JP2017013733A - 車両用空調装置 - Google Patents

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直樹 藤倉
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Abstract

【課題】ドアの開閉制御を簡易化することができ、ミックス通路からベント開口部へのドアによる送風空気流れの阻害を抑制することができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】ベント開口部13が、車室内のセンタベント吹出口に送風空気を導くセンタベント開口部15と、このセンタベント開口部15と車両の前後方向に並んで配置され車室内のサイドベント吹出口に送風空気を導くサイドベント開口部17とを有し、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とに、ミックス通路11内を回動しセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とをそれぞれ開閉可能に配置されたセンタベントドア19とサイドベントドア21とを設け、センタベントドア19とサイドベントドア21とのそれぞれの回動軸23,25を、センタベント開口部15とサイドベント開口部17との最も離れた開口端部に配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に適用される車両用空調装置に関する。
従来、車両用空調装置としては、内部に送風通路が設けられたケーシングと、送風通路に設けられ冷風が流通する冷風通路と、送風通路に設けられ温風が流通する温風通路と、冷風通路と温風通路との下流側に配置され冷風と温風とが混合されるミックス通路と、このミックス通路が位置するケーシングの外周面に開口されミックス通路を流通する送風空気を車室内のベント吹出口に導くベント開口部としてのサイドフェイス開口部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この車両用空調装置では、サイドフェイス開口部がケーシングの外周面に車両の前後方向に並んで2つ設けられており、この2つのサイドフェイス開口部が2つのサイドフェイス開口部間に回動軸を有し、ミックス通路を回動するデフロスタドアによって開閉される。
特開2001−239819号公報
しかしながら、上記特許文献1のような車両用空調装置では、1つのドアの作動によって2つのベント開口部が開閉操作されるので、ドアの開閉制御が複雑化すると共に、ミックス通路におけるドアの回動位置によってはミックス通路からベント開口部に向けた送風空気の流れをドアが阻害することがあった。
そこで、この発明は、ドアの開閉制御を簡易化することができ、ミックス通路からベント開口部へのドアによる送風空気流れの阻害を抑制することができる車両用空調装置の提供を目的としている。
本発明は、内部に送風通路が設けられたケーシングと、前記送風通路に設けられ冷風が流通する冷風通路と、前記送風通路に設けられ温風が流通する温風通路と、前記冷風通路と前記温風通路との下流側に配置され冷風と温風とが混合されるミックス通路と、このミックス通路が位置する前記ケーシングの外周面に開口され前記ミックス通路を流通する送風空気を車室内のベント吹出口に導くベント開口部とを備えた車両用空調装置であって、前記ベント開口部は、車室内のセンタベント吹出口に送風空気を導くセンタベント開口部と、このセンタベント開口部と車両の前後方向に並んで配置され車室内のサイドベント吹出口に送風空気を導くサイドベント開口部とを有し、前記センタベント開口部と前記サイドベント開口部とには、前記ミックス通路内を回動し前記センタベント開口部と前記サイドベント開口部とをそれぞれ開閉可能に配置されたセンタベントドアとサイドベントドアとが設けられ、前記センタベントドアと前記サイドベントドアとは、それぞれの回動軸が前記センタベント開口部と前記サイドベント開口部との最も離れた開口端部に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ドアの開閉制御を簡易化することができ、ミックス通路からベント開口部へのドアによる送風空気流れの阻害を抑制することができる車両用空調装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用空調装置のセンタベントドアとサイドベントドアとがほぼ中間開度位置にあるときの断面図である。
図1〜図3を用いて本発明の実施の形態に係る車両用空調装置について説明する。
本実施の形態に係る車両用空調装置1は、内部に送風通路3が設けられたケーシング5と、送風通路3に設けられ冷風が流通する冷風通路7と、送風通路3に設けられ温風が流通する温風通路9と、冷風通路7と温風通路9との下流側に配置され冷風と温風とが混合されるミックス通路11と、このミックス通路11が位置するケーシング5の外周面に開口されミックス通路11を流通する送風空気を車室内のベント吹出口に導くベント開口部13とを備えている。
また、ベント開口部13は、車室内のセンタベント吹出口に送風空気を導くセンタベント開口部15と、このセンタベント開口部15と車両の前後方向に並んで配置され車室内のサイドベント吹出口に送風空気を導くサイドベント開口部17とを有する。
さらに、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とには、ミックス通路11内を回動しセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とをそれぞれ開閉可能に配置されたセンタベントドア19とサイドベントドア21とが設けられている。
そして、センタベントドア19とサイドベントドア21とは、それぞれの回動軸23,25がセンタベント開口部15とサイドベント開口部17との最も離れた開口端部に配置されている。
また、センタベント開口部15とサイドベント開口部17との間には、ミックス通路11に向けて突出された凸部27が設けられている。
なお、本実施の形態に係る車両用空調装置1では、図2における左側を車両の前方側、図2における右側を車両の後方側とする。
図1〜図3に示すように、ケーシング5は、例えば、車両の前方に位置するインストルメントパネル(不図示)の内側に配置される。
このケーシング5は、車両の前方側から後方側に向けて送風空気を流す送風機ユニット29が車両の車幅方向の一側に配置され、開口31を介して内部が送風機ユニット29と連通されている。
このようなケーシング5の内部には、送風機ユニット29からの送風空気の流れの下流側に配置され送風空気が流れる送風通路3が設けられ、この送風通路3内に送風空気の温度を調整する調整手段が配置されている。
詳細には、ケーシング5内には、送風空気を冷却する調整手段としてのエバポレータ33と、送風空気を加熱する調整手段としてのヒータコア35と、冷風が流れる冷風通路7と、温風が流れる温風通路9と、冷風と温風とが混合されるミックス通路11と、ミックス通路11に流れる冷風と温風との混合割合を調整する調整手段としてのミックスドア37とが設けられている。
エバポレータ33は、ケーシング5内の送風通路3における送風空気の流れの最上流側に配置されている。このエバポレータ33は、冷却用熱交換器であり、送風機ユニット29から流れる送風空気を全て冷却して冷風とさせる。
ヒータコア35は、ケーシング5内の送風通路3における送風空気の流れのエバポレータ33の下流側に配置されている。このヒータコア35は、加熱用熱交換器であり、エバポレータ33を通過した冷風を加熱して温風とさせる。
冷風通路7は、送風通路3において、エバポレータ33の送風空気の流れの下流側でヒータコア35の上方に位置するように送風空気の流れ方向に沿って設けられている。この冷風通路7は、エバポレータ33を通過し、ヒータコア35をバイパス、すなわちヒータコア35を通過しない冷風が流れる流通路となっている。
温風通路9は、送風通路3において、ヒータコア35の送風空気の流れの下流側に上方に向けて送風空気の流れ方向に沿って設けられている。この温風通路9は、ヒータコア35を通過した温風が流れる流通路となっている。
ミックス通路11は、送風通路3において、冷風通路7と温風通路9との送風空気の流れの下流側に設けられている。このミックス通路11は、冷風通路7を流れる冷風と温風通路9を流れる温風とを混合し、所定の温度に調整された調整風を形成させる。
ミックスドア37は、ヒータコア35の上方側の端部近傍で片持ち状に軸支され、アクチュエータ(不図示)の作動により冷風通路7の開口39とヒータコア35の上流側の開口41とを開閉可能に配置されている。
このミックスドア37は、冷風通路7の開口39とヒータコア35の上流側の開口41との開閉状態を調整することにより、冷風通路7からミックス通路11に向けて流れる冷風と温風通路9からミックス通路11に向けて流れる温風との割合を調整する。
このようにミックスドア37の開閉状態によってミックス通路11で温度が調整された調整風としての送風空気は、ケーシング5の外周面に設けられたデフ開口部43と、フット通路45と、ベント開口部13とからケーシング5の外部に向けて流れる。
デフ開口部43は、ケーシング5の車両の前後方向の外周面、すなわち送風通路3を流れる送風空気の流れと対向する対向壁部において、車両の前方側に位置され、ケーシング5の内部と外部とを連通するように開口されている。
このデフ開口部43は、車両の窓ガラスを指向するデフ吹出口(不図示)に接続され、デフ開口部43を開閉可能に配置されたデフドア47によって送風空気の流量が調整される。
フット通路45は、送風通路3において、ミックス通路11の下流側に下方に向けて送風空気の流れ方向に沿って設けられている。このフット通路45は、ミックス通路11で形成された調整風としての送風空気が流れる。
このようなフット通路45の下流側には、車室内の下部空間、すなわち乗員の下半身側を指向するフット吹出口(不図示)に接続されるフット開口部(不図示)が設けられ、フット通路45を開閉可能に配置されたフットドア49によって送風空気の流量が調整される。
ベント開口部13は、ケーシング5の車両の前後方向の外周面において、ほぼ中央部に位置され、ケーシング5の内部と外部とを連通するように開口されている。
このベント開口部13は、車室内の上部空間、すなわち乗員の上半身側を指向するベント吹出口(不図示)に接続されている。
このようなベント開口部13は、エバポレータ33を通過し、ヒータコア35をバイパスする送風空気が流れる冷風通路7の開口39に対して、送風空気流れ方向に対して直線的に対向するように配置されている。
ここで、ベント開口部13からケーシング5の外部、すなわちベント吹出口に流れる送風空気としては、温風のみの調整風である場合がほぼ無く、冷風と温風とが混合された調整風、或いは冷風のみの調整風であるので、ベント開口部13をエバポレータ33を通過し、ヒータコア35をバイパスする送風空気流れ方向に直線的に配置することが好ましい。
このようにベント開口部13を配置させることにより、車室内の上部空間を指向するベント吹出口から吹き出す送風空気の流量を十分に確保することができる。このようなベント開口部13は、車両の前後方向に並んで配置されたセンタベント開口部15と、サイドベント開口部17とを有する。
センタベント開口部15は、ケーシング5の車両の前後方向の外周面において、車両の後方側に位置され、車室内の車両の車幅方向のほぼ中央部に設けられたセンタベント吹出口(不図示)に接続されている。
このセンタベント開口部15は、回動軸23で片持ち状に軸支され、ミックス通路11内を回動するセンタベントドア19によって開閉され、ミックス通路11からセンタベント開口部15に向けて流れる送風空気の流量が調整される。
サイドベント開口部17は、ケーシング5の車両の前後方向の外周面において、車両の前方側に位置され、車室内の車両の車幅方向の両側に設けられたサイドベント吹出口(不図示)に接続されている。
このサイドベント開口部17は、回動軸25で片持ち状に軸支され、ミックス通路11内を回動するサイドベントドア21によって開閉され、ミックス通路11からサイドベント開口部17に向けて流れる送風空気の流量が調整される。
このようにケーシング5の外周面において、車両の前後方向に並んで配置されたセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とは、ミックス通路11内に回動軌跡を有するセンタベントドア19とサイドベントドア21とによってそれぞれ開閉される。
このセンタベントドア19とサイドベントドア21とは、それぞれセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とを閉じている状態ではミックス通路11内に配置されることがなく、ミックス通路11内を流通する送風空気の流れを阻害することがない。
しかしながら、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とを開いている状態では、センタベントドア19とサイドベントドア21とがミックス通路11内に配置され、ミックス通路11内を流通する送風空気と干渉し、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とに十分な流量の送風空気を流すことができない恐れがあった。
そこで、センタベントドア19とサイドベントドア21とのそれぞれの回動軸23,25は、ミックス通路11からセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けた送風空気流れ方向と直交する方向の両端部であるセンタベント開口部15とサイドベント開口部17との最も離れた開口端部に配置されている。
ここで、センタベントドア19とサイドベントドア21とのそれぞれの回動軸23,25がセンタベント開口部15とサイドベント開口部17との最も近接する開口端部に配置されている場合には、ミックス通路11からセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けた送風空気が、センタベントドア19とサイドベントドア21とを回り込むようにしてセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けて流れることになる。
このようなセンタベントドア19とサイドベントドア21とのそれぞれの回動軸23,25の配置では、ミックス通路11内に配置されたセンタベントドア19とサイドベントドア21とがミックス通路11内を流通する送風空気の流れを阻害するだけでなく、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けて流れる送風空気の流量も少なくなる恐れがある。
これに対してセンタベントドア19とサイドベントドア21とのそれぞれの回動軸23,25がセンタベント開口部15とサイドベント開口部17との最も離れた開口端部に配置されている場合には、ミックス通路11からセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けた送風空気が、センタベントドア19とサイドベントドア21とに沿ってセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けて流れることになる。
このため、このようなセンタベントドア19とサイドベントドア21とのそれぞれの回動軸23,25の配置では、ミックス通路11内に配置されたセンタベントドア19とサイドベントドア21とがミックス通路11内を流通する送風空気をセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けて案内し、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けて流れる送風空気の流量を十分に確保することができる。
このようなセンタベントドア19とサイドベントドア21とによってそれぞれ開閉されるセンタベント開口部15とサイドベント開口部17との間には、ミックス通路11に向けて突出された凸部27が設けられている。
凸部27は、両方のセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けてそれぞれ傾斜する傾斜面を有するようにミックス通路11側に向けてケーシング5の内壁面から突設されている。
このように隣り合うセンタベント開口部15とサイドベント開口部17との間に凸部27を設けることにより、ミックス通路11から凸部27に向けて流れる送風空気を傾斜面に沿ってセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに向けて均等に分散させることができ、送風空気が一方に偏って流れる偏流を防止することができる。
このような車両用空調装置1では、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とが、それぞれセンタベントドア19とサイドベントドア21とによって開閉されるので、センタベント開口部15とサイドベント開口部17とをそれぞれ独立して開閉制御することができ、複雑な開閉制御を用いる必要がない。
また、センタベントドア19とサイドベントドア21とのそれぞれの回動軸23,25は、センタベント開口部15とサイドベント開口部17との最も離れた開口端部に配置されているので、センタベントドア19とサイドベントドア21とによってミックス通路11内を流通する送風空気をセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに案内することができる。
従って、このような車両用空調装置1では、センタベントドア19とサイドベントドア21との開閉制御を簡易化することができ、ミックス通路11からベント開口部13へのセンタベントドア19及びサイドベントドア21による送風空気流れの阻害を抑制することができる。
また、センタベント開口部15とサイドベント開口部17との間には、ミックス通路11に向けて突出された凸部27が設けられているので、ミックス通路11からベント開口部13側に向けて流れる送風空気をセンタベント開口部15とサイドベント開口部17とに分散させることができ、送風空気の偏流を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置では、センタベント開口部が車両の後方側に位置され、サイドベント開口部が車両の前方側に位置されているが、これに限らず、センタベント開口部を車両の前方側に位置させ、サイドベント開口部を車両の後方側に位置させてもよい。
また、ミックスドアは、片持ち状に軸支されたドアとなっているが、これに限らず、ミックスドアをスライドするスライドドアとしてもよい。
1…車両用空調装置
3…送風通路
5…ケーシング
7…冷風通路
9…温風通路
11…ミックス通路
13…ベント開口部
15…センタベント開口部
17…サイドベント開口部
19…センタベントドア
21…サイドベントドア
23…センタベントドアの回動軸
25…サイドベントドアの回動軸
27…凸部

Claims (2)

  1. 内部に送風通路(3)が設けられたケーシング(5)と、前記送風通路(3)に設けられ冷風が流通する冷風通路(7)と、前記送風通路(3)に設けられ温風が流通する温風通路(9)と、前記冷風通路(7)と前記温風通路(9)との下流側に配置され冷風と温風とが混合されるミックス通路(11)と、このミックス通路(11)が位置する前記ケーシング(5)の外周面に開口され前記ミックス通路(11)を流通する送風空気を車室内のベント吹出口に導くベント開口部(13)とを備えた車両用空調装置であって、
    前記ベント開口部(13)は、車室内のセンタベント吹出口に送風空気を導くセンタベント開口部(15)と、このセンタベント開口部(15)と車両の前後方向に並んで配置され車室内のサイドベント吹出口に送風空気を導くサイドベント開口部(17)とを有し、
    前記センタベント開口部(15)と前記サイドベント開口部(17)とには、前記ミックス通路(11)内を回動し前記センタベント開口部(15)と前記サイドベント開口部(17)とをそれぞれ開閉可能に配置されたセンタベントドア(19)とサイドベントドア(21)とが設けられ、
    前記センタベントドア(19)と前記サイドベントドア(21)とは、それぞれの回動軸(23,25)が前記センタベント開口部(15)と前記サイドベント開口部(17)との最も離れた開口端部に配置されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1記載の車両用空調装置であって、
    前記センタベント開口部(15)と前記サイドベント開口部(17)との間には、前記ミックス通路(11)に向けて突出された凸部(27)が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
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