JP2017010198A - 運転状況送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工作機械の担当オペレータの変更に応じ、運転情報の送信先を、変更後のオペレータの携帯端末に自動的に変更可能な運転情報送信装置を提供する。
【解決手段】工作機械11を操作するオペレータの固有情報と、オペレータの携帯端末9の通信アドレスとを関連付けて記憶する連絡先データ記憶部2と、送信する携帯端末9の通信アドレスを記憶した通信アドレス記憶部3と、電気通信回線10に接続して携帯端末と通信する通信制御部6と、工作機械11の操作領域15内に居るオペレータの固有情報を取得する固有情報取得部5と、取得された固有情報に対応する通信アドレスを連絡先データ記憶部2から読み出して、通信アドレス記憶部3に記憶された通信アドレスを更新する通信アドレス更新部7と、運転状況に係る情報を作成し、作成した情報を、通信制御部6を介して、通信アドレス記憶部3に記憶された通信アドレスに送信する情報送信処理部8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、一又は複数の工作機械の運転状況を監視し、電気通信回線に接続された複数の携帯端末から選択される特定の携帯端末に対して、その運転状況に係る情報を送信する運転情報送信装置に関する。
上述した運転情報送信装置として、従来、特開平9−91014号公報(下記特許文献1)に開示される装置が知られている。
この装置は、前記特許文献1に記載されるように、工作機械を制御するとともにこの工作機械の運転状況を読み取ることができるNC部と、このNC部から読み取った前記運転状況に基づいてデータ処理して前記工作機械の機械状態を監視する機械監視制御部と、この機械監視制御部から出力される稼動状態の情報及び異常発生の信号を送信する情報送信部と、前記工作機械から離れた場所にあり、前記情報送信部の出力信号を電話回線を介して受信して前記稼動状態及び異常発生の情報を表示する情報受信部とから構成される。
尚、前記特許文献1では、前記情報受信部として、作業者が携帯するポケットベルや携帯電話機などが例示され、前記稼動状態の情報として、稼動率,ワーク個数,稼動時間,切削時間,非切削時間,停止時間,主軸回転時間,アラーム停止時間,通電時間及び衝突時刻などが例示されている。
斯くして、この従来の装置によれば、異常の発生や稼動状態の情報を、工作機械から離れた場所にある情報受信部に送信するようにしているので、工作機械の傍らにいなくても、その現在の機械状態を正確かつ詳細に監視できるとのことである。
特開平9−91014号公報
ところで、工作機械の分野では、通常、或る工作機械について、これを受け持つオペレータは一人ではなく、当該工作機械を2交代制や3交代制で稼働させるなど、複数のオペレータがこれを受け持ち、時間によって異なるオペレータが当該工作機械を操作する方式が採用されている。
したがって、このように複数のオペレータが交代しながら所定の工作機械を担当する態様において、前記運転情報送信装置が、前記運転情報をオペレータの携帯する情報受信部(ポケットベルや携帯電話機など)に送信するように構成されている場合には、前記運転情報送信装置は、その時点で、当該工作機械の操作を担当しているオペレータの情報受信部に運転情報を送信する必要がある。
そして、このような態様を実現するため、従来の運転情報送信装置では、各オペレータが携帯している情報受信部のアドレス(電話番号等)を、予め当該運転情報送信装置に登録しておき、工作機械を操作するオペレータが変更されるたびに、以後の操作を担当するオペレータが、登録された情報受信部のアドレスデータから自身のアドレスを選択して、送信先のアドレスとして特定する操作(送信先変更操作)を行うようにしていた。
この送信先変更操作を行うことにより、それ以降については、当該工作機械の操作を担当するオペレータの情報受信部に、その運転状況に係る情報が送信されるため、例えば、当該工作機械にアラームが発生した場合には、担当オペレータが、当該工作機械の近くに居ない場合でも、そのアラームの発生を認識することができ、アラームに応じた適切な対応を採ることができる。
ところが、この従来の運転情報送信装置では、オペレータ自身が前記送信先変更操作を行う必要があるため、オペレータに他に優先すべき突発的な作業が生じた場合には、オペレータが当該送信先変更操作の実行を忘れるといったことが起こる可能性があり、また、単純に、オペレータの錯誤により、当該送信先変更操作が実行されないといった、人為的な操作ミスが生じる可能性があった。更には、アラーム自体、頻発するものではないため、オペレータは運転情報送信装置について普段の作業の中で意識することが少なく、このことも一因となって、オペレータが当該送信先変更操作の実行を忘れるといったことが起こる可能性がある。
この場合、送信先変更操作が行われていないので、例えば、既に帰宅した前担当のオペレータが携帯する情報受信部にアラーム情報が送信される一方、現担当のオペレータが携帯する情報受信部にはアラーム情報が送信されないことになり、前担当のオペレータにとっては、アラームに対応するために、現担当のオペレータに連絡を取るなど、勤務時間外の作業を余儀なくされるという問題を生じる。また、勤務時間外であるため、前担当のオペレータが情報受信部を携帯している可能性は低く、この場合には、当該前担当のオペレータよってアラーム情報が認識されず、該当の工作機械がアラーム状態のまま長時間にわたって放置され、その稼働率が低下するといった問題につながる。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、工作機械を担当するオペレータが変更された場合に、運転情報の送信先を、変更されたオペレータの携帯端末に自動的に変更することができる運転情報送信装置の提供を、その目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、一又は複数の工作機械に対応して設けられ、該一又は複数の工作機械について、予め設定された運転状況を監視し、電気通信回線に接続された複数の携帯端末から選択される特定の携帯端末に対して、その運転状況に係る情報を送信する運転情報送信装置であって、
前記一又は複数の工作機械を操作するオペレータに対して設定される固有情報と、該オペレータが携帯する前記携帯端末の前記電気通信回線に係る通信アドレスとを、相互に関連付けて記憶する連絡先データ記憶部と、
前記特定携帯端末の前記通信アドレスを記憶した通信アドレス記憶部と、
前記電気通信回線に接続し、該電気通信回線を介して前記複数の携帯端末と通信する通信制御部と、
前記一又は複数の工作機械に対して設定された操作領域内に居るオペレータの固有情報を取得する固有情報取得部と、
前記固有情報取得部によって取得された固有情報を基に、前記連絡先データ記憶部に格納されたデータを参照して、取得された固有情報に対応する通信アドレスを前記連絡先データ記憶部から読み出し、読み出した通信アドレスで、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスを更新する通信アドレス更新部と、
前記運転状況に係る情報を作成し、作成した情報を、前記通信制御部を介して、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスに送信する情報送信処理部とを備えた運転情報送信装置に係る。
この運転情報送信装置によれば、前記情報送信処理部により、前記一又は複数の工作機械についての運転情報が作成され、作成された運転情報が、前記通信制御部の制御の下で、前記通信アドレス記憶部に格納された通信アドレス(即ち、特定携帯端末の通信アドレス)に送信される。
そして、この通信アドレス記憶部に記憶される通信アドレスは、前記通信アドレス更新部によって更新される。より詳しくは、まず、前記固有情報取得部によって、前記一又は複数の工作機械に対して設定された操作領域内に居るオペレータの固有情報が取得される。言い換えれば、前記固有情報取得部は、前記操作領域内に居るオペレータの固有情報を取得することで、当該工作機械を操作する現在の担当オペレータを認識する。
このような固有情報取得部の具体的な構成としては、例えば、社員証のICチップに記憶された社員番号等の固有情報を読み取る装置、前記工作機械を操作可能にするスマートキーに格納された固有情報を読み取る装置の他、Wi−Fi(Wireless Fidelity)近接センサを備え、オペレータが携帯する前記携帯端末(前記電気通信回線に接続した携帯端末であって、例えば、スマートフォンなど)から発信されるWi−Fiを検出して、当該携帯端末と通信してその固有情報(電話番号等)を取得する装置などを例示することができる。
前記社員証を読み取る装置の場合、前記工作機械に設定された操作領域の出入り口としてゲートを設け、このゲートを出入りする際のセキュリティとして社員証を用いれば、オペレータは、当該操作領域内に入る場合には必ず社員証を用いて入場するので、前記固有情報取得部は、オペレータが入場する際に使用される社員証からその固有情報を読み取ることで、当該オペレータの固有情報を確実に認識することができる。
また、スマートキーについても、工作機械を操作可能にするために必ず使用されるので、前記固有情報取得部は、このスマートキーが使用された際に、その固有情報を読み取ることで、当該オペレータの固有情報を確実に認識することができる。
また、携帯端末から発信されるWi−Fiを検出して当該携帯端末と通信する装置の場合、オペレータが何ら操作を行わなくても、オペレータが前記操作領域に入ったときに、固有情報取得部と携帯端末との通信によって、自動的且つ確実に当該オペレータの固有情報が取得され、認識される。
尚、前記社員証やスマートキーにWi−Fi通信機能を設けて、オペレータが前記操作領域に入ったときに、固有情報取得部と、これら社員証やスマートキーとの通信によって、当該オペレータの固有情報が認識されるようにしても良い。
そして、このようにして前記固有情報取得部により、工作機械の操作領域内に居るオペレータが携帯する機器(携帯端末、社員証、スマートキーなど)から当該オペレータの固有情報が取得(認識)されると、この取得された固有情報を基に、前記通信アドレス更新部により、前記連絡先データ記憶部に格納されたデータが参照され、取得された固有情報に対応する通信アドレスが前記連絡先データ記憶部から読み出され、読み出された通信アドレスで、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスが更新される。
斯くして、以上のようにして、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスが、その時点で工作機械の操作領域内に居るオペレータの通信アドレスに更新される。このように、本発明に係る運転情報送信装置によれば、工作機械を担当するオペレータが変更された場合に、運転情報の送信先を、変更されたオペレータが携帯する携帯端末の通信アドレスに自動的に且つ確実に変更することができるので、従来のように、変更前のオペレータが携帯する携帯端末に運転情報が送信されるといった不具合は生じず、確実に現担当のオペレータに運転情報を送信することができる。したがって、現担当のオペレータは、アラーム情報が送信される場合には、発生したアラームに対して、確実且つ適切に対応を採ることができ、工作機械がアラーム状態のまま長時間にわたって放置されて、その稼働率が低下するといった問題が生じることもない。
尚、前記運転情報には、例えば、アラーム発生状況やアラーム停止時間の他、稼働時間、稼働率、切削時間、エアカット時間、停止時間、加工ワーク個数といった情報が含まれるが、これらに限定されるものではない。また、前記電気通信回線には、電話回線、インターネットなどのネットワークが含まれ、前記携帯端末には、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット端末、携帯可能なPC、ポケベルなどが含まれる。また、運転情報の送信態様には、電子メールを用いた送信やその他のテキスト情報の送信の他、電話回線を用いた音声による送信などが含まれる。
また、本発明において、前記通信アドレス更新部は、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスの更新を随時実行するようにしても良く、或いは、定期的に実行するようにしても良い。
また、本発明において、前記通信アドレス更新部は、監視対象の前記工作機械について、その運動機構部を操作する操作信号が、当該工作機械の制御装置に入力されるかどうかを監視し、該操作信号が入力されたとき、前記更新処理を実行するように構成されているのが好ましい。
工作機械の操作領域内に入る者は、その操作を行うオペレータだけではなく、当該オペラータの上位の監督者や、品質管理を担当する検査担当者等も存在する。したがって、工作機械の操作領域内に居る者が、操作担当のオペレータかそれ以外の者かを確実に識別して、操作担当のオペレータが操作領域内に居る場合にのみ、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスをそのオペレータの通信アドレスに更新する必要がある。
上記構成の運転情報送信装置によれば、前記通信アドレス更新部は、監視対象の前記工作機械について、その運動機構部を操作する操作信号が、当該工作機械の制御装置に入力されるかどうかを監視し、該操作信号が入力されたとき、前記操作領域内に居る者が、当該工作機械の担当オペレータであると判断して、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスを当該オペレータの通信アドレスに更新する。
斯くして、この構成の運転情報送信装置によれば、工作機械の操作領域内に居る者が操作担当のオペレータであると判断される場合にのみ、通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスを当該オペレータの通信アドレスに更新するようにしているので、通信アドレス記憶部に記憶される通信アドレスを、確実に、操作担当のオペレータの通信アドレスとすることができ、運転情報を確実に操作担当のオペレータに送信することができる。
以上詳述したように、本発明に係る運転情報送信装置によれば、工作機械を担当するオペレータが変更された場合に、運転情報の送信先を、変更されたオペレータの携帯端末に自動的に且つ確実に変更することができるので、従来のように、変更前のオペレータが携帯する携帯端末に運転情報が送信されるといった不具合は生じず、確実に現担当のオペレータに運転情報を送信することができる。したがって、現担当のオペレータは、アラーム情報が送信される場合には、発生したアラームに、確実且つ適切に対応することができ、工作機械がアラーム状態のまま長時間にわたって放置されて、その稼働率が低下するといった問題が生じることもない。
本発明の一実施形態に係る運転情報送信装置の構成を示したブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る運転情報送信装置の構成を示したブロック図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る運転情報送信装置の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、この運転情報送信装置1は、複数(本例では3台以上)の工作機械11に対応して設けられ、この工作機械11について、予め設定された運転状況を監視し、電気通信回線10に接続された複数の携帯端末9から選択される特定の携帯端末9に対して、その運転状況に係る情報を送信する処理を行う。
前記各工作機械11は、運動機構部12及びこれを数値制御するNC装置13から構成され、この複数の工作機械11に対して適宜予め設定された操作領域15内に、前記運転情報送信装置1が配設されている。
また、前記携帯端末9は、オペレータ及びその上位監督者がそれぞれ携帯する端末であって、例えば、携帯電話、タブレット端末、携帯可能なPC、ポケベルなどが含まれるが、本例では、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信が可能な携帯電話(スマートフォン)を採用した。また、前記電気通信回線10には、電話回線、インターネットなどのネットワークが含まれるが、本例では、インターネットとした。斯くして、本例では、前記携帯端末9は、Bluetooth(登録商標)を用いた近距離通信が可能であり且つ、インターネットに接続して電子メールなどの各種通信が可能になっている。
前記運転情報送信装置1は、連絡先データ記憶部2、通信アドレス記憶部3、送信データ記憶部4、固有情報取得部5、通信制御部6、通信アドレス更新部7及び情報送信処理部8から構成される。
前記連絡先データ記憶部2は、前記工作機械11を操作するオペレータに対して設定される固有情報と、このオペレータ及びその上位監督者が携帯する携帯端末9の前記電気通信回線10に係る通信アドレスとを、相互に関連付けて記憶する機能部である。より具体的には、本例では、固有情報を、オペレータが携帯する携帯端末9の電話番号とし、これに対応する通信アドレスとして、オペレータが携帯する携帯端末9の電子メールアドレス、及び該オペレータの上位監督者が携帯する携帯端末9の電子メールアドレスとし、前記連絡先データ記憶部2は、これら電話番号と電子メールアドレスとを相互に関連付けて記憶する。
前記通信アドレス記憶部3は、運転情報を送信するように特定された携帯端末9の通信アドレスを記憶する機能部であり、この通信アドレス記憶部3には、前記操作領域15内で操作を行うべき現在の担当オペレータが携帯する携帯端末9の電子メールアドレス、及びその上位監督者の携帯端末9の電子メールアドレスが記憶される。
前記送信データ記憶部4は、運転情報を所定の形式のデータ(テキストデータや表データなど)として作成するためのデータを記憶する機能部である。
前記通信制御部6は、前記電気通信回線10に接続し、該電気通信回線10を介して前記複数の携帯端末9と通信を行う機能部である。
前記固有情報取得部5は、前記工作機械11の操作領域15内に居るオペレータの携帯端末9と、Bluetooth(登録商標)を用いた近距離通信により通信して、その電話番号(固有情報)を取得するとともに、取得した固有情報を前記通信アドレス更新部7に送信する処理を行う。尚、本例では、この固有情報取得部5が近距離通信可能な領域は、前記操作領域15をカバーしている。
前記通信アドレス更新部7は、監視対象の各工作機械11のNC装置13に接続されて、各NC装置13から、その運動機構部12を操作する操作信号を受信するように構成され、いずれかのNC装置13から操作信号を受信したとき、前記固有情報取得部5によって取得された固有情報を基に、前記連絡先データ記憶部2に格納されたデータを参照して、取得された固有情報に対応する電子メールアドレスを前記連絡先データ記憶部2から読み出し、読み出した電子メールアドレスで、前記通信アドレス記憶部3に記憶された電子メールアドレスを更新する処理を行う。
前記情報送信処理部8は、同様に、監視対象の各工作機械11のNC装置13に接続され、各NC装置13からそれぞれ運転状況に関する情報を取得して、送信用の運転情報を、前記送信データ記憶部4に格納されたデータを用いて作成し、作成した運転情報を電子メールの形式で、即ち、運転情報を電子メールの本文中に含める態様や、電子メールの添付ファイルとして、前記通信制御部6を介して、前記通信アドレス記憶部3に記憶された電子メールアドレス(電子メールサーバ)に送信する処理を行う。これにより、送信された電子メールは、その電子メールサーバを経由して、対応する携帯端末9に送信される。
前記各NC装置13から取得される運転状況には、例えば、アラーム発生状況やアラーム停止時間の他、稼働時間、稼働率、切削時間、エアカット時間、停止時間、加工ワーク個数といった情報が含まれる。尚、アラーム発生状況は必須的に含まれているのが好ましく、前記情報送信処理部8は、アラームが発生するたびに、好ましくは、アラームが発生した工作機械の番号、その発生日時、アラーム番及びアラームの内容が含まれた運転情報を作成して、送信する処理を行う。一方、アラーム発生状況以外の運転情報については、定期的にこれが作成されるようにしても良く、運転情報自体は、各工作機械11ごとに表として纏められた態様としても良い。
以上の構成を備えた本例の運転情報送信装置1によれば、前記情報送信処理部8によって、監視対象の工作機械11,11,11・・・に係る運転情報が作成され、作成れた運転情報が、前記通信制御部6による制御の下で、前記通信アドレス記憶部3に格納された電子メールアドレスに送信される。そして、例えば、運転情報がアラーム発生状況である場合には、アラームが発生する都度、当該アラームに係る運転情報が電子メールの形式で送信され、運転情報がアラーム発生情報以外のものである場合には、例えば、定期的に当該運転情報が電子メールの形式で送信される。
前記通信アドレス記憶部3に記憶される電子メールアドレスは、前記通信アドレス更新部7によって随時更新される。即ち、まず、前記固有情報取得部5と前記操作領域15内に居るオペレータの携帯端末9との間の近距離通信により、当該固有情報取得部5によって、所定のサンプリング間隔で、当該携帯端末9の電話番号(固有情報)が取得される。
そして、前記通信アドレス更新部7が、監視対象のいずれかのNC装置13から操作信号を受信すると、当該通信アドレス更新部7により、前記固有情報取得部5によって取得された固有情報を基に、前記連絡先データ記憶部2に格納されたデータが参照され、取得された固有情報に対応する電子メールアドレスが前記連絡先データ記憶部2から読み出され、読み出された電子メールアドレスで、前記通信アドレス記憶部3に記憶された電子メールアドレスが更新される。
斯くして、前記操作領域15内に居るオペレータによって、いずれかのNC装置13が操作されると、当該オペレータが携帯する携帯端末9の電話番号を基に、前記連絡先データ記憶部2に格納されたデータが参照され、当該携帯端末9の電子メールアドレス及びこのオペレータの上位監督者が携帯する携帯端末9の電子メールアドレスで、前記通信アドレス記憶部3に記憶された電子メールアドレスが更新される。
このように、本例の運転情報送信装置1によれば、監視対象の工作機械11を操作する現在の担当オペレータが自動的に認識されるとともに、運転情報を送信する電子メールアドレスが、現在の担当オペレータの携帯端末9の電子メールアドレス及びその上位監督者の携帯端末9の電子メールアドレスに自動的に更新されるので、担当オペレータが変更された場合に、従来のように、変更前のオペレータの携帯端末9に運転情報が送信されるといった不具合は生じず、確実に現担当のオペレータ及びその上位監督者の携帯端末9に運転情報を送信することができる。
そして、現担当のオペレータは、アラーム発生状況が送信される場合には、仮に、当該操作領域15内に居ない場合でも、アラームの発生を確実に認識することができるので、当該アラームに確実に対応することができる。また、アラーム発生状況が上位監督者にも送信されるので、担当オペレータが対処不可能なアラームが生じても、当該担当オペレータは、上位監督者の指示を仰ぎながら当該アラームに対応することができ、自身では対応が困難なアラームに対しても適切に対処することができる。斯くして、本例の運転情報送信装置1によれば、工作機械11がアラーム状態のまま長時間にわたって放置されて、その稼働率が低下するといった、従来のような問題が生じることはない。
また、前記操作領域15内に入る者は、その操作を行うオペレータだけではなく、当該オペレータの上位監督者や、品質管理を担当する検査担当者等も存在する。したがって、前記操作領域15内に居る者が、操作担当のオペレータかそれ以外の者かを確実に識別して、操作担当のオペレータが操作領域15内に居る場合にのみ、前記通信アドレス記憶部3に記憶された電子メールアドレスをそのオペレータの電子メールアドレスに更新する必要がある。
本例の運転情報送信装置1によれば、前記通信アドレス更新部7は、監視対象のいずれかのNC装置13に、その運動機構部12を操作する操作信号が入力されるかどうかを監視し、該操作信号が入力されたとき、前記操作領域15内に居る者が、当該工作機械11の担当オペレータであると判断して、前記通信アドレス記憶部3に記憶された通信アドレスを当該オペレータ及びその上位監督者の電子メールアドレスに更新するようにしているので、通信アドレス記憶部3に記憶される電子メールアドレスを、確実に、現在の担当オペレータ及びその上位監督者の電子メールアドレスとすることができ、運転情報を確実に現在の担当オペレータ及びその上位監督者に送信することができる。
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明が採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
例えば、上例では、運転情報送信装置1の全体を前記操作領域15内に配設したが、このような構成に限られるものではなく、図2に示すように、固有情報取得部27のみを前記操作領域15内に配設するとともに、他の各部、即ち、連絡先データ記憶部21、通信アドレス記憶部22、送信データ記憶部23、通信制御部24、通信アドレス更新部25及び情報送信処理部26については、これらを操作領域15外に配設した構成の運転情報送信装置20であっても良い。
尚、固有情報取得部27は前記固有情報取得部5と同じ機能を有し、連絡先データ記憶部21は前記連絡先データ記憶部2と同じ機能を有し、通信アドレス記憶部22は前記通信アドレス記憶部3と同じ機能を有し、送信データ記憶部23は前記送信データ記憶部4と同じ機能を有する。また、通信制御部24は前記通信制御部6と同じ機能を有し、通信アドレス更新部25は前記通信アドレス更新部7と同じ機能を有し、情報送信処理部26は前記情報送信処理部8と同じ機能を有する。
また、前記各NC装置13、前記固有情報取得部27及び通信制御部24は、LANなどから構成される第1ネットワーク28を介して相互に通信可能となっており、各NC装置13から操作信号が前記第1ネットワーク28を介して前記通信制御部24に送信され、更に、この通信制御部24から通信アドレス更新部25に送信される。また、各NC装置13から運転状況に係る情報が前記第1ネットワーク28を介して前記通信制御部24に送信され、更に、この通信制御部24から情報送信処理部26に送信される。
また、前記携帯端末9は、インターネットから構成される第2ネットワーク29に接続されており、各携帯端末9には、通信制御部24から第2ネットワーク29を介して、対応する電子メールアドレスのサーバを経由して、運転情報が送信される。
斯くして、このような構成の運転情報送信装置20によっても、上述した運転情報送信装置1と同様の効果が奏される。
また、前記運転情報送信装置1,20では、運転情報を、情報送信処理部8,26によって、電子メールの形式で送信するようにしたが、これに限られるものではなく、電子メール以外のテキスト形式で送信するようにしても良く、或いは、単純な情報の場合には音声で送信するようにしても良い。これらの場合、前記通信アドレスは、その送信形態に応じて携帯端末9に設定されたアドレスが用いられる。
また、前記運転情報送信装置1,20では、オペレータが工作機械11を操作したときに、前記通信アドレス更新部7,25により、通信アドレス記憶部3,25に格納される通信アドレス(電子メールアドレス)を更新するようにしたが、これに限られるものではなく、前記通信アドレス更新部7,25は、オペレータの操作の有無にかかわらず、定期的又は不定期的に、前記固有情報取得部5,27によって取得されるオペレータの固有情報を基に、通信アドレス記憶部3,25に格納される通信アドレス(電子メールアドレス)を更新するように構成されていても良い。
また、前記運転情報送信装置1,20では、前記固有情報取得部5,27が、オペレータが携帯する携帯端末9との近距離通信によって、当該携帯端末9の電話番号をその固有情報として取得するように構成したが、取得する固有情報は、これに限られるものではなく、当然に、当該携帯端末9に設定された他の固有情報であっても良く、この場合には、前記連絡先データ記憶部2,21には、この固有情報とこれに対応する通信アドレスとが相互に関連付けて記憶される。
また、前記運転情報送信装置1,20では、オペレータとその上位監督者の携帯端末9に運転情報を送信するようにしたが、運転情報の送信先は、これに限られるものではなく、オペレータの携帯端末9にのみ送信するようにしても、或いは、オペレータに加えて、上位監督者以外の他の者の携帯端末9に送信するようにしても、更には、オペレータ及び上位監督者に加えて、これら以外の他の者の携帯端末9に送信するようにしても良い。
また、前記固有情報取得部5,27は、オペレータが携帯する社員証や、工作機械11を運転可能にするためのスマートキーから、固有情報を読み取るように構成されていても良い。この場合、固有情報取得部5,27は、社員証やスマートキーと直接通信してその固有情報を読み取る態様を採ることができる。
例えば、前記操作領域15の出入り口としてゲートを設け、このゲートを出入りする際のセキュリティとして社員証を用いれば、当該操作領域15内に入る場合には、オペレータは必ず社員証を用いて入場するので、前記固有情報取得部5,27は、オペレータが入場する際に使用される社員証からその固有情報を読み取ることで、当該オペレータの固有情報を確実に認識することができる。
また、スマートキーについても、工作機械11を操作可能にするために必ず使用されるので、前記固有情報取得部5,27は、このスマートキーが使用された際に、NC装置13を通じてその固有情報を読み取ることで、当該オペレータの固有情報を確実に認識することができる。
或いは、前記社員証やスマートキーにWi−Fi通信機能を設けて、オペレータが前記操作領域15に入ったときに、固有情報取得部5,27と、これら社員証やスマートキーとの通信によって、当該オペレータの固有情報が認識されるようにしても良い。
上記の運転情報送信装置1,20において、前記固有情報取得部5,27は、近距離通信可能な携帯端末9が複数存在する場合には、最も近くに存在し、Wi−Fi出力が最も強い携帯端末9と通信して、その固有情報を取得するように構成されているのが好ましい。
1 運転情報送信装置
2 連絡先データ記憶部
3 通信アドレス記憶部
4 送信データ記憶部
5 固有情報取得部
6 通信制御部
7 通信アドレス更新部
8 情報送信処理部
9 携帯端末
10 ネットワーク
11 工作機械
12 運動機構部
13 NC装置

Claims (3)

  1. 一又は複数の工作機械に対応して設けられ、該一又は複数の工作機械について、予め設定された運転状況を監視し、電気通信回線に接続された複数の携帯端末から選択される特定の携帯端末に対して、その運転状況に係る情報を送信する運転情報送信装置であって、
    前記一又は複数の工作機械を操作するオペレータに対して設定される固有情報と、該オペレータが携帯する前記携帯端末の前記電気通信回線に係る通信アドレスとを、相互に関連付けて記憶する連絡先データ記憶部と、
    前記特定携帯端末の前記通信アドレスを記憶した通信アドレス記憶部と、
    前記電気通信回線に接続し、該電気通信回線を介して前記複数の携帯端末と通信する通信制御部と、
    前記一又は複数の工作機械に対して設定された操作領域内に居るオペレータの固有情報を取得する固有情報取得部と、
    前記固有情報取得部によって取得された固有情報を基に、前記連絡先データ記憶部に格納されたデータを参照して、取得された固有情報に対応する通信アドレスを前記連絡先データ記憶部から読み出し、読み出した通信アドレスで、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスを更新する通信アドレス更新部と、
    前記運転状況に係る情報を作成し、作成した情報を、前記通信制御部を介して、前記通信アドレス記憶部に記憶された通信アドレスに送信する情報送信処理部とを備えて構成されることを特徴とする運転情報送信装置。
  2. 前記通信アドレス更新部は、前記通信アドレスの更新を定期的に実行するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の運転情報送信装置。
  3. 前記通信アドレス更新部は、監視対象の前記工作機械について、その運動機構部を操作する操作信号が、当該工作機械の制御装置に入力されるかどうかを監視し、該操作信号が入力されたとき、前記更新処理を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の運転情報送信装置。
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