を減少すること、すなわち失禁を抑制することができる。なお、ステップ500で実行される処理の詳細は後ほど説明する。
以上の処理により、判断処理が終了する。
次に、図8のステップS200における処理の詳細について説明する。
図9は、ステップS200における個人特性・生活情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS105において、膀胱内尿量推定部35は、個人特性DB39から、ユーザ等から受け付けた患者IDに関する各個人特性情報を取得する。そして、膀胱内尿量推定部35は、取得した個人特性情報の各々をメモリ104の予め定めた領域に記憶する。
また、膀胱内尿量推定部35は、生活情報記録DB40から、ユーザ等から受け付けた患者IDに関する各生活情報を取得し、取得した生活情報の各々をメモリ104の予め定めた領域に記憶する。
ステップS110において、膀胱内尿量推定部35は、メモリ104の予め定めた領域からアラート通知可能期間を表す情報を取得し、現在時刻Tがアラート通知可能期間内であるか否かを判定する。
例えば昼間等、ユーザが活動している時間帯に排尿を促す警告をユーザ等に出力しても、ユーザが就寝の準備に入る前に排尿を促す警告を出力する場合と比較して、就寝中の失禁を抑制する効果が低くなる場合がある。
従って、排尿制限開始時間Tの例えば3時間前から、排尿制限終了時間Tまでの期間をアラート通知可能期間と定義し、膀胱内尿量推定部35は、現在時刻Tがアラート通知可能期間内であるか否かを判定する。
なお、アラート通知可能期間の開始時刻を排尿制限開始時間Tの3時間前とするのは一例であり、ユーザの状況に応じたアラート通知可能期間の開始時刻を、例えば個人特性DB39に登録するようにしてもよい。
ステップS110の判定処理が肯定判定の場合にはステップS115に移行する。一方、否定判定の場合には、例えば、ユーザ等が警告の通知を希望する時間帯ではないため、現在時刻Tがアラート通知可能期間内にはない。従って、ステップS155に移行し、膀胱内尿量推定部35は、メモリ104に記憶される終了フラグの値を“1”に設定し、個人特性・生活情報取得処理を終了する。
ステップS115において、膀胱内尿量推定部35は、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域に、生活情報種別が「水分摂取」の記録が有るか否かを判定する。そして、肯定判定の場合にはステップS120に移行する。一方、否定判定の場合には、ユーザの水分摂取量が不明であることから、ユーザの膀胱内尿量B(t)が推定できないためステップS155に移行し、膀胱内尿量推定部35は、メモリ104に記憶される終了フラグの値を“1”に設定する。
ステップS120において、膀胱内尿量推定部35は、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、生活情報種別が「水分摂取」に対応した水分量を、水分摂取量として取得する。また、膀胱内尿量推定部35は、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、水分の摂取時間を取得する。
ステップS125において、膀胱内尿量推定部35は、ユーザが就寝中か否かに関する情報、及びユーザの病型に関する情報をメモリ104から取得して、ユーザの膀胱内尿量B(t)の推定に用いられる病型係数cを設定する病型係数設定処理を実行する。
図10は、ステップS125の処理で実行される病型係数設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS160において、膀胱内尿量推定部35は、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域に、生活情報種別が「就寝」の記録が有るか否かを判定し、否定判定の場合にはステップS165に移行する。
メモリ104に生活情報種別が「就寝」の記録がないということは、現時点でユーザは活動中であることから、ステップS165において、膀胱内尿量推定部35は、ユーザの病型係数cとして活動中の病型係数である“1”を選択する。
一方、ステップS160の判定処理が肯定判定の場合には、ステップS170に移行する。
ステップS170において、膀胱内尿量推定部35は、個人特性情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、特性名が「病型」に対応した特性情報を取得する。
ステップS175において、膀胱内尿量推定部35は、ステップS170で取得した特性情報が膀胱型であるか否かを判定し、肯定判定の場合にはステップS180に移行し、否定判定の場合にはステップS185に移行する。
ステップS180において、膀胱内尿量推定部35は、ユーザの病型が膀胱型であることから、ユーザの病型係数cとして膀胱型に対応する病型係数である“0.6”を選択する。
一方、ステップS185において、膀胱内尿量推定部35は、ユーザの病型が多尿型又は混合型であることから、ユーザの病型係数cとして多尿型又は混合型に対応する病型係数である“1.0”を選択する。
以上により、図10に示す病型係数設定処理が終了する。
引き続き、図9のフローチャートの説明に戻る。
ステップS130において、膀胱内尿量推定部35は、個人特性情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、平均発汗量を取得する。
ステップS135において、膀胱内尿量推定部35は、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域に、生活情報種別が「排尿」の記録が有るか否かを判定する。
肯定判定の場合にはステップS140に移行する。一方、否定判定の場合には、ユーザの排尿量が不明であることから、ユーザの膀胱内尿量B(t)が推定できないためステップS155に移行する。そして、ステップS155において、膀胱内尿量推定部35は、メモリ104に記憶される終了フラグの値を“1”に設定し、個人特性・生活情報取得処理を終了する。
ステップS140において、膀胱内尿量推定部35は、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、生活情報種別が「排尿」に対応した水分量を、排尿量として取得する。
ステップS145において、膀胱内尿量推定部35は、CPU102から現在時刻Tを取得し、ステップS120の処理で取得した水分の摂取時間から現在時刻Tまでの経過時間Tを算出する。また、膀胱内尿量推定部35は、算出した経過時間Tと、ステップS130の処理で取得した平均発汗量と、を用いて、水分の摂取時間から現在時刻Tまでの累積発汗量Dを算出する。
また、膀胱内尿量推定部35は、ステップS120の処理で取得した水分摂取量を水分摂取量Wとし、ステップS140の処理で取得した排尿量を排尿量Bとする。
そして、膀胱内尿量推定部35は、以上のようにして取得した経過時間T、病型係数c、累積発汗量D、水分摂取量W、及び排尿量Bを(4)式に代入することで、ユーザの尿生成の速さaを算出する。なお、現在時刻Tが(4)式の時刻tに相当する時間となる。
膀胱内尿量推定部35は、算出した尿生成の速さaをメモリ104の予め定めた領域に記憶する。
更に、ステップS150において、膀胱内尿量推定部35は、個人特性情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、排尿制限開始時間T及び排尿制限終了時間Tを取得する。
以上により、図9に示す個人特性・生活情報取得処理が終了する。
次に、図8のステップS400における処理の詳細について説明する。
図11は、ステップS400における膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS405において、膀胱内尿量推定部35は、CPU102から現在時刻Tを取得し、取得した現在時刻Tを排尿予定時間uに設定する。
ステップS410において、膀胱内尿量推定部35は、ステップS405で設定した排尿予定時間uを、膀胱内尿量B(t)を推定する際に用いる時間変数であるシミュレーション時刻vに設定する。なお、以降では、シミュレーション時刻vを単に「時刻v」で表す。
ステップS415において、膀胱内尿量推定部35は、時刻vにおける膀胱内尿量増加量B'(v)を算出する。
水分摂取以後の時刻vにおけるユーザの膀胱内尿量B(v)は(1)式で示され、ユーザの尿の生成率は(2)式で示されることから、微小時間に区切った単位時間あたりの膀胱内尿量増加量B'(v)は(5)式のように示すことができる。
すなわち、微小時間に区切った単位時間あたりの膀胱内尿量増加量B'(v)は、図9のステップS145の処理で算出した尿生成の速さa、図9のステップS125の処理で設定した病型係数c、及び時刻vにおける水分摂取量W(v)から算出できる。なお、時刻vにおける水分摂取量W(v)は、図9のステップS120の処理で取得した水分摂取量を用いることができる。
ステップS420において、膀胱内尿量推定部35は、時刻vがシミュレーション終了時間より前か否かを判定する。シミュレーション終了時間は、どの程度の期間に亘ってユーザの膀胱内尿量増加量B(v)を推定するかを決定する時間であり、一例として排尿予定時間uから24時間後をシミュレーション終了時間に設定する。なお、シミュレーション終了時間の設定に制限はなく、他の時間を設定してもよいことは言うまでもない。
ステップS420の判定処理が肯定判定の場合には、ステップS425に移行する。そして、ステップS425において、膀胱内尿量推定部35は、現在の時刻vに単位時間Δtを加えた時間を新たな時刻vとした上でステップS415に移行し、ステップS415及びステップS420の処理を繰り返す。
すなわち、膀胱内尿量推定部35は、排尿予定時間uからシミュレーション終了時間に達するまで、単位時間Δtずつ増加する時刻v毎の膀胱内尿量増加量B'(v)を算出する。
ステップS430において、膀胱内尿量推定部35は、ステップS415の処理で算出した、排尿予定時間uからシミュレーション終了時間までにおける膀胱内尿量増加量B'(v)を用いて、時刻tにおけるユーザの膀胱内尿量B(t)を算出する。ユーザの膀胱内尿量B(t)は、既に説明したように(1)式で示される。従って、ユーザの膀胱内尿量B(t)は、(1)式を膀胱内尿量増加量B'(v)を用いて表した(6)式によって算出することができる。
ステップS435において、排尿予定時間計算部36は、個人特性情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、最大膀胱容量を取得する。そして、排尿予定時間計算部36は、例えば、取得した最大膀胱容量の90%を膀胱内尿量閾値Bthに設定する。なお、膀胱内尿量閾値Bthとして設定する最大膀胱容量の割合に制限はない。
そして、排尿予定時間計算部36は、ステップS430の処理で算出したユーザの膀胱内尿量B(t)を参照し、膀胱内尿量B(t)が膀胱内尿量閾値Bthを超える際の時刻tthを算出する。時刻tthでは、ユーザの膀胱に溜められた尿が膀胱の容量の90%を超え、ユーザが失禁する可能性が高まっていると推定されることから、排尿予定時間計算部36は、時刻tthを失禁予定時間T(u)としてメモリ104の予め定めた領域に記憶する。
また、排尿予定時間計算部36は、失禁予定時間T(u)の算出に用いた膀胱内尿量B(t)の排尿予定時間uを、失禁予定時間T(u)と対応づけてメモリ104の予め定めた領域に記憶する。
ステップS440において、排尿予定時間計算部36は、図9のステップS150で、膀胱内尿量推定部35が取得した排尿制限終了時間Tを参照し、ステップS435で算出した失禁予定時間T(u)が排尿制限終了時間Tより前か否かを判定する。
仮に、失禁予定時間T(u)が排尿制限終了時間Tより前である場合、ユーザが就寝中に失禁予定時間T(u)に達してしまうということを意味する。従って、排尿予定時間計算部36は、排尿予定時間uを後ろにずらした上で、更にユーザの膀胱内尿量B(t)を推定して失禁予定時間T(u)を算出する。
そのため、ステップS440の判定処理が肯定判定の場合には、ステップS445に移行する。
ステップS445において、膀胱内尿量推定部35は、排尿予定時間uが、ステップS420の判定処理で用いたシミュレーション終了時間より前か否かを判定し、肯定判定の場合には、ステップS450に移行する。
ステップS450において、膀胱内尿量推定部35は、現在の排尿予定時間uに単位時間Δtを加えた時間を新たな排尿予定時間uとした上でステップS410に移行し、ステップS410からステップS440までの各処理を繰り返す。ステップS410からステップS440までの各処理を繰り返すことで、図6に示したような排尿予定時間uと失禁予定時間T(u)とを対応付けたデータが複数得られる。
一方、ステップS440、又はステップS445の判定処理で否定判定となった場合には、ステップS455に移行する。
ステップS455において、排尿予定時間計算部36は、ステップS435の処理でメモリ104に記憶した複数の失禁予定時間T(u)の中から、排尿制限終了時間T以降で、かつ、排尿制限終了時間Tに最も近い失禁予定時間T(u)を選択する。更に、排尿予定時間計算部36は、選択した失禁予定時間T(u)に対応づけられた排尿予定時間uを選択する。
以上により、図11に示す膀胱内尿量推定処理が終了する。
次に、図8のステップS500における処理の詳細について説明する。
図12は、ステップS500におけるアラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS505において、アラート判定部37は、例えばCPU102から現在時刻Tを取得する。そして、アラート判定部37は、取得した現在時刻Tが、図9のステップS150で膀胱内尿量推定部35が取得した排尿制限開始時間Tより前か否かを判定する。肯定判定の場合にはステップS510に移行する。
ステップS510において、アラート判定部37は、ステップS505の処理で取得した現在時刻Tが、図11のステップS455の処理で選択した排尿予定時間uより前か否かを判定する。当該判定結果が否定判定、すなわち、現在時刻Tが排尿予定時間u以降である場合には、ステップS515に移行する。
ステップS515において、アラート判定部37は、アラート通知指示をアラート通知部38にできるだけ遅延なく出力する。また、アラート通知指示を受信したアラート通知部38は、アラート通知を操作端末20のアラート受信部23にできるだけ遅延なく出力し、アラート通知処理を終了する。
アラート通知を受信した操作端末20は、操作端末20に備えられたバイブレータ24及びスピーカ25の少なくとも一方を起動して、ユーザ等に警告を出力する。このようにして、排尿を促す警告がユーザ等に出力される。
なお、アラート判定部37は、アラート通知指示を現在時刻Tが排尿制限開始時間Tに達するまでにアラート通知部38に出力するようにしてもよい。
このように、排尿予定時間uが排尿制限開始時間Tより前であって、更に、現在時刻Tが排尿予定時間u以降で、かつ、排尿制限開始時間Tより前である場合には、少なくとも排尿制限開始時間Tに達する前までに警告がユーザ等に通知される。従って、ユーザが警告に気づいて排尿すれば、この場合の失禁予定時間T(u)はユーザの排尿制限終了時間T以降、すなわち起床後であることから、ユーザの失禁を抑制することができる。
一方、ステップS510の判定処理で肯定判定となった場合には、ステップS520に移行する。
ステップS520において、アラート判定部37は、排尿予定時間uが排尿制限開始時間Tより前か否かを判定し、肯定判定の場合にはステップS525に移行する。
ステップS525において、アラート判定部37は、CPU102から現在時刻Tを逐次取得し、現在時刻Tが排尿予定時間uになったタイミングで、アラート通知指示をアラート通知部38に出力する。また、アラート通知指示を受信したアラート通知部38は、アラート通知を操作端末20のアラート受信部23にできるだけ遅延なく出力し、アラート通知処理を終了する。
このように、排尿予定時間uが排尿制限開始時間Tより前であって、かつ、現在時刻Tが排尿予定時間uより前である場合には、ユーザ等への警告が排尿予定時間uに通知される。従って、ユーザが警告に気づいて排尿すれば、この場合の失禁予定時間T(u)はユーザの排尿制限終了時間T以降、すなわち起床後であることから、ユーザの失禁を抑制することができる。
一方、ステップS520の判定処理で否定判定となった場合、すなわち、排尿予定時間uが排尿制限開始時間T以降である場合には、ステップS530に移行する。
なお、排尿予定時間uが排尿制限開始時間T以降であるため、ユーザの失禁を抑制するためには、管理サーバ30は、ユーザが就寝する前までにユーザ等に警告を出力すると共に、更に、ユーザの就寝中にもユーザ等に警告を出力する必要がある。
そのため、ステップS530において、アラート判定部37は、CPU102から現在時刻Tを逐次取得し、現在時刻Tが排尿制限開始時間Tになる前までに、アラート通知指示をアラート通知部38に出力する。また、アラート通知指示を受信したアラート通知部38は、アラート通知を操作端末20のアラート受信部23にできるだけ遅延なく出力する。このステップS530の処理によって、ユーザが就寝する前に、ユーザに排尿を促すことができる。
なお、アラート判定部37は、就寝中の排尿回数をできるだけ抑制させるには、できるだけ排尿制限開始時間Tの直前に、アラート通知指示をアラート通知部38に出力する方が好ましい。なお、排尿制限開始時間Tの直前とは、排尿制限開始時間Tから、排尿制限開始時間Tの直前とみなすことができる予め定めた時間だけ前のタイミングをいい、この予め定めた時間は、例えば図7の定数格納領域144に記憶され、メモリ104に展開される。
次に、ステップS535において、膀胱内尿量推定部35は、ユーザの就寝中における膀胱内尿量を逐次推定する逐次膀胱内尿量推定処理を実行する。
図13は、ステップS535における逐次膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS560において、膀胱内尿量推定部35は、CPU102から現在時刻Tを取得し、図9のステップS120の処理で取得した水分の摂取時間から現在時刻Tまでの経過時間Tを算出する。
そして、膀胱内尿量推定部35は、算出した経過時間Tと、図9のステップS130の処理で取得した平均発汗量と、を用いて、水分の摂取時間から現在時刻Tまでの累積発汗量Dを算出する。
ステップS565において、膀胱内尿量推定部35は、水分の摂取時間をシミュレーション時刻vにおける膀胱内尿量の基準時間とするため、水分の摂取時間と時刻v=0と対応付ける。
ステップS570において、膀胱内尿量推定部35は、図11のステップS415で説明した処理を実行して、時刻vにおける単位時間あたりの膀胱内尿量増加量B'(v)を算出する。
ステップS575において、膀胱内尿量推定部35は、時刻vが、ステップS560の処理で取得した現在時刻Tに対応するシミュレーション時間上の時刻Vより前であるか否かを判定する。肯定判定の場合には、現在時刻Tにおける膀胱内尿量B(T)の推定に用いられる単位時間あたりの膀胱内尿量増加量B'(v)が、時刻v=0から時刻Vまで算出されていないため、ステップS580に移行する。
ステップS580において、膀胱内尿量推定部35は、現在の時刻vに単位時間Δtを加えた時間を新たな時刻vとした上でステップS570に移行する。そして、膀胱内尿量推定部35は、ステップS570、S575、及びS580の処理を繰り返すことで、単位時間あたりの膀胱内尿量増加量B'(v)を時刻v=0から時刻Vまで算出する。
一方、ステップS575の判定処理で否定判定となった場合には、ステップS585に移行する。
ステップS585において、膀胱内尿量推定部35は、ステップS570の処理で算出した、各々の時刻vにおける単位時間あたりの膀胱内尿量増加量B'(v)を用いて、現在時刻Tにおけるユーザの膀胱内尿量B(T)を算出する。
既に説明したように、ユーザの膀胱内尿量B(t)は(1)式で表される。従って、現在時刻Tにおけるユーザの膀胱内尿量B(T)は、(1)式を膀胱内尿量増加量B'(v)を用いて表した(7)式によって算出することができる。
以上により、図13に示す逐次膀胱内尿量推定処理が終了する。
引き続き、図12のフローチャートの説明に戻る。
ステップS540において、膀胱内尿量推定部35は、ステップS535の処理で推定した、現在時刻Tにおけるユーザの膀胱内尿量B(T)が、図11のステップS435の処理で設定した膀胱内尿量閾値Bthより大きいか否かを判定する。否定判定の場合には、現在時刻Tにおいて、まだユーザは失禁する可能性が低いとみなすことができるため、ステップS535に移行する。すなわち、膀胱内尿量推定部35は、ユーザの膀胱内尿量B(T)が膀胱内尿量閾値Bthを超えるまで逐次膀胱内尿量推定処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS540の判定処理が肯定判定の場合には、ステップS545に移行する。
ステップS545において、アラート判定部37は、アラート通知指示をアラート通知部38にできるだけ遅延なく出力する。また、アラート通知指示を受信したアラート通知部38は、アラート通知を操作端末20のアラート受信部23にできるだけ遅延なく出力し、アラート通知処理を終了する。
このように、排尿予定時間uが排尿制限開始時間T以降であって、かつ、現在時刻Tが排尿制限開始時間Tより前である場合には、排尿制限開始時間Tになる前までに、警告がユーザ等に通知される。更に、ユーザの膀胱内尿量B(T)が膀胱内尿量閾値Bthを超えた際にも、ユーザ等に警告が通知される。従って、ユーザが警告に気づいて就寝前及び就寝中に排尿すれば、就寝中の排尿に対応する失禁予定時間T(u)は、ユーザの排尿制限終了時間T以降、すなわち起床後であることから、ユーザの失禁を抑制することができる。
一方、ステップS505の判定処理が否定判定の場合、すなわち、現在時刻Tが排尿制限開始時間T以降である場合には、ステップS535に移行する。そして、既に説明したステップS535〜S545の各処理を実行することで、ユーザの就寝中にユーザの膀胱内尿量B(T)が膀胱内尿量閾値Bthを超えた際に、警告がユーザ等に通知される。従って、ユーザが警告に気づいて就寝中に排尿すれば、就寝中の排尿に対応する失禁予定時間T(u)は、ユーザの排尿制限終了時間T以降、すなわち起床後であることから、ユーザの失禁を抑制することができる。
以上により、図12に示すアラート通知処理が終了する。
このように第1実施形態に係る管理サーバ30によれば、管理サーバ30は、生活情報及び個人特性情報に基づいてユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、管理サーバ30は、ユーザが起床した後に失禁予定時間T(u)がくるようにするためには、いつ排尿をすればよいか推定する。そして、管理サーバ30は、推定した排尿時間、すなわち排尿予定時間uと、就寝予定時間である排尿制限開始時間Tと、現在時刻Tと、を用いて、失禁予定時間T(u)になる前までにアラート通知を操作端末20に送信して、ユーザ等に警告を出力させる。従って、ユーザの失禁を抑制し、失禁回数を減少させることができる。更に、ユーザの失禁回数を減少させることで、尿が付着した衣服等の洗濯回数を減少させることができる場合があるため、保護者が家事に費やす時間も減少させることができる。
なお、図1では、一例として、ウェアラブルセンサ10と、操作端末20と、を接続する通信回線50、及び操作端末20と、管理サーバ30と、を接続する通信回線51を異なる通信回線とした。しかし、通信回線を通信回線51に共通化し、ウェアラブルセンサ10を通信回線51に直接接続するようにしてもよい。
また、図1では、一例として、操作端末20はバイブレータ24、スピーカ25、ディスプレイ27、及び入力部28を含むものとして説明したが、これらは必ずしも、操作端末20に含まれていなくてもよい。例えば、操作端末20と接続される外部のバイブレータ24、スピーカ25、ディスプレイ27、及び入力部28を用いるようにしてもよい。
また、操作端末20だけでなく、ウェアラブルセンサ10にもバイブレータ24及びスピーカ25の少なくとも一方を備え、管理サーバ30から直接、又は管理サーバ30から操作端末20を経由して、ウェアラブルセンサ10にアラート通知を送信してもよい。ウェアラブルセンサ10はユーザによって携帯されているため、操作端末20から警告を出力するより、ユーザにおける警告の認識度合いが向上する場合がある。
(第2実施形態)
第1実施形態に係る管理サーバ30では、ユーザが実際に摂取した水分量の記録からユーザの膀胱内尿量B(t)を推定し、失禁予定時間T(u)になる前までにユーザ等に警告を出力することで、ユーザの失禁を抑制するようにした。
第2実施形態では、管理サーバ30は、例えば就寝前等にユーザが水分を摂取すると仮定した場合の失禁予定時間T(u)を推定する。そして、推定した失禁予定時間T(u)が排尿制限終了時間Tより前、すなわち、起床前になる場合には、失禁の恐れがあるため、管理サーバ30は、水分を摂取しないようにユーザ等に警告を出力する。
第2実施形態に係る失禁抑制システムには、図1に示した第1実施形態に係る失禁抑制システム1と同様のシステムが適用できる。従って、第2実施形態に係る管理サーバは、図7に示した第1実施形態に係る管理サーバ30をコンピュータで実現する場合の構成例と同様の構成となる。
まず、第2実施形態に係る操作端末20から、例えばユーザ等が、これからユーザが摂取しようとしている飲食物の名称を、飲食予定時間と共に図3に示した入力画面に入力する。この際、飲食物が飲み物でなく食物であっても、生活情報種別には「水分摂取」と登録し、摂取する食物の分量を記録する。例えば、食パンであれば枚数、スープであれば杯数、トマトであれば個数を摂取する食物の分量として記録する。
なお、飲食物が飲み物である場合には、ユーザ等は、摂取する水分量を入力画面から入力する。
入力部28は、入力画面から入力された生活情報種別が「水分摂取」であるにも関わらず、摂取した水分量が記録されていない場合、ユーザが食物を摂取するものと判定し、入力部28に予め備えられた食物水分量テーブルを参照する。
図14は食物水分量テーブルの一例を示す図である。図14に示すように、食物水分量テーブル60は、様々な食物名と、食物に含まれる水分量と、を行方向に対応づけたテーブルである。図14に示す食物水分量テーブル60の例では、食パン1枚には約26[ml]の水分が含まれ、ポタージュスープ1杯には約98[ml]の水分が含まれていることが示されている。
従って、入力部28は、食物水分量テーブル60を参照して、入力画面に入力された食物名及び摂取する分量から食物に含まれる水分量を算出する。そして、入力部28は、算出した水分量をユーザが摂取したものとして、生活情報種別が「水分摂取」の生活情報を生活情報記録送信部26に送信する。
すなわち、ユーザがまだ摂取していない飲食物ではあるが、実際に水分を摂取した場合と同じ生活情報記録が、管理サーバ30の生活情報記録DB40に記録されることになる。
後は、第1実施形態で説明した、管理サーバ30における水分摂取時からのユーザの膀胱内尿量B(t)の推定方法を利用して、飲食物を摂取した場合の失禁予定時間T(u)が、排尿制限終了時間Tより前になるか否かを判断する。そして、失禁予定時間T(u)が排尿制限終了時間Tより前であれば、ユーザが就寝中に失禁する可能性があると推測されるため、ユーザが飲食物を摂取する前に警告を出力して、ユーザに飲食物の摂取を控えるよう促すことで、失禁を抑制する。
第2実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れは、第1実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れの一例を示した図8のフローチャートと同様になる。
ただし、図8のステップ200、ステップS400、及びステップS500の各処理内部が第1実施形態に係る管理サーバ30と異なるため、以下に説明する。
図15は、第2実施形態に係る管理サーバ30の判断処理における、ステップS200での個人特性・生活情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図15に示す個人特性・生活情報取得処理が、図9に示した第1実施形態に係る個人特性・生活情報取得処理と異なる点は、ステップS152が追加された点である。なお、図15のステップS120の処理で、膀胱内尿量推定部35は、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から、ユーザがこれから摂取しようとしている飲食物(摂取予定飲食物)の水分量を水分摂取量として取得するものとする。
ステップS152において、膀胱内尿量推定部35は、ステップS120の処理で取得した水分摂取量に対応する水分摂取時間(以下、水分摂取予定時間Tという)を、生活情報が記憶されたメモリ104の予め定めた領域から取得する。これは、以下に説明するステップS400の膀胱内尿量推定処理において、ユーザが摂取予定飲食物を摂取した時点からのユーザの膀胱内尿量B(t)を推定するためである。
図16は、第2実施形態に係る管理サーバ30の判断処理における、ステップS400での膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図16に示す膀胱内尿量推定処理が、図11に示した第1実施形態に係る膀胱内尿量推定処理と異なる点は、図11のステップS405、及びステップS440からステップS455までの各処理が削除された点である。また、図11のステップS410がステップS412に、図11のステップS435がステップS436にそれぞれ置き換えられる。
ステップS412において、膀胱内尿量推定部35は、図15のステップS152の処理で取得した水分摂取予定時間Tを、時刻vに設定する。この時刻vの設定により、ユーザの膀胱内尿量B(t)の推定開始時間が、ユーザが摂取予定飲食物を摂取する時点に設定される。
ステップS415からステップS430の処理により、水分摂取予定時間Tからシミュレーション終了時間までの各時刻tにおけるユーザの膀胱内尿量B(t)が算出される。
従って、ステップS436において、排尿予定時間計算部36は、ステップS430の処理で算出したユーザの膀胱内尿量B(t)を参照し、膀胱内尿量B(t)が膀胱内尿量閾値Bthを超える際の時刻tthを算出する。そして、排尿予定時間計算部36は、算出した時刻tthを失禁予定時間T(T)としてメモリ104の予め定めた領域に記憶する。
ステップS436の処理によって、ユーザが仮に飲食物を摂取した場合の失禁予定時間T(T)が推定される。
図17は、第2実施形態に係る管理サーバ30の判断処理における、ステップS500でのアラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS590において、アラート判定部37は、図16のステップS436の処理で算出した失禁予定時間T(T)が、図15のステップS150の処理で取得したユーザの排尿制限終了時間Tより前か否かを判定する。そして、肯定判定の場合にはステップS595に移行する。
ここで、ステップS590の判定処理が肯定判定であるということは、ユーザが飲食物を摂取した場合には、排尿制限終了時間Tより前に失禁予定時間T(T)を迎えることを意味する。
従って、ステップS595において、アラート判定部37は、アラート通知指示をアラート通知部38にできるだけ遅延なく出力する。また、アラート通知指示を受信したアラート通知部38は、アラート通知を操作端末20のアラート受信部23にできるだけ遅延なく出力し、アラート通知処理を終了する。
一方、ステップS590の判定処理が否定判定の場合には、ユーザが飲食物を摂取しても、失禁予定時間T(T)は排尿制限終了時間T以降であるため、ユーザ等に警告を出力することなく、アラート通知処理を終了する。
このように第2実施形態に係る管理サーバ30によれば、生活情報及び個人特性情報に基づいて、仮に時刻Tに飲食物を摂取した場合のユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、管理サーバ30は、推定した膀胱内尿量B(t)から失禁予定時間T(T)を推定し、就寝中に失禁予定時間T(T)を迎える場合には、操作端末20からユーザ等に警告を出力させ、飲食物の摂取をやめるよう促す。従って、ユーザの失禁を抑制することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態に係るユーザの膀胱内尿量B(t)の推定処理を利用して、排尿できる時間が限定されているような状況であっても、どのタイミングで排尿すれば失禁を抑制できるかをユーザ等に通知する。
図18は、第3実施形態におけるユーザの状況を示す図である。図18に示すように、ユーザは車両62で高速道路を移動中に、トイレ設備が備えられた休憩所である、例えばサービスエリアSA1に立ち寄っているものとする。なお、休憩所はサービスエリアに限られず、パーキングエリアであってもよい。この際、ユーザは、サービスエリアSA1で排尿しない場合、次のサービスエリアSA2まで尿意を我慢することができるか否か判断に困ることがある。
そこで、第3実施形態に係る失禁抑制システムは、車両62がサービスエリアSA1を出発してからサービスエリアSA2に到着するまでの期間を排尿制限期間として取り扱い、サービスエリアSA2に到着した際のユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、失禁抑制システムは、ユーザの膀胱内尿量B(t)から失禁予定時間T(u)を推定し、失禁予定時間T(u)がサービスエリアSA2の到着時間より前であれば、サービスエリアSA1で排尿するように促す警告を出力する。
なお、第3実施形態に係る失禁抑制システムには、図1に示した第1実施形態に係る失禁抑制システム1と同様のシステムが適用できる。従って、第3実施形態に係る管理サーバは、図7に示した第1実施形態に係る管理サーバ30をコンピュータで実現する場合の構成例と同様の構成となる。
また、個人特性DB39の排尿制限開始時間には、ユーザがサービスエリアSA1を出発する時間が記憶され、個人特性DB39の排尿制限終了時間には、ユーザがサービスエリアSA2に到着する時間が記憶されているものとする。
なお、サービスエリアSA2の到着時間は、例えば車両62に備えられたカーナビゲーション、又は操作端末20に実装されたカーナビゲーションソフトウェアを用いて取得することができる。
第3実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れは、第1実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れの一例を示した図8のフローチャートと同様になる。
ただし、図8のステップS400、及びステップS500の各処理内部が第1実施形態に係る管理サーバ30と異なるため、以下に説明する。
図19は、第3実施形態に係る管理サーバ30の判断処理における、ステップS400での膀胱内尿量推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図19に示す膀胱内尿量推定処理が、図11に示した第1実施形態に係る膀胱内尿量推定処理と異なる点は、図11のステップS440からステップS455までの各処理が削除された点である。また、図11のステップS435がステップS437に置き換えられる。
ステップS405からステップS430の処理により、膀胱内尿量推定部35は、現在時刻Tからシミュレーション終了時間までの各時刻tにおけるユーザの膀胱内尿量B(t)を算出する。
ステップS437において、膀胱内尿量推定部35は、ステップS430の処理で算出したユーザの膀胱内尿量B(t)を参照し、膀胱内尿量B(t)が膀胱内尿量閾値Bthを超える際の時刻tthを算出する。そして、排尿予定時間計算部36は、算出した時刻tthを失禁予定時間T(u)としてメモリ104の予め定めた領域に記憶する。
そして、管理サーバ30は、図8に示したステップS500のアラート通知処理に代えて、図17に示した第2実施形態に係るアラート通知処理を実行する。
ただし、図17のステップS590では、図16のステップS436の処理で算出した失禁予定時間T(T)の代わりに、図19のステップS437の処理で算出した失禁予定時間T(u)を用いる。
そして、アラート判定部37は、失禁予定時間T(u)が、図9の第1実施形態に係るステップS150の処理で取得したユーザの排尿制限終了時間T、すなわちサービスエリアSA2の到着時間より前か否かを判定する。
ステップS590の処理が肯定判定、すなわち、サービスエリアSA2に到着する前に失禁予定時間T(u)を迎える場合には、ユーザ等に警告を出力してサービスエリアSA1で排尿するように注意を喚起する。
一方、ステップS590の処理が否定判定の場合、ユーザはサービスエリアSA1で排尿しなくても、サービスエリアSA2で排尿すれば失禁が抑制できると考えられるため、ユーザ等に警告を出力することなく、アラート通知処理を終了する。
このように第3実施形態に係る管理サーバ30によれば、サービスエリアSA1を出発してからサービスエリアSA2に到着するまでの移動期間を排尿制限期間とし、生活情報及び個人特性情報に基づいて、ユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、管理サーバ30は、膀胱内尿量B(t)から失禁予定時間T(u)を推定し、サービスエリアSA2に到着する前に失禁予定時間T(u)を迎える場合には、操作端末20からユーザ等に警告を出力させ、ユーザにサービスエリアSA1で排尿するように促す。従って、ユーザの失禁を抑制することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は第3実施形態の変形例であり、第3実施形態と同様に、例えばユーザが高速道路を移動している等、排尿できる時間が限定されているような状況にある場合であっても、どのタイミングで排尿すれば失禁を抑制できるかをユーザ等に通知する。
図20は、第4実施形態におけるユーザの状況を示す図である。図20に示すように、ユーザは車両62に乗車して高速道路を移動しているものとする。この際、ユーザは、車両62の進行方向に向かって最も近い場所にある次のサービスエリアSA1を通過し、サービスエリアSA1の先にあるサービスエリアSA2まで尿意を我慢することができるか否か判断に困ることがある。
そこで、第4実施形態に係る失禁抑制システムは、現在時刻TからサービスエリアSA2に到着するまでの期間を排尿制限期間として取り扱い、サービスエリアSA2に到着した際のユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、失禁抑制システムは、ユーザの膀胱内尿量B(t)から失禁予定時間T(u)を推定し、失禁予定時間T(u)がサービスエリアSA2の到着時間より前であれば、サービスエリアSA1で排尿するように促す警告を出力する。
なお、第4実施形態に係る失禁抑制システムには、図1に示した第1実施形態に係る失禁抑制システム1と同様のシステムが適用できる。従って、第4実施形態に係る管理サーバは、図7に示した第1実施形態に係る管理サーバ30をコンピュータで実現する場合の構成例と同様の構成となる。
また、個人特性DB39の排尿制限開始時間には、現在時刻Tが記憶され、個人特性DB39の排尿制限終了時間には、ユーザがサービスエリアSA2に到着する時間が記憶されているものとする。
なお、サービスエリアSA2の到着時間は、例えば車両62に備えられたカーナビゲーション、又は操作端末20に実装されたカーナビゲーションソフトウェアを用いて取得することができる。
第4実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れは、第3実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れと同じであり、サービスエリアSA2の到着時間におけるユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、第4実施形態に係る管理サーバ30の判断処理は、推定した膀胱内尿量B(t)と、膀胱内尿量閾値Bthと、を比較することで、失禁予定時間T(u)を推定する。
サービスエリアSA2に到着する前に失禁予定時間T(u)を迎える場合、管理サーバ30は、ユーザ等に警告を出力して、サービスエリアSA1で排尿するように注意を喚起する。
一方、サービスエリアSA2に到着した後に失禁予定時間T(u)を迎える場合には、ユーザはサービスエリアSA1で排尿しなくても、サービスエリアSA2で排尿すれば失禁が抑制できると考えられるため、管理サーバ30は、ユーザ等に警告を出力しない。
このように第4実施形態に係る管理サーバ30によれば、現在時刻TからサービスエリアSA2に到着するまでの移動期間を排尿制限期間とし、生活情報及び個人特性情報に基づいて、ユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、管理サーバ30は、膀胱内尿量B(t)から失禁予定時間T(u)を推定し、サービスエリアSA2に到着するまでに失禁予定時間T(u)を迎える場合、操作端末20からユーザ等に警告を出力させ、ユーザに次のサービスエリアSA1で排尿するように促す。従って、ユーザの失禁を抑制することができる。
なお、サービスエリアSA2は、車両62の進行方向に向かって2番目に近いサービスエリアに限定されず、n番目(nは2以上の整数)に近いサービスエリアであればよいことは言うまでもない。
(第5実施形態)
第5実施形態は、第4実施形態と同様に第3実施形態の変形例である。
例えば介護支援者(ヘルパー)が、1日のうち予め定めた時間毎に要介護者の自宅を訪問し、要介護者、すなわちユーザの身の回りの世話を行う訪問介護を実施しているとする。第5実施形態に係る失禁抑制システムは、ユーザが排尿できる時間がヘルパーのいる場合に限定されているような状況にある場合に、どのタイミングでユーザに排尿させれば失禁を抑制できるかをヘルパーに通知する。
なお、第5実施形態に係る失禁抑制システムには、図1に示した第1実施形態に係る失禁抑制システム1と同様のシステムが適用できる。従って、第5実施形態に係る管理サーバは、図7に示した第1実施形態に係る管理サーバ30をコンピュータで実現する場合の構成例と同様の構成となる。
ただし、個人特性DB39の排尿制限開始時間には、ヘルパーがユーザの自宅から退出する時間(退出時間)が記憶され、個人特性DB39の排尿制限終了時間には、ヘルパーが次にユーザの自宅を訪問する時間(次回訪問時間)が記憶されているものとする。
第5実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れは、第3実施形態に係る管理サーバ30の判断処理の流れと同じであり、次回訪問時間におけるユーザの膀胱内尿量B(t)を推定し、膀胱内尿量閾値Bthと比較することで失禁予定時間T(u)を推定する。
次回訪問時間になる前に失禁予定時間T(u)を迎える場合、管理サーバ30は、ヘルパーに警告を出力して、ヘルパーがユーザの自宅を退出する前に、ユーザに排尿させるよう注意を喚起する。
一方、次回訪問時間以後に失禁予定時間T(u)を迎える場合には、ヘルパーが今回の訪問でユーザに排尿させなくても、次回の訪問の際に排尿させればユーザの失禁が抑制できると考えられるため、管理サーバ30は、ヘルパーに警告を出力しない。
このように第5実施形態に係る管理サーバ30によれば、ヘルパーがユーザの自宅を退出してからユーザの自宅を再び訪問するまでの期間を排尿制限期間とし、生活情報及び個人特性情報に基づいて、ユーザの膀胱内尿量B(t)を推定する。そして、管理サーバ30は、膀胱内尿量B(t)から失禁予定時間T(u)を推定し、失禁予定時間T(u)が次回訪問時間の前であれば、操作端末20からヘルパーに警告を出力させ、ユーザの排尿支援を行ってからユーザの自宅を退出するように注意喚起を促す。従って、ユーザの失禁を抑制することができる。
(第6実施形態)
先に説明した第1実施形態では、ユーザが就寝中の場合、ユーザの膀胱内尿量B(t)を推定し、失禁予定時間T(u)になる前までにユーザ等に警告を出力してユーザを起こすことで、ユーザの失禁を抑制するようにした。
第6実施形態では、ユーザの就寝中において、失禁予定時間T(u)になる前までにユーザ等に警告を出力する際、ユーザの目覚めやすい時間帯を推定し、当該時間帯にユーザ等に警告を出力する失禁抑制システムについて説明する。
まず、図21を用いて、ユーザの睡眠の深さ、すなわち睡眠深度について説明する。
図21は、排尿制限開始時間Tから排尿制限終了時間Tまでの、就寝中におけるユーザの睡眠深度の変化の一例を示す図である。更に、図21ではユーザの睡眠深度の変化の他に、就寝中におけるユーザの体温の変化、及び膀胱内尿量B(t)の変化の一例を示している。
図21に示すように、人間の睡眠深度は深くなったり浅くなったりを周期的に繰り返す。睡眠深度が比較的浅い状態は「レム睡眠」と呼ばれ、身体の活動量は低下している一方、脳は活発に活動している。レム睡眠の間は既に脳が活動しているため、ユーザは尿意を感じ取り、トイレに行きたくなることがある。この際、睡眠深度が浅いため、ユーザは起床しやすく、しかも、脳が既に活動しているため、起床した場合の目覚めがよい。
一方、睡眠深度が比較的深い状態は「ノンレム睡眠」と呼ばれ、レム睡眠に比べて身体及び脳とも活動量が低下している。ノンレム睡眠は、レム睡眠と比較して脳の活動量が低下しているため、ノンレム睡眠中に起床させようとしても、ユーザは起床し難く、起床した後も、例えば残眠感及び疲労感等が認められ、目覚めが良くない状況が発生することがある。
図21の例では、例えばハッチングを付したt〜t間、t〜t間、t〜t間、t〜t間、及びt〜T間がレム睡眠の状態を表し、T〜t間、t〜t間、t〜t間、t〜t、及びt〜t間がノンレム睡眠の状態を表す。
また、図21に示すように、ユーザの体温は、就寝開始に伴って就寝前の体温より低下し、排尿制限終了時間T、すなわち起床時間が近づくに従って、体温が上昇する傾向が見られる。また、尿生成の速さaは(4)式で表されることから、ユーザが就寝中に排尿しなければ、就寝中におけるユーザの膀胱内尿量B(t)は、指数関数的に増加する。
ユーザ毎の個人差はあるが、睡眠深度の周期は一般に約90分であることが知られており、この約90分のうち約10〜20分がレム睡眠、残りの約70〜80分がノンレム睡眠となっている。図21の例では、例えばレム睡眠の開始時刻tから次のレム睡眠の開始時刻tまでの期間Jが約90分であり、レム睡眠の期間を示すt〜t間が約10〜20分、ノンレム睡眠の期間を示すt〜t間が約70〜80分となる。
従って、ユーザの就寝中において、失禁予定時間T(u)になる前までにユーザ等に警告を出力する際、ユーザがレム睡眠となっている時間帯に警告を出力すれば、レム睡眠以外の時間帯に警告を出力する場合と比較して、容易にユーザを起床させることができる。
なお、後ほど第7実施形態で説明するように、睡眠深度は、例えば脳波、眼球運動、心拍等、様々な生体情報から計測することが可能である。
図22は、第6実施形態に係る失禁抑制システム1Aの構成の一例を示す図である。図22に示す失禁抑制システム1Aが、図1に示す失禁抑制システム1の構成と異なる点は、睡眠状態推定部41及びアラート通知時間帯選択部42が推定部32に追加され、推定部32が推定部32Aに置き換えられた点である。また、アラート判定部37がアラート判定部37Aに置き換えられることに伴い、通知部33が通知部33Aに置き換えられる。更に、推定部32が推定部32A、及び通知部33が通知部33Aに置き換えられることに伴い、管理サーバ30も管理サーバ30Aに置き換えられる。
また、体温センサ52のウェアラブルセンサ10への追加に伴い、送信部11が送信部11Aに置き換えられると共に、ウェアラブルセンサ10がウェアラブルセンサ10Aに置き換えられる。なお、後ほど説明するが、本第6実施形態において、ウェアラブルセンサ10Aに体温センサ52を追加することは必須ではなく、第1実施形態に係るウェアラブルセンサ10をそのまま用いてもよい。
図22では、個人特性DB39及び生活情報記録DB40が推定部32Aに接続されている。これは、推定部32Aに含まれる膀胱内尿量推定部35、排尿予定時間計算部36、睡眠状態推定部41、及びアラート通知時間帯選択部42の各々が、個人特性DB39及び生活情報記録DB40に接続されていることを示している。
睡眠状態推定部41は、センサ情報受信部31、アラート通知時間帯選択部42、並びに、個人特性DB39及び生活情報記録DB40を記憶する記憶部に接続される。そして、睡眠状態推定部41は、例えばセンサ情報受信部31から受け付けたユーザの体温の変化からユーザの就寝を検知し、ユーザの就寝中にユーザがレム睡眠となる時間帯(レム睡眠時間帯)を推定する。睡眠状態推定部41は、推定したレム睡眠時間帯をアラート通知時間帯選択部42に出力する。
アラート通知時間帯選択部42は、睡眠状態推定部41、通知部33Aに含まれるアラート判定部37A、並びに、個人特性DB39及び生活情報記録DB40を記憶する記憶部に接続される。そして、アラート通知時間帯選択部42は、睡眠状態推定部41から受け付けたレム睡眠時間帯の中から、実際に警告を通知するレム睡眠時間帯、すなわち、アラート通知時間帯を選択し、選択したアラート通知時間帯をアラート判定部37Aに出力する。
アラート判定部37Aは、ユーザが就寝中で、かつ、失禁予定時間T(u)になる前までにユーザ等に警告を出力する必要があると判定した場合、受け付けたアラート通知時間帯に、アラート通知指示をアラート通知部38に出力する。
ウェアラブルセンサ10Aの送信部11Aは、尿センサ12から送信される失禁発生情報、及び発汗センサ13から送信される平均発汗量に加えて、更に体温センサ52から送信される体温データを、操作端末20に送信する。なお、体温センサ52には測定素子16が接続され、体温センサ52は、測定素子16を用いてユーザの体温を計測する。
次に、図23に、管理サーバ30Aをコンピュータで実現する場合の構成図の例を示す。
図23に示すコンピュータ100Aの構成が、図7に示した第1実施形態に係るコンピュータ100の構成と異なる点は、睡眠状態推定プロセス134及びアラート通知時間帯選択プロセス136が記憶部106に新たに記憶された点である。また第1実施形態に係るアラート判定プロセス128がアラート判定プロセス128Aに置き換えられた点である。また、上述の変更に伴い、第1実施形態に係る判断プログラム120が判断プログラム120Aに置き換えられる。
CPU102は、判断プログラム120Aを記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、判断プログラム120Aに含まれる各プロセスを実行する。
CPU102が、判断プログラム120Aを記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、判断プログラム120Aを実行することで、コンピュータ100Aが図22に示す管理サーバ30Aとして動作する。
また、CPU102がアラート判定プロセス128Aを実行することで、コンピュータ100Aが図22に示すアラート判定部37Aとして動作する。また、CPU102が睡眠状態推定プロセス134を実行することで、コンピュータ100Aが図22に示す睡眠状態推定部41として動作する。また、CPU102がアラート通知時間帯選択プロセス136を実行することで、コンピュータ100Aが図22に示すアラート通知時間帯選択部42として動作する。
なお、CPU102が膀胱内尿量推定プロセス124、排尿予定時間計算プロセス126、睡眠状態推定プロセス134、及びアラート通知時間帯選択プロセス136を実行することで、コンピュータ100Aが図22に示す推定部32Aとして動作する。また、CPU102がアラート判定プロセス128A及びアラート通知プロセス130を実行することで、コンピュータ100Aが図22に示す通知部33Aとして動作する。
コンピュータ100Aは、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第6実施形態に係る管理サーバ30Aの作用について説明する。管理サーバ30Aが実行する判断処理が、図8に示した第1実施形態に係る管理サーバ30の判断処理と異なる点は、ステップS500におけるアラート通知処理が異なる点であり、他の処理については第1実施形態に係る管理サーバ30と同様の処理を実行する。
なお、排尿予定時間計算部36は、第2実施形態で説明した方法に従って、水分摂取予定時間Tに対する失禁予定時間T(T)も予め算出し、メモリ104の予め定めた領域に記憶しているものとする。
図24は、第6実施形態に係る管理サーバ30Aが実行するアラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ここで、図24に示すアラート通知処理が、図12に示す第1実施形態に係るアラート通知処理と異なる点は、ステップS536〜S538の処理が追加された点であり、他の処理については図12に示す第1実施形態に係るアラート通知処理と同じである。
ステップS505の判定処理が否定判定、またはステップS520の判定処理が否定判定の場合、すなわちユーザが既に就寝している場合には、ステップS535の逐次膀胱内尿量推定処理の後、ステップS536の処理が実行される。
ステップS536において、膀胱内尿量推定部35は、ユーザの失禁予定時間T(T)が、ユーザの排尿制限終了時間Tより前か否かを判定する。否定判定の場合にはステップS536に移行する。一方、肯定判定の場合には、ステップS537に移行し、アラート通知時間帯算出処理を実行する。
図25は、ステップS537のアラート通知時間帯算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS600において、睡眠状態推定部41は、就寝中のユーザのレム睡眠時間帯を推定する。既に説明したように、レム睡眠は就寝後約90分の周期で、約10〜20分間現れる。従って、睡眠状態推定部41は、例えばユーザの就寝後から排尿制限終了時間Tまで、90分毎に現れる15分間の各々の時間帯をレム睡眠時間帯として、その開始時刻及び終了時刻を各々算出する。
睡眠状態推定部41は、推定した各々のレム睡眠時間帯の開始時刻及び終了時刻を、メモリ104の予め定めた領域に記憶する。
なお、90分としたレム睡眠の周期、及び15分間としたレム睡眠時間帯の長さは一例であり、他の値に設定しても良いことは言うまでもない。この予め定めたレム睡眠の周期及びレム睡眠時間帯の長さは、例えば図23の定数格納領域144に記憶され、メモリ104に展開される。従って、睡眠状態推定部41は、メモリ104からレム睡眠の周期及びレム睡眠時間帯の長さを取得し、取得した値に従って、入眠時刻からレム睡眠時間帯を推定することができる。ここで、入眠時刻とは、ユーザが実際に睡眠状態に入る際の時刻をいう。
なお、既に説明したように、ユーザの就寝後の体温は、就寝前の体温より低下する。従って、睡眠状態推定部41は、例えば排尿制限開始時間T以後、ユーザの体温が最初に閾値以下に低下した時刻、または体温の低下量が閾値以上になった時刻をユーザの入眠時刻とみなせば良い。
ステップS605において、アラート通知時間帯選択部42は、ステップS600の処理で睡眠状態推定部41が推定した、各々のレム睡眠時間帯の開始時刻及び終了時刻を、メモリ104から取得する。
例えば入眠時刻から起床予定時間である排尿制限終了時間Tまでの期間が、レム睡眠の周期の2倍(上記の例では180分)を超える場合、アラート通知時間帯選択部42は、複数のレム睡眠時間帯を取得することになる。従って、アラート通知時間帯選択部42は、取得したレム睡眠時間帯が複数あるか否かを判定する。肯定判定の場合にはステップS610に移行し、否定判定の場合にはステップS615に移行する。
ステップS610において、アラート通知時間帯選択部42は、複数のレム睡眠時間帯のうち、例えば開始時刻が失禁予定時間T(T)から最も近いレム睡眠時間帯を選択する。そして、アラート通知時間帯選択部42は、選択したレム睡眠時間帯をアラート通知時間帯として、メモリ104の予め定めた領域に記憶する。アラート通知時間帯とは、就寝中のユーザに警告を通知する時間帯をいい、上述したように、アラート通知時間帯はレム睡眠時間帯に設定される。
なお、ステップS610の例では、複数のレム睡眠時間帯のうち、例えば開始時刻が失禁予定時間T(T)から最も近いレム睡眠時間帯をアラート通知時間帯に設定したが、アラート通知時間帯の設定方法はこれに限られない。例えば、アラート通知時間帯選択部42は、生活情報記録DB40に記録される失禁発生時刻を参照して、ユーザが失禁しやすい時間帯を算出し、当該時間帯に含まれるレム睡眠時間帯をアラート通知時間帯に設定する等しても良い。このように、ユーザの過去の失禁発生時刻に応じてアラート通知時間帯を設定することで、ユーザの失禁を更に抑制させることができる。
一方、ステップS615において、アラート通知時間帯選択部42は、ステップS600の処理で睡眠状態推定部41が推定したレム睡眠時間帯が1つあるか否かを判定する。肯定判定の場合にはステップS620に移行し、否定判定の場合にはステップS625に移行する。
ステップS620において、アラート通知時間帯選択部42は、推定されたレム睡眠時間帯が1つであることから、当該レム睡眠時間帯をアラート通知時間帯として、メモリ104の予め定めた領域に記憶する。
また、ステップS625において、アラート通知時間帯選択部42は、推定されたレム睡眠時間帯が存在しないことから、現在時刻Tを含む予め定めた期間をアラート通知時間帯として、メモリ104の予め定めた領域に記憶する。本来であれば、アラート通知時間帯をレム睡眠時間帯にあわせて設定したいが、この場合、レム睡眠時間帯が存在しないことから、現在時刻Tを含む予め定めた期間をアラート通知時間帯とする。
以上により、図25に示すアラート通知時間帯算出処理が終了し、アラート通知時間帯が設定される。
ここで、再び図24に示すアラート通知処理の説明に戻る。ステップS537のアラート通知時間帯算出処理が終了した後、アラート判定部37Aは、ステップS538の処理を実行する。
ステップS538において、アラート判定部37Aは、例えばCPU102から現在時刻Tを取得する。そして、現在時刻Tが、ステップS537の処理で設定されたアラート通知時間帯に含まれるか否か、すなわち現在時刻Tが、アラート通知時間帯の開始時刻以降、かつ、アラート通知時間帯の終了時刻以前であるか否かを判定する。肯定判定の場合、ステップS545に移行して、ステップS545の処理によってユーザ等に警告を出力する。
すなわち、管理サーバ30Aは、ユーザがレム睡眠となっている時間帯にユーザ等に警告を出力するため、レム睡眠以外の時間帯に警告を出力する場合と比較して、容易、かつ、目覚め良くユーザを起床させることができる。従って、ユーザの二度寝、またはユーザが警告に気づかず起床しないといった状況の発生を低減することができ、ユーザの失禁を抑制させることができる。
なお、ステップS625において、現在時刻Tを含む予め定めた期間をアラート通知時間帯とした場合、ステップS538の判定処理は肯定判定となるため、即座にユーザ等に警告が出力される。
一方、ステップS538の判定処理が否定判定の場合、ステップS540に移行する。ステップS540の判定処理が否定判定の場合、ステップS535に移行することで、ユーザの膀胱内尿量B(T)が膀胱内尿量閾値Bthを超えるまで、現在時刻Tがアラート通知時間帯に含まれるか否かの判定を継続する。
なお、第6実施形態に係る睡眠状態推定部41は、体温センサ52から送信されるユーザの体温の変化に基づいて、ユーザの入眠時刻を取得したが、ユーザの入眠時刻の取得方法はこれに限られない。一般に、各種実験等によって、就寝時間に目を閉じてから実際に睡眠状態に入るまでに要する時間の平均値は約30分であることが知られている。
従って、睡眠状態推定部41は、例えば排尿制限開始時間Tから30分経過した時刻をユーザの入眠時刻とみなして、就寝中におけるユーザのレム睡眠時間帯を推定してもよい。なお、睡眠状態に入るまでに要する時間として用いた30分の値は一例であり、ユーザの年齢、性別等といった属性に基づいて、異なる値を用いても良い。また、ユーザ毎に実測した値を用いるようにしても良い。
この場合、体温の変化に基づいてユーザの入眠時刻を推定しなくてもよいため、ウェアラブルセンサ10Aに設けた体温センサ52が不要となり、ウェアラブルセンサ10Aの代わりに第1実施形態に係るウェアラブルセンサ10を使用することができる。
また、上述の例では、睡眠状態推定部41は、例えばレム睡眠の周期を90分、レム睡眠時間帯の長さを15分として、就寝中におけるユーザのレム睡眠時間帯を推定した。しかし、ユーザ毎に実測したレム睡眠の周期及びレム睡眠時間帯の長さを用いて、ユーザのレム睡眠時間帯を推定しても良い。
このように第6実施形態に係る管理サーバ30Aによれば、管理サーバ30Aは、就寝中のユーザのレム睡眠時間帯を推定し、レム睡眠時間帯に合わせてユーザ等に警告を出力する。管理サーバ30Aは、ユーザが就寝中の他の時間帯に比べて目覚めやすいレム睡眠中に、ユーザ等に警告を出力するため、レム睡眠以外の時間帯に警告を出力する場合と比較して、容易、かつ、目覚め良くユーザを起床させることができる。従って、ユーザの二度寝、またはユーザが警告に気づかず起床しないといった状況の発生を低減することができ、ユーザの失禁を抑制させることができる。更に、ユーザがレム睡眠以外の時間帯に起床した場合に比べて、起床した後の残眠感及び疲労感等を低減することができるため、ユーザの睡眠の質の低下を抑制できる。
なお、ユーザが例えば子供である場合、恐怖心等から、レム睡眠時間帯に起床しても一人でトイレに行くことができない場合が考えられる。
そのため、例えば図3に示した生活情報の入力画面から、保護者の就寝時間及び起床時間を入力し、生活情報記録DB40に、保護者の就寝時間及び起床時間を記憶する。そして、上述した処理に基づいて、睡眠状態推定部41は、保護者の入眠時刻を生活情報記録DB40に記憶された保護者の就寝時間から推定することで、保護者のレム睡眠時間帯を推定する。そして、アラート通知時間帯選択部42は、ユーザのレム睡眠時間帯と、保護者のレム睡眠時間帯が重複する時間帯をアラート通知時間帯として選択すれば、ユーザ及び保護者が共にレム睡眠である時間帯に、ユーザ及び保護者を起床させることができる。
従って、保護者からユーザにトイレに行くよう促すようにしてもらえば、ユーザの失禁を更に抑制させることができる。この場合、管理サーバ30Aは、ユーザ及び保護者のレム睡眠時間帯に合わせて警告を出力することから、レム睡眠以外の時間帯に警告を出力する場合と比較して、ユーザに加えて保護者も容易、かつ、目覚め良く起床させることができる。
更に、第6実施形態に係るアラートの通知方法は上記の例に限られない。例えば、アラート判定部37Aは、生活情報記録DB40に記録される失禁発生時刻を参照して、失禁回数が所定値以上となる、ユーザが失禁しやすい時間帯を推定する。そして、アラート判定部37Aは、ユーザが失禁しやすい時間帯と、ユーザのレム睡眠時間帯と、が重複する時間帯にアラートの通知を指示するようにしても良い。このように過去の失禁発生時刻に応じてアラートを通知することで、ユーザの失禁を更に抑制させることができる。
また、上記の態様は、ユーザが子供で監督者が保護者の組み合わせに限られるものではなく、例えば、ユーザが要介護者で監督者が介護者の組み合わせにも適用可能である。
なお、第6実施形態では、 睡眠状態推定部41は、レム睡眠時間帯を推定するものとして説明したが、例えば、レム睡眠に限らず、患者の睡眠深度が浅い時間帯を推定するようにしても良い。
(第7実施形態)
第6実施形態では、推定したレム睡眠時間帯に合わせてアラート通知時間帯を設定した。第7実施形態では、例えばユーザの生理現象に関する情報である生体情報を計測するセンサ等を用いてユーザのレム睡眠時間帯を検知し、検知したレム睡眠時間帯に合わせてアラート通知時間帯を設定する例について説明する。
そのため、まず、人間の生理現象と睡眠の状態との関係について説明する。
図26は、レム睡眠時及びノンレム睡眠時における、各種生理現象に関する状態の例を示す図である。図26では、生理現象の例として、眼球運動、筋肉の緊張、心拍数、呼吸、血圧、発汗、脳波、活動量、心拍変動(HF)、及び体温が挙げられている。
眼球運動とは眼球の動きのことを表し、レム睡眠時は、ノンレム睡眠時に比べて眼球が急速、かつ、活発に動く傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて眼球の動きが少なく、しかも眼球の動きの速度が遅くなる傾向が見られる。
身体の姿勢を保つ筋肉、例えば抗重力筋及び姿勢筋等の緊張に関して、レム睡眠時は、ノンレム睡眠時に比べて著しく低下する傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、一時的にレム睡眠時と同程度の緊張度合いになる場合もあるが、多くの場合、レム睡眠時に比べて更に筋肉が緊張し、覚醒時における筋肉の緊張と、レム睡眠時における筋肉の緊張と、の中間程度の緊張となる傾向が見られる。
また、心拍数に関して、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて早くなると共に、心拍の間隔が乱れる傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて心拍数が低くなる傾向が見られる。
また、呼吸に関しても、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて早くなると共に、呼吸の間隔が乱れる傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて呼吸が遅くなる傾向が見られる。
また、血圧に関して、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて安定せず、上下に振れて乱れる傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて血圧が低下する傾向が見られる。
また、発汗に関して、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて発汗量が少なくなり、ほとんど発汗していないとみなせる程度の発汗量になる傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて発汗量が多くなる。
また、脳波に関して、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて、周波数が4Hzを超え8Hz以下程度の脳波であるθ波が多く現れる傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて、周波数が約4Hz以下の脳波であるδ波が多く現れる傾向が見られる。
また、体の活動量に関して、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて多くなる傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて、体の活動量が少なくなる傾向が見られる。
また、心拍変動のHF(High Frequency)に関して、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて低くなる傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて、心拍変動のHFが高くなる傾向が見られる。これは、心拍変動のHFは、体がリラックス状態になるに従って活発に働く副交感神経の活動を示すため、レム睡眠時に比べて体の活動量が少なくなるノンレム睡眠時には、心拍変動のHFが高くなるものと考えられる。
ここで、心拍変動のHFとは、心拍変動に対して周波数変換を行い、周波数変換の結果として得られる周波数のパワースペクトルのうち、0.15Hzを超え、0.4Hz以下程度の周波数のパワースペクトルの平均値のことをいう。なお、心拍変動のHFをパワースペクトルの平均値ではなく、例えばピーク値等、他の指標を用いて表すようにしても良い。
また、体温に関して、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて上昇する傾向が見られる。一方、ノンレム睡眠時は、レム睡眠時に比べて、体温が低下する傾向が見られる。
従って、例えば図26に一例として示した、各種生体情報のうち少なくとも1つの生体情報をセンサで計測することで、就寝中にユーザがレム睡眠となるレム睡眠時間帯を検知することができる。
図27は、第7実施形態に係る失禁抑制システム1Bの構成の一例を示す図である。図27に示す失禁抑制システム1Bが、図1に示す失禁抑制システム1の構成と異なる点は、レム睡眠検知部43が追加され、アラート判定部37がアラート判定部37Bに置き換えられた点である。また、アラート判定部37がアラート判定部37Bに置き換えられることに伴い、通知部33が通知部33Bに置き換えられる。更に、レム睡眠検知部43が追加され、通知部33が通知部33Bに置き換えられることに伴い、管理サーバ30も管理サーバ30Bに置き換えられる。
レム睡眠検知部43は、センサ情報受信部31及び、通知部33Bに含まれるアラート判定部37Bに接続される。レム睡眠検知部43は、ウェアラブルセンサ10Bからリアルタイムに送信されてくる生体情報を、センサ情報受信部31から取得して、ユーザがレム睡眠になっているか検知する。そして、レム睡眠検知部43は、ユーザがレム睡眠になっていると検知した時点で、その旨をアラート判定部37Bに通知する。
アラート判定部37Bは、ユーザがレム睡眠になっていることをレム睡眠検知部43から受け付けると、ユーザ等に警告を出力する指示をアラート通知部38に通知する。
また、ウェアラブルセンサ10Bには、図1に示すウェアラブルセンサ10に対して、更に、体温センサ52、心拍センサ53、呼吸センサ54、血圧センサ55、脳波センサ56、眼電位センサ57、及び体動センサ58が追加される。ここで、心拍センサ53は、例えば単位時間おけるユーザの心拍数を計測すると共に、ユーザの心拍変動のHFを計測する。また、眼電位センサ57は、ユーザの眼球の活動量を、眼球周辺の筋肉の収縮によって生じる電位差を計測することで検知する。また、体動センサ58は、いわゆる加速度を計測する加速度センサの一種であり、体が動く際の加速度から、ユーザの活動量を計測する。
送信部11Bは、尿センサ12から送信される失禁発生情報、及び発汗センサ13から送信される平均発汗量に加えて、更に体温センサ52から送信される体温データ、及び心拍センサ53から送信される心拍数データ及びHFデータを、操作端末20に送信する。また、送信部11Bは、呼吸センサ54から送信される呼吸データ、血圧センサ55から送信される血圧データ、脳波センサ56から送信される脳波データ、及び眼電位センサ57から送信される眼球運動データを操作端末20に送信する。更に、送信部11Bは、体動センサ58から送信される活動量データを操作端末20に送信する。
なお、体温センサ52、心拍センサ53、呼吸センサ54、血圧センサ55、脳波センサ56、眼電位センサ57、及び体動センサ58には、例えば測定素子16が接続され、上述した各センサは、測定素子16を用いてユーザの生理現象を計測する。
次に、図28に、管理サーバ30Bをコンピュータで実現する場合の構成図の例を示す。
図28に示すコンピュータ100Bの構成が、図7に示した第1実施形態に係るコンピュータ100の構成と異なる点は、レム睡眠検知プロセス138が記憶部106に新たに記憶された点である。また第1実施形態に係るアラート判定プロセス128がアラート判定プロセス128Bに置き換えられた点である。また、上述した変更に伴い、第1実施形態に係る判断プログラム120が判断プログラム120Bに置き換えられる。
CPU102は、判断プログラム120Bを記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、判断プログラム120Bに含まれる各プロセスを実行する。
CPU102が、判断プログラム120Bを記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、判断プログラム120Bを実行することで、コンピュータ100Bが図27に示す管理サーバ30Bとして動作する。
また、CPU102がアラート判定プロセス128Bを実行することで、コンピュータ100Bが図27に示すアラート判定部37Bとして動作する。また、CPU102がレム睡眠検知プロセス138を実行することで、コンピュータ100Bが図27に示すレム睡眠検知部43として動作する。
なお、CPU102がアラート判定プロセス128B及びアラート通知プロセス130を実行することで、コンピュータ100Bが図27に示す通知部33Bとして動作する。
コンピュータ100Bは、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第7実施形態に係る管理サーバ30Bの作用について説明する。管理サーバ30Bが実行する判断処理が、図8に示した第1実施形態に係る管理サーバ30の判断処理と異なる点は、ステップS500におけるアラート通知処理が異なる点であり、他の処理については第1実施形態に係る管理サーバ30と同様の処理を実行する。
図29は、第7実施形態に係る管理サーバ30Bが実行するアラート通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS505の判定処理が否定判定、またはステップS520の判定処理が否定判定の場合、すなわちユーザが既に就寝している場合には、ステップS531の判定処理が実行される。
ステップS531において、レム睡眠検知部43は、ウェアラブルセンサ10Bで計測されたユーザの生体情報を、センサ情報受信部31から取得する。そして、レム睡眠検知部43は、取得した生体情報に基づいて、ユーザがレム睡眠になっているか否かを判定する。
具体的には、レム睡眠検知部43は、図28に示す定数格納領域144から展開され、メモリ104の予め定めた領域に予め記憶される生体情報毎の閾値を取得する。この閾値は、ユーザがレム睡眠の状態になっているとみなすことができる基準値を示しており、レム睡眠に関する実験等から得られた値である。
レム睡眠検知部43は、センサ情報受信部31から取得した生体情報に関する値と、閾値と、を比較することで、ユーザがレム睡眠になっているか否かを判定する。
図30は、レム睡眠検知部43におけるレム睡眠の検知方法の一例を示す図である。なお、図30では説明の便宜上、生体情報として心拍数、呼吸数、及び心拍変動(HF)を用いてレム睡眠を検知する例を示しているが、更に血圧等、図26に示す他の生体情報が含まれる場合も同様の検知方法が用いられる。
図30は、排尿制限開始時間Tから排尿制限終了時間Tまでの就寝中における、ユーザの膀胱内尿量B(t)の変化、心拍数の変化、呼吸数の変化、及び心拍変動(HF)の変化の一例を示している。
レム睡眠検知部43は、センサ情報受信部31から取得したユーザの最新の心拍数データと、心拍数に対応する閾値Hthと、を比較し、心拍数が閾値Hth以上の場合に、ユーザがレム睡眠になっている可能性があると判定する。これは、図26を用いて既に説明したように、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて心拍数が早くなる傾向があるためである。
しかし、生体情報には個人差があり、レム睡眠になっても心拍数が閾値Hth未満であるユーザが存在する場合も考えられる。すなわち、1種類の生体情報(この場合、心拍数)でユーザがレム睡眠になっていると判定すると、判定精度が低下することがある。
従って、レム睡眠検知部43は、センサ情報受信部31から取得したユーザの最新の呼吸データと、呼吸数に対応する閾値BRthと、を更に比較し、呼吸数が閾値BRth以上の場合に、ユーザがレム睡眠になっている可能性があると判定する。これは、図26を用いて既に説明したように、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて呼吸が早くなる傾向があるためである。
なお、例えば、過去の所定時間内の平均呼吸数に対する増加分または増加割合を閾値と比較して、ユーザがレム睡眠になっている可能性があるか判定しても良い。
また、レム睡眠検知部43は、センサ情報受信部31から取得したユーザの最新のHFデータと、心拍変動(HF)に対応する閾値HFthと、を更に比較し、心拍変動(HF)が閾値HFth以下の場合に、ユーザがレム睡眠になっている可能性があると判定する。これは、図26を用いて既に説明したように、レム睡眠時はノンレム睡眠時に比べて心拍変動(HF)が低くなる傾向があるためである。
なお、図30において、ハッチングを施した領域が、ユーザがレム睡眠になっている可能性がある時間帯を示している。
以下、レム睡眠検知部43は、ウェアラブルセンサ10Bで計測される他の生体情報に対して、上述した処理と同様の処理を実行して、ユーザがレム睡眠になっている可能性があるか判定する。
そして、レム睡眠検知部43は、例えばウェアラブルセンサ10Bで計測される生体情報の全ての種類で、ユーザがレム睡眠になっている可能性があると判定した場合に、ユーザがレム睡眠になっていると判定する。
なお、レム睡眠検知部43は、取得した全ての種類の生体情報ではなく、予め定めた数以上の生体情報の種類で、ユーザがレム睡眠になっている可能性があると判定した場合に、ユーザがレム睡眠になっていると判定しても良い。
このように複数種類の生体情報を用いてレム睡眠の判定を行うことで、1種類の生体情報でユーザがレム睡眠になっていると判定する場合と比較して、レム睡眠の判定精度を向上させることができる。
なお、レム睡眠の判定は複数種類の生体情報を用いて行うことに限られるものではなく、1種類の生体情報から判定してもよい。この場合、ウェアラブルセンサ10Bの構成を簡略化できる。
次に、図29のステップS533において、アラート判定部37Bは、例えばCPU102から現在時刻Tを取得する。そして、アラート判定部37Bは、現在時刻Tが、アラート通知時間帯に含まれるか否かを判定する。肯定判定の場合、ステップS545に移行して、ステップS545の処理によってユーザ等に警告を出力する。
すなわち、アラート通知部38は、ユーザがレム睡眠になっていると検知された際にユーザ等に警告を出力するため、レム睡眠以外の時間帯に警告を出力する場合と比較して、容易、かつ、目覚め良くユーザを起床させることができる。
ここで、第7実施形態に係るアラート通知時間帯とは、例えばユーザの失禁予定時間T(u)から、当該失禁予定時間T(u)から予め定めた時間だけ前の時間tまでの時間帯(図30参照)をいう。このように、失禁予定時間T(u)以前で、かつ、失禁予定時間T(u)に隣接する時間帯をアラート通知時間帯に設定すれば、排尿制限開始時間Tから警告でユーザが起床するまでの時間を長く取ることができ、ユーザの睡眠の質を向上させることができる。
なお、第7実施形態に係るアラートの通知方法はこれに限られない。例えば、アラート判定部37Bは、生活情報記録DB40に記録される失禁発生時刻を参照して、失禁回数が所定値以上となる、ユーザが失禁しやすい時間帯を推定する。そして、アラート判定部37Bは、当該時間帯をアラート通知時間帯に設定する等、ユーザの過去の失禁発生時刻に応じて、アラート通知時間帯を設定しても良い。このようにアラート通知時間帯を設定することで、ユーザの失禁を更に抑制させることができる。
一方、ステップS533の判定処理が否定判定の場合、ステップS535に移行し、以下、第1実施形態と同じ処理を実行する。ただし、ステップS540の判定処理が否定判定の場合、ステップS535ではなくステップS531に移行することで、ユーザの膀胱内尿量B(T)が膀胱内尿量閾値Bthを超えるまで、レム睡眠検知部43は、ユーザがレム睡眠か否か検知する判定を継続する。
このように第7実施形態に係る管理サーバ30Bによれば、管理サーバ30Bは、ウェアラブルセンサ10Bで計測されるユーザの生体情報に基づいて、就寝中のユーザがレム睡眠中か検知し、ユーザがレム睡眠中にユーザ等に警告を出力する。管理サーバ30Bは、ユーザが就寝中の他の時間帯に比べて目覚めやすいレム睡眠となっている際に、ユーザ等に警告を出力するため、レム睡眠以外の時間帯に警告を出力する場合と比較して、容易、かつ、目覚め良くユーザを起床させることができる。従って、ユーザの二度寝、またはユーザが警告に気づかず起床しないといった状況の発生を低減することができ、ユーザの失禁を抑制させることができる。更に、ユーザがレム睡眠以外の時間帯に起床した場合に比べて、起床した後の残眠感及び疲労感等を低減することができるため、ユーザの睡眠の質の低下を抑制できる。
なお、第6実施形態において既に説明したように、ユーザが例えば子供である場合、恐怖心等から、レム睡眠の際に起床しても一人でトイレに行くことができない場合が考えられる。
そのため、例えば、ウェアラブルセンサ10Bを保護者にも装着し、管理サーバ30Bが、ユーザに加えて、更に保護者の生体情報を取得するようにしても良い。この場合、レム睡眠検知部43では、ステップS531の処理で説明した判定方法により、保護者の生体情報に基づいて、保護者がレム睡眠になっているか否かを更に判定し、ユーザ及び保護者が共にレム睡眠になっている時間帯を検知する。
ユーザ及び保護者が共にレム睡眠になっている状況でユーザ及び保護者に警告を出力すれば、レム睡眠以外の時間帯に警告を出力する場合と比較して、容易にユーザ及び保護者を起床させることができる。
従って、保護者からユーザにトイレに行くよう促すようにしてもらえば、ユーザの失禁を更に抑制させることができる。なお、ユーザについては生体情報からレム睡眠を検知し、保護者等の監督者については、第6実施形態で説明したように、就寝からの経過時間に基づいてレム睡眠を推定するようにしても良い。なお、上記の態様は、ユーザが子供で監督者が保護者の組み合わせに限られるものではなく、例えば、ユーザが要介護者で監督者が介護者の組み合わせにも適用可能である。
なお、第6実施形態における睡眠状態推定部41、及び第7実施形態におけるレム睡眠検知部43は、開示の技術に係る取得部の一例である。
また、第7実施形態では、 レム睡眠検知部43は、患者のレム睡眠状態を検知するものとして説明したが、例えば、レム睡眠に限らず、患者の睡眠深度が浅い状態を推定するようにしても良い。
以上、各実施形態を用いて開示の技術を説明したが、開示の技術は各々の実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で各々の実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も開示の技術の技術的範囲に含まれる。例えば、開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で処理の順序を変更してもよい。
また、各実施形態では、判断プログラム120、120A、及び120Aが記憶部に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係る判断プログラム120、120A、及び120Aは、コンピュータ読取可能な記録媒体116に記録されている形態で提供することも可能である。例えば、開示の技術に係る判断プログラム120、120A、及び120Aは、CD−ROM、DVD−ROM、及びUSBメモリ等の可搬型記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。また、開示の技術に係る判断プログラム120、120A、及び120Aは、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等に記録されている形態で提供することも可能である。
なお、各実施形態では、ウェアラブルセンサ10、10A、及び10Bに含まれる発汗センサ13でユーザの平均発汗量を計測するようにしたが、ユーザの平均発汗量の取得方法はこれに限られない。例えば、個人特性DB39の平均発汗量に、一般的な人の平均発汗量を予め登録しておき、個人特性DB39に登録された平均発汗量を用いるようにしてもよい。この場合、ウェアラブルセンサ10、10A、及び10Bの発汗センサ13は不要となる。更に、各実施形態におけるウェアラブルセンサ10、10A、及び10Bに含まれる尿センサ12で失禁の有無を検知せず、ユーザが失禁した場合に、ユーザ又は保護者が操作端末20の入力画面から失禁した情報を登録するようにすれば尿センサ12は不要となる。
また、例えば操作端末20に含まれる各機能部をGPS(Global Positioning System)機能付き腕時計型端末に実装すれば、ユーザは運動しながらでもあっても失禁抑制システム1を利用することができる。従って、例えばマラソンの最中にトイレに行きたくなるといった事態が発生する前に、予め設けられたトイレで排尿した方がいいか判断することができる。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
摂取した水分の量、及び前記水分の摂取時間に基づいて、前記水分の摂取時間以降に生成される尿の量を推定すると共に、前記生成される尿の量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、前記生成される尿が溜められる前記膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定する推定部と、
前記推定部が推定した結果に応じて警告を通知する通知部と、
を含む判断装置。
(付記2)
前記推定部は、前記水分の摂取時間において前記膀胱に含まれる尿の量と、前記摂取した水分の量に前記水分の摂取時間からの経過時間に応じて変化する尿の生成率を乗じた値と、の合計から、前記水分の摂取時間からの累積発汗量を減じた値を、前記膀胱に含まれる尿量の推定値とする
付記1記載の判断装置。
(付記3)
前記推定部は、排尿が予定される複数の排尿予定時間の各々に対応する前記推定した時間のうち、排尿が制限される期間として予め定めた排尿制限期間の終了時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の終了時間に最も近い前記推定した時間に対応する前記排尿予定時間を更に推定する
付記1又は付記2記載の判断装置。
(付記4)
前記通知部は、前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間より前である場合、前記排尿予定時間に前記警告を通知する
付記3記載の判断装置。
(付記5)
前記通知部は、前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前であって、更に、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間までに前記警告を通知する
付記3記載の判断装置。
(付記6)
前記通知部は、前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間以降で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間より前までに前記警告を通知すると共に、前記推定部により推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、再度前記警告を通知する
付記3記載の判断装置。
(付記7)
前記通知部は、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間以降である場合、前記推定部により推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、前記警告を通知する
付記3記載の判断装置。
(付記8)
就寝期間の睡眠深度を取得する取得部を更に備え、
前記通知部は、前記取得部により睡眠深度が浅いと判断された期間に前記警告を通知する
付記1〜付記7の何れか1項に記載の判断装置。
(付記9)
前記取得部は、前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の睡眠深度を取得し、
前記通知部は、取得した睡眠深度が共に浅いと判断される期間に前記警告を通知する
付記8記載の判断装置。
(付記10)
前記取得部は、睡眠深度が浅いことを検知し、
前記通知部は、前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが検知されている期間に前記警告を通知する
付記8又は付記9に記載の判断装置。
(付記11)
前記取得部は、睡眠深度が浅いことを推定し、
前記通知部は、前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが推定されている期間に前記警告を通知する
付記8又は付記9に記載の判断装置。
(付記12)
前記通知部は、睡眠深度が浅いと検知または推定された期間のうち、過去の失禁発生時刻に応じて予め設定された失禁の発生確度が所定値以上と推定される時間帯に前記警告を通知する
付記8〜付記11の何れか1項に記載の判断装置。
(付記13)
前記取得部は、レム睡眠状態を検知または推定し、
前記通知部は、前記取得部により患者の睡眠状態がレム睡眠状態であると判断された期間に前記警告を通知する
付記8〜付記12の何れか1項に記載の判断装置。
(付記14)
前記排尿制限期間は就寝期間である
付記3〜付記7の何れか1項に記載の判断装置。
(付記15)
前記通知部は、前記警告を、前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の少なくとも一方に通知する
付記1〜付記14の何れか1項に記載の判断装置。
(付記16)
コンピュータに、
摂取した水分の量、及び前記水分の摂取時間に基づいて、前記水分の摂取時間以降に生成される尿の量を推定すると共に、前記生成される尿の量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、前記生成される尿が溜められる膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定し、
前記推定した結果に応じて警告を通知する
ことを含む処理を実行させる判断方法。
(付記17)
前記膀胱に含まれる尿量を、前記水分の摂取時間において前記膀胱に含まれる尿の量と、前記摂取した水分の量に前記水分の摂取時間からの経過時間に応じて変化する尿の生成率を乗じた値と、の合計から、前記水分の摂取時間からの累積発汗量を減じた値として推定する
付記16記載の判断方法。
(付記18)
排尿が予定される複数の排尿予定時間の各々に対応する前記推定した時間のうち、排尿が制限される期間として予め定めた排尿制限期間の終了時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の終了時間に最も近い前記推定した時間に対応する前記排尿予定時間を更に推定する
付記16又は付記17記載の判断方法。
(付記19)
前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間より前である場合、前記排尿予定時間に前記警告を通知する
付記18記載の判断方法。
(付記20)
前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前であって、更に、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間までに前記警告を通知する
付記18記載の判断方法。
(付記21)
前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間以降で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間より前までに前記警告を通知すると共に、推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、再度前記警告を通知する
付記18記載の判断方法。
(付記22)
前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間以降である場合、推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、前記警告を通知する
付記18記載の判断方法。
(付記23)
就寝期間の睡眠深度を取得し、
取得した睡眠深度が浅いと判断された期間に前記警告を通知する
付記16〜付記22の何れか1項に記載の判断方法。
(付記24)
前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の睡眠深度を取得し、
取得した睡眠深度が共に浅いと判断される期間に前記警告を通知する
付記23記載の判断方法。
(付記25)
睡眠深度が浅いことを検知し、
前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが検知されている期間に前記警告を通知する
付記23又は付記24に記載の判断方法。
(付記26)
睡眠深度が浅いことを推定し、
前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが推定されている期間に前記警告を通知する
付記23又は付記24に記載の判断方法。
(付記27)
睡眠深度が浅いと検知または推定された期間のうち、過去の失禁発生時刻に応じて予め設定された失禁の発生確度が所定値以上と推定される時間帯に前記警告を通知する
付記23〜付記26の何れか1項に記載の判断方法。
(付記28)
レム睡眠状態を検知または推定し、
患者の睡眠状態がレム睡眠状態であると判断された期間に前記警告を通知する
付記23〜付記27の何れか1項に記載の判断方法。
(付記29)
前記排尿制限期間は就寝期間である
付記18〜付記22の何れか1項に記載の判断方法。
(付記30)
前記警告を、前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の少なくとも一方に通知する
付記16〜付記29の何れか1項に記載の判断方法。
(付記31)
コンピュータに、
摂取した水分の量、及び前記水分の摂取時間に基づいて、前記水分の摂取時間以降に生成される尿の量を推定すると共に、前記生成される尿の量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、前記生成される尿が溜められる膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定し、
前記推定した結果に応じて警告を通知する
ことを含む処理を実行させるための判断プログラム。
(付記32)
前記膀胱に含まれる尿量を、前記水分の摂取時間において前記膀胱に含まれる尿の量と、前記摂取した水分の量に前記水分の摂取時間からの経過時間に応じて変化する尿の生成率を乗じた値と、の合計から、前記水分の摂取時間からの累積発汗量を減じた値として推定する
付記31記載の判断プログラム。
(付記33)
排尿が予定される複数の排尿予定時間の各々に対応する前記推定した時間のうち、排尿が制限される期間として予め定めた排尿制限期間の終了時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の終了時間に最も近い前記推定した時間に対応する前記排尿予定時間を更に推定する
付記31又は付記32記載の判断プログラム。
(付記34)
前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間より前である場合、前記排尿予定時間に前記警告を通知する
付記33記載の判断プログラム。
(付記35)
前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前であって、更に、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間までに前記警告を通知する
付記33記載の判断プログラム。
(付記36)
前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間以降で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間より前までに前記警告を通知すると共に、推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、再度前記警告を通知する
付記33記載の判断プログラム。
(付記37)
前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間以降である場合、推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、前記警告を通知する
付記33記載の判断プログラム。
(付記38)
就寝期間の睡眠深度を取得し、
取得した睡眠深度が浅いと判断された期間に前記警告を通知する
付記31〜付記37の何れか1項に記載の判断プログラム。
(付記39)
前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の睡眠深度を取得し、
取得した睡眠深度が共に浅いと判断される期間に前記警告を通知する
付記38記載の判断プログラム。
(付記40)
睡眠深度が浅いことを検知し、
前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが検知されている期間に前記警告を通知する
付記38又は付記39に記載の判断プログラム。
(付記41)
睡眠深度が浅いことを推定し、
前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが推定されている期間に前記警告を通知する
付記38又は付記39に記載の判断プログラム。
(付記42)
睡眠深度が浅いと検知または推定された期間のうち、過去の失禁発生時刻に応じて予め設定された失禁の発生確度が所定値以上と推定される時間帯に前記警告を通知する
付記38〜付記41の何れか1項に記載の判断プログラム。
(付記43)
レム睡眠状態を検知または推定し、
患者の睡眠状態がレム睡眠状態であると判断された期間に前記警告を通知する
付記38〜付記42の何れか1項に記載の判断プログラム。
(付記44)
前記排尿制限期間は就寝期間である
付記33〜付記37の何れか1項に記載の判断プログラム。
(付記45)
前記警告を、前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の少なくとも一方に通知する
付記31〜付記44の何れか1項に記載の判断プログラム。
(付記46)
コンピュータに、
摂取した水分の量、及び前記水分の摂取時間に基づいて、前記水分の摂取時間以降に生成される尿の量を推定すると共に、前記生成される尿の量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、前記生成される尿が溜められる膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定し、
前記推定した結果に応じて警告を通知する
ことを含む処理を実行させるための判断プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
1(1A、1B)・・・失禁抑制システム、10(10A、10B)・・・ウェアラブルセンサ、11(11A、11B)・・・送信部、12・・・尿センサ、13・・・発汗センサ、14・・・プローブ、15・・・アタッチメント、20・・・操作端末、21・・・センサデータ受信部、22・・・センサデータ送信部、23・・・アラート受信部、24・・・バイブレータ、25・・・スピーカ、26・・・生活情報記録送信部、27・・・ディスプレイ、28・・・入力部、30(30A、30B)・・・管理サーバ、31・・・センサ情報受信部、32(32A)・・・推定部、33(33A、33B)・・・通知部、34・・・生活情報記録受信部、35・・・膀胱内尿量推定部、36・・・排尿予定時間計算部、37(37A、37B)・・・アラート判定部、38・・・アラート通知部、39・・・個人特性DB、40・・・生活情報記録DB、41・・・睡眠状態推定部、42・・・アラート通知時間帯選択部、43・・・レム睡眠検知部、50(51)・・・通信回線、52・・・体温センサ、53・・・心拍センサ、54・・・呼吸センサ、55・・・血圧センサ、56・・・脳波センサ、57・・・眼電位センサ、58・・・体動センサ、60・・・食物水分量テーブル、100(100A、100B)・・・コンピュータ、102・・・CPU、104・・・メモリ、106・・・記憶部、108・・・バス、112・・・入力装置、114・・・通信装置、116・・・記録媒体、120(120A、120B)・・・判断プログラム

Claims (17)

  1. 摂取した水分の量、及び前記水分の摂取時間に基づいて、前記水分の摂取時間以降に生成される尿の量を推定すると共に、前記生成される尿の量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、前記生成される尿が溜められる前記膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した結果に応じて警告を通知する通知部と、
    を含む判断装置。
  2. 前記推定部は、前記水分の摂取時間において前記膀胱に含まれる尿の量と、前記摂取した水分の量に前記水分の摂取時間からの経過時間に応じて変化する尿の生成率を乗じた値と、の合計から、前記水分の摂取時間からの累積発汗量を減じた値を、前記膀胱に含まれる尿量の推定値とする
    請求項1記載の判断装置。
  3. 前記推定部は、排尿が予定される複数の排尿予定時間の各々に対応する前記推定した時間のうち、排尿が制限される期間として予め定めた排尿制限期間の終了時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の終了時間に最も近い前記推定した時間に対応する前記排尿予定時間を更に推定する
    請求項1又は請求項2記載の判断装置。
  4. 前記通知部は、前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間より前である場合、前記排尿予定時間に前記警告を通知する
    請求項3記載の判断装置。
  5. 前記通知部は、前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間より前であって、更に、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿予定時間以降で、かつ、前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間までに前記警告を通知する
    請求項3記載の判断装置。
  6. 前記通知部は、前記排尿予定時間が前記排尿制限期間の開始時間以降で、かつ、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間より前である場合、前記排尿制限期間の開始時間より前までに前記警告を通知すると共に、前記推定部により推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、再度前記警告を通知する
    請求項3記載の判断装置。
  7. 前記通知部は、前記排尿予定時間を推定した時刻が前記排尿制限期間の開始時間以降である場合、前記推定部により推定される前記排尿制限期間の各時間における前記膀胱に含まれる尿量が前記膀胱の容量を超えた際に、前記警告を通知する
    請求項3記載の判断装置。
  8. 就寝期間の睡眠深度を取得する取得部を更に備え、
    前記通知部は、前記取得部により睡眠深度が浅いと判断された期間に前記警告を通知する
    請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の判断装置。
  9. 前記取得部は、前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の睡眠深度を取得し、
    前記通知部は、取得した睡眠深度が共に浅いと判断される期間に前記警告を通知する
    請求項8記載の判断装置。
  10. 前記取得部は、睡眠深度が浅いことを検知し、
    前記通知部は、前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが検知されている期間に前記警告を通知する
    請求項8又は請求項9に記載の判断装置。
  11. 前記取得部は、睡眠深度が浅いことを推定し、
    前記通知部は、前記就寝期間に前記警告を通知する場合に、前記就寝期間のうち、睡眠深度が浅いことが推定されている期間に前記警告を通知する
    請求項8又は請求項9に記載の判断装置。
  12. 前記通知部は、睡眠深度が浅いと検知または推定された期間のうち、過去の失禁発生時刻に応じて予め設定された失禁の発生確度が所定値以上と推定される時間帯に前記警告を通知する
    請求項8〜請求項11の何れか1項に記載の判断装置。
  13. 前記取得部は、レム睡眠状態を検知または推定し、
    前記通知部は、前記取得部により患者の睡眠状態がレム睡眠状態であると判断された期間に前記警告を通知する
    請求項8〜請求項12の何れか1項に記載の判断装置。
  14. 前記排尿制限期間は就寝期間である
    請求項3〜請求項7の何れか1項に記載の判断装置。
  15. 前記通知部は、前記警告を、前記膀胱に含まれる尿量が推定される失禁監視対象者、及び当該失禁監視対象者の監督者の少なくとも一方に通知する
    請求項1〜請求項14の何れか1項に記載の判断装置。
  16. コンピュータに、
    摂取した水分の量、及び前記水分の摂取時間に基づいて、前記水分の摂取時間以降に生成される尿の量を推定すると共に、前記生成される尿の量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、前記生成される尿が溜められる膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定し、
    前記推定した結果に応じて警告を通知する
    ことを含む処理を実行させる判断方法。
  17. コンピュータに、
    摂取した水分の量、及び前記水分の摂取時間に基づいて、前記水分の摂取時間以降に生成される尿の量を推定すると共に、前記生成される尿の量に基づいて推定した膀胱に含まれる尿量と、前記生成される尿が溜められる膀胱の容量と、を比較して警告すべき容量値となる時間を推定し、
    前記推定した結果に応じて警告を通知する
    ことを含む処理を実行させるための判断プログラム。
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