JP2017009147A - 貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵室内の温度を上昇させることなく、冷却器の霜取りを行うことが可能な貯蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵物が配される貯蔵室12と、貯蔵室12内を冷却することが可能な冷却装置28と、貯蔵室12内に蒸気を供給することが可能な蒸気発生装置21と、冷却装置28の動作を制御する制御部60と、を備え、冷却装置28は、圧縮機15Aと、凝縮器15Bと、圧縮機15A及び凝縮器15Bに対して接続される冷却器18Aと、圧縮機15A及び凝縮器15Bに対して接続される冷却器18Bと、冷却器18Aに対する冷媒の供給を停止することが可能な第1電磁弁65Aと、冷却器18Bに対する冷媒の供給を停止することが可能な第2電磁弁65Bと、を備え、制御部60は、第1電磁弁65A及び第2電磁弁65Bの開閉をそれぞれ制御可能とされることに特徴を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、貯蔵庫に関する。
従来、貯蔵庫として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のものでは、圧縮機、凝縮器、及び冷却器を備え、貯蔵室内を冷却することが可能となっている。これにより、貯蔵庫内の貯蔵物を冷却保存することができる。
特開平06−174355号公報
ところで、上記冷却器に付着した霜を取り除く方法として、冷却器に対する冷媒の供給を停止し、周囲の温度によって霜を溶かす方法(いわゆるオフサイクルデフロスト)が知られている。このような方法では、一時的に冷却器による冷却を停止させる必要があり、貯蔵室内の温度が上昇するという問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、貯蔵室内の温度を上昇させることなく、冷却器の霜取りを行うことが可能な貯蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の貯蔵庫は、貯蔵物が配される貯蔵室と、前記貯蔵室内を冷却することが可能な冷却装置と、前記貯蔵室内に蒸気を供給することが可能な蒸気発生装置と、前記冷却装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記冷却装置は、圧縮機と、凝縮器と、前記圧縮機及び前記凝縮器に対して接続される第1冷却器と、前記圧縮機及び前記凝縮器に対して接続される第2冷却器と、前記第1冷却器に対する冷媒の供給を停止することが可能な第1弁部材と、前記第2冷却器に対する冷媒の供給を停止することが可能な第2弁部材と、を備え、前記制御部は、前記第1弁部材及び前記第2弁部材の開閉をそれぞれ制御可能とされることに特徴を有する。
本発明によれば、第1弁部材及び前記第2弁部材の開閉を制御することで、第1冷却器及び第2冷却器のうち、一方の冷却器に冷媒を供給すると共に、他方の冷却器への冷媒の供給を停止することができる。これにより、一方の冷却器を用いて貯蔵室を冷却しつつ、他方の冷却器の霜取りを行うことができる。このため、貯蔵室内の温度を上昇させることなく、冷却器の霜取りを行うことができる。また、本発明によれば、蒸気発生装置を備えることで、貯蔵物を蒸気によって加熱調理することができる。しかしながら、蒸気発生装置から発生する蒸気に起因して、冷却器に霜が付き易くなることが懸念される。本発明では、第1冷却器及び第2冷却器に対して交互に霜取りを行うことで、貯蔵室内の温度を上昇させることなく、各冷却器の霜取りを確実に行うことができる。
上記構成において、前記貯蔵室の温度を検知可能な温度センサを備え、前記制御部は、前記温度センサによって検知された前記貯蔵室の温度が、予め設定された温度範囲内である場合において、前記第1弁部材と前記第2弁部材の双方を開く処理を行うものとすることができる。2つの冷却器に冷媒を送ることで、貯蔵室をより短時間で冷却することができる。また、貯蔵庫内の温度が高い場合に、2つの冷却器に冷媒を送ると、圧縮機の負荷が大きくなる事態が懸念される。上記構成では、貯蔵室の温度が所定の温度範囲内である場合に、2つの冷却器に冷媒を送ることができ、圧縮機の負荷を低減することができる。
また、前記凝縮器から前記第1冷却器及び前記第2冷却器に送られる冷媒を前記圧縮機に供給するための液インジェクション配管と、前記液インジェクション配管に設けられ、前記液インジェクション配管を開閉することが可能な第3弁部材と、備え、前記制御部は、前記第3弁部材が閉じている場合に、前記第1弁部材と前記第2弁部材の双方を開く処理を行うものとすることができる。
液インジェクション配管を備えることで、液冷媒を圧縮機に送ることができ、液冷媒の蒸発潜熱によって圧縮機を冷却することができる。しかしながら、第1冷却器、第2冷却器、及び液インジェクション配管から、同時に冷媒が圧縮機に供給されると、圧縮機の負荷が大きくなる事態が懸念される。上記構成では、第3弁部材が閉じている場合において、第1弁部材と第2弁部材を開くように制御することで、圧縮機の負荷を低減させることができる。
本発明によれば、貯蔵室内の温度を上昇させることなく、冷却器の霜取りを行うことが可能な貯蔵庫を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る貯蔵庫を示す斜視図 貯蔵庫において断熱扉を開けた状態を示す斜視図 第2機械室を左側から視た斜視図 貯蔵庫の内部構造を示す斜視図 貯蔵庫の内部構造を右側から視た斜視図 本実施形態の冷却サイクルを示す 貯蔵庫の電気的構成を示すブロック図 冷却運転に係る制御部の処理を示すフローチャート 一つの冷却器を用いた冷却運転に係る制御部の処理を示すフローチャート
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。本実施形態の貯蔵庫10は、例えば、業務用の縦型貯蔵庫とされる。貯蔵庫10は、図1に示すように、縦長の直方体形状をなす貯蔵庫本体11と、貯蔵庫本体11を下方から支持する台車30(カート)と、を備えている。なお、図面にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、図におけるX軸方向が左右方向、Y軸方向が前後方向に対応し、Z軸方向が上下方向に対応している。なお、ここで言う貯蔵庫本体11の前後方向とは、前側が貯蔵室12の手前側(正面側)に相当し、後側が貯蔵室12の奥側に相当するものとする。また、本実施形態において、左右方向とは、貯蔵庫10を正面から視た際の左右方向のことを指すものとする。
台車30は、図1に示すように、複数のフレーム部材を主体として構成される台車本体部40と、複数のキャスタ31と、を備えている。また、台車本体部40は、上面を構成する天板47、及び正面を構成する前側カバー48を備えている。天板47の上面には、図1に示すように、貯蔵庫本体11の脚部11Aが固定されている。
貯蔵庫本体11は、図2及び図4に示すように、前側に開口された貯蔵室12(調理室)と、主に加熱装置13が収容される第1機械室14と、主に冷却ユニット15が収容される第2機械室16と、を有している。貯蔵室12は、食品(貯蔵物)が貯蔵されるもので、図4に示すように、断熱性を有する箱部12Gによって構成されている。箱部12Gは、正面側(前側)に開口されており、この開口を通じて貯蔵室12内に貯蔵物を出し入れすることができる。また、箱部12Gの開口は、図1に示すように、断熱扉17によって開閉可能に覆われている。図4に示すように、第1機械室14は、貯蔵室12の左側(側方)に配され、第2機械室16は、貯蔵室12の上方に配されている。
図2に示すように、本実施形態では、貯蔵室12内において、4つのラック51が収容されている。ラック51には、複数段のトレイ50が収容されており、各トレイ50には、食品が載置される。4つのラック51は、シェルフ52の上段及び下段にそれぞれ2つずつ収納されている。
箱部12Gの内部空間の奥側には、図4に示すように、貯蔵室12の後壁部12Aを構成するパネル部材が設けられている。この後壁部12Aには、網目状の通気口12D,12Dがそれぞれ形成されている。後壁部12Aの裏側(後側)には、図5に示すように、通気口12D,12Dとそれぞれ対向する形で冷却器18A,18Bが配されている。つまり、冷却器18A,18Bは、貯蔵室12の後方に配されている。
冷却器18A,18Bは、上下方向に配列されている。冷却器18A,18Bの各々は、冷却ユニット15と複数の冷媒管14Bによって循環接続されており、冷却サイクルを構成することで冷気を生成するものとされる。なお、冷却器18A,18Bに係る冷却サイクルの構成については後述する。また、図5に示すように、冷媒管14Bは、第2機械室16の底壁部に形成された挿通孔を貫通する形で設けられており、この挿通孔は、シール部材33,34によって塞がれている。
図4に示すように、第1機械室14の内部空間は、断熱壁14Aによって左右に仕切られており、断熱壁14Aの右側には送風ファン19及びヒータ20が収容され、左側には蒸気発生装置21が収容されている。送風ファン19は、貯蔵室12の左側に配されている。具体的には、箱部12Gの内部空間は、図5に示すように、複数の長孔状の通気孔29A及び網目状の通気孔29Bを有する仕切り板29によって左右に仕切られており、送風ファン19は、仕切り板29(貯蔵室12の側壁)と対向する形で配されている。
送風ファン19は、例えば、シロッコファンなどの遠心ファンとされ、貯蔵室12内の空気を対流させるものとされる。送風ファン19は、その中心部から吸い込んだ貯蔵室12の空気を、周方向に吹き出す構成となっている。これにより送風ファン19は、冷却器18A,18Bに向けて送風可能となっている。送風ファン19から送風された空気は、主に冷却器18A,18Bの後面側から前面側に向かう形で冷却器18A,18B内を通過し、通過する過程で熱交換によって冷却されることで冷気となる。つまり、冷却ユニット15、冷却器18A,18B、及び送風ファン19は、貯蔵室12内を冷却する冷却装置28を構成するものとされる。なお、冷却器18Aは、第1冷却器の一例であり、冷却器18Bは、第2冷却器の一例である。
また、送風ファン19を囲む形で環状のヒータ20が設けられている。ヒータ20を駆動させた状態で送風ファン19を回転させると、送風ファン19からヒータ20に吹き付けられた風が熱風として、貯蔵室12に送られる構成となっている。つまり、ヒータ20及び送風ファン19は、貯蔵室12内を加熱する加熱装置13を構成するものとされる。
蒸気発生装置21は、貯蔵室12内に蒸気を供給するためのもので、例えば、誘導加熱式の蒸気発生装置とされる。蒸気発生装置21は、図4に示すように、筒形状の蒸発容器22と、この蒸発容器22に収容された導電性の加熱体(図示せず)と、蒸発容器22の外周に巻回された誘導加熱コイル23と、を備えている。
蒸気発生装置21は、加熱体を発熱させ、蒸発容器22内の水を蒸発させることで蒸気を発生させる構成となっている。蒸気発生装置21から発生する蒸気は、蒸気供給管21Aを介して貯蔵室12に送られる。以上のように、本実施形態の貯蔵庫10は、食品を冷却保存する冷蔵庫としての機能と、食品を加熱調理するスチームコンベクションオーブンとしての機能を備えている。これにより、貯蔵室12内で冷却保存しておいた食品を加熱調理することができる。
また、貯蔵室12の底面には、排水口24Aが設けられている。排水口24Aには、排管25が接続されている。この排管25は、貯蔵室12を構成する底壁の下方を通り、蒸発容器22の下部に接続された排水タンク26を経由した後、上方及び下方に分岐されている。以下の説明では、排管25における排水口24Aから排水タンク26までの部分を第1排管部25Aと呼び、排水タンク26から上方に延びる部分を第2排管部25B(排気筒)と呼ぶものとする。
また、排管25における排水タンク26から下方に延びる部分を第3排管部27と呼ぶものとする。貯蔵室12内の蒸気は、主に第1排管部25A及び第2排管部25Bを通って貯蔵庫10の上方に排出可能となっている。一方、貯蔵室12内の水は、第1排管部25A及び第3排管部27を通って貯蔵庫10の下方に排出可能となっている。また、図3に示すように、第3排管部27は、その下端部27Aが、貯蔵室本体11の底面から突出するものとされる。第2排管部25Bは、図4に示すように、第2機械室16を構成する天板を貫通し、第2排管部25Bの開口部25Dが上方に開口されている。
第2機械室16は、図5に示すように、正面側に開口された箱部16Gと、箱部16Gの開口を塞ぐフロントパネル16Hによって構成されている。フロントパネル16Hは、箱部16Gに対して着脱可能に取り付けられている。フロントパネル16Hは、正面視において矩形状をなしている。フロントパネル16Hには、前後方向に貫通された複数の通気孔16Tが凝縮器15Bと対向する箇所に形成されている。また、フロントパネル16Hには、貯蔵庫10の状態の表示などを行うための表示パネル16U(液晶パネル、表示部)が設けられている。
(冷却サイクルの構成)
次に、冷却器18A,18Bに係る冷却サイクルの構成について説明する。図6に示すように、冷却サイクルは、2つの冷却器18A,18Bと、冷却ユニット15を主体として構成されている。冷却ユニット15は、圧縮機15A、凝縮器15B、凝縮器ファン15D、アキュムレータ15G、乾燥器15H、受液器15Kを主体として構成されている。
図6に示すように、冷却器18A,18Bは、並列に接続されており、圧縮機15A、凝縮器15Bと冷媒管により循環接続されることにより、それぞれ冷却サイクルを構成している。また、冷却器18A,18Bにおける上流側には、膨張弁15J,15Jがそれぞれ接続され、下流側には、感温筒15L,15Lがそれぞれ接続されている。
冷媒管において冷却器18Aの上流側(膨張弁15Jの上流側)には、第1電磁弁65A(第1弁部材)が設けられ、冷却器18Bの上流側(膨張弁15Jの上流側)には、第2電磁弁65B(第2弁部材)が設けられている。第1電磁弁65Aは、冷却器18Aに対する冷媒の供給を停止するためのもので、第2電磁弁65Bは、冷却器18Bに対する冷媒の供給を停止するためのものとされる。第1電磁弁65A及び第2電磁弁65Bは、後述する制御部60によって、その開閉がそれぞれ制御される構成となっている。
また、本実施形態の冷却サイクル(ひいては冷却装置28)は、凝縮器15Bから冷却器18A,18Bに送られる液冷媒を圧縮機15Aに供給するための液インジェクション配管70を備えている。液インジェクション配管70は、高圧の液冷媒を圧縮機15Aのシリンダ内部に送り、液冷媒の蒸発潜熱で吐出ガスの温度を低くすることで、圧縮機15Aのモータを冷却することが可能となっている。液インジェクション配管70には、第3電磁弁65C(第3弁部材)が設けられており、第3電磁弁65Cを開くことで、冷媒を圧縮機15Aに送ることができ、第3電磁弁65Cを閉じることで、圧縮機15Aに対する冷媒の供給を停止することができる。また、圧縮機15Aの吐出側には、温度センサ66A及び圧力スイッチ66Bがそれぞれ接続されている。
(貯蔵庫の電気的構成)
次に、貯蔵庫10の電気的構成について、図7を用いて説明する。貯蔵庫10は、複数の電子部品が回路基板に実装された制御回路を備えており、この制御回路は、図7に示すように、所定のプログラムを実行するマイクロコンピュータ等からなる制御部60を有している。なお、制御部60を構成する回路基板は、主に第2機械室16における左側の端部に配された電装箱15E(図3参照)の内部に収容されているが、回路基板の収容箇所は、これに限定されるものではない。
制御部60は、図7に示すように、記憶部61及びタイマ62を備える。制御部60の入力側には、作業者が時刻や温度の設定などを行うための操作部63と、貯蔵室12内の温度を検知可能な温度センサ64と、圧縮機15A用の温度センサ66Aと、圧力スイッチ66Bと、が電気的に接続されている。操作部63は、例えば、表示パネル16Uの表側に配されたタッチパネルによって構成される。また、温度センサ64,66Aとしては、例えば、サーミスタを用いることができるが、サーミスタ以外の温度センサを用いてもよい。
また、制御部60の出力側には、表示パネル16U、蒸気発生装置21、ヒータ20、送風ファン19、圧縮機15A、凝縮器ファン15D、第1電磁弁65A、第2電磁弁65B、第3電磁弁65Cと、がそれぞれ電気的に接続されている。なお、温度センサ64は、貯蔵室12の温度を検知可能な箇所に配されており、例えば、後壁部12Aの裏面(冷却器18A側の面)に取り付けられている(図5の破線参照)。これにより、温度センサ64は、送風ファン19によって循環する空気の温度を検知可能となっている。また、温度センサ64の設置箇所は、これに限定されず、例えば、仕切り板29の裏側(送風ファン19が設置される空間)や貯蔵室12内に設けられていてもよい。
表示パネル16Uには、貯蔵室12の温度や現在時刻、時刻や温度の設定画面などが表示可能となっている。記憶部61には、貯蔵庫10の運転に係る各種設定(加熱及び冷却に係る設定温度や時間など)が記憶されている。作業者は、操作部63(本実施形態ではタッチパネル)を操作して各種設定の入力を行うことができる。
(貯蔵庫における冷却運転)
次に、本実施形態の貯蔵庫10に係る制御について説明する。ここでは、貯蔵室12内の温度を設定された設定冷却温度T1まで冷却する際の制御について説明する。作業者が操作部63を操作すると、制御部60は、図8に示すように、制御部60は、冷却装置28(具体的には冷却ユニット15及び送風ファン19)を作動させ冷却運転を開始する(S11)。制御部60は、貯蔵室12に設けられた温度センサ64の検知温度に基づいて、冷却装置28の出力を調整することで、目標とする設定冷却温度となるように貯蔵室12内を冷却する。
ここで、制御部60は、温度センサ64による検知温度に基づいて、冷却器に係る制御を行う。温度センサ64の検知温度(貯蔵室12の温度)が予め設定された第1温度範囲TA(例えば35℃より高く、60℃以下)である場合(図8のS12でYES)には、制御部60は、第1電磁弁65A及び第2電磁弁65Bのうちいずれか一方を閉じる。これにより、冷媒は、冷却器18A,18Bのうち、いずれか一方のみに供給され、この冷却器のみを用いて冷却が行われる(S13)。
なお、貯蔵室12の温度が第1温度範囲TAよりも高い場合には、制御部60は、例えば、第1電磁弁65A、第2電磁弁65B、第3電磁弁65Cを閉じる。このため、冷却器18A,18Bを用いた冷却が行われることがない。この場合には、作業者は、断熱扉17を開けた状態で操作部63を操作し、予備冷却を行う。予備冷却とは、冷却ユニット15を駆動せず、送風ファン19の送風による冷却のことを言う。なお、貯蔵室12が高温となる状況としては、例えば、加熱調理の直後の状況などを例示することができる。
また、温度センサ64による検知温度が予め設定された第2温度範囲TB(例えば7℃より高く、35℃以下)である場合(図8のS13でYES)、且つ第3電磁弁65Cが閉じている場合(図8のS14でYES)には、制御部60は、電磁弁65A,65Bの双方を開く。これにより、冷媒は、冷却器18A,18Bの双方に供給され、2つの冷却器18A,18Bを用いて冷却が行われる(図8のS15)。なお、第2温度範囲TBの下限は、例えば、目標とする設定冷却温度よりも所定温度高い温度で設定される。図8では、設定冷却温度を例えば3℃で設定し、この温度よりも4℃高い温度(7℃)を第2温度範囲TBの下限としたものを例示している。
また、制御部60による第3電磁弁65Cの開閉は、例えば、温度センサ66Aの検知温度に基づいて制御される。制御部60は、温度センサ66Aの検知温度(圧縮機15Aの吐出側温度)が所定温度を超えた場合に、第3電磁弁65Cを開く。これにより、高圧の液冷媒を圧縮機15Aに送ることができ、圧縮機15Aの過熱を防止することができる。なお、制御部60による第3電磁弁65Cの開閉を、温度センサ64の検知温度(貯蔵室12内の温度)に基づいて行ってもよく、温度センサ64の検知温度と温度センサ66Aの検知温度の双方に基づいて行ってもよい。
(2つの冷却器の切替運転)
本実施形態においては、上述したように2つの冷却器18A,18Bを備えている。これにより、1つの冷却器のみを用いて冷却運転を行う場合には、2つの冷却器18A,18Bを交互に用いることで、冷却器の霜取を行いつつ、冷却を行うことができる。これについて、具体的に説明する。なお、冷却器18A,18Bのうち、いずれか一方の冷却器を用いる場合とは、例えば、設定冷却温度付近での冷却運転(図8のS12,S13のいずれもNO)を行う場合を例示することができる。
制御部60は、貯蔵室12の温度が設定冷却温度になると、温度センサ64の検知温度に基づいて、冷却装置の出力やオン/オフを調整することで、設定冷却温度を維持するコントロール運転(保冷運転)を行う。一方の冷却器(例えば冷却器18A)を用いて冷却運転を行う場合には、図9に示すように、制御部60によるコントロール運転がオフされた時点(図9のS21でYES)で、制御部60は、一方の冷却器による冷却運転から他方の冷却器による冷却運転に切り替える(S23)。具体的には、制御部60は、当該冷却器の電磁弁(例えば第1電磁弁65A)を閉じ、他方の電磁弁(例えば第2電磁弁65B)を開く。これにより、冷却器の切り替えが行われる。
また、図9のS22に示すように、温度センサ64のコントロール運転が継続中の場合(図9のS21でNO)であっても、一方の冷却器の連続冷却時間が、予め設定された所定時間以上となった場合には、他の冷却器に運転を切り替える。なお、冷却器の連続冷却時間は、例えば、タイマ62によって計時された時刻に基づいて算出される。このように、2つの冷却器を交互に用いる構成とすれば、使用していない側の冷却器について霜取りを行うことができる。なお、冷却器の霜取りを行う場合には、設定冷却温度を0℃以上で設定すればよく、例えば、2℃〜15℃の範囲で設定することで貯蔵室12内を低温で維持しつつ、霜取りを行うことができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、第1電磁弁65A及び第2電磁弁65Bの開閉を制御することで、冷却器18A及び冷却器18Bのうち、一方の冷却器に冷媒を供給すると共に、他方の冷却器への冷媒の供給を停止することができる。これにより、一方の冷却器を用いて貯蔵室12を冷却しつつ、他方の冷却器の霜取りを行うことができる。このため、貯蔵室12内の温度を上昇させることなく、冷却器の霜取りを行うことができる。また、本実施形態によれば、蒸気発生装置21を備えることで、貯蔵物を蒸気によって加熱調理することができる。しかしながら、蒸気発生装置21から発生する蒸気に起因して、冷却器18A,18Bに霜が付き易くなることが懸念される。本実施形態では、冷却器18A及び冷却器18Bに対して交互に霜取りを行うことで、貯蔵室12内の温度を上昇させることなく、各冷却器18A,18Bの霜取りを確実に行うことができる。
上記構成において、貯蔵室12の温度を検知可能な温度センサ64を備え、制御部60は、温度センサ64によって検知された貯蔵室12の温度が、予め設定された温度範囲内である場合において、第1電磁弁65Aと第2電磁弁65Bの双方を開く処理を行うことができる。2つの冷却器18A,18Bに冷媒を送ることで、貯蔵室12をより短時間で冷却することができる。また、貯蔵庫10内の温度が高い場合に、2つの冷却器18A,18Bに冷媒を送ると、圧縮機15Aの負荷が大きくなる事態が懸念される。本実施形態では、貯蔵室12の温度が所定の温度範囲内である場合に、2つの冷却器18A,18Bに冷媒を送ることができ、圧縮機15Aの負荷を低減することができる。
ここで、圧縮機15Aの負荷は、貯蔵庫10の温度が高い程増加する。また、2つの冷却器18A,18Bに冷媒を供給すると、冷却サイクルの低圧圧力が上昇し、圧縮機15Aの負荷が大きくなる事態が懸念される。このため、本実施形態では、貯蔵庫10の温度が比較的高い第1温度範囲TAでは、冷却器を1つのみ用いることとし、比較的低い第2温度範囲TBで、冷却器を2つ用いることとしている。また、貯蔵庫10の温度が設定冷却温度に近い状態(本実施形態では、設定冷却温度+4℃以下となった状態)では、貯蔵庫10内の温度が十分に低下したと判断できるため、冷却器を一つのみ用いることとしている。
また、凝縮器15Bから冷却器18A及び冷却器18Bに送られる冷媒を圧縮機15Aに供給するための液インジェクション配管70と、液インジェクション配管70に設けられ、圧縮機15Aに対する冷媒の供給を停止することが可能な第3電磁弁65Cと、備え、制御部60は、第3電磁弁65Cが閉じている場合に、第1電磁弁65Aと第2電磁弁65Bの双方を開く処理を行うことができる。
液インジェクション配管70を備えることで、液冷媒を圧縮機15Aに供給することができ、液冷媒の蒸発潜熱によって圧縮機15Aを冷却することができる。しかしながら、冷却器18A、冷却器18B、及び液インジェクション配管70から、同時に冷媒が圧縮機15Aに送られると、圧縮器に戻る冷媒の量(密度)が増え、圧縮機15Aの負荷が大きくなる事態が懸念される。このため、上記構成では、第3電磁弁65Cが閉じている場合において、第1電磁弁65Aと第2電磁弁65Bを開くように制御することで、圧縮機15Aの負荷を低減させることができる。言い換えると、制御部60は、第1電磁弁65A、第2電磁弁65B、第3電磁弁65Cの3つを同時に開かないように制御している。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)冷却運転に係る設定冷却温度、第1温度範囲、第2温度範囲は上記実施形態で例示した値に限定されず、適宜変更可能である。
(2)上記実施形態では、2つの冷却器18A,18Bが上下方向に配列される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、2つの冷却器18A,18Bが左右方向に配列されていてもよい。
10…貯蔵庫、12…貯蔵室、15…冷却ユニット(冷却装置を構成)、15A…圧縮機、15B…凝縮器、18A…冷却器(第1冷却器)、18B…冷却器(第2冷却器)、19…送風ファン(冷却装置を構成)、21…蒸気発生装置、28…冷却装置、60…制御部、64…温度センサ(貯蔵室の温度を検知可能な温度センサ)、65A…第1電磁弁(第1弁部材)、65B…第2電磁弁(第2弁部材)、65C…第3電磁弁(第3弁部材)、70…液インジェクション配管、TB…第2温度範囲(予め設定された温度範囲)

Claims (3)

  1. 貯蔵物が配される貯蔵室と、
    前記貯蔵室内を冷却することが可能な冷却装置と、
    前記貯蔵室内に蒸気を供給することが可能な蒸気発生装置と、
    前記冷却装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記冷却装置は、
    圧縮機と、
    凝縮器と、
    前記圧縮機及び前記凝縮器に対して接続される第1冷却器と、
    前記圧縮機及び前記凝縮器に対して接続される第2冷却器と、
    前記第1冷却器に対する冷媒の供給を停止することが可能な第1弁部材と、
    前記第2冷却器に対する冷媒の供給を停止することが可能な第2弁部材と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1弁部材及び前記第2弁部材の開閉をそれぞれ制御可能とされる貯蔵庫。
  2. 前記貯蔵室の温度を検知可能な温度センサを備え、
    前記制御部は、
    前記温度センサによって検知された前記貯蔵室の温度が、予め設定された温度範囲内である場合において、前記第1弁部材と前記第2弁部材の双方を開く処理を行う請求項1に記載の貯蔵庫。
  3. 前記凝縮器から前記第1冷却器及び前記第2冷却器に送られる冷媒を前記圧縮機に送るための液インジェクション配管と、
    前記液インジェクション配管に設けられ、前記液インジェクション配管を開閉することが可能な第3弁部材と、備え、
    前記制御部は、
    前記第3弁部材が閉じている場合に、前記第1弁部材と前記第2弁部材の双方を開く処理を行う請求項2に記載の貯蔵庫。
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