JP2017008663A - 内装用目地処理テープ及び内装用目地処理方法 - Google Patents

内装用目地処理テープ及び内装用目地処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1回のパテ塗り作業の工程だけで目地処理を行うことができ、その分、工期を短縮することができるうえに、下地部材間の繋ぎ補強強度の低下も防止することができる内装用目地処理テープを提供する。
【解決手段】建物内の下地部材3,3間に形成される目地溝4の部分に貼設して目地処理を行うための内装用目地処理テープ1であって、テープ本体1Aの長手方向に延びる一直線上のみに並んで、複数の孔2,・・・が穿設された構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内の下地部材間に形成される目地溝の部分に貼設して目地処理を行うための内装用目地処理テープ、及びこの内装用目地処理テープを用いた内装用目地処理方法に関するものである。
従来から、建物内の壁や天井等の下地部材間に形成される目地溝の部分に貼設して目地処理を行うには、目地溝内にパテを充填させてから、内装用目地処理テープを貼設し、さらにその上からパテを塗る内装用目地処理方法がなされていた(例えば特許文献1等を参照)。
特開2000−352174号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような従来の内装用目地処理方法では、目地溝内にパテを充填させるパテ塗り作業の工程と、内装用目地処理テープを貼設した上からパテを塗るパテ塗り作業の工程の少なくとも2回のパテ塗り作業の工程が必要であり、その分、工期が長くなっていた。
また、目地溝内にパテを充填させるパテ塗り作業の工程において、どうしてもパテが目地溝の脇にはみ出してしまい、そのはみ出したパテのせいで、下地部材への内装用目地処理テープの接着性が低下し、その分、内装用目地処理テープによる下地部材間の繋ぎ補強強度まで低下させてしまっていた。
さらに、下地部材間に内装用目地処理テープを貼設するに際し、はっきりとした目安等が無かったため、目地に対して、偏ったり蛇行したりして、その分、内装用目地処理テープによる下地部材間の繋ぎ補強強度を更に低下させてしまっていた。
そこで、本発明は、1回のパテ塗り作業の工程だけで目地処理を行うことができ、その分、工期を短縮することができるうえに、下地部材間の繋ぎ補強強度の低下も防止することができる内装用目地処理テープ、及びこの内装用目地処理テープを用いた内装用目地処理方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の内装用目地処理テープは、建物内の下地部材間に形成される目地溝の部分に貼設して目地処理を行うための内装用目地処理テープであって、テープ本体の長手方向に延びる一直線上のみに並んで、複数の孔が穿設されていることを特徴とする。
ここで、前記テープ本体の幅方向の中央の一直線上のみに、前記複数の孔が穿設されているとよい。
また、前記テープ本体の前記複数の孔は、前記下地部材間に形成される前記目地溝にパテを充填せずに貼設した状態で、上側からのパテ塗り作業の工程だけで前記目地溝内全体に略隙間無くパテが充填され、且つ、前記下地部材間の繋ぎ補強強度が必要充分となる径及び間隔に設定されているとよい。
さらに、前記孔の径をaとし、前記孔同士の間隔をbとすると、前記目地溝内へのパテの充填性の基準として、a≧4mm且つb≦8mmの条件を満たすように設定されているとよい。
そのうえで、繋ぎ補強強度の基準として、b≧4mmの条件も満たすように設定されているとよい。
本発明の内装用目地処理方法は、上記した本発明の内装用目地処理テープを用い、建物内の下地部材間に形成される目地溝にパテを充填せずに、前記内装用目地処理テープを、前記複数の孔が前記目地溝の上側に位置するように貼設し、その上側からパテを塗り、前記複数の孔を通して、パテを前記目地溝内に充填させて目地処理を行うことを特徴とする。
このような本発明の内装用目地処理テープは、建物内の下地部材間に形成される目地溝の部分に貼設して目地処理を行うための内装用目地処理テープであって、テープ本体の長手方向に延びる一直線上のみに並んで、複数の孔が穿設された構成とされている。
上記した構成なので、内装用目地処理テープを、建物内の下地部材間に貼設した後に、上側からパテを塗れば、複数の孔から目地溝内にパテが充填されるため、1回のパテ塗り作業の工程だけで目地処理を行うことができ、その分、工期を短縮することができる。
そのうえ、目地溝内にパテを充填させるパテ塗り作業の前に、複数の孔を目安として内装用目地処理テープを下地部材間に貼設することができるので、はみ出したパテによる接着性の低下と、偏ったり蛇行したりすることによる接着性の低下とを極めて少なくでき、その分、下地部材間の繋ぎ補強強度の低下も防止することができる。
ここで、テープ本体の幅方向の中央の一直線上のみに、複数の孔が穿設されている場合は、複数の孔を、目地溝の上側に位置するように貼設すれば、上側からパテを塗るパテ塗り作業において目地溝内にパテが充分に充填されるようにすることができるうえに、左右の繋ぎ補強強度を略均等にすることができる。
また、テープ本体の複数の孔は、下地部材間に形成される目地溝にパテを充填せずに貼設した状態で、上側からのパテ塗り作業の工程だけで目地溝内全体に略隙間無くパテが充填され、且つ、下地部材間の繋ぎ補強強度が必要充分となる径及び間隔に設定されている場合は、目地溝内のパテの充填率及び下地部材間の繋ぎ補強強度が必要充分に確保された目地処理を行うことができる。
さらに、孔の径をaとし、孔同士の間隔をbとすると、目地溝内へのパテの充填性の基準として、a≧4mm且つb≦8mmの条件を満たすように設定されている場合は、目地溝内のパテの充填率が必要充分に確保された目地処理を行うことができる設計が容易である。
そのうえで、繋ぎ補強強度の基準として、b≧4mmの条件も満たすように設定されている場合は、下地部材間の繋ぎ補強強度も必要充分に確保された目地処理を行うことができる設計が容易である。
このような本発明の内装用目地処理方法は、上記した本発明の内装用目地処理テープを用い、建物内の下地部材間に形成される目地溝にパテを充填せずに、内装用目地処理テープを、複数の孔が目地溝の上側に位置するように貼設し、その上側からパテを塗り、複数の孔を通して、パテを目地溝内に充填させて目地処理を行う構成とされている。
上記した構成なので、上記した本発明の内装用目地処理テープの効果を奏する内装用目地処理方法を行うことができる。
(a)は、実施例の内装用目地処理テープを表面側から見た図であり、(b)は、(a)におけるA−A線矢視断面図である。 (a)は、実施例の内装用目地処理方法の段階を示す図であって、(b)は、(a)におけるB−B線矢視断面図である。 (a)は、実施例の内装用目地処理方法の段階を示す図であって、(b)は、(a)におけるC−C線矢視断面図である。 (a)は、実施例の内装用目地処理方法の段階を示す図であって、(b)は、(a)におけるD−D線矢視断面図である。 内装用目地処理テープの孔の径と間隔を変えて、下地部材間の繋ぎ補強強度と目地溝内へのパテの充填性とを比較した表である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、実施例の構成について説明する。
図1は、実施例の内装用目地処理テープ1の概略構成を示している。
この実施例の内装用目地処理テープ1は、図1(b)に示したように、不織布、経糸及び緯糸を有する織布、及びこれらの組合せから選択させる布にラミネート加工を施したラミネート加工布から成る厚さ0.15mmで幅が40mmのテープ本体1Aの裏面に、両面テープを貼り付けるなどして形成した厚さ0.15mmで幅が40mmの接着層1Bが設けられたものである。
なお、このラミネート加工布から成るテープ本体1Aの表面側は、紙やすりや針等によってひっかき加工され、毛羽立たせており、パテ5との密着性を向上させている。
そのうえで、図1(a)に示したように、テープ本体1Aの幅方向の中央の長手方向に延びる一直線上のみに並んで、複数の孔2,・・・が穿設されている。
ここで、これらの孔2の径aは5mmに、孔2,2間の間隔bは8mmにそれぞれ設定されている。
なお、保管時は、通常のテープ類と同様に、芯材に巻き付けられている。
次に、実施例の内装用目地処理方法について、図2〜図4を参照しながら説明する。
まず、図示省略の建物内における壁や天井等の石膏ボード等から成る下地部材3,3間には、図2に示したように、断面V字形状の目地溝4が形成されている。
なお、ここでは、この目地溝4の幅は5mmで、深さは2.5mmである。
この状態から、図3に示したように、下地部材3,3間の目地溝4内にパテ5を充填せずに、上記した内装用目地処理テープ1を貼設する。
この内装用目地処理テープ1を貼設する際には、複数の孔2,・・・が下地部材3,3間の目地溝4の上側に位置するようにして貼設する。
続いて、その上側からパテ5を塗るパテ塗り作業を行うと、内装用目地処理テープ1の複数の孔2,・・・から下地部材3,3間の目地溝4内にパテ5が充填されるとともに、表面がパテ5によって滑らかとなり、図4に示したように、目地処理が完了する。
次に、内装用目地処理テープ1の孔2の径aと間隔bを変えて、下地部材3,3間の繋ぎ補強強度と目地溝4内へのパテ5の充填性とを比較する実験を行った。
ここで、孔2の径aは、3mm、4mm、5mmとし、孔2,2の間隔bは、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mmとし、これらの組合せの全21種類のものについて検証した。
左側の欄を、目地溝4内へのパテ5の充填性(目地溝4内へ隙間なくパテ5が充填されるかどうかを示す性能)とし、右側の欄を、下地部材3,3間の繋ぎ補強強度(揺れ等に対する強度)として表を作成すると、図5に示したようになった。
結果、下地部材3,3間の繋ぎ補強強度と、目地溝4内へのパテ5の充填性の両者がともに基準を満たすのは、孔2の径aと孔2,2の間隔bの組み合わせを(a,b)として、(4,4)、(4,5)、(4,6)、(4,7)、(4,8)、(5,4)、(5,5)、(5,6)、(5,7)、及び(5,8)の計10のものであった。他のものが基準を満たさなかったのは、孔2の径aが小さ過ぎたり、孔2,2の間隔bが大き過ぎたりすると、目地溝4へのパテ5の充填性が低くなり、また、孔2,2の間隔bが小さ過ぎると繋ぎ補強強度が低くなることに起因する。
なお、下地部材3,3間の繋ぎ補強強度を考慮し、目地溝4内へのパテ5の充填密度まで重視すると、最適なのは、上記した実施例の数値と同様の孔2の径aが5mmで孔2,2間の間隔bが8mmのものであった。
この検証結果から、孔の径をaとし、孔同士の間隔をbとすると、目地溝4内へのパテ5の充填性の基準として、a≧4mm且つb≦8mmの条件を満たすとともに、繋ぎ補強強度の基準として、b≧4mmの条件を満たすように設定されていると良いことが分かった。
次に、実施例の作用効果について説明する。
このような実施例の内装用目地処理テープ1は、建物内の下地部材3,3間に形成される目地溝4の部分に貼設して目地処理を行うための内装用目地処理テープであって、テープ本体1Aの長手方向に延びる一直線上のみに並んで、複数の孔2,・・・が穿設された構成とされている。
上記した構成なので、内装用目地処理テープ1を、建物内の下地部材3,3間に貼設した後に、上側からパテ5を塗れば、複数の孔2,・・・から目地溝4内にパテが充填されるため、1回のパテ塗り作業の工程だけで目地処理を行うことができ、その分、工期を短縮することができる。
そのうえ、目地溝4内にパテ5を充填させるパテ塗り作業の前に、複数の孔2,・・・を目安として内装用目地処理テープ1を下地部材3,3間に貼設することができるので、はみ出したパテ5による接着性の低下と、偏ったり蛇行したりすることによる接着性の低下とを極めて少なくでき、その分、下地部材3,3間の繋ぎ補強強度の低下も防止することができる。
ここで、テープ本体1Aの幅方向の中央の一直線上のみに、複数の孔2,・・・が穿設されている。
このため、複数の孔2,・・・を、目地溝4の上側に位置するように貼設すれば、上側からパテ5を塗るパテ塗り作業において目地溝4内にパテ5が充分に充填されるようにすることができるうえに、左右の繋ぎ補強強度を略均等にすることができる。
また、テープ本体1Aの複数の孔2,・・・は、下地部材3,3間に形成される目地溝4にパテ5を充填せずに貼設した状態で、上側からのパテ塗り作業の工程だけで目地溝4内全体に略隙間無くパテ5が充填され、且つ、下地部材3,3間の繋ぎ補強強度が必要充分となる径a及び間隔bに設定されている。
このため、目地溝4内のパテ5の充填率及び下地部材3,3間の繋ぎ補強強度が必要充分に確保された目地処理を行うことができる。
さらに具体的には、孔2の径をaとし、孔2,2同士の間隔をbとすると、目地溝4内へのパテ5の充填性の基準として、a≧4mm且つb≦8mmの条件を満たすように設定されている。
このため、目地溝4内のパテ5の充填率が必要充分に確保された目地処理を行うことができる設計が容易である。
そのうえで、繋ぎ補強強度の基準として、b≧4mmの条件も満たすように設定されている。
このため、下地部材3,3間の繋ぎ補強強度も必要充分に確保された目地処理を行うことができる設計が容易である。
このような実施例の内装用目地処理方法は、上記した実施例の内装用目地処理テープ1を用い、建物内の下地部材3,3間に形成される目地溝4にパテ5を充填せずに、内装用目地処理テープ1を、複数の孔2,・・・が目地溝4の上側に位置するように貼設し、その上側からパテ5を塗り、複数の孔2,・・・を通して、パテ5を目地溝4内に充填させて目地処理を行う構成とされている。
上記した構成なので、上記した実施例の内装用目地処理テープ1の作用効果を奏する内装用目地処理方法を行うことができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、内装用目地処理テープ1の孔2,・・・を円孔として実施したが、これに限定されず、その他の形状の孔で実施してもよい。
なお、この場合、孔2の径とは、孔2のテープ本体1Aの長手方向の長さを示すように定義し、孔2,2の間隔とは、隣り同士の孔2,2同士間の長さを示すように定義するとよい。
また、上記した実施例では、内装用目地処理テープ1のテープ本体1Aを、ラミネート加工を施したラミネート加工布から成るものとして実施したが、これに限定されず、不織布、経糸及び緯糸を有する織布等で実施してもよい。
さらに、上記した実施例では、目地溝4を、一般的な、幅が5mmで、深さは2.5mmのものとして実施したが、これに限定されず、例えば、これより幅や深さが多少異なるもので実施しても、本発明の作用効果は充分に得られる。
1 内装用目地処理テープ
1A テープ本体
1B 接着層
2 孔
3 下地部材
4 目地溝
5 パテ

Claims (6)

  1. 建物内の下地部材間に形成される目地溝の部分に貼設して目地処理を行うための内装用目地処理テープであって、
    テープ本体の長手方向に延びる一直線上のみに並んで、複数の孔が穿設されていることを特徴とする内装用目地処理テープ。
  2. 前記テープ本体の幅方向の中央の一直線上のみに、前記複数の孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の内装用目地処理テープ。
  3. 前記テープ本体の前記複数の孔は、前記下地部材間に形成される前記目地溝にパテを充填せずに貼設した状態で、上側からのパテ塗り作業の工程だけで前記目地溝内全体に略隙間無くパテが充填され、且つ、前記下地部材間の繋ぎ補強強度が必要充分となる径及び間隔に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内装用目地処理テープ。
  4. 前記孔の径をaとし、前記孔同士の間隔をbとすると、
    前記目地溝内へのパテの充填性の基準として、a≧4mm且つb≦8mmの条件を満たすように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の内装用目地処理テープ。
  5. 繋ぎ補強強度の基準として、b≧4mmの条件も満たすように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の内装用目地処理テープ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の内装用目地処理テープを用い、
    建物内の下地部材間に形成される目地溝にパテを充填せずに、前記内装用目地処理テープを、前記複数の孔が前記目地溝の上側に位置するように貼設し、その上側からパテを塗り、前記複数の孔を通して、パテを前記目地溝内に充填させて目地処理を行うことを特徴とする内装用目地処理方法。
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