JP2017010074A - 保護制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーション料金の算出に必要な情報を得ることができる保護制御装置を提供する。【解決手段】日付および時刻を計時する時計部3と、アプリケーションの運用状態と、時計部3から得た時刻情報との関連付けを行い、アプリケーション時刻情報を生成する時刻情報生成部4と、アプリケーション時刻情報を記憶する時刻情報記憶部5と、時刻情報記憶部5に記憶されたアプリケーション時刻情報を、出力部102に出力する時刻情報出力部6と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電力系統を保護する保護制御装置に関する。
発電設備、変電設備、及び送電設備等を含む電力系統で落雷等の事故が生じた場合、事故区間を電力系統から速やかに切り離し、電力系統から事故を除去する必要がある。そのため、電力系統は開閉器で区画され、各区画の端子に設置されている保護制御装置により、開閉器や事故時に制御が必要な電力機器が監視制御される。
保護制御装置は、電力系統から入力された電流および電圧のアナログ信号をディジタル信号に変換し、所定のアプリケーションによりディジタル信号に対して加工・演算処理を施すことで、保護機能や保護性能を実現する。保護制御装置は、事故発生と事故様相の検出及び制御内容を決定する演算部と、開閉器や区画の機器に指令信号を発する制御部と、を有する。
例えば、送電線を保護する保護制御装置は、所定のアプリケーションとして、送電線での事故発生を検出する電流作動リレー要素や不足電圧リレー要素の演算を行う演算アプリケーションと、演算アプリケーションによる演算結果に基づいて遮断器への遮断指令を出力するシーケンスアプリケーションを備える。このような演算アプリケーションやシーケンスアプリケーションは、例えば保護制御装置の演算部に予めインストールされていた。
「保護リレーシステム工学」、(社)電気学会、 2002年3月、p99、100
従来、保護制御装置が有する機能は固定されており、機能を追加する場合は、各保護制御装置の設置場所に保安員が赴いてアプリケーションの改造が行われる場合があった。また、演算部自体を新規に作成した演算部と取り替える場合もあり、その作業量は膨大であった。しかし、近年、分散型電源の導入が拡大され、また電源の偏在化が進んでいることからも、電力系統の変化に応じた監視制御機能を有するアプリケーションの追加を行うことが求められていた。
ここで、保護制御装置において、新規にアプリケーションを追加する場合、新規アプリケーションについて課金を行うことが想定される。また、新規アプリケーションに、使用料金が無料である試用期間を設けることも考えられる。従って、保護制御装置において、アプリケーション毎に異なる課金体系や有料期間に応じて、アプリケーション料金の算出に必要な情報を得たいという要望があった。
本発明の実施形態は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものである。その目的は、アプリケーション料金の算出に必要な情報を得ることができる保護制御装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本実施形態の保護制御装置は、日付および時刻を計時する時計部と、アプリケーションの運用状態と、前記時計部から得た時刻情報との関連付けを行い、アプリケーション時刻情報を生成する時刻情報生成部と、前記アプリケーション時刻情報を記憶する時刻情報記憶部と、前記時刻情報記憶部に記憶されたアプリケーション時刻情報を、出力部に出力する時刻情報出力部と、を有することを特徴とする。
アプリケーションの課金形態を説明する説明図であり、(a)は課金形態が一括の場合、(b)は課金形態が使用時間かつ試用期間が無い場合、(b)は課金形態が使用時間かつ試用期間がある場合を示す。 第1の実施形態に係る保護制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る保護制御装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る保護制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る保護制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る保護制御装置の動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る保護制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 第5の実施形態に係る保護制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
[1.構成]
以下、第1の実施形態に係る保護制御装置Aについて図面を参照しつつ詳細に説明する。
<アプリケーション>
まず、本実施形態において、保護制御装置Aに追加されるアプリケーションについて具体的に説明する。アプリケーションは、保護制御装置Aの各部の機能を実現するために、保護制御装置A内に実装されるソフトウェアである。保護制御装置Aの各部の機能は、アプリケーションによって、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで実現できる。なお、アプリケーションは、プログラムと同意と捉えることができる。また、以下の説明では、アプリケーションを略してアプリと表現する場合がある。
アプリケーションには、それぞれ課金体系が設定されている。例えば、以下の表1に示すような課金体系を設定することができる。
Figure 2017010074
表1の例では、課金形態として、一括または使用時間が設定されている。一括の課金形態とは、アプリケーションのインストール完了時に、一度に所定のアプリケーション料金が課金される形態である。使用時間の課金形態とは、アプリケーションの使用時間に応じて、所定のアプリケーション料金が課金される形態である。使用時間は、アプリケーションのインストール完了から、アプリケーションのアンインストールまでの時間としても良い。また、後述する試用期間終了後から、アプリケーションのアンインストールまでの時間とすることもできる。
使用時間については、時間単位や日単位を基準とすることが考えられるが、分単位、月単位、年単位としてもよい。例えば、アプリケーションの使用が開始した時点で、1年分の料金を課金する構成としても良い。この場合には、アプリケーションの使用が2年目に突入した時点で、さらに1年分の料金を課金できる。
また、各アプリケーションには、試用期間の有無が設定されている。試用期間とは、アプリケーション料金の課金が無い状態で、ユーザがアプリケーションを使用できる期間である。例えば、アプリケーションの運用が開始した後、所定の期間が経過するまでを試用期間とすることができる。試用期間は、日単位または月単位で設定することが一般的であるが、時間や年等、その他の単位を用いてもよい。なお、表1には記載されていないが、試用期間が有りの場合には、設定された試用期間の情報を含む。以上のような、アプリケーションの課金形態、試用期間の有無、価格情報は、アプリケーションの課金に関する情報としてアプリケーションに含まれる。
さらに、各アプリケーションには、アプリ価格情報(単価)が設定されている。例えば、課金形態が一括の場合には、x1円という金額が設定される。このアプリケーション料金は、例えばアプリケーションのインストールが完了した時点で課金される。また、課金形態が使用時間の場合には、1時間毎にx2円、1日毎にx3円という金額が設定される。これらのアプリケーション料金を使用時間に乗じることで、課金する金額を算出する。
表1のアプリNo.1〜No.3の各課金形態について、図1を用いて詳細に説明する。表1に示す通り、アプリNo.1は、課金形態が一括であり、アプリ価格情報がx1円となっている。従って、図1(a)に示す通り、アプリNo.1がインストールされた時点で、一度にアプリケーション料金x1円が課金される。
次に、表1に示す通り、アプリNo.2は、課金形態が使用時間、試用期間無し、アプリ価格情報が1時間x2円となっている。従って、図1(b)に示す通り、アプリNo.2がインストールされた後、実際の運用が開始した時点から有料期間が開始する。運用開始時点からアプリNo.2がアンインストールされるまでの時間に、アプリケーション料金x2円を乗じた金額が課金される。
また、表1に示す通り、アプリNo.3は、課金形態が使用時間、試用期間有り、アプリ価格情報が1日x3円となっている。従って、図1(c)に示す通り、アプリNo.3がインストールされた後、実際の運用が開始した時点から所定の期間が試用期間となるため、アプリケーション料金の課金は行われない。そして、試用期間終了時点からアプリNo.3がアンインストールされるまでの日数に、アプリケーション料金x3円を乗じた額が課金される。
<保護制御装置>
以上のようなアプリケーションがインストールされる対象である保護制御装置Aについて、図2を参照しつつ説明する。保護制御装置1は、電力系統の異常を検知して電路の開閉を行うことにより、電力系統を保護する保護制御を行う装置である。ただし、以下の説明では、通常の保護制御のための処理部は省略し、アプリケーションの追加および課金に関する処理部について説明する。
保護制御装置Aは、具体的には、入力部101や出力部102が接続された、CPUやメモリを含み所定のアプリケーションで動作するコンピューターや専用の電子回路で構成されている。保護制御装置Aは、インストール部1、記憶部2、時計部3、時刻情報生成部4、時刻情報記憶部5、時刻情報出力部6、を有する。これらの処理部は、保護制御装置Aにおいて、事故発生と事故様相の検出及び制御内容を決定する演算部(不図示)に含まれることができる。
(入力部)
入力部101には、アプリケーションのインストールに関する情報の入力を行う入力装置と、入力された情報を保護制御装置Aに通知するインターフェースが含まれる。この入力部101は、例えばユーザが保護制御装置Aへの操作要求を入力する手段である。入力装置としては、例えば、タッチパネル(出力部102の表示装置に設置されているものを含む)、マウス、およびキーボードなどを用いることができる。
(出力部)
出力部102には、保護制御装置Aからの情報を出力するインターフェースと、出力された情報に基づいてユーザに操作内容の確認や選択をさせる画面を表示する表示装置が含まれる。この出力部102は、例えば保護制御装置Aにおけるアプリケーションの使用時間や、保護制御装置Aの状態を一覧や図で示したり、システムやユーザの操作に対する警報を表示する手段である。表示装置としては、例えば、液晶表示パネルなどの表示画面を持つディスプレイを用いることができる。また、出力部102としては、プリンタ等の記録手段を用いることもできる。
(インストール部)
インストール部1は、アプリケーションを記憶部2にインストールする処理部である。インストール部1は、入力部101からアプリケーションのインストール処理の実施指示を受信し、受信したアプリケーションを記憶部2に格納する。
(記憶部)
記憶部2は、アプリ記憶部2aと、アプリ情報記憶部2bと、を有する。アプリ記憶部2aは、インストール部1によりインストールされたアプリケーションを記憶する記憶部である。アプリ記憶部2aには、複数のアプリケーションを記憶することができる。アプリ情報記憶部2bは、アプリ記憶部2aに記憶されているアプリケーションに関する情報を記憶する記憶部である。
アプリ情報記憶部2bには、例えば、以下の表2に示すようなアプリケーション情報が記憶される。
Figure 2017010074
アプリケーション情報は、アプリケーションの運用状態と、アプリケーションに含まれるアプリケーションの課金に関する情報を含む。アプリケーションの運用状態は、現在のアプリケーションのステイタスを示す情報である。インストール完了は、インストール部1によりアプリ記憶部2aにアプリケーションがインストールされたことを示す。また、運用中は、アプリ記憶部2aにインストールされたアプリケーションが実行されたことを示す。他にも、アプリ記憶部2aのアプリケーションがアンインストールされた場合には、運用状態はアンインストール完了となる。アプリケーションの運用状態は、不図示の更新部により、適宜更新される。
アプリケーションの課金に関する情報は、アプリケーションの課金形態、試用期間の有無、価格情報を含む。なお、表2には記載されていないが、試用期間が有りの場合には、設定された試用期間の情報を含む。これらの情報は、不図示の抽出部により、インストールされたアプリケーションから抽出され、アプリ情報記憶部2bに記憶される。アプリ情報記憶部2bは、記憶しているアプリケーション情報を時刻情報生成部4に出力する。
(時計部)
時計部3は、現在の日付および時刻を計時する時計である。時計部3としては、保護制御装置Aに予め内蔵されている時計を用いることができる。時計部3は、計測した日時を時刻情報として時刻情報生成部4に出力する。
(時刻情報生成部)
時刻情報生成部4は、アプリ情報記憶部2bから得たアプリケーション情報と、時計部3から得た時刻情報との関連付けを行う処理部である。時刻情報生成部4は、以下の表3に示すようなアプリケーション時刻情報を生成する。
Figure 2017010074
時刻情報生成部4は、アプリ情報記憶部2bが記憶するアプリケーションの運用状態が更新されるたびに、時刻情報との関連付けを行う。従って、各アプリケーションに対して、インストール日時、運用開始日時、およびアンインストール日時を有する。また、アプリケーションについて試用期間が設定されている場合には、試用期間終了日時を含む。
インストール日時は、アプリ記憶部2aに対するアプリケーションのインストールが完了した日時である。運用開始日時は、アプリ記憶部2aにインストールされたアプリケーションが実行された日時である。アンインストール日時は、アプリ記憶部2aが記憶するアプリケーションのアンインストールが完了した日時である。
試用期間終了日時は、アプリケーション料金の課金がない無料期間が終了した日時である。試用期間終了日時は、不図示の演算部により運用開始日時から算出した日時を用いることができる。例えば、試用期間が3ヶ月と設定されており、運用開始日時が2015年05月13日である場合、試用期間終了日時は2015年08月13日である。
なお、時刻情報生成部4は、アプリ情報記憶部2bが記憶するアプリケーションの運用状態が更新されるたびに、時刻情報との関連付けを行うとしたが、この態様には限定されない。例えば、時刻情報生成部4に、アプリケーションの運用状態を監視する監視部を設け、監視部が運用状態の変更を検出するたびに、時刻情報との関連付けを行う構成としても良い。時刻情報生成部4は、関連付けを行ったアプリケーション時刻情報を、時刻情報記憶部5に出力する。
(時刻情報記憶部・時刻情報出力部)
時刻情報記憶部5は、時刻情報生成部4から得たアプリケーション時刻情報を記憶する記憶部である。時刻情報出力部6は、例えば入力部101においてアプリケーション時刻情報の表示の要求が入力された場合、時刻情報記憶部5に記憶されているアプリケーション時刻情報を出力部102に出力する処理部である。時刻情報出力部6が出力したアプリケーション時刻情報は、出力部102に表示される。
[2.動作]
本実施形態の保護制御装置の動作について、図3を参照して説明する。まず、インストール部1がアプリケーションをアプリ記憶部2aにインストールする。そして、アプリ情報記憶部2bの抽出部が、アプリケーションからアプリケーション情報を抽出して、アプリ情報記憶部2bに記憶する(ステップS01)。
アプリケーションのインストールが完了するとアプリ情報記憶部2bの更新部が、アプリケーション情報の運用状態をインストール完了に更新する。このようにアプリ情報記憶部2bの更新部がアプリケーション情報の運用状態を更新すると(ステップS02のYES)、時刻情報生成部4は、更新された運用状態と、時計部3から得た時刻情報との関連付けを行ったアプリケーション時刻情報を、時刻情報記憶部5に記憶する(ステップS03)。また、アプリケーション情報の運用状態に変更がない場合(ステップS02のNo)、アプリケーション時刻情報を生成しない。なお、アプリ情報記憶部2bの更新部が運用状態を更新する度にステップS02およびS03を繰り返す。
例えば入力部101において、アプリケーション時刻情報の表示の要求が入力された場合(ステップS04のYES)、時刻情報出力部6は、時刻情報記憶部5に記憶されているアプリケーション時刻情報を出力部102に出力する。そして、出力部102は、時刻情報出力部6が出力したアプリケーション時刻情報を表示する(ステップS05)。また、アプリケーション時刻情報の表示の要求が入力されない場合(ステップS04のNo)、処理を終了する。
[3.作用効果]
(1)本実施形態の保護制御装置Aは、日付および時刻を計時する時計部3と、アプリケーションの運用状態と、時計部3から得た時刻情報との関連付けを行い、アプリケーション時刻情報を生成する時刻情報生成部4と、アプリケーション時刻情報を記憶する時刻情報記憶部5と、時刻情報記憶部5に記憶されたアプリケーション時刻情報を、出力部102に出力する時刻情報出力部6と、を有する。
時刻情報生成部4は、各アプリケーションについて発生する複数の運用状態について、それぞれ時刻情報の関連付けを行う。上述の通り、アプリケーション料金は、一括で課金されるか使用時間に応じて課金される。従って、各運用状態に対する時刻情報を基に、アプリケーション料金を算出することができる。すなわち、本実施形態の保護制御装置によれば、アプリケーション料金の算出に必要な情報を得ることが可能となる。
(2)運用状態が、アプリケーションのインストール完了、運用開始、試用期間終了、およびアンインストール完了を示す状態である。
アプリケーション料金が一括で課金される場合には、アプリケーションのインストール完了の時刻情報得ることで、アプリケーション料金を課金することができる。また、アプリケーション料金が使用時間に応じて課金される場合には、運用開始とアンインストール完了の時刻情報を得ることで、アプリケーション料金を課金することができる。アプリケーションに試用期間が設定されている場合には、試用期間終了とアンインストール完了の時刻情報を得ることで、アプリケーション料金を課金することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の保護制御装置Aの構成は、基本的には第1の実施形態と同じである。ただし、本実施形態では、図4に示す通り、保護制御装置Aには外部時計装置Tが接続されており、外部時計装置Aの時刻に基づいて時計部3の時刻の補正を行う時刻補正部7が設けられている。
外部時計装置Tは、基準時刻を計時する時計である。基準時刻とは、時計部3の時刻を補正する際に基準となる日付および時刻である。外部時計装置Tとしては、例えばIEEE1588(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1588)に準拠した時刻サーバーである、PTP(Precision Time Protocol)グランドマスターを用いることができる。
時刻補正部7は、外部時計装置Tの基準時刻に基づいて、時計部3の時刻を補正する処理部である。時刻補正部7は、時計部3の時刻を補正するタイミングである補正タイミングを有する。補正タイミングとしては、例えば1日に一回、一時間に一回、というように設定されている。なお、補正タイミングは必ずしも一定期間に一回というように設定されている必要はない。
以上のような本実施形態では、上記実施形態に加えて以下の作用効果を得ることができる。保護制御装置Aには、基準時刻を計時する外部時計装置Tが接続され、保護制御装置Aは、外部時計装置Tの基準時刻に基づいて、時計部3の時刻を補正する時刻補正部7を有する。
時計部3の時刻にズレが生じた場合には、アプリケーション料金の算出に誤差が生じることなる。また、保護制御装置Aの時計部3は、ユーザにより変更可能であるため、時計部3の時刻が変更された場合には、正確なアプリケーション料金の算出ができなくなる。しかし、本実施形態では、時刻補正部7が外部時計装置Tの基準時間に基づいて、時計部3の時刻を補正する。従って、時計部3の時刻を正確に維持することができるため、アプリケーション料金の算出に必要な情報を正確に得ることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態の保護制御装置Aの構成は、基本的には第2の実施形態と同じである。ただし、本実施形態の保護制御装置Aでは、図5に示す通り、外部時計装置Tが接続されておらず、パスワード記憶部8a、パスワード認証部8、変更履歴記憶部9、変更履歴出力部10を有する。
また、時刻補正部7は、外部から入力された時刻に基づいて、時計部3の時刻を補正する処理部である。時刻補正部7は、時計部3の時刻を補正した際に、補正前の時刻情報と補正後の時刻情報を変更履歴記憶部9に出力する。
パスワード記憶部8aは、時刻補正を行う際に必要となるパスワードを記憶する記憶部である。パスワード認証部8は、ユーザが入力部101を介して入力したパスワードと、パスワード記憶部8aに記憶されているパスワードが一致するか否かを判断する処理部である。
変更履歴記憶部9は、時計部3の時刻を補正した際の、補正前の時刻情報と補正後の時刻情報を時刻変更履歴として記憶する記憶部である。変更履歴出力部10は、例えば入力部101において時刻変更履歴の表示の要求が入力された場合、変更履歴記憶部9に記憶されている時刻変更履歴を出力部102に出力する処理部である。変更履歴出力部10が出力した時刻変更履歴は、出力部102に表示される。
本実施形態の保護制御装置の時刻変更に関する動作について、図6を参照して説明する。ユーザが、時計部3の時刻の変更を行う場合、入力部101を介してパスワードと変更後の時刻を入力する(ステップS21)。パスワード認証部8は、ユーザが入力したパスワードとパスワード記憶部8aに記憶されているパスワードが一致するか否かを判断する(ステップS22)。パスワード認証部8は、パスワードが一致した場合にユーザが入力した時刻を時刻補正部7に出力する(ステップS22、YES)。一方、パスワードが一致しない場合には(ステップS22のNO)、処理を中断する。
時刻変更部7は、パスワード認証部8から入力された時刻に基づいて、時計部3の時刻を補正する(ステップS23)。時刻変更部7は、補正前の時刻情報と補正後の時刻情報を時刻変更履歴として記憶する(ステップS24)。例えば入力部101において、時刻変更履歴の表示の要求が入力された場合(ステップS25のYES)、変更履歴出力部10は、変更履歴記憶部9に記憶されている時刻変更履歴を出力部102に出力する。そして、出力部102は、変更履歴出力部10が出力した時刻変更履歴を表示する(ステップS26)。また、時刻変更履歴の表示の要求が入力されない場合(ステップS25のNO)、処理を終了する。
以上のような本実施形態では、上記実施形態に加えて以下の作用効果を得ることができる。時刻補正を行う際に必要となるパスワードを記憶するパスワード記憶部8aと、入力されたパスワードと、パスワード記憶部8aに記憶されているパスワードが一致するか否かを判断するパスワード認証部8と、入力されたパスワードと、パスワード記憶部8aに記憶されているパスワードが一致する場合に、外部から入力された時刻に基づいて、時計部3の時刻を補正する時刻補正部7と、時計部3の時刻を補正した際の、補正前の時刻情報と補正後の時刻情報を時刻変更履歴として記憶する変更履歴記憶部9と、変更履歴記憶部9に記憶された時刻変更履歴を、出力部102に出力する変更履歴出力部10と、を有する。
上述の通り、保護制御装置Aの時計部3は、ユーザにより変更可能であるため、時計部3の時刻が変更された場合には、正確なアプリケーション料金の算出ができなくなる。従って、ユーザが手動で保護制御装置Aの時計部3の時刻を変更する際に、パスワード入力が必要となることで、時計部3の時刻が不正に変更されることを防止することができる。また、時刻変更履歴を残すことで、時刻変更の経歴を明確化し、時計部3の時刻変更が不正に行われていないかを確認することができる。従って、アプリケーション料金の算出に必要な情報を正確に得ることができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態の保護制御装置Aの構成は、基本的には第1の実施形態と同じである。ただし、本実施形態の保護制御装置Aでは、図7に示す通り、アプリケーション料金演算部11を有する。アプリケーション料金演算部11は、アプリケーション情報およびアプリケーション時刻情報に基づいて、アプリケーション料金を算出する処理部である。アプリケーション料金演算部11には、アプリ情報記憶部2bに記憶されているアプリケーション情報と、時刻情報記憶部5に記憶されているアプリケーション時刻情報が入力されている。
アプリケーション料金演算部11は、アプリケーション情報に基づいて演算式を選択する不図示の選択部を有する。選択部は、アプリケーション情報に含まれるアプリ運用状態がインストール完了であり、課金形態が一括の場合、以下の式1を選択する。
(式1)
アプリケーション料金=x1円
また、選択部は、アプリケーション情報に含まれるアプリ運用状態がアンインストール完了であり、課金形態が使用時間、試用期間が無しの場合、以下の式2を選択する。なお、以下の式で用いられるアプリケーション時刻情報は、表3のアプリNo.2と対応している。すなわち、運用開始日時がy5年m5月d5日、アンインストール日時がy6年m6月d6日の場合を表す。また、下記式2および式3の30については、1カ月あたりの日数が入力される。
下記式2によると、運用開始日時からアンインストール日時までの時間を使用時間として、これに1時間あたりのアプリケーション料金x2を乗じることでアプリケーション料金が算出される。
(式2)
{(y6−y5)×365+(m6−m5)×30+(d6−d5)}×24×x2 [円]
さらに、選択部は、アプリケーション情報に含まれるアプリ運用状態がアンインストール完了であり、課金形態が使用時間、試用期間が有りの場合、以下の式3を選択する。なお、以下の式で用いられるアプリケーション時刻情報は、表3のアプリNo.3と対応している。すなわち、運用開始日時がy8年m8月d8日、試用期間終了日時がy9年m9月d9日、アンインストール日時がy10年m10月d10日の場合を表す。また、下式の30については、1カ月あたりの日数が入力される。
下記式3によると、試用期間終了日時からアンインストール日時までの日数を使用時間として、これに1日あたりのアプリケーション料金x3を乗じることでアプリケーション料金が算出される。
(式3)
{(y10−y9)×365+(m10−m9)×30+(d10−d9)}×x3[円]
アプリケーション料金演算部11は、選択部が選択した演算式に基づき、アプリケーション料金を算出する。算出されたアプリケーション料金は、出力部102に出力される。そして、出力部102は、アプリケーション料金演算部11が出力したアプリケーション料金を表示する。
なお、上記の式1〜3は演算式の一例であり、これらの演算式以外の式を用いることもできる。式2は使用時間に対してアプリケーション料金を乗じる演算式であるが、分秒までを含めてアプリケーション料金を算出しても良い。同様に、式3は使用日数に対してアプリケーション料金を乗じる演算式であるが、時分秒までを含めてアプリケーション料金を算出しても良い。
以上のような本実施形態では、上記実施形態に加えて以下の作用効果を得ることができる。アプリケーションの運用状態、課金形態、価格、およびアプリケーション時刻情報に基づいて、アプリケーション料金を算出し、出力部102に出力するアプリケーション料金演算部11を有する。
上述の通り、アプリケーションごとに課金形態や単価が異なる場合があるが、本実施形態の保護制御装置Aによれば、課金形態や単価が異なる場合であっても、アプリケーション料金を正確に算出することが可能となる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態の保護制御装置Aの構成は、基本的には第1の実施形態と同じである。ただし、本実施形態の保護制御装置Aでは、図8に示す通り、時計部3にかわり、カウンタ12を有する。カウンタ12は、保護制御装置Aのサンプリング回数からカウンタ値を計測する処理部である。
例えば、ディジタル形の保護制御装置は一定のサンプリング間隔で電圧、電流その他の系統情報を外部から取得し保護制御演算を行う。サンプリング間隔が電気角30度の場合、50Hz系では1.667ms、60Hz系では1.389msに同期して保護制御演算が行われる。また、50Hz系に設置される保護制御装置の場合、カウンタ値n回の経過時間は1.667×n(ms)に相当する。
本実施形態では、時刻情報生成部4は、アプリ情報記憶部2bから得たアプリケーション情報と、カウンタ12から得たカウンタ値との関連付けを行う。時刻情報生成部4は、以下の表4に示すようなアプリケーション時刻情報を生成する。
Figure 2017010074
時刻情報生成部4は、アプリ情報記憶部2bが記憶するアプリケーションの運用状態が更新されるたびに、カウンタ値との関連付けを行う。従って、各アプリケーションに対して、インストール時、運用開始時、およびアンインストール時のカウンタ値を有する。また、アプリケーションについて試用期間が設定されている場合には、試用期間終了時のカウンタ値を含む。
以上のような本実施形態では、以下の作用効果を得ることができる。保護制御装置Aのサンプリング回数からカウンタ値を計測するカウンタ12と、アプリケーションの運用状態と、カウンタ12から得たカウンタ値との関連付けを行い、アプリケーション時刻情報を生成する時刻情報生成部4と、アプリケーション時刻情報を記憶する時刻情報記憶部5と、時刻情報記憶部5に記憶されたアプリケーション時刻情報を、出力部102に出力する時刻情報出力部6と、を有する。
時刻情報生成部4は、各アプリケーションについて発生する複数の運用状態について、それぞれカウンタ値の関連付けを行う。上述の通り、アプリケーション料金は、一括で課金されるか使用時間に応じて課金される。従って、各運用状態に対するカウンタ値を基に、アプリケーション料金を算出することができる。すなわち、本実施形態の保護制御装置によれば、アプリケーション料金の算出に必要な情報を得ることが可能となる。
さらに、時計機能が無い保護制御装置Aや、時計部があっても時計機能の精度が確保できない場合であったとしても、保護制御装置Aのカウンタ値を用いることで、アプリケーション料金の算出に必要な情報を得ることが可能となる。
(その他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
A 保護制御装置
T 外部時計装置
101 入力部
102 出力部
1 インストール部
2 記憶部
2a アプリ記憶部
2b アプリ情報記憶部
3 時計部
4 時刻情報生成部
5 時刻情報記憶部
6 時刻情報出力部
7 時刻補正部
8 パスワード認証部
8a パスワード記憶部
9 変更履歴記憶部
10 変更履歴出力部
11 アプリケーション料金演算部
12 カウンタ

Claims (6)

  1. 日付および時刻を計時する時計部と、
    アプリケーションの運用状態と、前記時計部から得た時刻情報との関連付けを行い、アプリケーション時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
    前記アプリケーション時刻情報を記憶する時刻情報記憶部と、
    前記時刻情報記憶部に記憶されたアプリケーション時刻情報を、出力部に出力する時刻情報出力部と、
    を有することを特徴とする保護制御装置。
  2. 前記保護制御装置には、基準時刻を計時する外部時計装置が接続され、
    前記保護制御装置は、前記外部時計装置の基準時刻に基づいて、前記時計部の時刻を補正する時刻補正部を有することを特徴とする請求項1記載の保護制御装置。
  3. 時刻補正を行う際に必要となるパスワードを記憶するパスワード記憶部と、
    入力されたパスワードと、前記パスワード記憶部に記憶されているパスワードが一致するか否かを判断するパスワード認証部と、
    入力されたパスワードと、前記パスワード記憶部に記憶されているパスワードが一致する場合に、外部から入力された時刻に基づいて、前記時計部の時刻を補正する時刻補正部と、
    前記時計部の時刻を補正した際の、補正前の時刻情報と補正後の時刻情報を時刻変更履歴として記憶する変更履歴記憶部と、
    前記変更履歴記憶部に記憶された時刻変更履歴を、出力部に出力する変更履歴出力部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の保護制御装置。
  4. 保護制御装置のサンプリング回数からカウンタ値を計測するカウンタと、
    アプリケーションの運用状態と、前記カウンタから得たカウンタ値との関連付けを行い、アプリケーション時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
    前記アプリケーション時刻情報を記憶する時刻情報記憶部と、
    前記時刻情報記憶部に記憶されたアプリケーション時刻情報を、出力部に出力する時刻情報出力部と、
    を有することを特徴とする保護制御装置。
  5. 前記運用状態が、アプリケーションのインストール完了、運用開始、試用期間終了、およびアンインストール完了を示す状態であることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載の保護制御装置。
  6. 前記アプリケーションの運用状態、課金形態、価格、および前記アプリケーション時刻情報に基づいて、アプリケーション料金を算出し、前記出力部に出力するアプリケーション料金演算部を有することを特徴とする請求項1〜5いずれか一項記載の保護制御装置。
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