JP2017013403A - 印刷体、印刷体の製造方法 - Google Patents

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Toru Nakanishi
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Abstract

【課題】経済的に製造できるとともに、偽造防止効果が高い印刷体を提供する。
【解決手段】印刷体は、第1印刷層1と、透明層6と、第2印刷層2とを裏面側から表面側に向かってこの順で有し、表面側の特定の位置O点から見たときに特定の図柄が視認されるとともに、前記特定の位置O点以外から見たときに、前記特定の図柄とは異なる図柄が視認される態様で、前記第1印刷層1および前記第2印刷層2が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷体に関する。また、同印刷体の製造方法に関する。
見る方向や角度によって図柄等が変化する技術が、従来多く知られており、意匠性の向上や偽造防止に用いられている。かかる技術には、ホログラム技術を用いたものや、印刷面に凹凸を付け、見る方向により違う面が見える構造のものなど多くの種類が存在する。例えば、特許文献1には、光透過性を有する色料により図形等のパターンを形成した複数のパターン形成層と、それらの間に挟まれた透明体を備えるフィルムが記載されている。かかるフィルムは、フィルムの見る角度により、各パターン形成層のパターンの重なり具合が変化するので、その色彩が変化して見えると主張されている。
特開平7−101138号公報
しかし、いずれの技術についても、偽造防止性が不十分であったり、製造が困難であったりし、経済性と偽造防止性能を両立できていない。
本発明は上記課題を解決することを目的としてなされたものであって、その目的は、経済的に製造できるとともに、偽造防止効果が高い印刷体を提供することにある。また、同印刷体の製造方法を提供することにある。
(1)本発明の印刷体は、第1印刷層と、透明層と、第2印刷層とを裏面側から表面側に向かってこの順で有し、
表面側の特定の位置から見たときに特定の図柄が視認されるとともに、前記特定の位置以外から見たときに、前記特定の図柄とは異なる図柄が視認される態様で、前記第1印刷層および前記第2印刷層が配置されている。
この印刷体は、特定の位置から見たときに特定の図柄が視認されるとともに、特定の位置以外から見たときに、特定の図柄とは異なる図柄が視認されるため、偽造防止効果を有する印刷体である。
また、上記効果は第1印刷層および第2印刷層の配置により生じているため、第1印刷層および第2印刷層の形成方法や用いるインクなどにかかわらず、上記効果を得ることができる。
ところで、「表面側の特定の位置」とは単なる平面上の位置ではなく、印刷体表面からの距離も含めた3次元上の位置を示す。但し、事実上同一図柄が視認できる一定の範囲を占める領域であることは当然のことである。
(2)本発明の印刷体は、前記第1印刷層または前記第2印刷層が、感熱発色により形成されていることが好ましい。
上記構成によると、少なくともいずれかの印刷層が、感熱発色により形成されるため、貼り付けられる商品等に併せて図柄を調整することが容易となる。
(3)本発明の印刷体は、前記図柄が、光学的視認コードであることが好ましい。かかる構成であれば、印刷体が偽造防止効果に加えて、付される商品等に対する情報を表示することができる。
(4)本発明の印刷体はラベルとして好適に用いることができる。ラベルに用いることにより、商品等に貼り付けることが可能となるため、商品に印刷体を付することが容易となる。
本発明によれば、経済的に製造できると共に、偽造防止効果が高い印刷体を提供することできる。
図1は、第1の実施形態に係るラベルの概略断面図である。 図2は、O点に到達する光線の光路を図示した概略断面図である。 図3は、O点から見た時に視認される図柄である。 図4は、無限遠に到達する光線の光路を図示した概略断面図である。 図5は、無限遠から見たときに視認される図柄である。 図6は、O1点に到達する光線の光路を図示した概略断面図である。 図7は、O2点に到達する光線の光路を図示した概略断面図である。 図8は、O3点に到達する光線の光路を図示した概略断面図である。 図9は、O3点から見た時に視認される図柄である。 図10は、O点から見たときに、同一の位置に視認される第1印刷層1および第2印刷層2上の点を示す光路図である。 図11は、第2の実施形態に係るラベルの概略断面図である。
[第1の実施形態]
以下に、図1〜図10を参照し、本発明の印刷体を適用したラベルおよびその製造方法の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、方向および向きは、図中の矢印および記載に従う。
図1は、印刷体の概略断面図である。この印刷体は、剥離層3と、粘着層4と、基材層5と、第1印刷層1と、透明層6と、第2印刷層2とを裏面側から表面側に向かってこの順で有している。
ここで、剥離層3は、上記粘着層4を構成する粘着剤に対する剥離性を、粘着層に接する面に備えた層であって、通常紙や樹脂フィルムの基材の一方面に、粘着層4を形成する粘着剤に対して剥離性を有する剥離剤を塗布することにより形成される。剥離剤は例えば、シリコンや、フッ素樹脂等、粘着剤に応じて自由に選択できる。また、基材も上記した紙・樹脂フィルム等を用途に応じて自由に選択して良い。当然のことながら、粘着層4を形成する粘着剤に対する剥離性を基材自身が有する場合は、特段に剥離剤を塗布する必要は無い。
粘着層4は粘着剤により形成されている。粘着剤は被貼付け物や用途に応じて自由に選んで良い。また、水溶性または水分散性であっても、溶剤可溶性であっても、エマルションであっても良いし、ホットメルトであっても良い。粘着強度も用途によって自由に選択することができる。
基材層5はラベルの強度を担保するとともに、印刷層1の媒体となる。素材は、剥離層3と同様に、紙やパルプ素材であっても良いし、樹脂フィルムであっても良い。また、透明であっても良いし、不透明であっても良い。無色であっても良いし、第1印刷層1が表面側から識別できる色彩であれば、有色であっても良い。
基材層5の表面側には、第1印刷層1が形成されている。第1印刷層1を形成するインクは、視認できるものであれば、特に限定されず、顔料系であっても、染料系であっても、両者の混合であっても良い。また、印刷方法も凸版・平版・凹版のいずれでも良く、また、版を持たないインクジェット印刷等であっても良い。更に、感熱発色や感圧発色により発色させた層であっても良い。
第1印刷層1は、基材層5の表面側を全面覆うように設ける必要は無く、図に示すように、必要な部分にのみ部分的に設けても良い。
透明層6は表面側から第1印刷層1を視認できる透明性を有する層である。かかる要件であれば、樹脂やガラスなど広い素材を用いて形成することができる。透明であることが要件となるが、上述した様に、第1印刷層1を視認できる程度に透明性があれば良いのであるから、多少の曇りがあっても良い。また、第1印刷層1を視認できる限りにおいて、無色透明であっても良いし、有色透明であっても良い。
第2印刷層2も前述の第1印刷層1と同様に、視認できる印刷であれば、いかなる印刷で形成しても良い。まだ、部分的に設けても良いことも同様である。但し、透過性のない印刷を全面に設けると、第2印刷層2が視認できなくなるため、部分的に印刷するか、一部を透明印刷とすれば良い。
ところで、上記第1印刷層1と第2印刷層2とは、表面側の特定の位置から見たときに所定の図柄が視認されるとともに、この特定の位置から外れた位置から見た場合には、異なる図柄が表示されるように、配置されている。
具体的には、図2で示すように、第1印刷層1で反射された光線は、透明層6の表側面で屈折する。そのため、表面側の特定の位置であるO点で見た場合には、第1印刷層1の最もO点側の点P1と第2印刷層2の最も反O点側の点P2が同一点として視認される。その結果、図3に示すように、第1印刷層1で形成された図形11と第12印刷層2で形成された図形21とは連結された1つの図柄として視認される。
一方、図4に示すように、無限遠方から見たときには、第1印刷層1で反射された光線も、第2印刷層2で反射された光線もラベル平面に対して垂直な方向に進むため、点P1と点P2はそれぞれ別々の点として視認され、同一点として視認されことは無い。その結果、図5に示すように、第1印刷層1で形成された図形11と第2印刷層2で形成された図形21とは別々の図形として認識され、図3に示した図柄のような連結され1つの図柄として認識されることはない。従って、O点で視認された図形とは異なる図柄が視認される結果となる。
当然のことながら、O点から無限遠までの間であっても、同様のことが言える。図6に示すように、見る位置がO点より表面側遠方のO1点に移動すると、図中に破線で示したように、点P1から反射された光と、点P2から反射された光の光路は一致することがないため、O点から見たときのように、第1印刷層1で形成された図形11と第2印刷層2で形成された図形21とが連結された1つの図柄として視認されることはない。図形11と図形21との間隔は、O1点が遠方になるほど大きくなり、図5に示した図柄に近くなる。
一方、図7に示すように、見る位置がO点よりラベル表面に近い位置にあるO2点の位置に移動すると、点P1から反射された光は、第2印刷層2によって遮られるため、O2点には到達しない。よって、第1印刷層1で形成された図形11と第2印刷層2で形成された図形21とは一部重なって視認される。従って、この場合もO点で視認された図形とは異なる図柄が視認される結果となる。
更に、見る位置がO点よりラベル表面と平行な方向にある場合を考察する。図8に示した例においては、視認点O3は図に向かって左方にO点からずれている。図中に破線で示したように、左側の点P1から反射された光の光路は、左側の点P2から反射された光の光路と一致することがないため、O点から見たときのように、第1印刷層1で形成された図形11と第2印刷層2で形成された図形21とが連結された1つの図柄として視認されることはない。一方で、右側の点P1から反射された光は、第2印刷層2によって遮られるため、O3点には到達しない。よって、第1印刷層1で形成された図形11と第2印刷層2で形成された図形21とは一部重なって視認される。その結果、図10に示すように、左には図形11および図形21がそれぞれ独立して視認され、右側には、図形11および図形21が一部重なって視認される。また、図形全体の大きさは、左側の方が大きく視認される。このように、O点で視認された図形とは異なる図柄が視認される結果となる。
このように、見る位置をO点からいずれの方向にずらした場合でも、O点で視認された図形とは異なる図柄が視認される結果となる。
図柄を視認する方法は、目視の他に視認装置を用いて行うこともできる。例えば、専用の視認装置を用いれば、視認位置を正確に合わせることが容易になるため、大量のラベルの真偽判断を高速かつ正確に行うことができる。
また、簡易な機器を視認装置として用いれば、手軽かつ安価にラベルの真偽判断をすることができる。視認装置として使用できる簡易な機器としては、タブレットやスマートホン・携帯電話機を挙げることができる。
視認させる図柄には特に制限は無いが、1次元や2次元の光学的視認コードを用いることができる。光学的視認コードは情報含んでいるため、視認装置で読み取ることにより貼り付けられた物品が真性品か偽造品かの情報を入れることなども可能となる。1次元コードとしてはバーコード等が例示される。また、2次元コードとしては、QRコード(登録商標)を初めとして、マイクロQRコード、SPコード、ベリコード(VeriCode)、マキシコード(MaxiCode)、CPコード、DataMatrix、DataMatrix CC200、Code1、AztecCode、インタクタコード、カードe等特に種類を問わない。
このラベルは、例えば、以下のような方法で製造することができる。まず、剥離紙上に粘着剤を塗り、基材層5を形成するためのパルプ・紙または樹脂フィルム等を積層することにより、剥離層3と、粘着層4と、基材層5を形成する。
次に、印刷により第1印刷層1を形成する。印刷方法は上述した様に、特に制限が無い。更に透明樹脂等を貼付け、透明層6を形成した後、同じく印刷により第2印刷層2を形成する。印刷方法は、第1印刷層1の形成と同じものであっても良いし、異なる方法であっても良い。
ここで、図8を用いて、O点で見た場合に所望の図柄が視認できる第1印刷層1および第2印刷層2の印刷位置の計算方法を具体的に説明する。O点で見た場合に、第1印刷層1上の点P1と同一点と認識されるように点P2の位置を決定するために、点P2の位置を算出する方法を説明する。ここで、O点と第1印刷層1までの距離をL、透明層6の厚みをD、O点から透明層6に下ろした垂線と透明層6の表面側表面との交点から点P1までの距離をa、同垂線と透明層6の裏面側表面との交点から点P2までの距離をb、透明層6への入射角をλ、屈折角をαとする。
空気に対する透明層6の屈折率をηとすると、
である。
ここで、
であるので、式(1)に式(2)を代入して整理すると
となる。これを整理すると、
である。ここで

であるので、代入して整理すると、
となる。ここで、b>aであるので、
よって、
即ち、点P2は点P1より平面方向において、
だけO点に近づけて設ければ良い。
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のラベルは、表面側の特定の位置であるO点から見たときに特定の図柄が視認されるとともに、O点以外から見たときに、特定の図柄とは異なる図柄が視認されるため、偽造が困難である。例えば、本ラベルをコピーしても同様の効果は得られないため、偽造は困難である。
(2)本実施形態のラベルは、(1)の効果が得られるよう第1印刷層1および第2印刷層2が配置されている。言い換えると、第1印刷層1および第2印刷層2の配置により、上記効果が得られる。従って、印刷自身を特殊なものとする必要が無く、上述のように、任意の方法で行うことができる。また、ホログラムや立体形状の印刷を行う必要も無く、汎用技術によって製造することができる。よって、経済的に偽造防止効果を有するラベルを製造しうる。
(3)本実施形態のラベルにより視認される図柄の視認方法として、専用の視認装置を用いれば、視認位置を正確に合わせることが容易になるため、大量のラベルの真偽判断を高速かつ正確に行うことができる。
(4)本実施形態のラベルにより視認される図柄の視認方法として、タブレットやスマートホン・携帯電話機等の簡易な機器を視認装置として用いれば、手軽かつ安価にラベルの真偽判断をすることができる。例えば、視認用のアプリケーションソフトウェアを消費者に配布すれば、店頭に置いて消費者自身が真偽確認をすることができるようになる。
[第2の実施形態]
以下に、図11を参照し、本発明の印刷体を適用したラベルおよびその製造方法の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態と類似の構成であるため、同様の機能を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ詳説する。
図11に示すように、本実施形態の第1印刷層1は、基材層5の表面側に積層された加熱により発色する第1感熱層12を発色させることにより形成されている。また、第2印刷層2は、透明層6の表面側に積層された第2感熱層22を発色させることにより形成されている。また、最も表面側には、第1感熱層12を保護するための表面層7が形成されている。
かかる構成とすることにより、図柄を加熱により作成することができるため、貼り付ける商品ごとに図柄を変更することが容易となる。例えば、図柄として光学視認コードを用いて偽造を防止する効果を強化するとともに、個別の商品情報などを併せて認識することが容易となる。
この印刷体は通常の紙やフィルム基材の感熱記録体に、光透過性の感熱記録体を積層することにより製造できる。光透過性の感熱記録体としては、特開2014−218024に記載の感熱記録体が例示できる。
また第1感熱層12の発色と第2感熱層22の発色とは、1工程で行っても良いし、2工程に分けて行っても良い。
2工程に分けて行う場合は、上述の紙等を基材とする感熱記録体の第1感熱層12を加熱により発色させ、第1印刷層1を形成する。一方で、光透過性の感熱記録体の第2感熱層22を加熱により発色させ、第2印刷層2を形成する。このように2工程により、第1印刷層1を形成した感熱記録体と第2印刷層2を形成した光透過性の感熱記録体とを位置合わせして積層することにより本実施形態のラベルを製造する。この位置合わせが正確にできるのであれば、いずれの発色も通常のサーマルヘッドなどで行うことができるため、本実施形態のラベルを、汎用の装置で製造しうる。なお、粘着層4と剥離層3との積層はいずれのタイミングで行っても良い。また、粘着層4と剥離層3を備えタック紙として製品化されているものを、紙等を基材とする感熱記録体として用いても良い。
発色を1工程で行う場合は、予め全層を積層した状態で、第1感熱層12および第2感熱層22を1工程で加熱発色させ、第1印刷層1および第2印刷層2を同時に形成する。この発色は、各層を個別に発色させる必要があるため、厚み方向による特定の位置に焦点を合わせて加熱することができるレーザー加熱器等による加熱が適している。かかる方法によれば、第1印刷層1および第2印刷層2が1工程で形成できるとともに、感熱記録体と透明性の感熱記録体の貼り合わせの際に精密な位置合わせが必要ないため、製造が容易である。なお、粘着層4と剥離層3との積層はいずれのタイミングで行っても良いことや、粘着層4と剥離層3を備えタック紙として製品化されているものを、紙等を基材とする感熱記録体として用いても良いことは、発色を2工程で行う場合と同様である。
以上に説明した本実施形態によれば、第1の実施形態における(1)〜(4)の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(5)本実施形態のラベルは、第1印刷層1を形成してから第2感熱層22を積層する場合には、広く用いられているサーマルヘッドやホットスタンプによる印字により図柄を形成することができるため、汎用かつ安価な製造装置により本実施形態のラベルを製造しうる。
(6)本実施形態のラベルを、第1感熱層12および第2感熱層22をともに積層してから1工程で印字する場合には、第1印刷層1と第2印刷層2との位置合わせが必要ないため、容易に本実施形態のラベルを製造しうる。
なお、上記実施形態は以下のように変更しても良い。
・上記実施形態において、使用前に他の物体等に粘着しないように、粘着層4を覆う態様で剥離層3が設けられているが、必要が無ければ割愛しても良い。例えば、最表面側に、剥離剤等を塗布することにより、別段の剥離層を形成した場合には、ラベルを重ねたり、長尺状に形成した上で巻回したりすることにより、粘着層4を覆うことができる。また、第2の実施形態における表面層7に剥離性を持たせても良い。
・上記実施形態において、印刷層は、第1印刷層1および第2印刷層2の2層であるが、更に印刷層を有していても良い。製造がやや煩雑になるが、偽造防止効果は向上する。
・例示した層以外の層を更に有していても良い。例えば、第1印刷層1や第2印刷層2を保護するための保護層を設けても良い。また、各層間を接着させるために必要であれば、接着剤や粘着剤で形成される別段の接着層や粘着層を設けても良い。上述した様に、剥離層3を割愛した場合には、最表面側に別段の剥離層を設けても良い。
・第2の実施形態において、ラベルは第1感熱層12および第2感熱層22を有しているが、いずれか一方のみであっても良い。この場合には、他方を他の印刷方法で印刷することにより、第1印刷層1または第2印刷層2を形成すれば良い。この場合には、サーマルプリンタなどの発色装置に視認装置を連動させ、既に印刷されている図形を認識させつつ発色により他方の印刷層を形成することもできる。
・第2の実施形態において、第1感熱層12および第2感熱層22をともに積層してから印字する例として、レーザー加熱器による加熱印字を例示したが、第1感熱層12および第2感熱層22をそれぞれ独立して発色できる方法であれば、他の方法であっても良い。たとえは、第1感熱層12と第2感熱層22との発色温度帯域を変えておく等によりでそれぞれを独立して発色させるのであれば、サーマルヘッドやホットスタンプによる加熱発色により本実施形態のラベルを形成することも可能である。
・上記実施形態において、印刷体の例示としてラベルを説明したが、粘着層4および剥離層3を有さない印刷体であっても良い。例えば、商品を包装する包装用紙や包装容器であっても良いし、ポスター、張り紙等、印刷体に属するものであれば、特に限定されない。
・その他、請求項に記載した範囲内で、印刷体の製造方法、印刷体の製造装置および印刷体を異なる態様に構成して良いことは、当然である。
1 …第1印刷層
11…図形
12…感熱層
2 …第2印刷層
21…図形
22…感熱層
3 …剥離層
4 …粘着層
5 …基材層
6 …透明層
7 …表面層
O …視認点
O1…視認点
O2…視認点
O3…視認点
P1…第1印刷層のO点側の点
P2…第2印刷層の反O点側の点
α …屈折角
λ …入射角

Claims (4)

  1. 第1印刷層と、透明層と、第2印刷層とを裏面側から表面側に向かってこの順で有し、
    表面側の特定の位置から見たときに特定の図柄が視認されるとともに、前記特定の位置以外から見たときに、前記特定の図柄とは異なる図柄が視認される態様で、前記第1印刷層および前記第2印刷層が配置されている印刷体。
  2. 前記第1印刷層および前記第2印刷層が、感熱発色により形成されている請求項1に記載の印刷体。
  3. 前記図柄が、光学的視認コードである請求項1または2に記載の印刷体。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の印刷体を用いたラベル。
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