JP2017012438A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、肌当接面側に配置された表面シート、非肌当接面側に配置された裏面シート、及び両シート間に介在された吸収体を有する縦長の吸収性物品であって、前記吸収体は、相対的に坪量が高い高坪量部と、該高坪量部に隣接して相対的に坪量が低い低坪量部とを有しており、該低坪量部は、前記吸収性物品の厚み方向において肌当接
面側に偏在しており、前記吸収性物品は、前記表面シート及び前記吸収体が一体的に凹陥してなり且つ該吸収性物品の長手方向に延びる溝を有しており、該溝は、前記高坪量部と前記低坪量部とに跨って形成され、且つ、該溝には、相対的に浅く凹陥している浅溝部と、相対的に深く凹陥している深溝部とが、該溝の長さ方向に沿って交互に形成されており、前記浅溝部は、前記深溝部に比して、前記溝の長さ方向の長さが長い吸収性物品が記載されている。
従って、本開示は、液体を吸収する前及び液体を吸収した後の両方におけるフィット性に優れ、そしてリウェット性に優れ、着用感に優れる吸収性物品を提供することを目的とする。
[フィット性]
本明細書では、吸収性物品が着用者の体にフィットすることを、フィット性に優れると称する。
[リウェット性]
本明細書では、吸収された液体が液透過性シートから着用者側に戻りにくいことを、リウェット性に優れると称する。
本明細書では、吸収体に関する「長手方向」及び「短手方向」は、それぞれ、吸収体の長手軸線の方向、及び長手軸線と直交する軸線(以下、「短手軸線」と称する場合がある)の方向を意味する。
本明細書では、長手方向に延びる「長手方向溝部」は、上記長手軸線の方向と平行な方向に延びる溝部のみならず、概ね、長手軸線方向に延びる溝部を意味する。長手方向溝部は、直線状、非直線状、例えば、湾曲状に延びることができる。
本明細書では、長手方向溝部の幅方向は、長手方向溝部が延びる方向と直交する方向を意味する。また、長手方向溝部の幅方向の長さを、単に、「長手方向溝部の幅」と称する場合がある。
本明細書では、短手方向に延びる「短手方向溝部」は、上記短手軸線の方向と平行な方向に延びる溝部のみならず、概ね、短手軸線方向と平行な方向に延びる溝部を意味する。短手方向溝部は、直線状、非直線状、例えば、湾曲状に延びることができる。
本明細書では、短手方向溝部の幅方向は、短手方向溝部が延びる方向と直交する方向を意味する。また、短手方向溝部の幅方向の長さを、単に、「短手方向溝部の幅」と称する場合がある。
本明細書では、「前胴周り領域」と、「後胴周り領域」と、「股部領域」とは、吸収性物品が使い捨ておむつである場合に用いられる用語であり、それらの意義は、以下の通りである。
[パンツ型使い捨ておむつ]
パンツ型使い捨ておむつにおいて、前胴周り領域は、前身頃のうち、前身頃及び後身頃を接合する一対の接合部に挟まれた領域を意味し、後胴周り領域は、後身頃のうち、上記一対の接合部に挟まれた領域を意味する。
テープ型使い捨ておむつでは、図12に示されるように、あらかじめ定められた、テープファスナ用の固定領域111に、一対のテープファスナ109の先端110同士が隣接するように固定した状態で、胴周り領域及び股部領域を区画する。
[態様1]
長手方向、短手方向及び厚さ方向を有する吸収体を含む吸収性物品であって、
上記吸収体が、一方の面及び他方の面を有する吸収コアと、上記吸収コアの少なくとも一方の面側に配置されたコアラップとを備え、
上記吸収コアが、上記一方の面から窪んでおり且つ上記長手方向に延び、底部を有する溝部であって、上記吸収コアの平均坪量よりも小さい坪量を有する長手方向溝部と、上記一方の面又は他方の面から窪んでおり且つ上記短手方向に延びる、底部を有する溝部であって、上記吸収コアの平均坪量よりも小さい坪量を有する短手方向溝部とを備え、そして
上記コアラップが、上記長手方向溝部の底部に接合されている、
ことを特徴とする、上記吸収性物品。
上記長手方向溝部が、上記吸収体の厚さの0.5〜3.0倍の幅方向の長さを有する、態様1に記載の吸収性物品。
態様2に記載の吸収性物品では、液体を繰り返し吸収した後であっても、長手方向溝部がその形状、特に幅を保持しやすい。その結果、液体を吸収する前と、液体を繰り返し吸収した後の両方において、フィット性に優れる。また、吸収された液体が、長手方向溝部と、短手方向溝部とを通って拡散するため、吸収した液体を吸収体の広範囲で吸収し、リウェット性に優れる。従って、態様2に記載の吸収性物品は、着用感に優れる効果を有する。
上記吸収体が、上記長手方向溝部の中央部と、上記コアラップのうち、上記中央部と上記厚さ方向に重複する部分が圧搾された圧搾部であって、上記長手方向溝部に沿って連続的又は間欠的に延びる圧搾部を備える、態様1又は2に記載の吸収性物品。
態様3に記載の吸収性物品では、吸収体が、長手方向溝部に、吸収コアと、コアラップとを圧搾することにより形成された圧搾部を有する。その結果、液体を吸収した後であっても、長手方向溝部に、コアラップ11が留まり、その形状、特にその幅及び深さを保持しやすい。従って、態様3に記載の吸収性物品は、特に、液体を吸収した後にフィット性に優れる。
上記吸収体が、上記吸収コアの他方の面側に配置されたコアラップをさらに含み、上記圧搾部が、上記コアラップの上記中央部と、上記一方の面及び他方の面側に配置された上記コアラップのうち、上記中央部と上記厚さ方向に重複する部分とを圧搾している、態様3に記載の吸収性物品。
態様4に記載の吸収性物品では、吸収体が、吸収コアと、吸収コアの一方の面側及び他方の面側に配置されたコアラップとを含み、そして圧搾部が、中央部と、上記一方の面及び他方の面側に配置された上記コアラップとを、長手方向溝部に沿って圧搾しているため、液体を繰り返し吸収した後であっても、長手方向溝部がその形状、特にその幅及び深さを保持しやすい。その結果、吸収性物品が、液体を吸収する前と、液体を繰り返し吸収した後の両方において、フィット性に優れる。また、吸収した液体が、長手方向溝部を通って長手方向に拡散し、そして短手方向溝部を通って短手方向に拡散するため、吸収した液体を吸収体の広範囲で吸収し、リウェット性に優れる。従って、態様4に記載の吸収性物品は、着用感に優れる効果を有する。
上記吸収体が、上記吸収コアの上記一方の面と、上記コアラップとの間、又は上記コアラップの、上記吸収コアの上記一方の面と反対側の面の上に配置された拡散シートをさらに備え、上記圧搾部が、上記長手方向溝部の上記中央部と、上記コアラップ及び上記拡散シートのうち、上記中央部と上記厚さ方向に重複している部分を圧搾している、態様3又は4に記載の吸収性物品。
上記拡散シートが、25mm〜64mmの平均繊維長を有する親水性繊維を含む第1繊維層と、25mm〜64mmの平均繊維長を有する親水性繊維を含む第2繊維層と、それらの間のパルプを含むパルプ繊維層とを含む積層シートである、態様5に記載の吸収性物品。
上記拡散シートが、その厚さ方向に貫通する複数のスリット部を有する、態様5又は6に記載の吸収性物品。
態様7に記載の吸収性物品では、コアラップ及び拡散シートが、吸収体の長手方向溝部の底部と接合されている、すなわち、長手方向溝部に入り込んでいるため、吸収体の長手方向溝部の剛性が、特に、吸収体が繰り返し液体を吸収した後に高くなりやすい。従って、拡散シートが複数のスリット部を有すると、拡散シートそのものの、並びに長手方向溝部の剛性が低下し、吸収性物品がフィット性に優れる。従って、態様7に記載の吸収性物品は、フィット性に優れる効果を有する。
上記吸収体が、上記吸収体を、上記短手方向に三等分する仮想線により、一端側領域、他端側領域、及びそれらの間の中央領域に区画され、上記吸収体が、上記長手方向溝部を、上記一端側領域、他端側領域及び中央領域の全てに備える、態様1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記吸収性物品が、上記長手方向において、前胴周り領域と、後胴周り領域と、それらの間の股部領域との3領域に区画され、上記吸収体が、上記3領域に渡って配置されており、そして上記吸収体が、上記短手方向溝部を、上記3領域の全てに備える、態様1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記コアラップが、上記短手方向溝部のうち、上記長手方向溝部と交差していない部分において、上記短手方向溝部の底部に接合されていない、態様1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様10に記載の吸収性物品では、吸収された液体が、長手方向溝部を通って吸収体の長手方向に拡散し、次いで、長手方向溝部に存在する液体が、コアラップを透過し、コアラップと、吸収コアとの間で、短手方向溝部を通って吸収体の短手方向に拡散する。その結果、吸収された液体が、吸収体の広範囲に迅速に拡散され、吸収体の広範囲で吸収されるため、吸収性物品がリウェット性に優れる。従って、態様10に記載の吸収性物品は、リウェット性に優れる効果を有する。
上記吸収コアが、上記短手方向溝部を、上記一方の面に備え、そして上記一方の面が、肌側面である、態様1〜10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様11に記載の吸収性物品では、吸収体に到達した液体が、長手方向溝部及び短手方向溝部を通って吸収体の広範囲に迅速に拡散され、そして吸収体の広範囲で迅速に吸収されるため、吸収性物品がリウェット性に優れる。また、吸収体が、長手方向溝部及び短手方向溝部を基点として、着用者の体の立体形状に沿って変形しやすくなるため、吸収性物品がフィット性に優れる。従って、態様11に記載の吸収性物品は、着用感に優れる効果を有する。
上記吸収性物品の上記吸収体を含む領域が、上記長手方向及び短手方向において、20〜50mN・mの曲げ剛性値を有する、態様1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様12に記載の吸収性物品は、所定の曲げ剛性を有するため、柔軟性に優れる。従って、態様12に記載の吸収性物品は、フィット性に優れる効果を有する。
図1〜図7は、本開示の実施形態の1つ(第1実施形態)に従う吸収性物品1、具体的には、使い捨ておむつを説明するための図である。具体的には、図1は、第1実施形態に従う吸収性物品1の平面図である。図2は、第1実施形態に従う吸収性物品1の吸収体7の平面図である。図3は、第1実施形態に従う吸収性物品1の吸収コア9の平面図である。図4は、第1実施形態に従う吸収性物品1の吸収体7及びの吸収コア9を示す斜視図である。図5〜図7は、それぞれ、図2における、V−V端面、VI−VI端面、及びVII−VII端面における端面図である。
図2に示されるように、吸収体7は、長手方向LO及び短手方向LAを有し、肌側面15及び着衣側面17を有する吸収コア9と、吸収コア9の肌側面15側に配置されたコアラップ11及び着衣側面17側に配置されたコアラップ11'(具体的には、吸収コア9の肌側面15を覆うコアラップ11及び着衣側面17を覆うコアラップ11')と、吸収コア9の肌側面15と、肌側面15側に配置されたコアラップ11との間に配置された拡散シート13とを備える。
なお、第1実施形態では、吸収性物品1が、吸収体7と同一の長手方向LO及び短手方向LAを有する。
図2〜図4に示されるように、短手方向溝部21のそれぞれは、複数の長手方向溝部19と交差し、それらを連結するように配置されている。
図8は、第1実施形態に従う吸収性物品1が、液体を吸収した状態を説明するための図であり、図2に相当する図である。図9は、図8のIX−IX端面における端面図である。
(i)吸収体7に到達した液体31が、吸収体7の肌側面15の長手方向溝部19を通って、吸収体7の長手方向LOに拡散する。
(ii)長手方向LOに拡散した液体31が、吸収コア9の肌側面15側に配置されたコアラップ11及び拡散シート13を透過し、吸収体7の内部に浸透する。
(iii)吸収体7の内部に浸透した液体31が、吸収コア9と、吸収コア9の肌側面15側に配置されたコアラップ11及び拡散シート13との間に形成された短手方向溝部21を通って、吸収体7の短手方向LAに拡散する。
(iv)長手方向LO及び短手方向LAに拡散した液体31が、吸収コア9に吸収され、吸収された液体33を形成する。
以上より、吸収性物品1は、液体を吸収する前と、液体を吸収した後、特に繰り返し液体を吸収した後の両方において、着用感に優れる。
また、上記吸収性物品では、吸収体7が液体を吸収すると、長手方向溝部19の幅が狭くなるか、又はほぼ消失するため、吸収性物品が、長手方向溝部19を基点に折れ曲がりにくくなり、液体を吸収するにつれ、フィット性に劣るようになる。
長手方向溝部が、吸収コアの着衣側面に形成されることにより、吸収コアの着衣側面に到達した液体が、長手方向溝部を通って、長手方向に拡散されやすくなる。
短手方向溝部が長手方向溝部と異なる面に存在する(短手方向溝部が、吸収コアの他方の面に存在する)ことにより、一方の面において、長手方向溝部を通って長手方向に拡散した液体を、他方の面において短手方向溝部を通って短手方向に拡散させ、次いで、吸収体に吸収させることができる。
株式会社大栄科学精器製作所製 FS−60DS[測定面44mm(直径),測定圧3g/cm2]を準備し、標準状態(温度23±2℃,相対湿度50±5%)の下、吸収体の異なる5つの部位を加圧し、各部位における加圧10秒後の厚さを測定し、5つの測定値の平均値を吸収体の厚さとする。
上記中央部の幅方向の長さは、長手方向溝部の幅方向の長さの、好ましくは30〜90%、より好ましくは40〜80%、そしてさらに好ましくは50〜70%である。上述の観点からである。
それらの実施形態では、長手方向溝部の中に拡散シートが存在しないため、拡散シートが、長手方向溝部の窪みに沿った三次元構造を形成しにくく、吸収性物品が硬くなりにくい傾向がある。
長手方向溝部に形成される歪みを減少させる観点からは、吸収性物品の長手方向に延びるスリット部が好ましく、そして短手方向溝部に形成される歪みを減少させる観点からは、吸収性物品の短手方向に延びるスリット部が好ましい。
図11は、複数の長手方向型のスリット部41を有する拡散シート13の平面図である。
(1)恒温恒湿室(20±2℃・60±5%RH)に、イマダ製トルク試験機,EX−0762を準備する。ロードセルは、引張・圧縮の50Nにセットし、トルクは1Nにセットする。
(2)サンプルを、表1に示されるとおりに切り出す。
(3)サンプルの測定方向両端に、治具間隔が表1に示すとおりとなるように、50mm×20mmのサイズの布テープを、その長手方向が測定方向と直交するように貼付し、サンプルの測定方向両端につかみ部を形成する。
(4)サンプルを治具に取付け、表1に記載の条件にてサンプルを回転させ、その最大トルク値(mN・m)を測定する。
(5)測定は、異なるサンプルにて5回実施し、それらの平均値を曲げ剛性値として採用する。
低坪量領域である長手方向溝部及び短手方向溝部のそれぞれは、上記平均坪量の、好ましくは80質量%以下、より好ましくは60質量%以下、そしてさらに好ましくは40質量%以下の坪量を有する。本開示の効果の観点からである。低坪量領域である長手方向溝部及び短手方向溝部のそれぞれは、上記平均坪量の、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上、そしてさらに好ましくは20%以上の坪量を有する。吸収体としての構造を維持する観点からである。
なお、低坪量領域である長手方向溝部及び短手方向溝部のそれぞれは、0g/m2の坪量を有してもよい。
上記拡散シートとしては、特開2013−150799号に記載の不織布シート、すなわち、叩解パルプ(a)と、再生セルロース(b)とを、それぞれ、20〜40質量部及び10〜70質量部の比率において含む不織布シートであって、叩解パルプ(a)が、フィブリル化され、1.0〜5.0mmの範囲の、重さ加重平均繊維長を有し、そして不織布シートが、50〜280mg/cm3の密度を有することを特徴とする不織布シートが挙げられる。
[製造例1]
パルプ(坪量:200g/m2)と、高吸収性ポリマー(坪量:250g/m2)とを含む、350mm×120mm(長手方向×短手方向)のサイズの吸収コアNo.1を製造した。吸収コアNo.1は、一方の面に、5本の長手方向溝部(幅方向の長さ:5mm)が、20mmの間隔で配置されており、そして9本の短手方向溝部(幅方向の長さ:5mm)が、30mmの間隔で配置されていた。長手方向溝部及び短手方向溝部のそれぞれは、80g/m2の坪量を有していた。
吸収体No.1の第1面(吸収コアの一方の面側の面)に液透過性シート(エアスルー不織布)を貼り付け、そして第2面(吸収コアの他方の面側の面)に液不透過性シート(ポリエチレンフィルム)を貼り付けることにより、簡易の吸収性物品No.1を製造した。
吸収コアNo.1の一方の面と、ティッシュとの間に、拡散シートを加えた以外は、製造例1と同様にして、吸収性物品No.2を製造した。なお、拡散シートは、25mm〜64mmの平均繊維長を有する親水性繊維を含む第1繊維層と、25mm〜64mmの平均繊維長を有する親水性繊維を含む第2繊維層と、それらの間のパルプを含むパルプ繊維層とを含む積層シート(坪量:50g/m2)であった。
長手方向溝部を形成したが、エンボス部を形成しなかった点と、短手方向溝部を形成しなかった点とを除いて、製造例1と同様にして、吸収性物品No.3を製造した。
吸収性物品No.1〜No.3に、以下に規定する吸収性試験を行い、吸収速度、リウェット量、及び液透過性シート側の拡散長を評価した。結果を表2に示す。
(1)吸収性物品を、側面視が略U字型であるU字器具にセットする。なお、吸収性物品は、U字器具に、吸収体の長手方向の中央位置と、U字器具中央部(最も高さが低い位置)との位置を合わせるようにセットする。
(2)吸収体の中央位置に、ビュレットから、80mLの人工尿(1回目)を、80mL/10秒の速度で注入する。
(3)1回目の人工尿の注入開始から、U字器具内の人工尿がなくなるまでの時間を、吸収時間(80mL)として記録する。
(4)1回目の人工尿の注入開始から3分後、吸収性物品の液透過性シートにおいて、人工尿が拡散した領域の輪郭(80mL)を記録する。
(5)1回目の人工尿の注入開始から10分後、吸収体の中央位置に、ビュレットから、80mLの人工尿(2回目)を、80mL/10秒の速度で注入する。
(6)2回目の人工尿の注入開始から、U字器具内の人工尿がなくなるまでの時間を、吸収時間(160mL)として記録する。
(7)2回目の人工尿の注入開始から3分後、吸収性物品の液透過性シートにおいて、人工尿が拡散した領域の輪郭(160mL)を記録する。
(8) (5)〜(7)の操作を繰り返し、吸収時間(240mL)を測定し、輪郭(240mL)を記録する。
<第4サイクル>
(9) (5)〜(7)の操作を繰り返し、吸収時間(320mL)を測定し、輪郭(320mL)を記録する。
(11)4回目の人工尿の注入開始から5分後、100mm×100mmのろ紙60gを、人工尿注入点を中心として吸収性物品の液透過性シート上に静置する。さらに、その上に3.5kg、100mm×100mm×50mm(高さ)の錘を静置する。なお、ろ紙については事前に試験前の質量を測定する。
(12)4回目の人工尿の注入開始から8分後、錘を取り除いて、ろ紙の質量を測定し、試験前のろ紙の質量を差し引き、その差分をリウェット量とする。
(13)人工尿が拡散した領域の輪郭(160mL〜320mL)から、吸収性物品の長手方向の人工尿の拡散長を測定する。
拡散シートを、図11に示されるような、長手方向に延びる、複数のスリット部を有するものに変更した以外は、製造例2と同様にして、吸収性物品No.4を製造した。
[製造例5]
長手方向溝部及び短手方向溝部を形成しなかった以外は、製造例2と同様にして、吸収性物品No.5を製造した。
吸収性物品No.1〜No.5について、長手方向及び短手方向の曲げ剛性値を測定した。結果を表3に示す。なお、曲げ剛性値は、本願明細書に記載の方法に従って測定された。
3 液透過性シート
5 液不透過性シート
7 吸収体
9 吸収コア
11 コアラップ
13 拡散シート
15 肌側面
17 着衣側面
19 長手方向溝部
19a 低坪量領域
20 底部
21 短手方向溝部
21a 低坪量領域
22 底部
23 圧搾部
24 中央部
31 (吸収体に到達した)液体
33 (吸収された)液体
41 スリット部
LO 長手方向
LA 短手方向
VL1,VL2 仮想線
RA 右側領域
LA 左側領域
CA 中央領域
Claims (12)
- 長手方向、短手方向及び厚さ方向を有する吸収体を含む吸収性物品であって、
前記吸収体が、一方の面及び他方の面を有する吸収コアと、前記吸収コアの少なくとも一方の面側に配置されたコアラップとを備え、
前記吸収コアが、前記一方の面から窪んでおり且つ前記長手方向に延び、底部を有する溝部であって、前記吸収コアの平均坪量よりも小さい坪量を有する長手方向溝部と、前記一方の面又は他方の面から窪んでおり且つ前記短手方向に延びる、底部を有する溝部であって、前記吸収コアの平均坪量よりも小さい坪量を有する短手方向溝部とを備え、そして
前記コアラップが、前記長手方向溝部の底部に接合されている、
ことを特徴とする、前記吸収性物品。 - 前記長手方向溝部が、前記吸収体の厚さの0.5〜3.0倍の幅方向の長さを有する、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記吸収体が、前記長手方向溝部の中央部と、前記コアラップのうち、前記中央部と前記厚さ方向に重複する部分が圧搾された圧搾部であって、前記長手方向溝部に沿って連続的又は間欠的に延びる圧搾部を備える、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記吸収体が、前記吸収コアの他方の面側に配置されたコアラップをさらに含み、前記圧搾部が、前記コアラップの前記中央部と、前記一方の面及び他方の面側に配置された前記コアラップのうち、前記中央部と前記厚さ方向に重複する部分とを圧搾している、請求項3に記載の吸収性物品。
- 前記吸収体が、前記吸収コアの前記一方の面と、前記コアラップとの間、又は前記コアラップの、前記吸収コアの前記一方の面と反対側の面の上に配置された拡散シートをさらに備え、前記圧搾部が、前記長手方向溝部の前記中央部と、前記コアラップ及び前記拡散シートのうち、前記中央部と前記厚さ方向に重複している部分を圧搾している、請求項3又は4に記載の吸収性物品。
- 前記拡散シートが、25mm〜64mmの平均繊維長を有する親水性繊維を含む第1繊維層と、25mm〜64mmの平均繊維長を有する親水性繊維を含む第2繊維層と、それらの間のパルプを含むパルプ繊維層とを含む積層シートである、請求項5に記載の吸収性物品。
- 前記拡散シートが、その厚さ方向に貫通する複数のスリット部を有する、請求項5又は6に記載の吸収性物品。
- 前記吸収体が、前記吸収体を、前記短手方向に三等分する仮想線により、一端側領域、他端側領域、及びそれらの間の中央領域に区画され、前記吸収体が、前記長手方向溝部を、前記一端側領域、他端側領域及び中央領域の全てに備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品が、前記長手方向において、前胴周り領域と、後胴周り領域と、それらの間の股部領域との3領域に区画され、前記吸収体が、前記3領域に渡って配置されており、そして前記吸収体が、前記短手方向溝部を、前記3領域の全てに備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記コアラップが、前記短手方向溝部のうち、前記長手方向溝部と交差していない部分において、前記短手方向溝部の底部に接合されていない、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収コアが、前記短手方向溝部を、前記一方の面に備え、そして前記一方の面が、肌側面である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品の前記吸収体を含む領域が、前記長手方向及び短手方向において、20〜50mN・mの曲げ剛性値を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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- 2015-06-30 JP JP2015132110A patent/JP6460930B2/ja active Active
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