JP2017014777A - 扉開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉体の開放方向の回転を規制できるとともに、扉体を軸方向において位置決めできる扉開閉装置を提供することにある。【解決手段】扉開閉装置30は、ケース31と、扉体41と、開放規制部材51とを備える。ケース31は、本体部と、吊元片部324と、回転軸部35とを有する。扉体41は、扉本体部42と、回転軸部35に回転可能に係合する係合部43と、扉本体部42から吊元片部324側に延出した複数の扉側延出片部44A,44Bと、扉側延出片部44A,44B間に位置する当接部45とを有する。扉側延出片部44A,44Bは、軸方向に間隔を隔てて配置される。扉体41は、閉鎖位置から係合解除位置まで回転可能に構成される。開放規制部材51は、扉側延出片部44A,44B間に配置され、扉体41が係合解除位置よりも閉鎖方向側の位置で当接部45に当接して当該扉体41の開放方向の回転を規制する。【選択図】図4

Description

本発明は、メンテナンス扉などの回転扉を開閉可能な扉開閉装置に関する。
従来、扉開閉装置として、カーテンウォールを構成する方立に対し、屋内側の縁部が丁番を介して開閉可能に連結された透光性カバーを備えた開閉装置が提案されている(特許文献1参照)。
方立内には照明具が設置されており、透光性カバーを開閉することで照明具のメンテナンスなどが行える。また、透光性カバーは、マグネットキャッチによって方立の開口閉鎖状態が維持される。
特許第4393979号公報
ところで、特許文献1に記載の開閉装置では、透光性カバーを方立に連結するのに丁番などの金物が必要であり、コスト削減や施工性の向上を図り難い。
そこで、例えば方立側に回転軸部を形成し、透光性カバーなどの扉体側に係合部を形成し、回転軸部に回転可能に係合部を係合することで、丁番などの金物を用いることなく扉体を方立に連結し、扉体が開放方向に大きく回転されることで回転軸部と係合部との係合が解除され、扉体を取り外せる構成にすることが考えられる。
しかし、扉体が取り外すことを意図せずに大きく開放方向に回転操作された場合には、扉体が外れてしまうおそれがある。
また、扉体は、係合部が回転軸部に回転可能に係合するだけでは、当該回転軸部の軸方向に位置ズレするおそれがある。
本発明の目的は、扉体の開放方向の回転を規制できるとともに、扉体を軸方向において位置決めできる扉開閉装置を提供することにある。
本発明の扉開閉装置は、開口枠と、前記開口枠に回転可能に連結される扉体と、前記開口枠に取り付けられる開放規制部材とを備え、前記開口枠は、枠本体部と、前記枠本体部の吊元側に形成された吊元片部と、前記吊元片部に連続して形成された回転軸部とを有し、前記扉体は、扉本体部と、前記回転軸部に回転可能に係合する係合部と、前記扉本体部から前記吊元片部側に延出した複数の扉側延出片部と、前記複数の扉側延出片部間に位置する当接部とを有し、前記複数の扉側延出片部は、前記回転軸部の軸方向に間隔を隔てて配置され、前記扉体は、前記開口枠に形成される開口の閉鎖位置から係合が解除される開放方向側の係合解除位置まで回転可能に構成され、前記開放規制部材は、前記複数の扉側延出片部間に配置され、前記扉体が前記係合解除位置よりも閉鎖方向側の位置で前記当接部に当接して当該扉体の開放方向の回転を規制することを特徴とする。
本発明によれば、扉体が閉鎖位置から係合解除位置に向かって開放方向に回転する場合に、扉体が係合解除位置に到達する前に開放規制部材が扉体の当接部に当接することで当該扉体の開放方向の回転を規制でき、扉体が係合解除位置に到達して開口枠から外れることを防止できる。
また、開放規制部材を複数の扉側延出片部間に配置することで、回転軸部の軸方向において扉体を開口枠に対して位置決めでき、この開放規制部材が扉側延出片部に当接することで扉体の軸方向における位置ズレを規制できる。
本発明の扉開閉装置では、前記開口枠は、前記吊元片部に連続する枠側延出片部を有し、前記枠側延出片部および前記複数の扉側延出片部は、前記回転軸部を中心とする回転軌跡に沿って形成され、前記枠側延出片部は、前記複数の扉側延出片部と摺動可能に重なって配置され、前記回転軸部および前記枠側延出片部には、前記開放規制部材が配置される枠側切欠部が形成されることが好ましい。
このような構成によれば、枠側延出片部が扉側延出片部と摺動可能に重なることで、扉体を、回転軸部を中心とする回転方向に案内でき、扉体の開閉動作を円滑に行うことができる。
また、回転軸部および枠側延出片部の双方に形成された枠側切欠部に開放規制部材を配置することで、当該開放規制部材を複数の扉側延出片部間に簡単に配置できる。
本発明の扉開閉装置では、前記開放規制部材は、前記吊元片部に沿って戸先側および吊元側に進退可能に前記開口枠に取り付けられ、前記吊元片部に対して戸先側に前進した状態で前記複数の扉側延出片部間に配置され、前記吊元片部に対して吊元側に後退した状態で前記複数の扉側延出片部間から外れることが好ましい。
このような構成によれば、開放規制部材の進退操作により、扉体が係合解除位置に到達する前に開放方向の回転が規制される状態と、係合解除位置まで開放方向に回転できる状態とを簡単に切り替えることができる。また、扉体を係合解除位置まで開放方向に回転できる状態とすることで、扉体の取付けおよび取り外しを容易に行うことができる。
本発明の扉開閉装置では、前記開口枠は、前記吊元片部に連続する枠側延出片部を有し、前記開放規制部材は、前記複数の扉側延出片部間に配置された状態で前記枠側延出片部に当接することが好ましい。
このような構成によれば、開放規制部材を枠側延出片部に当接することで、開放規制部材を複数の扉側延出片部間に配置した状態とする位置決めを簡単に行うことができる。
本発明の扉開閉装置では、前記開口枠は、戸先片部と、前記戸先片部に沿って進退可能に配置されるロック部材とを有し、前記ロック部材は、前記戸先片部に対する進退によって前記扉本体部との係合状態および非係合状態を切り替えることが好ましい。
このような構成によれば、ロック部材の進退によって閉鎖位置にある扉体の開放方向の回転をロックでき、また、扉体を開放方向に回転操作可能な状態にできる。
本発明の扉開閉装置では、前記戸先片部には螺合部が形成され、前記ロック部材には、その進退方向に沿って延びた長孔が形成され、前記ロック部材は、前記長孔に挿通して前記螺合部に螺合する固定ボルトによって前記戸先片部に固定可能に構成され、前記開口枠は、前記固定ボルトの軸方向において当該固定ボルトから離れて配置されるカバー部材を備え、前記カバー部材と前記固定ボルトとの間隔の寸法は、前記固定ボルトの前記螺合部に対する螺合位置から先端までの長さ寸法よりも短いことが好ましい。
このような構成によれば、カバー部材によってロック部材などを覆うことができる上、ロック部材を進退操作するために固定ボルトを緩めても、固定ボルトが戸先片部の螺合部から抜け出る前にカバー部材に当接することで、固定ボルトの脱落を防止できる。
本発明によれば、扉体の開放方向の回転を規制できるとともに、扉体を軸方向において位置決めできる扉開閉装置を提供できる。
本実施形態に係る扉開閉装置を備えたカーテンウォールを示す外観姿図。 前記実施形態に係る扉開閉装置を備えたカーテンウォールを示す縦断面図。 前記実施形態に係る扉開閉装置を備えたカーテンウォールを示す横断面図。 前記実施形態に係る扉開閉装置を分解して示す斜視図。 前記実施形態に係る扉開閉装置を示す横断面図。 前記実施形態に係る扉開閉装置の要部を拡大して示す説明図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3は、建物2を構成するカーテンウォール1を示している。建物2は、梁3と、梁3で支持される床スラブ4とを備えている。床スラブ4の下部には吊り天井5が設置されている。
カーテンウォール1は、床スラブ4に吊られて連結された本実施形態に係るカーテンウォールユニット10(10A,10B)が上下左右に複数並設され、カーテンウォールユニット10B間に障子20が上下方向に並設されることによって構成されている。
障子20の屋外側には、図2,3に示すように、開口枠としての一つのケース31と、回転扉としての二つの扉体41と、ケース31および扉体41間に介在される二つの開放規制部材51とを備えた扉開閉装置30(30A,30B)が取り付けられている。ケース31にはLED灯などの照明具6が装着されており、ケース31の内部には照明具6につながる配線7などが収容されている。
カーテンウォールユニット10A,10Bは、互いに略同様に構成されているが、カーテンウォールユニット10Aは、カーテンウォールユニット10Bよりも左右方向の幅寸法が大きく形成されている。
各カーテンウォールユニット10は、アルミ押出形材によって形成された上枠11、下枠12、無目13および左右の縦枠14を枠組みした枠体15と、複層ガラスなどのパネル16,17とを備える段窓によって構成されている。
上枠11、無目13および左右の縦枠14によって上側の開口が形成され、この上側の開口にパネル16が配置されている。また、下枠12、無目13および左右の縦枠14によって下側の開口が形成され、この下側の開口にパネル17が配置されている。無目13には、防鳥網などが装着された通気口13Aが形成されている(図1参照)。
障子20は、アルミ押出形材によって形成された上框21、下框22、左右の縦框23および合わせガラスなどの面材24を框組みして構成されている。
左右の縦框23は、図3に示すように、左右のカーテンウォールユニット10Bの縦枠14にそれぞれ係合している。
各縦框23の屋外見付け片部231には、鉤状の係合部232が形成されており、当該係合部232に後述する係合部323Aが係合している。
扉開閉装置30Aは、図3において右側の縦框23に固定ボルト25によって固定されており、扉開閉装置30Bは、図3において左側の縦框23に固定ボルト25によって固定されている。扉開閉装置30A,30Bは互いに左右逆向きに構成されている。以下、主に扉開閉装置30Aについて説明し、扉開閉装置30Bについては扉開閉装置30Aと同符号を適宜付して説明を省略する。
扉開閉装置30Aのケース31は、図3〜5に示すように、ケース本体32と、カバー部材33と、ロック部材34とを備えている。ケース本体32、カバー部材33およびロック部材34は、アルミ押出形材によって形成されている。
ケース本体32は、屋外片部321、見込み片部322および取付片部323によって構成される本体部(枠本体部)と、吊元側に位置する取付片部323の扉体41側の端部に連続して形成された吊元片部324と、戸先側に位置する屋外片部321の扉体41側の端部に連続して形成された戸先片部325とを有している。
屋外片部321は、見込み片部322の屋外側端部に連続してケース31の見付け方向に沿って形成されており、戸先片部325は、屋外片部321の扉体41側の端部に連続してケース31の見込み方向に沿って形成されている。取付片部323は、見込み片部322の屋内側端部に連続してケース31の見付け方向に沿って形成されており、吊元片部324は、取付片部323の扉体41側の端部に連続してケース31の見込み方向に沿って形成されている。
見込み片部322には、ケース本体32の内部側から照明具6を押える押え部材8がねじ止めされている。戸先片部325には、後述する固定ボルト37に螺合する螺合部であるナット325Aが溶接等によって固定されている。
屋外片部321には、カバー部材33が係合するカバー係合部321A,321Bが形成されている。屋外片部321のうちカバー係合部321A,321B間の部分には照明具6が装着されている。なお、屋外片部321およびカバー部材33のうち照明具6からの照明光が投光される部分には、孔が形成されるか、または、当該部分が透光性を有した部材によって構成される。
取付片部323には、係合部232に係合する係合部323Aが形成されている。取付片部323は、係合部323Aが係合部232に係合した状態で図3に示す固定ボルト25によって縦框23の屋外見付け片部231に固定されている。
吊元片部324には、回転軸部35と、円弧状の延出片部36(枠側延出片部)が形成されている。回転軸部35は、吊元片部324から扉体41側に突出しており、先端部が断面略半円形状に形成されている。延出片部36は、吊元片部324の先端に連続して形成されており、回転軸部35を中心とする扉体41の回転軌跡に沿って円弧状に形成されている。また、延出片部36には、屋内側に突出した突部361が形成されており、突部361は吊元片部324との間に溝部を形成している。
回転軸部35および延出片部36は切り欠かれて切欠部351,362(枠側切欠部)が二つずつ形成されている。各切欠部351,362には、二つの開放規制部材51がそれぞれ配置されている。
カバー部材33は、図5に示すように、断面略コ字形状に形成され、カバー係合部321A,321Bに係合し、かつ、ねじ9によって戸先片部325に固定されており、ロック部材34および戸先片部325を覆っている。カバー部材33には、ロック部材34が配置される切欠部(図示省略)が形成されている。カバー部材33には、後述する固定ボルト37を操作するためのレンチ挿通用の孔が形成されている。このカバー部材33は、固定ボルト37の軸方向において当該固定ボルト37から離れて配置されており、カバー部材33と固定ボルト37との間隔の寸法は、固定ボルト37のナット325Aに対する螺合位置から当該固定ボルト37の軸部の先端までの長さ寸法よりも短く設定されている。
ロック部材34は、図5に示すように、戸先片部325に沿って配置されている。ロック部材34には、ケース31の見込み方向に沿って延びた長孔341が形成されている。また、ロック部材34には、ケース31に形成される開口の閉鎖位置(図5に実線で示す扉体41の位置)にある扉体41よりも外側に突出した操作用の摘み342が形成されている。
このロック部材34は、長孔341に挿通してナット325Aに螺合した固定ボルト37によって戸先片部325に固定されている。また、固定ボルト37を緩めることで、ロック部材34を戸先片部325に対して吊元側および戸先側に進退可能状態にでき、閉鎖位置にある扉体41に対して図5に示すように吊元側に前進して係合し、また、図6(A)に示すように戸先側に後退して前記係合を解除する。
扉開閉装置30Aの扉体41は、図2に示すように上下方向に二つ並んでおり、一つのケース31の回転軸部35に対してそれぞれ回転可能に連結されている。
各扉体41は、アルミ押出形材によって形成されており、図3〜5に示すように、扉本体部42と、係合部43と、一対の扉側延出片部44A,44Bと、当接部45と、ロック片部46とを有している。
扉本体部42は板状に形成されており、係合部43は回転軸部35に回転可能に係合している。扉側延出片部44A,44Bは、閉鎖状態で扉本体部42から吊元片部324側に延出して形成されている。当接部45は、扉側延出片部44A、44B間に位置している。ロック片部46は、扉本体部42の戸先部分から見込み片部322側に延出して形成されている。
係合部43は、断面半円形状の溝部を形成しており、この溝部に回転軸部35が配置されている。
扉側延出片部44A,44Bは、回転軸部35の軸方向において互いに間隔を隔てて配置されており、前記間隔の寸法は開放規制部材51の高さ寸法と略同じである。
扉側延出片部44A,44Bは、回転軸部35を中心とする回転軌跡に沿って形成されており、延出片部36よりも小さな曲率を有している。扉側延出片部44A,44Bおよび延出片部36は互いに摺動可能に重なって配置されている。このため、扉側延出片部44A,44Bが延出片部36に沿って摺動することで、扉体41が開放方向および閉鎖方向に回転案内される。
当接部45は、扉側延出片部44A,44Bの先端縁部が回転軸部35の軸方向に沿って延びて上下連続した部分によって形成されている。
各扉体41は、閉鎖位置から係合が解除される開放方向側の係合解除位置(図5に二点鎖線で示す扉体41Aの位置)まで、回転軸部35を中心として開放方向および閉鎖方向に回転可能に構成されている。
各扉体41の係合解除位置までの開放方向への回転は、各開放規制部材51によって規制される。開放規制部材51は次の通りに構成されている。
扉開閉装置30Aの各開放規制部材51は、アルミ押出形材によって形成されており、図4,5に示すように、取付片部52と、連結片部53と、扉受け片部54と、当接片部55とを有している。
取付片部52は、ケース31の見込み方向に沿って延びた長孔521が形成されており、長孔521にねじ9が挿通されて吊元片部324に螺合することによって吊元片部324に沿って取り付けられている。また、取付片部52には、連結片部53よりも延出片部36側に突出した突部522を有している。突部522は、図6(B)に実線で示す開放規制部材51の位置で吊元片部324および突部361間に配置されて延出片部36に当接している。さらに、取付片部52は、切欠部351に配置されている。
連結片部53は、取付片部52と当該取付片部52よりも扉体41側に位置する扉受け片部54に連続して形成されている。
扉受け片部54は、閉鎖位置にある扉本体部42の内面に沿って配置されており、当該内面に当接して扉体41の過度な閉鎖方向の回転を規制する。また、扉受け片部54は、切欠部362および扉側延出片部44A,44B間に配置されている。
当接片部55は、扉受け片部54の先端に連続して形成されており、図5において扉側延出片部44Bよりも戸先側に位置している(扉側延出片部44Aに対しても戸先側に位置している)。当接片部55は、図5に二点鎖線で示す扉体41Bの規制位置まで扉体41が開放方向に回転されると、図6(B)に示すように当接部45に当接し、この当接によって扉体41が規制位置から係合解除位置に向かってさらに回転することを規制する。
この開放規制部材51は、ねじ9を緩めることで吊元片部324に沿って戸先側および吊元側に進退可能な状態となる。この状態で開放規制部材51を図6(B)に二点鎖線で示す開放規制部材51の位置まで吊元側に後退させることで、扉側延出片部44A,44Bから抜き出されることで当接片部55が扉体41の当接部45に当接しない位置に配置され、開放規制部材51による規制が解除される。従って、扉体41を規制位置よりも開放方向に回転操作可能な状態となり、係合解除位置まで開放方向に回転することで、扉体41を取り外すことができる。
また、開放規制部材51が吊元側に後退した位置にある状態で、扉体41の係合部43を回転軸部35に係合し、扉体41を閉鎖方向に回転して規制位置よりも閉鎖位置側に配置し、そして、開放規制部材51を戸先側に前進して扉側延出片部44A,44B間に配置することで当接片部55を当接部45に当接可能な位置に配置し、開放規制部材51による規制が可能な状態となる。この状態でねじ9が締められることで、開放規制部材51が位置決めされる。このように扉体41を取り付けることができる。
[本実施形態の効果]
(1)本実施形態では、扉開閉装置30は、ケース31と、ケース31に回転可能に連結される扉体41と、ケース31に取り付けられる開放規制部材51とを備え、ケース31は、屋外片部321、見込み片部322および取付片部323によって構成される本体部と、本体部の吊元側に形成された吊元片部324と、吊元片部324から扉体41側に連続して形成された回転軸部35とを有し、扉体41は、扉本体部42と、回転軸部35に回転可能に係合する係合部43と、扉本体部42から吊元片部324側に延出した複数の扉側延出片部44A,44Bと、扉側延出片部44A,44B間に位置する当接部45とを有し、扉側延出片部44A,44Bは、回転軸部35の軸方向に間隔を隔てて配置され、扉体41は、閉鎖位置から係合が解除される開放方向側の係合解除位置まで回転可能に構成され、開放規制部材51は、扉側延出片部44A,44B間に配置され、扉体41が係合解除位置よりも閉鎖方向側の位置で当接部45に当接して当該扉体41の開放方向の回転を規制する。
上記構成を有するため、扉体41が閉鎖位置から係合解除位置に向かって開放方向に回転する場合に、扉体41が係合解除位置に到達する前に開放規制部材51が扉体41の当接部45に当接することで当該扉体41の開放方向の回転を規制でき、扉体41が係合解除位置に到達してケース31から外れることを防止できる。
また、開放規制部材51を扉側延出片部44A,44B間に配置することで、回転軸部35の軸方向において扉体41をケース31に対して位置決めでき、この開放規制部材51が扉側延出片部44A,44Bに当接することで扉体41の軸方向における位置ズレを規制できる。
さらに、本実施形態では、以下の各効果を発揮できる。
(2)ケース31は、吊元片部324に連続する延出片部36を有し、延出片部36および扉側延出片部44A,44Bは、回転軸部35を中心とする回転軌跡に沿って形成され、延出片部36は、扉側延出片部44A,44Bと摺動可能に重なって配置され、回転軸部35および延出片部36には、開放規制部材51が配置される切欠部351,362が形成される。このため、延出片部36が扉側延出片部44A,44Bと摺動可能に重なることで、扉体41を、回転軸部35を中心とする回転方向に案内でき、扉体41の開閉動作を円滑に行うことができる。
また、回転軸部35および延出片部36の双方に形成された切欠部351,362に開放規制部材51を配置することで、当該開放規制部材51を扉側延出片部44A,44B間に簡単に配置できる。
(3)開放規制部材51は、吊元片部324に沿って戸先側および吊元側に進退可能にケース31に取り付けられ、吊元片部324に対して戸先側に前進した状態で扉側延出片部44A,44B間に配置され、吊元片部324に対して吊元側に後退した状態で扉側延出片部44A,44B間から外れる。このため、開放規制部材51の進退操作により、扉体41が係合解除位置に到達する前に開放方向の回転が規制される状態と、係合解除位置まで開放方向に回転できる状態とを簡単に切り替えることができる。また、扉体41を係合解除位置まで開放方向に回転できる状態とすることで、扉体41の取付けおよび取り外しを容易に行うことができる。
(4)開放規制部材51は、扉側延出片部44A,44B間に配置された状態で延出片部36に当接する。このため、開放規制部材51を延出片部36に当接することで、開放規制部材51を扉側延出片部44A,44B間に配置した状態とする位置決めを簡単に行うことができる。
(5)ケース31は、戸先片部325と、戸先片部325に沿って進退可能に配置されるロック部材34とを有し、ロック部材34は、戸先片部325に対する進退によって扉本体部42との係合状態および非係合状態とを切り替える構成とされる。このため、ロック部材34の進退によって閉鎖位置にある扉体41の開放方向の回転をロックでき、また、扉体41を開放方向に回転操作可能な状態にできる。
(6)戸先片部325にはナット325Aが形成され、ロック部材34には、その進退方向に沿って延びた長孔341が形成され、ロック部材34は、長孔341に挿通してナット325Aに螺合する固定ボルト37によって戸先片部325に固定可能に構成され、ケース31は、固定ボルト37の軸方向において当該固定ボルト37から離れて配置されるカバー部材33を備え、カバー部材33と固定ボルト37との間隔の寸法は、固定ボルト37のナット325Aに対する螺合位置から当該固定ボルト37の軸部の先端までの長さ寸法よりも短い。このため、カバー部材33によってロック部材34などを覆うことができる上、ロック部材34を進退操作するために固定ボルト37を緩めても、固定ボルト37が戸先片部325のナット325Aから抜け出る前にカバー部材33に当接することで、固定ボルト37の脱落を防止できる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、ケース本体32は、吊元片部324に連続した円弧状の延出片部36を有しているが、この構成を省略してもよい。
また、前記実施形態では、回転軸部35に切欠部351が形成されているが、例えば、開放規制部材51が回転軸部35よりも戸先側の位置でケース本体32に取り付けられる構成とされた場合には、当該切欠部351の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、扉体41の当接部45は、扉側延出片部44A,44Bの先端縁部が回転軸部35の軸方向に沿って延びて上下に連続した部分によって形成されているが、これに限定されず、例えば当接部45は、上下に分断されていてもよい。
前記実施形態では、開放規制部材51は、図6(B)に実線で示す前進位置で、突部522が延出片部36に当接しているが、これに限定されず、突部522が延出片部36から離れて位置していてもよくまた、突部522の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、戸先片部325に沿って進退可能なロック部材34を備えているが、この構成を省略してもよく、また、ロック部材34に代えて、扉体41と重なって配置されてカバー部材33またはケース本体32にねじ止めされる構成を備えてもよい。
前記実施形態では、カバー部材33と固定ボルト37との間隔の寸法は、固定ボルト37の軸部の長さ寸法よりも短くされているが、これに限らず、固定ボルト37の軸部の長さ寸法よりも長くされてもよい。
前記実施形態では、扉開閉装置30は、照明具6や配線などが収容されたケース31を扉体41によって開閉可能に設置されているが、これに限らず、各種の開口を開閉可能に設定されてもよい。
また、扉開閉装置30は、回転軸部35の軸方向は上下方向となるように設置されているが、これに限らず、例えば水平方向となるように設置されてもよい。
1…カーテンウォール、2…建物、3…梁、4…床スラブ、5…吊り天井、6…照明具、7…配線、8…押え部材、9…ねじ、10(10A,10B)…カーテンウォールユニット、11…上枠、12…下枠、13…無目、13A…通気口、14…縦枠、15…枠体、16…パネル、17…パネル、20…障子、21…上框、22…下框、23…縦框、231…屋外見付け片部、232,323A,43…係合部、24…面材、25,37…固定ボルト、30(30A,30B)…扉開閉装置、31…ケース(開口枠)、32…ケース本体、321…屋外片部、321A,321B…カバー係合部、322…見込み片部、323…取付片部、324…吊元片部、325…戸先片部、325A…ナット(螺合部)、33…カバー部材、34…ロック部材、341,521…長孔、342…摘み、35…回転軸部、351,362…切欠部、36…延出片部(枠側延出片部)、361,522…突部、41(41A,41B)…扉体、42…扉本体部、44A,44B…扉側延出片部、45…当接部、46…ロック片部、51…開放規制部材、52…取付片部、53…連結片部、54…扉受け片部、55…当接片部。

Claims (6)

  1. 開口枠と、前記開口枠に回転可能に連結される扉体と、前記開口枠に取り付けられる開放規制部材とを備え、
    前記開口枠は、枠本体部と、前記枠本体部の吊元側に形成された吊元片部と、前記吊元片部に連続して形成された回転軸部とを有し、
    前記扉体は、扉本体部と、前記回転軸部に回転可能に係合する係合部と、前記扉本体部から前記吊元片部側に延出した複数の扉側延出片部と、前記複数の扉側延出片部間に位置する当接部とを有し、
    前記複数の扉側延出片部は、前記回転軸部の軸方向に間隔を隔てて配置され、
    前記扉体は、前記開口枠に形成される開口の閉鎖位置から係合が解除される開放方向側の係合解除位置まで回転可能に構成され、
    前記開放規制部材は、前記複数の扉側延出片部間に配置され、前記扉体が前記係合解除位置よりも閉鎖方向側の位置で前記当接部に当接して当該扉体の開放方向の回転を規制する
    ことを特徴とする扉開閉装置。
  2. 請求項1に記載の扉開閉装置において、
    前記開口枠は、前記吊元片部に連続する枠側延出片部を有し、
    前記枠側延出片部および前記複数の扉側延出片部は、前記回転軸部を中心とする回転軌跡に沿って形成され、
    前記枠側延出片部は、前記複数の扉側延出片部と摺動可能に重なって配置され、
    前記回転軸部および前記枠側延出片部には、前記開放規制部材が配置される枠側切欠部が形成される
    ことを特徴とする扉開閉装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の扉開閉装置において、
    前記開放規制部材は、前記吊元片部に沿って戸先側および吊元側に進退可能に前記開口枠に取り付けられ、
    前記吊元片部に対して戸先側に前進した状態で前記複数の扉側延出片部間に配置され、
    前記吊元片部に対して吊元側に後退した状態で前記複数の扉側延出片部間から外れる
    ことを特徴とする扉開閉装置。
  4. 請求項3に記載の扉開閉装置において、
    前記開口枠は、前記吊元片部に連続する枠側延出片部を有し、
    前記開放規制部材は、前記複数の扉側延出片部間に配置された状態で前記枠側延出片部に当接する
    ことを特徴とする扉開閉装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の扉開閉装置において、
    前記開口枠は、戸先片部と、前記戸先片部に沿って進退可能に配置されるロック部材とを有し、
    前記ロック部材は、前記戸先片部に対する進退によって前記扉本体部との係合状態および非係合状態を切り替える
    ことを特徴とする扉開閉装置。
  6. 請求項5に記載の扉開閉装置において、
    前記戸先片部には螺合部が形成され、
    前記ロック部材には、その進退方向に沿って延びた長孔が形成され、
    前記ロック部材は、前記長孔に挿通して前記螺合部に螺合する固定ボルトによって前記戸先片部に固定可能に構成され、
    前記開口枠は、前記固定ボルトの軸方向において当該固定ボルトから離れて配置されるカバー部材を備え、
    前記カバー部材と前記固定ボルトとの間隔の寸法は、前記固定ボルトの前記螺合部に対する螺合位置から先端までの長さ寸法よりも短い
    ことを特徴とする扉開閉装置。
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